JP6676945B2 - 荷台構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ウィングドアを跳ね上げて荷物の載せ下ろしを行うことができるウィングボディ構造を有するトラックの荷台構造に関する。
トラックの荷台構造のうち、バンボディと呼ばれる箱形の荷台構造の一種に、箱形荷台の側面を跳ね上げることにより、側面部が大きく開口するウィングボディ構造がある。ウィングボディ構造では、開口部を広くとることができるので、容易に荷物の載せ下ろしを行うことができる。より詳細には、ウィングボディ構造は、例えば、箱形荷台の側面を上下に2分割し、上半分は屋根と一体となって開き、下半分は平ボディのあおりと同様に下側に開く構造を有するものが多い。
このようなウィングボディ式の荷台構造を有するトラックにおいて、トラックの走行時における空気抵抗を低減するための整流板を設ける技術が、例えば特許文献1に開示されている。
特許第5442981号公報
特許文献1に開示された整流板は、箱形荷台構造の後部の枠部分に固定されており、箱の左右側面と上部の外壁とが内側へ向かって傾斜している。そして、特許文献1では、荷台構造の後部の枠部分が、荷台の後方へ流れる空気を導くために、ある程度以上の長さを有する傾斜部分を有している。しかしながら、トラックにおける全長は法令等により制限されており、トラックの全長をこの制限の範囲内に収めるためには、整流板の長さの分だけ、荷台側面のウィング部分が開く面積(以降、開口面積と称する)を縮小しなければならなかった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであって、トラック走行時の空気抵抗を低減すると共に、ウィングドア開口時の開口面積をできるだけ広くすることができる荷台構造を提供することである。
本発明の荷台構造は、ウィングドアを開閉可能に設けたウィングボディ構造を有するトラックの荷台構造であって、前記ウィングドアは、前記ウィングドアが閉まった状態における荷台の側面を覆う第1板状部材と、前記ウィングドアが閉まった状態における前記荷台の上面を覆う第2板状部材と、前記第1板状部材と前記第2板状部材の両方の部材の、前記荷台の前後方向における後端部に設けられており、前記荷台の後ろに行くにつれて内側に傾斜している傾斜板と、を有する。
本開示によれば、トラック走行時の空気抵抗を低減すると共に、ウィングドア開口時の開口面積をできるだけ広くすることができる。
ウィングボディ構造を有するトラックにおいて、ウィングドアが開いた状態の荷台構造について説明するための図 第1の実施の形態において、ウィングドアおよびあおりが閉まった状態のトラックを側面から見た図 ウィングドアおよびあおりが閉まった状態において、傾斜板を含む荷台を側面から見た図 ウィングドアおよびあおりが閉まった状態において、傾斜板を含む荷台を上から見た図 ウィングドアおよびあおりが閉まった状態において、傾斜板を含む荷台を後ろから見た図 ウィングドアおよびあおりが開いた状態において、傾斜板を含むトラックを側面から見た図 トラックの側面図 図5Aに示す線A−Aにおける断面を上から見た図 第2の実施の形態に係る荷台構造について説明するための図 第2の実施の形態において、ウィングドアおよびあおりが開いた状態のトラックを示す図 第3の実施の形態に係る荷台構造について説明するための図 第3の実施の形態において、ウィングドアおよびあおりが開いた状態のトラックを示す図 第4の実施の形態に係る荷台構造について説明するための図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、ウィングボディ構造を有するトラック100において、ウィングドアが開いた状態の荷台構造について説明するための図である。図1において、トラック100を左側斜め後ろ方向から見ている。図1に示すように、トラック100は、キャブ1と荷台2とを有する。
キャブ1は、トラック100の運転席や運転手の居住空間等を含む部位である。荷台2は、荷物を載せる台の部位であり、図1に示すように、前壁3、ウィングドア4、あおり5、後部ドア6を有する。以下では、トラック100の荷台2の詳細な構造について説明する。
