JP2006339826A - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷時にパスワード入力が不要で安価に運用・構築可能な親展印刷システムを提供する。
【解決手段】少なくとも電話回線によるファクシミリ受信機能を有する画像形成装置(1)における親展印刷の画像出力時の認証手段として、PHSや携帯電話のような、電話回線に対する発呼と発信者電話番号通知が可能な携帯通信端末装置(6)から画像形成装置の電話回線への発呼を行なわせるようにすると共に、画像形成装置側は、電話回線からの発信者電話番号通知により得られる電話番号を親展認証に利用するようにし、さらに、発信者電話番号通知の無い着信や、発信者電話番号による認証に合致する親展印刷データが無い着信の場合は、通常のファクシミリ受信の処理を行なうようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外部装置から印刷データ等を受信し、これを表示又は記録媒体上に出力してなる画像形成装置及び画像形成システムに関する。
近年、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいはそれらの機能やスキャナ機能などを併せ持つ複合機などの様々な画像形成装置が普及し、特に、オフィスでは複合機の割合が増加している。
また、オフィスのネットワーク化の進展により、1台以上の画像形成装置と、1台以上のコンピュータ端末とをネットワークで接続して、コンピュータから画像形成装置を制御する画像形成システムが広く利用されている。
このような画像形成システムは、画像形成装置から離れた場所にあるコンピュータ端末からの画像形成装置の利用を可能にし、また、特定の個人だけでなく複数のユーザーで画像形成装置を共用することを可能としている。ユーザーは自分のコンピュータ端末から、選択した画像形成装置に対して印刷指示を行ない、画像形成装置の出力結果を取りに行くことになる。
しかしながら、このような画像形成システムにおいては、画像形成の指示を行なうコンピュータ端末の場所と、出力先の画像形成装置の場所が離れた位置にあると、他人に見られては困るような機密性の高い文書(以下、「機密文書」と表す)を普通に印刷させた場合に、画像形成指示を行なってから出力結果を取りに行くまでの間に他人の目に触れる可能性がある。特に、画像形成装置を複数のユーザーで利用している場合には、機密文書を出力した後に、画像形成装置を利用する別のユーザーの目に触れるといったことが起こりやすい。
このような問題を解決する手段の一つとして、機密文書に対してパスワードによる認証によって出力の制御を行なう、いわゆる親展印刷と呼ばれる技術が提案され、実施されている。
すなわち、機密文書にパスワードを設定し、画像形成装置側ではユーザーにパスワードを入力させて、入力されたパスワードと機密文書に設定されたパスワードが一致した場合にのみ画像の出力を行なわせるものである。
また、この親展印刷では、前記のような用途だけでなく、機密文書に設定したパスワードを特定の他人に知らせる、あるいは、予め特定の他人とパスワードを取り決めておいてそのパスワードを機密文書に設定することにより、その人物のみが画像形成装置から機密文書の出力結果を得る事が可能となる。すなわち、特定の他人に対して機密文書を送信する用途にも利用される。例えば、離れた場所に居る、パスワードを知る特定の人物の側にある画像形成装置に対して、パスワードを設定した機密文書の親展印刷データを送信することにより、離れた場所に居る特定の人物に対して機密文書を送信するといったことが可能となる。これにより、送られてきた親展印刷データの出力結果は、パスワードを知る特定の人物のみが得られる。
しかしながら、このようなパスワード入力による認証を利用した親展印刷では、画像出力の度にパスワードの入力操作を要求される。これにより操作が煩雑になり、パスワードを記憶しなければならないことによるユーザーへの負担、及び、パスワードが他人に知られる事による漏洩の可能性もあった。
また、親展印刷を他人に対する機密文書の送信に使用する場合、機密文書を受け取る人に対して何らかの手段でパスワードを通知しなければならないため、相手へのパスワード通知の手間を要することや通知の際のパスワード漏洩の可能性といった問題が危惧される。
そこで、これらの問題を解決するために、PHSや携帯電話などの携帯通信端末装置を利用してユーザーによるパスワードの入力を行なわずに親展印刷の認証を行なう技術が、特許文献1や特許文献2等にて提案されている。
特許文献1に記載されている方式では、コンピュータ端末は印刷ジョブにPHS端末の電話番号を与えて印刷装置に送信する。印刷出力結果を得ようとするユーザーはPHS端末を持って印刷装置の所に行く。印刷装置はPHSの親機に相当する無線通信部を備えており、PHS端末との間で親機・子機間の無線通信を行なってPHS端末の電話番号を取得する。そして、この取得した電話番号と印刷ジョブに与えられた電話番号が一致したら印刷ジョブの実行を許可する。
すなわち、パスワードの代わりにPHS端末の電話番号を使用し、パスワードを入力する代わりに印刷装置がPHSの親機・子機間の無線通信によりPHS端末の電話番号を取得することで親展印刷の認証を行なっている。
