JP2006336144A - カップワイヤーの端部キャップ、および、カップを備えた衣料 - Google Patents

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匡幸 森田
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Abstract

【課題】衣料にカップワイヤーを備えさせるにあたり、端部キャップがそれを邪魔することがなく、また、この作業を行い易く、しかも、こうした衣料装着者に対して端部キャップが格別の違和感を感じさせることがないようにする。
【解決手段】)一端を解放させた細長いスリーブ部分10と、このスリーブ部分10の他端から先に突き出す中実の末端部分11とを有している。断面形状を扁平形状とする。末端部分11は、この末端部分11の先端とスリーブ部分10との間において、最幅広部分11aを有すると共に、この最幅広部分11aから末端部分11の先端に向かうに連れて次第に幅狭となり、かつ、この最幅広部分11aからスリーブ部分10の側に向かうに連れて次第に幅狭となるように構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、ブラジャーなどのカップを備えた衣料におけるカップワイヤーのワイヤー端部にはめ付けられて用いられる端部キャップの改良、および、この端部キャップをワイヤー端部にはめ付けられたカップワイヤーを備えて構成される衣料に関する。
先端部に複数の周溝を備えた合成樹脂製のカップワイヤーキャップがある。(特許文献1参照)しかるに、例えばブラジャーにあってはカップの下側隆起基部に沿って形成された筒状挿入部に対しキャップを先にしてカップワイヤーを入れ込ませることになるが、このように構成されたキャップの先端部は不規則に変形するため、この筒状挿入部の内壁に先端部が引っかかり易く、こうした入れ込み作業に難を生じさせることが少なくなかった。かかるキャップの先端部の剛性を高くすればこうした不具合は減少されるが、そうしてしまうとブラジャーなどの装着者にキャップに起因した違和感を感じさせてしまう。こうしたことから、本出願人らは先に特許文献2にかかる端部キャップを提案しているところである。
実用新案登録第3092472号公報 特願2004−53862号
この発明が解決しようとする主たる問題点は、カップを備えた衣料にカップワイヤーを備えさせるにあたり、端部キャップがそれを邪魔することがなく、また、この作業を行い易く、しかも、こうした衣料装着者に対して端部キャップが格別の違和感を感じさせることがないようにする点にある。
また、カップを備えた衣料にあっては、カップワイヤーを備え付けやすく、かつ、備え付けられたカップワイヤーが衣料装着者に対して格別の違和感を感じさせることがないようにする点にある。
前記問題点を解決するために、この発明にあっては、カップワイヤーの端部キャップが以下の(1)〜(6)の構成を備えたものとした。
(1)ブラジャーなどのカップを備えた衣料におけるカップワイヤーのワイヤー端部にはめ付けられる可撓性を備えた端部キャップであって、
(2)一端を解放させた細長いスリーブ部分と、このスリーブ部分の他端から先に突き出す中実の末端部分とを有していると共に、
(3)幅広の表面と幅広の裏面とを有する幅方向に沿った断面形状を扁平形状とするように構成されており、
(4)スリーブ部分は、解放された一端から、このスリーブ部分における表面と裏面とを離れ出させる向きに弾性変形させながらワイヤー端部を受け入れてこのワイヤー端部にはめ付くようになっており、
(5)しかも、末端部分が、この末端部分の先端とスリーブ部分との間において、最幅広部分を有すると共に、
(6)端部キャップのこの箇所は、この最幅広部分から末端部分の先端に向かうに連れて次第に幅狭となり、かつ、この最幅広部分からスリーブ部分の側に向かうに連れて次第に幅狭となるように構成されている。
かかる端部キャップは、先ず、そのスリーブ部分の解放された一端側からこのスリーブ部分にワイヤー端部を入れ込ませることにより、このワイヤー端部にワンタッチではめ付けることができる。
端部キャップは可撓性を有し、かつ、スリーブ部分の先に中実の末端部分を有することから、衣料装着者にカップワイヤーのワイヤー端部が身体に突き当てられるような感触を与えないようにすることができる。