前壁3は、キャブ1の後面に沿うように設置される壁である。トラック100の走行時の空気抵抗を低減するため、キャブ1と前壁3との間の隙間はできるだけ小さくする方が望ましい。
ウィングドア4は、荷台2の上面(天井)のほぼ中心線の位置に設置された梁部41を回転軸として開く扉である。なお、荷台2の上面の中心線とは、図1に示すように、前壁3の上辺における中央部と、後述する後部ドア6のドアフレーム61の上辺の中央部とを結ぶ線である。ウィングドア4は、この梁部41を回転軸として、例えば油圧あるいは空気圧等によって開閉される。ウィングドア4の開閉機構については、図1では図示を省略している。
なお、図1においては、トラック100の左側のウィングドア4のみが開かれた状態が記載されているが、図1におけるトラック100の右側にも同様のウィングドアを設け、梁部41を回転軸として開閉できるようにしてもよい。
図1に示すように、ウィングドア4は、ウィングドア4が閉まった状態において荷台2の側壁の一部となる第1板状部材42と、ウィングドア4が閉まった状態において荷台2の上面(天井)の半分となる第2板状部材43とを有する。第1板状部材42と第2板状部材43とは、荷台2の前後方向に沿ってほぼ直角に、互いに固定されている。
また、ウィングドア4には、その後端部に傾斜板44を有する。傾斜板44は、第1板状部材42と第2板状部材43の両方の後端部に所定の傾斜角を有して設けられ、トラック100の走行時に荷台2の側面および上面に沿って流れる空気を整流するための整流板である。傾斜板44についての詳細は後述する。
あおり5は、荷台2の床の左右方向における端部を中心として、上下方向に開閉できるように設置された板状部材である。図2に示すように、あおり5とウィングドア4の第1板状部材42とによって、ウィングドア4が閉まっている場合の荷台2の側壁が形成される。図2は、第1の実施の形態において、ウィングドア4およびあおり5が閉まった状態のトラック100を側面から見た図である。図1および図2においては、あおり5は荷台2の前後方向にほぼ隣接した2枚の板状部材で構成されている。しかし、本発明はこれに限定されず、あおり5は荷台2の前端から後端までを覆う1枚の板状部材で構成されてもよい。
後部ドア6は、荷台2の後端に設けられた、例えば観音開きの扉であり、荷台2の床の最後端に設けられたドアフレーム61(本発明のフレーム部材に対応)に開閉可能に固定されている。なお、本実施の形態では、荷台2の後端部には観音開きの後部ドア6が設けられるとしたが、本発明はこれに限定されず、後部ドア6は例えば上方向や左右方向にスライドさせるスライドドアとしてもよいし、後部ドア6およびドアフレーム61の代わりに開閉できない後壁を設けてもよい。
次に、ウィングドア4の傾斜板44について説明する。図3Aは、ウィングドア4およびあおり5が閉まった状態において、傾斜板44を含む荷台2を側面から見た図である。図3Bは、ウィングドア4およびあおり5が閉まった状態において、傾斜板44を含む荷台2を上から見た図である。図3Cは、ウィングドア4およびあおり5が閉まった状態において、傾斜板44を含む荷台2を後ろから見た図である。
図3Aおよび図3Bに示すように、傾斜板44は、トラック100の後ろに行くにつれて内側へ向けて傾斜している。より詳細には、図3Aに示すように、傾斜板44のうち、荷台2の上面に接続された面は、トラック100の後ろに行くにつれて下側に向けて傾斜している。そして、図3Bに示すように、傾斜板44のうち、荷台2の側面に接続された面は、トラック100の後ろに行くにつれて荷台2の中心部に向けて傾斜している。このような傾斜板44により、トラック100の走行時、トラック100の側面および上面に沿って後方へと流れる空気が緩やかに案内される。これにより、荷台2の後方における空気の渦の発生を抑えることができ、トラック100の走行時燃費を向上させることができるようになる。
傾斜板44の幅(荷台2の前後方向における長さ)は、本発明では特に限定しないが、例えば300mm程度とすればよい。また、傾斜板44は、ウィングドア4に例えば溶接等により接着されてもよいし、例えば折り曲げ加工によって、ウィングドア4と同一部材で、トラック100の後ろに行くにつれて内側へ向けて傾斜するように形成されてもよい。
