JP4076965B2 - 回転式巾木及び枠組み足場 - Google Patents

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Description

本発明は、建築現場等における枠組み足場に使用される回転式巾木及びこの回転式巾木を設置してなる枠組み足場に関する。
建築現場等で用いられる枠組足場は、通常、横桟と縦柱から構成される鳥居形状やH形状の建枠を複数個組み立てることによって形成される。
建枠の複数個を所定の間隔で建物とは直角に立設し、建枠に筋違(すじかい)を取り付け固定して複数個の建枠を自立させた後、建枠の横桟の間には布板(足場板)を架け渡すことで、1単位の足場を形成する。そして、隣接する縦柱の間には、布板の道路側あるいはさらに建物側に巾木が設置される。
この巾木は、枠組み足場における作業者の安全を守るために設置されるものであり、枠組み足場を組立・解体する作業中に又は枠組み足場内を移動中に、枠組み足場の隙間から作業者が転落することを防止するために設置されるものである。また、巾木は、枠組み足場の隙間から工具や建築材等が落下するのを防止するという機能も有している。
図8に巾木を設置したときの枠組み足場の一例を示す。(a)が正面図であり、(b)は右側面図、そして、(c)は(b)の部分拡大図である。枠組み足場18は、建枠19を所定の間隔で建物22とは直角に立設し、隣接する建枠19の間に筋違(すじかい)23を取り付け固定して複数個の建枠を自立させた後、隣接する建枠の横桟21の間には布板24を架け渡すことで、1単位の足場が形成される。ここでは、さらに、隣接する建枠の縦柱20の間に巾木12が設置されている。したがって、(c)に示すように作業者30が布板24の上で足31を滑らしても、巾木12に足31の先が当たるので、転倒が防止されるし、もし転倒しても作業者30が足場の外に転落することが防止される。
また、布板24の上に工具等が置いてあって、作業者30が誤ってつま先で蹴ってしまうおそれがあるが、これも巾木12によってガードされて、工具等が落下することが防止される。なお、巾木12は、足場の通路が広い場合には建物側にも設置されるが、足場の通路が狭い場合は省くことがある。ここでは、建物側の巾木の設置は省かれている。
図9は、従来の巾木の断面形状の例を示すものであり、(a)は木材で形成したものであり、(b)は鋼板を折り曲げて形成したものである。いずれも、高さ10〜15cm程度の板状物であって、その長さは、隣接して設置される建枠の間隔に対応するが、通常、180〜183cm程度であり、平らな面を布板(図示せず)の側に面して設置される。(b)の場合は、通常、厚さ0.8〜1.2mm程度の鋼板が使用される。そして、巾木12は、建枠の横桟21に載置し、建枠の縦柱20に固定される。
しかしながら、このような巾木の場合、次に掲げる問題点がある。
布板は、隣接する建枠の横桟の間に架設されるのであるが、建枠の幅、即ち、建枠の横桟の長さに応じて、複数枚の布板を並べることによって、通路が形成される。建枠の横桟の長さは、インチサイズとメーターサイズがあるが、インチサイズを例として挙げると、大きく分けて、3種類のものがある。610mm、914mm及び1219mmである。上記の巾木を布板の道路側に設置したときの布板と巾木との隙間は、610mm幅の建枠の場合は3〜6cm、914mm幅の建枠の場合は7〜10cm、そして、1219mm幅の建枠の場合は11〜14cmとなり、どの建枠の場合であっても、隙間が生じている。
図10に、布板24と巾木12の間に形成される隙間25の例を示す。(a)が610mm幅の建枠の場合、(b)が1219mm幅の建枠の場合である。布板24の端部が建枠の横桟21に載置され、かつ、隣接する布板の端部24’が同じ建枠の横桟20に載置されることにより、通路が形成される。なお、図10に示すように、建枠の横桟21の上にはさらに遮蔽板28が固定されることによって、布板24、24’が連結されて1本の通路が形成される場合もある。そして、同じ建枠の横桟21の縦柱側の端部には、巾木12が取り付けられている。(a)と(b)のいずれの場合であっても、作業者がその隙間25に足を踏み込んだり、あるいは、工具を落としたりするというおそれがある。ただし、610mm幅の建枠の場合には、隙間25が狭い分、このような可能性は小さい。
