JP2006335417A - 用時混合容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第1成分Aが収容された第1成分収容部10と、第2成分Bが収容された第2成分収容部30とを直線的に移動可能に配置し、栓部材50を介在させることにとり使用開始前には、第1成分Aと第2成分Bとを分離して収容し、使用に際して、前記第1成分収容部10を第2成分収容部20方向に移動させることによって栓部材による封止を解除し、第1成分Aと第2成分Bとを混合させ、これに伴って栓部材の上方側に混合成分を押しやって混合成分を一箇所に集合させ、この状態からスプレー部材70を押圧させることにより、混合成分を噴出させるように構成した。
【選択図】 図1
Description
と第2成分とが使用開始前には混合されず、使用開始の際に両者を混合して使用することが可能な用時混合容器に関する。
すなわち、特許文献1に開示された用時混合容器100では、図14に示したように、上端に口部104を有する下部容器102と、この下部容器102の口部104に接続される円筒状の上部容器106と、下部容器102の口部104に軸方向移動可能に内嵌される栓体108と、上部容器106の上端開口部116に装着されるスプレー式の吐出装置110とが具備されている。
本発明は、このような実状に鑑み、使用開始前に予め別々に分離して収容されている第1成分と第2成分とを使用時などに異なるものを組み付けたり、一方が組み付けられていない状態で使用してしまうような誤使用がなく、また、コンパクトに構成することができ、さらには、一方の成分が固体成分であってもこの固体成分を短時間のうちに他方の液体成分中に十分溶解させることができ、加えて異音などの発生がなく、さらには混合成分の略全量を使用することが可能な用時混合容器を提供することを目的とする。
本発明の用時混合容器は、
第1成分を収容する第1成分収容部と、
前記第1成分収容部の底口部内部に嵌合係止され、底部に第2成分を収容する第2成分収容部と、
前記第1成分収容部の上口部に装着されたスプレー部材と、
前記スプレー部材の内部に、前記スプレー部材の噴射口に連通するように前記スプレー部材より下方に延設するように設けられた混合成分吸い上げ管と、
前記混合成分吸い上げ管を囲うように前記第1成分収容部の上口部より下方に延設された筒状の延設部と、
前記第2成分収容部内に嵌合係止された栓部材と、
前記第2成分収容部の底部側で前記栓部材が収容される栓部材収容凹部と、を備え、
使用に際して、前記第1成分収容部を前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させることによって、前記第1成分収容部に延設された前記延設部が、前記第2成分収容部内に嵌合係止された前記栓部材を下方に押圧して移動離脱させ、
これにより、前記第1成分収容部と前記第2成分収容部との間に流通通路が形成され、この流通通路を介して前記第1成分と前記第2成分とを前記第2成分収容部内で混合するとともに、
さらに前記第1成分収容部を前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させることによって、
前記第1成分収容部に延設された前記延設部が、前記第2成分収容部内の前記栓部材を下方に押圧して移動させ、前記第2成分収容部の底部に形成された前記栓部材収容凹部に前記栓部材を収容して移動不能とし、
これにより、前記第2成分収容部内で混合された第1成分と第2成分の混合成分を、前記混合成分吸い上げ管を介して噴射できるよう構成されていることを特徴とする。
そして、使用に際して、第1成分収容部を第2成分収容部方向に移動させることによっ
て栓部材を落下させ、これにより第1成分と第2成分との混合ができるとともに混合成分の噴射が可能になる。
また、本発明の用時混合容器は、
前記第1成分収容部を、前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた最終位置において、
前記栓部材が、前記栓部材収容凹部に収容されると、
前記栓部材収容凹部内に流入された前記第1成分と前記第2成分との混合成分が、前記栓部材収容凹部に収容された前記栓部材より上方へ押し上げられ、これにより、前記第2成分収容部内で混合された第1成分と第2成分の混合成分を、前記混合成分吸い上げ管を介して噴射できることが好ましい。
これにより、第1成分と第2成分との混合成分を、混合成分吸い上げ管を介して略全量取り出して噴射することが可能になる。
前記第1成分収容部に延設された前記延設部の下端部に、
スペーサー部材が設けられていることが好ましい。
また、本発明の用時混合容器は、
前記第2成分収容部に、前記第2成分収容部の上口部より内方に向かって内方折り返し部が延設されていることが好ましい。
また、本発明の用時混合容器は、
前記第2成分収容部内に延設された前記内方折り返し部内に、前記栓部材が嵌合係止されていることが好ましい。
前記第2成分収容部内に延設された前記内方折り返し部内に、前記栓部材が嵌合係止されていることが好ましい。
また、本発明の用時混合容器は、
前記第1成分収容部から延設された前記延設部の下端部に設けられた前記スペーサー部材の外壁面が、前記第2成分収容部に延設された前記内方折り返し部に嵌合係止され、これにより前記第1成分収容部内に収容された第1成分が液密に封止されることが好ましい。
また、本発明の用時混合容器は、
前記第2成分収容部の底部に、底栓部材が嵌着自在に設けられていることが好ましい。
前記底栓部材の上面略中央部に、前記栓部材を収容する栓部材収容凹部が形成されていることが好ましい。
また、本発明の用時混合容器は、
前記第1成分収容部を、前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた最終位置において、
前記第2成分収容部の上口部から離脱され、前記第2成分収容部の底部に形成された前記栓部材収容凹部に収容された前記栓部材が確実に移動不能となるよう、
前記延設部の下端が前記栓部材に当接するように構成されていることが好ましい。
前記第1成分収容部を、第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた最終位置において、
前記第2成分収容部の上口部から離脱され、前記第2成分収容部の底部に形成された前記栓部材収容凹部に収容された前記栓部材が確実に移動不能となるように、前記延設部の下端側に設けられた前記スペーサー部材の下端部が、前記栓部材に当接するように構成されていることが好ましい。
