JP2006341383A - 形状保持性シート及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、使用者が容易に所望の形状を付与し得る十分な形状保持性を有し、軸方向と平行方向に屈曲してもパリパリという破裂音を発して折れ曲がったり破断することがなく、湾曲形状を付与するためのプレス加工工程を必要としない形状保持性シート、、複合形状保持性シート、それを用いた帽子のつば用芯材、帽子のつば及び帽子を提供する。
【解決手段】 一軸方向に形状保持性を有する合成樹脂シートとフィルム状体が積層され、該合成樹脂シートに形状保持性を有する軸方向と略平行に5mm以下の間隔で複数の切れ目又は折り目が形成されていることを特徴とする形状保持性シート及び形状保持性シートが、互いに隣り合う合成樹脂シートの形状保持性を有する軸方向が所定角度をなすように複数積層・接着されていることを特徴とする複合形状保持性シート。
【選択図】 なし

Description

本発明は、形状の保持性に優れた形状保持性シート、その製造方法、それに使用する折り曲げ装置、形状保持性シートを積層した複合形状保持性シート、それを用いた帽子のつば用芯材、帽子のつば及び帽子に関する。
尚、本明細中において「形状保持」とは、例えば、使用者が手で自在に変形して所望の形状を形成し、その状態を保持しうる状態をいう。
従来、帽子は布で製造され、そのつばは布を複数枚積層し縫製することによって製造されていたが、布は雨が降ると濡れて雨水を吸収し、重くなると共に変形するので、最近は合成樹脂製の帽子やつば部分のみを合成樹脂で製造した帽子が使用されている。
例えば、ヒサシ部の芯材が低発泡のPE板から成り、且つ、該ヒサシ部は、加熱及びプレスにて湾曲面状に形成されると共に急冷にて「形状保持」されていることを特徴とするキャップが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−218120号公報
しかしながら、上記キャップのヒサシ部は単に高温プレスして急冷しただけであるから本発明において定義される形状保持とは異なり、使用者が所望の形状を付与することが困難であるばかりでなく、湾曲形状のプレス加工が必要であるため加工コストが高くなるという欠点があった。
又、上記芯材として、ポリエチレン樹脂等の一軸延伸シートを使用することも可能であるが、一軸延伸シートを芯材とするヒサシはその一軸延伸方向に沿って屈曲すると、「パリパリ」という破裂音を発し、折れ曲がったり破断するという欠点があった。
本発明の目的は、上記欠点に鑑み、使用者が容易に所望の形状を付与し得る十分な形状保持性を有し、軸方向と平行方向に屈曲してもパリパリという破裂音を発して折れ曲がったり破断することがなく、湾曲形状を付与するためのプレス加工工程を必要としない形状保持性シート、その製造方法、それに使用する折り曲げ装置を提供することにある。
又、本発明の異なる目的は、使用者が容易に所望の形状を付与し得る十分な形状保持性を有し、屈曲しても「パリパリ」という破裂音を発して折れ曲がったり破断することのない複合形状保持性シート、それを用いた帽子のつば用芯材、帽子のつば及び帽子を提供することにある。
本発明の形状保持性シートは、一軸方向に形状保持性を有する合成樹脂シートとフィルム状体が積層され、該合成樹脂シートに形状保持性を有する軸方向と略平行に5mm以下の間隔で複数の切れ目又は折り目が形成されていることを特徴とする。
上記合成樹脂シートは、一軸方向に形状保持性を有するシートであり、折り曲げるとその形状を保持しうるシートであれば任意の材料を使用可能であるが、軽量で衛生的な材料が好ましいので、総延伸倍率10〜40倍の一軸延伸オレフィン系樹脂シートが好ましい。
上記一軸延伸オレフィン系樹脂シートを構成するオレフィン系樹脂としては、フィルム形成能を有する任意のオレフィン系樹脂が使用でき、例えば、高密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、低密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ペンテン−1共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体等が挙げられ、高密度ポリエチレン樹脂が好適に使用される。
