JP2019040669A - 蓄電装置 - Google Patents

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Mikiya Kurita
幹也 栗田
雅人 小笠原
Masahito Ogasawara
雅人 小笠原
智明 立花
Tomoaki Tachibana
智明 立花
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Abstract

【課題】第1接合部又は第2接合部に発生する応力を低減できる蓄電装置を提供する。【解決手段】二次電池10は、電極組立体14と、電極組立体14を収容したケース11と、ケース11に固定された負極端子16と、電極組立体14と負極端子16の通電経路の一部を構成する板状の負極導電部材40と、通電経路の一部を構成し、ケース11の内圧が設定圧力に達すると通電経路を遮断する電流遮断部80とを有する。電流遮断部80は、負極端子16に接合され、通電経路の一部を構成する接点板81を有する。負極導電部材40は、第1接合部44によって電極組立体14が有する負極タブ群18aと接合された第1部位41と、第1部位41に連続する第2部位42と、第2部位42に連続し、かつ第2接合部45によって接点板81と接合された第3部位43とを有する。負極導電部材40は、第2部位42に蛇腹状の吸収部46を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電流遮断部を備える蓄電装置に関する。
従来から、電装品で使用される電力を蓄えるための蓄電装置として、リチウムイオン二次電池などの二次電池が、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両に搭載されている。二次電池は、ケースと、ケースに収容された電極組立体と、ケースの外部に突出する極性の異なる一対の電極端子と、を有する。電極組立体としては、シート状の正極電極と、シート状の負極電極とが間にセパレータを介在させた状態で積層されているものがある。
また、二次電池は、ケースの内圧の上昇に対応して電流を遮断する電流遮断部を備えたものがある。電流遮断部は、電極端子と電極組立体とを電気的に接続している通電経路上に設けられる。例えば、特許文献1に開示の電流遮断部は、電極端子に電気的に接続され、電流遮断部が作動していないとき、電極組立体側に凸をなす椀状の反転板と、電極組立体に接合された板状の導電部材とを備える。反転板と導電部材とは、導電部材の一部が反転板の中央に接合されることで接続されている。また、導電部材における電極組立体に近い面は、ケースの内部空間に露出するとともに、反転板との接合部分を囲む環状の溝を備える。このような電流遮断部では、ケースの内圧が所定の設定圧力に達すると、導電部材が溝を境に破断し、反転板は導電部材の接合部分とともに電極端子側に凸となって反転する。その結果、導電部材と反転板との通電が遮断され、電極組立体と電極端子との通電経路が遮断される。
特開2010−212034号公報
ところで、電流遮断部を備えた二次電池の製造において、電極組立体と導電部材とを接合した後に接点板と導電部材とを接合する場合、接点板と導電部材とを接合する際に発生する導電部材の変位により、電極組立体と導電部材とを接合した第1接合部に応力が発生する。逆に、接点板と導電部材とを接合した後に電極組立体と導電部材とを接合する場合、電極組立体と導電部材とを接合する際に発生する導電部材の変位により、接点板と導電部材とを接合した第2接合部に応力が発生する。このような応力は、例えば、接合部の接合強度を低下させる虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、第1接合部又は第2接合部に発生する応力を低減できる蓄電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、異なる極性の電極が互いに絶縁された状態で積層され、かつ前記電極の一辺から突出した形状のタブが同じ極性同士で積層されたタブ群を有する電極組立体と、前記電極組立体を収容したケースと、前記ケースに固定された一対の電極端子と、前記電極組立体と一方の前記電極端子の通電経路の一部を構成する板状の導電部材と、前記通電経路の一部を構成し、前記ケースの内圧が設定圧力に達すると前記通電経路を遮断する電流遮断部と、を有し、前記電流遮断部は、前記一方の電極端子に接合され、前記通電経路の一部を構成する接点板を有し、前記導電部材は、第1接合部によって前記タブ群と接合された第1部位と、前記第1部位に連続する第2部位と、前記第2部位に連続し、かつ第2接合部によって前記接点板と接合された第3部位とを有する蓄電装置であって、前記導電部材は、前記第2部位に蛇腹状の吸収部を有することを要旨とする。