また、端部キャップは、幅広の表面と幅広の裏面とを有し、末端部分はこの幅広の両面のいずれかの側を屈曲内側としては撓み易いが、この幅広の両面間にある厚さとなる両側面のいずれかの側を屈曲内側としては撓み難い。衣料に予め形成されたカップワイヤーの筒状挿入部にカップワイヤーを入れ込ませる場合には、端部キャップを先にしてこの挿入がなされることとなるが、端部キャップの末端部分はこのように撓みやすい方向と撓みがたい方向とをもっていることから、この挿入にあたり末端部分が不規則に撓んでこの挿入の妨げとなる事態を生じさせることがない。すなわち、カップの前方に端部キャップの幅広の表面、あるいは、裏面が向けられた状態で前記筒状挿入部にカップワイヤーを入れ込ませるようにすれば、こうした筒状挿入部の上下内壁に末端部分が変形して突き当たることがなく、この挿入作業を円滑に行うことができる。
また、末端部分には前記のように構成された最幅広部分が形成されていることから、衣料に予め形成されたカップワイヤーの筒状挿入部へのカップワイヤーの入れ込みを可能としながら、カップワイヤーを入れ込ませた後は、この最幅広部分を筒状挿入部の内壁に接触させることによって、簡単にはこの筒状挿入部からカップワイヤーが抜け出さないようにすることができる。
前記末端部分の表面側と裏面側とにそれぞれ、末端部分の長さ方向に沿った溝状凹所を形成させておくと共に、この溝状凹所の溝幅を末端部分のどの位置においても末端部分の幅寸法の半分よりも大きくさせるようにしておくこともある。
このようにした場合、かかる末端部分に、最低限の剛性を付与しながら、できる限り撓み易いようにすることができる。
また、前記末端部分におけるスリーブ部分との連接側に、末端部分の表面側から裏面側に向けて窪む凹所を形成させておき、端部キャップを樹脂成形する際のゲートをこのこの凹所の底に位置させるようにして射出成形により端部キャップを構成させるようにしておくこともある。
このようにした場合、端部キャップはかかる凹所の底にゲートが位置されるようにして成形されることから、成形された端部キャップにゲートによって不要な突起などが残された場合でも、これを完全に取り除かなくともこうした突起が衣料装着者の身体に違和感を与えることがないようにできる。
また、前記問題点を解決するために、この発明にあっては、カップを備えた衣料を、前記端部キャップをワイヤー端部にはめ付けたカップワイヤーを、カップの下側隆起基部に沿って形成されたカップワイヤーの筒状挿入部に対し、端部キャップの幅広の表面をカップの前方に向けた状態で挿通するようにして構成されているものとした。
かかる衣料にあっては、前記カップワイヤーにはめ付けられた端部キャップが可撓性を有し、かつ、スリーブ部分の先に中実の末端部分を有することから、衣料装着者にカップワイヤーのワイヤー端部が身体に突き当てられるような感触を与えない。
また、端部キャップは、幅広の表面と幅広の裏面とを有し、末端部分はこの幅広の両面のいずれかの側を屈曲内側としては撓み易いが、この幅広の両面間にある厚さとなる両側面のいずれかの側を屈曲内側としては撓み難い。衣料に予め形成されたカップワイヤーの筒状挿入部にカップワイヤーを入れ込ませる場合には、端部キャップを先にしてこの挿入がなされることとなるが、端部キャップの末端部分はこのように撓みやすい方向と撓みがたい方向とをもっていることから、この挿入にあたり末端部分が不規則に撓んでこの挿入の妨げとなる事態を生じさせることがない。すなわち、カップワイヤーは、カップの前方に端部キャップの幅広の表面が向けられた状態で前記筒状挿入部に入れ込まれることから、こうした筒状挿入部の上下内壁に末端部分が変形して突き当たることがなく、この挿入作業を円滑に行なえる。
さらに、カップの前方に端部キャップの幅広の表面が向けられた状態で前記筒状挿入部にカップワイヤーが入れ込まれていることから、衣料装着者の身体に端部キャップが違和感を与えるといった事態をほとんど生じさせることがない。
この発明にかかる端部キャップにあっては、カップを備えた衣料にカップワイヤーを備えさせるにあたり、端部キャップがそれを邪魔することがなく、また、この作業を行い易く、しかも、こうした衣料装着者に対して端部キャップが格別の違和感を感じさせることがない。
