JP2003217544A - 密閉型電池 - Google Patents
密閉型電池Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電流容量確保すると共に、安全性に優れた密
閉型電池を提供する。 【解決手段】 リチウム二次電池は、上蓋10に防爆機
構を有している。上蓋10は、ダイアフラム1の中央部
1aの底面とアルミニウム合金製の接続板3の中央で上
方に平面状に突出した中央部3aの上面とが、抵抗溶接
により電気的・機械的に接合されており、中央部1aと
接続板3の周縁部との間には、スプリッタ4が狭持され
た構造を有している。中央部1aの厚さT1が中央部3
aの厚さT2より大きく設定され、厚さT2は厚さT1
の1/3より大きく設定されており、ダイアフラム1の
材質の引張り強さS1は、接続板3の材質の引張り強さ
をS2より大きく設定されている。接続板3の電流容量
を確保しつつ、電池異常時に電池内圧によりダイアフラ
ム1を反転させ、破断した中央部3aが中央部1aに再
度電気的に接触しないようにした。
閉型電池を提供する。 【解決手段】 リチウム二次電池は、上蓋10に防爆機
構を有している。上蓋10は、ダイアフラム1の中央部
1aの底面とアルミニウム合金製の接続板3の中央で上
方に平面状に突出した中央部3aの上面とが、抵抗溶接
により電気的・機械的に接合されており、中央部1aと
接続板3の周縁部との間には、スプリッタ4が狭持され
た構造を有している。中央部1aの厚さT1が中央部3
aの厚さT2より大きく設定され、厚さT2は厚さT1
の1/3より大きく設定されており、ダイアフラム1の
材質の引張り強さS1は、接続板3の材質の引張り強さ
をS2より大きく設定されている。接続板3の電流容量
を確保しつつ、電池異常時に電池内圧によりダイアフラ
ム1を反転させ、破断した中央部3aが中央部1aに再
度電気的に接触しないようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉型電池に係
り、特に、上蓋に防爆機構を有する密閉型電池に関す
る。
り、特に、上蓋に防爆機構を有する密閉型電池に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、密閉型電池は家電製品に汎用され
ており、最近では、密閉型電池の中でも特にリチウム電
池が数多く用いられるに至っている。また、リチウム電
池はエネルギ密度が高いことから、電気自動車(EV)
又はハイブリッド車(HEV)の車載電源としても開発
が進められている。しかし、密閉型電池は充電装置の故
障などによって過充電状態に陥ると、電池内圧が極端に
上昇することがある。このため、例えば、特開平第8−
7866号公報に開示されているように、薄板金属板の
中央部を下方に突出させた突起部が厚板金属板に溶接さ
れており、これらの金属板の周部がカシメられた防爆機
構を有する電池が提案されている。また、特に有機溶媒
を電解液として用いるリチウム電池においては、電池性
能が高くなるので、より確実な防爆動作が要求される。
ており、最近では、密閉型電池の中でも特にリチウム電
池が数多く用いられるに至っている。また、リチウム電
池はエネルギ密度が高いことから、電気自動車(EV)
又はハイブリッド車(HEV)の車載電源としても開発
が進められている。しかし、密閉型電池は充電装置の故
障などによって過充電状態に陥ると、電池内圧が極端に
上昇することがある。このため、例えば、特開平第8−
7866号公報に開示されているように、薄板金属板の
中央部を下方に突出させた突起部が厚板金属板に溶接さ
れており、これらの金属板の周部がカシメられた防爆機
構を有する電池が提案されている。また、特に有機溶媒
を電解液として用いるリチウム電池においては、電池性
能が高くなるので、より確実な防爆動作が要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造の防爆機構では、薄板金属板が実質的に平面形状
のため、過充電等の電池異常時に電解液が分解してガス
が発生し電池内圧が上昇すると、一旦は厚板金属板との
電気的接続が断たれ充電電流が遮断されるが、その後電
池内部のガスが温度の変化などで収縮すると、薄板金属
板のスプリングバックによって再び薄板金属板と厚板金
属板との電気的な接触が生じ、過充電電流が流れてしま
うという、という問題がある。
た構造の防爆機構では、薄板金属板が実質的に平面形状
のため、過充電等の電池異常時に電解液が分解してガス
が発生し電池内圧が上昇すると、一旦は厚板金属板との
電気的接続が断たれ充電電流が遮断されるが、その後電
池内部のガスが温度の変化などで収縮すると、薄板金属
板のスプリングバックによって再び薄板金属板と厚板金
属板との電気的な接触が生じ、過充電電流が流れてしま
うという、という問題がある。
【0004】また、薄板金属板の厚さは、電流容量の観
