JP2006338459A - 携帯型電子機器 - Google Patents

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Yuji Murai
雄爾 村井
Masao Fujii
正夫 藤井
Keiki Ohira
啓喜 大平
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Abstract

【課題】 第1、第2ケースを重ね合わせても、キー入力部を保護して表示部に表示された情報が見るようにする。
【解決手段】 ケースヒンジ部5によって回動可能に連結された第1、第2ケース3、4をカバー部材2の第1、第2カバー部10、11内に収納すると共に、この第1、第2カバー部10、11をカバーヒンジ部12によって回動可能に連結し、第1カバー部10に表示開口部13を表示部6に対応させて設けた。従って、第1、第2ケース3、4を開いて表示部6とキー入力部とを同じ面側に露呈させると、キー入力部を操作して表示部6に情報を表示させて使用することができ、第1、第2ケース3、4を背中合わせに重ねと、表示部6に表示された情報を見ることができると共に、コンパクトに携帯することができ、且つカバー部材2でキー入力部8を覆って保護することができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、電子辞書や携帯電話機、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)などの携帯型電子機器に関し、更に詳しくは折り畳み式の携帯型電子機器に関する。
従来、電子辞書などの折り畳み式の携帯型電子機器においては、特許文献1に記載されているように、表示部を有する第1ケースとキー入力部を有する第2ケースとをヒンジ部によって回動可能に連結し、第1ケースの外面つまり表示部と反対側の外表面にカバー部材を取り付け、携帯するときに表示部とキー入力部とを対面させて第1、第2ケースを重ね合わせると、カバー部材が露呈し、また使用するときに第1、第2ケースを開いて表示部とキー入力部とを同じ面側に向けて露呈させるように構成したものがある。
特開2005−18324号
しかしながら、このような従来の携帯型電子機器では、第1ケースに取り付けられたカバー部材にカード型電卓などの平板状部品を取り付けて付加機能を追加することができても、表示部とキー入力部とを対面させて第1、第2ケースを重ね合わせて閉じているため、使用するときに第1、第2ケースを開かなければ、表示部とキー入力部とを露呈させることができない。このため、第1、第2ケースを閉じて重ねた状態では、表示部を見ることができず、使い勝手が悪いという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、第1、第2ケースを重ね合わせても、キー入力部を保護して表示部に表示された情報を見ることができる携帯型電子機器を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
請求項1に記載の発明は、図1〜図17に示すように、表示部(6)を有する第1ケース(3)と、キー入力部(8)を有する第2ケース(4)と、前記第1、第2ケースを回動可能に連結するケースヒンジ部(5、30)と、このケースヒンジ部を中心に前記第1、第2ケースを回動させて背中合わせに重ねた状態で前記第2ケースの前記キー入力部を覆うカバー部材(2、20、31)とを備えたことを特徴とする携帯型電子機器である。
請求項2に記載の発明は、図1〜図8に示すように、前記カバー部材(2)が、前記第1ケース(3)の前記表示部(6)に対応する表示開口部(13)を有して前記第1ケースを引き出し可能に収納する第1カバー部(10)と、前記第2ケース(4)を引き出し可能に収納する第2カバー部(11)と、前記第1、第2カバー部を回動可能に連結するカバーヒンジ部(12)とを備え、前記カバーヒンジ部を中心に回動して重ね合わされた前記第1、第2カバー部内に、前記第1、第2ケースが背中合わせに重なった状態で収納されたときに、前記ケースヒンジ部が前記カバーヒンジ部と反対側に配置されて、前記第1カバー部の前記表示開口部が前記第1ケースの前記表示部に対応すると共に、前記第2カバー部が前記第2ケースの前記キー入力部を覆うことを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器である。
請求項3に記載の発明は、図1〜図8に示すように、前記第1、第2ケース(3、4)が、背中合わせに重なった状態で前記第1、第2カバー部(10、11)内に収納され、この状態で前記ケースヒンジ部(5)側を前記第1、第2カバー部から引き出して、前記ケースヒンジ部を中心に前記第1、第2ケースを回動させて開くと、これに伴って前記第1、第2カバー部が前記カバーヒンジ部(12)を中心に回動して開き、前記第1ケースの前記表示部(6)と前記第2ケースの前記キー入力部(8)とが同じ面側を向いて露出すると、前記第1、第2カバー部が前記表示部と前記キー入力部との反対側に位置する前記第1、第2ケースの裏面側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の携帯型電子機器である。
請求項4に記載の発明は、図1〜図8に示すように、前記第1カバー部(10)には、前記第1ケース(3)に設けられた第1ガイド部(第1ガイド突起14)をガイドする第1ガイド溝(15)が前記第1ケースの引き出し方向に沿って設けられ、前記第2カバー部(11)には、前記第2ケース(4)に設けられた第2ガイド部(第2ガイド突起16)をガイドする第2ガイド溝(17)が前記第2ケースの引き出し方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の携帯型電子機器である。