また、この発明にかかるカップを備えた衣料にあっては、カップワイヤーを備え付けやすく、かつ、備え付けられたカップワイヤーが衣料装着者に対して格別の違和感を感じさせることがない。
以下、図1ないし図12に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、ここで図1は、実施の形態にかかる端部キャップ1をその幅広の表面12側から見た状態として示しており、また、図2は、断面の状態として示している。また、図3は、図1における右側から見て示している。また、図4は、かかる端部キャップ1をカップワイヤー2のワイヤー端部20にはめ付けた状態を断面にして示しており、同図においてははめ付け前の端部キャップ1の輪郭を想像線で表している。また、図5ないし図9は、かかる端部キャップ1をそれぞれ幅方向に沿って断面にして示している。また、図10は、かかる端部キャップ1をカップワイヤー2の両ワイヤー端部20、20にそれぞれはめ付けた状態を示しており、また、図11は、かかるカップワイヤー2が備え付けられるブラジャー30の要部を断面にして示している。また、図12は、かかるカップワイヤー2を備えて構成されたブラジャー30の要部を斜視の状態として示している。
この実施の形態にかかる端部キャップ1は、ブラジャー30などのカップ31を備えた衣料3におけるカップワイヤー2のワイヤー端部20にはめ付けられて用いられるものである。
また、この実施の形態にかかるカップ31を備えた衣料3は、前記端部キャップ1をワイヤー端部20にはめ付けられたカップワイヤー2を備えて構成されるものである。
かかる端部キャップ1は、可撓性を備えている。かかる端部キャップ1への可撓性の付与は、かかる端部キャップ1をゴムや軟質のプラスチック材料によって構成することで確保することができる。
かかる端部キャップ1は、一端を解放させた細長いスリーブ部分10と、このスリーブ部分10の他端から先に突き出す中実の末端部分11とを有している。
また、幅広の表面12と幅広の裏面13とを有する幅方向に沿った断面形状を扁平形状とするように構成されている。
すなわち、かかる端部キャップ1は、全体として細長く、また、幅と厚さとを持つように構成されている。図示の例にあっては、かかる端部キャップ1は、その幅方向に沿った断面外郭形状を、その長さ方向に沿ったいずれの位置においても、略小判型の形状とするように構成されている。そして、前記幅広の表面12と幅広の裏面13とこの両面12、13間に厚さとなる側面14を有している。側面14は、湾曲外側を外方に向けた弧状の面として構成されている。
また、スリーブ部分10は、解放された一端から、このスリーブ部分10における表面12と裏面13とを離れ出させる向きに弾性変形させながら、ワイヤー端部20を受け入れこのワイヤー端部20にはめ付くようになっている。
図示の例では、スリーブ部分10は、その幅方向に沿った断面内郭形状を、略小判型とするように構成されている。それと共に、対向する幅広の内面10a、10a間の寸法を、このスリーブ部分10に入れ込み可能な太さを持ったカップワイヤー2のワイヤー端部20の外径よりも小さくするように構成されている。図示の例にあっては、かかるワイヤー端部20は楕円形の断面形状を持つように成形されており、このワイヤー端部20の短軸側を端部キャップ1の厚さ方向xに沿わせる向きで、スリーブ部分10に入れ込まれるようになっている。そして、図示の例では、スリーブ部分10の対向する幅広の内面10a、10a間の寸法がこのワイヤー端部20の短軸側の寸法よりも小さくなるようになっている。ワイヤー端部20は、このスリーブ部分10の内奥部に突き当たる位置まで、前記のようにスリーブ部分10を弾性変形させながら、入れ込まれるようになっている。
また、図示の例では、スリーブ部分10の他端側であって、その幅広の内面10aの一方には、幅方向略中程の位置に、スリーブ部分10の長さ方向に沿う向きに長く続くと共に、スリーブ部分10の一端側に向けられたリブ端面10cを傾斜面としたリブ状隆起部10bが形成されている。ワイヤー端部20はスリーブ部分10の他端側、つまり、内奥部側においては前記入れ込みにあたりこのリブ状隆起部10bに接しながらスリーブ部分10を押し広げるようになっており、スリーブ部分10に入れ込まれたワイヤー端部20はスリーブ部分10の奥側においてより強固にスリーブ部分10に締め付けられるようになっている。