また、特許文献2に記載されている方式では、コンピュータ端末から画像データとパスワードと携帯電話の識別情報(電話番号やメールアドレスなど)を画像形成装置に送信し、画像形成装置はパスワードを携帯電話にメールで送信する。画像出力結果を得ようとするユーザーは、画像形成装置からのメール内容をそのまま携帯電話から画像形成装置に対してメール返信する。メール返信時には携帯電話会社のシステムにより携帯電話の識別情報(電話番号やメールアドレス)が自動的に画像形成装置側に通知される。画像形成装置は、コンピュータ端末からの識別情報及びパスワードと、携帯電話からのメールのパスワード及び識別情報が一致したら画像を出力する。
以上のようにこれらの技術では、PHSや携帯電話などの携帯通信端末装置と、該携帯通信端末装置固有の識別情報(電話番号など)を親展印刷の認証に利用することにより、出力時のパスワード入力やパスワードの通知といった手間を不要にし、パスワードを記憶しなければならないことによるユーザーへの負担や、パスワード漏洩による親展印刷内容の漏洩の可能性を無くしている。
特開2001−219627号公報 特開2003−348270号公報
しかしながら、特許文献1の方式では印刷装置は携帯通信端末装置と無線通信を行なう事で情報をやりとりするが、これには以下に述べるようないくつかの問題点がある。
・印刷装置側には無線通信部を備える必要があり、しかも、無線通信の機構は一般的にコスト的に高価になることが多い。
・新しい別の無線通信方式の携帯通信端末装置が登場した場合には、その携帯通信端末装置をそのままでは利用できない。利用できるようにするには画像形成装置側の仕様変更が必要となる。
・一般の携帯電話では、PHSの親機・子機間の無線通信のような仕様が無いため、一般の携帯電話を特許文献1記載の方式をそのまま利用できない。
また、特許文献2の方式では、画像形成装置は携帯通信端末装置とメールで情報のやりとりを行なうが、このための手段としては、通常、携帯電話会社が提供する携帯電話用のメール送受信サービス(以下、「携帯メール」と表す)を使用することになる。そして、一般的な携帯メールでは、携帯電話以外の相手に対するメールの送受信を仲介する外部ネットワークとしてインターネットを利用している。また、この方式では画像形成装置とコンピュータ端末と画像形成装置を結ぶ内部ネットワークと、外部ネットワーク(インターネット)との接続が必要である。このため、以下に述べるようないくつかの問題点が生じる。
・インターネットを経由したメールの伝達は、通常、複数のサーバを経由するためにある程度の時間を要する。そしてその経路と所要時間は不定で、時としてメールの到着までに数分以上を要することも珍しくない。このため、画像形成装置の場所まで来たユーザーが親展印刷の出力を得るために携帯電話を操作して認証のためのメールを送信してから、画像形成装置がメールを受信して親展印刷の出力を実行するまでの間、ユーザーが予測不可能な長時間待たされる危惧がある。
・携帯電話における携帯メールサービスの利用には、通常、利用料金がかかる。
・外部ネットワークとの接続のためには各種の設備コストや運用コストが生じるため、外部ネットワークとの接続が必要無いユーザーにとってはコスト面で利用しづらい。
・メール送受信機能を持たない通話のみ可能な携帯通信端末装置では利用できない。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、親展印刷において、パスワードを記憶しなければならないことによるユーザーへの負担やパスワード漏洩による親展印刷内容漏洩の可能性を無くし、出力時のパスワード入力やパスワードの通知といった手間を不要にすると共に、携帯通信端末装置としてPHSや携帯電話を問わず利用可能であり、認証時に待たされる事無く、かつ安価に構成及び運用可能な、親展印刷を行なう画像形成装置及び画像形成システムを提供することを目的とする。
また、本発明は親展印刷においてさらにセキュリティに優れた画像形成装置及びそのシステムを提供することを目的とする。
本発明では、上述した目的を達成するために、電話回線による通信機能を有する画像形成装置における親展印刷の画像出力時の認証手段として、PHSや携帯電話のような、電話回線に対する発呼と発信者電話番号通知が可能な携帯通信端末装置から画像形成装置の電話回線への発呼を行なわせるようにすると共に、画像形成装置側は、電話回線からの発信者電話番号通知により得られる電話番号を親展認証に利用し、親展出力を行なうように構成したことを特徴とする。
本発明においては、上記親展出力にかかる印刷データに付随して送られてくる認証番号として、携帯通信端末装置の電話番号を印刷データと対応して記憶手段に記憶させており、上記個人使用にかかる携帯通信端末装置の電話番号通知が行われると、この電話番号と記憶手段に記憶されている認証情報との比較を行なう。この時、電話回線からの電話番号通知であれば、記憶手段に記憶されている認証情報において携帯通信端末装置にかかる認証情報との比較を行なうことができる。つまり、パスワード入力による認証情報にかかるものとの比較を避けることが可能となる。
さらに、発信者電話番号通知の無い着信や、発信者電話番号による認証に合致する親展印刷データが無い着信の場合は、電話回線からの印刷データ受信の処理を行なうことで、通常のファクシミリ通信による受信を行なうことができる。