請求項5に記載の発明は、図9〜図11に示すように、前記カバー部材(20)が、前記第1ケース(3)の前記表示部(6)に対応する表示開口部(24)を有して前記第1ケースを覆う第1カバー部(21)と、前記第1ケースに背中合わせに重なった前記第2ケース(4)を覆う第2カバー部(22)と、前記第1、第2カバー部を回動可能に連結するカバーヒンジ部(23)とを備え、前記カバーヒンジ部を中心に回動して重ね合わされた前記第1、第2カバー部内に、前記第1、第2ケースが背中合わせに重なった状態で収納されたときに、前記ケースヒンジ部が前記カバーヒンジ部と反対側に配置されて、前記第1カバー部の前記表示開口部が前記第1ケースの前記表示部に対応すると共に、前記第2カバー部が前記第2ケースの前記キー入力部(8)を覆うことを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器である。
請求項6に記載の発明は、図9〜図11に示すように、前記第1、第2ケース(3、4)が、背中合わせに重なった状態で前記第1、第2カバー部(21、22)内に収納され、この状態で前記カバーヒンジ部(23)を中心に前記第1、第2カバー部を回動させて開くと共に、前記ケースヒンジ部(5)を中心に前記第2ケースを回動させて開くと、前記第1ケースの前記表示部(6)と前記第2ケースの前記キー入力部(8)とが同じ面側を向いて露出し、この状態で前記第2カバー部を閉じると、前記第2カバー部が前記表示部と反対側に位置する第1ケースの裏面側に配置されることを特徴とする請求項5に記載の携帯型電子機器である。
請求項7に記載の発明は、図12〜図17に示すように、前記カバー部材(31)が、前記第1ケース(3)における前記表示部(6)と反対側の裏面に着脱可能に取り付けられ、前記ケースヒンジ部(30)を中心に前記第1、第2ケースを回動させて背中合わせに重ねるときに、前記第1ケースから取り外されて前記第2ケース(4)に取り付けられることにより、前記キー入力部(8)を覆うことを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器である。
請求項8に記載の発明は、図1〜図17に示すように、前記第1ケース(3)には、前記表示部(6)を操作するための複数の操作キー(7)が前記カバー部材(2、20、31)から外部に露出して設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の携帯型電子機器である。
請求項1に記載の発明によれば、ケースヒンジ部を中心に第1、第2ケースを回動させて開き、第1ケースの表示部と第2ケースのキー入力部とを同じ面側に向けて露呈させると、キー入力部を操作して表示部に情報を表示させて使用することができ、またケースヒンジ部を中心に第1、第2ケースを回動させて背中合わせに重ねると、第1ケースの表示部と第2ケースのキー入力部とが互いに反対側の面を向くので、表示部に表示された情報を見ることができると共に、コンパクトに携帯することができ、且つこのときにカバー部材でキー入力部が覆われるので、キー入力部をカバー部材で保護することができ、これにより第1、第2ケースを重ね合わせても、キー入力部を保護した状態で表示部に表示された情報を見ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、カバー部材が、第1ケースを引き出し可能に収納する第1カバー部と、第2ケースを引き出し可能に収納する第2カバー部と、第1、第2カバー部を回動可能に連結するカバーヒンジ部とを備え、このカバーヒンジ部を中心に回動して重なり合った第1、第2カバー部内に、第1、第2ケースが背中合わせに重なった状態で収納されたときに、ケースヒンジ部がカバーヒンジ部と反対側に配置されて、第1ケースの表示部が第1カバー部に設けられた表示開口部に対応して露呈すると共に、第2ケースのキー入力部が第2カバー部で覆い隠されるので、請求項1に記載の発明と同様、第1、第2ケースを重ね合わせても、第2ケースのキー入力部を確実に保護した状態で第1ケースの表示部に表示された情報を良好に見ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1、第2ケースが背中合わせに重なった状態で第1、第2カバー部内に収納され、この状態でケースヒンジ部側を第1、第2カバー部から引き出して、ケースヒンジ部を中心に第1、第2ケースを回動させて開くと、これに伴って第1、第2カバー部がカバーヒンジ部を中心に回動して開き、第1ケースの表示部と第2ケースのキー入力部とが同じ面側を向いて露出すると、第1、第2カバー部が第1、第2ケースの裏面側に配置されるので、第1、第2ケースおよび第1、第2カバー部の開閉操作が簡単で容易にでき、且つカバー部材が邪魔にならず、良好にキー入力部を操作して表示部に情報を表示させて使用することができると共に、第1、第2ケースおよび第1、第2カバー部を折り畳んでコンパクトに携帯することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第1カバー部に第1ケースの第1ガイド部をガイドする第1ガイド溝が第1ケースの引き出し方向に沿って設けられ、第2カバー部に第2ケースの第2ガイド部をガイドする第2ガイド溝が第2ケースの引き出し方向に沿って設けられていることにより、第1、第2ケースを背中合わせに重ねた状態で第1、第2カバー部から引き出すとき、また第1、第2カバー部内に収納するときに、第1、第2ガイド部が第1、第2ガイド溝に沿ってガイドされるので、円滑に第1、第2ケースを第1、第2カバー部に対しスライドさせることができる。
この場合、第1、第2ケースを第1、第2カバー部から引き出したときに、第1、第2ガイド部が第1、第2ガイド溝の各端部に当接するので、第1、第2ケースが第1、第2カバー部から抜け出さないように係止することができ、この状態でケースヒンジ部を中心に第1、第2ケースを回動させて開くことができるので、これに伴ってカバーヒンジ部を中心に第1、第2カバー部を円滑に且つ良好に回動させて開くことができ、これにより第1、第2ケースから第1、第2カバー部を取り外すことなく、第1、第2ケースおよび第1、第2カバー部を円滑に開閉することができる。
