JP2006341726A - トラックのバンボディ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両走行時の空気抵抗の低減を図ることが可能であり、又、十分な積載容積を確保することが可能なトラックのバンボディ構造の提供を目的とする。
【解決手段】 トラックのバンボディ構造2は、バンボディ9と、可動扉部16とを備える。可動扉部16は、バンボディ9の後端(第1位置)36と、該後端36よりも前方の前端(第2位置)35との間で移動自在であり、且つ少なくとも後端36においてバンボディ9の後方を開閉する。可動扉部16が少なくとも後端36よりも前方で閉状態であるとき、バンボディ9と可動扉部16とにより区画される領域は、走行時におけるバンボディ9の後方での負圧の発生を抑制するキャビティとして機能する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、トラックのバンボディ構造に関する。
バンボディ(荷台)を搭載した貨物車(以下、バン型トラックと称す)の走行時におけるバンボディの後方での負圧の発生を抑制する従来のバンボディ構造として、例えば特許文献1や特許文献2に記載のバンボディ構造がある。
特許文献1のバンボディ構造は、基材と、該基材に複数設けられる通風口と、を備えている。基材は、略コ字形断面を有し、バンボディの上面と両側面とのそれぞれの後端から延長して設けられている。通風口は、バンボディの前方に向かって開口された給気口と車体の後扉側に向かって開口された排気口とを有する。
上記構造によれば、バン型トラックの走行時にバンボディの外面に沿って流れる空気の一部が、基材に形成された通風口によって取り入れられると共に、車体の後面部に排出されるため、バンボディの後面部に発生する負圧現象を抑制することができる。
特許文献2のバンボディ構造は、バンボディの後面部の下辺を除く周囲にキャビティが設けられ、このキャビティにアッパーベーン及び左右一対のサイドべーンが設けられている。
上記構造によれば、バン型トラックの走行時にバンボディの外面に沿って流れる空気は、キャビティとコーナーベーンとによりバンボディの後方へ案内される。これにより、空気の流れが、バンボディの後方において整流となるべく調整されるため、バン型トラックの走行時における空気抵抗の低減を図ることができる。
特開平6―16157号公報 実開平6―83576号公報
特許文献1のバンボディ構造では、基材がバンボディの後面部に設けられる後扉よりも後方に位置して形成されている。一方、特許文献2のバンボディ構造では、キャビティ及びコーナーベーンがバンボディの後面部に設けられる後扉の周囲から突出して設けられている。
ここで、特許文献1の基盤や特許文献2のキャビティ及びコーナーベーンのように車両後面部から突出する部材が設けられている場合、車両全長は、車両本体の全長にこれら突出する部材の車両後面部からの突出量を加味して算出される。すなわち、特許文献1及び特許文献2のバン型トラックの車両全長の短縮化を図るためには、バンボディの全長を短縮する必要があり、かかる場合には、バンボディの積載容積が縮小化してしまう。
そこで、本発明は、車両走行時の空気抵抗の低減を図ることが可能であり、又、十分な積載容積を確保することが可能なトラックのバンボディ構造の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に係るトラックのバンボディ構造は、バンボディと、可動扉部と、を備える。可動扉部は、バンボディの内側に配置され、バンボディの後端に近接する第1位置と該第1位置よりも前方の第2位置との間で移動自在であり、且つ少なくとも第1位置においてバンボディの後方を開閉する。可動扉部が少なくとも第1位置よりも前方で閉状態であるとき、バンボディと可動扉部とにより区画される領域は、走行時におけるバンボディの後方での負圧の発生を抑制するキャビティとして機能する。