また、図示の例にあっては、かかるスリーブ部分10における幅広の表面12側と幅広の裏面13側とにそれぞれ、三カ所づつ丸穴状を貫通孔10dが形成されている。
一方、末端部分11は、この末端部分11の先端とスリーブ部分10との間において、最幅広部分11aを有すると共に、端部キャップ1のこの箇所はこの最幅広部分11aから末端部分11の先端に向かうに連れて次第に幅狭となり、かつ、この最幅広部分11aからスリーブ部分10の側に向かうに連れて次第に幅狭となるように構成されている。図示の例では、かかる末端部分11は、その厚さとなる両側面14、14にそれぞれ、スリーブ部分10との連接側において、頂部11bを有し、端部キャップ1は、この頂部11bの前方と後方とにある側面14の一部をそれぞれ緩やかな傾斜面11cとしている。すなわち、末端部分11は、最幅広部分11aから前方を、その幅方向において先細り状となるように形成されている。また、末端部分11は、最幅広部分11aからその先端に近づくに連れて次第にその肉厚を小さくするように構成されていると共に、その先端縁を弧状縁11dとしている。
図示の例ではまた、末端部分11の前記最幅広部分11aに、末端部分11の表面12側から裏面13側に向けて窪む凹所11eが形成されており、端部キャップ1はこの端部キャップ1を樹脂成形する際のゲートをこのこの凹所11eの底に位置させるようにして射出成形により構成されている。図示の例ではかかる凹所11eは、略円形のめくら穴状をなすように構成されている。また、凹所11eは底に向かうに連れて径を小さくするように構成されている。
また、この末端部分11の表面12側と裏面13側とにはそれぞれ、この末端部分11の長さ方向に沿って長く延びる溝状凹所11fが形成されている。溝状凹所11fは、前記凹所11eと末端部分11の先端との間に亘って形成されている。図示の例では、溝状凹所11fの一端は凹所11eの外径に倣った弧状をなすように成形されており、また、溝状凹所11fの他端は末端部分11の先端に倣った弧状をなすように成形されている。この一端と他端との間においては、溝状凹所11fの両溝壁は略平行をなすように形成されている。
また、図示の例では、かかる溝状凹所11fの溝幅は、末端部分11のどの位置においても末端部分11の幅寸法の半分よりも大きくなるようになっている。これにより、図示の例では、かかる末端部分11に、最低限の剛性を付与しながら、できる限り撓み易いようにしている。
また、末端部分11の表面12側に形成された溝状凹所11fの凹所底部11gと末端部分11の裏面13側に形成された溝状凹所11fの凹所底部11gとはほぼ同寸同形をなし、また、末端部分11を表面12側あるいは裏面13側から見た場合に、いずれも一方の側の溝状凹所11fの裏側において、この一方の溝状凹所11fの凹所底部11gの輪郭線をなぞるようにして他方の溝状凹所11fの凹所底部11gの輪郭線が位置づけられるようになっている。
かかる端部キャップ1は、カップ31の下側隆起基部32に沿うように湾曲状に成形されたカップワイヤー2の両ワイヤー端部20、20にそれぞれ前記のようにはめ付けられて用いられる。そして、カップ31の下側隆起基部32に沿うように形成されたカップワイヤー2の筒状挿入部34にカップワイヤー2共々入れ込まれて用いられる。かかる筒状挿入部34は、例えば、ブラジャー30の場合には、ブラジャー30を構成するカップ下布33に筒状にした生地35を止着させることにより構成される。
かかる端部キャップ1は、先ず、そのスリーブ部分10の解放された一端側からこのスリーブ部分10にワイヤー端部20を入れ込ませることにより、このワイヤー端部20にワンタッチではめ付けることができる。
端部キャップ1は可撓性を有し、かつ、スリーブ部分10の先に中実の末端部分11を有することから、衣料装着者にカップワイヤー2のワイヤー端部20が身体に突き当てられるような感触を与えないようにすることができる。