一軸延伸オレフィン系樹脂シートは10〜40倍と高度に延伸され、且つ、延伸により高度な形状保持性を発現するものが好ましいが、高密度ポリエチレン樹脂の密度は小さくなると高度な形状保持性を発現する高倍率の延伸が困難になるので、0.94g/cm3 以上が好ましい。
又、高密度ポリエチレン樹脂の重量平均分子量は、小さくなり過ぎると押出成形による未延伸原反の成形が難しくなり、大きくなり過ぎるとフィルム成形や延伸がしにくくなるので、20万〜50万が好ましく、メルトインデックス(MI)はフィルム成形性が優れている0.1〜20が好ましく、より好ましくは0.2〜10である。
一軸延伸オレフィン系樹脂シートの総延伸倍率は小さいと形状保持性が向上せず、大きくなると横裂けしやすくなるので10〜40倍が好ましく、より好ましくは10〜30倍である。
オレフィン系樹脂シートの延伸方法は従来公知の任意の方法が採用されてよいが、10〜40倍と高度に延伸するのであるから、オレフィン系樹脂シートを圧延した後、一軸延伸又は一軸延伸を複数回繰り返す多段一軸延伸する方法が好ましい。
即ち、圧延倍率が5〜10倍になるように圧延した後、延伸倍率が1.3〜4倍になるように一軸延伸して、総延伸倍率が10〜40倍となされたオレフィン系樹脂シートが好ましい。なお、総延伸倍率とは、圧延倍率と延伸倍率の積をいう。
上記圧延は、オレフィン系樹脂シートを一対の反対方向に回転するロールに供給し、押圧してシートの厚みを薄くすると共に伸長する方法であり、圧延されたシートは延伸シートとは異なり、オレフィン系樹脂が配向されることなく緻密になっているので、高度に延伸しやすくなっている。
圧延温度は、低くなると均一に圧延できず、高くなると溶融切断するので、圧延する際のロール温度は、圧延するオレフィン系樹脂シートのオレフィン系樹脂の「融点−40℃」〜「融点」の範囲が好ましく、より好ましくは、オレフィン系樹脂の「融点−30℃」〜「融点−5℃」である。
尚、本発明において、融点とは示差走査型熱量測定機(DSC)で熱分析を行った際に認められる、結晶の融解に伴う吸熱ピークの最大点をいう。
又、圧延倍率は小さいと後の一軸延伸に負担がかかり、大きくするのは圧延が困難になるので5〜10倍が好ましい。尚、本発明において、圧延倍率及び延伸倍率は、圧延又は延伸前のシートの断面積を圧延又は延伸後のシートの断面積で徐した値である。
上記一軸延伸は、従来公知の任意の方法でよく、例えば、ロール延伸法、ゾーン延伸法により、ヒータや熱風により加熱しながら延伸する方法が挙げられる。
延伸温度は、低くなると均一に延伸できず、高くなるとシートが溶融切断するので、延伸するオレフィン系樹脂シートのオレフィン系樹脂の「融点−60℃」〜「融点」の範囲が好ましく、より好ましくは、オレフィン系樹脂の「融点−50℃」〜「融点−5℃」である。
又、延伸倍率は、総延伸倍率が10〜40倍であるから、圧延倍率を考慮し、総延伸倍率がこの範囲にはいるように決定すればよいが、延伸倍率が小さいと形状保持性が向上しせず、延伸倍率が大きいとシートを曲げたときに横割れしたり音がなったりするので、1.3〜4倍が好ましく、より好ましくは1.5〜3倍である。
上記一軸延伸オレフィン系樹脂シートは、薄くなると機械的強度が低下し、厚くなると、延伸方向に割れやすくなるため、その厚みは一般に0.05〜1mmであり、好ましくは0.1〜0.5mmである。
上記合成樹脂シートには、形状保持性を有する軸方向と略平行に5mm以下の間隔で複数の切れ目又は折り目が形成されている。
上記切れ目は、合成樹脂シートを貫通して形成されていてもよいし、貫通しないように形成されていてもよい。又、切れ目は合成樹脂シートの一面のみに形成されていてもよいし、両面から形成されていてもよい。又、折れ目の方向は、特に限定されるものではなく、例えば、全て同一面方向の折り目、異なる面方向に交互に折られた折り目、ランダムに折られた折り目等が挙げられる。
上記合成樹脂シートを形状保持性を有する軸方向と略平行に屈曲した際に、切れ目又は折り目の間隔が5mmより広くなると、「パリパリ」という破裂音を発して折れ曲がったり破断するようになるので、切れ目又は折り目は5mm以下の間隔で複数設けられており、切れ目又は折り目の間隔は3mm以下が好ましく、より好ましくは0.5〜2mmである。
上記フィルム状体は、上記合成樹脂シートを形状保持性を有する軸方向と略平行に屈曲した際に、「パリパリ」という破裂音を発して折れ曲がったり破断することを防止ために合成樹脂シートに積層される。従って、フィルム状体は引張弾性率が小さく薄いものが好ましく、引張弾性率は1GPa以下が好ましく、その厚みは0.005〜0.1mmが好ましい。
