JP2006338981A - 密閉型円柱状二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】10Ah以上の容量をもつ電池において、電池への急激な変形を伴う外力が作用した場合でも安全な二次電池を提供する。
【解決手段】円柱状リチウムイオン電池は、容量が10Ah以上であり、中央に平面部を有する皿状のダイヤフラム2と、周縁部がダイヤフラム2の周縁部に固定され外部出力端子となる上蓋キャップと、正極に接続され中央の平面部がダイヤフラム2の平面部と接合された接続板とを有する上蓋を備え、上蓋がガスケットを介して電池缶にカシメ固定されている。ダイヤフラム2には所定圧で開裂する第1の開裂溝8aが形成されており、第1の開裂溝8aは、ダイヤフラム2の中心を通る仮想中心線CLをA:B(A>B)の割合で分割する点Pを通って仮想中心線CLに交わると共に、ダイヤフラム2の中心を通り仮想中心線CLと直交する仮想直線VLで2分されたダイヤフラム2の領域の一側に偏って形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は二次電池に係り、特に、中央に平面部を有する皿状の導電性ダイヤフラムと、周縁部がダイヤフラムの周縁部に固定され外部出力端子となるトップキャップと、電極群を構成する正極及び負極のいずれか一方に電気的に接続され中央の平面部がダイヤフラムの平面部と接合された接続板とを有する上蓋を備え、上蓋がガスケットを介して円筒状電池缶にカシメ固定された密閉型の円柱状二次電池であって、容量が10Ah以上の二次電池に関する。
従来、密閉型二次電池は家電製品に汎用されており、最近では、密閉型二次電池の中でも特にリチウム電池が数多く用いられるに至っている。また、リチウム電池はエネルギ密度が高いことから、電気自動車(EV)又はハイブリッド車(HEV)の車載電源としても開発が進められている。
しかし、密閉型二次電池は充電装置の故障などによって過充電状態に陥ると、電池内圧が極端に上昇することがある。特に、有機溶媒を電解液として用いるリチウム電池においては、電池容量が大きくなるので、より確実な防爆動作が要求される。このため、薄板金属板の中央部を下方に突出させた突起部を厚板金属板に溶接し、これらの金属板の周部がカシメ固定された防爆機構を有する二次電池が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、本発明者らは、周部が電池缶に固定され防爆機構を内蔵した上蓋を有する密閉円筒型リチウム二次電池を先に提案している(特許文献2参照)。この二次電池は、図7(A)に示すように、上蓋20が正極外部出力端子として機能する円板状の上蓋キャップ(トップキャップ)1を有しており、上蓋キャップ1の周縁部は、平面状の底部を有する皿状の導電性ダイヤフラム2の周縁部でカシメ固定されている。ダイヤフラム2の底部と周縁部との間には、電池内圧が所定の開裂圧に達すると開裂する開裂溝18が形成されており、ダイヤフラム2の底面と接続板6の中央の突出部とは抵抗溶接により接合されている。図7(B)に示すように、開裂溝18は、円周状の溝18aと、溝18aから放射線状に延びる溝18bとで形成されている。この防爆機構では、電池内圧が反転圧に達すると、ダイヤフラム2が上蓋キャップ1側に反転して充電電流が遮断され(接続板6との接合が解除され)、電池内圧が開裂溝18の開裂圧に達すると開裂溝18が開裂する。なお、開裂溝18の開裂圧はダイヤフラム2の反転圧より高く設定されている。
特開平第8−7866号公報 特開2004−134204号公報