これによれば、第1接合部を形成した後に第2接合部を形成する場合、第2接合部を形成する際に発生する導電部材の変位を吸収部が変形することで吸収する。よって、第1接合部に発生する応力を低減できる。逆に、第2接合部を形成した後に第1接合部を形成する場合、第1接合部を形成する際に発生する導電部材の変位を吸収部が変形することで吸収する。よって、第2接合部に発生する応力を低減できる。
また、上記蓄電装置について、前記吸収部は、前記導電部材の長手方向に凹凸である部分が前記導電部材の厚さ方向に連続して構成されているのが好ましい。
これによれば、吸収部を構成する凹凸により導電部材の表面積が大きくなるため、導電部材の通電時の熱を放出しやすくなる。
また、上記蓄電装置について、前記第2部位は、前記第3部位に連続する第1形成部と、前記第1形成部に連続し、かつ前記第1形成部から前記第1部位にかけて前記ケースにおいて前記電極端子が固定された壁部に近付くように傾斜する第2形成部とを有し、前記吸収部は、前記第1形成部に配置されるのが好ましい。
これによれば、吸収部が第2形成部に配置される場合と比べて、吸収部とケースの壁部との接触が抑制されるため、吸収部の形状の自由度が上がる。
本発明によれば、第1接合部又は第2接合部に発生する応力を低減できる。
実施形態の二次電池を示す断面図。 電流遮断部を示す部分拡大断面図。 負極タブ群と負極導電部材との超音波溶接を示す部分断面図。 負極導電部材と変形板とを接合した状態を示す部分断面図。 負極導電部材と支持部材とを一体化した状態を示す部分断面図。 負極導電部材と接点板とのレーザ溶接を示す部分断面図。 吸収部の別例を示す断面図。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、角型のリチウムイオン二次電池である。二次電池10は、扁平な四角箱状のケース11を備える。ケース11は、開口部12aを有する四角箱状のケース本体12と、ケース本体12の開口部12aを塞いでいる矩形平板状の蓋13と、を有する。ケース本体12及び蓋13は、金属(例えばアルミニウム)製である。ケース本体12と蓋13とは、溶接されている。蓋13は、厚さ方向に貫通している2つの貫通孔13bを有する。蓋13は、ケース11の壁部の一部を構成する。
二次電池10は、ケース11に収容された直方体状の電極組立体14と電解液(図示せず)とを備える。電極組立体14は、シート状の正極電極とシート状の負極電極とを間に樹脂製のセパレータを介在させた状態で交互に積層した層状構造を有する。
正極電極は、長方形状の正極金属箔(例えばアルミニウム箔)と、正極金属箔の両面に存在する正極活物質層とを有する。正極電極は、正極電極の一辺から突出しているタブとしての正極タブ17を有する。負極電極は、長方形状の負極金属箔(例えば銅箔)と、負極金属箔の両面に存在する負極活物質層とを有する。負極電極は、負極電極の一辺から突出しているタブとしての負極タブ18を有する。
電極組立体14は、各正極電極の正極タブ17が積層されたタブ群としての正極タブ群17aと、各負極電極の負極タブ18が積層されたタブ群としての負極タブ群18aとを有する。正極タブ群17a及び負極タブ群18aは、電極組立体14において蓋13に対向している端面14aに存在する。
二次電池10は、電極端子としての負極端子16と、負極端子16とは極性の異なる電極端子としての正極端子15とを有する。正極端子15及び負極端子16は、蓋13の貫通孔13bを貫通した状態で、ケース11の蓋13に固定されている。正極端子15及び負極端子16は、一部がケース11の内部に突出し、一部がケース11の外部に突出している。
二次電池10は、絶縁性の第1シール部材20を備える。第1シール部材20は、負極端子16が貫通した貫通孔13bに嵌合された筒部20aを備えるとともに、蓋13の内面に沿って配設された本体部20bを備える。また、二次電池10は、絶縁性の第2シール部材21を備える。第2シール部材21は、正極端子15が貫通した貫通孔13bに嵌合された筒部21aを備えるとともに、蓋13の内面に沿って配設された本体部21bを備える。