けられた栓部材収容凹部に、栓部材を栓部材収容凹部の底面にしっかりと当接される位置まで移動させることができる。
前記栓部材と前記栓部材収容凹部とが、略同形状であることが好ましい。
このように構成することによって、栓部材を栓部材収容凹部に確実に嵌合することができる。
前記栓部材が、上面にテーパー状凹部を備えることが好ましい。
このように構成することによって、第1成分と第2成分との混合成分が、スプレー部材の下方に延設された混合栓分吸い上げ管の真下付近に集まるようになるため、混合成分を用時混合容器外へ噴射する際に略全量の混合成分を使用することができる。
前記栓部材が前記栓部材収容凹部に収容された状態において、
前記栓部材収容凹部の端部に、前記栓部材の端部から略同一形状の凹部を形成するテーパー状部が連続して形成されていることが好ましい。
また、本発明の用時混合容器は、
前記第1成分収容部を前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた最終位置において、
前記栓部材が前記栓部材収容凹部に収容され、前記栓部材収容凹部内に流入された前記第1成分と前記第2成分との混合成分が、前記栓部材収容凹部に収容された前記栓部材より上方へ確実に押し上げられるよう、前記栓部材収容凹部の壁面に、混合成分流通溝部が形成されていることが好ましい。
前記第1成分収容部を、第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた際に、
前記栓部材が確実に前記栓部材収容凹部に収容されるよう前記第2成分収容部の内壁部に、所定間隔離間して複数の案内リブが設けられていることが好ましい。
前記第1成分収容部の下方に、
前記第1成分収容部を前記第2成分収容部の外周壁との間で案内する略筒状の第1成分案内部が備えられていることが好ましい。
前記第1成分収容部と前記第1成分案内部とが、
切り離し自在に一体成形されてなることが好ましい。
前記第1成分収容部の肩部と前記第2成分収容部の上口部との間の外周に、
使用開始前に前記第1成分収容部が前記第2成分収容部の上口部に沿って、前記第2成分収容部方向に移動することを防止するストッパー部材が着脱自在に設けられていることが好ましい。
前記スプレー部材を上口部に装着した前記第1成分収容部の外方に、
着脱自在に装着されたキャップが備えられていることが好ましい。
第1成分を収容する延設部を上口部に備える第1成分収容部と、
前記延設部と第1成分収容部の内壁に嵌合係止され、底部に第2成分を収容する第2成分収容部と、
前記第1成分収容部の上口部に装着されたスプレー部材と、
前記スプレー部材の内部に、前記スプレー部材の噴射口に連通するようにスプレー部材より下方に延設されるとともに、前記第1成分収容部の延設部内を通過するように設けられた混合成分吸い上げ管と、
前記第2成分収容部内に嵌合係止された栓部材と、
前記第2成分収容部の底部に前記栓部材を収容するための栓部材収容凹部を備え、
前記第1成分が、前記栓部材の上方であるとともに前記延設部の下端部に収容され、
使用に際して、前記第1成分収容部を前記第2成分収容部の上口部に沿って、第2成分収容部方向に移動させることによって、
前記第1成分収容部に延設された前記延設部が、前記第2成分収容部内に嵌合係止された前記栓部材を下方に押圧して移動離脱させ、
これにより、前記第1成分収容部に収容した第1成分と、前記第2成分収容部に収容した第2成分とを、前記第1成分収容部に形成された流通開口部を介して前記第2成分収容部内で混合するとともに、
さらに前記第1成分収容部を前記第2成分収容部に沿って、第2成分収容部方向に移動させることによって、
前記第1成分収容部に延設された前記延設部が、前記第2成分収容部内の前記栓部材を下方に押圧して移動させ、前記第2成分収容部の底部に形成された前記栓部材収容凹部に前記栓部材を収容して移動不能とし、
これにより、前記第2成分収容部内で混合された第1成分と第2成分の混合成分を、前記混合成分吸い上げ管を介して噴射できるよう構成されていることを特徴とする。
そして、使用に際して、第1成分収容部を第2成分収容部方向に移動させることによって、第1成分収容部の口部に延設された延設部が、第2成分収容部の上口部に装着された栓部材を下方に押圧し、これにより栓部材を第2成分収容部の下方に離脱させることになる。
さらに、第1成分収容部を第2成分収容部方向に移動させることによって、第2成分収容部の上口部に装着された栓部材を延設部が下方に押圧し、第2成分収容部の底部に設けられた栓部材収容凹部に栓部材を収容することができる。
また、このような混合操作をしなければ、第1成分と第2成分の混合成分を噴射できない構造であるので、誤って第1成分と第2成分の混合成分を噴射するおそれがない。
また、第1成分収容部を第2成分収容部方向に移動させるだけで第1成分と第2成分の混合を行うことができ、操作が容易であり、熟練を要することがなく、誰でも操作可能である。
前記第1成分収容部を、前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた最終位置において、
前記栓部材が、前記栓部材収容凹部に収容されると、前記栓部材収容凹部内に流入され
た前記第1成分と前記第2成分との混合成分が、前記栓部材収容凹部に収容された前記栓部材より上方へ押し上げられ、
これにより、前記第2成分収容部内で混合された第1成分と第2成分の混合成分を、前記混合成分吸い上げ管を介して噴射できるよう構成されていることが好ましい。
また、本発明の用時混合容器は、
前記第2成分収容部に、前記第2成分収容部の上口部より内方に向かって内方折り返し部が延設されていることが好ましい。
また、本発明の用時混合容器は、
前記第2成分収容部に延設された前記内方折り返し部内に、前記栓部材が嵌合係止されていることが好ましい。
また、本発明の用時混合容器は、
前記第2成分収容部の底部に底栓部材が嵌着自在に設けられていることが好ましい。
前記底栓部材の中央部に前記栓部材を収容する栓部材収容凹部が形成されていることが好ましい。
また、本発明の用時混合容器は、
前記第1成分収容部を前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた最終位置において、
