JP2006343478A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】予め所定のサイズにカットした記録用紙をセットしてこれに縁なしプリントを行った場合においても、クリーニングの負担を軽減可能とする電子写真方式の画像形成装置を提供すること。
【解決手段】記録用紙の給紙部と、画像を前記記録用紙に形成する画像形成部と、記録用紙の排出部とを含み、前記記録用紙に対して、この記録用紙よりも大きめの画像を形成することによって縁なし画像記録を実行する電子写真方式の画像形成装置であって、
前記画像形成部は、アスペクト比を保ったまま記録すべき原画像の大きさを変倍する画像変倍手段と、前記画像形成手段によって形成され、前記記録用紙からはみ出した着色剤による前記画像形成手段内の転写部の幅方向の汚れを除去するための第1のクリーニング手段と、前記画像形成された記録用紙の搬送方向前端と後端とを切断するカッタ手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図1
【解決手段】記録用紙の給紙部と、画像を前記記録用紙に形成する画像形成部と、記録用紙の排出部とを含み、前記記録用紙に対して、この記録用紙よりも大きめの画像を形成することによって縁なし画像記録を実行する電子写真方式の画像形成装置であって、
前記画像形成部は、アスペクト比を保ったまま記録すべき原画像の大きさを変倍する画像変倍手段と、前記画像形成手段によって形成され、前記記録用紙からはみ出した着色剤による前記画像形成手段内の転写部の幅方向の汚れを除去するための第1のクリーニング手段と、前記画像形成された記録用紙の搬送方向前端と後端とを切断するカッタ手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子写真方式による画像形成装置に関し、特に画像の周辺部に白縁を有しない、いわゆる縁なしプリントを、クリーニングの負担を軽減させて作製可能とする画像形成装置に関する。
写真ライクな画像形成を行うときには、記録用紙全面に画像を形成する縁なしプリントのニーズが高い。しかしながら、電子写真方式により縁なしプリントを作製する際には、予め所定サイズにカットした記録用紙を画像形成装置に供給して、画像形成装置の転写部に記録用紙のサイズより大きめの画像を形成する必要があるため、縁なしプリントを作製する度に画像形成装置の転写部のクリーニングを行う必要があった(例えば、特許文献1参照)。
また、ロール紙を用いるインクジェット方式によりプリントを作製する場合には、作成するプリントが縁ありか縁なしかにより、切断の方式を切り替える、すなわち、縁ありプリントであれば余白の中央部で1カットするし、縁なしプリントであれば余白を挟んだ両側で2カットするというわずらわしい操作が必要であるという問題があった(例えば、特許文献2参照)。
ところで、電子写真方式によりプリントを作製する際には、予め所定のサイズにカットした記録用紙をセットすること、並びにこれに縁なしプリントを行った場合には、その都度、画像形成装置の転写部のクリーニングを行う必要があったことは前述の通りである。また、この場合に行うクリーニングは、作製した縁なしプリントの四方にはみ出した汚れを除去することが必要であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上記従来技術に基づく問題点を解消した、予め所定のサイズにカットした記録用紙をセットしてこれに縁なしプリント(画像記録)を行った場合においても、クリーニングの負担を軽減可能とする電子写真方式の画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、画像を記録するための記録用紙を供給する用紙給紙部と、画像を前記記録用紙に形成するための画像形成部と、画像が記録された前記記録用紙を排出する排出部とを含み、前記記録用紙に対して、この記録用紙よりも大きめの画像を形成することによって縁なし画像記録を実行する電子写真方式の画像形成装置であって、前記画像形成部は、アスペクト比(幅方向/記録用紙搬送方向)を保ったまま記録すべき原画像の大きさを変倍する画像変倍手段と、前記画像形成手段によって形成され、前記記録用紙からはみ出した着色剤による前記画像形成手段内の転写部の幅方向の汚れを除去するための第1のクリーニング手段と、前記画像形成された記録用紙の搬送方向前端と後端とを切断するようカッタを制御するカッタ制御手段とを有することを特徴とする(請求項1)。