上記のような構成にしたことにより、携帯通信端末装置は、PHS、携帯電話、あるいはそれ以外の方式でも、電話回線に対する発呼と発信者電話番号通知が可能なものであれば種類や方式を問わずに利用可能となる。また、将来新しい方式の携帯通信端末装置が登場したとしても、電話回線に対する発呼と発信者電話番号通知が可能ならば、そのまま利用可能である。
そして、画像形成装置は例えばファクシミリ通信が行なえるように電話回線との接続が行なわれておれば、画像形成装置側には特許文献1の方式のような無線通信部が不要である。また、特に、ファクシミリ装置や近年普及が著しい複合機では、電話回線との接続や発信者電話番号の取得に、ファクシミリ通信機能をそのまま利用できるため、装置の構成は従来と同じで制御プログラムの変更・追加のみで実現可能となり、装置を安価に構成可能である。その上、携帯通信端末装置も、既に普及しているPHSや携帯電話を、一切の変更無しにそのまま利用可能であるため、システム全体も安価に構成可能となる。
しかも、電話番号の通知を受けた時に、個人使用による固有の電話番号による親展認証処理を行なうため、携帯通信端末装置を利用した非常にセキュリティに優れた親展出力を行なえる。
さらに、発信者電話番号通知の無い着信や発信者電話番号による認証に合致する親展印刷データが無い場合は通常のファクシミリ受信を行なうようにしたことにより、従来通りのファクシミリ機能の利用には一切影響が無い。すなわち、携帯通信端末装置による親展印刷認証にはファクシミリ通信機能を利用しているにもかかわらず、従来のファクシミリ機能を全く損なう事無く利用可能となる。
また、本発明の画像出力時の親展認証処理においては、特許文献2の方式のような、携帯通信端末装置から画像形成装置へのメールの到着までの待ち時間のような問題も生じず、携帯メールの送信に伴うコストも生じない。携帯通信端末装置にはメール送受信機能が無くても良い。
さらに、コンピュータ端末と画像形成装置を結ぶ内部ネットワークと外部ネットワークとの接続も必要ではない。ゆえに、外部ネットワークとの接続を好まない、あるいは外部ネットワークとの接続が困難または無理な環境でも利用可能である。外部ネットワークに接続しない場合には、外部ネットワークとの接続のための各種設備コストや運用コスト、あるいは外部との接続によるセキュリティ上のリスクも生じない。
以上のように、本発明により、従来の携帯通信端末装置を利用した親展印刷技術の持つ欠点を解消し、安価に構成及び運用可能な、親展印刷を行なう画像形成装置及び画像形成システムの提供が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明が適用された画像形成システムの構成の一例を示す概略図である。
このシステムでは、画像形成装置である複合機1、外部装置であるパソコン2(パソコン2Aやパソコン2B等)が内部ネットワーク3を通じて相互に通信可能に接続されている。また、複合機1は電話回線4にも接続されており、この電話回線4を介して携帯通信端末装置である携帯電話6や、他のファクシミリ機能を有した画像形成装置でもあるファクシミリ装置7とも接続されている。
複合機1は本発明に係る画像形成装置であり、電話回線4を通じてファクシミリによる印刷データの送受信や、内部ネットワーク3を通じて通常の印刷の印刷データや親展印刷データの受付と出力を行なう。また、本発明には直接関係しないため説明は省略するが、これ以外にも、一般的な複合機と同様に、スキャナ機能(原稿を読み取り、読み取った画像データをパソコンに送信する)や、複写機機能(原稿を読み取り、読み取った画像データを印刷する)なども備えることも可能である。
パソコン2は、複合機1に各種の指示を行なうコンピュータであり、例えば、印刷データを複合機1に送信して印刷させる、あるいは、親展印刷データを送信して親展印刷の登録を行なわせる。ここで、印刷データとは、少なくとも出力させようとする画像データを含むデータであり、親展印刷データとは、少なくとも出力させようとする画像データとその出力を許可する時に必要となる認証情報等を含むデータである。
上記携帯電話6は、本発明の画像形成システムを構成するものであって、後で説明するが、親展印刷を実行させるための役割を果たすもので、携帯電話システムを運営する通信事業者が提供する携帯電話通信網5と接続されており、この携帯電話通信網5は、電話回線4とも接続されている。
よって、携帯電話6は携帯電話通信網5と電話回線4を介して、複合機1に対して電話の発呼を行なうことが可能である。また、携帯電話6から複合機1に電話を掛ける場合、携帯電話通信網5と電話回線4を介して、発信者電話番号通知サービスにより、携帯電話6の電話番号が複合機1に通知される。また、携帯電話6は、予め登録された電話番号に対して単純な操作で電話発呼を行なえる電話番号登録機能を備えており、予め複合機1の電話番号を登録しておくこともできる。
なお、ここでは携帯通信端末装置として携帯電話を使用する例を示しているが、携帯通信端末装置は携帯電話に限定されない。例えば、PHSでも利用可能であり、また、携帯電話機能を内蔵したPDAや、カード型のPHS通信端末機能装置を装着したノートパソコンのような装置でも利用可能である。このように、電話回線への発呼と発信者電話番号通知が可能なシステムの通信端末またはその機能を有する装置であれば、携帯電話だけでなくPHSあるいはその他の方式であっても全く同様に区別なく利用可能である。