前記第2成分収容部の上口部から離脱され、前記第2成分収容部の底部に形成された前記栓部材収容凹部に収容された前記栓部材が確実に移動不能となるよう、前記延設部の下端部が前記栓部材に当接するように構成されていることが好ましい。
前記第1成分収容部を前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた際において、
前記第1成分収容部内の第1成分と前記第2成分収容部内の第2成分とが互いに混合し合うように、前記延設部の下端部に流通開口部が設けられていることが好ましい。
前記栓部材と前記栓部材収容凹部とが、略同形状であることが好ましい。
このように構成することによって、栓部材を栓部材収容凹部に確実に嵌合することができる。
前記栓部材が、上面にテーパー状凹部を備えることが好ましい。
このように構成することによって、第1成分と第2成分との混合成分が、スプレー部材の下方に延設された混合栓分吸い上げ管の真下付近集まるようになるため、混合成分を混合成分吸い上げ管を介して用時混合容器外へ噴射する際において全量の混合成分を使用することができる。
前記栓部材が前記栓部材収容凹部に収容された状態において、
前記栓部材収容凹部の端部に、前記栓部材の端部から略同一形状の凹部を形成するようテーパー状部が形成されていることが好ましい。
さらに、テーパー状部は、栓部材収容凹部に収容された栓部材の最上面と略同一位置より形成されるか、若干高い位置より形成させることが好ましい。
前記第1成分収容部を、第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた最終位置において、
前記栓部材が前記栓部材収容凹部に収容され、前記栓部材収容凹部内に流入された前記第1成分と前記第2成分との混合成分が前記栓部材収容凹部に収容された前記栓部材より上方へ確実に押し上げられるよう、前記栓部材収容凹部の壁面に、混合成分流通溝部が形成されていることが好ましい。
ことを防止することができる。
前記第1成分収容部の肩部と前記第2成分収容部の上口部との間の外周に、
使用開始前に前記第1成分収容部が前記第2成分収容部の上口部に沿って、前記第2成分収容部方向に移動することを防止するストッパー部材が着脱自在に設けられていることが好ましい。
前記スプレー部材を上口部に装着した前記第1成分収容部の外方に、
着脱自在に装着されたキャップが備えられていることが好ましい。
上口部に延設された延設部を備えた容器本体部分と、
前記容器本体部分の前記延設部に嵌合係止されるとともに第1成分を収容する第1成分収容部としての筒状部材が、第2成分を収容するための第2成分収容部に一体的に組み付けられ、前記容器本体部分の前記延設部に対して軸方向に移動可能に構成された成分収容ユニットと、
前記容器本体部分の上口部に装着されたスプレー部材と、
前記スプレー部材の内部に前記スプレー部材の噴射口に連通するように前記容器本体部分の延設部内に収容された混合成分吸い上げ管と、
前記成分収容ユニットを構成する前記筒状部材の上部開口側に嵌合係止された上部栓部材と、
前記成分収容ユニットを構成する前記筒状部材の下部開口部に嵌合係止された下部栓部材と、
前記成分収容ユニットの底部に前記上部栓部材と前記下部栓部材とを収容するための栓部材収容凹部と、を備え、
前記第1成分が前記成分収容ユニットの上部開口側に嵌合係止された前記上部栓部材と前記成分収容部の下部開口部に嵌合係止された前記下部栓部材との間に収容され、
前記第2成分が前記第1成分収容部としての前記筒状部材の外方側に収容され、
使用に際して、前記容器本体部分を前記成分収容ユニット方向に移動させることによって、
前記容器本体部分に延設された前記延設部が前記成分収容ユニットの前記上部開口側に嵌合係止された前記上部栓部材を下方に押圧移動させて、前記成分収容ユニットに収容された第1成分の圧力によって、前記成分収容ユニットの下部開口部に嵌合係止された前記下部栓部材を前記成分収容ユニットより下方に離脱させ、
これにより、前記第1成分収容部としての前記筒状部材に収容した第1成分と、第2成分収容部に収容した第2成分とを、前記成分収容ユニット内で混合するとともに、さらに
前記容器本体部分を前記成分収容ユニット方向に移動させることによって、前記容器本体部分の前記上口部に延設された前記延設部が、前記成分収容ユニット内の前記上部栓部材と前記下部栓部材とを下方に押圧して移動させ、前記成分収容ユニットの底部に形成された前記栓部材収容凹部に前記上部栓部材と前記下部栓部材とを収容して移動不能とし、
これにより、前記成分収容ユニット内で混合された第1成分と第2成分との混合成分を前記混合成分吸い上げ管を介して噴射できるよう構成されていることを特徴としている。
そして使用に際して、容器本体部分を成分収容ユニットの口部に沿って成分収容ユニット方向に移動させることによって、容器本体部分の口部に延設された延設部が成分収容ユニットの上口部に設けられた第2成分収容部内に装着された上部栓部材と下部栓部材とを下方に押圧し、これにより栓部材を移動させて成分収容部の下方に離脱させることになる。
さらに、容器本体部分を成分収容ユニットの口部に沿って成分収容ユニット方向に移動させることによって、成分収容ユニットの上口部に延設された第1成分収容部内に装着された上部栓部材と下部栓部材とを、容器本体部分に設けられた延設部が下方に押圧し、成分収容ユニットの底部に設けられた栓部材収容凹部に上部栓部材と下部栓部材とを収容することができる。
従って、このような混合操作をしなければ噴射できない構造であるので、誤って液体成分を噴射することがない。
前記容器本体部分を、前記成分収容ユニット方向に移動させた最終位置において、
前記上部栓部材と前記下部栓部材とが前記栓部材収容凹部に収容されると、
前記栓部材収容凹部内に流入された前記第1成分と前記第2成分との混合成分が、前記栓部材収容凹部内に収容された前記上部栓部材と前記下部栓部材より上方へ押し上げられ、
これにより、前記成分収容ユニット内で混合された第1成分と第2成分の混合成分を、前記混合成分吸い上げ管を介して噴射できるよう構成されていることが好ましい。
前記成分収容ユニットに、前記成分収容部の上口部より内方に向かって内方折り返し部が具備されていることが好ましい。
また、本発明の用時混合容器は、
前記成分収容ユニットに延設された前記内方折り返し部内に、
前記上部栓部材と前記下部栓部材とが嵌合係止され、さらに前記上部栓部材と前記下部栓部材の間に前記第1成分を収容するよう構成されていることが好ましい。