請求項5に記載の発明によれば、カバー部材が、第1ケースを覆う第1カバー部と、第1ケースに背中合わせに重なった第2ケースを覆う第2カバー部と、第1、第2カバー部を回動可能に連結するカバーヒンジ部とを備え、このカバーヒンジ部を中心に回動して重なり合った第1、第2カバー部内に、第1、第2ケースが背中合わせに重なった状態で収納されるときに、ケースヒンジ部がカバーヒンジ部と反対側に配置されて、第1ケースの表示部が第1カバー部の表示開口部に対応して露出すると共に、第2ケースのキー入力部が第2カバー部で覆われることにより、請求項1に記載の発明と同様、第1、第2ケースを重ね合わせても、第2ケースのキー入力部を確実に保護して第1ケースの表示部に表示された情報を良好に見ることができる。
請求項6に記載の発明によれば、第1、第2ケースが背中合わせに重なった状態で第1、第2カバー部内に収納され、この状態でカバーヒンジ部を中心に第1、第2カバー部を回動させて開くと共に、ケースヒンジ部を中心に第2ケースを回動させて開くと、第1ケースの表示部と第2ケースのキー入力部とが同じ面側を向いて露出し、この状態で第2カバー部を閉じると、この第2カバー部が表示部と反対側に位置する第1ケースの裏面側に配置されるので、第1、第2ケースおよび第1、第2カバー部の開閉操作が簡単で容易にでき、且つカバー部材が邪魔にならず、良好にキー入力部を操作して表示部に情報を表示させて使用することができると共に、第1、第2ケースおよび第1、第2カバー部を折り畳んでコンパクトに携帯することができる。
請求項7に記載の発明によれば、カバー部材が、第1ケースにおける表示部と反対側の裏面に着脱可能に取り付けられ、ケースヒンジ部を中心に第1、第2ケースを回動させて背中合わせに重ねるときに、第1ケースから取り外されて第2ケースに取り付けられることにより、カバー部材がキー入力部を覆うので、請求項1に記載の発明と同様、第1、第2ケースを重ね合わせても、第2ケースのキー入力部をカバー部材で確実に保護して第1ケースの表示部に表示された情報を良好に見ることができ、また第1、第2ケースを開いて表示部とキー入力部とを同じ面側に向けるときには、カバー部材を第2ケースから取り外して第1ケースの裏面に取り付けることにより、カバー部材が邪魔にならず、第2ケースのキー入力部を操作して第1ケースの表示部に情報を表示させることにより、良好に使用することができる。
請求項8に記載の発明によれば、第1ケースに、表示部を操作するための複数の操作キーがカバー部材から外部に露出して設けられていることにより、第1、第2ケースを背中合わせに重ねても、第1ケースの複数の操作キーがカバー部材の外部に露出するので、この露出した複数の操作キーを操作することにより、第1、第2ケースを背中合わせに重ねた状態でも、表示部に表示される情報を操作することができ、これにより良好に使用することができる。
(実施形態1)
以下、図1〜図8を参照して、この発明を電子辞書に適用した実施形態1について説明する。
図1はこの発明を適用した電子辞書を折り畳んだ状態の斜視図、図2はその分解斜視図、図3は図1の電子辞書を開いた状態の斜視図である。
この電子辞書は、図1〜図3に示すように、機器ケース1とカバー部材2とを備えている。機器ケース1は、図2に示すように、互いに背中合わせに重なり合う第1ケース3と第2ケース4とを備え、この第1ケース3と第2ケース4とがケースヒンジ部5によって回動可能に連結され、この状態で図3に示すように、ケースヒンジ部5を中心に第1、第2ケース3、4が相対的に回動して開閉するように構成されている。
この場合、第1ケース3は、図2および図3に示すように、ほぼ葉書サイズの長方形の薄い箱状で、掌に載る程度の大きさに形成されている。また、この第1ケース3の一面(図2では上面)には、表示部6がほぼ全域に亘って設けられていると共に、ケースヒンジ部5と反対側に位置する縁部の上面には、複数の操作キー7が設けられている。表示部6は、液晶表示素子やEL(エレクトロルミネッセンス)表示素子などの平面型の表示素子からなり、辞書や文庫本などの各種の情報を電気光学的に表示するように構成されている。また、複数の操作キー7は、表示部6の電源キーやシフトキーなどの表示部6を操作するための各種のキーを備え、表示部6に文庫本の文章情報を表示させて操作するように構成されている。
第2ケース4は、図2および図3に示すように、第1ケース3とほぼ同じ形状で同じ大きさに形成されており、第1ケース3の表示部6に対面する一面(図2では下面)には、図3に示すように、キー入力部8が設けられている。このキー入力部8は、文字キー、カーソルキー、機能キーなどの電子辞書に必要な各種のキーを備えている。また、ケースヒンジ部5は、図2に示すように、第1ケース3の一方の長辺部における両側に設けられた一対の円筒部5aと、これに対応する第2ケース4の長辺部における中間部に設けられた円筒部5bとを備え、第1ケース3の一対の円筒部5a間に第2ケース4の円筒部5bを配置させた状態で、一対の円筒部5aと円筒部5bとを回動可能に連結した構成になっている。
これにより、第1、第2ケース3、4は、図2および図3に示すように、ケースヒンジ部5を中心に回動して閉じられると、表示部6とキー入力部8とが互いに反対側を向いた背中合わせの状態で重なり合い、図2に示すように、第1ケース3の表示部6が上面側に位置し、第2ケース4のキー入力部8が下面側に位置するように構成されている。また、第1、第2ケース3、4は、ケースヒンジ部5を中心にほぼ240度、回動して開くと、図3に示すように、その回動が停止されて第1ケース3の表示部6と第2ケース4のキー入力部8とが同じ上面側を向いて露出し、第1ケース3が第2ケース4に対し傾斜した状態で起立するように構成されている。
