JP2006335486A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プラテンガラスの上流側のローラ対を原稿の後端が抜けるときのショックを回避すること目的とする。
【解決手段】 上流側リードローラー対103を原稿の後端が抜ける前に上流側リードローラー対103の挟持圧を低圧にする。また、上流側リードローラー対103と下流側リードローラー対に両方で原稿を搬送しているときは、上流側リードローラー対103と下流側リードローラー対118のうちの挟持圧が高い方のローラー対の周速度を読取速度と一致させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、原稿の画像を読取る画像読取装置に関する。
図8により従来の技術を説明する。
図8はADF(Auto Document Fieder)1100及びリーダー1200からなる画像読取装置である。
図8においてADF1100は上方に原稿載置台としての給紙トレイ1111を有する。該給紙トレイ1111上の原稿は、給送手段としての給紙ローラー1112により順次その最上位の原稿から繰り出される。給紙ローラ1112により繰り出された原稿は搬送ローラ対1113,1114,1115により搬送される。搬送ローラ対1113,1114,1115によって搬送された原稿は、上流側リードローラー対1103によりプラテンガラス1102へ搬送される。
プラテンガラスに搬送された原稿は下流側リードローラー対1118によって排紙トレイ1116上に排紙される。
リーダー1200は、ADF1100によって搬送される原稿の画像を光学的に読み取り部1201によって読み取る。
ここで従来機においては広く上流側リードローラー対1103と下流側リードローラー対1118とは所定の周速度差が設けられている。その目的はプラテンガラス102での原稿のループ形成を防止するためである。読取部での原稿に発生するループはプラテンガラス102を含む搬送パスからの抵抗により読取り画像のショックやピッチムラの原因となる。
そのため上流側リードローラー対1103の周速度を下流側リードローラー対1118の周速度よりも速くなるように設定される。さらに上流側リードローラー対1103と下流側リードローラー対1118のローラ挟持圧に差を設けることで両ローラ対に原稿が挟持された状態で原稿が引張りあっている時には挟持圧の低い方のローラー対と原稿との間でスリップを発生させている。
また、特許文献1には、下流側リードローラー対の駆動速度を上流側搬送ローラ対より速め、下流側リードローラー対のシート搬送力を上流側搬送ローラ対より弱めるように設定することが開示されている。さらに、原稿の後端が上流側搬送ローラ対から抜けた時に、下流側リードローラー対の原稿搬送速度を上流側搬送ローラ対の原稿搬送速度とほぼ同速度になるように制御することが開示されている。
特開平07−304537号公報
しかしながら、特許文献1の構成においては、原稿の後端が上流側リードローラ対を抜けたときのショックによって原稿の挙動が乱れ、原稿挙動の乱れによって読み取り精度に悪影響を及ぼしてしまう恐れがあった。本願発明は、原稿の後端が上流側リードローラ対を抜けるときのショックに起因した読取精度の悪化を少なくすることを目的とする。
上記目的を達するため本願発明の構成は、原稿が搬送される搬送パスと、前記搬送パスを搬送される原稿の画像を読取位置において読取速度で読み取る読取部と、前記読取位置より原稿搬送方向の上流側に配置され、原稿を挟持して搬送する上流側原稿搬送手段と、前記読取位置より下流側に配置され、原稿を挟持して搬送する下流側原稿搬送手段と、前記上流側原稿搬送手段の挟持圧を変更する圧変更手段と、を有し、前記圧変更手段は、前記上流側原稿搬送手段と前記下流側原稿搬送手段の両方で原稿を搬送しているときに、前記上流側原稿搬送手段によって搬送されている原稿の先端が前記下流側原稿搬送手段に達する前の挟持圧よりも低い挟持圧となるように変更し、前記上流側原稿搬送手段の挟持圧が低い状態で原稿の後端が前記上流側原稿搬送手段から脱することを特徴とする。
原稿の後端が上流側搬送手段を抜けるときのショックに起因した読取精度の悪化を少なくすることが可能となる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図1乃至図4を用いて説明する。
図1はADF(Auto Document Fieder)110及びリーダー120からなる画像読取装置の断面図である。
図1においてADF100は上方に原稿載置台としての給紙トレイ111を有する。給紙トレイ111上の原稿は、給送手段としての給紙ローラ112により順次その最上位の原稿から繰り出される。給紙ローラ112により繰り出された原稿は分離手段を構成する分離搬送ローラ113及び分離パッド114により一枚ずつに分離される。分離された原稿は搬送ローラー対117、101及び上流側原稿搬送手段としての上流側リードローラー対103によりプラテンガラス102への所定の読取位置で搬送される。
上流側リードローラー対103の直ぐ上流側には搬送される原稿の先端および後端を検知する原稿検知センサSが設けられている。
ここで原稿はプラテンガラス102に進入する前にその先端を上流側リードローラー対103のニップ部に突き当ててループを作ることで斜行取り及び先端レジ取りを行う。その後原稿は下流側リードローラー対118及び排紙ローラー対115により排紙トレイ116上に排紙される。