しかしながら、高容量の二次電池、例えば、10Ah以上の容量を有する二次電池において、上述した防爆機構では、過充電時の電池内圧上昇時に、安全に電池を使用不能状態とすることはできるものの、電池への急激な変形を伴う外力が作用した場合には、図6(B)に示すように、電池内圧の急激な上昇によりダイヤフラム2が上蓋キャップ1の底部に張り付いてしまい、開裂溝18が確実に機能せず、電池の破裂・発火につながる、という問題点があることが判明した。
本発明は上記事案に鑑み、10Ah以上の容量をもつ電池において、電池への急激な変形を伴う外力が作用した場合でも安全な二次電池を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、中央に平面部を有する皿状の導電性ダイヤフラムと、周縁部が前記ダイヤフラムの周縁部に固定され外部出力端子となるトップキャップと、電極群を構成する正極及び負極のいずれか一方に電気的に接続され中央の平面部が前記ダイヤフラムの平面部と接合された接続板とを有する上蓋を備え、前記上蓋がガスケットを介して円筒状電池缶にカシメ固定された密閉型の円柱状二次電池であって、容量が10Ah以上の二次電池において、前記ダイヤフラムには所定圧で開裂する第1の開裂溝が形成されており、該第1の開裂溝は、前記ダイヤフラムの中心を通る仮想中心線をA:B(A>B)の割合で分割する点を通って前記仮想中心線に交わると共に、前記ダイヤフラムの中心を通り前記仮想中心線と直交する仮想直線で2分された前記ダイヤフラムの領域の一側に偏って形成されたことを特徴とする。
本発明では、電池内圧が所定の反転圧に達すると、ダイヤフラムが反転してダイヤフラムの平面部と接続板の平面部との接合が解除され、電極群を構成する正極及び負極のいずれか一方とトップキャップとの電気的接続が遮断されるので、過充電時の安全性を確保することができる。また、電池への急激な変形を伴う外力が作用した場合には、電極群の正極及び負極が短絡することに伴って電池内圧は急激に上昇し、上記反転圧より高い圧力に設定された第1の開裂溝の開裂圧に達して第1の開裂溝が開裂する。本発明では、第1の開裂溝が、ダイヤフラムの中心を通る仮想中心線をA:B(A>B)の割合で分割する点を通って仮想中心線に交わると共に、ダイヤフラムの中心を通り仮想中心線と直交する仮想直線で2分されたダイヤフラムの領域の一側に偏って形成されている。このため、第1の開裂溝の開裂箇所が上蓋キャップに張り付くことなく、電池内で発生したガスが第1の開裂溝の開裂箇所、上蓋キャップを介して電池外に排出されるため、電池内圧が確実に低減し、安全性を確保することができる。
本発明において、第1の開裂溝は、仮想中心線に対して線対称の形状を有していてもよい。また、第1の開裂溝は、円弧状もしくは馬蹄形の曲線または放射線状の直線であることが好ましく、ダイヤフラムの中心側に開いていることがより好ましい。また、ダイヤフラムには、第1の開裂溝に対して交わる第2の開裂溝が更に形成されていてもよい。第2の開裂溝は、第1の開裂溝に対して直交していることが好ましく、第1の開裂溝よりダイヤフラムの周縁部側に形成されていることがより好ましく、第1の開裂溝と第2の開裂溝とが交わる箇所は第1の開裂溝の端部以外であることが更に好ましい。更に、トップキャップは、ダイヤフラムの上方に位置し電池内部で発生したガスを排出するための開口が形成されており、第1の開裂溝と第2の開裂溝とが交わる箇所は、トップキャップに形成された開口を避けた位置の直下に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、電池内圧が所定圧に達すると、ダイヤフラムが反転してダイヤフラムの平面部と接続板の平面部との接合が解除され、電極群を構成する正極及び負極のいずれか一方との電気的接続が遮断されるので、過充電時の安全性を確保することができると共に、電池への急激な変形を伴う外力が作用した場合には、第1の開裂溝が、ダイヤフラムの中心を通る仮想中心線をA:B(A>B)の割合で分割する点を通って仮想