負極端子16は、外部ナット22と、内部ナット23と、ボルト24を備える。外部ナット22は、負極端子16とバスバー(図示せず)との接続に用いられる。内部ナット23は、第1シール部材20に取り付けられている。内部ナット23の一部は、貫通孔13bを通過している。ボルト24は、内部ナット23に締結されている。ボルト24と蓋13の間には、第3シール部材25が介在している。負極端子16は、第1シール部材20及び第3シール部材25によって蓋13から絶縁されている。
内部ナット23は、後述の電流遮断部80、及び導電部材としての負極導電部材40を介して負極タブ群18aと電気的に接続されている。負極導電部材40は、細長板状である。負極導電部材40の長手方向は、蓋13の長手方向に延びる。負極導電部材40は、長手方向に沿って、負極タブ群18aと接合された第1部位41と、第1部位41に連続する第2部位42と、第2部位42に連続し、かつ電流遮断部80と接合された第3部位43とを有する。負極導電部材40は、電極組立体14と負極端子16の通電経路の一部を構成する。第1部位41は、負極導電部材40の厚さ方向において負極タブ群18aと重なった部分である。第3部位43は、負極導電部材40の厚さ方向において電流遮断部80と重なった部分である。第1部位41と負極タブ群18aとが接合された部分を第1接合部44とし、第3部位43と電流遮断部80とが接合された部分を第2接合部45とする。
第2部位42は、負極導電部材40の長手方向に沿って延び、第3部位43に連続する第1形成部42aと、第1形成部42aに連続し、かつ第1形成部42aから第1部位41にかけて蓋13に近付くように傾斜する第2形成部42bとを備える。第2部位42は、第1形成部42aに蛇腹状の吸収部46を備える。吸収部46は、負極導電部材40の厚さ方向に凹凸である部分が負極導電部材40の長手方向に連続して構成されている。吸収部46は、外力が加えられると、負極導電部材40の長手方向に伸縮したり、負極導電部材40の厚さ方向に撓んだりする。
正極端子15は、外部ナット32と、内部ナット33と、ボルト34を備える。外部ナット32は、正極端子15とバスバー(図示せず)との接続に用いられる。内部ナット33は、第2シール部材21に取り付けられている。内部ナット33の一部は、貫通孔13bを通過している。ボルト34は、内部ナット33に締結されている。ボルト34と蓋13の間には、第4シール部材35が介在している。正極端子15は、第2シール部材21及び第4シール部材35によって蓋13から絶縁されている。内部ナット33には、正極導電部材50が固定されている。内部ナット33と正極導電部材50は、電気的に接続している。正極端子15は、正極導電部材50を介して、電極組立体14の正極タブ群17aと電気的に接続されている。したがって、正極導電部材50は、電極組立体14と正極端子15の通電経路を構成する。
次に、電流遮断部80について説明する。
電流遮断部80は、ケース11の内部に配置されており、ケース11の内圧が所定の設定圧力に達すると、電極組立体14と負極端子16との通電経路の電流を遮断する。ケース11の内圧は、二次電池10の過充電・過放電時など、電極組立体14や電解液で発生したガスによって上昇することがある。設定圧力は、ケース11の内圧の上昇によって、ケース11自体やケース本体12と蓋13の接合部に亀裂や破断などが生じる圧力よりも若干低い圧力に設定されている。電流遮断部80は、負極端子16の内部ナット23と負極導電部材40の第3部位43との通電経路上に位置する。負極タブ群18aは、負極導電部材40及び電流遮断部80を介して負極端子16の内部ナット23に接続される。これにより、電極組立体14と負極端子16との間の通電経路が構成されている。
電流遮断部80は、ケース11の内部に発生したガスによって作動すると、負極端子16の内部ナット23と負極導電部材40との電気的な接続を遮断する。つまり、電流遮断部80は、作動していないときには上記通電経路の一部を構成し、ケース11の内部に発生したガスの圧力を受けて作動したときに上記通電経路を遮断する。
