JP2011238569A - 電池、車両及び電池搭載機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 異常時のガス抜け流路を確保しつつ、溶接で生じたスパッタを電極体に混入させるのを防止した電池、このような電池を搭載した車両及び電池搭載機器を提供する。
【解決手段】 電池1は、軸線AX方向に延びる有底筒状の芯材30と、この芯材を中心に捲回してなる電極体50と、この電極体及び芯材を収容する有底筒状のケース本体11を含み、芯材内のガスを安全弁18を介して外部に放出可能に、ケース本体を封止してなる電池ケース10と、を備え、芯材は、芯材底部31及び筒状の筒状部32を有し、ケース底部12と芯材底部とは、芯材の内部からの溶接により接合されてなり、筒状部は、電極体と離間する離間部BSを有し、この離間部は、芯材内の気圧に比べ筒状部の径方向外側の気圧が、所定値以上高くなった場合に開弁する弁部VLを含む。
【選択図】 図2

Description

本発明は、有底筒状の芯材とこの芯材に捲回した電極体と電池ケースとを備え、芯材の芯材底部と電池ケースとを、芯材の内部からの溶接により接合した電池に関する。また、このような電池を搭載した車両及び電池搭載機器に関する。
近年、ハイブリッド自動車やノート型パソコン、ビデオカムコーダなどのポータブル電子機器の駆動用電源に、充放電可能なリチウムイオン二次電池(以下、単に電池ともいう)が利用されている。
このような電池として、例えば、特許文献1には、中空の捲芯(芯材)の周りに電極捲回群(電極体)を配置し、この電極捲回群(電極体)をなす負極(負極板)から導出された負極リード片が負極集電板に接合されており、その負極集電板が電池容器(電池ケース,ケース本体)の底面(ケース底部)に抵抗溶接で接合されたリチウムイオン電池(電池)が開示されている。このリチウムイオン電池(電池)では、捲芯(芯材)の両端が正極集電板又は負極集電板にそれぞれ当接固定されている。また、中空の捲芯(芯材)が、負極集電板に設けた貫通孔を通じて、電池の異常時(過充電時)に発生するガスの流路となる。
特開2002−134095号公報
しかしながら、特許文献1の電池では、負極集電板を電池容器(電池ケース,ケース本体)の底面(ケース底部)に抵抗溶接する際に、スパッタ(金属の微小粒子)が生じることがある。このスパッタが電極捲回群(電極体)に混入すると、そのスパッタを介して、正極(正極板)と負極(負極板)との間で短絡が生じる虞がある。
また、特許文献1の電池を車両に搭載するなど、振動を受ける用途に電池を使用した場合、その電池はその外部(車体等)と共に振動し、電池容器(電池ケース)の内部で電極捲回群(電極体)が位置ずれを起こしがちである。
これらに対し、中実棒状の芯材の端部(底部)とケース底部とを溶接する電池が考えられる。
しかしながら、そのような電池では、異常時に電池でガスが発生した場合に、芯材をガス抜け流路として用いることができない。
本発明は、かかる問題点を鑑みてなされたものであって、異常時のガス抜け流路を確保しつつ、溶接で生じたスパッタを電極体に混入させるのを防止した電池、このような電池を搭載した車両及び電池搭載機器を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、軸線方向に延びる有底筒状の芯材と、上記芯材を中心に、正極板、負極板及びセパレータを捲回してなる電極体と、上記電極体及び上記芯材を収容する有底筒状のケース本体を含み、上記芯材内のガスを直接又は安全弁を介して外部に放出可能に、上記ケース本体を封止してなる電池ケースと、を備える電池であって、上記芯材は、芯材底部、及び、上記芯材底部から上記軸線方向に延び、上記芯材の内部と上記芯材の径方向外側との間を流通不能に隔離する筒状の筒状部、を有し、上記ケース本体の底部であ
るケース底部と上記芯材底部とは、上記芯材の内部からの溶接により接合されてなり、上記筒状部は、上記電極体と離間する離間部を有し、上記離間部は、上記芯材内の気圧に比べ上記筒状部の上記径方向外側の気圧が、所定値以上高くなった場合に開弁する弁部を含む電池である。
上述の電池では、芯材の筒状部のうち離間部に、芯材内の気圧に比べて筒状部の径方向外側の気圧が所定値以上高くなった場合に開弁する弁部を含むので、異常時に電池内でガスが発生して電池内のガス圧力が高くなった場合には、開弁した弁部を通じて、そのガスを芯材の内部を通じて外部に放出することができる。
また、逆に、通常の場合、即ち弁部が開弁していない場合には、芯材底部とケース底部とを芯材の内部からの溶接により接合した際に生じたスパッタが、芯材内部から電極体側に移動するのを防止できる。
かくして、電池異常時のガス抜け流路を確保しながらも、溶接で生じたスパッタが電極体に混入するのを防止した電池とすることができる。
なお、弁部としては、例えば、芯材内の気圧に比べて筒状部の径方向外側の気圧が所定値以上高くなった場合に、開裂して、その後、開弁したまま復帰しない形態のものが挙げられる。このような弁部としては、例えば、弁部の厚みを、離間部における他の部位よりも薄くし開裂しやすくしたものが挙げられる。また、開弁と閉塞とを繰り返し行い得る復帰型の弁部も挙げられる。このような弁部としては、例えば、離間部に配置した貫通孔を、その離間部の内側からバネによって押圧した板材で弾性的に閉塞した形態のものが挙げられる。
また、溶接の手法としては、例えば、レーザ溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接が挙げられる。
さらに、上述の電池であって、前記弁部は、前記筒状部のうち、前記径方向外側に前記セパレータが捲回されている部位の前記軸線方向両側にそれぞれ配置されてなる電池とすると良い。
ところで、電池ケースの内部の空間は、電極体によって、その軸線方向両側に分けられており、両者の間をガス等が流通し難い場合もある。