ここで、前記用紙給紙部は、画像アスペクト比をa/b(a:幅方向,b:記録用紙搬送方向)、前記記録用紙の幅をw1、前記画像変倍手段により変倍され形成される画像の幅をw2(w2>w1)とした場合、前記記録用紙の搬送方向の長さL1が、
L1>w1*b/a
である記録用紙を供給するものであることが好ましい(請求項2)。
L1>w1*b/a
である記録用紙を供給するものであることが好ましい(請求項2)。
また、前記カッタ制御手段は、前記記録用紙への画像記録後、前記カッタが前記記録用紙の搬送方向前端および後端についてそれぞれ切り落とす長さLcが、
Lc=L1/2−(b*w1)/(2*a)
となるように切断長を制御するものであることが好ましい(請求項3)。
Lc=L1/2−(b*w1)/(2*a)
となるように切断長を制御するものであることが好ましい(請求項3)。
また、本発明に係る画像形成装置においては、画像アスペクト比をa/b、前記記録用紙の幅および長さをw1,L1とし、前記画像形成手段によって変倍され形成される画像の幅および長さをそれぞれw2,L2とすると、画像変倍率は、
w2>w1
かつ、
L2<L1
かつ、
w2:L2=a:b
を満たすことが好ましい(請求項4)。
w2>w1
かつ、
L2<L1
かつ、
w2:L2=a:b
を満たすことが好ましい(請求項4)。
また、前記第1のクリーニング手段は、複数の記録用紙幅に対応して移動する移動手段を有し、前記記録用紙より大きく形成された画像の前記記録用紙からのはみ出し部分による汚れを除去するものであることが好ましい(請求項5)。
さらに、前記第1のクリーニング手段は、前記画像形成部により形成される画像の縁なし・縁ありの別に応じて、前記画像形成手段内の転写部への接触・解離制御されるものであることが好ましい(請求項6)。
さらに、前記第1のクリーニング手段は、前記画像形成部により形成される画像の縁なし・縁ありの別に応じて、前記画像形成手段内の転写部への接触・解離制御されるものであることが好ましい(請求項6)。
また、本発明に係る画像形成装置においては、前記各手段に加えて、前記記録用紙切断時に前記カッタに付着した着色剤を除去するための第2のクリーニング手段を、前記カッタの近傍に有することが好ましい(請求項7)。
本発明によれば、予め所定のサイズにカットした記録用紙をセットしてこれに縁なしプリントを行った場合においても、クリーニングの負担を軽減可能とする画像形成装置を実現できるという顕著な効果を奏する。なお、上記記録用紙の所定のサイズとは、縁なしプリントの幅(記録用紙と同じ)と、この幅に対し所定のアスペクト比となる搬送方向(長さ方向)長さに切り落とし代を加えた長さとで決まるサイズである。
より具体的には、本発明に係る画像形成装置においては、縁なしプリントを行う際に、所望のサイズに変倍した画像を上述の所定のサイズを有する記録用紙に転写(記録用紙の搬送方向(長さ方向)に関しては、セットした記録用紙のサイズ内に収める)した後、この内の前記所定のサイズからのはみ出し分をカットし(これで、転写部には汚れを生じさせることはない)、クリーニングは記録用紙の幅方向(搬送方向に直交する方向)へのはみ出し分のみを除去すればよいようにするものである。
なお、いうまでもなく、縁ありプリントを行う際には、転写画像が記録用紙より一回り小さいのではみ出し等はなく、クリーニングを行う必要は生じない。
なお、いうまでもなく、縁ありプリントを行う際には、転写画像が記録用紙より一回り小さいのではみ出し等はなく、クリーニングを行う必要は生じない。
また、周知のように、一般には、上述のようなクリーニングを行うことにより、前記画像形成手段(いわゆる、感光体(ドラム))が少しずつ削られ、寿命が縮められるが、本発明に係る画像形成装置においては、画像形成にあまり重要ではないはみ出し部分のみをクリーニングすればよいので、感光体(ドラム)を長寿命化できるという効果を得ることも可能である。
以下、図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す模式図である。
本実施形態に係る画像形成装置100は、給紙ユニット110と、感光体122,露光器126,ロータリー現像器128等を有するトナー画像形成手段120と、電子写真用受像シート(以下、単に受像シートという)の搬送路112,受像シートの前端・後端カッタ140並びに処理後の受像シートを集積するシート排出トレイ146を有するシート搬送系と、これらを含む本実施形態に係る画像形成装置100の各部を制御する全体制御部160等から主として構成されている。