一方、カバー部材2は、図1および図2に示すように、第1ケース3を引き出し可能に収納する第1カバー部10と、第2ケース4を引き出し可能に収納する第2カバー部11と、第1、第2カバー部10、11を回動可能に連結するカバーヒンジ部12とを備え、カバーヒンジ部12を中心に第1、第2カバー部10、11が回動して重なり合い、この重なり合った第1、第2カバー部10、11内に第1、第2ケース3、4が背中合わせに重なった状態で収納されるときに、ケースヒンジ部5がカバーヒンジ部12と反対側(図1では手前側)に配置されて収納されるように構成されている。
この場合、第1カバー部10は、図1および図2に示すように、第1ケース3の表示部6側の上面に対応する上面部10aと、第1ケース3の左右両側面に対応する側面部10bとを備えている。上面部10aは、図1に示すように、第1ケース3のケースヒンジ部5および第1ケース3の操作キー7が露出する大きさに形成されているほか、この上面部10aには、第1ケース3の表示部6に対応する表示開口部13が設けられている。また、両側の各側面部10bには、図2に示すように、第1ケース3の両側面におけるケースヒンジ部5と反対側の端部に設けられた第1ガイド突起14を移動可能にガイドする第1ガイド溝15が第1ケース3の引き出し方向に沿って設けられている。
第2カバー部11は、図1および図2に示すように、第2ケース4のキー入力部8側の下面に対応する下面部11aと、第2ケース4の左右両側面に対応する側面部11bとを備えている。下面部11aは、図2において第2ケース4の下面側に位置するキー入力部8の表面全体を覆うと共に、第2ケース4のケースヒンジ部5が露出する大きさに形成されている。また、両側の各側面部11bには、図2に示すように、第2ケース4の両側面におけるケースヒンジ部5と反対側の端部に設けられた第2ガイド突起16を移動可能にガイドする第2ガイド溝17が第2ケース4の引き出し方向に沿って設けられている。
カバーヒンジ部12は、図1および図2に示すように、第1カバー部10の各側面部10bの端部、つまり第1ケース3のケースヒンジ部5と反対側に位置する各側面部10bの端部に設けられた各ヒンジ軸18と、第2カバー部11の各側面部11bの端部、つまり第2ケース4のケースヒンジ部5と反対側に位置する各側面部11bの端部に設けられた各円板部19とからなり、この円板部19にヒンジ軸18が回転可能に挿入する連結孔(図示せず)が設けられ、この円板部19の連結孔に挿入されて軸支されたヒンジ軸18を中心に第1、第2カバー部10、11が回動して開閉するように構成されている。
次に、この電子辞書の作用について、図1〜図8を参照して説明する。
まず、図1に示すように、機器ケース1をカバー部材2に組み込む。このときには、図2に示すように、機器ケース1のケースヒンジ部5を中心に第1、第2ケース3、4を回動させて背中合わせに重ねる。つまり、第1ケース3の表示部6を上面側に向け、第2ケース4のキー入力部8を下面側に向けた状態で重ね合わせる。また、カバー部材2は、カバーヒンジ部12を中心に第1、第2カバー部10、11を回動させて互いに重ね合わせる。この状態で、第1、第2ケース3、4のケースヒンジ部5と反対側に位置する端部側を第1、第2カバー部10、11のカバーヒンジ部12と反対側から第1、第2カバー部10、11内に挿入する。
このときには、第1、第2ケース3、4の両側部に設けられた第1、第2ガイド突起14、16を第1、第2カバー部10、11の各側面部10b、11bに設けられた第1、第2ガイド溝15、17にそれぞれ挿入してカバーヒンジ部12側に向けて移動させ、第1、第2ガイド突起14、16をカバーヒンジ部12側の1、第2ガイド溝15、17の各端部に当接させる。これにより、図1に示すように、機器ケース1のケースヒンジ部5がカバー部材2のカバーヒンジ部12と反対側に露出した状態で、第1、第2ケース3、4が第1、第2カバー部10、11内に引き出し可能に収納される。
この状態では、図1に示すように、第1ケース3の表示部6が第1カバー部10の表示開口部13に対応して露出する共に、第1ケース3の上面における縁部に設けられた複数の操作キー7が第1カバー部10で覆われることなく外部に露出する。また、第2ケース4のキー入力部8は、第2カバー部11で覆われて保護される。また、機器ケース1のケースヒンジ部5は、図1に示すように、カバー部材2のカバーヒンジ部12と反対側に位置する第1、第2カバー部10、11から外部に露出する。このため、この状態では、機器ケース1を掌に載せた状態で、第1ケース1の操作キー7を操作して、第1ケース3の表示部6に文庫本などの情報を表示させて見ることができる。
また、機器ケース1を開いて使用する場合には、まず、図4に示すように、機器ケース1のケースヒンジ部5をカバー部材2内から引き出す。このときには、第1、第2ケース3、4の各側面に設けられた第1、第2ガイド突起14、16が第1、第2カバー部10、11の各側面部10b、11bに設けられた第1、第2ガイド溝15、17に沿って移動する。そして、図5に示すように、第1、第2ガイド突起14、16がカバーヒンジ部12と反対側に位置する第1、第2ガイド溝15、17の各端部に当接すると、第1、第2ケース3、4が第1、第2カバー部10、11から引き出される動作が停止する。
この状態で、図6に示すように、第1、第2ケース3、4のケースヒンジ部5を中心に第1、第2ケース3、4を回動させて開くと、これに伴って第1、第2カバー部10、11もカバーヒンジ部12を中心に回動して開く。そして、図7に示すように、第1、第2ケース3、4をほぼ90度に開くと、これに伴って第1、第2カバー部10、11もほぼ90度に開き、ケースヒンジ部5とカバーヒンジ部12とが対角線上に位置して、全体がほぼ四角形の筒状の状態になる。
そして、第1、第2ケース3、4を更に開くと、図8に示すように、第1、第2カバー部10、11も更に開く。すなわち、第1、第2ケース3、4をほぼ180度に開くと、図8に示すように、第1ケース3の表示部6と第2ケース4のキー入力部8とが同じ上面側を向くと共に、第1、第2カバー部10、11もほぼ180度に開く。このときには、ケースヒンジ部5とカバーヒンジ部12とが互いに接近すると共に、第1、第2ケース3、4の各裏面が第1、第2カバー部10、11の各内面に対面して相互に接近する。