点からは厚いことが望ましいが、薄板金属板より厚板金
属板の厚さが大きいと、内圧が上昇したときに薄板金属
板の方が先に破断してガスを放散してしまうため、薄板
金属板と厚板金属板との接合部が完全に離間せず、電流
を遮断できない場合がある。
点からは厚いことが望ましいが、薄板金属板より厚板金
属板の厚さが大きいと、内圧が上昇したときに薄板金属
板の方が先に破断してガスを放散してしまうため、薄板
金属板と厚板金属板との接合部が完全に離間せず、電流
を遮断できない場合がある。
【0005】更に、薄板金属板と厚板金属板とが接触し
た構造では、電池を組み立てる工程において上蓋をカシ
メる際に薄板金属板に大きな荷重が掛かるので、薄板金
属板に形成された開裂溝が破断しやすい、という問題が
ある。
た構造では、電池を組み立てる工程において上蓋をカシ
メる際に薄板金属板に大きな荷重が掛かるので、薄板金
属板に形成された開裂溝が破断しやすい、という問題が
ある。
【0006】本発明は上記事案に鑑み、電流容量を確保
すると共に、安全性に優れた密閉型電池を提供すること
を課題とする。
すると共に、安全性に優れた密閉型電池を提供すること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、上蓋に防爆機構を有する密閉型電池にお
いて、前記防爆機構は、中央に平面部を有し開裂溝が形
成された皿状の導電性ダイアフラムと、上方に突起が形
成され該突起の中央に平面部を有する導電性接続板とが
貫通穴が形成された平板状の導電性スプリッタを挟持
し、前記平面部同士が電気的・機械的に接続された構造
を有しており、前記ダイアフラムの平面部の厚さをT
1、前記接続板の平面部の厚さをT2としたときに、T
1>T2>1/3・T1の関係を有する。
に、本発明は、上蓋に防爆機構を有する密閉型電池にお
いて、前記防爆機構は、中央に平面部を有し開裂溝が形
成された皿状の導電性ダイアフラムと、上方に突起が形
成され該突起の中央に平面部を有する導電性接続板とが
貫通穴が形成された平板状の導電性スプリッタを挟持
し、前記平面部同士が電気的・機械的に接続された構造
を有しており、前記ダイアフラムの平面部の厚さをT
1、前記接続板の平面部の厚さをT2としたときに、T
1>T2>1/3・T1の関係を有する。
【0008】本発明では、接続板の平面部の厚さT2は
ダイアフラムの平面部の厚さT1の1/3を下回ること
はないので、必要な電流容量を確保することができると
共に、過充電等で電池内圧が上昇してダイアフラムの形
状・寸法・材質等で定まる所定圧までダイアフラムは皿
状の形状を保持し、所定圧を越えると、瞬時にダイアフ
ラムは反転するが、ダイアフラムの平面部の厚さT1が
接続板の平面部の厚さT2より大きいため、先に接続板
が破断しダイアフラムに穴が明くことがない。また、ダ
イアフラムが反転する所定圧は大気圧より大きいので、
電池異常時に電池内圧により一旦ダイアフラムが反転す
れば、たとえ電池の内部が真空になっても大気圧でダイ
アフラムは元の皿状の形状には戻らず、破断した接続板
の平面部がダイアフラムの平面部に再度電気的に接触す
ることもない。
ダイアフラムの平面部の厚さT1の1/3を下回ること
はないので、必要な電流容量を確保することができると
共に、過充電等で電池内圧が上昇してダイアフラムの形
状・寸法・材質等で定まる所定圧までダイアフラムは皿
状の形状を保持し、所定圧を越えると、瞬時にダイアフ
ラムは反転するが、ダイアフラムの平面部の厚さT1が
接続板の平面部の厚さT2より大きいため、先に接続板
が破断しダイアフラムに穴が明くことがない。また、ダ
イアフラムが反転する所定圧は大気圧より大きいので、
電池異常時に電池内圧により一旦ダイアフラムが反転す
れば、たとえ電池の内部が真空になっても大気圧でダイ
アフラムは元の皿状の形状には戻らず、破断した接続板
の平面部がダイアフラムの平面部に再度電気的に接触す
ることもない。
【0009】この場合において、ダイアフラムの材質の
引張り強さS1を接続板の材質の引張り強さS2より大
きくすれば、ダイアフラムの平面部に電気的・機械的に
接続された接続板の平面部が確実に破断して電流を遮断
するので、安全性が確保される。また、ダイアフラムと
スプリッタとの間に合成樹脂製のブッシュを介在させる
ことで、例えば組立時に一時的に大きな荷重がダイアフ
ラムに作用しても軟質材料からなるブッシュの変形によ
ってダイアフラムの開裂部の破損を防止することができ
る。更に、スプリッタの周部をダイアフラムの底面と所
定間隔を隔てて係止させるスプリッタ係止部材を備えれ
ば、電池内圧が上昇しても、スプリッタの周縁はダイア
フラムの底面に係止されて移動しないので、スプリッタ
がダイアフラムを損傷させ穴が明くことを防止すること
ができる。
引張り強さS1を接続板の材質の引張り強さS2より大
きくすれば、ダイアフラムの平面部に電気的・機械的に