両面読込み時には表面の画像がプラテンガラス102上を搬送されて画像が読取られた原稿の後端がフラッパー119を抜けた後、排紙ローラー対115が逆転駆動される。排紙ローラー対115が逆転駆動されることにより原稿は反転され、搬送ローラー対101へと搬送される。その後、原稿は裏面の画像がプラテンガラス102にて読取られた後、再度排紙ローラー対115により原稿の向き合わせのための反転が行われる。更にプラテンガラス102を通過した後排紙トレイ116上へと排紙される。
プラテンガラス102にはプラテンガラス102での原稿搬送性を安定させるためのプラテンローラー120及びコロ121、122が設けられている。プラテンローラー120及びコロ121、122は、プラテンガラス102に対して所定のギャップを開けて配置されている。
読取部としてのリーダー200は、原稿等の読み取り対象の原稿に記録された画像情報を光学的に読み取り、光電変換して画像データとして入力するものである。リーダー200には、上記の透明なプラテンガラス202、102が設けられている。リーダー200には、光を原稿に対して照射するランプ204、反射笠205、原稿からの反射光を反射するミラー206を有する第1ミラーユニット201が設けられている。リーダー200には、ミラー206からの光を反射するミラー207、208を有する第2ミラーユニット209、第2ミラーユニットからの光が通過するレンズユニット210、レンジユニット210のレンズを通過した光が入射されるCCD211が設けられている。
リーダー200は、ADF100によりプラテンガラス102の読取位置に搬送された原稿をプラテンガラス102を介して画像を読み取る。また、リーダー200は、プラテンガラス202上に載置された原稿を第1ミラーユニット201及び第2ミラーユニット209を走査させて画像を読み取ることも可能である。
ADF100およびリーダー200の動作は制御部Cによって制御される。即ち制御部Cはリーダー200の第1ミラーユニット201、第2ミラーユニットやCCD211の動作を制御する。制御部Cは、ADF100の給紙ローラー112、分離搬送ローラー113搬送ローラー対117、101、上流側リードローラー対103、下流側リードローラー対118等の動作を制御する。また、原稿検知センサSからの信号は制御部Cに入力される。
図3は上流側リードローラー対103及び下流側リードローラー対の駆動構成を示す図である。図3において301は上流側リードローラー対103及び下流側リードローラー対の駆動するためのステッピングモータ301である。ステッピングモータ301にはその回転軸にギア302が圧入されている。ギア302には上流側リードローラー対103の駆動側ローラー103(a)と一体配置されたギア303および下流側リードローラー対118の駆動側ローラー118(a)と一体配置されたギア304とが噛み合っている。ステッピングローラ301は制御部Cによってその回転速度が制御される。
ギア303の歯数はギア304の歯数より多く設けられている。上流側リードローラー対103の駆動側ローラー103(a)と下流側リードローラー対118の駆動側ローラー118(a)とは共通部品でありその外径寸法が同一である。そのため下流側リードローラー対118は上流側リードローラー対103よりギア303とギア304の歯数比で周速度が速くなる。本実施形態の場合、ギア303の歯数を31歯、ギア304の歯数を30歯としてある。即ち、周速度比としては上流側リードローラー対103の周速度:下流側リードローラー対118の周速度=30:31となる。
上流側リードローラー対103の挟持圧は挟持圧変更機構によって変更可能である。
挟持圧変更機構の一形態を図2に示す。図2において、加圧レバー1901が上流側リードローラー対103の一方のローラーの軸103aに設けられている。加圧レバー1901にはレバー軸1901aが設けられている。加圧レバー1901とレバー軸1901aとの間にはねじりコイルばね1901bが設けられている。ねじりコイルばね1901bは加圧レバー1901を図2の半時計方向に付勢している。
ねじりコイルばね1901bの付勢力によって加圧レバー1901を介して上流側リードローラ対103が原稿を挟持する挟持力を付与される。レバー軸1901aは揺動自在であって、図2の(a)に示した位置と、(b)に示した位置にカム1991によって移動される。カム1991の回転位置(レバー軸1901a位置)によって、ねじりコイルばね1901bによる付勢力が異なる。カム1991の回転位置を変更することによって上流側リードローラー対103の挟持圧が変更される。図2の(a)は挟持圧が低い状態であり、図2の(b)は挟持圧が高い状態を夫々示している。
挟持圧変更機構は制御部Cによって制御される。即ち、カム1991の回転位置を制御するモータ等が制御部Cによって制御されることで、上流側リードローラ対103の挟持圧が変更される。
本実施形態では、挟持圧変更機構によって上流側リードローラー対103の挟持圧を400(gf)と800(gf)の2段階に変更することが可能である。
下流側リードローラー対118の挟持圧は600(gf)に設定されている。よって、挟持圧変更機構により(上流側リードローラー対103の挟持圧>下流側リードローラー対118の挟持圧)の状態と(上流側リードローラー対103の挟持圧<下流側リードローラー対118の挟持圧)の状態とが設定可能である。