この状態で、第1、第2ケース3、4がほぼ240度に開くと、図3に示すように、第1ケース3が第2ケース4に対し傾斜した状態で起立し、ケースヒンジ部5とカバーヒンジ部12とが対応して、第1、第2ケース3、4の各裏面に第1、第2カバー部10、11の各内面が密着する。このときには、図3に示すように、第1ケース3の表示部6が第2ケース4のキー入力部8に対し傾斜した状態で、表示部6とキー入力部8との両者が同じ上面側を向いて露出するので、キー入力部8を操作しながら表示部6に表示された情報を見ることができ、これにより電子辞書として良好に使用することができる。
このように、この電子辞書によれば、ケースヒンジ部5を中心に第1、第2ケース3、4を回動させて開き、表示部6とキー入力部8とを同じ面側に向けて露出させると、キー入力部8を操作して表示部6に辞書などの情報を表示させることができ、これにより電子辞書として良好に使用することができる。また、ケースヒンジ部5を中心に第1、第2ケース3、4を回動させて背中合わせに重ねると、表示部6に表示された文庫本などの情報を見ることができると共に、コンパクトに携帯することができ、且つこのときにカバー部材2でキー入力部8が覆われるので、キー入力部8をカバー部材2で保護することができ、これにより第1、第2ケース3、4を重ね合わせても、第2ケース4のキー入力部8を保護した状態で第1ケース3の表示部6に表示された情報を見ることができる。
この場合、カバー部材2は、第1ケース3を引き出し可能に収納する第1カバー部10と、第2ケース4を引き出し可能に収納する第2カバー部11と、第1、第2カバー部10、11を回動可能に連結するカバーヒンジ部12とを備え、このカバーヒンジ部12を中心に第1、第2カバー部10、11を回動させて重ね合わせ、この第1、第2カバー部10、11内に第1、第2ケース3、4を背中合わせに重ねた状態で収納するときに、ケースヒンジ部5をカバーヒンジ部12と反対側に配置することにより、第1ケース3の表示部6が第1カバー部10に設けられた表示開口部13に対応して露呈すると共に、第2ケース4のキー入力部8が第2カバー部11で覆い隠されるので、第1、第2ケース3、4を重ね合わせても、キー入力部8を確実に保護した状態で表示部6に表示された情報を良好に見ることができ、これにより機器ケース1を掌に載せて良好に使用することができる。
また、重なり合った第1、第2ケース3、4のケースヒンジ部5側を第1、第2カバー部10、11内から引き出して、ケースヒンジ部5を中心に第1、第2ケース3、4を回動させて開くと、これに伴って第1、第2カバー部10、11がカバーヒンジ部12を中心に回動して開き、第1ケース3の表示部6と第2ケース4のキー入力部8とが同じ面側を向いて露出すると、第1、第2カバー部10、11も第1、第2ケース3、4とほぼ同じ状態に開いて第1、第2ケース3、4の裏面側に配置されるので、第1、第2ケース3、4および第1、第2カバー部10、11の開閉操作が簡単で容易にでき、且つカバー部材2が邪魔にならず、良好にキー入力部8を操作して表示部6に情報を表示させることができると共に、機器ケース1を折り畳んでコンパクトに携帯することができる。
特に、このカバー部材2では、第1カバー部10の各側面部10bに第1ケース3の第1ガイド突起14をガイドする第1ガイド溝15が第1ケース3の引き出し方向に沿って設けられ、第2カバー部11の各側面部11bに第2ケース4の第2ガイド突起16をガイドする第2ガイド溝17が第2ケース4の引き出し方向に沿って設けられていることにより、第1、第2ケース3、4を背中合わせに重ねた状態で第1、第2カバー部10、11から引き出すとき、また第1、第2カバー部10、11に収納するときに、第1、第2ガイド突起14、16が第1、第2ガイド溝15、17に沿ってガイドされるので、円滑に第1、第2ケース3、4を第1、第2カバー部10、11に対しスライドさせることができる。
また、第1、第2ケース3、4を第1、第2カバー部10、11から引き出したときに、第1、第2ガイド突起14、16が第1、第2ガイド溝15、17の各端部に当接して第1、第2ケース3、4が第1、第2カバー部10、11から抜け出さないように係止することができる。このため、この状態でケースヒンジ部5を中心に第1、第2ケース3、4を回動させて開くことができるので、これに伴ってカバーヒンジ部12を中心に第1、第2カバー部10、11を円滑に且つ良好に回動させて開くことができる。これにより、第1、第2ケース3、4から第1、第2カバー部10、11を取り外す必要がなく、第1、第2ケース3、4および第1、第2カバー部10、11を容易に開閉することができるので、使い勝手が良い。
(実施形態2)
次に、図9〜図11を参照して、この発明を電子辞書に適用した実施形態2について説明する。なお、図1〜図8に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
この電子辞書は、カバー部材20の構造が実施形態1と異なり、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構造になっている。すなわち、このカバー部材20は、実施形態1と同様、第1、第2ケース3、4を背中合わせに重ねた状態で、第1ケース3を覆う第1カバー部21と、第2ケース4を覆う第2カバー部22と、この第1、第2カバー部21、22を回動可能に連結するカバーヒンジ部23とを備えている。
この場合にも、第1カバー部21は、第1ケース3の表示部6側の上面に対応する上面部21aと、第1ケース3の左右両側面に対応する側面部21bとを備えている。上面部21aは、図9に示すように、第1ケース3のケースヒンジ部5および第1ケース3の操作キー7が露出する大きさに形成されており、この上面部21aには、第1ケース3の表示部6に対応する表示開口部24が設けられている。また、第2カバー部22は、第2ケース4のキー入力部8側の下面に対応する下面部22aと、第2ケース4の左右両側面に対応する側面部22bとを備えており、下面部22aは、図9において第2ケース4の下面側に位置するキー入力部8の表面全体を覆う大きさに形成されている。