又、フィルム状体としては、任意の材料が使用可能であり、例えば、上記オレフィン系樹脂フィルム、アクリル系樹脂フィルム、ポリエステル系樹脂フィルム、アルミニウム箔等が挙げられ、上記合成樹脂シートと強固に接着されているのが好ましいので、オレフィン系樹脂フィルムが好ましく、特に、低密度ポリエチレン樹脂又は線状低密度ポリエチレン樹脂のフィルムが好ましい。
上述の通り、フィルム状体は曲げ弾性率が小さいほうが好ましいので、オレフィン系樹脂フィルムは実質的に未延伸フィルムが好ましい。尚、実質的に未延伸フィルムとは、製造の際に延伸されたフィルムを含む。例えば、インフレーション法により製造されたフィルムはインフレーションの際に少し延伸されているが、実質的に未延伸フィルムに含まれる。
本発明の形状保持性シートの製造方法は、特に限定されるものではないが、合成樹脂シートに切れ目が形成されている形状保持性シートを製造する際には、一軸方向に形状保持性を有する合成樹脂シートに、形状保持性を有する軸方向と略平行に5mm以下の間隔でスリットし複数の切れ目を形成する工程と、一軸方向に形状保持性を有する合成樹脂シートとフィルム状体を積層・接着する工程からなるのが好ましい。
一軸方向に形状保持性を有する合成樹脂シートに、形状保持性を有する軸方向と略平行に5mm以下の間隔でスリットし複数の切れ目を形成する方法は、従来公知の任意の方法が採用されてよく、例えば、5mm以下の間隔で切断刃が設置されているロール又はカッターに、一軸方向に形状保持性を有する合成樹脂シートを軸方向と略平行になるように押し付けて引き抜くことにより、軸方向と略平行にスリットし複数の切れ目を形成する方法が挙げられる。
合成樹脂シートとフィルム状体を積層・接着する方法も、従来公知の任意の積層・接着方法が採用されてよく、例えば、合成樹脂シートとフィルム状体を重ね合わせ、ゴム系、アクリル系、ウレタン系、シリコン系等の接着剤や粘着剤で接着する方法、エチレンー酢酸ビニル共重合体、線状低密度ポリエチレン樹脂等のホットメルト型接着剤で接着する方法、合成樹脂シートとフィルム状体間に線状低密度ポリエチレン樹脂等の低融点樹脂を積層し、熱融着する方法等が挙げられる。
上記接着剤や粘着剤は、固すぎると合成樹脂シートの形状保持性に対し、形状回復の力が強く働くため、上述した比較的やわらかいものが好適に用いられる。
ホットメルト型接着剤で接着する際には、ホットメルト接着剤を溶融し、塗布しながら接着してもよいし、ホットメルト型接着剤シートを積層し、加熱加圧しながら接着してもよいが、加熱温度が高くなると、合成樹脂シートが収縮するようになるので、合成樹脂シートが実質的に熱収縮しない温度、即ち、合成樹脂シートを構成する熱可塑性樹脂の「融点−10℃」以下で接着されるのが好ましい。
上記切れ目を形成する工程と積層・接着する工程の順序はどちらが先でもよく、合成樹脂シートに切れ目を設けた後、合成樹脂シートとフィルム状体を積層・接着してもよいし、合成樹脂シートとフィルム状体を積層・接着した後、合成樹脂シートに切れ目を設けてもよい。
合成樹脂シートに折れ目が形成されている形状保持性シートを製造する際には、一軸方向に形状保持性を有する合成樹脂シートに、形状保持性を有する軸方向と略平行に5mm以下の間隔で折り曲げ複数の折り目を形成した後、フィルム状体と積層・接着する方法が好ましい。
合成樹脂シートに折れ目を形成する方法は、特に限定されるものではないが、合成樹脂シートに等間隔に均一に形成されるのが好ましいので、折り曲げ装置で折れ目を形成するのが好ましい。
折り曲げ装置としては、回転方向に平行な複数の凸条と凹条が交互に形成されている2本のロールよりなり、一方のロールの凸条が他方のロールの凹条に侵入するように配設されていることを特徴とする合成樹脂シートに折り目を形成するための折り曲げ装置が好ましい。
次に、合成樹脂シートに折り目を形成するための折り曲げ装置を図面を参照して説明する。図1は合成樹脂シートに折り目を形成するための折り曲げ装置の一例を示す側面図であり、図2は要部の拡大断面図である。
図中1は上部ロールであり、2は下部ロールである。上部ロール1には、ロールの回転方向に平行な複数の凸条11、11・・と凹条12、12・・が交互に形成されている。下部ロール2にもロールの回転方向に平行な複数の凸条21、21・・と凹条22、22・・が交互に形成されている。