前記成分収容ユニットに具備された前記内方折り返し部内に筒状部材が移動不能に設けられ、前記筒状部材内に、前記上部栓部材と前記下部栓部材とが嵌合係止され、さらに前記上部栓部材と前記下部栓部材の間に前記第1成分を収容するよう構成されていることが好ましい。
前記成分収容ユニットの底部に、嵌着自在に底栓部材が設けられていることが好ましい。
前記底栓部材の中央部に、前記栓部材を収容する栓部材収容凹部が形成されていることが好ましい。
前記容器本体部分を、前記成分収容ユニットの上口部に沿って前記成分収容ユニット方向に移動させた最終位置において、
前記成分収容ユニットの上口部から離脱され、前記成分収容ユニットの底部に形成され
た前記栓部材収容凹部に収容された前記上部栓部材と前記下部栓部材とが確実に移動不能となるよう、前記延設部の下端部が前記上部栓部材に当接するように構成されていることが好ましい。
前記容器本体部分を、前記成分収容ユニットの上口部に沿って前記成分収容部方向に移動させた際において、
前記成分収容ユニット内の前記第1成分収容部内に収容された第1成分と前記第2成分収容部内に収容された第2成分とが互いに混合し合うように、
前記延設部の下端部に、流通開口部が設けられていることが好ましい。
前記上部栓部材と前記下部栓部材とを重ね合わせた形状と前記栓部材収容凹部とが、略同形状であることが好ましい。
このため、成分収容ユニット内の第1成分と第2成分との混合成分を混合成分吸い上げ管を介して用時混合容器外へ噴射する際において、上部栓部材および下部栓部材が邪魔になることがなく、確実でしかも全量の混合成分を使用することができる。
前記上部栓部材が、上面にテーパー状凹部を備えることが好ましい。
このように構成することによって、第1成分と第2成分との混合成分が、スプレー部材の下方に延設された混合栓分吸い上げ管の真下付近集まるようになるため、混合成分を混合成分吸い上げ管を介して用時混合容器外へ噴射する際において全量の混合成分を使用することができる。
前記上部栓部材と前記下部栓部材とを前記栓部材収容凹部に収容された状態において、
前記栓部材収容凹部の端部に、前記上部栓部材の端部から略同一形状の凹部を形成するようテーパー状部が形成されていることが好ましい。
さらに、テーパー状部は、栓部材収容凹部に収容された上部栓部材の最上面と略同一位置より形成されるか、若干高い位置より形成させることが好ましい。
前記容器本体部分を、前記成分収容ユニットの上口部に沿って前記成分収容ユニット方向に移動させた最終位置において、
前記上部栓部材と前記下部栓部材とが前記栓部材収容凹部に収容され、
前記栓部材収容凹部内に流入された前記第1成分と前記第2成分との混合成分が、前記栓部材収容凹部に収容された前記上部栓部材より上方へ確実に押し上げられるよう、前記栓部材収容凹部の壁面に、混合成分流通溝部が形成されていることが好ましい。
前記容器本体部分の底口部と前記成分収容ユニットの底口部との間の外周に、
使用開始前に前記容器本体部分が前記成分収容ユニットの上口部に沿って、前記成分収容ユニット方向に移動することを防止するストッパー部材が着脱自在に設けられていることが好ましい。
前記スプレー部材を上口部に装着した前記容器本体部分の外方に、
着脱自在に装着されたキャップが備えられていることが好ましい。
さらに、第1成分用の容器と第2成分用の容器とに分かれていないため、安価で、かつ構造がコンパクトである。
図1〜図9は本発明の第1の実施例に係る用時混合容器を示したものである。
なお、本明細書において、「上」、「下」、「底」などは説明の都合上、便宜的につけたもので、図1の状態においてキャップ90側を「上」、第2成分収容部30側を「下」あるいは「底」側としている。
この用時混合容器1は、図2にも示したように、スプレー部材70の外方を覆うキャップ90と、キャップ90が着脱自在に装着される第1成分収容部10と、第1成分収容部10の下方に配置され、その上端側の上口部32が第1成分収容部10の底面内方に嵌合係止された第2成分収容部30と、第1成分収容部10の軸方向の移動を第2成分収容部30の外周壁との間で案内する略筒状の第1成分案内部20とが具備されている。
取付け部材77の内周面には雌ネジ78が形成され、かつ雌ネジ78が形成された位置から内方に向かって内方フランジ77aが形成され、この内方フランジ77aによりスプレー部材70の胴部が移動不能に保持されている。
上記第1成分収容部10は、下端側の壁面が二重環状で略筒状に形成されている。また、上口部12から下方に向かって筒状の延設部14が形成され、この延設部14の内部に混合成分吸い上げ管72が収納されている。
またスペーサー部材80は、後述するように内方折り返し部36との液密性(シール性)を確保するため、低密度ポリエチレン(LDPE)により成形されることが好ましい。
さらに、第2成分収容部30の内方折り返し部36内に、この内方折り返し部36の内径よりも若干大きな外径を有する略駒形状の栓部材50が配置され、この栓部材50は、所定の力が上方から加えられた場合に、この内方折り返し部36から離脱される。
の高い熱可塑性エラストマー(TPE)などの物質で形成されていることが好ましく、圧縮された状態で内方折り返し部36に当接されることによって、第2成分収容部30の上口部32の開口が液密にシールされている。
このように形成された第1成分収容部10と第2成分収容部30とは、図3に拡大して示したように、二重環状の壁体部分を互いに一部ラップさせて組付けられる。このとき、第1成分収容部10の下口部13に設けられた雌爪部19の上側に、第2成分収容部30の上口部32に設けられた雄爪部38が配置される。
先ず、図4(A)に示したように、一体成形された第1成分収容部10と第1成分案内部20とを用意する。さらに第1成分収容部10の延設部14内にスプレー部材70の混合成分吸い上げ管72を挿入し、取付け部材77を介してキャップ90を取付ける。また、スペーサー部材80を第1成分収容部10に一体的に取付ける。これらの組付けに定まった順序はなく、逆であっても良い。また、キャップ90は、後の工程で取付けても良い。
そして、図5(A)に示した栓部材収容ユニット3を、図4(C)に示した第1成分収容ユニット2内に装着する。
その後、キャップ90を取り外すかまたはキャップ90を取り外さないまま、キャップ90あるいは第1成分収容部10の肩部17などから力を加えて、第1成分収容部10を第2成分収容部30側に押し込むことにより、第1成分収容部10より第1成分案内部20が切断され図7(B)に示したように容器全体の背を低くするとともに、第1成分収容部10の延設部14の下方に取付けられたスペーサー部材80のリブ81により、栓部材50を下方に押圧する。
