JP2010195516A - シート状部材送給装置及び画像処理装置 - Google Patents

シート状部材送給装置及び画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、用紙を適切かつ効率的に給紙するシート状部材送給装置及び画像処理装置に関する。
【解決手段】画像処理装置1は、ステッピングモータによって用紙送り出し部14の給紙ローラ12を回転駆動して、給紙ローラ12と分離部材13との間に、用紙トレイ11内の用紙Pを挟み込んで送り出して送給する。画像処理装置1は、送り出される用紙Pの厚さを含む用紙種別及び先端を用紙検知センサ15で検出し、用紙種別の検出結果に基づいて、ステッピングモータによる給紙ローラ12のトルクを制御するとともに、用紙Pの先端の検出結果に基づいて、レジストローラ17の駆動タイミングを調整して、用紙送り出し部14によって送り出された用紙Pの該送り出し方向に対する傾きを補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シート状部材送給装置及び画像処理装置に関し、詳細には、用紙や原稿等のシート部材を適切かつ効率的に給紙するシート状部材送給装置及び画像処理装置に関する。
プリンタ装置、複写装置、スキャナ装置、複合装置等の画像処理装置においては、画像形成を行う対象の用紙や画像読み取り対象の原稿をシート部材収納部から1枚ずつ送り出すシート状部材送給装置を備えており、このシート状部材送給装置から送り出された用紙を画像形成部に搬送して該用紙に画像を形成したり、このシート状部材送給装置から送り出された原稿をスキャナ部に搬送して該原稿の画像を読み取る。
画像処理装置のシート状部材送給装置は、ステッピングモータ等の駆動モータによって回転駆動される駆動ローラと駆動ローラに対向配置された従動ローラまたは分離部材等の対向部材との間に、給紙トレイ内の用紙または原稿台上の原稿の先端を挟み込み、駆動ローラを回転駆動させて、画像形成部に用紙を搬送し、また、スキャナ部に原稿を搬送する。
このようなシート状部材送給装置は、従来、最大部材厚さのシート状部材の搬送に必要な最大トルクを想定して、駆動モータのトルクが予め固定的に設定されている。
ところが、従来、駆動モータのトルクの設定において、給紙対象のシート状部材の部材厚さを含む種別(例えば、各種普通紙、OHP紙、フィルム等や用紙サイズ等)の相異については、考慮されておらず、部材種別の相異によって、駆動モータによる駆動ローラのトルクが弱かったり、強かったりして、部材送給不良やジャムが発生するおそれがあるだけでなく、不必要な電流を供給することとなり、無駄な電力を消費することとなっていた。
そこで、従来、送り出す紙の紙厚を属性として持つ紙種を検出して、紙種に応じて駆動ローラを駆動するステッピングモータに流す電流を制御する技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、紙種に応じて駆動ローラを駆動するステッピングモータに流す電流を制御しているため、紙種に応じたトルクで駆動ローラを駆動させることはできるが、用紙等のシート状部材の搬送不良は、トルクが原因で発生するだけでなく、シート状部材が搬送方向に対して傾いた状態で搬送されるスキューを要因としても、シート状部材の搬送不良が発生する。
そこで、本発明は、送り出されるシート状部材の状態に応じて適切にシート状部材を送給するシート状部材送給装置及び画像処理装置を提供することを目的としている。
本発明のシート状部材送給装置は、上記目的を達成するために、ローラ駆動手段によってシート状部材送り出し手段の駆動ローラを回転駆動して、該駆動ローラと対向部材との間に、シート状部材収納手段内のシート状部材を挟み込んで送り出して送給する際に、送り出される該シート状部材の厚さを含む部材種別及び先端をシート状部材検出手段で検出し、制御手段が、該部材種別の検出結果に基づいて、駆動制御手段を介して前記ローラ駆動手段による前記駆動ローラのトルクを制御するとともに、該シート状部材の先端の検出結果に基づいて、前記シート状部材送り出し手段によって送り出された該シート状部材の該送り出し方向に対する傾きを補正する傾き補正手段による該傾き補正を制御することを特徴としている。