上記合成樹脂シートに適度な折れ目を形成するには、凸条21が、互いに隣接する凸条11、11を結ぶ線より、好ましくは0.05〜1mm、さらに好ましくは0.1〜0.5mm凹条12側に侵入するように設置されているのが好ましい。
凸条11と凸条21及び凹条12と凹条22はそれぞれ略同一形状であり、凸条11が凹条22に侵入し、凸条21が凹条12に侵入するように設置されている。上部ロール1と下部ロール2の間隔(凸条11と凹条22間隔及び凸条21と凹条12の間隔)は折り曲げる合成樹脂シートに折れ目が形成されるように適宜決定されればよいが一般に合成樹脂シートの厚さ〜合成樹脂シートの厚さ+2mmが好ましい
又、凸条11と凸条21のピッチは同一であって、5mm以下の間隔で折り目を形成するのであるから10mm以下であり、高さは折り曲げる合成樹脂シートの厚さにより適宜決定されればよいが一般に2〜5mmが好ましい。
図3は異なる折り曲げ装置の要部の拡大断面図である。上部ロール1’には、ロールの回転方向に平行な複数の凸条13、13・・と凹条14、14・・が交互に形成されている。下部ロール2’にもロールの回転方向に平行な複数の凸条23、23・・と凹条24、24・・が交互に形成されている。
凸条13が凹条24に侵入し、凸条23が凹条14に侵入するように設置されている。凸条13と凸条23のピッチは同一であるが、凸条13は凸条23より高くなされ、折り目は凸条13によってのみ形成するようになされている。
5mm以下の間隔で折り目を形成するのであるから凸条13と凸条23のピッチは5mm以下である。凸条13と凸条23の高さは折り曲げる合成樹脂シートの厚さにより適宜決定されればよいが、凸条13の高さは一般に2〜5mmが好ましく、凸条23の高さは凸条13の高さより0.5mm以上低く且つ1〜2mmが好ましい。
上部ロール1’と下部ロール2’の間隔(凸条13と凹条24間隔)は折り曲げる合成樹脂シートに折れ目が形成されるように適宜決定されればよいが一般に合成樹脂シートの厚さ〜合成樹脂シートの厚さ+1mmが好ましい
上記合成樹脂シートに適度な折れ目を形成するには、凸条13が、互いに隣接する凸条23、23を結ぶ線より、好ましくは0.05〜1mm、さらに好ましくは0.1〜0.5mm凹条24側に侵入するように設置されているのが好ましい。
又、凸条13と凸条23のピッチは同一であって、5mm以下の間隔で折り目を形成するのであるから10mm以下であり、高さは折り曲げる合成樹脂シートの厚さにより適宜決定されればよいが一般に2〜5mmが好ましい。
図4は更に異なる折り曲げ装置の要部の拡大断面図である。上部ロール1”には、ロールの回転方向に平行な複数の先端が鋭利な凸条15、15・・と凹条16、16・・が交互に形成されている。下部ロール2”にもロールの回転方向に平行な複数の平坦な凸条25、25・・と底面が平坦な凹条26、26・・が交互に形成されている。
凸条15が凹条26に侵入し、凸条25が凹条16に侵入するように設置されている。凸条15と凹条26のピッチは同一であり、凸条15は凸条25より高くなされ、折り目は凸条15によって合成樹脂シートを押圧することによってのみ形成するようになされている。
5mm以下の間隔で折り目を形成するのであるから凸条15と凹条26のピッチは5mm以下である。凸条15と凸条25の高さは折り曲げる合成樹脂シートの厚さにより適宜決定されればよいが、凸条15の高さは一般に2〜5mmが好ましく、凸条25の高さは凸条15の高さより0.5mm以上低く且つ1〜2mmが好ましい。
上部ロール1”と下部ロール2”の間隔(凸条15と凹条26間隔)は折り曲げる合成樹脂シートに折れ目が形成されるように適宜決定されればよいが一般に合成樹脂シートの厚さ〜合成樹脂シートの厚さ+1mmが好ましい
上記合成樹脂シートに適度な折れ目を形成するには、凸条15が、互いに隣接する凸条25、25を結ぶ線より、好ましくは0.05〜1mm、さらに好ましくは0.1〜0.5mm凹条26側に侵入するように設置されているのが好ましい。
上部ロール1及び下部ロール2は固定されていてもよいし、回動自在に固定されていてもよく、この場合は合成樹脂シートを上部ロール1と下部ロール2の間に供給し、引き抜くことにより合成樹脂シートに折り目を形成することができる。