図4は副走査方向(原稿搬送方向)の位置と読取部(プラテンガラス)102での原稿の搬送速度との関係を示す図である。図4における実線はプラテンガラス102での原稿の搬送速度を示す。図4における破線は上流側リードローラー対103もしくは下流側リードローラー対118の周速度(搬送速度)を夫々示す。
図4において、原稿の先端が下流側リードローラー対118に進入する前の領域を領域(A)とする。原稿が上流側リードローラー対103と下流側リードローラー対118の両ローラー対に挟持されている領域を領域(B)とする。また原稿後端が上流側リードローラー対103に脱した後の領域を領域(C)とする。
原稿の先端が下流側リードローラー対118に進入してから挟持圧変更機構により上流側リードロードローラー対103の挟持圧が800(gf)から400(gf)に下げられるまでの領域を領域(E)、その後原稿が読み取り部を通過しきるまでの領域を領域(F)とする。
上流側リードローラー対103の挟持圧は領域(A)及び領域(E)にて800(gf)となるよう設定されている。領域(E)と(F)の境目である原稿の後端が上流側リードローラー対103から脱する少し直前に400(gf)と下げられ、領域(C)もしくは次原稿との紙間の間に再度800(gf)に上げられる。
ここで原稿の後端が上流側リードローラー対103から脱する前にローラー対の挟持圧を800(gf)から400(gf)に下げている。この理由は原稿後端の上流側リードローラー103から脱する際の読み取り画像の脱ショックを低減させるためであり、これは特にはカラーの画像読み取り装置の場合には色ズレ等の低減となる。
又、再度挟持圧を400(gf)から800(gf)へと上げている。この理由は領域(A)に示される原稿が上流側リードローラー対103の周速度にて下流側リードローラー対118の方へとその先端を押し込む場合に、上流側リードローラー対103に十分な搬送力を得るためである。十分な搬送力がないと厚紙等の坪量の大きな紙種において原稿の不送りや搬送効率の低下が発生してしまう恐れがある。原稿の搬送効率の低下は副走査方向(搬送方向)の倍率不良(倍率が大)を発生させる。
上記のような理由から上流側リードローラー対103には挟持圧変更機構が設けられている。そして、上流側リードローラー対103の挟持圧を、挟持圧が大きいときの設定値は領域(A)で原稿の搬送効率に支障のない程度に大きくしている。挟持圧が小さいときの設定値は上流側リードローラー対103からの脱ショックが発生しない程度に小さく設定されている。
次に図5を用いて上流側リードローラー対103及び下流側リードローラー対118の周速度の制御つまりはモータ301の駆動周波数制御に関して説明を行う。
原稿先端が下流側リードローラー対118に進入する前(領域(A))においてはモータ301は上流側リードローラー対103の周速度が101mm/secになるよう駆動周波数が設定されている。この時の下流側リードローラー対118の周速度は104.36(=101*31/30)(mm/sec)となる。
原稿の先端が下流側リードローラー対118に進入してから圧変更機構により上流側リードローラー対103の挟持圧が400(gf)に下げられるまで(領域(E))においては、モータ301は上流側リードローラー対103の周速度が100(mm/sec)になるように駆動周波数が設定されている。この時の下流側リードローラー対118の周速度は103.33(=100*31/30)(mm/sec)となる。原稿の先端が下流側リードローラ対118に達するタイミングは原稿検知センサSが原稿の先端を検知したことに基づいて制御部Cが判断する。
前記圧変更機構により上流側リードロードローラー対103の挟持圧が800(gf)から400(gf)に下げられたあと(領域(F))はモータ301は下流側リードローラー対118の周速度が100(mm/sec)になるように駆動周波数が設定されている。この時の上流側リードローラー対の周速度は96.77(=100*30/31)(mm/sec)となる。
次に上流側リードローラー対103及び下流側リードローラー対118の周速度の制御によるプラテンガラス上102での原稿の搬送速度について図4を用いて説明する。
(領域(A))においては原稿は上流側リードローラー対103の周速度にて下流側リードローラー対118へとその先端を押し込む系で搬送される。原稿の先端はプラテンガラス102を含む屈曲搬送パスの抵抗を受けながら搬送される。よって、上流側リードローラー対103の周速度より約1%程度遅い搬送速度で読取部(プラテンガラス)102にて搬送され、プラテンガラス102上での原稿の搬送速度は100(mm/sec)となる。ここで100(mm/sec)は、リーダー200が原稿を読取るときの読取速度であって、読取部の副走査倍率を100%とするための読取位置での原稿搬送速度の理論値に等しい速度である。
(領域(E))においては上流側リードローラー対103及び下流側リードローラー対118のローラー挟持圧の大きい方のローラー対である上流側リードローラー対103の周速度によりプラテンガラス102にて搬送される。よって読取位置での原稿の搬送速度は100(mm/sec)となる。なお、この時原稿と下流側リードローラー対118との間ではスリップが発生している。