これに対し、上述の電池では、弁部が、筒状部のうち、径方向外側にセパレータが捲回されている部位の軸線方向両側にそれぞれ配置されてなるので、電極体の軸線方向両側の空間のうち、いずれか一方の空間のガス圧力が高くなっても、弁部を通じて、ガスを芯材に通して外部に放出することができる。
さらに、上述したいずれかの電池であって、前記芯材の前記筒状部には、前記正極板及び前記負極板のいずれかが接続されてなり、前記芯材底部は前記ケース底部と直接溶接されてなる電池とすると良い。
上述の電池では、芯材底部がケース底部と直接溶接されてなるので、電池に振動が加わったとしても、電池ケースの内部で電極体の位置ずれの発生を確実に防止できる。また、芯材が正極板又は負極板の集電部材の機能を有するので、簡易な構成の電池とすることができる。
または、前述したいずれかの電池であって、前記芯材底部と前記ケース底部との間に、前記正極板及び前記負極板のいずれかが接続された集電端子板が介在してなり、上記芯材底部と上記集電端子板と上記ケース底部の三者が互いに溶接されてなる電池とすると良い。
上述の電池では、芯材底部と集電端子板とケース底部の三者が互いに溶接されてなるので、電池に振動が加わったとしても、電池ケースの内部での電極体の位置ずれの発生を確実に防止できる。
或いは、本発明の他の態様は、前述のいずれかの電池を搭載し、この電池に蓄えた電気エネルギを動力源の全部又は一部に使用する車両である。
上述の車両は、短絡を防止した電池を搭載しているので、安定して使用できる車両とすることができる。
なお、車両としては、リチウムイオン二次電池による電気エネルギを動力源の全部又は一部に使用する車両であれば良く、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド鉄道車両、フォークリフト、電気車いす、電動アシスト自転車、電動スクータが挙げられる。
或いは、本発明の他の態様は、前述のいずれかの電池を搭載し、この電池に蓄えた電気エネルギを駆動エネルギ源の全部又は一部に使用する電池搭載機器である。
上述の電池搭載機器は、短絡を防止したリチウムイオン二次電池を搭載しているので、安定して使用できる電池搭載機器とすることができる。
なお、電池搭載機器としては、リチウムイオン二次電池を搭載し、これをエネルギ源の全部又は一部に使用する機器であれば良く、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、電池駆動の電動工具、無停電電源装置など、電池で駆動される各種の家電製品、オフィス機器、産業機器が挙げられる。
実施形態1,変形形態1にかかる電池の斜視図である。 実施形態1にかかる電池の断面図である。 実施形態1の芯材の斜視図である。 実施形態1にかかる電池の製造方法の説明図である。 実施形態1にかかる電池の製造方法の説明図である。 実施形態1にかかる電池の製造方法の説明図である。 変形形態1にかかる電池の断面図である。 変形形態1にかかる電池の製造方法の説明図である。 変形形態1にかかる電池の製造方法の説明図である。 変形形態1にかかる電池の製造方法の説明図である。 変形形態2にかかる電池の断面図である。 実施形態2にかかる車両の説明図である。 実施形態3にかかる電池搭載機器の説明図である。 実施例の芯材の説明図(断面図)である。 実施例の芯材の説明図(断面図)である。
(実施形態1)
次に、本発明の実施形態1について、図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施形態1にかかる電池1について説明する。図1に電池1の斜視図、図2に電池1の断面図をそれぞれ示す。
この電池1は、有底筒状の芯材30と、この芯材30を中心に、正極板60、負極板70及びセパレータ80を捲回してなる電極体50と、これら電極体50及び芯材30を収容する有底筒状のケース本体11を含む円筒形状の電池ケース10とを備える円筒型のリチウムイオン二次電池である(図1,2参照)。
このうち、電池ケース10は、金属製で、ケース底部12及び開口11Pを有する有底円筒形状のケース本体11、及び、ケース本体の開口11Pを封止する金属製の円板形状の蓋体17を備える。なお、この電池ケース10では、ケース本体11(後述するかしめ部15)と蓋体17との間に、電気絶縁性樹脂からなる円環状のガスケットPKが配置されている。これにより、ケース本体11と蓋体17との間を電気的に絶縁しつつ、これらケース本体11と蓋体17とが一体とされて、電池ケース10をなしている。
この電池ケース10のうち、蓋体17は、軸線AX方向(図1中、上下方向)に後述の芯材30が貫通する蓋貫通孔17Hを有する。また、この蓋体17は、電池ケース10の外側(図2中、上方)に向く蓋外表面17Aの中央において、円形凹状に窪んだ凹部17Kを有する。なお、この凹部17Kには、金属製で皿状の安全弁部材18が配置されている。
この安全弁部材18は、円板状の本体部18S、この本体部18Sの周縁から立ち上がる側面部18T、及び、この側面部18Tから、本体部18Sと平行に突出する環状のフランジ部18Uを有している(図2参照)。この安全弁部材18は、蓋体17の蓋貫通孔17Hを覆っており、フランジ部18Uが全周で蓋体17と溶接されている。また、安全弁部材18の本体部18Sの中央には、他の部位に比して厚みの薄い薄肉部18SGが凹設されており、安全弁部材18の内側の気圧(ガス圧力)が所定の開弁圧を超えたときに、この肉薄部18SGが開裂(開弁)する。なお、安全弁部材18の内側には、図2に示すように、後述する芯材30の芯材開口36が位置しているので、肉薄部18SGで開裂した安全弁部材18を介して、電池1内(電池ケース10内)に発生し、後述する芯材30の内部に導かれたガスを、電池1の外部に放出することができる。このようにして、本実施形態1の電池1では、電池1の内圧(電池ケース10の内圧)の異常上昇を防止する。
また、蓋体17(安全弁部材18)は、後述する芯材30を通じて、電極体50をなす正極板60と電気的に接続している。このため、本実施形態1の電池1を使用する場合には、この蓋体17(安全弁部材18)がこの電池1の正極側の外部端子として用いられる。
