JP6547486B2 - 蓄電装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電流遮断部を備える蓄電装置の製造方法に関する。
従来から、電装品で使用される電力を蓄えるための蓄電装置として、リチウムイオン二次電池などの二次電池が、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両に搭載されている。二次電池は、ケースと、ケースに収容されている電極組立体と、ケースの外部に突出しており、それぞれ極性が異なる2つの電極端子と、を有する。電極組立体としては、シート状の正極電極と、シート状の負極電極とが間にセパレータを介在させた状態で交互に積層されているものがある。
また、二次電池は、ケースの内部圧力の上昇に対応して電流を遮断する電流遮断部を電極端子に備えたものがある。電流遮断部は、電極端子と電極組立体とを電気的に接続している通電経路上に設けられている。
図7に示すように、特許文献1に開示の電流遮断部90は、負極外部端子(電極端子)89に接合された接点板92と、この接点板92に接合された通電板(導電部材)91と、通電板91よりもケース内側に対向配置された変形板93と、を備える。なお、通電板91は、矩形板状であり、通電板91の長手方向に沿う一端部寄りに接点板92を介して負極外部端子89が接続され、他端部寄りに電極組立体が備えるタブ98が接合されている。この通電板91によって、負極外部端子89と電極組立体とが電気的に接続されている。
通電板91は、所定の荷重が加わると破断する破断部91aを有する。接点板92は、通電板91と対向配置されており、破断部91aに囲まれた部分で通電板91と導通(接合)している。通電板91と接点板92が通電経路の一部を構成する。変形板93は、一方の面が、ケース95の内圧と同じ圧力に保持された第1空間94aに面しているとともに、他方の面がケース95の内部空間とは隔離された第2空間94bにて通電板91と対向している。
通電板91と、接点板92と、変形板93は、筒状の支持部材96の内側に固定されている。また、接点板92の周縁において通電板91との間にはシール部材97が配置されており、接点板92と通電板91は、周縁では絶縁されている。そして、ケース95の内圧が所定レベルを超えて上昇したとき、図7の2点鎖線に示すように、変形板93が通電板91側に変形して破断部91aに所定の荷重を与えて通電板91を破断させる。その結果、通電板91と接点板92との通電が遮断され、電極組立体と電極端子の間を流れる電流が遮断される。
特開2014−232690号公報
ところで、二次電池の製造時、負極外部端子89に対する接点板92の接合や、接点板92に対する通電板91の接合を行い、電流遮断部90を形成した後、通電板91にタブ98を接合する方法がある。タブ98が正極電極や負極電極から突出した部位であることから、通電板91とタブ98との接合の際には各電極やセパレータに熱影響が及びやすい。このため、通電板91とタブ98との接合は、各電極やセパレータに及ぶ熱影響を小さくすることを目的として、超音波溶接で行う場合がある。しかし、通電板91とタブ98とを超音波溶接で行うと、超音波振動が通電板91を介して電流遮断部90との接合部に伝播して接合部が損傷を受け、電流遮断部90の機能が損なわれる虞がある。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、タブ群と導電部材とを超音波溶接によって接合しつつ、電流遮断部の接合部が損傷を受けることを抑制することができる蓄電装置の製造方法を提供することにある。
上記問題点を解決するための蓄電装置の製造方法は、一辺から突出した形状のタブを有する電極が、異なる極性の電極同士を互いに絶縁した状態で積層され、前記タブが積層されて構成されたタブ群を含む電極組立体と、前記電極組立体を収容したケースと、前記ケースの壁部に固定された電極端子と、前記電極組立体と前記電極端子の通電経路を構成する導電部材と、前記ケースの内圧が設定圧力に達すると一方の電極端子と前記電極組立体との前記通電経路を遮断する電流遮断部と、を有し、前記電流遮断部が、前記通電経路の一部を構成し、かつ前記電極端子と前記導電部材とを接続した接点板を有し、前記導電部材が、前記タブ群に接合されたタブ接合部を有するとともに、前記接点板と接合された端子接合部を有する蓄電装置の製造方法であって、前記タブ群と前記タブ接合部とを超音波溶接によって接合した後に、前記端子接合部と前記接点板の接合を行うことを要旨とする。