また、本発明のシート状部材送給装置は、前記駆動制御手段が、前記ローラ駆動手段に供給する駆動電流を調整して前記トルクを制御し、前記制御手段が、前記駆動制御手段が前記ローラ駆動手段に供給する前記駆動電流を前記シート状部材検出手段の検出した前記部材種別に基づいて制御することを特徴としてもよい。
さらに、本発明のシート状部材送給装置は、前記傾き補正手段が、前記シート状部材送り出し手段から前記シート状部材がその当接位置に送られてくる一対の補正ローラと、該補正ローラを回転駆動させる補正ローラ駆動手段と、を備えていて、前記制御手段が、前記シート状部材検出手段による前記シート状部材の先端の検出結果に基づいて前記補正ローラ駆動手段による前記補正ローラの駆動タイミングを制御することを特徴としてもよい。
本発明の画像処理装置は、用紙収納手段に収納されている複数枚の用紙を用紙送給手段で1枚ずつ送り出し画像形成手段で該用紙に画像を形成する画像形成ユニット、または/及び、原稿収納手段に収納されている原稿を原稿送給手段で1枚ずつ送り出し画像読み取り手段で該原稿の画像を読み取る画像読み取りユニットを備えており、前記用紙送給手段または/及び前記原稿送給手段として、請求項1から請求項4のいずれかに記載のシート状部材送給装置を搭載していることを特徴としている。
本発明によれば、シート状部材を送り出す駆動ローラのトルクを該シート状部材の厚さを含む部材種別の検出結果に基づいて適切なトルクに制御することができるとともに、送り出される該シート状部材の先端の検出結果に基づいて、該シート状部材の傾きを補正することができ、消費電力を削減しつつ、シート状部材の搬送性を向上させることができる。
本発明の一実施例を適用した画像処理装置の給紙部の概略構成図。 モータとローラの接続系統図。 モータ駆動系統のブロック構成図。 用紙検知センサの検出信号と用紙厚の関係を示す図。 給紙制御処理を示すフローチャート。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図5は、本発明のシート状部材送給装置及び画像処理装置の一実施例を示す図であり、図1は、本発明のシート状部材送給装置及び画像処理装置の一実施例を適用した画像処理装置1の給紙部10の概略構成図である。
図1において、画像処理装置1は、プリンタ装置、複写装置、複合装置等の画像形成装置であり、給紙部10を備えている。なお、画像処理装置1としては、画像形成装置に限るものではなく、スキャナ装置等の画像読み取り装置であってもよく、この場合の給紙部としては、原稿を送給する原稿給紙部となる。なお、以下の説明では、画像処理装置1が画像形成装置であり、給紙部10が記録紙等の用紙を搬送する場合について説明する。
給紙部(シート状部材送給装置)10は、用紙トレイ11、給紙ローラ12と分離部材13を有する用紙送り出し部(シート状部材送り出し手段)14、用紙検知センサ15、前搬送路16、レジストローラ17及び後搬送路18等を備えており、本実施例の画像処理装置1は、画像形成装置であるので、後搬送路18の搬送先に、用紙に画像を形成する画像形成部が配設されている。
用紙トレイ(シート状部材収納手段)11は、複数枚の用紙(シート部材)Pが収納され、用紙Pとしては、各種用紙厚さを含む紙種(各種普通紙、OHP紙、フィルム等や用紙サイズ等)の用紙Pを収納可能である。
給紙ローラ(駆動ローラ)12は、図2に示すように、ステッピングモータ21によって回転駆動され、ステッピングモータ(ローラ駆動手段)21は、駆動クロックに同期してステップ回転して給紙ローラ12及びレジストローラ17を回転駆動するとともに、供給される駆動電流の大きさに応じたトルクで給紙ローラ12及びレジストローラ17を回転駆動させる。
給紙ローラ12は、用紙トレイ11の用紙給紙側の上部に配設されており、用紙トレイ11内には、用紙トレイ11内に収納されている用紙Pの給紙ローラ12側の端部を該給紙ローラ12に押し当てる状態で持ち上げるガイド板(図示略)が配設されている。
給紙ローラ12は、ステッピングモータ21によって回転駆動されることで、最上段の用紙Pを分離部材13との間に送り込んで、分離部材13との摩擦抵抗によって1枚ずつ分離して前搬送路16上をレジストローラ17方向に送り出す。
分離部材(対向部材)13は、所定の摩擦抵抗を有し、給紙ローラ12によって給紙ローラ12との間に送り込まれてきた用紙Pを1枚ずつ分離する。
前搬送路16は、給紙ローラ12とレジストローラ17との間に配設され、給紙ローラ12から送り出された用紙Pをレジストローラ17への搬送をガイドする。