本第1の実施の形態では、傾斜板44の荷台2における側面部分の長さ、すなわち、ウィングドア4が閉まった状態における傾斜板44の最上部から最下部までの最大の長さLは、図2および図3Aに示すように、ウィングドア4が閉まった状態における第1板状部材42の最上部から最下部までの長さLb1とほぼ等しい。しかし、本発明はこれに限定されず、傾斜板44の荷台2における側面部分の長さはより短くてもよいし、後述する第2の実施の形態のようにより長くてもよい。
図4は、ウィングドア4およびあおり5が開いた状態において、傾斜板44を含むトラック100を側面から見た図である。上述したように、傾斜板44はウィングドア4に設けられている。このため、図4に示すように、ウィングドア4が開いた状態では、傾斜板44もウィングドア4と共に開かれる。このような構成により、ウィングドア4およびあおり5が開いたことによって生じる荷台2の開口部(図4における斜線部)の面積が傾斜板44によって減少することはなく、広い開口部を確保することができるので、開口部を介した荷物の載せ下ろしが容易となり、高い荷役作業性を確保することができる。
図5は、傾斜板44およびドアフレーム61の断面図である。図5Aは図2と同様のトラック100の側面図であり、図5Bは、図5Aに示す線A−Aにおける断面を上から見た図である。図5Bに示すように、ドアフレーム61は、傾斜板44の傾斜に合わせた断面形状を有し、また傾斜板44の傾斜に合わせて傾斜板44の内側に沿うように配置される。そして、本第1の実施の形態においては、傾斜板44の後端部は、ドアフレーム61の後端部とほぼ同じ位置となり、傾斜板44はドアフレーム61からさらにトラック100の後ろ方向に突出しない。なお、図5Bに示すドアフレーム61は、後部ドア6の四方を取り囲むドアフレーム61のうちの左側の部位であるが、後部ドア6の右側、および上側の部位についても、これと同様に、傾斜板44の傾斜に合わせた断面形状を有し、また傾斜板44の傾斜に合わせて傾斜板44の後端部の内側に沿うように配置されればよい。
また、図5Bに示すように、ドアフレーム61における荷台2の前後方向に平行な長さ(幅)は、傾斜板44における荷台2の前後方向に平行な長さ(幅)よりも小さい。このため、ウィングドア4を開いた状態において、ドアフレーム61の幅により荷台2の開口面積が狭くなってしまう事態を回避することができる。
なお、傾斜板44の荷台2の前後方向に対する傾きについては、本発明では限定しない。例えば空気抵抗の低減率が最も大きくなる傾きを実験的に調べ、傾斜板44の傾きを当該調べた傾きとなるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る荷台構造は、ウィングドア4を開閉可能に設けたウィングボディ構造を有するトラックの荷台構造であって、ウィングドア4は、荷台2の前後方向における後端部に、荷台2の後ろに行くにつれて内側に傾斜した傾斜板44を有する。
このような構成により、トラック100の荷台構造において、トラック100走行時に荷台2の側面および上面に沿って流れる空気を傾斜板44によって整流することができる。従って、トラック100走行時の空気抵抗を抑えることができ、トラック100の燃費を向上させることができる。そして、この傾斜板44はウィングドア4の後端部に設けられているので、ウィングドア4が開いた状態においてはウィングドア4と共に傾斜板44も開かれており、傾斜板44が荷台2の開口部に干渉することがない。また、傾斜構造を設けるためにドアフレーム61の幅を広くする必要がないため、荷台2の開口面積を広くとることができる。このため、傾斜板44を設けても、荷台2における荷役作業性を確保することができる。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態に係る荷台構造について説明するための図である。図6は、図2と同様に、ウィングドア4およびあおり5が閉まった状態において、トラック100を側面から見た図である。
図6に示すように、第2の実施の形態に係る荷台構造は、ウィングドア4が閉まった状態において、傾斜板44の最上部から最下部までの長さLが、第1板状部材42の最上部から最下部までの長さLb1と、あおり5の最上部から最下部までの長さLとを加えた長さにほぼ等しい。すなわち、第2の実施の形態では、ウィングドア4が閉まった状態において、傾斜板44が荷台2の床付近まで延長されている。