図1においては、先に説明したように電話回線4を介して、さらにファクシミリ装置7が接続されている。このファクシミリ装置7は、電話回線4を介してファクシミリ送受信を行なうことが可能である。なお、このファクシミリ装置7は、本発明に係る画像形成システムにおいては必須ではない。
なお、図1においては、接続されるパソコンが2台、複合機が1台、さらに、ファクシミリ装置7が1台と携帯電話が1台接続されている例を示しているが、本発明の適用された画像形成システムにおいて最低限必要な構成は、複合機1等の電話回線に接続された画像形成装置が1台以上、パソコン2等の外部装置が1台以上、携帯電話6等の電話回線への発呼が可能な携帯通信端末装置が1台以上であり、それ以外は特に限定されない。
次に、図1で説明した本発明に係る画像形成を行なうための複合機1の一構成例について図2を参照して詳細に説明する。
図2は本発明が適用された複合機1の機能的構成の一例を示す概略ブロック図である。複合機1は、全体を制御する制御部101、記憶部102、印刷データ等に含まれる画像データを可視像化するための画像形成部104、画像形成部104に記録媒体である用紙を送り込む給紙部105、また原稿等の画像を読み取る画像読取部106及び印刷等にかかる条件設定や枚数設定等の入力設定を行なえる入力部108、また印刷内容等を少なくとも表示してなる表示部109を有する操作部107を備え、さらに外部装置との通信を可能にしてなる電話回線通信部110、ネットワーク通信部120を備えている。
上記制御部101は複合機1を構成する上述した各構成部全体を制御するものであり、記憶部102に記録されている各種プログラムに従って、各部を制御し、以下に説明する複合機1における様々な処理を実行させる。この処理には、電話回線を使用するファクシミリ送受信の制御や、ネットワークからの通常の印刷データや親展印刷データの受付、及び、受信した印刷データの出力制御なども含まれる。
記憶部102は制御部101のプログラムを記憶してなるROMや、該ROMとは別に、受け付けた印刷データや認証情報、携帯通信端末認証親展印刷管理テーブルなどの各種データを記憶する、書き換え可能なRAMやハードディスク等の書き換え可能な不揮発性メモリなどを有する。
画像読取部106は、制御部101からの指示に従って、複写、ファクシミリ送信、スキャン(読み取り)などにおける原稿の読み取りを行ない、読み取った原稿の画像データを記憶部102に格納または画像形成部103に出力する。
画像形成部103は制御部101からの指示に従って、記憶部102に記憶されている画像データや画像読み取り部106から出力されてきた画像データを印刷処理できるデータに変換処理し、給紙部105から印刷用紙を搬送し、画像形成部103から入力された画像データを印刷用紙に転写・出力する。
給紙部105は画像形成部103に給紙するための印刷用紙を格納する給紙カセット等を備え、制御部101の制御により、該給紙カセットより用紙を1枚ずつ上記画像形成部104へと用紙給紙を行なう。
操作部107は、例えばユーザーが各種の操作指示や入力を行なうための入力部108と、各種情報を表示するための表示部109とを備えている。
また、電話回線通信部110は電話回線4に接続され、この電話回線4を介してファクシミリ装置7との印刷データ等の送受信を可能にし、また携帯電話6との通信が可能となる。
この電話回線通信部110は発信者電話番号検出手段111を備え、発信者電話番号検出手段111は、電話回線4から入力される発信者の電話番号を検出し受信する。
さらに、ネットワーク通信部120は内部ネットワーク3に接続され、パソコン2など内部ネットワーク3に接続された他の装置との通信を行なう。
以上、本発明の画像形成装置及び画像形成装置を含む画像形成システムの構成を説明した。以下に、本発明の理解を深めるために上記構成による親展印刷の処理を説明する。本発明は、携帯電話6を利用して親展印刷を行なうもので、図3のシーケンスチャートを用いて、図2に説明した複合機1を含む、親展印刷における画像形成システムの動作を説明する。ここでは、あるユーザー(以下、「送信人」と表記)がパソコン2Aから複合機1に、携帯電話6を携帯するユーザー(以下、「親展宛先人」と表記)に対する親展印刷を送信する場合を例にとって説明する。なお、親展宛先人は、送信人と同一でもかまわない。
<本発明の親展印刷の送信処理>
送信人は、パソコン2A上で親展印刷を指定し、親展宛先人個人が携帯する携帯電話6の電話番号を親展印刷の認証情報として入力し、送信先として複合機1を指定して、親展印刷データの送信を指示する。
パソコン2Aは、送信人の指示を受けて、送信人が指定した画像データと、送信人が入力した認証情報(電話番号)を含む親展印刷データを、内部ネットワークを介して複合機に送信する(ステップS001)。
複合機1の記憶部102上には、図5に示すような携帯通信端末認証親展印刷管理テーブルが設けられており、現在受け付けて記憶しているが認証の済んでいない親展印刷データのデータ番号及び認証情報が対応づけられて記憶されている。複合機1は、受信した親展印刷データを記憶部102に記憶させると共に、携帯通信端末認証親展印刷管理テーブルにその情報を登録する(ステップS002)。同時に、親展印刷を受け付けた事を示す情報を、表示部109に表示する。以上が親展印刷の送信と受付までの流れである。