又、上部ロール1及び下部ロール2の少なくとも一方に駆動装置を接続し、上部ロール1及び下部ロール2の少なくとも一方を駆動ロールとして使用してもよく、この場合は合成樹脂シートを上部ロール1と下部ロール2の間に供給し、駆動ロールにより輸送しながら合成樹脂シートに折り目を形成することができる。
複数の折り目が形成された合成樹脂シートとフィルム状体を積層・接着する方法は、特に限定されず、例えば、前述の切れ目が形成された合成樹脂シートとフィルム状体を積層・接着する方法が挙げられる。
合成樹脂シートに折れ目が形成されている形状保持性シートの異なる製造方法としては、一軸方向に形状保持性を有する合成樹脂シートとフィルム状体を積層・接着して積層シートを得た後、該積層シートの形状保持性を有する一軸方向と略平行に5mm以下の間隔で折り曲げ、該合成樹脂シートに複数の折り目を形成することを特徴とする形状保持性シートの製造方法が好ましい。
一軸方向に形状保持性を有する合成樹脂シートとフィルム状体を積層・接着して積層シートを得る方法は、特に限定されず、例えば、前述の切れ目が形成された合成樹脂シートとフィルム状体を積層・接着する方法が挙げられる。
得られた積層シートに折れ目を形成する方法は、特に限定されるものではないが、積層シートに等間隔に均一に設けられるのが好ましいので、折り曲げ装置で折れ目を形成するのが好ましい。
折り曲げ装置としては、回転方向に平行な複数の凸条と凹条が交互に形成されている2本のロールよりなり、一方のロールの凸条が他方のロールの凹条に侵入するように配設されていることを特徴とする積層シートに折り目を形成するための折り曲げ装置が好ましい。
上記折り曲げ装置は、前述の合成樹脂シートに折り目を形成するための折り曲げ装置と同一である。
本発明の複合形状保持性シートは、上記形状保持性シートが、互いに隣り合う合成樹脂シートの形状保持性を有する軸方向(延伸方向)が所定角度をなすように複数積層・接着されている。
所定角度は、小さくなると、積層する合成樹脂シートの軸方向(延伸方向)の差が小さくなり、軸が同一方向を向くようになり、軸方向と直角方向に曲げたときに形状保持性を発揮しにくくなるので、45〜90度が好ましく、90度がより好ましい。
形状保持性シートの積層枚数は、用途や形状保持性シートの厚みにより適宜決定されればよく、一般に、2〜16枚積層されるのが好ましい。
上記形状保持性シートは積層・接着されるが、その積層・接着する方法としては、従来公知の任意の積層・接着方法が採用されてよく、例えば、形状保持性シートを重ね合わせ、ゴム系、アクリル系、ウレタン系、シリコン系等の接着剤や粘着剤で接着する方法、エチレンー酢酸ビニル共重合体、線状低密度ポリエチレン樹脂等のホットメルト型接着剤で接着する方法、形状保持性シート間に線状低密度ポリエチレン樹脂等の低融点樹脂を積層し、熱融着する方法等が挙げられる。
ホットメルト型接着剤で接着する際には、ホットメルト接着剤を溶融し、塗布しながら接着してもよいし、ホットメルト型接着剤シートを積層し、加熱加圧しながら接着してもよいが、加熱温度が高くなると、形状保持性シートの合成樹脂シートが収縮するようになるので、合成樹脂シートが実質的に熱収縮しない温度、即ち、合成樹脂シートを構成する熱可塑性樹脂の「融点−10℃」以下で接着されるのが好ましい。尚、形状保持性シート間に低融点樹脂を積層し、熱融着する方法においても同様である。
本発明の複合形状保持性シートは、縦方向、横方向の両方向に対し形状保持性を有しているので帽子のつば用芯材として好適に使用できる。
本発明の帽子のつばは、上記帽子のつば用芯材が被覆材によって被覆されることにより形成される。被覆材としては、帽子を製造する際に使用されている従来公知の任意の被覆材が使用可能であり、例えば、布、オレフィン系樹脂シート、塩化ビニル樹脂シート、不織布等が挙げられる。
上記被覆材で帽子のつば用芯材を被覆する方法も、従来公知の任意の方法が採用されてよく、例えば、帽子のつば用芯材に被覆材を被覆し、ゴム系、アクリル系、ウレタン系、シリコン系等の接着剤や粘着剤で接着する方法、エチレンー酢酸ビニル共重合体、線状低密度ポリエチレン樹脂等のホットメルト型接着剤で接着する方法、縫製する方法等が挙げられる。
本発明の帽子は、上記帽子のつばを帽子本体に設置することにより形成される。帽子本体としては、帽子を製造する際に使用されている従来公知の任意の帽子本体が使用可能であり、例えば、布、オレフィン系樹脂シート、塩化ビニル樹脂シート、不織布、麦わら等が挙げられる。