上記構成では、バンボディには、車両前後方向に移動可能な可動扉部が配置される。このため、例えば、積荷の積載量が多い場合には、可動扉部をバンボディの後端側(第1位置)に移動させることにより、バンボディを積荷積載スペースとして有効に活用することができる。一方、積荷の積載量が少ない場合には、可動扉部をバンボディの第1位置よりも前方側(第2位置)に移動させることにより、バンボディの内側に凹状の空間が形成されるため、この空間をキャビティとして機能させることができる。すなわち、可動扉部がバンボディの第1位置に移動した場合には、バンボディの積載容積を最大限に拡大させることが可能となり、一方、可動扉部がバンボディの第2位置に移動した場合には、車両走行時の空気抵抗の低減化を図ることが可能となる。このように、バンボディの後側を、キャビティとしての機能と積荷積載スペースとを適宜選択して使用可能な構造としたので、バンボディ全長の短縮化を伴うことなく、バンボディの積載容積を十分に確保しつつ、空気抵抗の低減による車両の省燃費化を確実に図ることができる。
また、バンボディは、第1位置と第2位置との間で可動扉部の移動方向を規制するレールを備えてもよい。
上記構成では、可動扉部は、バンボディの第1位置と第2位置との間に配設されたレールに沿って移動するため、可動扉部の車両前後方向の移動を円滑に行うことができる。
また、可動扉部は、第1位置と第2位置との間で移動自在な枠体状のスライド枠と、スライド枠に支持されてバンボディの後方を開閉可能なドアパネルと、を備えてもよい。
上記構成では、可動扉部のスライド枠がバンボディの第1位置と第2位置との間で車両前後方向に移動する。このスライド枠は、枠体状であるため、バンボディの内壁面によって上下方向及び左右方向の4方向から支持することが可能である。そして、このようにスライド枠を4方向から支持することによって、移動時における可動扉部の傾きを確実に抑えることが可能となる。従って、可動扉部の車両前後方向の移動を確実且つ円滑に行うことができると共に、常にバンボディの内壁面に対して可動扉部を略垂直な状態に保持することができる。
また、上記構成では、バンボディの後方を開閉するドアパネルがスライド枠に支持される。すなわち、可動扉部のうちバンボディと接触する部分はスライド枠に限定されるため、可動扉部の開閉の際に、例えば、バンボディの内壁に配設されたレールや該レール上を円滑に移動するために設けられる車輪などとの接触を確実に防止することができ、可動扉部の開閉操作性が向上する。
また、バンボディの後端と第2位置との距離を300mm以上500mm以下にすると共に、バンボディのうち第2位置よりも後方の領域の外面をバンボディのうち第2位置よりも前方の領域の外面に対して内側へ約10°傾斜させてもよい。
上記構成では、可動扉部の配置位置をバンボディの後端から300mm以上500mm以下の第2位置に設定すると共に、可動扉部を閉状態にした場合には、バンボディのうち第2位置よりも後方の領域の外面がバンボディのうち第2位置よりも前方の領域の外面に対して内側へ約10°傾斜しているため、バンボディの後側をキャビティとして効果的に機能させることができる。従って、走行時においてバンボディの後方で発生する負圧が効果的に抑制され、車両の省燃費化を更に図ることができる。
本発明によれば、バンボディの積載容積を十分に確保しつつ、空気抵抗の低減による車両の省燃費化を確実に図ることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は本実施形態に係るバンボディ構造を採用するトラックの可動扉部が第1位置にある状態を示す斜視図、図2は図1の可動扉部が第2位置にある状態を示す斜視図、図3は可動扉部のスライド枠の要部拡大断面図、図4はバンボディ後端部の背面図、図5は開状態の可動扉部が第1位置にある状態の断面図、図6は開状態の可動扉部が第2位置にある状態の断面図である。なお、図中FRは車両前方を、UPは車両上方をそれぞれ示している。また、以下の説明における左右方向は、車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る車両1は、車両後方に箱型の外壁で囲んだバンボディ構造2を備えた所謂バン型トラックであり、このバンボディ構造2は、バンボディ9と、車両前後方向に移動可能で且つバンボディ9の後方を開閉する可動扉部16とを備えている。
バンボディ9は、バンボディ本体部3とバンボディ後端部4とを有する。
バンボディ本体部3は、略箱状に形成され、積荷を積載可能な底面を形成する床部5と、床部5の両端から上方に相対向して延びる両側壁部6,6と、両側壁部6,6の上端同士を連結する上壁部7と、車両前方を塞ぐ前壁部(図示省略)と、車両後方で略矩形状に形成され、積荷を出し入れ可能な開口部8とを有する。