<本発明の親展印刷の出力処理>
送信人が自分自身に対する親展印刷を送信する場合(すなわち送信人と親展宛先人が同一の場合)には、親展印刷が送信された後、そのまま複合機1の場所まで行けば良い。送信人と親展宛先人が異なる場合には、送信人は親展印刷を送信したことを、周知の通知手段を用いて行なえばよく、例えば電話やメールなど何らかの手段で親展宛先人に連絡し、連絡を受けた親展宛先人が複合機1の場所まで行くことになる。
親展宛先人は、親展印刷の出力を得るために、複合機1の場所に移動して、表示部109の表示から自分宛の親展印刷が受け付けられていることを確認する。この確認は、従来から親展印刷技術においては周知のことであり、説明は省略する。
この親展印刷を出力させるために、親展宛先人は携帯電話6から複合機1へ電話の発呼を行なう。
この電話発呼の着信時には、携帯電話通信網5と電話回線4を介して、発信者電話番号通知サービスにより、携帯電話6の電話番号が複合機1に通知される(ステップS003)。
なお、この時の電話発呼は発信者電話番号を伝えるのが目的なので、親展宛先人は1度だけコールしたら携帯電話6を操作して電話を切ればよい。このように、本発明の画像出力時の親展認証処理においては、発信者電話番号通知により通知される電話番号の情報さえあれば良く、通話を行なう必要がないので、携帯通信端末装置側ではファクシミリ機能を備えた複合機に対して1度だけ電話のコールをしたら切断すればよく、電話の通話料金が発生しない。
電話回線からの着信を受けて、複合機1は電話回線からの着信時の処理を行なう(ステップS004)。この着信時の処理の内容については以下に詳細に説明するが、この着信時の処理において、複合機1に通知された発信者電話番号を認証情報として取扱い、これと一致する記憶部102に登録されている図5に示すテーブルの認証情報が設定された親展印刷データの出力許可と出力が行なわれる。以上の手順により、親展印刷の出力が行われる。
以上は、画像形成システムによる親展印刷の本発明における処理手順を説明したが、次に、本発明による複合機1の、電話回線からの着信時における処理を、図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、着信時に複合機1は発信者電話番号を受信したか否かを判定し(ステップS101)、発信者電話番号を受信しなかった場合には(ステップS101;NO)、ファクシミリデータ受信処理を行なう。発信者電話番号を受信した場合には(ステップS101;YES)、受信した発信者電話番号と一致する認証情報が設定された親展印刷データが無いか、記憶部102に記憶された携帯通信端末認証親展印刷管理テーブルから検索する(ステップS102)。受信した発信者電話番号と一致する認証情報が設定された親展印刷データが携帯通信端末認証親展印刷管理テーブルに存在しなかった場合(ステップS103;NO)には、ファクシミリデータ受信処理を行なう。発信者電話番号と一致する認証情報が設定された親展印刷データが携帯通信端末認証親展印刷管理テーブルに存在する場合には(ステップS103;YES)、携帯通信端末認証親展印刷管理テーブルからその親展印刷データに対応する登録情報を消去すると共にその親展印刷データの出力を許可し(ステップS104)、許可された印刷データの出力を行なう(ステップS105)。
これにより、認証情報として電話番号が設定された親展印刷データを受け付けている状態において、設定された電話番号の相手からの着信に対しては、親展印刷の出力許可と出力が行われることになる。また、この時には電話発呼に対する接続と通話は発生しないので、電話の通話料金は発生しない。
また、携帯電話6の電話番号を複合機1に通知しているため、その携帯電話6を所持するユーザー固有の認証情報となり、その携帯電話6を所持したユーザー以外による親展出力を阻止できる。よって、セキュリティに優れた親展出力を行なえる。
一方、着信時において発信者電話番号を受信しなかった場合(ステップS101;NO)、あるいは、受信した発信者電話番号と一致する認証情報が設定された親展印刷データが存在しなかった場合(ステップS103;NO)においては、ファクシミリデータ受信処理を行なう。なお、ファクシミリデータ受信処理は、従来のファクシミリにおけるファクシミリ受信の処理と同じであるので説明は省略する。
これにより、発信者電話番号を通知しない不明な相手や、送信人が設定した電話番号を持つ携帯電話6以外の相手からの電話着信に対しては、親展印刷の出力許可が行われることは無く、通常のファクシミリ受信処理が行われることになる。ゆえに、通常のファクシミリによる印刷データの受信は全く問題なく行われることになる。
次に、本発明において、通常のファクシミリの受信は全く問題なく行われることを示すために、電話回線からの通常のファクシミリ受信時における画像形成装置及び画像形成システムの動作を説明する。
ここでは、ファクシミリ装置7から複合機1宛にファクシミリを送信する場合を例にとって説明する。
ファクシミリ装置7を操作するユーザーが、ファクシミリ装置7から複合機1宛にファクシミリの送信を指示すると、ファクシミリ装置7はまず、電話回線4を介して複合機1に対して電話の発呼を行なう。
この場合の複合機1における、電話回線からの着信時の処理を図4を用いて説明する。