領域(G))においては上流側リードローラー対103及び下流側リードローラー対118のローラー挟持圧の大きい方のローラー対である下流側リードローラー対103の周速度により読取部(プラテンガラス)102にて搬送される。よって読取部での原稿の搬送速度は100(mm/sec)となる。なお、この時原稿と上流側リードローラー対103との間ではスリップが発生している。
(領域(C))においては下流側リードローラー対118の周速度により読取部(プラテンガラス)102にて搬送されるため読取部での原稿の搬送速度は100(mm/sec)となる。
上流側リードローラー対103の搬送速度Vj、下流側リードローラー対118の搬送速度Vkとする。上流側リードローラー対103と下流側リードローラー対118の両者で搬送されているときには常にVk>Vjである。
リーダー200での副走査倍率を100%とするためのプラテンガラス102での原稿搬送速度の理論値に等しい速度をVsとする。上流側リードローラー対103によって搬送される原稿の先端が下流側リードローラー対118に達する前ではVj=VsもしくはVj>Vsである。また、上流側リードローラー対103の原稿挟持圧をTj、下流側リードローラー対118の原稿挟持圧をTkとする。原稿が上流側リードローラー対103および下流側リードローラー対118の両者に挟持されている時、Tj>Tkの場合にはVj=Vs、Tj<Tkの場合にはVk=Vsである。また、原稿の後端が上流側リードローラー対103を脱した後であって下流側リードローラー対118によって搬送されている時にはVk=Vsである。以上の設定となるように制御部Cが上流側リードローラー対103と下流側リードローラー対118を駆動するステッピングモータ301や圧変更機構を制御する。
ここで本実施形態では上流側リードローラー対103及び下流側リードローラー対118の周速度の制御のため図3に示すような駆動構成を用いている。しかしこれに限らず例えば各々のローラー対の駆動構成に1個ずつモータを配して、各々独立して各モータの駆動周波数の制御を行っても同様の効果が得られる。
又、領域(A)、(E)、(G)、(C)は原稿のサイズによりタイミングが変化するが、各サイズに応じて適切にそのタイミングを計ることで前記効果は原稿のサイズによらず得られる。
領域(A)において、読取速度よりも高速な周速度で上流側リードローラ対を回転させる形態を示した。しかし、原稿搬送負荷が少ないパス形状であった場合には上流側リードローラー対103の周速度を読取速度と一致する速度としてもよいことはいうまでもない。
以上説明した構成により以下の効果が得られる。
原稿の先端が下流側リードローラー対118に進入する前の領域を領域(A)で、上流側リードローラー対103の挟持圧が高い。よって上流側リードローラー対103によって搬送される原稿の先端が下流側リードローラー対118の方へとその先端を押し込むとき、十分な搬送力が得られる。よって原稿の不送りや搬送効率の低下が発生しがたい。
原稿の後端が上流側リードローラー対103から脱する前に上流側リードローラー対103の挟持圧が低圧となる。よって、原稿の後端が上流側リードローラー103から脱する際の読み取り画像の脱ショックを低減させることができる。
下流側リードローラー対118は上流側リードローラー対103に対し一定の比率で周速度が速く設定されている。よって読取部での原稿のループ形成を防止しつつ、且つ、領域(A)、(E)、(G)、(C)(領域(B)=領域(E)+領域(G))での上流側リードローラー対103及び下流側リードローラー対118の周速度の制御により読取部での原稿の搬送速度は常に一定である。したがって、読み取り画像の副走査方向(原稿搬送方向)の倍率が常に一定となる。
更に本実施形態では領域(A)における上流側リードローラー対103の周速度に対する読取部での原稿の搬送速度の低下分を約1%程度とした。しかし、この低下率は紙種、紙サイズにより一定ではないため、低下率の見込みは汎用の紙種、紙サイズに対して設定してもよい。また、画像読み取り前に紙種、紙サイズを画像読み取り装置に登録もしくは画像読み取り装置により自動検知させ、その値に基づいてモード毎に適切に変更することで前記効果は原稿の紙種、紙サイズによらず得られる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態を図5及び図6を用いて説明する。図5はADF600及びリーダー700からなる画像読取装置である。
図5において、ユーザーにより画像読取装置本体の原稿台ガラス上702にセットされた原稿を読取用走行体701(光源と第1ミラー等)を移動させて読取る第1の読取モードと、その読取用走行体701を所定位置に停止させてADFにセットされた原稿を画像読取装置本体の原稿ガラス上へ送り込んで搬送させながら読み取る第2の読取モードとを有する。
ADF100は上方に原稿載置台としての給紙トレイ611を有し、該給紙トレイ611上の原稿は、給送手段としての給紙ローラー612により順次その最上位の原稿から繰り出され、分離手段を構成する分離搬送ローラー613及び分離パッド614により一枚ずつに分離される。分離された原稿は搬送ローラー対617及び上流側リードローラー対603により表面の画像読取装置の読み取り位置である表面読取位置を有するプラテンガラス602へ搬送される。ここで原稿は読取部602に進入する前にその先端を上流側リードローラー対603のニップ部に突き当ててループを作ることで斜行取り及び先端レジ取りを行う。