バンボディ後端部4は、バンボディ本体部3の床部5の後端から後方に延長され、床部5の上面と連続面を形成する床部11と、バンボディ本体部3の両側壁部6,6の後端からそれぞれ後方に延長され、両側壁部6,6の外面と連続面を形成する両側壁部12,12と、バンボディ本体部3の上壁部7の後端から後方に延長され、上壁部7の外面と連続面を形成する上壁部13と、床部11、両側壁部12,12及び上壁部13の車両後方に形成される開口部14と、床部11、両側壁部12,12及び上壁部13の内面のそれぞれに配設されるレール15とを有する。また、床部11、両側壁部12,12及び上壁部の後端36は、それぞれ車両後方で且つ車両内側に向かって先細の形状を有する(図3参照)。
図1〜図3に示すように、レール15は、略コ字形断面を有し、床部11、両側壁部12,12及び上壁部13の内面にそれぞれ所定の間隔で2本ずつ、バンボディ後端部4の後端36から前端35にわたり車両前後方向の向きで配設されている。これらのレール15の前端35及び後端36には、後述するスライド枠18の車輪部23の車両前後方向の移動を規制するストッパ40がそれぞれ取り付けられている。また、これらのレール15の底部の所定位置には、後述するスライド枠18に設けられる係止杆26が貫通可能な係止孔17が形成されている。
図3及び図4に示すように、可動扉部16は、バンボディ後端部4の開口部14の開口形状と略同一の外周形状を有する枠体状のスライド枠18と、スライド枠18に形成される開口をバンボディ9の後方から開閉する観音扉式のドアパネル19とを有する。
スライド枠18は、中空円柱の部材からなり、下枠部20と、下枠部20の両端から上方に延びる両側枠部21,21と、両側枠部21,21の上端同士を連結する上枠部22とを有する。また、スライド枠18の下枠部20、両側枠部21,21及び上枠部22の外周面には、バンボディ後端部4の内壁面に配設されたレール15と対応する位置に車輪部23が取り付けられている。車輪部23は、略矩形状に形成される支持部24と、支持部24に回転自在に支持され、レール15上を移動可能な車輪25とを有する。この支持部24には、レール15に形成された係止孔17に挿通可能で且つ昇降可能な係止杆26が設けられている。スライド枠18は、その車輪部23により、バンボディ後端部4の内壁に配設されたレール15に沿って車両前後方向に移動することが可能となっている。また、スライド枠18は、レール15の係止孔17と車輪部23の係止杆26とを係合させることにより、バンボディ後端部4の適宜位置に設定することができる。
スライド枠18の下枠部20及び上枠部22の背面の所定位置には、後述するドアパネル19の垂直軸32の緊結子(図示省略)と係合し、扉部29の開方向への移動を規制する緊結部27が突出して設けられている。また、スライド枠18の車両外側の外周面には、開口部14の内周面とスライド枠18の外周面との間に形成される隙間からバンボディ9の内側への雨水などの進入を防止するためのゴムシールなどのシール部材28が装着されている。
図4に示すように、ドアパネル19は、略矩形状の2枚の扉部29,29を有する。この2枚の扉部29,29は、スライド枠18の両側枠部21,21の所定位置に複数(本実施形態では、両側枠部21,21のそれぞれに4箇所)取り付けられたヒンジ部30によって、それぞれ回転自在に支持されている。2枚の扉部29,29の表面には、それぞれドアロック装置31が設けられている。ドアロック装置31は、扉部29の開閉側に略垂直に配置される棒形状の垂直軸32と、垂直軸32を扉部29の表面に対して回転自在に支持する軸受(図示省略)と、垂直軸32に対して回転可能に取り付けられるレバー33と、扉部29に取り付けられ、レバー33の車両後方への移動を規制するレバーストッパ34と、垂直軸32の上端と下端に設けられ、スライド枠18の緊結部27に係合可能な緊結子(図示省略)とを備えている。垂直軸32は、扉部29に対して回転可能で且つ垂直方向に摺動不能に支持されている。レバー33は、扉部29が閉状態にあるときにはレバーストッパ34上に載置され、このレバーストッパ34によって車両後方への移動が規制される。また、レバー33がレバーストッパ34上に載置された状態では、垂直軸32の緊結子とスライド枠18の緊結部27とが係合され、扉部29,29の閉状態が保持される。一方、レバー33を、レバーストッパ34の上方へ回転移動させると共に車両後方に向かって回転させた場合には、垂直軸32の回転に伴って、垂直軸32の緊結子とスライド枠18の緊結部27との係合状態が解除され、扉部29が開状態に設定される。また、2枚の扉部29,29の裏面には、それぞれ開閉側の所定位置に断面ハット状のスライド枠移動用取手部41が取り付けられている。扉部29を開状態に設定した状態で、このスライド枠移動用取手部41を利用することにより、スライド枠18の車両前後方向の移動を容易に行うことができる。