このため、布板と巾木の間に隙間が形成されない工夫がなされた巾木が従来、提案されている。
図11は、幅広の巾木接続金具10を介して巾木12を建枠の縦柱20に取り付けてなる例を示す。(a)は巾木を直立設置した場合であり、(b)は巾木を斜めに設置した場合である。いずれも、巾木接続金具10の幅の分だけ、巾木を布板24の側にずらして設置されるため、隙間は形成されないものの、布板24の側にずらして設置される分だけ、足場の通路幅を狭めることになる。特に、610mm幅の建枠の場合には、狭い通路幅がさらに狭くなるという問題がある。
特許文献1には、巾木の布板側に隙間塞ぎ金具を取り付けることによって、足場の通路幅を狭めることなく、隙間が形成されない工夫をした巾木が提案されている。
図12は、特許文献1に記載された巾木12の例であり、巾木接続金具10を介して巾木12が建枠の縦柱20に取り付けられ、さらに、隙間塞ぎ金具26が巾木12に取り付けられている。(a)は断面L形状の隙間塞ぎ金具26を巾木の布板側に取り付けた例であり、(b)は蝶番27により隙間塞ぎ金具26を矢印方向に折り畳み可能に巾木の布板側に取り付けた例である。
しかしながら、(a)の断面L形状の隙間塞ぎ金具を布板側に取り付けた巾木の場合、足場の通路幅を狭めることはないが、隙間塞ぎ金具が巾木に固定されているため、巾木の運搬時に嵩張るという問題がある。
そして、(b)の蝶番により折り畳み可能に隙間塞ぎ金具を布板側に取り付けた巾木の場合、足場の通路幅を狭めることはなく、また巾木の運搬時には折り畳めるので嵩張るということもないが、巾木に蝶番で取り付けられただけの軽量の隙間塞ぎ材であるため、強風時には風に煽られて隙間塞ぎ材が折り畳まれ、隙間が生じてしまうおそれがある。
さらに、これらの従来の巾木は、いずれも巾木接続金具を介して建枠の縦柱に取り付けられているだけであるので、布板が建枠の横桟に載置されているだけで横方向に固定されていない場合には、布板が建枠の横桟の上を横滑りするときがあるが、この際には、布板間に隙間が生じるという問題がある。
図13は、これらの従来の巾木12が巾木接続金具10を介して建枠の縦柱20に取り付けられているときに、布板24が矢印方向に横滑りして、2つの布板24の間に隙間25が形成されることを示す。
特開2002−250123号公報
本発明の目的は、建枠の幅にかかわらず、布板との間の隙間を減少させ、運搬時にも嵩張らない回転式巾木と、この回転式巾木を設置してなる枠組み足場を提供することである。
本発明の他の目的は、さらに、布板の横滑りも防止できる回転式巾木と、この回転式巾木を設置してなる枠組み足場を提供することである。
本発明にかかる回転式巾木は、巾木上部を回転軸として巾木自体が回転可能でかつ一定角度に固定可能に構成することによって、巾木を垂直に立てて用いることと、巾木を引き出し傾斜させて用いることを切替可能にしたものである。
本発明は、具体的には、次の(1)〜(4)のいずれかの回転式巾木及び(5)〜(8)のいずれかの枠組み足場に関する。以下、(1)〜(8)にかかる発明を、総称して本発明ということがある。
(1)巾木接続金具を有する巾木であって、巾木の上部を回転軸として回転可能でかつ一定角度で固定可能であることを特徴とする回転式巾木。
(2)開き防止金具が巾木の下部に取り付けられていることを特徴とする、上記(1)の回転式巾木。
(3)開き防止金具が巾木の下部に取り付けられ、かつ巾木の下部を回転軸として開き防止金具が巾木に対して垂直方向に回転可能であることを特徴とする、上記(2)の回転式巾木。
(4)開き防止金具の他端が巾木接続金具に固定可能であることを特徴とする、上記(2)又は(3)の回転式巾木。
(5)縦柱と横桟を有する建枠からなる枠組み足場であって、隣接する横桟の間に布板が架設されるとともに、隣接する縦柱の間に上記(1)〜(4)のいずれかの回転式巾木が設置されていることを特徴とする枠組み足場。
(6)巾木の下端が布板の上面よりも低い位置に設置されていることを特徴とする、上記(5)の枠組み足場。
(7)巾木接続金具が建枠の縦柱に取り付けられ、巾木の上部を回転軸として回転可能であることを特徴とする、上記(5)又は(6)の枠組み足場。
(8)開き防止金具が巾木接続金具に固定可能であることを特徴とする、上記(5)〜(7)のいずれかの枠組み足場。