これにより、第1の実施の形態よりも傾斜板の面積を大きくすることができる。このため、トラック走行時の空気抵抗をより抑えることができるようになる。
図7は、第2の実施の形態において、ウィングドア4およびあおり5が開いた状態のトラック100を示す図である。図7においては、図1と同様に、トラック100を左側斜め後ろ方向から見ている。図7に示すように、第1の実施の形態と同様に、ウィングドア4が開いた状態では、傾斜板44もウィングドア4と共に開かれる。このような構成により、ウィングドア4が開いた状態では、傾斜板44が荷台2の開口面積を狭くすることがない。
なお、図6では、傾斜板44の最上部から最下部までの長さLが、第1板状部材42の最上部から最下部までの長さLb1と、あおり5の最上部から最下部までの長さLとを加えた長さにほぼ等しいとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、傾斜板44の最上部から最下部までの長さLは、第1板状部材42の最上部から最下部までの長さLb1より長く、第1板状部材42の最上部から最下部までの長さLb1とあおり5の最上部から最下部までの長さLとを加えた長さ以下となるようにすればよい。このような構成でも、第1の実施の形態よりも傾斜板44の面積を大きくすることができるので、トラック走行時の空気抵抗低減効果を向上させることができる。
以上説明したように、第2の実施の形態の荷台構造において、ウィングドア4が閉まった状態における傾斜板44の最上部から最下部までの最大の長さLは、ウィングドア4が閉まった状態における第1板状部材の最上部から最下部までの長さLb1より長く、ウィングドア4が閉まった状態における、第1板状部材42の最上部から最下部までの長さとあおり5の最上部から最下部までの長さLとを加えた長さよりも短い。
このような構成により、傾斜板44の面積を大きくできるので、トラック走行時の空気抵抗を効果的に抑えることができるようになる。
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態について説明する。図8は、本発明の第3の実施の形態に係る荷台構造について説明するための図である。図8は、図2および図6と同様に、ウィングドア4およびあおり5が閉まった状態において、トラック100を側面から見た図である。
図8に示すように、第3の実施の形態に係る荷台構造は、第1の実施の形態の傾斜板44に加えて、あおり5の後端部に設けられた傾斜板51(あおり側傾斜板に相当)をさらに有する。傾斜板51は、傾斜板44とほぼ同じ角度で、トラック100の後ろに行くにつれて内側に傾斜している。なお、図8に示すようにあおり5が荷台2の前後方向にほぼ隣接した2枚の板状部材で構成されている場合は、傾斜板51は後ろ側のあおり5の後端部に設けられる。
また、傾斜板51は、あおり5に例えば溶接等により接着されてもよいし、例えば折り曲げ加工によって、あおり5と同一部材で、トラック100の後ろに行くにつれて内側へ向けて傾斜するように形成されてもよい。
図9は、第3の実施の形態において、ウィングドア4およびあおり5が開いた状態のトラック100を示す図である。図9においては、図1および図7と同様に、トラック100を左側斜め後ろ方向から見ている。図9に示すように、第1および第2の実施の形態と同様に、ウィングドア4が開いた状態では、傾斜板44もウィングドア4と共に開かれる。そして、あおり5が開いた状態では、傾斜板51もあおり5と共に下向きに開かれる。このような構成により、ウィングドア4およびあおり5が開いた状態では、傾斜板44と傾斜板51が荷台2の開口面積を狭くすることがない。
以上説明したように、第3の実施の形態の荷台構造において、あおりは、当該あおりの後端部に、トラックの後ろに行くにつれて内側に傾斜したあおり側傾斜板(傾斜板51)を有する。
このような構成により、傾斜板44と傾斜板51とを合わせた面積を大きくすることができ、トラック走行時の空気抵抗を効果的に抑えることができるようになる。
<第4の実施の形態>
以下、本発明の第4の実施の形態について説明する。図10は、本発明の第4の実施の形態に係る荷台構造について説明するための図である。図10は、図2、図6および図8と同様に、ウィングドア4およびあおり5が閉まった状態において、トラック100を側面から見た図である。