次に、可動扉部を、バンボディ後端部の後端(第1位置)に設定した場合と、バンボディ後端部の前端(第2位置)に設定した場合とに分けて、図1、図2、図5及び図6に基づいて説明する。
図1及び図5に示すように、可動扉部16をバンボディ後端部4の後端36の位置に設定した状態では、バンボディ後端部4の前端35と後端36との間に形成される空間は、バンボディ本体部3の内側に形成される空間と連続する。このため、バンボディ後端部4の内側に形成される空間を積荷の積載スペースとして利用することが可能となる。
また、図1(b)及び図5に示すように、可動扉部16をバンボディ後端部4の後端36の位置に設定した状態では、ドアパネル19の扉部29は、その表面をバンボディ本体部3の側壁部6及びバンボディ後端部4の側壁部12と対向する位置まで回転移動させることが可能である。
一方、図2(a)に示すように、可動扉部16をバンボディ後端部4の前端35に設定すると共にスライド枠18のドアパネル19を閉状態に設定した状態では、バンボディ後端部4の内側に凹状の空間が形成される。このため、この空間をキャビティとして機能させることが可能となるため、走行時においてバンボディ後端部4の後方で発生する負圧を有効に抑制することができる。
また、図2(b)及び図6に示すように、可動扉部16をバンボディ後端部4の前端35に設定した状態では、ドアパネル19の扉部29は、その表面をバンボディ本体部3の側壁部6及びバンボディ後端部4の側壁部12と略平行となる位置まで回転移動させることが可能である。このため、バンボディ9内部への積荷の搬出入作業において、作業の効率性が低下することがない。
なお、本実施形態では、第2位置をバンボディ後端部4の前端35に設定したが、これに限られず、例えば、バンボディ本体部3の前端の位置に設定してもよい。
このように本実施形態によれば、バンボディ後端部4には、車両前後方向にスライド移動可能な可動扉部16が配置される。このため、積荷の積載量が多い場合には、可動扉部16をバンボディ後端部4の後端(第1位置)36に移動させることにより、バンボディ後端部4を積荷積載スペースとして有効に活用することができる。一方、積荷の積載量が少ない場合には、可動扉部16をバンボディ後端部4の前端(第2位置)35に移動させることにより、バンボディ後端部4の内側に凹状の空間が形成されるため、この空間をキャビティとして機能させることができる。すなわち、可動扉部16がバンボディ後端部4の後端36に移動した場合には、バンボディ9の積載容積を最大限に拡大させることが可能となり、一方、可動扉部16がバンボディ後端部4の前端35に移動した場合には、車両走行時の空気抵抗の低減化を図ることが可能となる。このように、バンボディ9の後側を、キャビティとしての機能と積荷積載スペースとを適宜選択して使用可能な構造としたので、バンボディ9の全長の短縮化を伴うことなく、バンボディ9の積載容積を十分に確保しつつ、空気抵抗の低減による車両の省燃費化を確実に図ることができる。
可動扉部16は、バンボディ後端部4の前端35と後端36との間に配設されたレール15に沿って移動するため、可動扉部16の車両前後方向の移動を円滑に行うことができる。
また、可動扉部16のスライド枠18がバンボディ後端部4の前端35と後端36との間で車両前後方向にスライド移動する。このスライド枠18は、枠体状であるため、バンボディ後端部4の内壁面によって上下方向及び左右方向の4方向から支持することが可能である。そして、このようにスライド枠18を4方向から支持することによって、移動時における可動扉部16の傾きを確実に抑えることが可能となる。従って、可動扉部16の車両前後方向の移動を確実且つ円滑に行うことができると共に、常にバンボディ後端部4の内壁面に対して可動扉部16を略垂直な状態に保持することができる。
バンボディ後端部4の後方を開閉するドアパネル19の扉部29は、スライド枠18に支持される。すなわち、可動扉部16のうちバンボディ後端部4の内壁面と接触する部分はスライド枠18に限定されるため、ドアパネル19の扉部29の開閉の際に、レール15などとの接触を確実に防止することができ、ドアパネル19の扉部29の開閉操作性が向上する。