本実施形態に係る画像形成装置100は、給紙ユニット110と、感光体122,露光器126,ロータリー現像器128等を有するトナー画像形成手段120と、電子写真用受像シート(以下、単に受像シートという)の搬送路112,受像シートの前端・後端カッタ140並びに処理後の受像シートを集積するシート排出トレイ146を有するシート搬送系と、これらを含む本実施形態に係る画像形成装置100の各部を制御する全体制御部160等から主として構成されている。
また、上記画像形成装置100は、上記の他、感光体122の帯電・除電・クリーニングを行うそれぞれの手段(図では、まとめて符号124で示している),画像露光系制御手段(以下、露光制御系という)126A,前端・後端カッタ140の切断位置検出のためのシート位置検出器142,前端・後端カッタ140のクリーニングを行うためのカッタ・クリーナー144等をも有している。なお、図示は省略しているが、画像形成後の受像シート上の画像の定着を行うための、例えば加熱定着ローラからなる定着手段等を設けることも好ましい。
上記全体制御部160は、前述の通り、本実施形態に係る画像形成装置100の各部を制御する機能を有するものである。具体的には、作製される電子写真プリント(以下、単にプリントという)が縁ありプリントか縁なしプリントかの情報,プリントすべき画像の情報,プリントのサイズやプリント枚数等の作製すべきプリントの情報に加えて、装置内各部の状態を表わす情報を基に、本実施形態に係る画像形成装置100の各部を制御する機能を有する。
以下、上記全体制御部160により制御される各部の機能を説明する。
給紙ユニット110は、前述の作製すべきプリントの情報のうち、作製されるプリントが縁ありか縁なしかの情報,プリントのサイズやプリント枚数等に基づいて、必要タイミングに応じて、必要なサイズ(これについては、後に詳述する)の受像シートをシート搬送系を介してトナー画像形成手段120に向けて送り出す。
給紙ユニット110は、前述の作製すべきプリントの情報のうち、作製されるプリントが縁ありか縁なしかの情報,プリントのサイズやプリント枚数等に基づいて、必要タイミングに応じて、必要なサイズ(これについては、後に詳述する)の受像シートをシート搬送系を介してトナー画像形成手段120に向けて送り出す。
トナー画像形成手段120を構成する感光体122,露光器126,露光制御系126A,ロータリー現像器128等並びにこれに付随する感光体122の帯電・除電・クリーニングを行う手段124には、それぞれ、公知の手段が用い得る。
上記露光制御系126Aは、入力された画像データをデジタル画像データとして取り込み、このデジタル画像データに対して画像処理を行って、デジタル画像(静電潜像)を感光体122の表面に形成するために画像出力(露光)制御を行う手段である。
上記露光制御系126Aは、入力された画像データをデジタル画像データとして取り込み、このデジタル画像データに対して画像処理を行って、デジタル画像(静電潜像)を感光体122の表面に形成するために画像出力(露光)制御を行う手段である。
ここで、デジタル画像データとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、(1)フィルムカメラで撮影したフィルム画像からフィルムスキャナで読み取った画像データ,(2)デジタルスチルカメラ(DSC)で撮影された画像データ,(3)デジタルビデオカメラからキャプチャされた画像データ,(4)パーソナルコンピュータ(PC)に入力された画像データ,(5)ネットワーク上のサーバから入力された画像データ等、並びにこれらの画像データを適宜組み合わせた画像データを使用することができる。
また、前記画像処理および画像出力制御を行う装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、(1)画像データを記録した可搬メモリから任意の画像データを取り込むことができる装置,(2)ネットワークと接続可能であり、このネットワーク上に接続されているサーバに蓄積されている画像データを取り込むことができる装置,(3)アナログ画像をスキャンニングしてデジタル画像として取り込むことができる装置,(4)携帯情報端末と接続可能であり、この携帯情報端末上の画像データを取り込むことができる装置,(5)任意の付加画像処理を選択実施可能な装置,(6)文字と画像部分とを判別し、独自画像処理を行うことができる装置等が挙げられ、これらの装置を適宜組み合わせて用いることもできる。