すなわち、混合成分は、栓部材50のテーパー状凹部50aを底面としてその上方側に貯留される。
したがって、一方の成分が組み込まれていない状態での使用など、ユーザー側の誤使用を防止することができる。
したがって、噴出されてくる溶液は確実に混合された溶液である。
さらに、吸い上げ管72による混合成分の吸い上げに際して、リブ81が栓部材50を押圧するので、栓部材50が吸い上げの邪魔になることもない。
さらに、用時混合容器1全体の形状は、出荷時から予め2液が収容された状態であるので、コンパクトな構造となる。
例えば、上記実施例では、第1成分収容部10の延設部14の下端にスペーサー部材80を取付けているが、このスペーサー部材80は必須のものではなく、延設部14の下端部にこのような形状を一体的に設けても良い。
0の移動を規制するストッパー部材95を第1成分収容部10の外方に着脱自在に設けることもできる。
10の外周筒部10cに着脱自在に取付けられる環状部材で構成することができ、例えば軸方向にスリットが形成され、側周面に操作用の取っ手95aが具備されたものである。
この第2の実施例に係る用時混合容器5では、上記第1の実施例で採用された第1成分案内部20が使用されていない。
すなわち、第2の実施例では、第2成分収容部30の内方折り返し部36に、直接、第1成分収容部10の延設部14が挿入され、ここに混合成分吸い上げ管72が収容されている。
また、第1成分収容部10における延設部14の下端部には、所定間隔置きにスリットが形成され、このスリットにより外方への流通開口部29が構成されている。
これにより、栓部材50の上側でかつ延設部14の内周側に第1成分Aが収容されている。なお、この栓部材50の上面にも、前記実施例と同様にテーパー状凹部50aが形成されていても良い。
なお、第1成分収容部10と第2成分収容部30の材質は、第1成分収容部10と第2成分収容部30との液密性(シール性)を確保する必要があるため、例えば第1成分収容部10がポリプロピレン(PP)であれば第2成分収容部30は高密度ポリエチレン(HDPE)とし、第1成分収容部10と第2成分収容部30とが同材質とならないように構成することが好ましい。さらに、第1成分収容部10と第2成分収容部30との材質が逆であっても良いことは当然のことである。
これにより、図11に示したようにこれまで栓部材収容凹部62内に貯留されていた第2成分Bは、略全量が栓部材50より上方側に追いやられる。
これにより、スプレー部材70の押部76を押し下げれば、噴射口74から所定の混合成分が略全量噴出される。
この実施例による用時混合容器6では、2つの栓部材50b、50cが使用されている。
この用時混合容器6では、上記第1,第2実施例のように、延設部14を備えた上側部材の内部には、第1成分Aが収容されていない。この上側部材は、キャップ90を装着し延設部14を形成するための容器本体部55を構成している。さらに、容器本体部55の下方にストッパー部材95が着脱自在に取付けられている。
このとき、混合成分は、上部栓部材50bの上側に押しやられる。これにより、混合された略全ての混合成分の使用が可能になる。なお、底栓部材60の内周面には、混合成分流通溝部44が所定間隔置きに形成されているので、栓部材収容凹部62の底面側に混合成分が滞留してしまうことが防止される。
このよう構成された第3の実施例においても、上記第1,第2の実施例と略同様の作用効果を奏することができる。
なお、本発明において、第1成分A、Bは、少なくとも一方が液体であれば、残りの一方は、固体であっても液体であっても粉粒体であっても良い。
2 第1成分収容ユニット
3 栓部材収容ユニット
4 流通通路
5 用時混合容器
6 用時混合容器
7 成分収容ユニット
10 第1成分収容部
10a 段付き孔
10c 外周筒部
12 上口部
13 下口部
14 延設部
15 内周面
17 肩部
18 雄ネジ
19 雌爪部
20 第1成分案内部
29 流通開口部
30 第2成分収容部
32 上口部
34 下口部
35 テーパー当接部
35 開口縁部
36 内方折り返し部
38 雄爪部
39 脚部
44 混合成分流通溝部
50 栓部材
50a テーパー状凹部
50b 上部栓部材
50c 下部栓部材
52 係合突起
55 容器本体部
56 筒状部材
60 底栓部材
62 栓部材収容凹部
62a 斜面
63 リブ
70 スプレー部材
72 混合成分吸い上げ管
74 噴射口
76 押部
77 取付け部材
77a 内方フランジ
78 雌ネジ
80 スペーサー部材
81 リブ
83 リブ
90 キャップ
95 ストッパー部材
95a 取っ手
98 第1成分注入ノズル
99 第2成分注入ノズル
A 第1成分
B 第2成分
100 用時混合容器
102 下部容器
104 口部
106 上部容器
108 栓体
110 吐出装置
116 上端開口部
a 固体成分
b 液体成分
Claims (48)
- 第1成分を収容する第1成分収容部と、
前記第1成分収容部の底口部内部に嵌合係止され、底部に第2成分を収容する第2成分収容部と、
前記第1成分収容部の上口部に装着されたスプレー部材と、
前記スプレー部材の内部に、前記スプレー部材の噴射口に連通するように前記スプレー部材より下方に延設するように設けられた混合成分吸い上げ管と、
前記混合成分吸い上げ管を囲うように前記第1成分収容部の上口部より下方に延設された筒状の延設部と、
前記第2成分収容部内に嵌合係止された栓部材と、
前記第2成分収容部の底部側で前記栓部材が収容される栓部材収容凹部と、を備え、
使用に際して、前記第1成分収容部を前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させることによって、前記第1成分収容部に延設された前記延設部が、前記第2成分収容部内に嵌合係止された前記栓部材を下方に押圧して移動離脱させ、
これにより、前記第1成分収容部と前記第2成分収容部との間に流通通路が形成され、この流通通路を介して前記第1成分と前記第2成分とを前記第2成分収容部内で混合するとともに、
さらに前記第1成分収容部を前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させることによって、