まず、着信時に複合機1は、発信者電話番号を受信したか否かを判定する(ステップS101)。
ここで、ファクシミリ装置7が発信者電話番号を通知しない設定であった場合は、発信者番号は受信されないので(ステップS101;NO)、通常のファクシミリ受信の処理が行なわれる。
一方、ファクシミリ装置7が発信者電話番号を通知する設定であった場合は、発信者電話番号を受信する(ステップS101;YES)。そして受信した発信者電話番号と一致する認証情報が設定された親展印刷データが無いか、記憶部に記憶された受付データから検索する(ステップS102)。
しかし、親展印刷の認証情報としてファクシミリ装置7の電話番号を指定されることはないため、この場合においては発信者電話番号と一致する認証情報が設定された親展印刷データは存在しないので(ステップS103;NO)、ファクシミリ受信の処理が行なわれる。
以上のように、送信人が指定した電話番号の携帯電話を所持する人のみが親展印刷の出力結果を得る事が可能な親展印刷の認証処理が実現されると共に、通常のファクシミリによる受信は全く問題なく行なえる画像形成装置及び画像形成システムを実現できる。
(他の実施の形態)
以上説明した実施の形態においては、親展印刷のために携帯通信端末装置として携帯電話6を用いた画像形成装置及び画像形成システムを説明した。この画像形成装置及び画像形成システムをそのまま利用して、従来から周知である通常のパスワード入力による親展印刷を併用して行なえる実施の形態について以下に説明する。
外部装置であるパソコン2では、親展印刷における認証方法の種別として、携帯通信端末装置(例えば、携帯電話6)による認証と、パスワード入力による認証とを区別して指定するようにする。ここで、パスワード入力による認証とは、従来から周知の技術であって、詳細について説明する必要はない。つまり、画像形成装置である複合機1に認証情報と共に画像データを含む印刷データをパソコン2より送り、複合機1の入力手段、つまり操作部107の入力部108より、認証情報を入力し、その入力された認証情報と、複合機1に記憶された親展印刷の認証情報との一致を確認し、親展印刷を行なうようにしたものである。
そこで、パソコン2より、親展印刷を指定し複合機1へと印刷データを送信する。この時、親展印刷のための印刷データにおいては、携帯電話6による場合には、送り先(親展宛先人)の電話番号である認証情報と共に、携帯電話認証のための情報を付加するように指示する。
複合機1側では、パソコン2より送信されてきた親展印刷について、電話番号を認証情報として図5に示すように携帯通信端末認証親展印刷管理テーブルに記憶する。また、これとは別に、パソコン2等より携帯電話とは別の親展印刷による印刷データを受信すれば、通常の親展印刷のための管理テーブル(図5に示す携帯通信端末の電話番号にかかる認証情報の管理テーブルとは別の管理テーブル)にパスワードとしての認証情報が記憶される。これらの管理テーブルは、記憶部102内で区別して記憶される。これにより、各印刷データは、親展印刷データとして記憶部102に記憶される。
これに対し、親展宛先人は、通常の親展印刷の場合、複合機1の入力部108を介してパスワード入力による親展印刷のために送信人より通知を受けた暗証番号(認証情報)を入力する。入力された暗証番号は、図5に示す携帯電話にかかる携帯通信端末認証親展印刷管理テーブルによる比較を行なうことなく、このテーブルとは別に記憶された認証情報との比較が行われる。もし、一致するものがあれば、その印刷データにかかる画像データが画像形成部103を介して親展出力される。
一方、複合機1は、携帯電話6からの電話番号の通知を受けると、この電話番号を認証情報として、図5に示す携帯通信端末認証親展印刷管理テーブルに記憶された携帯電話用の認証情報との比較が行われる。もし、一致するものがあれば、印刷データ番号に対応する画像データが読み出され、上述したように画像形成部103を介して親展出力される。
以上のように、携帯電話6による認証と、通常の親展印刷にかかる複合機1の入力部108を利用したパスワード入力による認証とを区別して行なうことができ、それぞれの親展出力を可能にしている。この場合、携帯電話6による親展印刷においては、複合機1との電話回線4を利用し、その電話番号通知を行なうことで親展出力が可能となる。よって、入力部108を利用しても図5に示した管理テーブルによる認証処理を行なわないようにすることができるため、これによる親展出力を行なうこができず、機密文書の保護、つまりセキュリティが向上することにもなる。特に、携帯電話6においては、個人使用によるもので、個人のセキュリティ保護が行なえる。
また、通常のパスワード入力による親展印刷も行なうことがで、携帯電話6による親展印刷と合わせて併用することが可能となる。
(親展印刷データ処理のための管理テーブルの他の形態)
なお、上述したように携帯電話6の電話番号を電話回線4を介して複合機1に通知する親展認証と、通常のパスワード入力による親展認証とを行なうために、複合機1側で、それぞれ記憶部102に異なる領域を設けて記憶させるようにした。つまり、上述の例では、携帯通信端末認証親展印刷管理テーブルに「携帯通信端末装置(携帯電話6)による認証」の親展印刷データを、パスワード入力による親展認証を行なう管理テーブルと区別して記憶して、携帯通信端末装置による電話回線からの着信時に検索しているが、これは印刷データの記憶管理方法の一例であり、「携帯通信端末装置による認証」の親展印刷データを、何らかの方法により他の印刷データと区別して検索を行なえるならば、記憶方法及び管理方法を問わない。