図2に示すように、電流遮断部80は、接点板81を備える。接点板81は、負極導電部材40の第3部位43及び負極端子16の内部ナット23に接合され、電極組立体14と負極端子16との通電経路の一部を構成する。接点板81は、導電性の材料製である。電流遮断部80が作動していないとき、接点板81は、電極組立体14に向けて凸となる碗状である。そして、接点板81は、内部ナット23の雌ねじ孔23aを電極組立体14側から覆っている。接点板81の周縁部と、内部ナット23とは接合されている。接点板81の電極組立体14に向けて凸となった部分と負極導電部材40の第3部位43とは、溶接されて接合されている。上述の第2接合部45は、接点板81と負極導電部材40の第3部位43とを溶接して接合した部分である。
負極導電部材40の第3部位43において、蓋13寄りの面であり、接点板81が接合された面を第1面43aとし、この第1面43aと平行な面であり、電極組立体14寄りの面を第2面43bとする。負極導電部材40は、第3部位43の第2面43bから蓋13に向けてすり鉢状に凹む凹部43cを備える。凹部43cの底に、第3部位43と接点板81との第2接合部45が位置している。第3部位43は、凹部43cの底となる部位に破断溝84を有する。破断溝84は第2接合部45を取り囲む環状である。
負極導電部材40と負極端子16の内部ナット23とは、接点板81を介して電気的に接続されている。接点板81は碗状であることから、接点板81が内部ナット23から凸となった分だけ、接点板81の周囲では内部ナット23と第3部位43との間に隙間がある。そして、電流遮断部80は、内部ナット23と第3部位43との隙間に配置された絶縁リング82を有する。絶縁リング82は、接点板81の外周側に配置され、接点板81の周縁部を取り囲み、内部ナット23と第3部位43とを所定の間隔に保持する。また、絶縁リング82の外周側には、シールリング83が配置されている。
電流遮断部80は、ケース11の内圧を受圧して変形する変形板85を有する。変形板85は、弾性材料、例えば金属板で構成されたダイヤフラムであり、第3部位43より電極組立体14に近い位置に配置されている。変形板85は、円板形状であって凹部43cを電極組立体14側から覆っている。変形板85の周縁部と第3部位43とが変形板85の周縁部の全周に亘って接合されている。電流遮断部80は、ケース11内部をケース11外部に対して気密に隔てている。
変形板85は、電流遮断部80が作動していないとき、蓋13側から電極組立体14側(下方)に向けて凸となっている。変形板85は、この凸部分における第2接合部45と対向する箇所に、蓋13に向けて突出した突起85aを有する。突起85aは、キャップ86によって覆われている。キャップ86は、絶縁性の材料により構成され、破断溝84で囲まれた第2接合部45と対向している。変形板85において、電極組立体14寄りの一方の面は、ケース11の内部空間の圧力を受け、蓋13寄りの他方の面は、ケース11の内部空間から隔離された空間の圧力(大気圧)を受けている。ケース11の内部空間から隔離された空間とは、第3部位43の第2面43bと変形板85で囲まれた空間である。
電流遮断部80は、筒状の支持部材54を備える。支持部材54は、熱可塑性樹脂(例えば、PPS等)製である。支持部材54の内側には、内部ナット23、接点板81、絶縁リング82、シールリング83が収容されている。支持部材54において、蓋13に対峙した面は蓋13の内面に当接している。支持部材54は、蓋13寄りの内周縁に、内部ナット23に向けて突出する突出片54eを備える。突出片54eは、内部ナット23と当接している。支持部材54は、カシメ用ボス54aを備え、カシメ用ボス54aは電極組立体14に向けて突出している。カシメ用ボス54aは、支持部材54における電極組立体14に対峙した面の四隅に存在する。カシメ用ボス54aは、負極導電部材40の第3部位43の貫通孔43dを貫通しているとともに、カシメ用ボス54aによるカシメによって支持部材54に第3部位43が固定されている。内部ナット23、接点板81、絶縁リング82、シールリング83は、突出片54eと支持部材54に固定された負極導電部材40の第3部位43とで挟まれて支持されている。
上記構成の電流遮断部80を備えた二次電池10では、過充電・過放電時、電極組立体14でガスが発生するとケース11の内圧が上昇する。内圧が設定圧力に達すると、その圧力を受けた変形板85が第2接合部45に向けて凸となるように変形する。すると、キャップ86に覆われた突起85aが破断溝84で囲まれた第2接合部45に衝突して、負極導電部材40の第2接合部45が破断されるとともに、接点板81が蓋13に向けて変形する。これにより、接点板81と負極導電部材40とが離間した状態になるため、負極導電部材40と負極端子16との電気的接続が物理的に遮断され、電極組立体14と負極端子16の間を流れる電流が遮断される。