用紙検知センサ(シート状部材検出手段)15は、給紙ローラ12から前搬送路16上をレジストローラ17方向に送り出された用紙Pを検出する位置に配設されており、発光部15aと受光部15bを備えた透過型の光センサが用いられている。用紙検知センサ15は、発光部15aから出射された検知光が、受光部15bに入射されて、受光部15bに入射される光量によって検知光部分を通過する用紙Pの先端及び用紙Pの用紙厚さを含む用紙種別を検出する。すなわち、用紙厚さを含む用紙種別と用紙Pを透過する透過光量との間には一定の対応関係があり、発光部15aから出射された検知光の光量のうち受光部15bが検出する検出光量とは用紙厚さを含む用紙種別に起因して一定の関係がある。そして、受光部15bは、受光光量に比例した検出信号を出力する。したがって、受光部15bの出力する検出信号と用紙厚さを含む用紙種別とをテーブルとして不揮発性メモリに記憶しておくことにより、受光部15bの出力する検出信号から用紙厚さを含む用紙種別を検知することができる。
なお、発光部15aとしては、LED素子、半導体レーザ、白熱燈や蛍光灯等の各種光源を用いることができるが、ノイズの影響の少ない波長の光を出射する光源が望ましい。受光部15bとしては、フォトトランジスタ、フォトダイオード等を用いることができる。
なお、用紙検知センサ15としては、本実施例では、光透過型の光センサを用いているが、光透過型に限るものではなく、光反射型の光センサであってもよい。この場合、発光部から出射された検知光を用紙Pで反射して、用紙Pで反射された反射光を受光部で受光し、該受光光量によって、すなわち、用紙Pによる検知光の反射光量によって用紙Pの先端及び用紙Pの用紙厚さを含む用紙種別を検出する。
レジストローラ(傾き補正手段、補正ローラ)17は、給紙ローラ12を駆動するステッピングモータ21とは異なるステッピングモータ(補正ローラ駆動手段)21で駆動する。なお、図2では、便宜上、1つのステッピングモータ21として描かれているが、給紙ローラ12を駆動するステッピングモータ21と、レジストローラ17を駆動するステッピングモータ21とは、異なるモータである。また、本実施例では、レジストローラ17を給紙ローラ12を駆動するステッピングモータ21とは異なるステッピングモータ21で駆動しているが、クラッチ機構をレジストローラ17に内蔵または外付けで設けて、同じステッピングモータ21を駆動源とし、クラッチ機構でレジストローラ17の駆動タイミングを調整するようにしてもよい。
そして、レジストローラ17は、給紙ローラ12が用紙Pの給紙を開始したときには、回転が停止され、用紙Pが用紙検知センサ15を通過して用紙Pの先端がレジストローラ17に突き当てられた後、所定のタイミングで回転駆動される。
給紙部10は、給紙ローラ12によってレジストローラ17までの搬送路長よりも多めに用紙Pを搬送してレジストローラ17に用紙Pの先端を突き当てて用紙Pに撓みを生じさせることで、用紙Pが給紙ローラ12によって給紙トレイ11内からレジストローラ17に給紙されたときに斜めになっている状態を補正するスキュー補正を行う。
給紙部10は、画像形成部での画像形成のタイミングに合わせて、レジストローラ17の回転タイミングを調整して、レジストローラ17を回転駆動させ、用紙Pを後搬送路18を介して画像形成部に搬送する。
給紙部10は、用紙検知センサ15の検出する用紙の先端によって、レジストローラ17での用紙Pの撓み量を判断して、その後の用紙Pの搬送量を制御する。
画像形成装置1は、図3に示すように、制御部30を備えており、制御部30は、CPU(Central Processing Unit )31、駆動IC(Integrated Circuit)32、DAC(digital/analog converter)33及び図示しないROM(Read Only Memory)やFROM(flash Read Only Memory)等の不揮発性メモリ等を備えている。
不揮発性メモリには、画像形成装置1としてのプログラム、特に、給紙部10の給紙制御プログラムを格納しているとともに、用紙送給制御処理に各種データ、例えば、用紙検知センサ15の用紙種別検出信号とステッピングモータ21の駆動トルクを最適トルクに補正する補正駆動電流値を補正データテーブルとして不揮発性メモリに記憶し、また、用紙検知センサ15の用紙先端検知タイミングに対応させた用紙スキューを補正するためのレジストローラ駆動タイミングデータを記憶している。