上流側リードローラー対603の直上流には原稿の搬送を検知する原稿検知センサSが設けられている。
その後原稿は表面読取位置(プラテンガラス602)を通過した後、中間リードローラー対651により裏面の画像読取装置の読み取り位置である裏面読取位置802へ搬送される。その後原稿は下流リードローラー対618により排紙トレイ616上に排紙される。
プラテンガラス602には表面の画像読取装置の読み取り位置に対向して表面読み取りローラー620が設けられている。表面読み取りローラー620は白色のローラーである。
裏面読み取り部は原稿等の読み取り対象の原稿に記録された画像情報を光学的に読み取り、光電変換して画像データとして入力するものである。裏面読み取り部は、ランプ804、ミラー806、807、808、レンズユニット810、CCD817を有している。
裏面読み取り部は、ADF600により読取部802へと搬送された原稿の画像を読み取ることになる。
裏面読取部802には裏面の画像読取装置の読み取り位置に対向して白色の白色搬送ガイド652が設けられている。裏面読取部802の原稿読取部の白基準調整は前記白色搬送ガイド652を用いて行う。
リーダー700は、原稿等の読み取り対象の原稿に記録された画像情報を光学的に読み取り、光電変換して画像データとして入力するものである。リーダー700は、プラテンガラス702、602及びランプ704、反射笠705、ミラー706を有する1ミラーユニット701、ミラー707、708を有する2ミラーユニット709、レンズユニット710、CCD716を有している。リーダー700は、ADF600により表面読取部へと搬送された原稿をプラテンガラス602を介して画像を読み取ることになる。
原稿台ガラス上702にセットされた原稿を読取用走行体701(光源と第1ミラー等)を移動させて読取る読取モード時のために、原稿の突き当て部901が設けられている。また、リーダー700の原稿台ガラス702の対向する位置には原稿画像読み取り部の白基準となる白基準部材902が設けられている。
ADF100およびリーダー200の動作は制御部Cによって制御される。即ち制御部Cはリーダー200の第1ミラーユニット201、第2ミラーユニットやCCD211の動作を制御する。制御部Cは、ADF100の給紙ローラ112、分離搬送ローラ113搬送ローラー対117、101、上流側リードローラー対103、下流側リードローラ対118等の動作を制御する。また、原稿検知センサSからの信号は制御部Cに入力される。
ここで上流側リードローラー対603及び下流側リードローラー対618の駆動構成に1個ずつモータを配している。上流側リードローラー対603及び下流側リードローラー対618を駆動する独立した夫々モータは駆動周波数の制御を行なわれる。夫々のモータの駆動周波数の制御を行うことで上流側リードローラー対603及び下流側リードローラー対618は独立してその周速度を変更することが可能である。又、中間リードローラー対651は常時一定速度(100(mm/sec))の周速度で回転駆動されている。
次に上流側リードローラー対603、中間リードローラー対651及び下流側リードローラー対618の挟持圧の設定について説明をする。
上流側リードローラー対603に、上述の第1実施形態で説明した挟持圧変更機構と同じ構成の挟持圧変更機構によってその挟持圧を変更可能である。挟持圧変更機構よりローラー対の挟持圧を400(gf)と800(gf)の2段階に変更することが可能である。
又、中間リードローラー対651の挟持圧は1200(gf)に設定されている。
よって上流側リードローラー対603の挟持圧は常に中間リードローラー対651の挟持圧より小さくなる。
又、下流側リードローラー対618の挟持圧は800(gf)に設定されている。
よって中間リードローラー対651の挟持圧は常に下流側リードローラー対618の挟持圧より大きくなる。
上記構成において前記圧変更機構による上流側リードローラー対603の挟持圧変更タイミングおよび上流側リードローラー対603及び下流側リードローラー対618の周速度の制御について図6を用いて説明する。
図6は上図が表面読み取り部での表面の原稿の副走査方向(原稿搬送方向)の位置と読取部(プラテンガラス)602での原稿の搬送速度との関係を示す図である。実線はプラテンガラス602での原稿の搬送速度、破線は上流側リードローラー対603の周速度を示す。
図6の下図は裏面読み取り部での裏面の原稿の副走査方向(原稿搬送方向)の位置と読取部802での原稿の搬送速度との関係を示す図である。実線は裏面の読取部802での原稿の搬送速度(=中間リードローラー651の周速度)、破線は下流側リードローラー対618の周速度を示す。
図6の上図において表面の原稿が上流側リードローラー対603に挟持され中間リードローラー対651に挟持されていない時(図6に示す(H)の領域)には原稿は上流側リードローラー対603の周速度にて下流側リードローラー対118の方へとその先端を押し込むように搬送される。ここで、原稿の先端はプラテンガラス602を含む屈曲搬送パスの抵抗を受けながら搬送されるため、上流側リードローラー対603の周速度より若干遅い搬送速度で読取部(プラテンガラス)602にて搬送される。