接続された接続板の平面部が確実に破断して電流を遮断
するので、安全性が確保される。また、ダイアフラムと
スプリッタとの間に合成樹脂製のブッシュを介在させる
ことで、例えば組立時に一時的に大きな荷重がダイアフ
ラムに作用しても軟質材料からなるブッシュの変形によ
ってダイアフラムの開裂部の破損を防止することができ
る。更に、スプリッタの周部をダイアフラムの底面と所
定間隔を隔てて係止させるスプリッタ係止部材を備えれ
ば、電池内圧が上昇しても、スプリッタの周縁はダイア
フラムの底面に係止されて移動しないので、スプリッタ
がダイアフラムを損傷させ穴が明くことを防止すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明が適
用可能な密閉円筒型リチウム二次電池の実施の形態につ
いて説明する。
用可能な密閉円筒型リチウム二次電池の実施の形態につ
いて説明する。
【0011】図1に示すように、本実施形態の密閉円筒
型リチウム二次電池20は、防爆機構を有する上蓋10
を備えており、上蓋10の周縁部と容器となる導電性の
有底電池缶13とはガスケット14を介してカシメられ
電池内部が密閉されている。電池缶13内には円筒状の
捲芯を捲回中心として正極板と負極板とをポリエチレン
製セパレータを介して捲回した電極捲回群11と共に非
水電解液が収容されている。正極板は、集電用の正極集
電リング15を介して短冊状の正極リード板12の一端
に接続されている。正極リード板12の他端は、上蓋1
0を構成するスプリッタ4の底面にレーザー溶接で接合
されている。
型リチウム二次電池20は、防爆機構を有する上蓋10
を備えており、上蓋10の周縁部と容器となる導電性の
有底電池缶13とはガスケット14を介してカシメられ
電池内部が密閉されている。電池缶13内には円筒状の
捲芯を捲回中心として正極板と負極板とをポリエチレン
製セパレータを介して捲回した電極捲回群11と共に非
水電解液が収容されている。正極板は、集電用の正極集
電リング15を介して短冊状の正極リード板12の一端
に接続されている。正極リード板12の他端は、上蓋1
0を構成するスプリッタ4の底面にレーザー溶接で接合
されている。
【0012】密閉円筒型リチウム二次電池20の正極板
は、マンガン酸リチウム(LiMn 2O4)、導電助剤
の黒鉛、結着剤のポリフッ化ビニリデン(PVDF)を
用いて正極活物質合剤とし、正極活物質合剤を正極集電
体のアルミニウム箔の両表面に塗布することにより作製
されている。一方、負極板は、非晶質炭素、結着剤のP
VDFを用いて負極活物質合剤とし、負極活物質合剤を
負極集電体の銅箔の両表面に塗布することにより作製さ
れている。
は、マンガン酸リチウム(LiMn 2O4)、導電助剤
の黒鉛、結着剤のポリフッ化ビニリデン(PVDF)を
用いて正極活物質合剤とし、正極活物質合剤を正極集電
体のアルミニウム箔の両表面に塗布することにより作製
されている。一方、負極板は、非晶質炭素、結着剤のP
VDFを用いて負極活物質合剤とし、負極活物質合剤を
負極集電体の銅箔の両表面に塗布することにより作製さ
れている。
【0013】図2に示すように、上蓋10は、鉄製でニ
ッケルメッキが施された円板状の形状を有する上蓋キャ
ップ2を備えている。円板の中央には上方に向けて突出
した円筒状の突起が形成されている。突起の側面には、
複数の開口2aが形成されている。上蓋キャップ2の周
縁部は、ダイヤフラム1の周縁部でカシメられている。
ダイアフラム1は、アルミニウム合金製で下方に底部が
形成された皿状の形状を有している。皿状の底部は平面
状でありダイアフラム1の中央部1aを形成している。
ダイアフラム1の中央部1aと周縁部との間には、薄肉
化されており電池内圧が所定圧に達すると開裂する開裂
溝1bが形成されている。ダイアフラム1の中央部1a
の底面とアルミニウム合金製の接続板3の中央で上方に
平面状に突出した中央部3aの上面とは、抵抗溶接によ
り電気的・機械的に接合されている。以下、この抵抗溶
接箇所を接合部7という。ダイアフラム1の中央部1a
と接続板3の周縁部との間には、フランジ部が中央部1
aの底面に当接するポリプロピレン樹脂製で円環状のブ
ッシュ5を介して、スプリッタ4が狭持されている。ス
プリッタ4はアルミニウム合金製で平板状であり、中央
には貫通穴4aが形成されている。スプリッタ4の周部
は、ダイアフラム1の周縁底面に当接しスプリッタ4を
ダイアフラム1から隔てる断面略T字状のスプリッタ係
止リング6により係止されている。スプリッタ係止リン
グ6は、内周面側にフランジ部を有しており、このフラ
ンジ部がスプリッタ4に当接すると共に、円環状のスペ
ーサ17を介して正極集電リング15に下側から支持さ
れている。なお、ダイアフラム1の皿状の形状及び上蓋
キャップ2、接続板3の突起は、プレス加工により形成
されている。
ッケルメッキが施された円板状の形状を有する上蓋キャ
ップ2を備えている。円板の中央には上方に向けて突出