本発明に依れば、通路幅の狭いときには巾木を垂直に立てて用い、そして、通路幅の広いときには巾木を引き出し傾斜させて用いることができる。したがって、建枠の幅にかかわらず、隙間を減少させることができ、また、巾木を垂直に立てることができるので、運搬時には嵩張ることもない回転式巾木と、この回転式巾木を設置してなる枠組み足場を提供することができる。
また、本発明にかかる回転式巾木の下端を布板の上面よりも低い位置に設置する場合には、布板の横滑りを防止することができる。
本発明に係る回転式巾木及びその回転式巾木が設置されている枠組み足場について、以下に、図面を用いて、説明する。
図1に、本発明にかかる回転式巾木1の一例を示す。(a)が側面図、(b)が正面図(巾木面から見たもの。端部のみ表示)、(c)が(b)のD−D線における断面図である。なお、巾木接続金具は図示していない。
この巾木12の端部には、巾木12の上部を回転軸(回転軸A)として巾木12を回転させるための溝4を切られた端部金具2が取り付けられており、巾木接続金具の上部ピン(図示せず)に端部金具の溝4を嵌めることによって、巾木12が巾木接続金具(図示せず)に対して垂直方向に回転可能(回転軸A)となっている。そして、巾木12の端部には、長円形の孔15を有する開き防止金具5が端部金具2に対して回転可能に取り付けられている(回転軸B)。端部金具2の下部の外側には回転軸B上に下部ピン6が取り付けられており、この下部ピン6を、開き防止金具5の長円形の孔15に嵌めることによって、開き防止金具5は端部金具2に対して垂直方向に回転可能(回転軸B)となっている。なお、開き防止金具の上部と下部の2個所には、上部溝8と下部溝9が、それぞれ切ってある。
図2は、図1に示した回転式巾木1を、巾木接続金具10を介してクランプ11によって建枠の縦柱20に取り付けてなる一例(側面図)である。(a)は巾木12が垂直に立った状態を、そして、(b)は巾木12が巾木の上部を回転軸として引き出されて一定角度で固定された状態を、それぞれ、示す。
この回転式巾木1は、巾木接続金具10を有しており、巾木接続金具10の上端に設けられた上部ピン3に端部金具2に切られた溝4を嵌めることによって、矢印で示すように、巾木12が巾木接続金具10に対して垂直方向に回転可能(回転軸A)であることは、上述したとおりである。
また、巾木12の端部金具2の下部の外側には、長円形の孔15を巾木側に有する開き防止金具5が端部金具2に対して回転可能(回転軸B)に取り付けられており、端部金具2の下部外側に取り付けられ固定された下部ピン6により、開き防止金具5は端部金具2に対して垂直方向に回転可能(回転軸B)となっている。そして、巾木12が垂直に立った状態のときは、開き防止金具5の下部溝9に巾木接続金具の下部ピン7が嵌められている。これに対して、巾木12が巾木の上部を回転軸(回転軸A)として引き出されたときは、開き防止金具5は端部金具の下部ピン6の回りに垂直方向に回転(回転軸B)して、開き防止金具5の上部溝8に巾木接続金具の下部ピン7が嵌められる。したがって、引き出しされた巾木12が一定角度で固定された状態となる。
このようにして、巾木接続金具10を有する回転式巾木1は、巾木12が垂直に立った状態と、巾木12が巾木の上部を回転軸として巾木接続金具10から引き出されて一定角度で固定された状態とを、切り替えて用いることができる。
したがって、610mm幅の建枠からなる枠組み足場においては、巾木12を垂直に立った状態で用いることができるので、狭い通路幅がさらに狭くなるという問題はなくなる。これに対して、914mm幅の建枠の場合及び1219mm幅の建枠の場合は、巾木12を巾木の上部を回転軸として巾木接続金具10から引き出して一定角度で固定した状態で用いれば、隙間を解消することができる。また、引き出した巾木を固定することができるので、風に煽られて折り畳まれることはない。したがって、強風時であっても、隙間が生じてしまうおそれはない。また、回転式巾木を運搬する際には、巾木接続金具と巾木をそれぞれ分解し、巾木を垂直に立てた状態にすることができるので、このとき、回転式巾木は嵩張らないので運搬が楽である。