前記第1成分収容部に延設された前記延設部が、前記第2成分収容部内の前記栓部材を下方に押圧して移動させ、前記第2成分収容部の底部に形成された前記栓部材収容凹部に前記栓部材を収容して移動不能とし、
これにより、前記第2成分収容部内で混合された第1成分と第2成分の混合成分を、前記混合成分吸い上げ管を介して噴射できるよう構成されていることを特徴とする用時混合容器。 - 前記第1成分収容部を、前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた最終位置において、
前記栓部材が、前記栓部材収容凹部に収容されると、
前記栓部材収容凹部内に流入された前記第1成分と前記第2成分との混合成分が、前記栓部材収容凹部に収容された前記栓部材より上方へ押し上げられ、
これにより、前記第2成分収容部内で混合された第1成分と第2成分の混合成分を、前記混合成分吸い上げ管を介して噴射できるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の用時混合容器。 - 前記第1成分収容部に延設された前記延設部の下端部に、
スペーサー部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の用時混合容器。 - 前記第2成分収容部に、前記第2成分収容部の上口部より内方に向かって内方折り返し部が延設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の用時混合容器。
- 前記第2成分収容部内に延設された前記内方折り返し部内に、前記栓部材が嵌合係止されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の用時混合容器。
- 前記第1成分収容部から延設された前記延設部の下端部に設けられた前記スペーサー部材の外壁面が、前記第2成分収容部に延設された前記内方折り返し部に嵌合係止され、これにより前記第1成分収容部内に収容された第1成分が液密に封止されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の用時混合容器。
- 前記第2成分収容部の底部に、底栓部材が嵌着自在に設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の用時混合容器。
- 前記底栓部材の上面略中央部に、前記栓部材を収容する栓部材収容凹部が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の用時混合容器。
- 前記第1成分収容部を、前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた最終位置において、
前記第2成分収容部の上口部から離脱され、前記第2成分収容部の底部に形成された前記栓部材収容凹部に収容された前記栓部材が確実に移動不能となるよう、
前記延設部の下端部が前記栓部材に当接するように構成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記第1成分収容部を、第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた最終位置において、
前記第2成分収容部の上口部から離脱され、前記第2成分収容部の底部に形成された前記栓部材収容凹部に収容された前記栓部材が確実に移動不能となるように、前記延設部の下端側に設けられた前記スペーサー部材の下端部が、前記栓部材に当接するように構成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記栓部材と前記栓部材収容凹部とが、略同形状であることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の用時混合容器。
- 前記栓部材が、上面にテーパー状凹部を備えることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の用時混合容器。
- 前記栓部材が前記栓部材収容凹部に収容された状態において、
前記栓部材収容凹部の端部に、前記栓部材の端部から略同一形状の凹部を形成するテーパー状部が連続して形成されていることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記第1成分収容部を前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた最終位置において、
前記栓部材が前記栓部材収容凹部に収容され、前記栓部材収容凹部内に流入された前記第1成分と前記第2成分との混合成分が、前記栓部材収容凹部に収容された前記栓部材より上方へ確実に押し上げられるよう、前記栓部材収容凹部の壁面に、混合成分流通溝部が形成されていることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記第1成分収容部を、第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた際に、
前記栓部材が確実に前記栓部材収容凹部に収容されるよう前記第2成分収容部の内壁部に、所定間隔離間して複数の案内リブが設けられていることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記第1成分収容部の下方に、
前記第1成分収容部を前記第2成分収容部の外周壁との間で案内する略筒状の第1成分案内部が備えられていることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記第1成分収容部と前記第1成分案内部とが、
切り離し自在に一体成形されてなることを特徴とする請求項16に記載の用時混合容器。 - 前記第1成分収容部の肩部と前記第2成分収容部の上口部との間の外周に、
使用開始前に前記第1成分収容部が前記第2成分収容部の上口部に沿って、前記第2成分収容部方向に移動することを防止するストッパー部材が着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記スプレー部材を上口部に装着した前記第1成分収容部の外方に、
着脱自在に装着されたキャップが備えられていることを特徴とする請求項1から18のいずれかに記載の用時混合容器。 - 第1成分を収容する延設部を上口部に備える第1成分収容部と、