カバーヒンジ部23は、図9〜図11に示すように、第1カバー部21の各側面部21bの端部、つまり第1ケース3のケースヒンジ部5と反対側に位置する各側面部21bの端部に設けられた各ヒンジ軸25と、第2カバー部22の各側面部22bの端部、つまり第2ケース4のケースヒンジ部5と反対側に位置する各側面部22bの端部に設けられた各円板部26とからなり、この円板部26にヒンジ軸25が回転可能に挿入する連結孔26aが設けられ、この円板部26の連結孔26aに挿入して軸支されたヒンジ軸25を中心に第1、第2カバー部10、11が回動するように構成されている。
この場合、第1カバー部21の各側面部21bにおけるカバーヒンジ部12と反対側に位置する各端部には、係合凸部27が第2カバー部22の各側面部22bに対向してそれぞれ設けられており、また第2カバー部22の各側面部22bにおけるカバーヒンジ部12と反対側に位置する各端部には、第1カバー部21の各側面部21bに設けられた各係合凸部27が係脱可能に係合する係合凹部28がそれぞれ設けられている。これにより、第1、第2カバー部21、22は、カバーヒンジ部12を中心に回動して互いに重なり合ったときに、第1カバー部21の各係合凸部27が第2カバー部22の各係合凹部28に係合することにより、第1、第2カバー部21、22が勝手に開かないように構成されている。
次に、この電子辞書の作用について、図9〜図11を参照して説明する。
まず、図9に示すように、機器ケース1をカバー部材20に組み込む。このときには、機器ケース1のケースヒンジ部5を中心に第1、第2ケース3、4を回動させて背中合わせに重ねる。つまり、第1ケース3の表示部6を上面側に向け、第2ケース4のキー入力部8を下面側に向けた状態で重ね合わせる。また、カバー部材20は、図10に示すように、カバーヒンジ部23を中心に第1、第2カバー部21、11を回動させて所定角度に開く。
この状態で、機器ケース1のケースヒンジ部5をカバーヒンジ部23と反対側に向けて、第1ケース3を第1カバー部21に取り付ける。そして、第2カバー部22を閉じると、図9に示すように、第2カバー部22が第2ケース4のキー入力部8を覆って第2ケース4に装着し、第1カバー部21の各係合凸部27が第2カバー部22の各係合凹部28に係合する。これにより、第1、第2カバー部21、22が勝手に開かないように係止され、機器ケース1のケースヒンジ部5がカバー部材20のカバーヒンジ部23と反対側に位置した状態で、第1、第2ケース3、4が第1、第2カバー部21、22に収納される。
このときには、図9に示すように、第1ケース3の表示部6が第1カバー部21の表示開口部24に対応して露出する共に、第1ケース3の上面における縁部に設けられた操作キー7が第1カバー部21で覆われることなく外部に露出する。また、第2ケース4のキー入力部8は、第2カバー部22で覆われて保護される。また、機器ケース1のケースヒンジ部5は、図9に示すように、カバー部材20のカバーヒンジ部23と反対側に位置する第1、第2カバー部21、22から外部に露出する。このため、この状態では、機器ケース1を掌に載せた状態で、第1ケース1の操作キー7を操作して、第1ケース3の表示部6に文庫本などの情報を表示させて見ることができる。
また、機器ケース1を開いて使用する場合には、まず、図10に示すように、カバー部材20のカバーヒンジ部23を中心に第2カバー部22を第1カバー部21に対し相対的に回動させると共に、第1カバー部21の各係合凸部27と第2カバー部22の各係合凹部28との係合を解除して開き、この第2カバー部22を第2ケース4から離間させる。この状態で、図10に示すように、機器ケース1のケースヒンジ部5を中心に第1、第2ケース3、4を回動させて開く。そして、図11に示すように、第1、第2ケース3、4がほぼ180度に開くと、第1ケース3の表示部6と第2ケース4のキー入力部8とが同じ上面側を向いて露出する。
この状態で、図11に示すように、カバー部材20のカバーヒンジ部23を中心に第2カバー部22を回動させて閉じ、第1カバー部21の各係合凸部27を第2カバー部22の各係合凹部28に係合させると、第1、第2カバー部21、22が勝手に開かないように係止されて、第1ケース3の裏面に第2カバー部22の内面が対面して配置される。このときには、図11に示すように、第1ケース3の表示部6と第2ケース4のキー入力部8とが、同じ上面側を向いて露出しているので、キー入力部8を操作しながら表示部6に表示された情報を見ることができ、これにより電子辞書として良好に使用することができる。
このように、この電子辞書によれば、実施形態1と同様、第1、第2ケース3、4を開いて表示部6とキー入力部8とを同じ面側に向けて露出させると、キー入力部8を操作して表示部6に辞書などの情報を表示させて使用することができる。また、第1、第2ケース3、4を背中合わせに重ねると、第1ケース3の表示部6に表示された文庫本などの情報を見ることができると共に、コンパクトに携帯することができ、且つこのときにカバー部材2で第2ケース4のキー入力部8が覆われるので、キー入力部8をカバー部材2で保護することができる。これにより、第1、第2ケース3、4を重ね合わせても、キー入力部8を保護した状態で表示部6に表示された情報を見ることができる。
この場合、カバー部材20は、第1ケース3を覆う第1カバー部21と、第2ケース4を覆う第2カバー部22と、第1、第2カバー部21、22を回動可能に連結するカバーヒンジ部23とを備え、カバーヒンジ部23を中心に第1、第2カバー部21、22を回動させて重ね合わせ、この第1、第2カバー部21、22内に第1、第2ケース3、4を背中合わせに重ねた状態で収納するときに、ケースヒンジ部5をカバーヒンジ部23と反対側に配置することにより、第1ケース3の表示部6が第1カバー部21の表示開口部24に対応して露出すると共に、第2ケース4のキー入力部8が第2カバー部22で覆われるので、実施形態1と同様、第1、第2ケース3、4を重ね合わせても、キー入力部8を確実に保護して表示部6表示された情報を見ることができ、これにより機器ケース1を掌に載せて良好に使用することができる。