すなわち、用紙検知センサ15の検出信号と用紙種別である用紙厚(um)とは、図4に示すような関係にある。そこで、画像処理装置1は、予め用紙検知センサ15の検出信号に対応する用紙厚さを含む用紙種別に適切なステッピングモータ21の駆動トルク(最適駆動トルク)を実験等で求めて、用紙検知センサ15の用紙種別検出信号とステッピングモータ21の駆動トルクを最適トルクに補正する補正駆動電流値を駆動電流補正テーブルとして不揮発性メモリに記憶されている。この場合、用紙厚が厚いほど、ステッピングモータ21の駆動トルクが大きく、用紙厚が薄いほど、ステッピングモータ21の駆動トルクが小さくなる補正駆動電流値が設定されている。
また、画像処理装置1は、用紙Pの厚さとして予め設定されている最大厚さの用紙Pを給紙ローラ12が送給可能な最大トルクを初期トルクとして設定し、補正駆動電流値として、該初期トルクを小さく補正する補正駆動電流値が設定されている。したがって、CPU31は、該初期トルクでステッピングモータ21による給紙ローラ12の回転駆動を開始させ、用紙検知センサ15の検出した用紙Pの種別に基づいてステッピングモータ21による給紙ローラ12のトルクを初期トルクから減少させる制御を行う。
また、用紙検知センサ15の用紙先端の検出信号からレジストローラ17への用紙の搬送状況を検出してレジストローラ21の駆動タイミングを制御することで用紙スキューを補正するためのレジストローラ駆動タイミングデータを記憶している。
CPU(制御手段)31は、不揮発性メモリ内のプログラムに基づいて画像形成装置1の各部を制御して画像形成装置1としての処理を実行するとともに、給紙部10の各部を制御して給紙動作を制御する。すなわち、CPU31は、駆動IC32への駆動電流制御信号を制御して、ステッピングモータ21を予め設定されている駆動電流値で駆動させる。
CPU31には、用紙検知センサ15からの検出信号に基づいて、不揮発性メモリのテーブルから用紙厚さを含む用紙種別を取得するとともに、用紙Pの先端位置を判別する。CPU31は、不揮発性メモリの用紙厚さを含む用紙種別に対応して予め設定されている駆動電流補正テーブルを参照して、デジタルの駆動電流補正データを取得して、DAC33に出力し、DAC33は、デジタルの駆動電流補正データをアナログの駆動電流補正値に変換して駆動IC32に出力する。
駆動IC(駆動制御手段)32は、CPU31からの駆動電流制御信号に基づく駆動電流値を、DAC33からの駆動電流補正値に基づいて補正した補正駆動電流値の補正駆動電流をステッピングモータ21に供給して、ステッピングモータ21を駆動させる。
また、CPU31は、用紙検知センサ15からの用紙Pの先端の検出結果に基づいて、レジストローラ17の駆動IC32によるステッピングモータ21の駆動タイミングを制御して、レジストローラ17の駆動タイミングを調整することで、用紙スキューの補正を行う。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の画像処理装置1は、その給紙部10の用紙トレイ11から給紙ローラ12によって用紙Pを送り出してレジストローラ17を介して搬送する際に、用紙Pの紙種及び紙厚と先端を用紙検知センサ15で検出して、給紙ローラ12を駆動するステッピングモータ21のトルクを制御するとともに、レジストローラ17の駆動タイミングを調整して用紙スキューを補正する。
すなわち、給紙部10は、用紙搬送指示があると、図5に示すように、CPU31が、ステッピングモータ21を所定の駆動制御電流値、すなわち、所定の駆動トルクで駆動させて給紙ローラ12を回転駆動させ、給紙トレイ11内の最上段の用紙Pを分離部材13との間に引き込んで、分離部材13と給紙ローラ12との総合作用で用紙を1枚分離させて前搬送路16上をレジストローラ17方向に送り出す(ステップS101)。
給紙部10は、給紙ローラ12によって前搬送路16上に送り出した用紙Pを、直ぐに、用紙検知センサ15によってその先端及び透過光量を検知して、検出信号をCPU31に出力する(ステップS102)。