前記延設部と前記第1成分収容部の内壁に嵌合係止され、底部に第2成分を収容する第2成分収容部と、
前記第1成分収容部の上口部に装着されたスプレー部材と、
前記スプレー部材の内部に、前記スプレー部材の噴射口に連通するようにスプレー部材より下方に延設されるとともに、前記第1成分収容部の延設部内を通過するように設けられた混合成分吸い上げ管と、
前記第2成分収容部内に嵌合係止された栓部材と、
前記第2成分収容部の底部に前記栓部材を収容するための栓部材収容凹部と、を備え、
前記第1成分が、前記栓部材の上方であるとともに前記延設部の下端部に収容され、
使用に際して、前記第1成分収容部を前記第2成分収容部の上口部に沿って、第2成分収容部方向に移動させることによって、
前記第1成分収容部に延設された前記延設部が、前記第2成分収容部内に嵌合係止された前記栓部材を下方に押圧して移動離脱させ、
これにより、前記第1成分収容部に収容した第1成分と、前記第2成分収容部に収容した第2成分とを、前記第1成分収容部に形成された流通開口部を介して前記第2成分収容部内で混合するとともに、
さらに前記第1成分収容部を前記第2成分収容部に沿って、第2成分収容部方向に移動させることによって、
前記第1成分収容部に延設された前記延設部が、前記第2成分収容部内の前記栓部材を下方に押圧して移動させ、前記第2成分収容部の底部に形成された前記栓部材収容凹部に前記栓部材を収容して移動不能とし、
これにより、前記第2成分収容部内で混合された第1成分と第2成分の混合成分を、前記混合成分吸い上げ管を介して噴射できるよう構成されていることを特徴とする用時混合容器。 - 前記第1成分収容部を、前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた最終位置において、
前記栓部材が、前記栓部材収容凹部に収容されると、前記栓部材収容凹部内に流入された前記第1成分と前記第2成分との混合成分が、前記栓部材収容凹部に収容された前記栓部材より上方へ押し上げられ、
これにより、前記第2成分収容部内で混合された第1成分と第2成分の混合成分を、前記混合成分吸い上げ管を介して噴射できるよう構成されていることを特徴とする請求項20に記載の用時混合容器。 - 前記第2成分収容部に、前記第2成分収容部の上口部より内方に向かって内方折り返し部が延設されていることを特徴とする請求項20または21に記載の用時混合容器。
- 前記第2成分収容部に延設された前記内方折り返し部内に、前記栓部材が嵌合係止されていることを特徴とする請求項20から22のいずれかに記載の用時混合容器。
- 前記第2成分収容部の底部に底栓部材が嵌着自在に設けられていることを特徴とする請求項20から23のいずれかに記載の用時混合容器。
- 前記底栓部材の中央部に前記栓部材を収容する栓部材収容凹部が形成されていることを特徴とする請求項24に記載の用時混合容器。
- 前記第1成分収容部を前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた最終位置において、
前記第2成分収容部の上口部から離脱され、前記第2成分収容部の底部に形成された前記栓部材収容凹部に収容された前記栓部材が確実に移動不能となるよう、
前記延設部の下端部が前記栓部材に当接するように構成されていることを特徴とする請求項20から25のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記第1成分収容部を前記第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた際において、
前記第1成分収容部内の第1成分と前記第2成分収容部内の第2成分とが互いに混合し合うように、前記延設部の下端部に流通開口部が設けられていることを特徴とする請求項20から26のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記栓部材と前記栓部材収容凹部とが、略同形状であることを特徴とする請求項20から27のいずれかに記載の用時混合容器。
- 前記栓部材が、上面にテーパー状凹部を備えることを特徴とする請求項20から28のいずれかに記載の用時混合容器。
- 前記栓部材が前記栓部材収容凹部に収容された状態において、
前記栓部材収容凹部の端部に、前記栓部材の端部から略同一形状の凹部を形成するようテーパー状部が形成されていることを特徴とする請求項20から29のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記第1成分収容部を、第2成分収容部の上口部に沿って第2成分収容部方向に移動させた最終位置において、
前記栓部材が前記栓部材収容凹部に収容され、前記栓部材収容凹部内に流入された前記第1成分と前記第2成分との混合成分が前記栓部材収容凹部に収容された前記栓部材より上方へ確実に押し上げられるよう、前記栓部材収容凹部の壁面に混合成分流通溝部が形成されていることを特徴とする請求項20から30のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記第1成分収容部の肩部と前記第2成分収容部の上口部との間の外周に、
使用開始前に前記第1成分収容部が前記第2成分収容部の上口部に沿って、前記第2成分収容部方向に移動することを防止するストッパー部材が着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項20から31のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記スプレー部材を上口部に装着した前記第1成分収容部の外方に、
着脱自在に装着されたキャップが備えられていることを特徴とする請求項20から32のいずれかに記載の用時混合容器。 - 上口部に延設された延設部を備えた容器本体部分と、
前記容器本体部分の前記延設部に嵌合係止されるとともに第1成分を収容する第1成分収容部としての筒状部材が、第2成分を収容するための第2成分収容部に一体的に組み付けられ、前記容器本体部分の前記延設部に対して軸方向に移動可能に構成された成分収容ユニットと、
前記容器本体部分の上口部に装着されたスプレー部材と、
前記スプレー部材の内部に前記スプレー部材の噴射口に連通するように前記容器本体部分の延設部内に収容された混合成分吸い上げ管と、
前記成分収容ユニットを構成する前記筒状部材の上部開口側に嵌合係止された上部栓部材と、