一方、ケース本体11は、円板形状のケース底部12、このケース底部12から軸線AX方向に延び、電極体50を取り囲む円筒状のケース筒状部13、このケース筒状部13よりも縮径してなる縮径部14、及び、ケース本体11の開口11Pを含み、蓋体17をガスケットPKと共に保持する状態で、蓋体17の全周をかしめてなるかしめ部15を有する。なお、このケース本体11は、後述する芯材30を通じて、電極体50をなす負極板70と電気的に接続しているので、このケース本体11全体が負電極とされている。このため、本実施形態1の電池1を使用する場合には、ケース本体11のうちケース底部12がこの電池1の負極側の外部端子として用いられる。また、ケース筒状部13の内側には、絶縁樹脂からなる絶縁フィルムPFを貼付しており、ケース筒状部13と電極体50(正極板60)との接触を防止している。
この電極体50は、いずれも薄板帯状の正極板60、負極板70及びセパレータ80と、図示しない電解液とを有する。具体的には、芯材30を中心として、正極板60及び負極板70を、セパレータ80を介して捲回してなる捲回型の電極体である。このうち、セパレータ80は、ポリエチレンからなり多孔質の樹脂シートである。
また、正極板60は、帯状でアルミニウムからなる正極集電箔62と、この正極集電箔62の両主面上に形成されてなる正極活物質層61,61とを有している。このうち、正極集電箔62は、正極活物質層61を担持せずに、自身のアルミニウムが露出する正極箔露出部62fを有する。
一方、負極板70は、帯状で銅からなる負極集電箔72と、この負極集電箔72の両主面上に形成されてなる負極活物質層71,71とを有している。このうち、負極集電箔72は、負極活物質層71を担持せずに、自身の銅が露出する負極箔露出部72fを有する。
次いで、芯材30について、電池1における芯材30の断面図である図2、及び、芯材30単体の斜視図である図3を参照しつつ説明する。
中空で有底円筒形状をなす芯材30は、金属からなる芯材底部31、及び、この芯材底部31から軸線AX方向に延びる円筒状の筒状部32を有する(図2,3参照)。この芯材30は、図2に示すように、芯材底部31が電池ケース10(ケース本体11)のケース底部12と溶接されている。また、この芯材30では、図2,3に示すように、筒状部32が芯材30の内部と径方向DR外側との間を流通不能に隔離している。
このうち、筒状部32は、金属(例えば、アルミニウム)からなり、芯材底部31と一体の円筒状の第1金属筒状部32X、金属(例えば、銅)からなる円筒状の第2金属筒状部32Y、及び、これら第1金属筒状部32Xと第2金属筒状部32Yとの間に介在する、樹脂からなる樹脂筒状部32Zを有している(図2,3参照)。このうち樹脂筒状部32Zは、第1金属筒状部32Xと第2金属筒状部32Yとを絶縁している。
次に、電池ケース10内における芯材30について、図2を参照しつつ説明する。
この芯材30は、第1金属筒状部32Xの第1接合部32XAに、負極板70の負極箔露出部72fを接合している。具体的には、図2に示すように、第1接合部32XAにおいて、第1金属筒状部32Xに対し、芯材30の径方向DR外側に位置する負極箔露出部72fが重なり、傘状に集められて超音波溶接されている。このため、第1金属筒状部32Xと負極板70とは、電気的に接続している。
また、第2金属筒状部32Yの第2接合部32YAに、正極板60の正極箔露出部62fを接合している。具体的には、図2に示すように、第2接合部32YAにおいて、第2金属筒状部32Yに対し、芯材30の径方向DR外側に位置する正極箔露出部62fが重なり、傘状に集められて超音波溶接されている。このため、第2金属筒状部32Yと正極板60とは、電気的に接続している。
また、この芯材30は、蓋体17の蓋貫通孔17Hを貫通して、蓋体17の凹部17Kに突出している突出部38を有する。この突出部38は、第2金属筒状部32Yにより構成される。なお、この突出部38は、蓋貫通孔17Hにおいて、蓋体17と溶接されており(開口側溶接部WF)、第2金属筒状部32Yと蓋体17とは電気的に接続している。従って、蓋体17は、第2金属筒状部32Yを通じて、正極板60と電気的に接続している。
一方、芯材30は、芯材底部31とケース本体11のケース底部12とが、ビーム溶接によって接合している(底側溶接部WP)。芯材底部31は、第1金属筒状部32Xと一体であるので、ケース本体11は、第1金属筒状部32X,芯材底部31を通じて、負極板70と電気的に接続している。
また、この芯材30の筒状部32は、自身の径方向DR外側に電極体50をなすセパレータ80が捲回されて、このセパレータ80(電極体50)と接している被捲回部BUと、セパレータ80を含め、電極体50と離間する離間部BS(第1離間部BS1,第2離間部BS2)とを有する。なお、本実施形態1では、上述した、筒状部32のうち樹脂筒状部32Zの一部(中央部分)が、芯材30の被捲回部BUに、第1金属筒状部32Xのうち、第1接合部32XAと芯材底部31との間の部位が、また、第2接合部32YA
と芯材開口36との間の部位が、芯材30の離間部BS(第1離間部BS1,第2離間部BS2)にそれぞれ相当する。
この第1離間部BS1は、第1金属筒状部32Xの周方向に互いに等角度に離間する複数(本実施形態1では4つ)の弁部VLを有している。この弁部VLは、径方向DR内側に円形凹状に窪む有底円孔の形態をなしており、第1金属筒状部32Xの径方向DR外側の気圧が芯材30(第1金属筒状部32X)内に比べて所定値以上高くなった場合に、薄肉とされた底部が開裂し、その後は復帰しないワンウェイタイプの弁である。
一方、第2金属筒状部32Yの第2離間部BS2にも、第1金属筒状部32Xと同様、複数(本実施形態1では4つ)の弁部VLを有している。
また、この芯材30を通じて、電池1内のガスを外部に排出する仕組みについて説明する。