した円筒状の突起が形成されている。突起の側面には、
複数の開口2aが形成されている。上蓋キャップ2の周
縁部は、ダイヤフラム1の周縁部でカシメられている。
ダイアフラム1は、アルミニウム合金製で下方に底部が
形成された皿状の形状を有している。皿状の底部は平面
状でありダイアフラム1の中央部1aを形成している。
ダイアフラム1の中央部1aと周縁部との間には、薄肉
化されており電池内圧が所定圧に達すると開裂する開裂
溝1bが形成されている。ダイアフラム1の中央部1a
の底面とアルミニウム合金製の接続板3の中央で上方に
平面状に突出した中央部3aの上面とは、抵抗溶接によ
り電気的・機械的に接合されている。以下、この抵抗溶
接箇所を接合部7という。ダイアフラム1の中央部1a
と接続板3の周縁部との間には、フランジ部が中央部1
aの底面に当接するポリプロピレン樹脂製で円環状のブ
ッシュ5を介して、スプリッタ4が狭持されている。ス
プリッタ4はアルミニウム合金製で平板状であり、中央
には貫通穴4aが形成されている。スプリッタ4の周部
は、ダイアフラム1の周縁底面に当接しスプリッタ4を
ダイアフラム1から隔てる断面略T字状のスプリッタ係
止リング6により係止されている。スプリッタ係止リン
グ6は、内周面側にフランジ部を有しており、このフラ
ンジ部がスプリッタ4に当接すると共に、円環状のスペ
ーサ17を介して正極集電リング15に下側から支持さ
れている。なお、ダイアフラム1の皿状の形状及び上蓋
キャップ2、接続板3の突起は、プレス加工により形成
されている。
【0014】本実施形態の上蓋10は、ダイアフラム1
の中央部1aの厚さT1が接続板3の中央部3aの厚さ
T2より大きく設定されており、接続板3の中央部3a
の厚さT2はダイアフラム1の中央部1aの厚さT1の
1/3より大きく設定されている(T1>T2>1/3
・T1)。また、ダイアフラム1の材質の引張り強さS
1は、接続板3の材質の引張り強さS2より大きく設定
されている(S1>S2)。
の中央部1aの厚さT1が接続板3の中央部3aの厚さ
T2より大きく設定されており、接続板3の中央部3a
の厚さT2はダイアフラム1の中央部1aの厚さT1の
1/3より大きく設定されている(T1>T2>1/3
・T1)。また、ダイアフラム1の材質の引張り強さS
1は、接続板3の材質の引張り強さS2より大きく設定
されている(S1>S2)。
【0015】次に、本実施形態のリチウム二次電池20
の作用等について説明する。リチウム二次電池20は、
接続板3の中央部3aの厚さT2はダイアフラム1の中
央部1aの厚さT1の1/3より厚く設定されているの
で、通常状態(電池異常状態以外の状態)では、接続板
3からダイアフラム1を介して上蓋キャップ2への必要
な電流容量を確保することができる。このため、電流容
量不足による接続板3の温度上昇を抑制することができ
る。
の作用等について説明する。リチウム二次電池20は、
接続板3の中央部3aの厚さT2はダイアフラム1の中
央部1aの厚さT1の1/3より厚く設定されているの
で、通常状態(電池異常状態以外の状態)では、接続板
3からダイアフラム1を介して上蓋キャップ2への必要
な電流容量を確保することができる。このため、電流容
量不足による接続板3の温度上昇を抑制することができ
る。
【0016】一方、リチウム二次電池20が過充電等の
電池異常状態に陥ると、非水電解液が分解して電池缶1
3内にガスが加速度的に発生する。このガスにより電池
内圧は上昇するが、ダイアフラム1の形状・寸法・材質
等で定まる所定圧(例えば、0.5〜2.5MPa)ま
でダイアフラム1は皿状の形状を維持する。電池内圧が
所定圧を越えると、瞬時にダイアフラム1は反転する。
このとき、ダイアフラム1の中央部1aの厚さT1が接
続板3の中央部3aの厚さT2より大きく、先に接合部
7の接続板3が破断するので、ダイアフラム1に穴が明
くことがない。
電池異常状態に陥ると、非水電解液が分解して電池缶1
3内にガスが加速度的に発生する。このガスにより電池
内圧は上昇するが、ダイアフラム1の形状・寸法・材質
等で定まる所定圧(例えば、0.5〜2.5MPa)ま
でダイアフラム1は皿状の形状を維持する。電池内圧が
所定圧を越えると、瞬時にダイアフラム1は反転する。
このとき、ダイアフラム1の中央部1aの厚さT1が接
続板3の中央部3aの厚さT2より大きく、先に接合部
7の接続板3が破断するので、ダイアフラム1に穴が明
くことがない。
【0017】また、ダイアフラム1が反転する所定圧は
大気圧より大きいので、一旦ダイアフラム1が反転すれ
ば、電池缶13内が真空となっても大気圧でダイアフラ
ム1は元の皿状の形状には戻らず、破断した接続板3の
中央部3aがダイアフラム1の中央部1aに再度電気的
に接触することもない。このため、完全に電流を遮断す
ることができる安全性に優れた電池とすることができ
る。更に、ダイアフラム1の材質の引張り強さS1を接