前記画像処理および画像出力制御を行ったデジタル画像は、画像形成装置における感光体上122に静電潜像として形成される。感光体122としては、その材質,形状,構造,大きさ等について特に制限はなく、適宜選定することができるが、例えば、その形状としてはドラム状が好適に挙げられ、その材質としてはアモルファスシリコン,セレン等の無機感光体、ポリシラン,フタロポリメチン等の有機感光体等が挙げられる。
前記静電潜像の形成は、例えば、上記感光体122の表面を一様に帯電させた後、像様に露光することによって行うことができ、公知の静電潜像形成手段により行うことができる。この静電潜像形成手段は、前述の通り、上記感光体122の表面を一様に帯電させる帯電器と、上記感光体122の表面を像様に露光する露光器とを少なくとも備える。
上記帯電器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、導電性または半導電性のローラ,ブラシ,フィルム,ゴムブレード等を備えた接触帯電器、または、コロトロン,スコロトロン等のコロナ放電を利用した非接触帯電器等が上げられる。
上記露光は、例えば、前記露光器126を用いて前記感光体122の表面を像様に露光するものであり、前記帯電器124により帯電された前記感光体122の表面に、形成すべき像様の露光を行うことができる限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、複写光学系,ロッドレンズアレイ系,レーザ光学系,液晶シャッタ光学系等の各種光学系を用いる露光器が挙げられる。
前記トナー画像形成手段120を構成するロータリー現像器128は、前記感光体122上に形成されたデジタル画像(静電潜像)をトナーを用いてトナー像(可視像)として現像する手段である。このトナー像の形成は、公知の現像手段により行うことができる。
上記現像手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができ、例えば、トナーないし現像剤を収容し、前記デジタル画像(静電潜像)にトナーないし現像剤を接触または非接触的に付与可能な現像器を有するものが好適に挙げられる。
上記現像手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができ、例えば、トナーないし現像剤を収容し、前記デジタル画像(静電潜像)にトナーないし現像剤を接触または非接触的に付与可能な現像器を有するものが好適に挙げられる。
この現像器内では、例えば、前記トナーがキャリアと混合・攪拌され、その際の摩擦によりトナーが帯電し、回転するマグネットローラの表面に穂立ち状態で保持され、磁気ブラシが形成される。上記マグネットローラの表面に形成された磁気ブラシを構成するトナーの一部は、電気的な吸引力によって前記感光体122の表面に移動する。その結果、前記静電潜像がこのトナーによって現像されて、前記感光体122の表面にこのトナーによる可視像が形成される。
上記現像器128に収容される現像剤は、イエロー(Y)トナー,マゼンタ(M)トナー,シアン(C)トナーおよびブラック(BK)トナーを含む4色以上であることが好ましい。また、トナーが、イエロー(Y)トナー,マゼンタ(M)トナー,シアン(C)トナーおよびブラック(BK)トナー,ライトマゼンタトナー(LM),ライトシアントナー(LC)を含む6色以上であることが好ましい。
上記現像器128における、デジタル画像をカラートナーによるトナー像として現像する際の解像度は、1200dpi以上で行うことが好ましく、2400dpi以上がより好ましい。この解像度が1200dpi未満であると、ざらついた画像となってしまう場合がある。
本実施形態に係る画像形成装置100において用いられる受像シートのサイズとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、Lサイズ(89mm×127mm),A6サイズ(105mm×150mm),A4サイズ(210mm×300mm),葉書サイズ,名刺サイズ等が挙げられ、また前述のように、これらに対応して縁あり,縁なしプリント用のサイズが給紙可能に構成されている。
上記受像シートとしては、支持体と、この支持体上に熱可塑性樹脂を含むトナー受像層を少なくとも1層有し、必要に応じて適宜選択したその他の層、例えば、中間層,保護層,クッション層,帯電調節層,保存性改良層,接着防止層,アンチカール層,平滑化層等を有してなるものが好ましい。これらの各層は、単層構造であってもよいし、積層構造であってもよい。
上記トナー受像層は、カラーや黒トナーを受容し、画像を形成するための受像層である。このトナー受像層は、転写工程において、静電気,圧力等によって現像ドラムあるいは中間転写体から画像を形成するトナーを受容し、定着工程において熱,圧力等により固定化する機能を有することが好ましい。上記トナー受像層は、熱可塑性樹脂を主成分として含有し、離型剤その他の成分を含有することも好ましい。