又、原稿の先端が中間リードローラー対618に進入し、上流側リードローラー対603と中間リードローラー対651に挟持された状態(図6に示す(I)の領域)では、上流側リードローラー対603及び中間リードローラー対651のローラー挟持圧の大きい方のローラー対である中間リードローラー対651の周速度により読取部(プラテンガラス)602にて搬送される。
ここで上流側リードローラー対603より中間リードローラー対651のローラー挟持圧が大きいため両ローラー対に原稿が挟持されている(I)の領域では原稿は上流側リードローラー対603との間でスリップを発生させながら搬送されている。
図6の上図において原稿の先端が中間リードローラー対651に進入してから後述する前記圧変更機構により上流側リードロードローラー対603の挟持圧が800(gf)から400(gf)に下げられるまでの領域を領域(N)、その後原稿が読み取り部を通過しきるまでの領域を領域(O)とする。
ここで上流側リードローラー対603の挟持圧は領域(H)及び領域(N)にて800(gf)となるよう設定されており、領域(N)と(O)の境目である原稿の後端が上流側リードローラー対603から脱する少し直前に400(gf)と下げられ、領域(J)もしくは次原稿との紙間の間に再度800(gf)に上げられる。
ここで原稿の後端が上流側リードローラー対603から脱する直前にローラー対の挟持圧を800(gf)から400(gf)に下げている。この理由は原稿後端の上流側リードローラー603から脱する際の読み取り画像の脱ショックを低減させるためである。特にはカラーの画像読み取り装置の場合には色ズレ等の低減となる。
又、再度挟持圧を400(gf)から800(gf)へと上げる理由は、領域(H)に示される原稿が上流側リードローラー対603の周速度にて中間リードローラー対651へとその先端を押し込む場合に、上流側リードローラー対603に十分な搬送力を得るためである。搬送力がないと厚紙等の坪量の大きな紙種において原稿の不送りや搬送効率の低下が発生し、副走査方向(搬送方向)の倍率不良(倍率が大)が発生する。
上記のような理由から上流側リードローラー対603には挟持圧変更機構が設けられている。そして、挟持圧の高圧の設定値は領域(H)で原稿の搬送効率に支障のない程度に大きく、低圧の設定値は上流側リードローラー対603からの脱ショックが発生しない程度に小さく設定されている。
さらに、原稿の後端が上流側リードローラー対603を脱したあと(図6に示す(J)の領域)は、中間リードローラー対118の周速度により読取部(プラテンガラス)102にて搬送される。
図6の下図において裏面の原稿が中間リードローラー対651に挟持され下流側リードローラー対618に挟持されていない時(図6に示す(K)の領域)には原稿は中間リードローラー対651の周速度にて下流側リードローラー対118へとその先端を押し込む系で搬送される。その際原稿が搬送されるパスの形状は略フラットな形状である。よって原稿はガイド部652を含む搬送パスから搬送に影響を受けるような抵抗は受けることは少ない。よって中間リードローラー対651の周速度に等しい搬送速度で裏面読取部802にて搬送される。
原稿の先端が下流側リードローラー対618に進入し、中間リードローラー対651と下流側リードローラー対618に挟持された状態(図6に示す(L)の領域)について説明する。(L)の領域では、中間リードローラー対603及び下流側リードローラー対618のローラー挟持圧の大きい方のローラー対である中間リードローラー対651の周速度により裏面読取部802にて搬送される。
ここで下流側リードローラー対618より中間リードローラー対651のローラー挟持圧が大きい。よって両ローラー対に原稿が挟持されている(I)の領域では原稿は下流側リードローラー対618との間でスリップを発生させながら搬送されている。
次に上流側リードローラー対603及び下流側リードローラー対618の周速度の設定について説明をする。
まず、上流側リードローラー対603に関して説明する。
原稿先端が中間側リードローラー対118に進入する前(領域(H))においては上流側リードローラー対603の周速度が101mm/secになるよう図示しないモータの駆動周波数が設定されている。
原稿が上流側リードローラー対603と中間リードローラー対651の両ローラー対に挟持され始めてから表面読み取り部602を原稿を抜けるまでの間(領域(I)と(J))は上流側リードローラー対603の図示しないモータの周速度が97(mm/sec)になるように駆動周波数が設定されている。
その後上流側リードローラー603は次原稿が上流側リードローラー対603に到着する前に再度周速度を101mm/secになるようモータの駆動周波数が設定されている。
次に下流側リードローラー対618に関して説明する。
原稿先端が下流側リードローラー対651に進入する前から原稿後端が中間リードローラー651を脱するまでの間(領域(K)と(L))においては下流側リードローラー対618の周速度が103mm/secになるよう図示しないモータの駆動周波数が設定されている。
原稿の後端が中間リードローラー651を脱したあと(領域(M))は下流側リードローラー対618の周速度が100(mm/sec)になるように図示しないモータの駆動周波数が設定されている。
その後下流側リードローラー618は次原稿が下流側リードローラー対618に到着する前に再度周速度を103mm/secになるよう図示しないモータの駆動周波数が設定されている。