中心線に交わると共に、ダイヤフラムの中心を通り仮想中心線と直交する仮想直線で2分されたダイヤフラムの領域の一側に偏って形成されているので、第1の開裂溝の開裂箇所が上蓋キャップに張り付くことなく、電池内で発生したガスが第1の開裂溝の開裂箇所、上蓋キャップを介して電池外に排出されるため、電池内圧が確実に低減し、安全性を確保することができる、という効果を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明を円柱状リチウムイオン電池に適用した実施の形態について説明する。
(構成)
図1に示すように、本実施形態の円柱状リチウムイオン電池50は、中空円筒状の軸心の周りに、正極及び負極を、リチウムイオンの通過を許容するポリエチレン製微多孔膜からなるセパレータを介して捲回した電極捲回群11を備えている。
正極は、正極活物質のリチウムマンガン複合酸化物の粉末90重量部に対して、導電材として炭素粉末5重量部と、結着剤としてポリフッ化ビニリデン5重量部と、を添加し、これに分散溶媒としてN−メチルピロリドンを添加、混練したスラリを、厚さ20μmのアルミニウム箔(正極集電体)の両面に均一に塗布し、乾燥させた後、プレス、集電するための一部を残して短冊状に裁断して得られたものである。集電するために残した部分には正極タブが形成されている。上述したリチウムマンガン複合酸化物には、例えば、マンガン酸リチウム(LiMn)又はLiMnのリチウムサイト又はマンガンサイトを他の金属元素で置換又はドープした、例えば、化学式Li1+xMn2−x−y(MはLi、Co、Ni、Fe、Cu、Al、Cr、Mg、Zn、V、Ga、B、F)や層状系マンガン酸リチウム(LiMnx1-x2)(MはLi、Co、Ni、Fe、Cu、Al、Cr、Mg、Zn、V、Ga、B、Fの1種類以上の金属元素)を用いることができる。
一方、負極は、負極活物質の非晶質炭素粉末90重量部に、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVDF)10重量部を添加し、これに分散溶媒としてN−メチルピロリドン(NMP)を添加、混練したスラリを、厚さ10μmの圧延銅箔(負極集電体)の両面に塗布し、乾燥させた後、プレス、所定寸法にプレス、集電するための一部を残して短冊状に裁断して得られたものである。集電するために残した部分には負極タブが形成されている。負極活物質には、上述した非晶質炭素の他に、リチウムを吸蔵放出可能な物質または金属リチウムを用いるようにしてもよい。
電極捲回群11は有底円筒状の金属製電池缶10内に挿入されており、上述した正極タブ及び負極タブは電極捲回群11の互いに反対側の両端面に位置するように配置されている。軸芯の下端には、集電用の負極集電リングが固定されており、負極集電リングの周縁部には負極タブが超音波溶接されている。負極集電リングは、電池缶10に抵抗溶接されている。一方、軸芯の上端には集電用の正極集電リング14が固定されており、正極集電リング14の周縁部には正極タブが超音波溶接されている。正極集電リング14には、短冊状のアルミニウム箔を積層し略U字状に折り曲げられた正極リード板32の一側が溶接されている。正極リード板32の他側は、電極捲回群11の上部に配置された上蓋20を構成するアルミニウム合金製のスプリッタ4の底面に溶接されている。
図2に示すように、上蓋20は、鉄製でニッケルメッキが施された円板状の上蓋キャップ1を有している。円板の中央には上方に向けて突出した円筒状の突起が形成されており、突起の上面及び側面には電池内部で発生したガスを排出するための開口が形成されている。上蓋キャップ1は正極外部出力端子としての機能を有しており、上蓋キャップ1の周部はダイヤフラム2の周部でカシメ固定されている。ダイヤフラム2は、アルミニウム合金製で下方に底部が形成された皿状の形状を有している。皿状の底部は平面状でありダイヤフラム2の中央部を形成している。ダイヤフラム2の中央部と周部との間には、薄肉化されており電池内圧が所定圧に達すると開裂する開裂溝8が形成されている。