この芯材30の第1離間部BS1及び第2離間部BS2には、それぞれ前述した弁部VLが複数形成されている。この弁部VLは、例えば、電池1の製造時や通常使用時など、芯材30の内部の気圧に対する、筒状部32(第1金属筒状部32X,第2金属筒状部32Y)の径方向DR外側の気圧の気圧差が、所定値を超えない場合には、弁部VLは開弁しない。この場合、芯材30の筒状部32が、芯材30の内側と径方向DR外側との間を流通不能に隔離している。
しかしながら、例えば過充電など、電池1の異常時には、電池1(電池ケース10)内にガスが発生して、電池1の内圧が異常に高くなる。つまり、電池ケース10の内部で発生したガスにより、筒状部32の第1金属筒状部32Xより径方向DR外側の空間(後述する第1ケース内部空間S1)、及び、第2金属筒状部32Yより径方向DR外側の空間(第2ケース内部空間S2)の少なくともいずれかの気圧が、芯材30の内側の気圧に比べて、所定値以上高くなってしまう。
これに対し、本実施形態1の電池1では、第1離間部BS1及び第2離間部BS2の少なくともいずれかの弁部VLが開弁し、発生したガスは、その開弁した弁部VLを通じて、芯材30の内部に導かれる。
これにより、芯材30の内部の気圧が上昇すると、芯材30の芯材開口36と通じている安全弁部材18の内側の気圧もまた上昇する。そして、安全弁部材18の内側の気圧が所定の開弁圧を超えたときに、安全弁部材18の肉薄部18SGが開裂(開弁)する。
このように、本実施形態1の電池1では、芯材30の弁部VL及び安全弁部材18が開裂(開弁)することにより、電池1内(電池ケース10内)に発生したガスを芯材30の内側を通し外部に排出して、電池1の内圧(電池ケース10の内圧)の異常上昇を防止することができる。
このように、本実施形態1にかかる電池1では、芯材30の筒状部32の離間部BS(第1離間部BS1,第2離間部BS2)に、芯材30内の気圧に比べて筒状部32の径方向DR外側の気圧が所定値以上高くなった場合に開弁する弁部VLを含む。このため、異常時に電池1内でガスが発生して電池1内のガス圧力が高くなった場合には、開弁した弁部VLを通じて、そのガスを芯材30の内部を通じて電池1の外部に放出することができる。
また、逆に、通常の場合、即ち弁部VLが開弁していない場合には、芯材底部31とケース底部12とを芯材30の内部からの溶接により接合した際に生じたスパッタが、芯材30の内部から電極体50側に移動するのを防止できる。
かくして、電池異常時のガス抜け流路を確保しながらも、溶接で生じたスパッタが電極体50に混入するのを防止した電池1とすることができる。
ところで、本実施形態1の電池1には、図2に示すように、軸線AX方向両側に、電池ケース10に囲まれ、電極体50で分割された第1ケース内部空間S1及び第2ケース内部空間S2がそれぞれ存在している。なお、筒状部32の第1離間部BS1は第1ケース内部空間S1に、また、筒状部32の第2離間部BS2は第2ケース内部空間S2に、それぞれ接している。
また、電池ケース10の内部では、電極体50が径方向DRに隙間無く配置されるため、これら第1ケース内部空間S1及び第2ケース内部空間S2の間をガス等が流通し難い。従って、例えば、電池1の異常によって、電極体50からガスが発生した場合に、第1ケース内部空間S1又は第2ケース内部空間S2のいずれか一方のみが高圧になってしまう虞がある。
これに対し、本実施形態1の電池1では、第1金属筒状部32X及び第2金属筒状部32Yに、それぞれ弁部VLを有している。つまり、弁部VLが、筒状部32のうち、径方向DR外側にセパレータ80が捲回されている被捲回部BUの軸線AX方向両側の各離間部BS1,BS2にそれぞれ配置されてなる。このため、電極体50の軸線AX方向両側の空間(第1ケース内部空間S1又は第2ケース内部空間S2)のうち、いずれか一方の空間のガス圧力が高くなっても、離間部BS(第1離間部BS1,第2離間部BS2)の弁部VLを通じて、ガスを芯材30に通して外部に放出することができる。
また、芯材底部31がケース底部12と直接溶接されてなるので、電池ケース10の内部で電極体50の位置ずれの発生を確実に防止できる。また、芯材30の第1金属筒状部32Xが負極板70の、第2金属筒状部32Yが正極板60の集電部材の機能を有するので、簡易な構成の電池1とすることができる。
次に、本実施形態1にかかる電池1の製造方法について、以下に説明する。
まず、図4に示すように、いずれも帯状の、正極板60、負極板70及び2枚のセパレータ80,80と、前述の芯材30とを用意する。そして、負極板70、セパレータ80、正極板60及びセパレータ80を、この順に積層する(図4参照)。具体的には、正極箔露出部62fがセパレータ80及び負極板70と重なり合わないように、かつ、負極箔露出部72fがセパレータ80及び正極板60と重なり合わないように積層する。
次いで、図4に示すように、積層した正極板60、負極板70及びセパレータ80を、円筒状の芯材30の周りに捲回する。このとき、芯材30に接するセパレータ80を、芯材30の樹脂筒状部32Zに捲回する。これにより、芯材30の第1金属筒状部32X又は第2金属筒状部32Yと電極体50との接触による短絡を防止する。
次に、超音波溶接により、正極箔露出部62fを、芯材30の第2金属筒状部32Yに溶接する。具体的には、正極箔露出部62fを径方向DR内側に重ね合わせると共に、重ね合わせた正極箔露出部62fを、第2金属筒状部32Yのうち、軸線AX方向、樹脂筒状部32Z側の端部と弁部VLとの間の部位に押し当てて、超音波溶接により接合した。これにより、正極箔露出部62fは、第2接合部32YAにおいて傘状に集められて、第2金属筒状部32Yと接合している。
同様に、超音波溶接により、負極箔露出部72fを、芯材30の第1金属筒状部32Xに溶接する。具体的には、負極箔露出部72fを径方向DR内側に重ね合わせると共に、重ね合わせた負極箔露出部72fを、第1金属筒状部32Xのうち、軸線AX方向、樹脂筒状部32Z側の端部と弁部VLとの間の部位に押し当てて、超音波溶接により接合した。これにより、負極箔露出部72fは、第1接合部32XAにおいて傘状に集められて、第1金属筒状部32Xと接合している。
かくして、芯材30を中心に、正極板60、負極板70及びセパレータ80を捲回してなる電極体50ができる(図5参照)。