これによれば、端子接合部と接点板との接合部には、タブ群溶接のための超音波振動が伝播しない。このため、電流遮断部と導電部材との接合部が超音波振動によって損傷を受けることが抑制でき、電流遮断部の機能が損なわれることを抑制できる。
本発明によれば、タブ群と導電部材とを超音波溶接によって接合しつつ、電流遮断部の接合部が損傷を受けることを抑制することができる。
実施形態の二次電池を示す断面図。 電流遮断部を示す部分拡大断面図。 負極タブ群と負極導電部材との超音波溶接を示す部分断面図。 端子接合部と変形板とを接合した状態を示す部分断面図。 端子接合部と支持部材とを一体化した状態を示す部分断面図。 端子接合部と接点板とのレーザ溶接を示す部分断面図。 背景技術を示す図。
以下、蓄電装置の製造方法を二次電池の製造方法に具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、角型のリチウムイオン二次電池である。二次電池10は、扁平な四角箱状のケース11を備えている。ケース11は、開口部12aを有する四角箱状のケース本体12と、ケース本体12の開口部12aを塞いでいる壁部としての平板状の蓋13と、を有する。ケース本体12及び蓋13は、金属(例えばアルミニウム)製である。ケース本体12と蓋13とは、溶接されている。蓋13は、厚さ方向に貫通している2つの貫通孔13bを有する。
二次電池10は、ケース11に収容されている直方体状の電極組立体14を備えている。電極組立体14は、シート状の正極電極と、シート状の負極電極とが間にセパレータを介在させた状態で交互に積層されていることにより、これらが層状に重なっている構造を有する。正極電極と負極電極との間は、樹脂製のセパレータによって絶縁されている。
正極電極は、長方形状の正極金属箔(例えばアルミニウム箔)と、正極金属箔の両面にある正極活物質層と、を有する。正極電極は、正極電極の一辺から突出している正極タブ17を有する。負極電極は、長方形状の負極金属箔(例えば銅箔)と、負極金属箔の両面にある負極活物質層と、を有する。負極電極は、負極電極の一辺から突出している負極タブ18を有する。
電極組立体14は、正極タブ群17aと、負極タブ群18aと、を有する。正極タブ群17a及び負極タブ群18aは、電極組立体14において蓋13に対向している端面14aから突出している。正極タブ群17aでは、複数の正極タブ17が層状に重なっている。同様に、負極タブ群18aでは、複数の負極タブ18が層状に重なっている。
二次電池10は、ケース11に収容されている図示しない電解液を備えている。二次電池10は、電極端子としての負極端子16と、負極端子16とは極性の異なる電極端子としての正極端子15と、を有する。正極端子15及び負極端子16は、蓋13の貫通孔13bを貫通した状態で、ケース11の蓋13に固定されている。正極端子15及び負極端子16は、一部がケース11の内部に突出し、一部がケース11の外部に突出している。
二次電池10は、絶縁性の第1シール部材20を備える。第1シール部材20は、負極端子16が貫通した貫通孔13bに嵌合された筒部20aを備えるとともに、蓋13の内面に沿って配設された本体部20bを備える。また、二次電池10は、絶縁性の第2シール部材21を備える。第2シール部材21は、正極端子15が貫通した貫通孔13bに嵌合された筒部21aを備えるとともに、蓋13の内面に沿って配設された本体部21bを備える。
負極端子16は、外部ナット22と、内部ナット23と、ボルト24を備えている。外部ナット22は、負極端子16とバスバー(図示せず)との接続に用いられる。内部ナット23は、第1シール部材20に取り付けられている。内部ナット23の一部は、貫通孔13bを通過している。ボルト24は、内部ナット23に締結されている。ボルト24と蓋13の間には、第3シール部材25が介在している。負極端子16は、シール部材20,25によって蓋13から絶縁されている。
内部ナット23は、電流遮断部80、及び負極導電部材40を介して負極タブ群18aと電気的に接続されている。負極導電部材40は、負極端子16に接合された端子接合部41と、端子接合部41に連続した連結部42と、連結部42に連続し、かつ負極タブ群18aに接合されたタブ接合部43とを有する。したがって、負極導電部材40は、電極組立体14と負極端子16の通電経路を構成する。なお、電流遮断部80については後述する。
