JP2006341523A - パージ剤封入カプセル - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は樹脂成形時に使用するパージ剤の保有量を著しく増大し、使用効率を飛躍的に向上せしめるパージ剤封入カプセルを提供する。
【解決手段】成型樹脂原料中又は洗浄用樹脂中に混合して成型装置内に供され、該成型装置内面の洗浄を行うパージ剤3であって、該パージ剤3が上記成型樹脂原料又は洗浄用樹脂の溶融温度で溶融する熱可塑性樹脂から成る短小チューブ2内に充填され、該短小チューブ2の両端が熱シールにより封止されて上記パージ剤3を短小チューブ2内に封入した構造を有するパージ剤封入カプセル1。
【選択図】 図3

Description

本発明は射出成型装置や薄膜成型装置やインフレーションチューブ成型装置等の成型装置の洗浄を目的として使用されるパージ剤封入カプセルに関する。
上記成型装置に供給される成型樹脂原料中には、酸化防止剤、防曇剤、帯電防止剤等の添加剤を添加し成型に供しているが、成型樹脂原料の溶融時にこれら添加剤が凝集してゲル状になり、又は成型樹脂原料自身が凝集してゲル状になり、これが成型装置の内面、例えば金型や樹脂供給部の内面に付着して熱により炭化層を形成し成型に支障を来す問題を有している。
従来上記添加剤の凝集炭化を洗浄する手段としてパージ剤が用いられており、該パージ剤を成型樹脂原料中に混合して成型に供する方法が採られている。
上記パージ剤としては有機ホウ素化合物、アミン化合物、界面活性剤等が用いられている。
上記パージ剤は洗浄剤、粘稠物質付着防止剤、離型剤等と呼称される場合が多い。
而して上記パージ剤を液体又は粉体の形態で成型装置内へ直接投入すると、該液体及び粉体が、例えば成型樹脂原料の供給スクリューやシリンダ内面に付着してしまうため、従来は特許文献1乃至4に基づき、図5に示すように、成型樹脂原料と同一の熱可塑性樹脂に液体又は粉体であるパージ剤3を練り込んだ中実粒体1′の形態で成型装置内へ投入する方法が提案されている。
特開平10−77419 特開2003−268115 特開2004−67780 特開2004−203973
然るに上記パージ剤を熱可塑性樹脂に練り込んで粒体化した構造では、一粒当たりのパージ剤保有率には限界を伴い、これに応じパージ剤の性能も制限されたものとなる。
例えば粒径3mm、長さ3mmの円柱形顆粒状の粒子においては、技術的に一粒当たり0.001cc程度の僅かなパージ剤しか保有させることができず、所要の効果を上げるには多量の投入量を必要とし、著しく効率性に欠ける問題を有している。
本発明は上記問題を抜本的に解決するパージ剤封入カプセルを提供するものである。
上記パージ剤封入カプセルは前記の通り、成型樹脂原料中に混合して成型装置内に投入され、又は安価な洗浄用樹脂中に混合して成型装置内に投入され、該成型樹脂原料の溶融樹脂と接する成型装置内面を洗浄する使用目的を有する。
このパージ剤封入カプセルはパージ剤が上記成型樹脂原料又は洗浄用樹脂の溶融温度で溶融する熱可塑性樹脂から成る短小チューブ内に充填され、該短小チューブの両端が熱シールにより封止されて上記パージ剤を短小チューブ内に封入した構造を有する。
上記短小チューブはその両端に熱シールにより形成された熱圧着フランジを有する。
上記パージ剤封入カプセルは一カプセル当たりの保有量を著しく増大することができ、使用効率を飛躍的に向上せしめることができる。
例えば上記パージ剤封入カプセルは直径が2〜5mm、長さが3〜10mmの短小チューブによって形成され、一カプセル当たり最大0.09ccのパージ剤の封入が可能となる。
図1乃至図3は上記パージ剤封入カプセル1を示し、該パージ剤封入カプセル1は成型樹脂原料中に混合して成型に供され、該成型樹脂原料の溶融樹脂と接する成型装置内面の洗浄を行う使用目的を有する。
又は洗浄用樹脂、即ち成型樹脂原料を使用した製品のリサイクル材等から成る洗浄用樹脂を用意し、成型装置の休止中に該洗浄用樹脂にパージ剤封入カプセル1を混合して成型装置内に投入し、成型樹脂原料の溶融樹脂と接する成型装置内面の洗浄を行う。
上記パージ剤3は上記成型樹脂原料又は洗浄用樹脂の溶融温度で溶融する熱可塑性樹脂から成る短小チューブ2内に充填され、該短小チューブ2の両端が熱シールにより封止されて上記パージ剤3を短小チューブ2内に封入した構造を有する。