また、図7に示すように、バンボディ後端部4の後端36と前端35との距離を300mm以上500mm以下に設定すると共に、バンボディ後端部4の床部11、両側面部12,12及び上壁部13の外面を、それぞれバンボディ本体部3の床部5、側壁部6,6及び上壁部7の外面に対して車両内側に向けて約10°傾斜させることもできる。
このように、可動扉部16の配置位置をバンボディ後端部4の後端36から300mm以上500mm以下の位置に設定すると共に、ドアパネル19の扉部29を閉状態にした場合には、バンボディ後端部4の外面がバンボディ本体部3の外面に対して内側へ約10°傾斜しているため、バンボディ後端部4をキャビティとして効果的に機能させることができる。従って、走行時においてバンボディ9の後方で発生する負圧が効果的に抑制され、車両の省燃費化を更に図ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本実施形態に係るバンボディ構造を採用するトラックの可動扉部が第1位置にある状態を示す斜視図であり、(a)はドアパネルが閉位置にある状態を示し、(b)はドアパネルが開位置にある状態を示したものである。 図1の可動扉部が第2位置にある状態を示す斜視図であり、(a)はドアパネルが閉位置にある状態を示し、(b)はドアパネルが開位置にある状態を示したものである。 可動扉部のスライド枠の要部拡大断面図である。 バンボディ後端部の背面図である。 開状態の可動扉部が第1位置にある状態の断面図である。 開状態の可動扉部が第2位置にある状態の断面図である。 バンボディ後端部の一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 車両(トラック)
2 バンボディ構造
3 バンボディ本体部
4 バンボディ後端部
9 バンボディ
15 レール
16 可動扉部
17 係止孔
18 スライド枠
19 ドアパネル
29 扉部
30 ヒンジ部
31 ドアロック装置
35 前端(第2位置)
36 後端(第1位置)
40 ストッパ

Claims (4)

  1. トラックのバンボディと、
    前記バンボディの内側に配置され、前記バンボディの後端に近接する第1位置と該第1位置よりも前方の第2位置との間で移動自在であり、且つ少なくとも前記第1位置において前記バンボディの後方を開閉自在な可動扉部と、を備え、
    前記可動扉部が少なくとも前記第1位置よりも前方で閉状態であるとき、前記バンボディと前記可動扉部とにより区画される領域は、走行時における前記バンボディの後方での負圧の発生を抑制するキャビティとして機能する
    ことを特徴とするトラックのバンボディ構造。
  2. 請求項1記載のトラックのバンボディ構造であって、
    前記バンボディは、前記第1位置と前記第2位置との間で前記可動扉部の移動方向を規制するレールを備えた
    ことを特徴とするトラックのバンボディ構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載のトラックのバンボディ構造であって、
    前記可動扉部は、前記第1位置と前記第2位置との間で移動自在な枠体状のスライド枠と、前記スライド枠に支持されて前記バンボディの後方を開閉可能なドアパネルと、を備えた
    ことを特徴とするトラックのバンボディ構造。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載のトラックのバンボディ構造であって、
    前記バンボディの後端と前記第2位置との距離は、300mm以上500mm以下であり、且つ前記バンボディのうち前記第2位置よりも後方の領域の外面は、前記バンボディのうち前記第2位置よりも前方の領域の外面に対して内側へ約10°傾斜している
    ことを特徴とするトラックのバンボディ構造。
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JP2016117458A (ja) * 2014-12-24 2016-06-30 株式会社豊田中央研究所 車両用整流装置

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