正極端子15は、外部ナット32と、内部ナット33と、ボルト34を備えている。外部ナット32は、正極端子15とバスバー(図示せず)との接続に用いられる。内部ナット33は、第2シール部材21に取り付けられている。内部ナット33の一部は、貫通孔13bを通過している。ボルト34は、内部ナット33に締結されている。ボルト34と蓋13の間には、第4シール部材35が介在している。正極端子15は、シール部材21,35によって蓋13から絶縁されている。内部ナット33には、正極導電部材50が固定されている。内部ナット33と正極導電部材50は、電気的に接続している。正極端子15は、正極導電部材50を介して、電極組立体14の正極タブ群17aと電気的に接続されている。したがって、正極導電部材50は、電極組立体14と正極端子15の通電経路を構成する。
次に、電流遮断部80について説明する。
電流遮断部80は、ケース11の内部に配置されており、ケース11の内圧が所定の設定圧力に達すると、電極組立体14と、一方の電極端子である負極端子16との接続部分とを電気的に接続している通電経路の電流を遮断する。電流遮断部80は、負極端子16の内部ナット23と、負極導電部材40との接続部に位置している。
この実施形態では、負極端子16の内部ナット23が電流遮断部80を介して負極導電部材40に電気的に接続されるとともに、負極導電部材40が負極タブ群18aに電気的に接続されることにより、電極組立体14と、負極端子16との間の通電経路が構成されている。
電流遮断部80は、ケース11の内部に発生したガスによって作動すると、負極端子16の内部ナット23と負極導電部材40との電気的な接続を遮断する。つまり、電流遮断部80は、作動していないときには上記通電経路の一部を構成し、ケース11の内部に発生したガスの圧力を受けて作動したときに上記通電経路を遮断する。そして、電流遮断部80は、負極導電部材40の端子接合部41に一体に設けられている。
図2に示すように、電流遮断部80は、負極導電部材40の端子接合部41と、負極端子16の内部ナット23とを接続した接点板81を有し、接点板81は、電極組立体14と負極端子16の通電経路の一部を構成する。接点板81は、導電性の材料製であり、電極組立体14に向けて凸となる碗状である。そして、接点板81は、内部ナット23の雌ねじ孔23aを電極組立体14側から覆っている。接点板81の外周部と、内部ナット23とはレーザ溶接により接合されている。なお、接点板81と内部ナット23との接合は、抵抗溶接でもよく、超音波溶接以外の方法であれば何れでもよい。
接点板81は、通常状態において電極組立体14(下方)に向けて凸となっており、この電極組立体14に向けて凸となった部分と、端子接合部41とがレーザ溶接によって接合されている。なお、端子接合部41と接点板81との接合は、抵抗溶接でもよく、超音波溶接以外の方法であれば何れでもよい。また、端子接合部41において、蓋13寄りの面であり、接点板81が接合された面を第1面41aとし、この第1面41aと平行な面であり、電極組立体14寄りの面を第2面41bとする。
負極導電部材40と負極端子16の内部ナット23とは、接点板81を介して電気的に接続されている。接点板81は碗状であることから、接点板81が内部ナット23から凸となった分だけ、接点板81の周囲では内部ナット23と端子接合部41との間に隙間がある。そして、電流遮断部80は、内部ナット23と端子接合部41との隙間に配置された絶縁リング82を有する。絶縁リング82は、接点板81の外周側に配置され、接点板81の周縁部を取り囲み、内部ナット23と端子接合部41とを所定の間隔に保持する。また、絶縁リング82の外周側には、シールリング83が配置されている。
負極導電部材40は、端子接合部41の第2面41bから蓋13に向けてすり鉢状に凹む凹部41cを備える。凹部41cの底に、端子接合部41と接点板81との溶接部分Pが位置している。端子接合部41は、凹部41cの底となる部位に破断溝84を有する。破断溝84は溶接部分Pを取り囲む環状である。