また、上述のトナー受像層に使用され得る材料には、出力画像の安定性改良,トナー受像層自身の安定性改良のため各種添加剤を含めることができる。この目的のための添加剤としては、種々の公知の酸化防止剤,老化防止剤,劣化防止剤,オゾン劣化防止剤,紫外線吸収剤,金属錯体,光安定剤,防腐剤,防かび剤等が挙げられる。
さらに、上述の前記トナー受像層は、白色度が高いことが好ましい。ここで、白色度としては、JIS P 8123に規定される方法で測定して、85%以上であることが好ましい。また、440nm〜640nmの波長域で、分光反射率が85%以上、かつ同波長域の最大分光反射率と最低分光反射率の差が5%以内であることが好ましい。さらには、400nm〜700nmの波長域で分光反射率が85%以上、かつ同波長域の最大分光反射率と最低分光反射率の差が5%以内であることがより好ましい。
また、前記白色度としては、具体的には、CIE 1976(L*a*b*)色空間において、L*値が80以上であることが好ましく、85以上であることが好ましく、90以上であることがより好ましい。また、白色の色味はできるだけニュートラルであることが好ましい。白色色味としては、L*a*b*空間において、(a*)2+(b*)2の値が50以下であることが好ましく、18以下であることがより好ましく、5以下であることがさらに好ましい。
また、上記トナー受像層は、平滑性が高いことが好ましい。ここで、平滑度としては、トナーがない白色から最大濃度の黒色までの全領域において、算術平均粗さ(Ra)が3μm以下であることが好ましく、1μm以下であることがより好ましく、0.5μm以下であることがさらに好ましい。
なお、算術平均粗さは、JIS B 0601,JIS B 0651,JIS B 0652に基づいて測定することができる。
なお、算術平均粗さは、JIS B 0601,JIS B 0651,JIS B 0652に基づいて測定することができる。
なお、本実施形態に係る画像形成装置100においては、説明を簡単にするために、前記トナー画像形成手段120を、受像シート上に感光体122上に形成されたトナー像を直接転写してトナー画像を形成する例を挙げている。このトナー画像形成手段120としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができ、公知の各種のトナー画像形成装置を用いることができる。例えば、中間転写体を用い、この中間転写体上にトナー像(可視像)を一次転写した後、この可視像を前記受像シート上に二次転写する態様が好適に適用可能である。
なお、上記中間転写体としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の転写体の中から適宜選択することができ、例えば、転写ベルト等が好適に挙げられる。
なお、上記中間転写体としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の転写体の中から適宜選択することができ、例えば、転写ベルト等が好適に挙げられる。
また、前記定着工程は、受像シートに転写されたトナー像(可視像)を定着装置を用いて定着させる工程であり、各色のトナーに対し前記受像シートに転写する毎に行ってもよいし、各色のトナーに対しこれを積層した状態で一度に同時に行ってもよい。
これに用いる定着装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、公知の加熱加圧手段が好適である。この加熱加圧手段としては、加熱ローラと加圧ローラとの組み合わせ、などが挙げられる。
前記加熱加圧手段における加熱は、通常、80°〜200°が好ましい。
これに用いる定着装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、公知の加熱加圧手段が好適である。この加熱加圧手段としては、加熱ローラと加圧ローラとの組み合わせ、などが挙げられる。
前記加熱加圧手段における加熱は、通常、80°〜200°が好ましい。