なお、ここでは、開き防止金具5を用いて巾木12の下部を固定するケースを説明したが、他の方法であっても、引き出した巾木12を一定角度で固定することができればよく、開き防止金具5の設置にこだわるものではない。開き防止金具5に代えて、たとえば、端部金具2と巾木接続金具10との間にスペーサーを挟んで、角度固定機能を持たせてもよい。また、引き出した巾木12の下部を布板に固定することによって、巾木12を固定してもよい。
また、ここでは、本発明にかかる回転式巾木1を建枠の縦柱20に取り付けてなる例を示したが、回転式巾木1を取り付ける個所に限定はなく、建枠の縦柱以外の個所にとりつけてもよい。
図3は、本発明の他の例にかかる回転式巾木1を、巾木接続金具10を介してクランプ11によって建枠の縦柱20に取り付けてなる一例(側面図)である。(a)は巾木12が垂直に立った状態を、そして、(b)は巾木12が巾木の上部を回転軸として引き出されて一定角度で固定された状態を、それぞれ、示す。
この回転式巾木1は、巾木接続金具10を有しており、巾木接続金具の上部ピン3に端部金具2に切られた溝4を嵌めることによって、矢印で示すように、巾木12が巾木接続金具10に対して垂直方向に回転可能(図1の回転軸A)であることは、図2の場合と同じであるが、巾木12の下部に設置する開き防止金具5として、折り畳み式のステーが用いられている。
巾木12の端部金具2の下部の外側には、開き防止金具5が端部金具2に対して回転可能(図1の回転軸B)となるように、端部金具の下部ピン6によって回転可能に接続されている。この開き防止金具5の他端は、巾木接続金具の下部ピン7によって巾木接続金具10の下端に回転可能に回転可能に取り付けられる。巾木12が垂直に立った状態のときは、開き防止金具の中間に設けられた中間ピン14の回りに、開き防止金具が折り畳まれている。ここでは、巾木12と端部金具2に、それぞれ、接続ピン貫通孔34、34’が設けられているので、これらの2つの貫通孔に接続ピン35を通すことで、巾木12を垂直に立てた状態で固定することができる。
これに対して、巾木の上部を回転軸として巾木12を引き出すときは、これらの2つの貫通孔に通してあった接続ピン35を外し、巾木12を手で引き出すことで、開き防止金具5が開き、ストッパー13によって引き出しされた巾木12が一定角度で固定された状態となる。
このようにして、巾木接続金具10を有する回転式巾木1は、巾木12が垂直に立った状態と、巾木12が巾木の上部を回転軸として巾木接続金具10から引き出されて一定角度で固定された状態とを、切り替えて用いることができる。
次に、巾木接続金具10を、例えば、建枠の縦柱20に取り付けて、回転式巾木1を枠組み足場に固定する際の使用態様を説明する。
図4は、図2に示す回転式巾木を建枠の縦柱20に取り付ける手順の一例である。(a)は正面図、(b)は側面図を示す。なお、巾木と開き防止金具は図示されていない。
まず、巾木接続金具10は、建枠の横桟21の上に載置されてから、クランプ11により建枠の縦柱20に取り付けられる。この巾木接続金具10は片側に上部ピン3と下部ピン7を有しており、両側で合わせて4個のピンを有している。巾木接続金具10の片側の上部ピン3と下部ピン7を介して、次のようにして、回転式巾木の片方の端部が取り付けられることになる。
建枠の縦柱20に固定された巾木接続金具の上部ピン3に巾木の端部金具2の溝4を嵌め、そして、巾木接続金具の下部ピン7に、開き防止金具5の溝8又は9を嵌める。この作業を、隣接する建枠の縦柱に固定された巾木接続金具においても繰り返すことによって、隣接する建枠の間に回転式巾木が設置される。
このように、本発明に係る回転式巾木は、枠組み足場の建枠の幅、すなわち、枠組み足場の通路幅に応じて、巾木を垂直に立てた状態と巾木が引き出されて一定角度で固定された状態とを選択することができ、しかも、建枠への回転式巾木の設置と同時に、巾木が選択された状態に設置されている。したがって、建枠の幅にかかわらず、巾木を設置する当初から、隙間が形成されないようにすることができる。
図5は、本発明に係る回転式巾木1を、610mm幅の建枠に設置した場合を示す。このような狭い幅の通路のときは、もともと、巾木12と布板24の間の隙間25は狭いので、巾木は垂直に立てたままの状態となっている。
図6は、本発明に係る回転式巾木1を、914mm幅又は1219mm幅の建枠に設置した場合を示す。このような中幅又は広幅の通路のときは、巾木12と布板24の間の隙間を減少させるべく、巾木を引き出して一定角度で固定された状態となっている。