続板3の材質の引張り強さS2より大きくしたので、接
合部7の中央部3aが確実に先に破断して電流を遮断す
るので、安全性が確保される。
大気圧より大きいので、一旦ダイアフラム1が反転すれ
ば、電池缶13内が真空となっても大気圧でダイアフラ
ム1は元の皿状の形状には戻らず、破断した接続板3の
中央部3aがダイアフラム1の中央部1aに再度電気的
に接触することもない。このため、完全に電流を遮断す
ることができる安全性に優れた電池とすることができ
る。更に、ダイアフラム1の材質の引張り強さS1を接
続板3の材質の引張り強さS2より大きくしたので、接
合部7の中央部3aが確実に先に破断して電流を遮断す
るので、安全性が確保される。
【0018】そして、電池内圧が更に上昇すると、ダイ
アフラム1には薄肉化された開裂溝1bが形成されてい
るので、この開裂溝1bが内圧により開裂され、電池缶
13内のガスは、スプリッタ4に形成された貫通穴4
b、開裂溝1bの開裂箇所、上蓋キャップ2に形成され
た開口2aを経て外部へ開放される。従って、安全にリ
チウム二次電池20を使用不能の状態に誘導することが
できる。このとき、スプリッタ4の周部はダイアフラム
1の底面にスプリッタ係止リング6で係止されるので、
スプリッタ4によりダイアフラム1が損傷することはな
い。このため、ダイヤフラム1の損傷により損傷箇所か
らガスが開放され、ダイヤフラム1の反転を阻止した
り、反転後に開裂溝1b以外からガスが外部に開放され
ることを防止することができる。
アフラム1には薄肉化された開裂溝1bが形成されてい
るので、この開裂溝1bが内圧により開裂され、電池缶
13内のガスは、スプリッタ4に形成された貫通穴4
b、開裂溝1bの開裂箇所、上蓋キャップ2に形成され
た開口2aを経て外部へ開放される。従って、安全にリ
チウム二次電池20を使用不能の状態に誘導することが
できる。このとき、スプリッタ4の周部はダイアフラム
1の底面にスプリッタ係止リング6で係止されるので、
スプリッタ4によりダイアフラム1が損傷することはな
い。このため、ダイヤフラム1の損傷により損傷箇所か
らガスが開放され、ダイヤフラム1の反転を阻止した
り、反転後に開裂溝1b以外からガスが外部に開放され
ることを防止することができる。
【0019】更に、本実施形態では、ダイアフラム1と
スプリッタ4との間に合成樹脂製のブッシュ5を介在さ
せることで、組立時に一時的に大きな荷重がダイアフラ
ム1に作用しても軟質材料からなるブッシュ5の変形に
よってダイアフラム1の開裂溝1bの破損を防止するこ
とができる。このため、リチウム二次電池20の歩留ま
りを高めることができると共に、電池組立作業での安全
性も確保することができる。
スプリッタ4との間に合成樹脂製のブッシュ5を介在さ
せることで、組立時に一時的に大きな荷重がダイアフラ
ム1に作用しても軟質材料からなるブッシュ5の変形に
よってダイアフラム1の開裂溝1bの破損を防止するこ
とができる。このため、リチウム二次電池20の歩留ま
りを高めることができると共に、電池組立作業での安全
性も確保することができる。
【0020】なお、本実施形態では、円筒型リチウム二
次電池を例示したが、円筒型に限定されるものではな
く、例えば角型の電池に適用してもよい。
次電池を例示したが、円筒型に限定されるものではな
く、例えば角型の電池に適用してもよい。
【0021】また、本実施形態では、ダイアフラム1、
接続板3及びスプリッタ4の材質にアルミニウム合金を
用いた例を示したが、これに限定されるものではなく、
アルミニウム、ニッケル合金、導電性プラスチックなど
の他の導電性材質を使用するようにしてもよい。
接続板3及びスプリッタ4の材質にアルミニウム合金を
用いた例を示したが、これに限定されるものではなく、
アルミニウム、ニッケル合金、導電性プラスチックなど
の他の導電性材質を使用するようにしてもよい。
【0022】更に、本実施形態では、円環状のスプリッ
タ係止リング6を用いた例を示したが、スプリッタ係止
リング6の形状は円環状に限定されるものではなく、例
えば、半円環状の部材を複数用いてスプリッタを係止す
るようにしてもよい。
タ係止リング6を用いた例を示したが、スプリッタ係止
リング6の形状は円環状に限定されるものではなく、例
えば、半円環状の部材を複数用いてスプリッタを係止す
るようにしてもよい。
【0023】
【実施例】次に、上記実施形態に従って作製した実施例
の密閉円筒型リチウム二次電池20について説明する。
比較のために作製した電池についても併記する。なお、
電池の容量は、すべて6Ahとした。
の密閉円筒型リチウム二次電池20について説明する。
比較のために作製した電池についても併記する。なお、
電池の容量は、すべて6Ahとした。
【0024】(実施例1)下表1に示すように、実施例
1では、ダイアフラム1及び接続板3の材質に引張り強
さが大きく、中央部の厚さT1及びT2がそれぞれ0.