電流遮断部80は、ケース11の内部圧力を受圧して変形する変形板85を有する。変形板85は、弾性材料、例えば金属板で構成されたダイヤフラムであり、端子接合部41より電極組立体14に近い位置に配置されている。変形板85は、円板形状であって凹部41cを電極組立体14側から覆っている。変形板85の外周部と端子接合部41とが変形板85の外周部の全周にわたって接合されている。変形板85と端子接合部41とは、レーザ溶接によって接合されている。なお、変形板85と端子接合部41との接合は、抵抗溶接でもよく、超音波溶接以外の方法であれば何れでもよい。電流遮断部80は、ケース11内部をケース11外部に対して気密に隔てている。
変形板85は、通常状態において蓋13側から電極組立体14側(下方)に向けて凸となっており、この凸部分における溶接部分Pと対向する箇所に、蓋13に向けて突出した突起85aを有する。突起85aは、絶縁性の材料により構成されており、破断溝84で囲まれた溶接部分Pと対向している。変形板85において、電極組立体14寄りの一方の面は、ケース11の内部空間の圧力を受け、蓋13寄りの他方の面は、ケース11の内部空間から隔離された空間の圧力(大気圧)を受けている。ケース11の内部空間から隔離された空間とは、端子接合部41の第2面41bと変形板85で囲まれた空間である。
電流遮断部80は、内部ナット23と、端子接合部41と、接点板81とを支持する支持部材54を備えている。支持部材54は、熱可塑性樹脂(例えば、PPS等)製である。支持部材54は、筒状であり、その内側に内部ナット23の一部、接点板81、端子接合部41、絶縁リング82、シールリング83が収容されている。支持部材54において、蓋13に対峙した面は蓋13の内面に当接している。支持部材54において、蓋13寄りの内周縁には、内部ナット23に向けて突出する突出片54eが形成されている。突出片54eは、内部ナット23と当接している。支持部材54は、カシメ用ボス54aを備え、カシメ用ボス54aは電極組立体14に向けて突出している。カシメ用ボス54aは、支持部材54における電極組立体14に対峙した面の四隅に存在する。
カシメ用ボス54aによるカシメによって、端子接合部41は支持部材54に固定されている。端子接合部41が支持部材54に固定されることにより、支持部材54は接点板81と、端子接合部41とを積層した状態で支持している。
上記構成の電流遮断部80を備えた二次電池10では、過充電・過放電時、電極組立体14でガスが発生するとケース11の内圧が上昇する。内圧が設定圧力に達すると、その圧力を受けた変形板85が溶接部分Pに向けて凸となるように変形する。すると、突起85aが破断溝84で囲まれた溶接部分Pに衝突して、負極導電部材40における溶接部分Pが破断されるとともに、接点板81が蓋13に向けて変形する。これにより、接点板81と負極導電部材40とが離間した状態になるため、同負極導電部材40と負極端子16との電気的接続が物理的に遮断され、電極組立体14と負極端子16の間を流れる電流が遮断される。
次に、二次電池10の製造方法について作用とともに説明する。
二次電池10の製造方法は、電極組立体14の製造工程と、正極タブ群17aと正極導電部材50との接合工程と、負極タブ群18aと負極導電部材40との接合工程と、負極導電部材40に電流遮断部80を一体化する工程と、を有する。さらに、二次電池10の製造方法は、正極端子15及び負極端子16を蓋13に固定する工程と、蓋13をケース本体12に固定する工程とを有する。
まず、電極組立体14の製造工程では、シート状の正極電極と、シート状の負極電極とを、間にセパレータを介在させた状態で交互に積層して、電極組立体14を製造するとともに、正極タブ17を積層した正極タブ群17a、及び負極タブ18を積層した負極タブ群18aを製造する。正極タブ群17aと正極導電部材50との接合工程では、正極タブ群17aと正極導電部材50とを超音波溶接で接合する。また、負極タブ群18aと負極導電部材40との接合工程では、負極導電部材40のタブ接合部43と負極タブ群18aとを超音波溶接で接合する。
図3に示すように、負極導電部材40のタブ接合部43に、負極タブ群18aを重ね合わせ、超音波溶接用のホーン44で、タブ接合部43と負極タブ群18aを挟み込む。そして、一対のホーン44によって、タブ接合部43及び負極タブ群18aに超音波振動を付与し、負極タブ群18aとタブ接合部43とを溶接する。
各タブ群17a,18aの接合の後、負極導電部材40に電流遮断部80を設ける。まず、図4に示すように、変形板85の外周部をレーザ溶接によって端子接合部41の第2面41bに接合する。