CPU31は、用紙検知センサ15の検出信号に基づいて不揮発性メモリのからステッピングモータ21の駆動電流値の補正値であるデジタルの補正駆動電流値を読み出してDAC33に出力し、DAC33がデジタルの駆動電流補正データをアナログの駆動電流補正値に変換して駆動IC32に出力する。駆動IC32が、CPU31からの駆動電流制御信号に基づく駆動電流値を、DAC33からの駆動電流補正値に基づいて補正した補正駆動電流値の補正駆動電流をステッピングモータ21に供給して、ステッピングモータ21を駆動させるモータ電流変更処理を行う(ステップS103)。
次に、CPU31は、用紙検知センサ15の検出信号に基づいて用紙Pの先端を検出すると、レジストローラ17の駆動タイミングを調整することで、給紙ローラ12からレジストローラ17までの搬送路長よりも多めに用紙Pを搬送して(ステップS104)、レジストローラ17に用紙Pの先端を突き当てて用紙Pに撓みを生じさせることで、用紙Pが給紙ローラ12によって給紙トレイ11内からレジストローラ17に給紙されたときに斜めになっている状態を補正するスキュー補正を行う(ステップS105)。
CPU3は、スキュー補正を行うと、レジストローラ17の駆動を開始して、用紙Pを後搬送路18上に搬送する。
このように、本実施例の画像処理装置1は、ステッピングモータ21によって用紙送り出し部14の給紙ローラ12を回転駆動して、給紙ローラ12と分離部材13との間に、用紙トレイ11内の用紙Pを挟み込んで送り出して送給する際に、送り出される用紙Pの厚さを含む用紙種別及び先端を検出する用紙検知センサ15で検出し、CPU31が、用紙種別の検出結果に基づいて、駆動IC32を介して、ステッピングモータ21による給紙ローラ12のトルクを制御するとともに、用紙Pの先端の検出結果に基づいて、用紙送り出し部14によって送り出された用紙Pの該送り出し方向に対する傾きを補正するレジストローラ17による該傾き補正を制御している。
したがって、用紙Pを送り出す給紙ローラ12のトルクを用紙Pの厚さを含む用紙種別の検出結果に基づいて適切なトルクに制御することができるとともに、用紙送り出し部14によって送り出される用紙Pの先端の検出結果に基づいて、用紙Pの傾きを補正することができ、消費電力、騒音及び振動を削減しつつ、用紙Pの搬送性を向上させることができる。
また、本実施例の画像処理装置1は、CPU31が、駆動IC32からステッピングモータ21に供給する駆動電流を用紙検知センサ15の検出した用紙種別に基づいて調整してトルクを制御している。
したがって、消費電力、騒音及び振動をより一層削減することができるとともに、用紙Pの搬送性を向上させることができる。
さらに、本実施例の画像処理装置1は、一対のローラからなるレジストローラ17を、ステッピングモータ21で回転駆動し、CPU31が、用紙検知センサ15による用紙Pの先端の検出結果に基づいて、駆動IC32を介してステッピングモータ21の駆動タイミングを制御している。
したがって、簡単な構成で、用紙送り出し部14からレジストローラ17への用紙送り出し量を調整して、レジストローラ17部での用紙撓み量を最適化することができ、用紙スキューを適切に補正することができる。
また、本実施例の画像処理装置1は、駆動IC32が、用紙Pの厚さとして予め設定されている最大厚さの用紙Pを給紙ローラ12が送給可能な初期トルクでステッピングモータ21による給紙ローラ12の回転駆動を開始させ、CPU31が、用紙検知センサ15の検出した用紙Pの種別に基づいてステッピングモータ21による給紙ローラ12のトルクを初期トルクから減少させる制御を行っている。
したがって、用紙Pの厚さに関わらず、1枚目の用紙Pの送給を開始することができるとともに、ステッピングモータ21による給紙ローラ12のトルクを、用紙検知センサ15による用紙Pの厚さを含む用紙種別の検出結果に応じたトルクに制御して用紙Pの搬送性をより一層向上させることができる。また、消費電力を適切に削減することができるとともに、騒音及び振動を低減することができる。
さらに、本実施例の画像処理装置1は、用紙Pの厚さが厚いほどステッピングモータ21による給紙ローラ12のトルクを大きく制御し、用紙Pの厚さが薄いほどステッピングモータ21による給紙ローラ12のトルクを小さく制御している。
したがって、用紙種別の1つである用紙厚さに応じて適切に用紙搬送を行うことのできるトルクに給紙ローラ12のトルクを制御することができ、消費電力を削減しつつ用紙Pの搬送性を向上させることができる。
また、本実施例の画像処理装置1は、用紙検知センサ15が、用紙送り出し部14とレジストローラ17の間であって、用紙送り出し部14によって送り出された用紙Pを用紙送り出し部14から送り出された直後に検出する位置に配設されている。