次に、二次電池10の製造方法について説明する。
二次電池10の製造方法は、電極組立体14の製造工程と、正極タブ群17aと正極導電部材50との接合工程と、負極タブ群18aと負極導電部材40との接合工程と、負極導電部材40に電流遮断部80を一体化する工程と、を有する。さらに、二次電池10の製造方法は、正極端子15及び負極端子16を蓋13に固定する工程と、蓋13をケース本体12に固定する工程とを有する。
まず、電極組立体14の製造工程では、シート状の正極電極と、シート状の負極電極とを、間にセパレータを介在させた状態で交互に積層して、電極組立体14を製造するとともに、正極タブ17を積層した正極タブ群17a、及び負極タブ18を積層した負極タブ群18aを製造する。正極タブ群17aと正極導電部材50との接合工程では、正極タブ群17aと正極導電部材50とを超音波溶接し接合する。
図3に示すように、負極タブ群18aと負極導電部材40との接合工程では、負極タブ群18aと負極導電部材40の第1部位41とを超音波溶接で接合し、第1接合部44を形成する。負極タブ群18aに負極導電部材40の第1部位41を重ね合わせ、超音波溶接用の一対のホーン71で、負極タブ群18a及び第1部位41を挟み込む。そして、一対のホーン71によって、負極タブ群18a及び第1部位41に超音波振動を付与し、負極タブ群18aと第1部位41とを溶接する。正極タブ群17a及び負極タブ群18aの接合の後、負極導電部材40に電流遮断部80を設ける。
まず、図4に示すように、レーザ溶接器72により、変形板85側からレーザを照射し、変形板85の周縁部と第3部位43の第2面43bとをレーザ溶接して接合する。次に、図5に示すように、内部ナット23に接点板81の周縁部をレーザ溶接して接合する。次に、接合された内部ナット23及び接点板81を支持部材54の内側に収容し、絶縁リング82及びシールリング83を支持部材54の内側に収容する。次に、支持部材54のカシメ用ボス54aを第3部位43の貫通孔43dに貫通させる。次に、第3部位43の貫通孔43dから突出したカシメ用ボス54aに、図示しないヒータチップによって熱を加える。すると、カシメ用ボス54aが熱変形し、支持部材54に第3部位43が一体化される。すなわち、支持部材54と負極導電部材40の第3部位43とが熱カシメによって一体化される。
その後、図6に示すように、内部ナット23の雌ねじ孔23aに挿入されたレーザ溶接器72により、第3部位43の第1面43a側からレーザを照射し、第3部位43と接点板81とをレーザ溶接によって接合して第2接合部45を形成すると、電流遮断部80が完成する。
正極端子15及び負極端子16を蓋13に固定する工程では、各内部ナット23,33に対し、貫通孔13bを貫通させたボルト24,34を締結し、正極端子15及び負極端子16を蓋13に固定する。このとき、第1〜第4シール部材20,21,25,35で正極端子15及び負極端子16と蓋13とを絶縁する。最後に、蓋13をケース本体12に固定してケース11とし、二次電池10が完成する。
次に、本実施形態の効果を作用とともに記載する。
(1)第1接合部44を形成した後に第2接合部45を形成する際に発生する負極導電部材40の変位を吸収部46が変形することで吸収する。よって、第1接合部44に発生する応力を低減できる。
(2)吸収部46を構成する凹凸により、負極導電部材40の表面積が大きくなる。よって、負極導電部材40の通電時の熱を放出しやすい。
(3)吸収部46は、第2部位42の第1形成部42aに配置される。このため、吸収部46が第2形成部42bに配置される場合と比べて、吸収部46と蓋13との接触が抑制され、吸収部46の形状の自由度が上がる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
○ 上記実施形態では、第1接合部44を形成した後に第2接合部45を形成していたが、順序は問わない。つまり、第2接合部45を形成した後に第1接合部44を形成してもよい。この場合、第1接合部44を形成する際に発生する負極導電部材40の変位を吸収部46が変形することで吸収する。よって、第2接合部45に発生する応力を低減できる。
○ 負極導電部材40の第1部位41と負極タブ群18aとの接合方法は、超音波溶接に限定されず、他の接合方法(例えば、レーザ溶接)であってもよい。