次に、図5に示すように、内部ナット23に接点板81の外周部をレーザ溶接によって接合した後、その内部ナット23及び接点板81を支持部材54の内側に収容する。次に、絶縁リング82及びシールリング83を支持部材54の内側に収容した後、端子接合部41と支持部材54を一体に組付け、支持部材54のカシメ用ボス54aを端子接合部41に貫通させる。次に、端子接合部41から突出したカシメ用ボス54aに、図示しないヒータチップによって熱を加える。すると、カシメ用ボス54aが熱変形し、支持部材54に端子接合部41が一体化される。すなわち、支持部材54と負極導電部材40の端子接合部41とが熱カシメによって一体化される。
その後、図6に示すように、内部ナット23の雌ねじ孔23aを介して、レーザ溶接器45により、端子接合部41の第1面41a側からレーザを照射し、端子接合部41と接点板81とをレーザ溶接によって接合して溶接部分Pを形成すると、電流遮断部80が完成する。
正極端子15及び負極端子16を蓋13に固定する工程では、各内部ナット23,33に対し、貫通孔13bを貫通させたボルト34を締結し、正極端子15及び負極端子16を蓋13に固定する。このとき、第1〜第4シール部材20,21,25,35で正極端子15及び負極端子16と蓋13とを絶縁する。最後に、蓋13をケース本体12に固定してケース11とし、二次電池10が完成する。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)二次電池10の製造において、負極タブ群18aと負極導電部材40との超音波溶接による接合を行った後に、電流遮断部80における、端子接合部41と変形板85との接合、接点板81と内部ナット23との接合、及び端子接合部41と接点板81との接合を行うようにした。このため、負極タブ群18aとタブ接合部43とを接合する際の超音波振動は、電流遮断部80の各接合部、特に、端子接合部41と接点板81との溶接部分Pに伝播せず、各接合部が振動によって損傷を受けることがなく、電流遮断部80の機能が損なわれることもない。
その結果として、電流遮断部80において、ケース11の内圧が設定圧力を超えたときには変形板85を正常に変形させ、変形板85が変形したときには、接点板81を正常に変形させて、通電経路を遮断できる。
(2)二次電池10の製造において、負極タブ群18aと負極導電部材40との超音波溶接による接合を行った後に、支持部材54のカシメ用ボス54aを熱変形させて、支持部材54に負極導電部材40を一体化した。このため、負極タブ群18aとタブ接合部43とを接合する際の超音波振動は、電流遮断部80と負極導電部材40とのカシメ部に伝播せず、カシメ部が振動によって損傷を受けることがなく、電流遮断部80が損傷することもない。
(3)負極タブ群18aと負極導電部材40、及び正極タブ群17aと正極導電部材50とを超音波溶接によって接合した。超音波溶接は、溶接のために要する熱量が、レーザ溶接や抵抗溶接等と比べて少ない。このため、各タブ群17a,18aと各導電部材40,50との接合の際に、電極組立体14に及ぶ熱影響を小さくできる。よって、正極電極や負極電極が熱によって損傷することが抑制され、セパレータが熱によって溶融してしまうことを抑制できる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、負極タブ群18aと負極導電部材40との超音波溶接による接合を行った後に、端子接合部41と変形板85との接合、接点板81と内部ナット23との接合、及び端子接合部41と接点板81との接合を行うようにした。しかし、接合順序はこれに限らない。
例えば、内部ナット23と接点板81との接合、及び変形板85と端子接合部41との接合の後に、負極タブ群18aと負極導電部材40との超音波溶接を行い、この超音波溶接の後に、端子接合部41と接点板81との接合を行ってもよい。
○ 支持部材54と負極導電部材40との一体化は、カシメ用ボス54aを超音波によって熱変形させて行ってもよい。この場合、端子接合部41に変形板85を接合し、内部ナット23に接点板81をレーザ溶接によって接合した後、その内部ナット23及び接点板81を支持部材54の内側に収容する。次に、絶縁リング82及びシールリング83を支持部材54の内側に収容した後、端子接合部41と支持部材54を一体に組付け、支持部材54のカシメ用ボス54aを端子接合部41に貫通させる。