開裂溝8は、円弧状若しくは馬蹄形状の曲線又は放射線状の直線からなる第1の開裂溝と、選択的に付加され第1の開裂溝に対して直交する第2の開裂溝とで形成されている。
図3に示すように、第1の開裂溝は、ダイヤフラム2の中心O(後述する接合部7の中心)を通る仮想中心線CLをA:B(A>B)の割合で分割する点P(以下、分割点Pという。)を通って仮想中心線CLに交わっており、ダイヤフラム2の中心Oを通り仮想中心線CLと直交する仮想直線VLで2分されたダイヤフラム2の領域の一側(図3の斜線部側)に偏って形成されている。図4(A)〜(D)に示すように、第1の開裂溝8aは、円弧状もしくは馬蹄形上の曲線または分割点Pを中心とする放射線状の直線の形状を有している。第1の開裂溝8が円弧状もしくは馬蹄形上の曲線の場合には、仮想中心線CLに対して線対称であることが好ましい。
一方、図4(E)に示すように、開裂溝8は、交点Qで第1の開裂溝8aに交わる第2の開裂溝8bを有していてもよい。この交点Q、及び、図4(C)、(D)に示した分割点Pは、上蓋キャップ1に形成された開口を避けた位置の直下に形成されていることが好ましい。
図2に示すように、ダイヤフラム2の中央部の底面と、アルミニウム合金製でダイヤフラム6より肉厚が薄い接続板6の上方に突出した平面状の中央部の上面とは、抵抗溶接により接合部7で電気的・機械的に接合されている。ダイヤフラム2の中央部の底面と接続板6の周縁部との間には、フランジ部がダイヤフラム2の中央部の底面に当接するポリプロピレン樹脂製で円環状のブッシュ5を介して、スプリッタ4が狭持されている。このため、スプリッタ4と接続板6とは電気的に接続されている。
また、スプリッタ4には、電池内部とダイヤフラム2とを連通させる複数の貫通穴9が形成されている。スプリッタ4の外周部は、断面略T字状の樹脂製絶縁リング3によりダイヤフラム2の底面と所定間隔を隔てて係止されている。絶縁リング3は、内面側にスプリッタ4の外周部を支持する複数のツメを有しており、絶縁リング3とツメとは一体成形されている。なお、ダイヤフラム2、スプリッタ4、上蓋キャップ1及び接続板6は、プレス加工により成形されている。
図1に示すように、電池缶10内に非水電解液が所定量注入された後、上蓋20の周縁部は電池缶10にガスケット13を介してカシメ固定されて電池内が密閉されている。非水電解液には、6フッ化リン酸リチウムや4フッ化ホウ酸リチウムをエチレンカーボネート、ジメチルカーボネートなどの有機溶媒に1モル/リットル程度溶解した電解液が用いられている。本実施形態の円柱状リチウムイオン電池50は10Ah以上の容量を有している。なお、非水電解液には、これ以外に、例えば、カーボネート系、スルホラン系、エーテル系、ラクトン系等の有機溶剤を単体または混合して用いた溶媒中にリチウム塩を溶解させたものを用いることができる。
(動作等)
次に、本実施形態の円柱状リチウムイオン電池50の電池異常時の動作等について説明する。
本実施形態の円柱状リチウムイオン電池50では、接合部7の接合が解除されダイヤフラム2が上蓋キャップ1側に反転する反転圧と、ダイヤフラム2に形成された開裂溝8が開裂する開裂圧とが設定されており、反転圧は大気圧より大きく(例えば、1.5MPa)、開裂圧は反転圧より大きい値に設定されている(例えば、2MPa)。