例えば図6のように印刷種別の情報も含めた管理テーブルを用いて、他の種類の印刷データも含めて一元管理し、電話回線からの着信時にはこの管理テーブルから、印刷種別が「携帯通信端末装置による認証」で未認証の登録データのみについて検索するというようなものでもよい。なお、図6の例では、印刷種別に加えて状態(印刷処理状態における状況)の情報も含めており、画像形成装置は親展印刷の受付時に、状態を「未認証」として、印刷種別と認証情報、印刷データ番号を合わせて管理テーブルに登録し、認証が完了したら状態を「印刷待ち」とすることにより出力許可を行なう。通常の印刷データの受付時には、状態を「印刷待ち」として印刷種別と印刷データ番号を合わせて管理テーブルに登録する。そして、「印刷待ち」のデータを順に出力していく。データの出力時には状態を「出力中」に変更し、出力完了時に管理テーブルから登録データを消去する。
携帯電話6による親展出力を行なう場合、携帯電話6より電話回線4を介して携帯電話固有の電話番号を複合機1へ通知する。この通知において、図4のフローにおけるステップS102で、親展印刷における携帯通信端末装置にかかる認証情報との比較を行なう。この場合、他のパスワード入力による認証にかかるものとの比較を行なわないようする。
認証情報との比較により一致するものがあれば(印刷データ番号の“006”の場合)、図6に示すように管理テーブルの「状態」において印刷待ち状態に設定する。これにより、この先の印刷データの出力後に親展出力が行われる。この場合、親展出力を優先されることもできる。この優先出力等については、周知の技術とをそのまま利用すればよい。
また、パスワード入力による認証の場合、上述したように携帯通信端末装置による認証以外のパスワード認証にかかる印刷種別とを比較することになる。その場合、入力部108から入力されたパスワード(認証情報)と、管理テーブルに記憶されている認証情報との比較を行ない、一致したものがあれば、上述したように印刷待ち状態で設定される。
以上説明した本発明の実施の形態については、そのものに限定されるものではなく、以下のような態様においても実施できる事ことは勿論である。
複合機1の画像形成装置に対して画像データや認証情報等を送信する外部装置は、パソコンに限定されるものではなく、ワークステーション、PDA、携帯電話、スキャナ、ファクシミリ装置、デジタルカメラなど、様々な機器を外部装置として適用を図る事が可能である。
また、画像形成装置である複合機1の構成においても、印刷データを何らかの形で外部に出力するものであれば、種類や形態を問わない。例えば、紙等の物理的媒体に印刷するものだけでなく、ディスプレイ等の表示装置に表示させるようなものも含まれる。しかも、紙等の媒体に印刷するものにおいても、特に限定される方式はなく、電子写真方式、インクジェット方式等の各種プリンタにて実施可能である。
さらに、内部ネットワークは外部装置と画像形成装置との通信を実現できるものであれば、通信手段及び方式を問わず適用を図ることが可能である。
また、上記の実施例では、携帯通信端末装置による親展印刷において、外部装置から画像形成装置へは認証情報として電話番号がそのまま伝達され、画像形成装置における認証情報の比較においても、通知された電話番号をそのまま認証情報として比較しているが、これら認証情報として電話番号そのものではなく、電話番号から所定の規則に従って一意に生成されるデータを認証情報として用いるような形態でも実施可能である。例えば、パスワード認証技術においては、パスワードをそのまま用いるのではなく、パスワードから一方向性関数によるダイジェストを生成し、このダイジェストを認証情報として用いるという技術が従来から公知技術として存在しているが、本発明においてもこれと同じように、外部装置は電話番号から生成したダイジェストを認証情報として画像形成装置に伝達し、画像形成装置における認証情報の比較においても、通知された電話番号から生成したダイジェストを認証情報として比較するというような形態でも適用を図ることが可能である。
本発明による画像形成システムの構成の一例を示す概略図である。 本発明による画像形成装置である複合機の機能的構成の一例を示す概略ブロック図である。 本発明の親展印刷における画像形成システムの処理動作を説明するためのシーケンスチャートである。 本発明による電話回線からの着信時における複合機1の処理作業を示すフローチャートである。 本発明にかかる携帯通信端末認証親展印刷管理テーブルの一例を示す図である。 本発明にかかる印刷管理テーブルの別の一例を示す図である。
符号の説明
1 複合機(画像形成装置)
2(2A,2B) パソコン(外部装置)
3 内部ネットワーク
4 電話回線
5 携帯電話通信網
6 携帯電話(携帯通信端末装置)
7 ファクシミリ装置
101 制御部
102 記憶部
103 画像形成部
105 給紙部
106 画像読取部
107 操作部
108 入力部
109 表示部
110 電話回線通信部
111 発信者電話番号検出部
120 ネットワーク通信部

Claims (10)

  1. 印刷データを出力する画像出力手段と、