上記帽子本体に帽子のつばを設置する方法も、従来公知の任意の方法が採用されてよく、例えば、帽子本体に帽子のつばを設置し、ゴム系、アクリル系、ウレタン系、シリコン系等の接着剤や粘着剤で接着する方法、エチレンー酢酸ビニル共重合体、線状低密度ポリエチレン樹脂等のホットメルト型接着剤で接着する方法、縫製する方法等が挙げられる。
本発明の形状保持性シートの構成は上述の通りであり、屈曲してもパリパリという破裂音を発して折れ曲がったり破断することがなく、湾曲形状を付与するためのプレス加工工程を必要とせず、使用者が所望の形状を付与し得る十分な形状保持性を有し、軽量で且つ衛生的である。
本発明の形状保持性シートの製造方法の構成は上述の通りであり、上記形状保持性シートを容易に製造することができる。又、本発明の折り曲げ装置の構成は上述の通りであり、合成樹脂シート又は積層シートに、その軸方向に平行に均一且つ確実に安定して折り目を形成することができ、その結果、上記形状保持性シートを安定して容易に製造することができる。又、軸方向と平行方向に屈曲してもパリパリという破裂音を発して折れ曲がったり破断することがない。
本発明の複合形状保持性シートの構成は上述の通りであり、屈曲してもパリパリという破裂音を発して折れ曲がったり破断することがなく、湾曲形状を付与するためのプレス加工工程を必要とせず、使用者が所望の形状を付与し得る十分な形状保持性を有し、軽量で且つ衛生的である。
本発明の帽子のつば用芯材の構成は上述の通りであり、上記複合形状保持性シートからなるので、使用者が所望の形状を付与し得る十分な形状保持性を有し、屈曲してもパリパリという破裂音を発して折れ曲がったり破断することがなく、軽量である。又、汗や雨水を吸わないので、汗をかいたり雨中で使用しても、重くなることがないし、衛生的である。
従って、本発明の帽子のつば及び帽子も、使用者が所望の形状を付与し得る十分な形状保持性を有し、屈曲してもパリパリという破裂音を発して折れ曲がったり破断することがなく、軽量で、且つ、汗や雨水を吸わないので、汗をかいたり雨中で使用しても、重くなることがないし、衛生的である。
次に本発明を実施例を挙げて詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
重量平均分子量(Mw)3.3×105 、融点135℃の高密度ポリエチレン樹脂(日本ポリエチレン社製)を、同方向二軸混練押出機(プラスチック工学研究所製)に供給して樹脂温度200℃で溶融混練した後、溶融混練物をロール温度110℃に制御したカレンダー成形機にて幅340mm、厚さ2.7mmにシート成形してポリエチレン樹脂シートを得た。
得られたポリエチレン樹脂シートを120℃に加熱した圧延成形機(積水工機製作所製)を用いて圧延倍率9.4倍に圧延し、幅340mm、厚さ290μmの圧延シートを得た。
得られた圧延シートを110℃に加熱された熱風加熱式の多段延伸装置(協和エンジニアリング製)にて3.0倍の多段一軸延伸を行い、総延伸倍率28.2倍、幅203mm、厚さ160μmの延伸ポリエチレン樹脂シートを得た。得られた延伸ポリエチレン樹脂シートを延伸方向に手で略90°に折り曲げて10秒間保持した後、力を解放したところ略90°に折り曲がった形状を保持していた。
得られた延伸ポリエチレン樹脂シートをカッターナイフで延伸方向と略平行に2mm間隔に切断して切れ目を形成した。フィルム融着装置(甲南設計工業製)を用いて切れ目の形成された延伸ポリエチレン樹脂シートの一面に、融点120℃、幅190mm、厚さ30μmの線状低密度ポリエチレン樹脂シート(積水フィルム社製、引張弾性率0.12Ga)を160℃の加熱ロールにて熱融着(シート温度125℃)して厚さ190μmの形状保持性シートを得た。
得られた形状保持性シートを延伸方向に手で略90°に折り曲げて10秒間保持した後、力を解放したところ略90°に折り曲がった形状を保持していた。又、延伸方向と直角方向に手で略90°に折り曲げたがパリパリという音は発生せず破断もしなかった。
(実施例2)
実施例1で得られた延伸ポリエチレン樹脂シートを、図1及び2に示した折り曲げ装置に供給し、上部ロール1と下部ロール2の間を通過させることにより、延伸ポリエチレン樹脂シートの延伸方向と略平行であって2mm間隔に折り目が形成された延伸ポリエチレン樹脂シートを得た。
上部ロール1と下部ロール2は回動自在であり、凸条11及び21のピッチは4mm、高さは4mm、下部ロール2の凸条21が、上部ロール1の互いに隣接する凸条11、11を結ぶ線より、170μm上部ロール1の凹条12側に侵入するように設置されていた。