上記短小チューブ2の両端には同チューブ2の略直径線上において側方へ張り出す熱圧着フランジ4を有する。この熱圧着フランジ4は短小チューブ2内への定量で強固なパージ剤封入目的を達成し、成型樹脂原料又は洗浄用樹脂中に均一に撹拌し分散する手段として有効に機能する。
上記パージ剤3は各種洗浄剤(液体)、例えば有機ホウ素化合物、アミン化合物、界面活性剤等の液体である。
又は上記パージ剤3は炭酸カルシウム、タルク、クレー等に代表される研磨剤、又は発泡剤である。
即ち上記パージ剤封入カプセル1は内部に上記洗浄剤又は研磨剤又は発泡剤の何れか、又は二者又は三者を混合して封入する。
次に図4に基づき、上記パージ剤封入カプセル1の製造方法について説明し、その構造について具体的に説明する。
図4Aに示すように、不活性ガス中においてパージ剤3を密に圧入充填し封入した、長尺チューブ2′を用意し、図4Bに示すように、該長尺チューブ2′の端部を一対のシールヘッド5間に供給し、該シールヘッド5を閉じることによって長尺チューブ2′の筒壁を挟着しつつ熱圧着し、即ち超音波シール又は加熱シール(何れも熱シールに含まれる)により短小チューブ2の両端を封止する。
以上の動作を繰り返すことによってパージ剤3が上記成型樹脂原料又は洗浄用樹脂の溶融温度で溶融する熱可塑性樹脂から成る短小チューブ2内に充填され、該短小チューブ2の両端が熱シールにより封止されて上記パージ剤を短小チューブ2内に封入した構造を有するパージ剤封入カプセル1を得る。
上記短小チューブ2の両端には同チューブ2の略直径線上において側方へ張り出す熱圧着フランジ4を形成する。この熱圧着フランジ4は短小チューブ2内への定量で強固なパージ剤封入を果たし、成型樹脂原料中にカプセル1即ちパージ剤3を均一に撹拌し分散する抵抗手段として有効に機能する。
上記熱圧着フランジ4は長尺チューブ2′の筒壁を対向する方向において熱圧着して形成され、該熱圧着フランジ4の表裏面にチューブ直径方向に並列された凹凸6を形成する。
上記凹凸6は上記シールヘッド5のチューブ挟着面(先端面)に凹凸成型用の凹凸形状を付設することによって付形される。この凹凸6はシール強度を強化し、又上記成型樹脂原料又は洗浄用樹脂との均一な撹拌混合を助長する抵抗体として機能する。
上記パージ剤封入カプセル1は直径Rが2〜5mm、長さLが3〜10mmの短小チューブによって形成され、一カプセル当たり最大0.09ccのパージ剤3を密に封入する。
具体例として直径Rが3mm、長さLが3mmのパージ剤封入カプセル1では、0.004ccのパージ剤3を封入し機能させることができるが、同じ大きさの従来のパージ剤3を練り込んだ中実粒体1′では0.001ccのパージ剤3しか保有させることができない。
上記成型樹脂原料又は洗浄用樹脂は3〜5mm程度の大きさのペレットにして成型装置、例えばルーダー内に供給され、上記パージ剤封入カプセル1は該成型樹脂原料又は洗浄用樹脂のペレットと同程度の大きさ、即ちペレットより大き過ぎず、又小さ過ぎない大きさにすることが必要である。
上記パージ剤封入カプセル1は成型装置に供給された樹脂が加熱溶融する時、加熱によって短小チューブ2が封入パージ剤3に先行して溶融し、封入されたパージ剤3を溶融樹脂中に流出し、所要のパージ機能を果たす。
パージ剤封入カプセルの斜視図。 同側面図。 同縦断面図。 A乃至Dは上記パージ剤封入カプセルの製造工程を説明する側面図。 従来のパージ剤を練り込んだ中実粒子の断面図。
符号の説明
1…パージ剤封入カプセル、2…短小チューブ、3…パージ剤、4…熱圧着フランジ、5…シールヘッド、6…凹凸、R…パージ剤封入カプセルの直径、L…パージ剤封入カプセルの長さ。

Claims (2)

  1. 成型樹脂原料中又は洗浄用樹脂中に混合して成型装置に供され、該成型装置内面の洗浄を行うパージ剤であって、該パージ剤が上記成型樹脂原料又は洗浄用樹脂の溶融温度で溶融する熱可塑性樹脂から成る短小チューブ内に充填され、該短小チューブの両端が熱シールにより封止されて上記パージ剤を短小チューブ内に封入した構造を有するパージ剤封入カプセル。
  2. 上記短小チューブの両端に熱シールにより形成された熱圧着フランジを有することを特徴とする請求項1記載のパージ剤封入カプセル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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