    印刷データと、該印刷データの親展出力にかかる認証情報とを対応させて記憶する記憶手段と、
    上記記憶手段に記憶された親展出力にかかる印刷データに対応した認証情報と一致する認証情報が入力されるまで印刷データの出力を保留する制御手段とを備えた画像形成装置であって、
    上記画像形成装置は、電話回線を介して通信を可能にする電話回線通信手段を備え、
    上記制御手段は、上記電話回線通信手段を介して発信者電話番号通知を受けた時に、上記通知を受けた電話番号にかかる認証情報と一致する上記記憶手段に記憶された認証情報に対応する印刷データを上記画像出力手段を介して出力させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記制御手段は、上記電話回線より発信者電話番号の通知無しに着信した場合、あるいは、上記電話回線通信手段を介して発信者電話番号通知を受けた時に該通知を受けた電話番号にかかる認証情報と一致する認証情報が上記記憶手段に存在しない場合に、電話回線から印刷データの受信を行なうことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 上記親展出力にかかる認証情報が、上記画像形成装置と電話回線を介して通信可能な携帯通信端末装置の電話番号にかかる認証情報である場合、
    上記記憶手段は、上記携帯通信端末装置の電話番号にかかる認証情報にかかる印刷データと、該携帯通信端末装置の電話番号とは関係しないパスワード入力による認証情報の印刷データとを区別して記憶していることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 上記電話回線通信手段を介して発信者電話番号通知による電話番号の通知を受けると、
    上記制御手段は、上記通知を受けた電話番号にかかる認証情報と、上記記憶手段に記憶された携帯通信端末装置の電話番号にかかる認証情報との比較を行なうことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 上記画像形成装置は、電話回線の発信者電話番号通知サービスにより、携帯通信端末装置から1度の電話コールで、発信者電話番号の通知を受けることを特徴とする請求項3または請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 印刷データを出力する画像出力手段を備えた画像形成装置と、
    上記画像形成装置へ印刷データを送り、該印刷データの出力指示を行なう外部装置と、を通信可能に接続してなる画像形成システムであって、
    上記外部装置は、印刷データと共に、該印刷データの親展出力にかかる認証情報を合わせて上記画像形成装置へと送信し、
    上記画像形成装置は、認証情報が付された印刷データを出力するときに、該認証情報が入力されることで、該認証情報に一致する印刷データを画像出力手段を介して出力処理する制御手段を備えた、画像形成システムにおいて、
    上記画像形成装置は、電話回線を介して通信を可能にする電話回線通信手段を備え、
    上記外部装置は、印刷データと共に親展出力にかかる認証情報を上記画像形成装置に送信する一方、印刷データと共に、上記電話回線を介して画像形成装置と通信できる携帯通信端末装置の電話番号を認証情報として送信してなり、
    上記画像形成装置の制御手段は、電話回線通信手段を介して発信者電話番号通知による電話番号が通知されると、該電話番号にかかる認証情報と、上記外部装置より送信されてきた印刷データの親展出力のための認証情報との比較を行ない、比較結果で一致した認証情報に対応する印刷データの出力処理を行なうように制御してなり、
    上記外部装置より送信された親展出力にかかる印刷データを画像出力手段を介して出力処理することを特徴とする画像形成システム。
  7. 上記画像形成装置の制御手段は、上記電話回線より発信者電話番号の通知無しに着信した場合、あるいは、上記電話回線通信手段を介して発信者電話番号通知を受けた時に上記比較手段の比較結果により該通知を受けた電話番号にかかる認証情報と一致した認証情報に対応する印刷データが存在しない場合に、電話回線から印刷データの受信を行なうことを特徴とする請求項6記載の画像形成システム。
  8. 上記画像形成装置の記憶手段は、上記携帯通信端末装置の電話番号にかかる認証情報にかかる印刷データと、該携帯通信端末装置の電話番号とは関係しないパスワード入力にかかる認証情報の印刷データとを区別して記憶していることを特徴とする請求項6または請求項7のいずれかに記載の画像形成システム。
  9. 上記画像形成装置が上記電話回線通信手段を介して発信者電話番号通知による電話番号の通知を受けると、
    上記画像形成装置の制御手段は、上記通知を受けた電話番号にかかる認証情報と、上記記憶手段に記憶された、携帯通信端末装置の電話番号にかかる認証情報との比較を行なうことを特徴とする請求項8記載の画像形成システム。
  10. 上記携帯通信端末装置による画像形成装置に電話番号の通知が完了すれば、電話回線による通信が遮断されることを特徴とする請求項6から請求項9までのいずれかに記載の画像形成システム。
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