したがって、用紙送り出し部14から送り出された用紙Pの厚さを含む用紙種別を速やかに検出して、給紙ローラ12のトルクを調整して用紙Pの搬送性能を向上させることができるとともに、用紙スキューをレジストローラ17によって確実かつ適切に補正することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、用紙等のシート状部材を収納部から1枚ずつ送給するシート状部材送給装置及びこのシート状部材送給装置を搭載する画像形成装置や画像読み取り装置等の画像処理装置に利用することができる。
1 画像処理装置
10 給紙部
11 用紙トレイ
12 給紙ローラ
13 分離部材
14 用紙送り出し部
15 用紙検知センサ
15a 発光部
15b 受光部
16 前搬送路
17 レジストローラ
18 後搬送路
P 用紙
21 ステッピングモータ
30 制御部
31 CPU
32 駆動IC
33 DAC
特開2007−320744号公報

Claims (5)

  1. シート状部材を収納するシート状部材収納手段と、
    回転駆動される駆動ローラと該駆動ローラに対向配置された対向部材を有し該駆動ローラと該対向部材との間に前記シート状部材収納手段内のシート状部材を挟み込んで送り出すシート状部材送り出し手段と、
    前記駆動ローラを回転駆動するローラ駆動手段と、
    前記ローラ駆動手段による前記駆動ローラの回転駆動及びトルクを制御する駆動制御手段と、
    前記シート状部材送り出し手段によって送り出された前記シート状部材の該送り出し方向に対する傾きを補正する傾き補正手段と、
    前記シート状部材送り出し手段によって送り出される前記シート状部材の厚さを含む部材種別及び先端を検出するシート状部材検出手段と、
    前記シート状部材検出手段による前記シート状部材の部材種別の検出結果に基づいて前記駆動制御手段を介して前記ローラ駆動手段による前記駆動ローラのトルクを制御するとともに、前記シート状部材検出手段による前記シート状部材の先端の検出結果に基づいて前記傾き補正手段による前記シート状部材の傾き補正を制御する制御手段と、
    を備えていることを特徴とするシート状部材送給装置。
  2. 前記駆動制御手段は、前記ローラ駆動手段に供給する駆動電流を調整して前記トルクを制御し、前記制御手段は、前記駆動制御手段が前記ローラ駆動手段に供給する前記駆動電流を前記シート状部材検出手段の検出した前記部材種別に基づいて制御することを特徴とする請求項1記載のシート状部材送給装置。
  3. 前記傾き補正手段は、前記シート状部材送り出し手段から前記シート状部材がその当接位置に送られてくる一対の補正ローラと、該補正ローラを回転駆動させる補正ローラ駆動手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記シート状部材検出手段による前記シート状部材の前記部材種別及び先端の検出結果に基づいて前記補正ローラ駆動手段による前記補正ローラの駆動タイミングを制御することを特徴とする請求項1または請求項2記載のシート状部材送給装置。
  4. 前記駆動制御手段は、前記シート状部材の厚さとして予め設定されている最大厚さのシート状部材を前記駆動ローラが送給可能な初期トルクで前記ローラ駆動手段による前記駆動ローラの回転駆動を開始させ、
    前記制御手段は、前記シート状部材検出手段の検出した前記シート状部材の種別に基づいて前記ローラ駆動手段による前記駆動ローラのトルクを前記初期トルクから減少させる制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のシート状部材送給装置。
  5. 用紙収納手段に収納されている複数枚の用紙を用紙送給手段で1枚ずつ送り出し画像形成手段で該用紙に画像を形成する画像形成ユニット、または/及び、原稿収納手段に収納されている原稿を原稿送給手段で1枚ずつ送り出し画像読み取り手段で該原稿の画像を読み取る画像読み取りユニットを備えた画像処理装置において、前記用紙送給手段または/及び前記原稿送給手段として、請求項1から請求項4のいずれかに記載のシート状部材送給装置を搭載していることを特徴とする画像処理装置。
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