また、端部キャップ1は、幅広の表面12と幅広の裏面13とを有し、末端部分11はこの末端部分11に形成された溝状凹所11fによってこの幅広の両面12、13のいずれかの側を屈曲内側としては撓み易いが、この幅広の両面12、13間にある厚さとなる両側面14、14のいずれかの側を屈曲内側としては撓み難い。衣料3に予め形成されたカップワイヤー2の筒状挿入部34にカップワイヤー2を入れ込ませる場合には、端部キャップ1を先にしてこの挿入がなされることとなるが、端部キャップ1の末端部分11はこのように撓みやすい方向と撓みがたい方向とをもっていることから、この挿入にあたり末端部分11が不規則に撓んでこの挿入の妨げとなる事態を生じさせることがない。すなわち、カップ31の前方に端部キャップ1の幅広の表面12、あるいは、裏面13が向けられた状態で前記筒状挿入部34にカップワイヤー2を入れ込ませるようにすれば、こうした筒状挿入部34の上下内壁36、36に末端部分11が変形して突き当たることがなく、この挿入作業を円滑に行うことができる。
また、末端部分11は先細りとなっており、かつ、その先端縁11aは弧状縁11dとなっていることから、この挿入にあたっての前記突き当たりは一層少なく、さらに、この末端部分11が衣料装着者に違和感を与えることもない。
また、図示の例では、末端部分11における溝状凹所11fの形成箇所とスリーブ部分10との間には、前記凹所11e分の間隔11hが形成されており、これにより、端部キャップ1は、入れ込まれたカップワイヤー20によって撓み難くなるスリーブ部分10とそうではない末端部分11との連接箇所に角を作ることなく、身体に突き立ち難いアールを作りながら湾曲されるようになっている。また、図示の例では、端部キャップ1の幅広の裏面13であって、前記凹所11eの背中合わせとなる位置に、円形の窪み11iが形成されており、この凹所11eの形成箇所の肉厚が厚くなりすぎないようにしてある。これは、この凹所11eの形成箇所が厚くなりすぎると、この形成箇所から先が前記のような角をこの形成箇所との間に作りながら屈曲し易くなるためである。
さらに、カップ31の前方に端部キャップ1の幅広の表面12が向けられた状態で前記筒状挿入部34にカップワイヤー2を入れ込ませるようにしておけば、衣料装着者の身体に端部キャップ1が違和感を与えるといった事態をより効果的に減少させることが可能となる。
また、末端部分11には前記のように構成された最幅広部分11aが形成されていることから、衣料3に予め形成されたカップワイヤー2の筒状挿入部34へのカップワイヤー2の入れ込みを可能としながら、カップワイヤー2を入れ込ませた後は、この最幅広部分11aを筒状挿入部34の内壁に接触させることによって、簡単にはこの筒状挿入部34からカップワイヤー2が抜け出さないようにすることができる。典型的には、かかる最幅広部分11aの幅寸法は、筒状挿入部34の内径と略等しくなるようにしておく。
また、端部キャップ1は、前記凹所11eの底にゲートが位置されるようにして成形されることから、成形された端部キャップ1にゲートによって不要な突起(ゲート残りと称される。)などが残された場合でも、これを完全に取り除かなくともこうした突起が衣料装着者の身体に違和感を与えることがないようにできる。
(カップ31を備えた衣料3)
次いで、この実施の形態にかかるカップ31を備えた衣料3は、以上に説明した端部キャップ1をワイヤー端部20にはめ付けたカップワイヤー2を、カップ31の下側隆起基部32に沿って形成されたカップワイヤー2の筒状挿入部34に対し、幅広の表面12をカップ31の前方に向けた状態で挿通するようにして構成されている。
具体的には、カップワイヤー2は、カップ31の下側隆起基部32に沿うように湾曲状に成形され、その両ワイヤー端部20、20にそれぞれ端部キャップ1がはめ付けられる。(図10)そして、かかるカップワイヤー2は、カップ31の下側隆起基部32に沿うように形成されたカップワイヤー2の筒状挿入部34に入れ込まれる。かかる筒状挿入部34は、例えば、ブラジャー30の場合には、ブラジャー30を構成するカップ下布33に筒状にした生地35を止着させることにより構成される。
かかる衣料3にあっては、前記カップワイヤー2にはめ付けられた端部キャップ1が可撓性を有し、かつ、スリーブ部分10の先に中実の末端部分11を有することから、衣料装着者にカップワイヤー2のワイヤー端部20が身体に突き当てられるような感触を与えない。