以上、本実施形態に係る画像形成装置100の構成の概要を説明したが、次に、本実施形態に係る画像形成装置の特徴的な構成について詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置100の給紙ユニット110において供給可能な受像シート(記録紙)Sの、縁なしプリントに対応する幅(記録紙の搬送方向に直交する方向の寸法)および長さ(記録紙の搬送方向に沿う寸法)の関係を示す定義の説明図である。いうまでもなく、縁ありプリントの場合は、予め定められているサイズ(すなわち、所定サイズ)の記録紙Sが用いられる。従って、以下の説明では、縁なしプリントを行う場合における、本発明独特の寸法(サイズ)についてのみ説明する。
図2中、w1は上述の縁なしプリント時の記録紙幅、w2はこの記録紙幅に対する画像形成幅である。また、L1は縁なしプリント時の記録紙長さ、L2はこの記録紙長さに対する画像形成長さである。なお、ここで、w2>w1、かつ、L2<L1である。
すなわち、縁なしプリント時には、幅方向の画像形成寸法は、記録紙寸法よりも大きい状態とされ、長さ方向の画像形成寸法は、記録紙寸法よりも小さい状態とされる。
すなわち、縁なしプリント時には、幅方向の画像形成寸法は、記録紙寸法よりも大きい状態とされ、長さ方向の画像形成寸法は、記録紙寸法よりも小さい状態とされる。
また、図2中の寸法Lcはカット幅であり、画像形成後に、記録紙Sの前端・後端付近において、前述の前端・後端カッタ140によってそれぞれこの寸法が切り落とされる。なお、図2中には、記録紙Sの前端・後端カットにおいて前端・後端の切り落とし量を同じにした例を示したが、これは一例であり、必ずしも、同じである必要はない。
すなわち、記録紙Sの前端・後端において切り落とした残りの寸法(記録紙長さ)の合計が所定の寸法になればよいということである。
すなわち、記録紙Sの前端・後端において切り落とした残りの寸法(記録紙長さ)の合計が所定の寸法になればよいということである。
なお、図2中、実線で示されているのが記録紙Sのサイズ、点線で示されている領域Rがこの記録紙Sに対する縁なしプリント用の露光領域、2点鎖線が上述の前端・後端カッタ140による切断線(切り落とし線)である。いうまでもなく、長さ方向に関しては、縁なしプリント用の露光領域は記録紙の長さ(L1)よりは短く、プリント完成後の寸法(L1−2Lc)よりは長くなっている。
そこで、プリントされる画像のアスペクト比をa/b(a:幅方向,b:記録用紙搬送方向)とするとき、
L1>w1*b/a
となる。また、前端・後端の切り落とし量を同じ(Lc)とする場合、
Lc=L1/2−(b*w1)/(2*a)
となる。
L1>w1*b/a
となる。また、前端・後端の切り落とし量を同じ(Lc)とする場合、
Lc=L1/2−(b*w1)/(2*a)
となる。
なお、本実施形態における画像変倍率は、
w2>w1
かつ、
L2<L1
かつ、
w2:L2=a:b
を満たすものとなる。
w2>w1
かつ、
L2<L1
かつ、
w2:L2=a:b
を満たすものとなる。
なお、図2中で、幅が記録紙Sの幅と同じであり、長さが記録紙S上の上下2本の切断線(カット1,カット2)である領域、すなわち、点状の模様付けが施されている部分P(出力画像部)は、最終的に製品として出力される縁なしプリントを示している。
また、本実施例に係る画像形成装置100においては、上述のように、縁なしプリントを作製する際にその特徴を発揮するものであるが、通常の縁ありプリントの作製においても、良好に機能することはいうまでもない。そして、本実施例に係る画像形成装置100においては、この両プリント作製モード、すなわち、縁ありプリントと縁なしプリント時において、前述の感光体122のクリーナーを使用するか否かを切り分ける。
この状況を、図3に示した。
図3は、(b)の縁ありプリント作製時においては、トナーの供給が記録紙S上の所定の記録範囲(記録紙の周辺部から、縁の分だけ内側に入った部分)に限られることから、クリーナーを使用する必要がないのに対し、縁なしプリント作製時においては、トナーの供給が記録紙S自体のサイズより大きくなるので、クリーナーを使用する必要が生じてくること(a)を示している。
図3は、(b)の縁ありプリント作製時においては、トナーの供給が記録紙S上の所定の記録範囲(記録紙の周辺部から、縁の分だけ内側に入った部分)に限られることから、クリーナーを使用する必要がないのに対し、縁なしプリント作製時においては、トナーの供給が記録紙S自体のサイズより大きくなるので、クリーナーを使用する必要が生じてくること(a)を示している。
但し、従来のように、最終的な記録画像と同じサイズの記録紙Sを用いる場合には、記録紙の前後左右の4方向についてクリーニングが必要であったのに対して、本実施例に係る画像形成装置100においては、前述のような長さ方向に若干長い記録紙Sを用いることで、クリーニングが幅方向の両外側のみでよくなるため、クリーニングの手間を半減させることができるようになる。