また、カバーヒンジ部23を中心に第2カバー部22を回動させて開くと共に、機器ケース1のケースヒンジ部5を中心に第1、第2ケース3、4を回動させて開くことにより、第1ケース3の表示部6と第2ケース4のキー入力部8とを同じ面側に向けて露出させることができる。また、この状態では、第2カバー部22を回動させて閉じると、第2カバー部22が第1ケース3の裏面側に配置されるので、実施形態1と同様、第1、第2ケース3、4および第1、第2カバー部21、22の開閉操作が簡単で容易にでき、且つカバー部材20が邪魔にならず、良好にキー入力部8を操作して表示部6に情報を表示させることができると共に、機器ケース1を折り畳んでコンパクトに携帯することができ、これにより使い勝手の良いものを得ることができる。
(実施形態3)
次に、図12〜図17を参照して、この発明を電子辞書に適用した実施形態3について説明する。この場合にも、図1〜図8に示された実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明する。
この電子辞書は、機器ケース1の第1、第2ケース3、4が二軸のケースヒンジ部30によって回動可能に連結されて背中合わせに重なり合うと共に、第1ケース3の表示部6と第2ケース4のキー入力部8とが対面して重なり合う構成で、且つカバー部材31が第1ケース3と第2ケース4との一方に着脱可能に取り付けられるように構成されている。
すなわち、この機器ケース1のケースヒンジ部30は、図12〜図17に示すように、第2ケース4の上辺部の中間部に設けられた第1円筒部32と、この第1円筒部32の両端部に回動可能に取り付けられた一対の第2円筒部33と、この一対の第2円筒部33に回転自在に取り付けられて第1ケース3の両端部に回動可能に取り付けられた各連結軸34とを備え、これにより第1、第2ケース3、4を回動可能に連結し、第1ケース3が第2円筒部33と連結軸34との二軸を中心に回動して第2ケース4に対し開閉するように構成されている。
従って、この機器ケース1は、図12に示すように、第1、第2ケース3、4が表示部6とキー入力部8とを対面させた状態で互いに重なり合い、この状態でケースヒンジ部30を中心に第1、第2ケース3、4が回動して開くと、図13に示すように、表示部6とキー入力部8とが同じ上面側を向いて露出し、更にケースヒンジ部30を中心に第1、第2ケース3、4が回動して開くと、図14および図15に示すように、キー入力部8が上面側を向き、表示部6が下面側を向いて第1、第2ケース3、4が背中合わせに重なり、これを上下反転させると、図16に示すように、表示部6が上面側を向き、キー入力部8が下面側を向くように構成されている。
一方、カバー部材31は、図12および図13に示すように、通常は表示部6と反対側に位置する第1ケース3の上面に着脱可能に取り付けられて、第1ケース3の上面および第1ケース3の各側面を覆うように構成されている。また、このカバー部材31は、図15に示すように、第1、第2ケース3、4を背中合わせに重ね合わせるときに、第1ケース3から取り外されて第2ケース4のキー入力部8の表面側を覆った状態で第2ケース4に取り付けられるように構成されている。
このような電子辞書によれば、第1、第2ケース3、4が二軸のケースヒンジ部30によって回動可能に連結されているので、図12に示すように、第1ケース3の表示部6と第2ケース4のキー入力部8とを対面させた状態で第1、第2ケース3、4を重ね合わせることができ、またケースヒンジ部30を中心に回動させて開くと、図13に示すように、第1ケース3の表示部6と第2ケース4のキー入力部8とを同じ上面側に向けて露出させることができるほか、ケースヒンジ部30を中心に更に回動させると、図16に示すように、第1ケース3の表示部6を上面側に向け、第2ケース4のキー入力部8を下面側に向けて第1、第2ケース3、4を背中合わせに重ねることができる。
従って、この電子辞書では、カバー部材31が、第1ケース1における表示部6と反対側の裏面に着脱可能に取り付けられ、第1、第2ケース3、4を背中合わせに重ねるときに、図15に示すように、第1ケース3から取り外されて第2ケース4に取り付けられることにより、キー入力部8を覆うので、実施形態1と同様、第1、第2ケース3、4を重ね合わせても、キー入力部8を確実に保護して表示部6に表示された情報を見ることができる。このため、この電子辞書においても、機器ケース1を掌に載せて良好に使用することができる。
また、第1、第2ケース3、4を開いて第1ケース3の表示部6と第2ケース4のキー入力部8とを同じ面側に向けて使用するときには、カバー部材31を第1ケース3の裏面に取り付けることができるので、カバー部材31が邪魔にならず、良好にキー入力部8を操作して表示部6に情報を表示させて使用することができる。この場合、第1、第2ケース3、4は、表示部6とキー入力部8とを互いに対面させて重ね合わせることができるので、この状態で携帯すれば、第1、第2ケース3、4によって表示部6とキー入力部8とを保護した状態で良好に携帯することができる。
なお、上記実施形態1〜3では、電子辞書に適用した場合について述べたが、これに限らず、例えば携帯電話機やPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)などの折り畳み式の携帯型電子機器に広く適用することができる。