フィルム融着装置(甲南設計工業製)を用いて、得られた折り目が形成された延伸ポリエチレン樹脂シートの一面に、融点120℃、幅190mm、厚さ30μmの線状低密度ポリエチレン樹脂シート(積水フィルム社製、引張弾性率0.12Ga)を160℃の加熱ロールにて熱融着(シート温度125℃)して厚さ190μmの形状保持性シートを得た。
得られた形状保持性シートを延伸方向に手で略90°に折り曲げて10秒間保持した後、力を解放したところ略90°に折り曲がった形状を保持していた。又、延伸方向と直角方向に手で略90°に折り曲げたがパリパリという音は発生せず破断もしなかった。
(実施例3)
フィルム融着装置(甲南設計工業製)を用いて、実施例1で得られた延伸ポリエチレン樹脂シートの一面に、融点120℃、幅190mm、厚さ30μmの線状低密度ポリエチレン樹脂シート(積水フィルム社製、引張弾性率0.12Ga)を160℃の加熱ロールにて熱融着(シート温度125℃)して厚さ190μmの積層シートを得た。
実施例2で行ったと同様にして、得られた積層シートを折り曲げ装置に供給して延伸ポリエチレン樹脂シートの延伸方向と略平行であって2mm間隔の折り目を形成して形状保持性シートを得た。尚、下部ロール2の凸条21が、上部ロール1の互いに隣接する凸条11、11を結ぶ線より、200μm上部ロール1の凹条12側に侵入するように設置されていた。
得られた形状保持性シートを延伸方向に手で略90°に折り曲げて10秒間保持した後、力を解放したところ略90°に折り曲がった形状を保持していた。又、延伸方向と直角方向に手で略90°に折り曲げたがパリパリという音は発生せず破断もしなかった。
(実施例4)
実施例1で得られた4枚の形状保持性シートを、延伸ポリエチレン樹脂シートと線状低密度ポリエチレン樹脂シートが交互に重なり合うように、且つ、隣り合う延伸ポリエチレン樹脂シートの延伸方向が互いに略直交するように重ね合わせ、プレス機にて120℃、5.0kg/cm2 の条件で30秒間熱融着して、厚さ760μmの複合形状保持性シートを得た。
得られた複合形状保持性シートを手で略90°に折り曲げて10秒間保持した後、力を解放したところ略90°に折り曲がった形状を保持していた。又、折り曲げた際にパリパリという音は発生せず破断もしなかった。
(実施例5)
実施例2で得られた4枚の形状保持性シートを実施例4で行ったと同様にして、熱融着して、厚さ760μmの複合形状保持性シートを得た。得られた複合形状保持性シートを手で略90°に折り曲げて10秒間保持した後、力を解放したところ略90°に折り曲がった形状を保持していた。又、折り曲げた際にパリパリという音は発生せず破断もしなかった。
(実施例6)
実施例3で得られた4枚の形状保持性シートを実施例4で行ったと同様にして、熱融着して、厚さ760μmの複合形状保持性シートを得た。得られた複合形状保持性シートを手で略90°に折り曲げて10秒間保持した後、力を解放したところ略90°に折り曲がった形状を保持していた。又、折り曲げた際にパリパリという音は発生せず破断もしなかった。
(実施例7)
実施例4〜6で得られた複合形状保持性シートをトムソン刃が装着された打ち抜き加工機に供給し、帽子のつば形状に打抜くことにより、帽子のつば用芯材を得た。得られた帽子のつば用芯材の両面に布を積層し、縫合することにより、帽子のつばを得、帽子本体の縫合することにより帽子を得た。
得られた帽子のつば用芯材及び帽子のつばを手で略90°に折り曲げて10秒間保持した後、力を解放したところ略90°に折り曲がった形状を保持していた。又、折り曲げた際にパリパリという音は発生せず破断もしなかった。
(比較例1)
延伸ポリエチレン樹脂シートに切れ目を形成しない以外は実施例1で行ったと同様にして厚さ190μmの形状保持性シートを得、実施例4で行ったと同様にして複合形状保持性シートを得た。
得られた複合形状保持性シートを延伸方向に手で略90°に折り曲げて10秒間保持した後、力を解放したところ略90°に折り曲がった形状を保持していた。しかし、折り曲げる際にパリパリという音は発生した。
(比較例2)
比較例1で得られた複合形状保持性シートを用いて、実施例7で行ったと同様にして帽子のつば用芯材、帽子のつば及び帽子を得た。帽子のつばを手で略90°に折り曲げて10秒間保持した後、力を解放したところ略90°に折り曲がった形状を保持していたが、折り曲げた際にパリパリという音が発生した。