以上構成により原稿の表面読み取り部602および裏面読み取り部802で原稿の搬送速度は以下のようになる。
表面読取部の(領域(H))においては、原稿は上流側リードローラー対603の周速度にて中間リードローラー対651へとその先端を押し込む系で搬送される。原稿の先端はプラテンガラス602を含む屈曲搬送パスの抵抗を受けながら搬送される。よって上流側リードローラー対603の周速度より約1%程度遅い搬送速度でプラテンガラス602にて搬送され、プラテンガラス602での原稿の搬送速度は100(mm/sec)となる。
(領域(I))においては上流側リードローラー対603及び中間リードローラー対651のローラー挟持圧の大きい方のローラー対である中間リードローラー対651の周速度により読取部(プラテンガラス)602にて搬送される。プラテンガラス602での原稿の搬送速度は100(mm/sec)となる。この時原稿と上流側リードローラー対603との間ではスリップが発生している。
(領域(J))においては中間リードローラー対651の周速度によりプラテンガラス602にて搬送される。よって読取部での原稿の搬送速度は100(mm/sec)となる。
裏面読取部の(領域(K))においては原稿は中間リードローラー対651の周速度にて下流側リードローラー対651へとその先端を押し込む系で搬送される。そのパス形状は略フラットな形状であり、原稿はガイド部652を含む搬送パスから搬送に影響を受けるような抵抗は受けることが少ない。よって中間リードローラー対651の周速度により裏面読取部802にて搬送されるため裏面読取部での原稿の搬送速度は100(mm/sec)となる。
(領域(L))においては中間リードローラー対651及び下流側リードローラー対618のローラー挟持圧の大きい方のローラー対である中間リードローラー対651の周速度により裏面読取部802にて搬送される。よって裏面読取部での原稿の搬送速度は100(mm/sec)となる。この時原稿と下流側リードローラー対618との間ではスリップが発生している。
(領域(M))においては下流側リードローラー対618の周速度により裏面読取部802にて搬送されるため裏面読取部での原稿の搬送速度は100(mm/sec)となる。
以上説明した第2実施形態により以下の効果が得られる。
中間リードローラー対651は(領域I)において上流側リードローラー対603に対し周速度が速く設定されている。又下流側リードローラー対618は(領域L)において中間リードローラー対651に対し周速度が速く設定されている。よって表面読取部102および裏面読取部での原稿のループ形成を防止される。且つ、表面読取部102で読み込まれた原稿画像の領域(H)〜(J)での上流側リードローラー対603の周速度の制御によりプラテンガラス602での原稿の搬送速度は常に一定である。更に裏面読取部802で読み込まれた原稿画像の領域(K)〜(M)での下流リードローラー対618の周速度の制御により裏面読取部802での原稿の搬送速度は常に一定である。したがって、表面及び裏面とも読み取り画像の副走査方向(原稿搬送方向)の倍率が常に一定となる。
ここで、図6に示す各領域((H)〜(P))はは原稿のサイズによりタイミングが変化するが、各サイズに応じて適切にそのタイミングを計ることで前記効果は原稿のサイズによらず得られる。
更に本実施形態では領域(H)における上流側リードローラー対603の周速度に対する読取部での原稿の搬送速度の低下分を約1%程度とした。しかし、低下率は紙種、紙サイズにより一定ではないため、低下率の見込みは汎用の紙種、紙サイズに対して設定してもよい。また、画像読み取り前に紙種、紙サイズを画像読み取り装置に登録もしくは画像読み取り装置により自動検知させ、その値に基づいてモード毎に適切に変更することで前記効果は原稿の紙種、紙サイズによらず得られる。
(参考形態)
本発明の実施形態に係る参考形態について付言する。本参考形態は、第1実施形態に対して圧変更機構を有さない点が異なる。異なる点について説明してその他は第1実施形態の構成であるので説明を省略する。第1実施形態と同様の構成については同一の符号を用いて説明する。概略構成については図1参照をされたい。
図7は、本参考形態における上流側リードローラー対103及び下流側リードローラー対118の周速度の制御つまりはモータ301の駆動周波数制御に関して説明図である。
図7における破線は上流側リードローラー対103及び下流側リードローラー対118の周速度を夫々示す。
原稿先端が下流側リードローラー対118に進入する前(領域(A))においては、モータ301は上流側リードローラー対103の周速度が101mm/secになるよう駆動周波数が設定されている。この時の下流側リードローラー対118の周速度は104.36(=101*31/30)(mm/sec)となる。
原稿が上流側リードローラー対103と下流側リードローラー対118の両ローラー対に挟持されている(領域(B))時にはモータ301は上流側リードローラー対103の周速度が100(mm/sec)になるように駆動周波数が設定されている。
この時の下流側リードローラー対118の周速度は103.33(=100*31/30)(mm/sec)となる。