電池内圧が反転圧に達すると、接続板6が破断し(ダイヤフラム2の中央部の底面と、接続板6の中央部の上面との接合部7の接合が解除され)て、ダイヤフラム2が上蓋キャップ1側に反転する。これにより、電極捲回群11の正極タブ、正極集電リング14、正極リード板32、スプリッタ4、接続板6、ダイヤフラム2、上蓋キャップ1(正極外部出力端子)の順で接続された電流経路のうち、接続板6とダイヤフラム2との間の電流経路が遮断されるので、上蓋キャップ1(正極外部出力端子)及び電極捲回群11間の通電が遮断される。このため、円柱状リチウムイオン電池50が過充電状態に陥っても、安全に円柱状リチウムイオン電池50を使用不能状態とすることができる。なお、反転圧は大気圧より大きい値に設定されているので、一旦ダイヤフラム2が反転すると、再度、ダイヤフラム2の中央部の底面と、接続板6の中央部の上面とが接触することはない。
円柱状リチウムイオン電池50への急激な変形を伴う外力が作用した場合(例えば、円柱状リチウムイオン電池50が圧壊されたり、釘等の異物で突き刺された場合)には、電極捲回群11の正極及び負極が短絡し、非水電解液が加速度的に分解する。とりわけ、本実施形態の円柱状リチウムイオン電池50は10Ah以上であり、非水電解液の量も多いため、電池内圧は熱暴走を伴って急激に上昇する。電池内圧が開裂圧に達すると、開裂溝8が開裂する。このとき、ダイヤフラム2は既に上蓋キャップ1側に反転しているが、開裂溝8は仮想直線VLで2分されたダイヤフラム2の領域の一側(図3の斜線部側)に偏って形成されているため、図6(A)に示すように、開裂溝8から排出されるガスが、開裂溝8の開裂箇所の上蓋キャップ1(の底面)への張り付きを回避させる。従って、円柱状リチウムイオン電池50は、急激な変形を伴う外力が作用した場合でも、電池内圧を確実に低減させることができるので、電池の安全性を確保することができる。
また、図4(C)、(D)に示したように、放射線状の直線で形成された第1の開裂溝8aが交わる分割点Pや、図4(E)に示したように、第1の開裂溝8aが第2の開裂溝8bに交わる交点Qが、上蓋キャップ1に形成された開口を避けた位置の直下に形成されている場合には、開裂溝8が開裂したときに、ガスが一旦上蓋キャップ1の底部に向けて噴出し直接上蓋キャップ1の開口から電池外に噴出することはない。ここで、電池の安全性とは、電池が異常な状態にさらされたときの電池挙動が、人体に損害を与えないことはもとより、電池が収容された機器や電池が搭載された車両等への損害を最小限に抑えることを意味する。従って、このような電池の安全性を考慮すると、噴出したガスを開裂溝8の開裂箇所から上蓋キャップ1に形成された開口から直接排出するより、一旦、上蓋キャップ1の底部に向けて噴出させ、次いで上蓋キャップ1の開口から電池外に噴出させることが好ましい。
なお、本実施形態では、リチウムイオン電池について例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、10Ah以上の容量をもつ密閉型の円柱状二次電池に適用可能である。また、電極捲回群11を構成する正極、負極、セパレータや電解液について例示したが、本発明はこれらの活物質、材質、溶質、溶媒等に制限されるものでないことは論を待たない。更に、本実施形態では、電極捲回群11の正極を上蓋キャップ1に接続して正極外部出力端子とした例を示したが、負極を上蓋キャップ1に接続するようにしてもよい。また、本実施形態では、第1の開裂溝8aがダイヤフラム2の中心O側に開いた形状を例示したが、第1の開裂溝8aがダイヤフラム2の中心O側に閉じた(ダイヤフラム2の周縁側に開いた)形状としてもよい。
次に、上記実施形態に従って作製した実施例の電池について説明する。比較のために従来例として挙げた(図7(B)に示した)ダイヤフラムを用いて作製した電池についても併記する。なお、実施例及び比較例の電池において、開裂圧はすべて2.0MPaに設定し、電池の容量はすべて13Ahとした。
(実施例1、2)