次に、上述の電極体50及び芯材30をケース本体11の内部に収容する。なお、電極体50及び芯材30をケース本体11に収容するのに先立って、ケース本体11のケース筒状部13の内側に絶縁シートPSを貼付しておく。
収容した後、図6に示すように、ケース本体11のケース筒状部13の、軸線AX方向の開口11P側の一部を、ケース本体11の全周にわたって径方向DR内側に変形(即ち、ケース筒状部13よりも縮径になるように変形)させて、縮径部14を形成する。その後、ケース本体11の開口11Pの内側に、円環状のガスケットPKを配置する。なお、このガスケットPKは、縮径部14上に載置されることで、ケース本体11に対し位置決めされる。
次いで、蓋体17の蓋貫通孔17Hに芯材30の突出部38を挿通しながら、蓋体17をケース本体11の開口11Pの内側(具体的には、ガスケットPKの内側)に配置する。
配置後、芯材30の芯材底部31とケース本体11の底部12とを抵抗溶接で接合した。但し、この抵抗溶接の際に、溶接によるスパッタ(図示しない)が芯材30の内側で生じる場合がある。しかしながら、本実施形態1の芯材30は、電池製造時や電池使用時など、通常の場合には、芯材30の弁部VLが開弁していない。このため、通常の場合、溶接でスパッタが生じたとしても、このスパッタを芯材30の内側に残留させて、芯材30の内部から電極体50側にそのスパッタが移動するのを防止することができる。
また、蓋体17の蓋貫通孔17Hに挿入された芯材30の突出部38を、蓋体17と溶接する。具体的には、図6に示すように、蓋体17の外側から、突出部38の全周にわたってレーザビームLBを照射して、蓋体17と芯材30(突出部38)とをレーザ溶接する。なお、芯材30(突出部38)を蓋体17に全周溶接することで、蓋貫通孔17Hが封止される。
次いで、ケース本体11の開口11Pをかしめて、ガスケットPKと共に蓋体17を、ケース本体11に固定する(図2参照)。これにより、ケース本体11と蓋体17との間をガスケットPKによって電気的に絶縁する電池ケース10ができる。
その後、図示しない注液孔を用いて、電池ケース10の内部に電解液(図示しない)を注入した後、蓋体17の凹部17Kに、安全弁部材18を全周溶接する。これにより、芯材30の芯材開口36が閉塞され、密閉型の電池1が完成する。
(変形形態1)
次に、本発明の変形形態1について、図面を参照しつつ説明する。
本変形形態1は、芯材底部とケース底部との間に、負極板が接続された集電端子板が介在し、これら芯材底部と集電端子板とケース底部の三者が互いに溶接されてなる点で、芯材底部がケース底部と直接溶接してなる実施形態1と異なる。
そこで、実施形態1と異なる点を中心に説明し、同様の部分の説明は省略又は簡略化する。なお、同様の部分については同様の作用効果を生じる。また、同内容のものには同番号を付して説明する。
まず、本変形形態1にかかる電池101について説明する。図1に電池101の斜視図、図7に電池101の断面図をそれぞれ示す。
この電池101は、実施形態1と同様、芯材130、電極体50、電池ケース10のほか、電極体50の負極板70と電気的に接続した電端子板190を備える円筒型のリチウムイオン二次電池である(図7参照)。
このうち、集電端子板190は、金属からなり円板形状を有する。この集電端子板190の一方の第1主面191には、電極体50から延出する負極板70の負極箔露出部72fが接合されている(図7参照)。具体的には、後述のように、集電端子板190の第1主面191に、負極箔露出部72fの端部を突き当てた状態でレーザ溶接されているので、第1主面191と、電極体50から軸線AX方向に延びる負極箔露出部72fとがほぼ直角をなして、負極箔露出部72fが集電端子板190に接合されている。
また、集電端子板190のうち、第1主面191とは反対側に位置する第2主面192が、ケース底部12と接合している。
次いで、芯材130について、図7を参照しつつ説明する。
中空で有底円筒形状をなす芯材130は、実施形態1の芯材30と同様、金属からなる芯材底部131、及び、この芯材底部131から軸線AX方向に延びる円筒状の筒状部132を有する。この芯材130では、筒状部132が芯材130の内部と径方向DR外側との間を流通不能に隔離している。
但し、この芯材130は、図7に示すように、芯材底部131が、上述の集電端子板190を介して、電池ケース10(ケース本体11)のケース底部12と溶接されている点で、実施形態1とは異なる。
このうち、筒状部132は、金属(例えば、アルミニウム)からなり、芯材底部131と一体の円筒状の第1金属筒状部132X、金属(例えば、銅)からなる円筒状の第2金属筒状部132Y、及び、これら第1金属筒状部132Xと第2金属筒状部132Yとの間に介在する、樹脂からなる樹脂筒状部132Zを有している(図7参照)。この樹脂筒状部132Zは、実施形態1と同様、第1金属筒状部132Xと第2金属筒状部132Yとを絶縁している。
この芯材130のうち、第2金属筒状部132Yの第2接合部132YAには、正極板60の正極箔露出部62fが接合されている。具体的には、図7に示すように、芯材130の径方向DR外側に位置する正極箔露出部62fが重なって傘状に集められ、第2接合部132YAにおいて、第2金属筒状部132Yに超音波溶接されている。これにより、第2金属筒状部132Yと正極板60とは、電気的に接続している。
また、この芯材130は、実施形態1と同様、蓋体17の蓋貫通孔17Hを貫通して、蓋体17の凹部17Kに突出している突出部138を有する。この突出部138は、第2金属筒状部132Yにより構成される。なお、この突出部138は、蓋貫通孔17Hにおいて、蓋体17と溶接されており(開口側溶接部WF)、第2金属筒状部132Yと蓋体17とは電気的に接続している。従って、蓋体17は、第2金属筒状部132Yを通じて、正極板60と電気的に接続している。