6mm、0.2mmのアルミニウム合金A3003−H
14を用いて電池を作製した。
1では、ダイアフラム1及び接続板3の材質に引張り強
さが大きく、中央部の厚さT1及びT2がそれぞれ0.
6mm、0.2mmのアルミニウム合金A3003−H
14を用いて電池を作製した。
【0025】
【表1】
【0026】(実施例2、3)表1に示すように、実施
例2及び実施例3では、接続板3の中央部3aの厚さT
2をそれぞれ0.4mm、0.6mmとした以外は実施
例1と同様に電池を作製した。
例2及び実施例3では、接続板3の中央部3aの厚さT
2をそれぞれ0.4mm、0.6mmとした以外は実施
例1と同様に電池を作製した。
【0027】(比較例1)表1に示すように、比較例1
では、接続板3の中央部3aの厚さT2を0.1mmと
した以外は実施例1と同様に電池を作製した。
では、接続板3の中央部3aの厚さT2を0.1mmと
した以外は実施例1と同様に電池を作製した。
【0028】(比較例2)表1に示すように、比較例2
では、接続板3の材質に引張り強さの小さいアルミニウ
ム合金A1050−H24を用いた以外は比較例1と同
様に電池を作製した。
では、接続板3の材質に引張り強さの小さいアルミニウ
ム合金A1050−H24を用いた以外は比較例1と同
様に電池を作製した。
【0029】(実施例4〜6)表1に示すように、実施
例4〜実施例6では、接続板3の材質に引張り強さの小
さいアルミニウム合金A1050−H24を用いた以外
はそれぞれ実施例1〜実施例3と同様に電池を作製し
た。
例4〜実施例6では、接続板3の材質に引張り強さの小
さいアルミニウム合金A1050−H24を用いた以外
はそれぞれ実施例1〜実施例3と同様に電池を作製し
た。
【0030】<試験・評価>次に、上述した実施例及び
比較例の各電池をそれぞれ100個作製し、6Aの電流
値で充電した後、故意に6Aで過充電して、電流遮断状
況を調べ、電池内部の温度を測定する過充電試験を行
い、安全性及び電流容量について評価した。なお、接続
板3には、充電時の温度を測定できるよう予め熱電対を
取り付けて組み立てた。熱電対のリード線は、カシメた
ガスケット14に沿って引き出した。下表2に過充電試
験の試験結果を示す。
比較例の各電池をそれぞれ100個作製し、6Aの電流
値で充電した後、故意に6Aで過充電して、電流遮断状
況を調べ、電池内部の温度を測定する過充電試験を行
い、安全性及び電流容量について評価した。なお、接続
板3には、充電時の温度を測定できるよう予め熱電対を
取り付けて組み立てた。熱電対のリード線は、カシメた
ガスケット14に沿って引き出した。下表2に過充電試
験の試験結果を示す。
【0031】
【表2】
【0032】表2に示すように、接続板3に引張り強さ
が大きいアルミニウム合金A3003−H14を用いる
と、厚さ0.4mmの実施例2の電池では、過充電時に
完全に電流が遮断されない電流遮断不良が、100個中
7個、厚さ0.6mmの実施例3の電池では100個中
63個発生し、安全性が確保できなくなることがわかっ
た。しかし、接続板3にアルミニウム合金A3003−
H14より引張り強さが小さいアルミニウム合金A10
50−H24を用いた実施例4〜実施例6の電池では、
接続板3の厚さ0.4mmの実施例5の電池までは確実
に電流を遮断することができた。
が大きいアルミニウム合金A3003−H14を用いる
と、厚さ0.4mmの実施例2の電池では、過充電時に
完全に電流が遮断されない電流遮断不良が、100個中
7個、厚さ0.6mmの実施例3の電池では100個中
63個発生し、安全性が確保できなくなることがわかっ
た。しかし、接続板3にアルミニウム合金A3003−
H14より引張り強さが小さいアルミニウム合金A10
50−H24を用いた実施例4〜実施例6の電池では、
接続板3の厚さ0.4mmの実施例5の電池までは確実
に電流を遮断することができた。
【0033】比較例の電池のように、接続板3の中央部
3aの厚さT2が0.1mmの場合、充電時に接続板3
の温度が50゜Cを超えることがあり、接続板3の電流
容量が不足することがわかった。しかし、実施例の電池
のように、接続板3の中央部3aの厚さが0.2mm以
上の場合は温度上昇が30゜C程度に抑えられ、実用上
十分であることが分かった。一方、接続板3の中央部3
aの厚さT2が厚いほど、電流容量に関しては有利とな
るが、過充電時に内部の圧力が上昇したとき、接続板3
の引張り強さS2がダイアフラム1の引張り強さS1よ
り大きくなり、接続板3の方でなくダイアフラム1側が
破れて穴があき、その瞬間に内部のガスが放出されてし
まい、ダイアフラム1と接続板3との接合部7が完全に
破断に至らない、つまリ電流が遮断できない事態とな
る。
3aの厚さT2が0.1mmの場合、充電時に接続板3
の温度が50゜Cを超えることがあり、接続板3の電流
容量が不足することがわかった。しかし、実施例の電池
のように、接続板3の中央部3aの厚さが0.2mm以
上の場合は温度上昇が30゜C程度に抑えられ、実用上
十分であることが分かった。一方、接続板3の中央部3
aの厚さT2が厚いほど、電流容量に関しては有利とな
るが、過充電時に内部の圧力が上昇したとき、接続板3
の引張り強さS2がダイアフラム1の引張り強さS1よ
り大きくなり、接続板3の方でなくダイアフラム1側が
破れて穴があき、その瞬間に内部のガスが放出されてし
まい、ダイアフラム1と接続板3との接合部7が完全に
破断に至らない、つまリ電流が遮断できない事態とな