実施例1、2の電池は、ダイヤフラム2に形成された開裂溝8が、仮想中心線CLに対して線対称の第1の開裂溝のみを有している。図5(A)に示すように、実施例1の第1の開裂溝8aは、ダイヤフラム2の中心O側に閉じた円弧状の曲線であり、図5(B)に示すように、実施例2の第1の開裂溝は、ダイヤフラム2の中心O側に開いた円弧状の曲線である。
(実施例3〜5)
実施例3〜5の電池は、ダイヤフラム2に形成された開裂溝8が、第1の開裂溝と第2の開裂溝とを有している。図5(C)に示すように、実施例3は、第1の開裂溝が、実施例2の第1の開裂溝と同様に、ダイヤフラム2の中心O側に開いた円弧状の曲線であり、第2の開裂溝が、第1の開裂溝の上端部に交わり(連接され)仮想直線VL(図3参照)上に形成された直線である。図5(D)に示すように、実施例4は、第1の開裂溝が、実施例2の第1の開裂溝と同様に、ダイヤフラム2の中心O側に開いた円弧状の曲線であり、第2の開裂溝が、第1の開裂溝の中央(図3の分割点P)で交わり、仮想中心線CL上をダイヤフラム2の中心O側に延出された直線である。図5(E)に示すように、実施例5は、第1の開裂溝が、実施例2の第1の開裂溝と同様に、ダイヤフラム2の中心O側に開いた円弧状の曲線であり、第2の開裂溝が、第1の開裂溝の中央(図3の分割点P)で交わり、仮想中心線CL上をダイヤフラム2の周縁側に延出された直線である。
(比較例)
図7(B)に示したように、比較例の電池は、ダイヤフラム2に形成された開裂溝18が円周状の溝18aと、溝18aから放射線状に延びる溝18bとで形成されている。
(試験・評価)
以上のように作製した実施例及び比較例の電池、各20個(n=20)について、7.5A(約0.5C)の直流電流による過充電試験、垂直方向(軸心の方向)からの釘刺し試験、及び、垂直方向からの圧壊試験を行った。この釘刺し試験は、電池をSOC100%に調整した後、半径5.5mmの釘を、1.6m/minの速度で垂直方向から電池中心へ向けて突き刺す試験であり、圧壊試験は、電池をSOC100%に調整した後、半径17.5mmの圧壊治具で1.6m/minの速度で垂直方向から電池中心へ向けて外圧を加える試験である。
これらの試験結果を下表1に示す。なお、表1において、n=20の電池で、二重丸の印で示した箇所は100%破裂・発火がなかった場合、一重丸の印で示した箇所は81%〜99%の範囲で破裂・発火がなかった場合、△印で示した箇所は61%〜80%の範囲で破裂・発火がなかった場合、×印で示した箇所は0%〜60%の範囲で破裂・発火がなかった場合を表している。
Figure 2006338981
表1に表すように、比較例の電池では、容量が13Ahと高容量化した場合に、釘刺し試験や圧壊試験を行うと、ダイヤフラム2が上蓋キャップ1の底部に張り付き開裂溝18が開裂せずに破裂発火が起こった(図6(B)参照)。実施例1の電池では、過充電試験において、一部、接続板6とダイヤフラム2との間の電流を遮断する電流遮断機構の不作動による破裂・発火が見られた。一方、実施例2の電池では、開裂溝8が上蓋キャップ1の底部に張り付くことなく開裂したため(図6(A)参照)、比較例の電池と比べると釘刺し試験や圧壊試験において破裂・発火に至る割合が小さくなった。また、実施例3〜実施例5の電池ように、第1の開裂溝と交わる第2の開裂溝を有する場合には、第1の開裂溝と第2の開裂溝との交点から安定して開裂が起こるため、安全性が向上したと考えられる。第1の開裂溝と第2の開裂溝との交点が第1の開裂溝の端部以外に存在する実施例4、5の電池では、釘刺し試験及び圧壊試験での安全性が更に向上した。
本発明は10Ah以上の容量をもつ電池において、電池への急激な変形を伴う外力が作用した場合でも安全な二次電池を提供すること目的とするため、二次電池の製造、販売に寄与するので、産業上の利用可能性を有する。