一方、芯材130の芯材底部131が、ケース本体11のケース底部12と集電端子板190と、抵抗溶接によって接合している(底側溶接部WB)。これにより、ケース本体11は、集電端子板190を通じて、負極板70と電気的に接続している。
また、この芯材130の筒状部132は、実施形態1と同様、自身の径方向DR外側に電極体50をなすセパレータ80が捲回されて電極体50と接している被捲回部BUと、電極体50と離間する離間部BSとを有する。なお、本変形形態1では、上述した、筒状部132のうち樹脂筒状部132Zの一部(中央部分)が、芯材130の被捲回部BUに相当する。また、第1金属筒状部132Xが芯材130の離間部BSのうちの第1離間部BS1に、第2金属筒状部132Yのうち、第2接合部132YAと芯材開口136との間の部位が離間部BSのうちの第2離間部BS2にそれぞれ相当する。
第1金属筒状部132Xの第1離間部BS1は、実施形態1と同様の複数(本変形形態1では4つ)の弁部VLを有している。また、第2金属筒状部132Yの第2離間部BS2にも、同様にして複数(本変形形態1では4つ)の弁部VLを有している。
また、この芯材130を通じて、電池101内のガスを外部に排出する仕組みについて説明する。
この芯材130の第1離間部BS1及び第2離間部BS2には、それぞれ前述した弁部VLが複数形成されている。この弁部VLは、実施形態1と同様に、例えば、電池101の製造時や通常使用時など、芯材130の内部の気圧に対する、筒状部132(第1金属筒状部132X,第2金属筒状部132Y)の径方向DR外側の気圧の気圧差が、所定値を超えない場合には、弁部VLは開弁しない。この場合、芯材130の筒状部132が、芯材130の内側と径方向DR外側との間を流通不能に隔離している。
しかしながら、例えば過充電など、電池101の異常時には、電池101(電池ケース10)内にガスが発生して、電池101の内圧が異常に高くなる。つまり、電池ケース10の内部で発生したガスにより、筒状部132の第1金属筒状部132Xより径方向DR外側の空間(第1ケース内部空間S1)、及び、第2金属筒状部132Yより径方向DR外側の空間(第2ケース内部空間S2)の少なくともいずれかの気圧が、芯材130の内側の気圧に比べて、所定値以上高くなってしまう。
これに対し、本変形形態1の電池101では、第1離間部BS1及び第2離間部BS2の少なくともいずれかの弁部VLが開弁し、発生したガスは、実施形態1と同様、その開弁した弁部VLを通じて、芯材130の内部に導かれる。
これにより、芯材130の内部の気圧が上昇すると、芯材130の芯材開口136と通じている安全弁部材18の内側の気圧もまた上昇する。そして、安全弁部材18の内側の気圧が所定の開弁圧を超えたときに、安全弁部材18の肉薄部18SGが開裂(開弁)する。
このように、本変形形態1の電池101では、実施形態1と同様、芯材130の弁部VL及び安全弁部材18が開裂(開弁)することにより、電池101内(電池ケース10内)に発生したガスを芯材30の内側を通し外部に排出して、電池101の内圧(電池ケース10の内圧)の異常上昇を防止することができる。
本変形形態1にかかる電池101でも、実施形態1と同様に、芯材130を用いて、電池異常時のガス抜け流路を確保しながらも、溶接で生じたスパッタが電極体50に混入するのを防止した電池101とすることができる。また、電極体50の軸線AX方向両側の空間(第1ケース内部空間S1又は第2ケース内部空間S2)のうち、いずれか一方の空間のガス圧力が高くなっても、離間部BS(第1離間部BS1,第2離間部BS2)の弁部VLを通じて、ガスを芯材130に通して外部に放出することができる。
さらに、これらの効果に加えて、この電池101では、芯材底部131と集電端子板190とケース底部12の三者が互いに溶接されてなるので、電池101に振動が加わったとしても、電池ケース10の内部での電極体50の位置ずれの発生を確実に防止できる。
次に、本変形形態1にかかる電池101の製造方法について、以下に説明する。
まず、図8に示すように、実施形態1と同様にして、正極板60、負極板70及びセパレータ80を積層した後、これら正極板60、負極板70及びセパレータ80を、芯材130の周りに捲回する。このとき、芯材130の第1金属筒状部132Xの外周に、負極板70の負極箔露出部72fが位置するように捲回する(図8参照)。
次に、公知の方法で、負極板70の負極箔露出部72fに集電端子板190を溶接する。具体的には、集電端子板190の第1主面191に、負極箔露出部72fの端部を突き当てた状態で、レーザビームを用いて、負極箔露出部72fと集電端子板190とを接合した。
また、超音波溶接により、正極箔露出部62fを、芯材130の第2金属筒状部132Yに溶接する。具体的には、正極箔露出部62fを径方向DR内側に重ね合わせると共に、重ね合わせた正極箔露出部62fを、第2金属筒状部132Yのうち、軸線AX方向、樹脂筒状部132Z側の端部と弁部VLとの間の部位に押し当てて、超音波溶接により接合した。これにより、正極箔露出部62fは、第2接合部132YAにおいて傘状に集められて、第2金属筒状部132Yと接合している。
かくして、芯材130を中心に、正極板60、負極板70及びセパレータ80を捲回してなる電極体50ができる(図9参照)。
次に、実施形態1と同様にして、上述の電極体50及び芯材130をケース本体11の内部に収容する。その後、図10に示すように、ケース本体11のケース筒状部13の、軸線AX方向の開口11P側の一部を、ケース本体11の全周にわたって径方向DR内側に変形(即ち、ケース筒状部13よりも縮径になるように変形)させて、縮径部14を形成する。その後、ケース本体11の開口11Pの内側に、円環状のガスケットPKを配置する。
次いで、実施形態1と同様にして、蓋体17をケース本体11の開口11Pの内側に配置する。その後、集電端子板190を介在させて、芯材130の芯材底部131とケース本体11の底部12とを抵抗溶接で接合する。