○ 負極導電部材40の第3部位43と変形板85との接合方法は、レーザ溶接に限定されず、超音波溶接以外であれば他の方法(例えば、抵抗溶接)であってもよい。
○ 接点板81と内部ナット23との接合方法は、レーザ溶接に限定されず、超音波溶接以外であれば他の方法(例えば、抵抗溶接)あってもよい。
○ 負極導電部材40の第3部位43と接点板81との接合方法は、レーザ溶接に限定されず、超音波溶接以外であれば他の方法(例えば、抵抗溶接)であってもよい。
○ 正極端子15に電流遮断部80を設けてもよい。
○ 正極端子15及び負極端子16は、外部ナット、内部ナット、及びボルトを一体化した構造でなく、ボルト状のもの単体で構成されていてもよい。
○ 第2部位42は、第2形成部42bに吸収部46を備えていてもよい。
○ 吸収部46の構成は、負極導電部材40の厚さ方向に凹凸である部分が負極導電部材40の長手方向に連続する蛇腹状に限定されない。例えば、図7に示すように、吸収部46は、負極導電部材40の長手方向に凹凸である部分が負極導電部材40の厚さ方向に連続する蛇腹状であってもよい。また、図示しないが、吸収部46は、負極導電部材40の短手方向に凹凸である部分が負極導電部材40の長手方向に連続する蛇腹状であってもよい。
○ 電流遮断部80の具体的な構成は変更してもよい。例えば、破断溝84は環状ではなく、第2接合部45の外側に間隔を空けて設けられた凹部であってもよい。また、変形板85を省略してもよい。この場合、第3部位43の第2面43bがケース11の内圧を受圧する面となる。
○ 電極組立体14の具体的な構成は変更してもよい。例えば、正極電極、負極電極、セパレータの形状を変更してもよい。例えば、正面視正方形でもよいし、セパレータは正極電極を包む袋状でもよい。さらに、電極組立体14は、帯状の正極電極と帯状の負極電極とが間にセパレータを介在させた状態で捲回された捲回型の電極組立体であってもよい。
○ 実施形態は、例えばキャパシタなど、二次電池以外の蓄電装置にも適用できる。
○ 二次電池10は、車載用に限らず、住宅などに用いる定置用でもよい。
10…二次電池、11…ケース、14…電極組立体、15…端子としての正極端子、16…端子としての負極端子、17…タブとしての正極タブ、17a…タブ群としての正極タブ群、18…タブとしての負極タブ、18a…タブ群としての負極タブ群、40…導電部材としての負極導電部材、41…第1部位、42…第2部位、42a…第1形成部、42b…第2形成部、43…第3部位、44…第1接合部、45…第2接合部、46…吸収部、80…電流遮断部、81…接点板。

Claims (3)

  1. 異なる極性の電極が互いに絶縁された状態で積層され、かつ前記電極の一辺から突出した形状のタブが同じ極性同士で積層されたタブ群を有する電極組立体と、
    前記電極組立体を収容したケースと、
    前記ケースに固定された一対の電極端子と、
    前記電極組立体と一方の前記電極端子の通電経路の一部を構成する板状の導電部材と、
    前記通電経路の一部を構成し、前記ケースの内圧が設定圧力に達すると前記通電経路を遮断する電流遮断部と、
    を有し、
    前記電流遮断部は、前記一方の電極端子に接合され、前記通電経路の一部を構成する接点板を有し、
    前記導電部材は、第1接合部によって前記タブ群と接合された第1部位と、前記第1部位に連続する第2部位と、前記第2部位に連続し、かつ第2接合部によって前記接点板と接合された第3部位とを有する蓄電装置であって、
    前記導電部材は、前記第2部位に蛇腹状の吸収部を有することを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記吸収部は、前記導電部材の長手方向に凹凸である部分が前記導電部材の厚さ方向に連続して構成されている請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第2部位は、前記第3部位に連続する第1形成部と、前記第1形成部に連続し、かつ前記第1形成部から前記第1部位にかけて前記ケースにおいて前記電極端子が固定された壁部に近付くように傾斜する第2形成部とを有し、
    前記吸収部は、前記第1形成部に配置される請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
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