本発明が適用可能な実施形態の円柱状リチウムイオン電池の断面図である。 実施形態の円柱状リチウムイオン電池の上蓋の断面図である。 開裂溝が形成される領域を模式的に示すダイヤフラムの平面図である。 開裂溝が形成されたダイヤフラムの平面図であり、(A)〜(E)は実施形態のダイヤフラムの開裂溝の例を示す。 開裂溝が形成されたダイヤフラムの平面図であり、(A)〜(E)はそれぞれ実施例1〜実施例5に対応する。 電池内圧が急激に上昇したときの上蓋の断面図であり、(A)は実施形態のダイヤフラムの動作を示す断面図、(B)は従来技術のダイヤフラムの動作を示す断面図である。 従来技術の電池の上蓋およびダイヤフラムを示し、(A)は上蓋の断面図であり、(B)は開裂溝が形成されたダイヤフラムの平面図である。
符号の説明
1 上蓋キャップ(トップキャップ)
2 ダイヤフラム
6 接続板
8 開裂溝
8a 第1の開裂溝
8b 第2の開裂溝
10 電池缶
11 電極捲回群(電極群)
13 ガスケット
20 上蓋
50 円柱状リチウムイオン電池(二次電池)
CL 仮想中心線
VL 仮想直線
O ダイヤフラムの中心
P 分割点
Q 交点

Claims (9)

  1. 中央に平面部を有する皿状の導電性ダイヤフラムと、周縁部が前記ダイヤフラムの周縁部に固定され外部出力端子となるトップキャップと、電極群を構成する正極及び負極のいずれか一方に電気的に接続され中央の平面部が前記ダイヤフラムの平面部と接合された接続板とを有する上蓋を備え、前記上蓋がガスケットを介して円筒状電池缶にカシメ固定された密閉型の円柱状二次電池であって、容量が10Ah以上の二次電池において、前記ダイヤフラムには所定圧で開裂する第1の開裂溝が形成されており、該第1の開裂溝は、前記ダイヤフラムの中心を通る仮想中心線をA:B(A>B)の割合で分割する点を通って前記仮想中心線に交わると共に、前記ダイヤフラムの中心を通り前記仮想中心線と直交する仮想直線で2分された前記ダイヤフラムの領域の一側に偏って形成されたことを特徴とする二次電池。
  2. 前記第1の開裂溝は、前記仮想中心線に対して線対称の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の二次電池。
  3. 前記第1の開裂溝は、円弧状もしくは馬蹄形状の曲線または放射線状の直線であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の二次電池。
  4. 前記第1の開裂溝は、前記ダイヤフラムの中心側に開いていることを特徴とする請求項3に記載の二次電池。
  5. 前記ダイヤフラムに前記第1の開裂溝に対して交わる第2の開裂溝が更に形成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の二次電池。
  6. 前記第2の開裂溝は、前記第1の開裂溝に対して直交していることを特徴とする請求項5に記載の二次電池。
  7. 前記第2の開裂溝は、前記第1の開裂溝より前記ダイヤフラムの周縁部側に形成されたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の二次電池。
  8. 前記第1の開裂溝と前記第2の開裂溝とが交わる箇所は、前記第1の開裂溝の端部以外であることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか一項に記載の二次電池。
  9. 前記トップキャップは、前記ダイヤフラムの上方に位置し電池内部で発生したガスを排出するための開口が形成されており、前記第1の開裂溝と前記第2の開裂溝とが交わる箇所は、前記トップキャップに形成された開口を避けた位置の直下に形成されたことを特徴とする請求項8に記載の二次電池。
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