ところで、この抵抗溶接の際に、溶接によるスパッタ(図示しない)が芯材130の内側で生じる場合がある。しかしながら、本変形形態1の芯材130は、電池製造時や電池使用時など、通常の場合には、芯材130の弁部VLが開弁していない。このため、通常の場合、溶接でスパッタが生じたとしても、このスパッタを芯材130の内側に残留させて、芯材130の内部から電極体50側にそのスパッタが移動するのを防止することができる。
また、蓋体17の蓋貫通孔17Hに挿入された芯材130の突出部138を、実施形態1と同様、蓋体17と溶接する。
次いで、実施形態1と同様にして、ケース本体11の開口11Pをかしめて、ガスケットPKと共に蓋体17を、ケース本体11に固定する(図7参照)。これにより、ケース本体11と蓋体17との間をガスケット69によって電気的に絶縁する電池ケース10ができる。
その後、蓋体17の凹部17Kに、図示しない注液孔を用いて、電池ケース10の内部に電解液(図示しない)を注入した後、安全弁部材18を全周溶接する。これにより、芯材130の芯材開口136が閉塞された電池101が完成する。
(変形形態2)
次に、本発明の変形形態2について、図面を参照しつつ説明する。
本変形形態2は、電池ケースが芯材内のガスを直接、電池の外部に放出可能にしてなる点で、安全弁を介して電池の外部に放出可能にしてなる実施形態1とは異なる。
即ち、本変形形態2の電池201は、実施形態1と同様の芯材30及び電極体50と、これら電極体50及び芯材30を収容する有底筒状のケース本体211を含む円筒形状の電池ケース210とを備える円筒型のリチウムイオン二次電池である(図11参照)。
このうち、電池ケース210の蓋体217は、実施形態1と同様、軸線AX方向(図1中、上下方向)に芯材30が貫通する蓋貫通孔217Hを有する(図11参照)。また、この蓋体217は、電池ケース10の外側(図11中、上方)に向く蓋外表面217Aの中央において、実施形態1と同様の凹部217Kを有する。なお、この凹部217Kには、金属製で皿状の金属部材218が配置されている。
この金属部材218は、円板状の本体部218S、この本体部218Sの周縁から立ち上がる側面部218T、及び、この側面部218Tから、本体部218Sと平行に突出する環状のフランジ部218Uを有している(図11参照)。この金属部材218は、蓋体217の蓋貫通孔217Hを覆っており、フランジ部218Uが全周で蓋体217と溶接されている。
但し、この金属部材218の側面部218Tは、1つの貫通孔218TJを有する。実施形態1の電池1とは異なり、その貫通孔218TJを通じて、筒状部30の内部のガスを直接、電池201の外部に放出させることができる。
従って、例えば過充電など、電池201の異常時には、電池201(電池ケース210)内にガスが発生して、電池201の内圧が異常に高くなると、実施形態1の電池1と同様、芯材30の第1離間部BS1及び第2離間部BS2の少なくともいずれかの弁部VLが開弁し、発生したガスは、その開弁した弁部VLを通じて、芯材30の内部に導かれる。そして、芯材30の内部に導かれたガスは、金属部材218の貫通孔218TJを通じて、電池201の外部に放出される。
このように、本変形形態2の電池201では、実施形態1の電池1と同様、芯材30の弁部VLが開裂(開弁)することにより、電池201内(電池ケース210内)に発生したガスを芯材30の内側を通し電池201の外部に排出して、電池201の内圧(電池ケース210の内圧)の異常上昇を防止することができる。
(実施形態2)
本実施形態2にかかる車両300は、前述した電池1,101,201を複数含むバッテリパック310を搭載したものである。具体的には、図12に示すように、車両300は、エンジン340、フロントモータ320及びリアモータ330を併用して駆動するハイブリッド自動車である。この車両300は、車体390、エンジン340、これに取り付けられたフロントモータ320、リアモータ330、ケーブル350、インバータ360、及び、矩形箱形状のバッテリパック310を有している。このうちバッテリパック310は、前述した電池1,101,201を複数収容してなる。
本実施形態2にかかる車両300は、短絡を防止した電池1,101,201を搭載しているので、安定して使用できる車両300とすることができる。
(実施形態3)
また、本実施形態3のハンマードリル400は、前述した電池1,101,201を含むバッテリパック410を搭載したものであり、図13に示すように、バッテリパック410、本体420を有する電池搭載機器である。なお、バッテリパック410はハンマードリル400の本体420のうち底部421に可能に収容されている。
本実施形態3にかかるハンマードリル400は、短絡を防止した電池1,101,201を搭載しているので、安定して使用できるハンマードリル400とすることができる。
以上において、本発明を実施形態1〜3、及び、変形形態1,2に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態1等では、電池をリチウムイオン二次電池としたが、ニッケル水素二次電池等の二次電池や、アルカリ乾電池、マンガン乾電池等の一次電池としても良い。また、電池ケースのケース本体を有底の円筒状としたが、電極体及び芯材を収容する形状、例えば、有底の矩形筒状としても良い。
また、実施形態1等では、開裂して、その後、開弁したまま復帰しない形態の弁部とした。しかし、例えば、開弁と閉塞とを繰り返し行い得る復帰型の弁部を設けても良い。
このような弁部としては、例えば、芯材330の筒状部332の離間部BSに予め貫通孔339を形成しておき、この貫通孔339を、その離間部BSの内側から第1板材V1で弾性的に閉塞する形態の弁部VXが挙げられる(図14には、芯材330の軸線方向に対し直交する方向の横断面図を示す)。なお、断面円弧状の第1板材V1と第2板材V2とは、これらの間に介在するバネV3によって、筒状部332の内側を弾性的に押圧している。これにより、第1板材V1は、貫通孔339を弾性的に閉塞している。