前記成分収容ユニットを構成する前記筒状部材の下部開口部に嵌合係止された下部栓部材と、
前記成分収容ユニットの底部に前記上部栓部材と前記下部栓部材とを収容するための栓部材収容凹部と、を備え、
前記第1成分が前記成分収容ユニットの上部開口側に嵌合係止された前記上部栓部材と前記成分収容部の下部開口部に嵌合係止された前記下部栓部材との間に収容され、
前記第2成分が前記第1成分収容部としての前記筒状部材の外方側に収容され、
使用に際して、前記容器本体部分を前記成分収容ユニット方向に移動させることによって、
前記容器本体部分に延設された前記延設部が前記成分収容ユニットの前記上部開口側に嵌合係止された前記上部栓部材を下方に押圧移動させて、前記成分収容ユニットに収容された第1成分の圧力によって、前記成分収容ユニットの下部開口部に嵌合係止された前記下部栓部材を前記成分収容ユニットより下方に離脱させ、
これにより、前記第1成分収容部としての前記筒状部材に収容した第1成分と、第2成分収容部に収容した第2成分とを、前記成分収容ユニット内で混合するとともに、さらに前記容器本体部分を前記成分収容ユニット方向に移動させることによって、前記容器本体部分の前記上口部に延設された前記延設部が、前記成分収容ユニット内の前記上部栓部材と前記下部栓部材とを下方に押圧して移動させ、前記成分収容ユニットの底部に形成された前記栓部材収容凹部に前記上部栓部材と前記下部栓部材とを収容して移動不能とし、
これにより、前記成分収容ユニット内で混合された第1成分と第2成分との混合成分を前記混合成分吸い上げ管を介して噴射できるよう構成されていることを特徴とする用時混合容器。 - 前記容器本体部分を、前記成分収容ユニット方向に移動させた最終位置において、
前記上部栓部材と前記下部栓部材とが前記栓部材収容凹部に収容されると、
前記栓部材収容凹部内に流入された前記第1成分と前記第2成分との混合成分が、前記栓部材収容凹部内に収容された前記上部栓部材と前記下部栓部材より上方へ押し上げられ、
これにより、前記成分収容ユニット内で混合された第1成分と第2成分の混合成分を、前記混合成分吸い上げ管を介して噴射できるよう構成されていることを特徴とする請求項34に記載の用時混合容器。 - 前記成分収容ユニットに、前記成分収容部の上口部より内方に向かって内方折り返し部が具備されていることを特徴とする請求項34または35に記載の用時混合容器。
- 前記成分収容ユニットに延設された前記内方折り返し部内に、
前記上部栓部材と前記下部栓部材とが嵌合係止され、さらに前記上部栓部材と前記下部栓部材の間に前記第1成分を収容するよう構成されていることを特徴とする請求項34から36のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記成分収容ユニットに具備された前記内方折り返し部内に筒状部材が移動不能に設けられ、前記筒状部材内に、前記上部栓部材と前記下部栓部材とが嵌合係止され、さらに前記上部栓部材と前記下部栓部材の間に前記第1成分を収容するよう構成されていることを特徴とする請求項34から36のいずれかに記載の用時混合容器。
- 前記成分収容ユニットの底部に、嵌着自在に底栓部材が設けられていることを特徴とする請求項34から38のいずれかに記載の用時混合容器。
- 前記底栓部材の中央部に、前記栓部材を収容する栓部材収容凹部が形成されていることを特徴とする請求項39に記載の用時混合容器。
- 前記容器本体部分を、前記成分収容ユニットの上口部に沿って前記成分収容ユニット方向に移動させた最終位置において、
前記成分収容ユニットの上口部から離脱され、前記成分収容ユニットの底部に形成された前記栓部材収容凹部に収容された前記上部栓部材と前記下部栓部材とが確実に移動不能となるよう、前記延設部の下端部が前記上部栓部材に当接するように構成されていることを特徴とする請求項34から40のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記容器本体部分を、前記成分収容ユニットの上口部に沿って前記成分収容部方向に移動させた際において、
前記成分収容ユニット内の前記第1成分収容部内に収容された第1成分と前記第2成分収容部内に収容された第2成分とが互いに混合し合うように、
前記延設部の下端部に、流通開口部が設けられていることを特徴とする請求項34から41のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記上部栓部材と前記下部栓部材とを重ね合わせた形状と前記栓部材収容凹部とが、略同形状であることを特徴とする請求項34から42のいずれかに記載の用時混合容器。
- 前記上部栓部材が、上面にテーパー状凹部を備えることを特徴とする請求項34から42のいずれかに記載の用時混合容器。
- 前記上部栓部材と前記下部栓部材とを前記栓部材収容凹部に収容された状態において、
前記栓部材収容凹部の端部に、前記上部栓部材の端部から略同一形状の凹部を形成するようテーパー状部が形成されていることを特徴とする請求項34から44のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記容器本体部分を、前記成分収容ユニットの上口部に沿って前記成分収容ユニット方向に移動させた最終位置において、
前記上部栓部材と前記下部栓部材とが前記栓部材収容凹部に収容され、
前記栓部材収容凹部内に流入された前記第1成分と前記第2成分との混合成分が、前記栓部材収容凹部に収容された前記上部栓部材より上方へ確実に押し上げられるよう、前記栓部材収容凹部の壁面に、混合成分流通溝部が形成されていることを特徴とする請求項34から45のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記容器本体部分の底口部と前記成分収容ユニットの底口部との間の外周に、
使用開始前に前記容器本体部分が前記成分収容ユニットの上口部に沿って、前記成分収容ユニット方向に移動することを防止するストッパー部材が着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項34から46のいずれかに記載の用時混合容器。 - 前記スプレー部材を上口部に装着した前記容器本体部分の外方に、
着脱自在に装着されたキャップが備えられていることを特徴とする請求項34から47のいずれかに記載の用時混合容器。
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