ここで、巾木と布板の上下の位置関係については、巾木と布板の間の隙間が生じない範囲にあれば、特に限定するものではない。ただし、布板が建枠の横桟に載置されているだけで横方向に固定されていない場合には、布板が横桟の上を横滑りすることを防止すべく、巾木の下端が布板の上面よりも低い位置に設置されることが好ましい。
図7は、本発明に係る回転式巾木1を、巾木12の下端32が布板24の上面33よりも低い位置に設置したものである。この場合、布板24が横桟(図示せず)の上を横滑りしようとしても、布板の横滑りは巾木の下端によって阻止される。したがって、布板が横滑りして、布板間に隙間が生じるという問題はなくなる。
本発明によれば、建枠の幅にかかわらず、布板との間に隙間が形成されない回転式巾木であって、運搬時にも嵩張らない回転式巾木と、この回転式巾木を設置してなる枠組み足場を提供することができる。
また、本発明にかかる回転式巾木の下端が布板の上面よりも低い位置に設置されている枠組み足場においては、さらに、布板の横滑りも防止することができる。
本発明にかかる回転式巾木の一例を示す側面図、正面図及び断面図である。 本発明にかかる回転式巾木を建枠の縦柱に取り付けてなる態様の一例を示す側面図である。 本発明の他の例にかかる回転式巾木を建枠の縦柱に取り付けてなる態様の一例を示す側面図である。 図2に示す回転式巾木を建枠の縦柱に取り付ける手順の一例を示す正面図及び側面図である。 本発明に係る回転式巾木を61mm幅の建枠に設置した場合を示す側面図である。 本発明に係る回転式巾木を914mm幅又は1219mm幅の建枠に設置した場合を示す側面図である。 本発明に係る回転式巾木を巾木の下端が布板の上面よりも低い位置に設置した場合を示す側面図である。 巾木を設置したときの枠組み足場の一例を示す正面図、右側面図及びその部分拡大図である。 従来の巾木の断面形状の例を示す側面図である。 布板と巾木の間に形成される隙間の例を示す平面図である。 幅広の巾木接続金具を介して巾木を建枠の縦柱に取り付けてなる態様を例を示す側面図である。 特許文献1に記載された巾木の例を示す側面図である。 布板が矢印方向に横滑りして、布板間に隙間が形成されることを示す。
符号の説明
1 回転式巾木
2 端部金具
3 巾木接続金具の上部ピン
4 端部金具の溝
5 開き防止金具
6 端部金具の下部ピン
7 巾木接続金具の下部ピン
8 開き防止金具の上部溝
9 開き防止金具の下部溝
10 巾木接続金具
11 クランプ
12 巾木
13 ストッパー
14 中間ピン
15 長円形の孔
18 枠組み足場
19 建枠
20 建枠の縦柱
21 建枠の横桟
22 建物
23 筋違
24 布板
25 隙間
26 隙間塞ぎ金具
27 蝶番
28 遮蔽板
30 作業者
31 作業者の足
32 巾木の下端
33 布板の上面
34 接続ピン貫通孔
35 接続ピン

Claims (8)

  1. 巾木接続金具を有する巾木であって、巾木の上部を回転軸として回転可能でかつ一定角度で固定可能であることを特徴とする回転式巾木。
  2. 開き防止金具が巾木の下部に取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載の回転式巾木。
  3. 開き防止金具が巾木の下部に取り付けられ、かつ巾木の下部を回転軸として開き防止金具が巾木に対して垂直方向に回転可能であることを特徴とする、請求項2に記載の回転式巾木。
  4. 開き防止金具の他端が巾木接続金具に固定可能であることを特徴とする、請求項2又は3に記載の回転式巾木。
  5. 縦柱と横桟を有する建枠からなる枠組み足場であって、隣接する横桟の間に布板が架設されるとともに、隣接する縦柱の間に請求項1から4までのいずれかに記載の回転式巾木が設置されていることを特徴とする枠組み足場。
  6. 巾木の下端が布板の上面よりも低い位置に設置されていることを特徴とする、請求項5記載の枠組み足場。
  7. 巾木接続金具が建枠の縦柱に取り付けられ、巾木の上部を回転軸として回転可能であることを特徴とする、請求項5又は6に記載の枠組み足場。
  8. 開き防止金具が巾木接続金具に固定可能であることを特徴とする、請求項5から7までのいずれかに記載の枠組み足場。
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