る。
【0034】このように、皿状のダイアフラム1の中央
部1aの厚さT1と、接続板3の中央部3aの厚さT2
との関係を、T2>1/3・T1に設定することで電流
容量を確保することできる。また、接続板3として、ダ
イアフラム1より厚さが小さく(T1>T2)、引張り
強さの小さい材質を選定することにより、接続板3の電
流容量を確保しつつ、ダイアフラム1が破断する前に接
続板3側を破断することができることが判明した。
部1aの厚さT1と、接続板3の中央部3aの厚さT2
との関係を、T2>1/3・T1に設定することで電流
容量を確保することできる。また、接続板3として、ダ
イアフラム1より厚さが小さく(T1>T2)、引張り
強さの小さい材質を選定することにより、接続板3の電
流容量を確保しつつ、ダイアフラム1が破断する前に接
続板3側を破断することができることが判明した。
【0035】また、合成樹脂製のブッシュ5の効果を確
認するために、接続板3に厚さ0.4mmのアルミニウ
ム合金A3003−H14を用いた実施例4の電池と、
ブッシュ5のない実施例4の電池とを、それぞれ100
個作製した。作製した合計200個の電池を、一切充放
電することなく、直ちに解体してダイアフラム1の開裂
溝1bの状態を調べたところ、ブッシュ5のある電池で
は、ダイアフラム1の開裂溝1bの破損が全くなかった
のに対し、ブッシュ5のない電池では開裂溝1b部の亀
裂が18個の電池で見つかった。このことから、ブッシ
ュ5が、上蓋10カシメ時の衝撃吸収に十分な効果があ
ることが確かめられた。
認するために、接続板3に厚さ0.4mmのアルミニウ
ム合金A3003−H14を用いた実施例4の電池と、
ブッシュ5のない実施例4の電池とを、それぞれ100
個作製した。作製した合計200個の電池を、一切充放
電することなく、直ちに解体してダイアフラム1の開裂
溝1bの状態を調べたところ、ブッシュ5のある電池で
は、ダイアフラム1の開裂溝1bの破損が全くなかった
のに対し、ブッシュ5のない電池では開裂溝1b部の亀
裂が18個の電池で見つかった。このことから、ブッシ
ュ5が、上蓋10カシメ時の衝撃吸収に十分な効果があ
ることが確かめられた。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
接続板の平面部の厚さT2はダイアフラムの平面部の厚
さT1の1/3を下回ることはないので、必要な電流容
量を確保することができると共に、電池異常時に電池内
圧によりダイアフラムが反転することで、破断した接続
板の平面部がダイアフラムの平面部に再度電気的に接触
することもないので、電池の安全性を確保することがで
きる、という効果を得ることができる。
接続板の平面部の厚さT2はダイアフラムの平面部の厚
さT1の1/3を下回ることはないので、必要な電流容
量を確保することができると共に、電池異常時に電池内
圧によりダイアフラムが反転することで、破断した接続
板の平面部がダイアフラムの平面部に再度電気的に接触
することもないので、電池の安全性を確保することがで
きる、という効果を得ることができる。
【図1】本発明が適用可能な実施形態の密閉円筒型リチ
ウム二次電池の断面図である。
ウム二次電池の断面図である。
【図2】実施形態の密閉円筒型リチウム二次電池の上蓋
の断面図である。
の断面図である。
1 ダイアフラム
1a 中央部(ダイアフラムの平面部)
1b 開裂溝(開裂部)
2 上蓋キャップ
3 接続板
3a 中央部(接続板の平面部)
4 スプリッタ
4b 貫通穴
5 ブッシュ
6 スプリッタ係止リング(スプリッタ係止部材)
10 上蓋
20 密閉円筒型リチウム二次電池(密閉型電池)
Claims (4)
- 【請求項1】 上蓋に防爆機構を有する密閉型電池にお
いて、前記防爆機構は、中央に平面部を有し開裂溝が形
成された皿状の導電性ダイアフラムと、上方に突起が形
成され該突起の中央に平面部を有する導電性接続板とが
貫通穴が形成された平板状の導電性スプリッタを挟持
し、前記平面部同士が電気的・機械的に接続された構造
を有しており、前記ダイアフラムの平面部の厚さをT
1、前記接続板の平面部の厚さをT2としたときに、T
1>T2>1/3・T1の関係を有することを特徴とす
る密閉型電池。 - 【請求項2】 前記ダイアフラムの材質の引張り強さを
S1、前記接続板の材質の引張り強さをS2としたとき
に、S1>S2の関係を有することを特徴とする請求項
1に記載の密閉型電池。 - 【請求項3】 前記ダイアフラムと前記スプリッタとの
間に、合成樹脂製のブッシュを介在させたことを特徴と
する請求項1又は請求項2に記載の密閉型電池。 - 【請求項4】 前記スプリッタの周部を前記ダイアフラ
ムの底面と所定間隔を隔てて係止させるスプリッタ係止
部材を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項
3のいずれか1項に記載の密閉型電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002012626A JP2003217544A (ja) | 2002-01-22 | 2002-01-22 | 密閉型電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002012626A JP2003217544A (ja) | 2002-01-22 | 2002-01-22 | 密閉型電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003217544A true JP2003217544A (ja) | 2003-07-31 |