この発明を適用した電子辞書の外観斜視図である。(実施形態1) 図1の分解斜視図である。 図1の電子辞書を開いて使用する状態を示した斜視図である。 図1の状態で第1、第2ケースをカバー部材から引き出す状態を示した斜視図である。 図4の状態で第1、第2ケースをカバー部材から更に引き出した状態を示した斜視図である。 図5の状態で第1、第2ケースを回動させて開き始めた状態を示した斜視図である。 図6の状態で第1、第2ケースを更に回動させてほぼ90度に開いた状態を示した斜視図である。 図7の状態で第1、第2ケースをほぼ180度回動させて開いた状態を示した斜視図である。 この発明を適用した電子辞書の外観斜視図である。(実施形態2) 図9のカバー部材の第2カバー部を第1カバー部に対し回動させて開き、第2ケースを第1ケースに対し回動させて少し開いた状態を示した斜視図である。 図10の状態で第1、第2ケースをほぼ180度に開いて第2カバー部を閉じた状態を示した斜視図である。 この発明を適用した電子辞書の外観斜視図である。(実施形態3) 図12の電子辞書を開いて表示部とキー入力部とを同じ面側に向けた状態を示した斜視図である。 図13の状態で第1ケースを更に回動させて第2ケースの下面に重ねた状態を示した斜視図である。 図14の状態で第2ケースにカバー部材を取り付けてキー入力部を覆う状態を示した分解斜視図である。 図15の状態の電子辞書を上下反転させた状態を示した斜視図である。 図12のケースヒンジ部を示した拡大側面図である。
符号の説明
1 機器ケース
2、20、31 カバー部材
3 第1ケース
4 第2ケース
5、30 ケースヒンジ部
6 表示部
7 操作キー
8 キー入力部
10、21 第1カバー部
11、22 第2カバー部
12、23 カバーヒンジ部
13、24 表示開口部
14 第1ガイド突起
15 第1ガイド溝
16 第2ガイド突起
17 第2ガイド溝
18 ヒンジ軸
19 円板部

Claims (8)

  1. 表示部を有する第1ケースと、
    キー入力部を有する第2ケースと、
    前記第1、第2ケースを回動可能に連結するケースヒンジ部と、
    このケースヒンジ部を中心に前記第1、第2ケースを回動させて背中合わせに重ねた状態で前記第2ケースの前記キー入力部を覆うカバー部材と
    を備えたことを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 前記カバー部材は、前記第1ケースの前記表示部に対応する表示開口部を有して前記第1ケースを引き出し可能に収納する第1カバー部と、前記第2ケースを引き出し可能に収納する第2カバー部と、前記第1、第2カバー部を回動可能に連結するカバーヒンジ部とを備え、前記カバーヒンジ部を中心に回動して重ね合わされた前記第1、第2カバー部内に、前記第1、第2ケースが背中合わせに重なった状態で収納されたときに、前記ケースヒンジ部が前記カバーヒンジ部と反対側に配置されて、前記第1カバー部の前記表示開口部が前記第1ケースの前記表示部に対応すると共に、前記第2カバー部が前記第2ケースの前記キー入力部を覆うことを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。
  3. 前記第1、第2ケースは、背中合わせに重なった状態で前記第1、第2カバー部内に収納され、この状態で前記ケースヒンジ部側を前記第1、第2カバー部から引き出して、前記ケースヒンジ部を中心に前記第1、第2ケースを回動させて開くと、これに伴って前記第1、第2カバー部が前記カバーヒンジ部を中心に回動して開き、前記第1ケースの前記表示部と前記第2ケースの前記キー入力部とが同じ面側を向いて露出すると、前記第1、第2カバー部が前記表示部と前記キー入力部との反対側に位置する前記第1、第2ケースの裏面側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の携帯型電子機器。
  4. 前記第1カバー部には、前記第1ケースに設けられた第1ガイド部をガイドする第1ガイド溝が前記第1ケースの引き出し方向に沿って設けられ、前記第2カバー部には、前記第2ケースに設けられた第2ガイド部をガイドする第2ガイド溝が前記第2ケースの引き出し方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の携帯型電子機器。
  5. 前記カバー部材は、前記第1ケースの前記表示部に対応する表示開口部を有して前記第1ケース覆う第1カバー部と、前記第1ケースに背中合わせに重なった前記第2ケースを覆う第2カバー部と、前記第1、第2カバー部を回動可能に連結するカバーヒンジ部とを備え、前記カバーヒンジ部を中心に回動して重ね合わされた前記第1、第2カバー部内に、前記第1、第2ケースが背中合わせに重なった状態で収納されたときに、前記ケースヒンジ部が前記カバーヒンジ部と反対側に配置されて、前記第1カバー部の前記表示開口部が前記第1ケースの前記表示部に対応すると共に、前記第2カバー部が前記第2ケースの前記キー入力部を覆うことを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。
  6. 前記第1、第2ケースは、背中合わせに重なった状態で前記第1、第2カバー部内に収納され、この状態で前記カバーヒンジ部を中心に前記第1、第2カバー部を回動させて開くと共に、前記ケースヒンジ部を中心に前記第2ケースを回動させて開くと、前記第1ケースの前記表示部と前記第2ケースの前記キー入力部とが同じ面側を向いて露出し、この状態で前記第2カバー部を閉じると、前記第2カバー部が前記表示部と反対側に位置する第1ケースの裏面側に配置されることを特徴とする請求項5に記載の携帯型電子機器。
  7. 前記カバー部材は、前記第1ケースにおける前記表示部と反対側の裏面に着脱可能に取り付けられ、前記ケースヒンジ部を中心に前記第1、第2ケースを回動させて背中合わせに重ねるときに、前記第1ケースから取り外されて前記第2ケースに取り付けられることにより、前記キー入力部を覆うことを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。
  8. 前記第1ケースには、前記表示部を操作するための複数の操作キーが前記カバー部材から外部に露出して設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の携帯型電子機器。
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