合成樹脂シートに折り目を形成するための折り曲げ装置の一例を示す側面図である。 要部の拡大断面図である。 異なる折り曲げ装置の要部の拡大断面図である。 異なる折り曲げ装置の要部の拡大断面図である。
符号の説明
1 上部ロール
2 下部ロール
11、13、15、21、23、25 凸条
12、14、16、22、24、26 凹条

Claims (18)

  1. 一軸方向に形状保持性を有する合成樹脂シートとフィルム状体が積層され、該合成樹脂シートに形状保持性を有する軸方向と略平行に5mm以下の間隔で複数の切れ目又は折り目が形成されていることを特徴とする形状保持性シート。
  2. 合成樹脂シートが、総延伸倍率10〜40倍の一軸延伸オレフィン系樹脂シートであることを特徴とする請求項1記載の形状保持性シート。
  3. 総延伸倍率10〜40倍が、圧延倍率5〜10倍と延伸倍率1.3〜4倍よりなることを特徴とする請求項2記載の形状保持性シート。
  4. オレフィン系樹脂が、高密度ポリエチレン樹脂であることを特徴とする請求項2又は3記載の形状保持性シート。
  5. フィルム状体の引張弾性率が1GPa以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の形状保持性シート。
  6. フィルム状体が、実質的に未延伸のオレフィン系樹脂フィルムであることを特徴とする請求項5記載の形状保持性シート。
  7. オレフィン系樹脂が、低密度ポリエチレン樹脂又は線状低密度ポリエチレン樹脂であることを特徴とする請求項6記載の形状保持性シート。
  8. 合成樹脂シートの厚みは0.05〜1mmであり、フィルム状体の厚みは0.005〜0.1mmであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の形状保持性シート。
  9. 一軸方向に形状保持性を有する合成樹脂シートに、形状保持性を有する軸方向と略平行に5mm以下の間隔でスリットし複数の切れ目を形成する工程と、一軸方向に形状保持性を有する合成樹脂シートとフィルム状体を積層・接着する工程からなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の形状保持性シートの製造方法。
  10. 一軸方向に形状保持性を有する合成樹脂シートに、形状保持性を有する軸方向と略平行に5mm以下の間隔で折り曲げ複数の折り目を形成した後、フィルム状体と積層・接着することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の形状保持性シートの製造方法。
  11. 一軸方向に形状保持性を有する合成樹脂シートとフィルム状体を積層・接着して積層シートを得た後、該積層シートの形状保持性を有する軸方向と略平行に5mm以下の間隔で折り曲げ、該積層シートに複数の折り目を形成することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の形状保持性シートの製造方法。
  12. 回転方向に平行な複数の凸条と凹条が交互に形成されている2本のロールよりなり、一方のロールの凸条が他方のロールの凹条に侵入するように配設されていることを特徴とする請求項10記載の合成樹脂シートに折り目を形成するための折り曲げ装置。
  13. 回転方向に平行な複数の凸条と凹条が交互に形成されている2本のロールよりなり、一方のロールの凸条が他方のロールの凹条に侵入するように配設されていることを特徴とする請求項11記載の積層シートに折り目を形成するための折り曲げ装置。
  14. 請求項1〜8のいずれか1項記載の形状保持性シートが、互いに隣り合う合成樹脂シートの形状保持性を有する軸方向が所定角度をなすように複数積層・接着されていることを特徴とする複合形状保持性シート。
  15. 所定角度が、45〜90度あることを特徴とする請求項14記載の複合形状保持性シート。
  16. 請求項14又は15記載の複合形状保持性シートからなることを特徴とする帽子のつば用芯材。
  17. 請求項16記載の帽子のつば用芯材が被覆材によって被覆されてなることを特徴とする帽子のつば。
  18. 請求項17記載の帽子のつばが帽子本体に設置されていることを特徴とする帽子。
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