上述のように構成される本実施例に係る画像形成装置100の動作を、以下、簡単に説明する。
給紙ユニット110は、前述のように、作製されるプリントが縁ありプリントか縁なしプリントかの情報,プリントのサイズやプリント枚数等に基づいて、必要タイミングに応じて、必要なサイズ(図2参照)の記録紙Sをシート搬送系を介してトナー画像形成手段120に向けて送り出す。
トナー画像形成手段120は、この記録紙Sに対し、縁ありプリントか縁なしプリントに応じて変倍率を調整して、縁なしプリントであれば、記録紙Sより大きいサイズに変倍した画像を形成する。
この画像が記録紙Sに転写された後に、トナー画像形成手段120は、記録紙Sの両外側にはみ出して残留しているトナーによる汚れをクリーナーを用いてクリーニングするとともに、除電を行って感光体120を一旦初期化し、次回の画像形成に備える。
画像が形成された記録紙Sは、前端・後端カッタ140の手前で、シート位置検出器142により位置検出され、この情報に基づいて、シート搬送路112,前端・後端カッタ140が制御されて、前述の切り落とし位置での前端・後端きり落しが行われる。
これらの処理が終了したプリントは、排出トレイ146に排出される。
これらの処理が終了したプリントは、排出トレイ146に排出される。
この動作が、間に適宜、縁ありプリント作製を挟んで行われる。
ここで、例えば、一定量の縁なしプリント作製が行われると、前端・後端カッタ140には切り落としの際にトナーの汚れ等が堆積するので、これも全体制御部160の制御の元、カッタ・クリーナー144を動作させて、前端・後端カッタ140のクリーニングを行うことが好ましい。
ここで、例えば、一定量の縁なしプリント作製が行われると、前端・後端カッタ140には切り落としの際にトナーの汚れ等が堆積するので、これも全体制御部160の制御の元、カッタ・クリーナー144を動作させて、前端・後端カッタ140のクリーニングを行うことが好ましい。
なお、前述の通り、定着手段を設けている場合には、適宜の条件で、画像形成後のプリントに対し定着処理を行うことも好ましい。さらに、プリント表面に光沢を生じさせるための光沢付加処理等を行うことも好ましい。
上記実施形態によれば、予め所定のサイズにカットした記録用紙をセットしてこれに縁なしプリントを行った場合においても、クリーニングの負担を軽減可能とする電子写真方式の画像形成装置を提供することができる。
なお、上記実施形態は、本発明の一例を示したものであり、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更や改良を行ってもよいことはいうまでもない。
すなわち、本発明は、画像作製(形成)方法の種別や画像作製(形成)装置の形式(例えば、前述の、感光体上に形成されたトナー像の記録紙への方法や装置構成、直接転写あるいは中間転写体使用、さらには、ロータリー現像とタンデム現像等)には影響されず、広く適用可能であり、極めて有効なものである。
100 画像形成装置
110 給紙ユニット
112 受像シート搬送路
120 トナー画像形成手段
122 感光体
124 帯電・除電・クリーニングを行う手段
126 露光器
126A 画像露光系制御手段(露光制御系)
128 ロータリー現像器
140 前端・後端カッタ
142 シート位置検出器
144 カッタ・クリーナー
146 シート排出トレイ
160 全体制御部
P 出力画像部
S 受像シート(記録紙)
R 露光領域
110 給紙ユニット
112 受像シート搬送路
120 トナー画像形成手段
122 感光体
124 帯電・除電・クリーニングを行う手段
126 露光器
126A 画像露光系制御手段(露光制御系)
128 ロータリー現像器
140 前端・後端カッタ
142 シート位置検出器
144 カッタ・クリーナー
146 シート排出トレイ
160 全体制御部
P 出力画像部
S 受像シート(記録紙)
R 露光領域
Claims (7)
- 画像を記録するための記録用紙を供給する用紙給紙部と、
画像を前記記録用紙に形成するための画像形成部と、
画像が記録された前記記録用紙を排出する排出部とを含み、
前記記録用紙に対して、この記録用紙よりも大きめの画像を形成することによって縁なし画像記録を実行する電子写真方式の画像形成装置であって、
前記画像形成部は、アスペクト比(幅方向/記録用紙搬送方向)を保ったまま記録すべき原画像の大きさを変倍する画像変倍手段と、
前記画像形成手段によって形成され、前記記録用紙からはみ出した着色剤による前記画像形成手段内の転写部の幅方向の汚れを除去するための第1のクリーニング手段と、