上述の弁部VXでは、筒状部332の径方向DR外側の気圧が芯材330(筒状部332)内の気圧に比べて所定値以上高くなると、芯材330(筒状部332)の外側のガスによって第1板材V1を径方向DR内側に押圧する力が、バネV3によって第1板材V1を筒状部332に押圧する力よりも大きくなり、第1板材V1が径方向DR内側に移動し、開弁する。これにより、芯材330(筒状部332)の外側のガスが、貫通孔339を通じて、芯材330(筒状部332)の内部に入る。その後、前述の安全弁18が開弁すると、ガスが外部に放出される。
ガスが放出された後、筒状部332の径方向DR外側の気圧が、芯材330(筒状部332)内に比べて所定値よりも低くなると、第1板材V1が貫通孔339を再び弾性的に閉塞する。このようにすると、安全弁18の開弁後でも、この弁部VXにより、筒状部332内を気密に保つことができ、水分の侵入等を防ぐことができる。
また、芯材430の筒状部432の離間部BSに予め貫通孔439を形成しておき、この貫通孔439を、その離間部BSの内側に配置した、断面円弧状に屈曲変形させた板バネ材V4で弾性的に閉塞した形態の弁部VYも挙げられる(図15には、芯材430の軸線方向に対し直交する方向の横断面図を示す)。金属からなる板バネ材V4は、軸線周方向DWの両端のうちの一方端側は、筒状部432と接合する溶接部ATを有し、他方端側は、貫通孔439を内側から弾性的に閉塞する閉塞部VY1とされている。
上述の弁部VYでは、筒状部432の径方向DR外側の気圧が芯材430(筒状部432)内の気圧に比べて所定値以上高くなると、芯材430(筒状部432)の外側のガスによって板バネ材V4の閉塞部VY1を径方向DR内側に押圧する力が、板バネ材V4自身の筒状部432の内側を弾性的に押圧する力よりも大きくなり、その閉塞部VY1が径方向DR内側に移動し、開弁する。これにより、芯材430(筒状部432)の外側のガスが、貫通孔439を通じて、芯材430(筒状部432)の内部に入る。その後、安全弁18が開弁すると、ガスが外部に放出される。
ガスが放出された後、筒状部432の径方向DR外側の気圧が芯材430(筒状部432)内に比べて所定値よりも低くなると、板バネ材V4の閉塞部VY1が貫通孔439を再び閉塞する。このようにすると、安全弁18の開弁後でも、この弁部VYにより、筒状部432内を気密に保つことができ、水分の侵入等を防ぐことができる。
また、実施形態1等では、芯材の芯材底部を電池ケース(ケース本体)の底部に溶接する手法として、抵抗溶接を用いたが、抵抗溶接に代えて、例えば、電子ビーム溶接、レーザ溶接を用いても良い。但し、電子ビーム溶接又はレーザ溶接を用いる場合には、芯材の内側から芯材底部に向けて電子ビーム又はレーザビームを照射する。
また、超音波溶接により、正極箔露出部を芯材の第2金属筒状部に、及び、負極箔露出部を芯材の第1金属筒状部にそれぞれ溶接したが、例えば、超音波溶接に代えて、抵抗溶接としても良い。
また、セパレータの材質をポリエチレンとしたが、その他に、ポリプロピレンが挙げられる。また、セパレータに、ポリエチレンからなる多孔質の樹脂シートと、ポリプロピレンからなる多孔質の樹脂シートとを重ねた複合材を用いても良い。
1,101,201 電池
10,210 電池ケース
11 ケース本体
12 ケース底部
18 安全弁部材(安全弁)
30,130,330,430 芯材
31,131 芯材底部
32,132,332,432 筒状部
50 電極体
60 正極板
70 負極板
80 セパレータ
190 集電端子板
300 車両
400 ハンマードリル(電池搭載機器)
AX 軸線
BS 離間部
BU 被捲回部(電極体が捲回されている部位)
DR 径方向
VL,VX,VY 弁部

Claims (6)

  1. 軸線方向に延びる有底筒状の芯材と、
    上記芯材を中心に、正極板、負極板及びセパレータを捲回してなる電極体と、
    上記電極体及び上記芯材を収容する有底筒状のケース本体を含み、上記芯材内のガスを直接又は安全弁を介して外部に放出可能に、上記ケース本体を封止してなる電池ケースと、を備える
    電池であって、
    上記芯材は、
    芯材底部、及び、
    上記芯材底部から上記軸線方向に延び、上記芯材の内部と上記芯材の径方向外側との間を流通不能に隔離する筒状の筒状部、を有し、
    上記ケース本体の底部であるケース底部と上記芯材底部とは、上記芯材の内部からの溶接により接合されてなり、
    上記筒状部は、
    上記電極体と離間する離間部を有し、
    上記離間部は、
    上記芯材内の気圧に比べ上記筒状部の上記径方向外側の気圧が、所定値以上高くなった場合に開弁する弁部を含む
    電池。
  2. 請求項1に記載の電池であって、
    前記弁部は、
    前記筒状部のうち、前記径方向外側に前記セパレータが捲回されている部位の前記軸線方向両側にそれぞれ配置されてなる
    電池。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電池であって、
    前記芯材の前記筒状部には、前記正極板及び前記負極板のいずれかが接続されてなり、
    前記芯材底部は前記ケース底部と直接溶接されてなる
    電池。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の電池であって、
    前記芯材底部と前記ケース底部との間に、前記正極板及び前記負極板のいずれかが接続された集電端子板が介在してなり、
    上記芯材底部と上記集電端子板と上記ケース底部の三者が互いに溶接されてなる
    電池。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電池を搭載し、この電池に蓄えた電気エネルギを動力源の全部又は一部に使用する車両。
  6. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電池を搭載し、この電池に蓄えた電気エネルギを駆動エネルギ源の全部又は一部に使用する電池搭載機器。
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