Family
ID=27649789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002012626A Abandoned JP2003217544A (ja) | 2002-01-22 | 2002-01-22 | 密閉型電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003217544A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006338981A (ja) * | 2005-06-01 | 2006-12-14 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 密閉型円柱状二次電池 |
US8486546B2 (en) | 2008-12-01 | 2013-07-16 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Cap assembly and secondary battery using the same with notched vent member |
US8535828B2 (en) | 2008-12-08 | 2013-09-17 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
US8663835B2 (en) | 2008-12-10 | 2014-03-04 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Cap assembly and secondary battery having the same |
US8962167B2 (en) | 2007-08-27 | 2015-02-24 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Secondary battery having an insulator with protrusions |
US8986876B2 (en) | 2008-12-18 | 2015-03-24 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Cap assembly and secondary battery having the same |
CN105118936A (zh) * | 2015-09-06 | 2015-12-02 | 朱剑 | 一种动力电池吉欧级防爆防燃烧盖帽 |
-
2002
- 2002-01-22 JP JP2002012626A patent/JP2003217544A/ja not_active Abandoned
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006338981A (ja) * | 2005-06-01 | 2006-12-14 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 密閉型円柱状二次電池 |
US8962167B2 (en) | 2007-08-27 | 2015-02-24 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Secondary battery having an insulator with protrusions |
US8486546B2 (en) | 2008-12-01 | 2013-07-16 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Cap assembly and secondary battery using the same with notched vent member |
US8535828B2 (en) | 2008-12-08 | 2013-09-17 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
US8663835B2 (en) | 2008-12-10 | 2014-03-04 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Cap assembly and secondary battery having the same |
US8986876B2 (en) | 2008-12-18 | 2015-03-24 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Cap assembly and secondary battery having the same |
CN105118936A (zh) * | 2015-09-06 | 2015-12-02 | 朱剑 | 一种动力电池吉欧级防爆防燃烧盖帽 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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