図10に示すように、第4の実施の形態に係る荷台構造は、第1の実施の形態にて説明した傾斜板44が、トラック100の後ろ側に延長され、後部ドア6のドアフレーム61の後端部より長さLだけ突出する。ここで、トラックの全長には保安基準や道路交通法等による規制があるため、トラック100の全長がこの傾斜板44の延長部分も含めて規制寸法内に収められる必要がある。このため、傾斜板44の突出長さLを長くすればするほど、荷台2の前後方向の長さを短くする必要があり、荷台2の収容容積が小さくなってしまう。一方、傾斜板44による空気抵抗の低減については、傾斜板44の突出部分の長さが長いほど効果が高くなる。このように荷台2の収容容積と傾斜板44の突出部分の長さLについてはトレードオフの関係にあるため、傾斜板44の突出部分の長さLについては本発明では特に限定しない。一例として、傾斜板44の突出部分の長さLは、例えば100mm程度とすればよい。
なお、傾斜板44の突出部分を設けたことにより、傾斜板44全体の荷台2の前後方向の長さ(幅)を第1から第3の実施の形態の傾斜板44と比較して長くしてもよいし、同じ長さのままでもよい。
以上説明したように、第4の実施の形態に係る荷台構造において、傾斜板44の最後端は、ドアフレーム61の最後端より所定の長さだけ突出する。このような構成により、傾斜板44によるトラック走行時の空気抵抗低減効果を向上させることができる。
なお、以上説明した第1から第4の実施の形態に係る荷台構造は、互いに独立したものではなく、第1から第4の実施の形態に係る荷台構造を任意に組み合わせてもよい。例えば、第2の実施の形態に係る荷台構造と、第4の実施の形態に係る荷台構造とを組み合わせ、ウィングドア4が閉まった状態において、傾斜板44の最上部から最下部までの長さLが、第1板状部材42の最上部から最下部までの長さLb1と、あおり5の最上部から最下部までの長さLとを加えた長さにほぼ等しくすると共に、傾斜板44を後方に延長して、ドアフレーム61から長さLだけ突出させるように構成してもよい。
本発明は、ウィングボディ構造を有するトラックの荷台構造に有用である。
100 トラック
1 キャブ
2 荷台
3 前壁
4 ウィングドア
41 梁部
42 第1板状部材
43 第2板状部材
44 傾斜板
5 あおり
51 傾斜板
6 後部ドア
61 ドアフレーム

Claims (5)

  1. ウィングドアを開閉可能に設けたウィングボディ構造を有するトラックの荷台構造であって、
    前記ウィングドアは、前記ウィングドアが閉まった状態における荷台の側面を覆う第1板状部材と、前記ウィングドアが閉まった状態における前記荷台の上面を覆う第2板状部材と、前記第1板状部材と前記第2板状部材の両方の部材の、前記荷台の前後方向における後端部に設けられており、前記荷台の後ろに行くにつれて内側に傾斜している傾斜板と、を有する、
    荷台構造。
  2. 前記荷台の最後端に、前記荷台の床および前記荷台の前後方向に対して垂直に設けられるフレーム部材、
    をさらに有し、
    前記ウィングドアが閉じた状態において、前記フレーム部材の外側の面は、前記傾斜板の内側の面と接する、
    請求項に記載の荷台構造。
  3. 前記ウィングドアが閉まった状態において、前記第1板状部材と共に前記荷台の側面を覆うあおりをさらに有し、
    前記ウィングドアが閉まった状態における前記傾斜板の最上部から最下部までの最大の長さは、前記ウィングドアが閉まった状態における前記第1板状部材の最上部から最下部までの長さより長く、前記ウィングドアが閉まった状態における、前記第1板状部材の最上部から最下部までの長さと前記あおりの最上部から最下部までの長さとを加えた長さよりも短い、
    請求項に記載の荷台構造。
  4. 前記ウィングドアが閉まった状態において、前記第1板状部材と共に前記荷台の側面を覆うあおりをさらに有し、
    前記あおりは、当該あおりの後端部に、前記トラックの後ろに行くにつれて内側に傾斜したあおり側傾斜板を有する、
    請求項に記載の荷台構造。
  5. 前記傾斜板の最後端は、前記フレーム部材の最後端より所定の長さだけ突出する、
    請求項に記載の荷台構造。
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