ここで、まず、端子接合部41から突出したカシメ用ボス54aを超音波によって熱変形させ、支持部材54に端子接合部41を一体化する。その後、端子接合部41と接点板81とをレーザ溶接によって接合する。
このように構成した場合、電流遮断部80における溶接部分Pには超音波振動が伝播せず、溶接部分Pが損傷を受けることがない。
○ 正極端子15に電流遮断部80を設けてもよい。
○ 正極端子15及び負極端子16は、外部ナット、内部ナット、及びボルトを一体化した構造でなく、ボルト状のもの単体で構成されていてもよい。
○ 電流遮断部80の具体的な構成は変更してもよい。例えば、破断溝84は環状ではなく、溶接部分Pの外側に間隔を空けて設けられた凹部であってもよい。
○ 電極組立体14の具体的な構成は変更してもよい。例えば、正極電極、負極電極、セパレータの形状を変更してもよい。例えば、正面視正方形でもよいし、セパレータは正極電極を包む袋状でもよい。さらに、電極組立体14は、帯状の正極電極と帯状の負極電極とが間にセパレータを介在させた状態で捲回された捲回型の電極組立体であってもよい。
○ 実施形態は、例えばキャパシタなど、二次電池以外の蓄電装置にも適用できる。
○ 二次電池10は、車載用に限らず、住宅などに用いる定置用でもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記電流遮断部は、一方の面に前記ケースの内部空間の圧力を受けるとともに、他方の面に前記ケースの内部空間から隔離された空間の圧力を受ける変形板であって、前記端子接合部における前記電極組立体寄りの面に接合された変形板を備えており、前記タブ群と前記タブ接合部とを超音波溶接によって接合した後で、かつ前記端子接合部と前記接点板の接合を行う前に、前記端子接合部と前記変形板との接合、及び前記電極端子と前記接点板の接合を行う蓄電装置の製造方法。
(ロ)前記電流遮断部は、一方の面に前記ケースの内部空間の圧力を受けるとともに、他方の面に前記ケースの内部空間から隔離された空間の圧力を受ける変形板であって、前記端子接合部における前記電極組立体寄りの面に接合された変形板を備えており、前記端子接合部と前記変形板との接合、及び前記電極端子と前記接点板の接合を行った後、前記タブ群と前記タブ接合部とを超音波溶接によって接合し、その後、前記電極端子と前記接点板の接合を行う蓄電装置の製造方法。
(ハ)前記電極端子、前記接点板及び前記端子接合部を支持する支持部材を備え、前記支持部材と前記端子接合部は熱カシメによって一体化される蓄電装置の製造方法。
(ニ)前記電流遮断部が含む接合部の溶接を行った後に、前記熱カシメを行う蓄電装置の製造方法。
(ホ)前記電極端子と前記接点板の接合、及び前記端子接合部と前記変形板との接合は、レーザ溶接によって行う蓄電装置の製造方法。
10…蓄電装置としての二次電池、11…ケース、13…壁部としての蓋、14…電極組立体、15…電極端子としての正極端子、16…電極端子としての負極端子、17…タブとしての正極タブ、17a…タブ群としての正極タブ群、18…タブとしての負極タブ、18a…タブ群としての負極タブ群、40…導電部材としての負極導電部材、41…端子接合部、43…タブ接合部、50…導電部材としての正極導電部材、80…電流遮断部、81…接点板。

Claims (1)

  1. 一辺から突出した形状のタブを有する電極が、異なる極性の電極同士を互いに絶縁した状態で積層され、前記タブが積層されて構成されたタブ群を含む電極組立体と、
    前記電極組立体を収容したケースと、
    前記ケースの壁部に固定された電極端子と、
    前記電極組立体と前記電極端子の通電経路を構成する導電部材と、
    前記ケースの内圧が設定圧力に達すると一方の電極端子と前記電極組立体との前記通電経路を遮断する電流遮断部と、を有し、
    前記電流遮断部が、前記通電経路の一部を構成し、かつ前記電極端子と前記導電部材とを接続した接点板を有し、
    前記導電部材が、前記タブ群に接合されたタブ接合部を有するとともに、前記接点板と接合された端子接合部を有する蓄電装置の製造方法であって、
    前記タブ群と前記タブ接合部とを超音波溶接によって接合した後に、前記端子接合部と前記接点板の接合を行うことを特徴とする蓄電装置の製造方法。
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