また、端部キャップ1は、幅広の表面12と幅広の裏面13とを有し、末端部分11はこの末端部分11に形成された溝状凹所11fによってこの幅広の両面12、13のいずれかの側を屈曲内側としては撓み易いが、この幅広の両面12、13間にある厚さとなる両側面14、14のいずれかの側を屈曲内側としては撓み難い。衣料3に予め形成されたカップワイヤー2の筒状挿入部34にカップワイヤー2を入れ込ませる場合には、端部キャップ1を先にしてこの挿入がなされることとなるが、端部キャップ1の末端部分11はこのように撓みやすい方向と撓みがたい方向とをもっていることから、この挿入にあたり末端部分11が不規則に撓んでこの挿入の妨げとなる事態を生じさせることがない。すなわち、カップワイヤー2は、カップ31の前方に端部キャップ1の幅広の表面12が向けられた状態で前記筒状挿入部34に入れ込まれることから、こうした筒状挿入部34の上下内壁36、36に末端部分11が変形して突き当たることがなく、この挿入作業を円滑に行なえる。
また、端部カバーの末端部分11は先細りとなっており、かつ、その先端縁は弧状縁11dとなっていることから、この挿入にあたっての前記突き当たりは一層少なく、さらに、この末端部分11が衣料装着者に違和感を与えることもない。
さらに、カップ31の前方に端部キャップ1の幅広の表面12が向けられた状態で前記筒状挿入部34にカップワイヤー2が入れ込まれていることから、衣料装着者の身体に端部キャップ1が違和感を与えるといった事態をほとんど生じさせることがない。
端部キャップ1の正面図 図1におけるA−A線位置での断面図 同右側面図 同使用状態を示す断面図 図1におけるB−B線位置での断面図 図1におけるC−C線位置での断面図 図1におけるD−D線位置での断面図 図1におけるE−E線位置での断面図 図1におけるF−F線位置での断面図 カップワイヤー2に端部キャップ1を取り付けた状態を示した正面図 端部キャップ1を取り付られたカップワイヤー2およびブラジャー30の要部斜視図 ブラジャー30の要部斜視図
符号の説明
1 キャップ
10 スリーブ部分
11 末端部分
11a 最幅広部分
12 表面
13 裏面
2 カップワイヤー
20 ワイヤー端部
3 衣料
31 カップ

Claims (4)

  1. ブラジャーなどのカップを備えた衣料におけるカップワイヤーのワイヤー端部にはめ付けられる可撓性を備えた端部キャップであって、
    一端を解放させた細長いスリーブ部分と、このスリーブ部分の他端から先に突き出す中実の末端部分とを有していると共に、
    幅広の表面と幅広の裏面とを有する幅方向に沿った断面形状を扁平形状とするように構成されており、
    スリーブ部分は、解放された一端から、このスリーブ部分における表面と裏面とを離れ出させる向きに弾性変形させながらワイヤー端部を受け入れてこのワイヤー端部にはめ付くようになっており、
    しかも、末端部分が、この末端部分の先端とスリーブ部分との間において、最幅広部分を有すると共に、
    この最幅広部分から末端部分の先端に向かうに連れて次第に幅狭となり、かつ、この最幅広部分からスリーブ部分の側に向かうに連れて次第に幅狭となるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のカップワイヤーの端部キャップ。
  2. 末端部分の表面側と裏面側とにそれぞれ、末端部分の長さ方向に沿った溝状凹所が形成されていると共に、この溝状凹所の溝幅が末端部分のどの位置においても末端部分の幅寸法の半分よりも大きくなっていることを特徴とする請求項1記載のカップワイヤーの端部キャップ。
  3. 末端部分におけるスリーブ部分との連接側に、末端部分の表面側から裏面側に向けて窪む凹所が形成されており、端部キャップを樹脂成形する際のゲートをこのこの凹所の底に位置させるようにして射出成形されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカップワイヤーの端部キャップ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の端部キャップをワイヤー端部にはめ付けたカップワイヤーを、カップの下側隆起基部に沿って形成されたカップワイヤーの筒状挿入部に対し、端部キャップの幅広の表面をカップの前方に向けた状態で挿通するようにして構成されていることを特徴とするカップを備えた衣料。
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