前記画像形成された記録用紙の搬送方向前端と後端とを切断するようカッタを制御するカッタ制御手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記用紙給紙部は、
画像アスペクト比をa/b(a:幅方向,b:記録用紙搬送方向)、前記記録用紙の幅をw1、前記画像変倍手段により変倍され形成される画像の幅をw2(w2>w1)とした場合、前記記録用紙の搬送方向の長さL1が、
L1>w1*b/a
である記録用紙を供給する請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記カッタ制御手段は、前記記録用紙への画像記録後、前記カッタが前記記録用紙の搬送方向前端および後端についてそれぞれ切り落とす長さLcが、
Lc=L1/2−(b*w1)/(2*a)
となるように切断長を制御する請求項2に記載の画像形成装置。 - 画像アスペクト比をa/b、前記記録用紙の幅および長さをw1,L1とし、前記画像形成手段によって変倍され形成される画像の幅および長さをそれぞれw2,L2とするとき、画像変倍率は、
w2>w1
かつ、
L2<L1
かつ、
w2:L2=a:b
を満たす請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記第1のクリーニング手段は、
複数の記録用紙幅に対応して移動する移動手段を有し、
前記記録用紙より大きく形成された画像の前記記録用紙からのはみ出し部分による汚れを除去するものである請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記第1のクリーニング手段は、
前記画像形成部により形成される画像の縁なし・縁ありの別に応じて、前記画像形成手段内の転写部への接触・解離制御されるものである請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記各手段に加えて、
前記記録用紙切断時に前記カッタに付着した着色剤を除去するための第2のクリーニング手段を、前記カッタの近傍に有する請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005168162A JP2006343478A (ja) | 2005-06-08 | 2005-06-08 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005168162A JP2006343478A (ja) | 2005-06-08 | 2005-06-08 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006343478A true JP2006343478A (ja) | 2006-12-21 |
Family
ID=37640497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005168162A Withdrawn JP2006343478A (ja) | 2005-06-08 | 2005-06-08 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006343478A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009048086A (ja) * | 2007-08-22 | 2009-03-05 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
2005
- 2005-06-08 JP JP2005168162A patent/JP2006343478A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009048086A (ja) * | 2007-08-22 | 2009-03-05 | Canon Inc | 画像形成装置 |
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A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061206 |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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