原稿の後端が下側リードローラー対118から脱したあと(領域(C))はモータ301は下流側リードローラー対118の周速度が100(mm/sec)になるように駆動周波数が設定されている。この時の上流側リードローラー対の周速度は96.77(=100*30/31)(mm/sec)となる。
次に前記上流側リードローラー対103及び下流側リードローラー対118の周速度の制御による読取部での原稿の搬送速度について図3を用いて説明する。
(領域(A))において原稿は上流側リードローラー対103の周速度にて下流側リードローラー対118へとその先端を押し込む系で搬送される。原稿の先端はプラテンガラス102を含む屈曲搬送パスの抵抗を受けながら搬送されるため、上流側リードローラー対103の周速度より約1%程度遅い搬送速度で読取部(プラテンガラス)102にて搬送され、読取部での原稿の搬送速度は100(mm/sec)となる。
(領域(B))においては上流側リードローラー対103及び下流側リードローラー対118のローラー挟持圧の大きい方のローラー対である上流側リードローラー対103の周速度により読取部(プラテンガラス)102にて搬送されるため読取部での原稿の搬送速度は100(mm/sec)となる。この時原稿と下流側リードローラー対118との間ではスリップが発生している。
(領域(C))においては下流側リードローラー対118の周速度により読取部(プラテンガラス)102にて搬送されるため読取部での原稿の搬送速度は100(mm/sec)となる。
第1の実施形態を示す断面図。 挟持圧変更機構を説明する図。 駆動構成を示す図。 第1の実施形態を説明する図。 第2の実施形態を示す断面図。 第2の実施例及び従来を説明する図。 参考形態を説明する図。 従来技術を説明する図。
符号の説明
100 ADF
103 上流側リードローラ対
118 上流側リードローラ対
200 リーダ
C 制御部

Claims (3)

  1. 原稿が搬送される搬送パスと、
    前記搬送パスを搬送される原稿の画像を読取位置において読取速度で読み取る読取部と、
    前記読取位置より原稿搬送方向の上流側に配置され、原稿を挟持して搬送する上流側原稿搬送手段と、
    前記読取位置より下流側に配置され、原稿を挟持して搬送する下流側原稿搬送手段と、
    前記上流側原稿搬送手段の挟持圧を変更する圧変更手段と、を有し、
    前記圧変更手段は、前記上流側原稿搬送手段と前記下流側原稿搬送手段の両方で原稿を搬送しているときに、前記上流側原稿搬送手段によって搬送されている原稿の先端が前記下流側原稿搬送手段に達する前の挟持圧よりも低い挟持圧となるように変更し、
    前記上流側原稿搬送手段の挟持圧が低い状態で原稿の後端が前記上流側原稿搬送手段から脱することを特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿が前記上流側原稿搬送手段および前記下流側原稿搬送手段の両者によって搬送されているときには、前記上流側原稿搬送手段による原稿搬送速度が前記下流側原稿搬送手段の原稿搬送速度よりも低速となるように前記上流側原稿搬送手段と前記下流側原稿搬送手段を制御する制御部を有し、
    原稿の先端が前記下流側原稿搬送手段に挟持され始めたときには、前記上流側原稿搬送手段の挟持圧を前記下流側原稿搬送手段の挟持圧よりも高くなるように前記圧変更手段によって前記上流側原稿搬送手段の挟持圧が設定され、
    原稿が前記上流側原稿搬送手段および前記下流側原稿搬送手段の両者に挟持された状態から原稿の後端が前記上流側原稿搬送手段から脱する前に前記圧変更構成により前記上流側原稿搬送手段の挟持圧が前記下流側原稿搬送手段の挟持圧よりも低い挟持圧となるように変更され、
    原稿が前記上流側原稿搬送手段および前記下流側原稿搬送手段の両者に挟持されている間であって、前記上流側原稿搬送手段の挟持圧が前記下流側原稿搬送手段の挟持圧よりも高い時には前記上流側原稿搬送手段の搬送速度が前記読取速度と等しく、前記上流側原稿搬送手段の挟持圧が前記下流側原稿搬送手段の挟持圧よりも低い時には、前記下流側原稿搬送手段の搬送速度が前記読取速度と等しくなるように前記制御部が前記上流側原稿搬送手段と前記上流側原稿搬送手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 原稿が前記上流側原稿搬送手段のおよび前記下流側原稿搬送手段の両者に挟持されている時の速度関係を、前記上流側原稿搬送手段の搬送速度Vj、前記下流側原稿搬送手段の搬送速度Vkとしたとき、
    Vk>Vjであり、
    前記読取部の副走査倍率を100%とするための前記読取位置での原稿搬送速度の理論値に等しい速度をVs、前記上流側原稿搬送手段の原稿挟持圧をTj、前記下流側原稿搬送手段の原稿挟持圧をTkとして、
    前記上流側原稿搬送手段によって搬送される原稿の先端が前記下流側原稿搬送手段に達する前にはVj=VsもしくはVj>Vs
    原稿が前記上流側原稿搬送手段および前記下流側原稿搬送手段の両者に挟持されている時、
    Tj>Tkの場合にはVj=Vs、
    Tj<Tkの場合にはVk=Vs、
    原稿の後端が前記上流側原稿搬送手段を脱した後であって前記下流側原稿搬送手段によって搬送されている時にはVk=Vs、
    となるように設定されている請求項1または2に記載の画像読取装置。
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