JP5801224B2 - シリンジ型噴出器 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンジに設けられた先端筒に着脱可能なノズルを有し、当該ノズルの噴出口からの内容液が障壁部材を通して泡状又は霧状に吐出されるシリンジ型の噴出器に関するものである。
シリンジ型の噴出器としては、バレル(シリンジ)に設けられた先端筒に着脱可能な噴霧ノズルを有し、この噴霧ノズルに配置したバルブを通して噴出口から内容液を噴霧できるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−137344号公報
しかしながら、こうした従来のシリンジ型噴出器は、ノズルを取り外すとシリンジの先端筒が開放されてしまうことから、予め内容液を密封してカートリッジ化することはできない。また、少量噴霧を目的に、シリンジに内容液を充填してカートリッジ化しようとすると、シリンジの小型化によって使い勝手が悪くなることから、少量の内容液を噴霧させるのには不向きである。
本発明の目的とするところは、内容液のカートリッジ化を図りつつ、少量の内容液であっても操作性を損なうことなく、泡状又は霧状に吐出できる、新規なシリンジ型噴出器を提供することにある。
本発明は、シリンジ内に配置したピストンに、シリンジの先端筒部に配置されるロッドを延在させるとともに、当該ロッドと先端筒部との間にピストンで圧送した空気の通路を形成する操作器具と、
内容液を充填するとともに当該内容液をロッドからの押圧力を付勢力として押し出すプランジャを有する筒状部材と、筒状部材を内側に収納してシリンジの先端筒部に装着されるノズルと、ノズルの内側に収納されて筒状部材から押し出された内容液とピストンで圧送された空気を通して霧状又は泡状の内容液とする障壁部材とを備え、
ノズルの内周面を内向きに突出させることで環状の膨出部分を設けるとともに、筒状部材の先端部分を外向きに突出させることで環状の膨出部分を設け、当該筒状部材の膨出部分をノズルの膨出部分に摺動可能に接触させて互いに密閉保持することでカートリッジを形成したことを特徴とするものである。
本発明では、筒状部材の先端部分に障壁部材に指向する貫通孔を形成するとともに、ノズル及び筒状部材の少なくとも一方に、当該筒状部材と障壁部材との間に、ノズル及び筒状部材の間で圧送された空気を通じさせる通路とともに内容液と空気とを混合させる合流部を形成する突起又は溝を設けることができる。
或いは、筒状部材の膨出部分に貫通孔を形成するとともに、ノズル及び筒状部材の少なくとも一方に、当該筒状部材と障壁部材との間に、前記貫通孔から押し出された内容液とともにノズル及び筒状部材の間で圧送された空気を通じさせる通路を形成する突起又は溝を設けることができる。
また、本発明では、シリンジとピストンとの間に、当該ピストンを初期位置に付勢する弾性部材を配置することが好ましい。
本発明は、ノズルの内周面を内向きに突出させることで環状の膨出部分を設けるとともに、筒状部材の先端部分を外向きに突出させることで環状の膨出部分を設け、当該筒状部材の膨出部分をノズルの膨出部分に摺動可能に接触させて互いに密閉保持することでカートリッジを構成することができる。
また、カートリッジは操作器具に装着するだけで、シリンジ型噴出器として使用することができる。これにより、ピストンとともにロッドを押し込むだけの簡単な操作で、筒状部材に応じた容量だけ泡状又は霧状に取り出すことができる。
また、内容液を押し出すプランジャは、ピストンで押し出されたロッドによって作動するものであるため、内容液を充填・圧送する機構として、筒状部材(シリンダ)及びプランジャ(ピストン)を採用できるとともに、このプランジャを駆動させる機構として、シリンジ(シリンダ)及びピストンを採用できる。この場合、プランジャを駆動させる機構を小型化させることなく、内容液を充填・圧送する機構のみ、即ち、カートリッジのみを小型化することができる。従って、本発明は、操作性を損なうことなく、内容液を少量だけ泡状又は霧状に取り出したい場合に有効である。
このように、本発明によれば、内容液のカートリッジ化を図りつつ、少量の内容液であっても操作性を損なうことなく、泡状又は霧状に吐出することができる。
本発明の第1の形態である、シリンジ型の点鼻薬用泡噴出器を示す縦断面図である。 (a)は、同形態を一部拡大して示す縦断面図であり、(b)は、筒状部材の後端とシリンジ先端筒部との間に形成される第2エア通路を模式的に示す斜視図である。 同形態に係るカートリッジを示す縦断面図である。 同形態を一部拡大してその噴射時の状態を示す縦断面図である。 本発明の第2の形態である、シリンジ型の点鼻薬用泡噴出器を示す縦断面図である。 同形態に係るカートリッジを示す縦断面図である。 同形態を一部拡大して示す縦断面図である。 同形態を一部拡大してその噴射時の状態を示す縦断面図である。
以下、図面を参照して、本発明である、シリンジ型噴出器の一形態を詳細に説明する。
図1にて、符号1は、本発明の第1の形態である、シリンジ型の点鼻薬用泡噴出器(以下、「泡噴出器」)である。泡噴出器1は、カートリッジ1A及び操作器具1Bで構成されている。
符号2は、注射外筒としてのエアシリンジである。エアシリンジ2は、中空の胴部2aの一端に形成された環状の肩部2bを介して先端筒部2cが一体に設けられている。先端筒部2cは、胴部2aよりも小径であって、その内側には、胴部2aの内側に形成された中空の空間に通じる貫通孔が形成されている。また、エアシリンジ2には、先端筒部2cを取り囲む先端外筒部2dが一体に設けられている。更に、エアシリンジ2には、その後端に、指掛け部2eが一体に設けられている。
符号3は、操作用シャフトである。操作用シャフト3は、エアピストン3aを有し、後端には押圧部3bが設けられている。エアピストン3aは、エアシリンジ2の胴部2aの内側に摺動可能に保持されている。これにより、使用者がエアシリンジ2の指掛け部2eに指を掛けて操作用シャフト3の押圧部3bを押圧すれば、エアピストン3aがエアシリンジ2内の空気を先端筒部2cに向けて押し出すことができる。
更に、操作用シャフト3は、ロッドたるプランジャロッド3cを一体に有する。プランジャロッド3cは、エアピストン3aからエアシリンジ2の先端筒部2cに向かって延在し、この先端筒部2cの内側に形成された貫通孔に配置される。プランジャロッド3cは、先端筒部2cの内側に形成された貫通孔よりも小径とする。これにより、プランジャロッド3cは、図2(a)に示すように、先端筒部2cとの間に、エアピストン3aで圧送した空気を通す環状の第1の通路(以下、「第1エア通路」)r1を形成する。
本形態では、プランジャロッド3cは、周方向に間隔を置いて設けられた複数の突起3dによって抜け止めされている。また、操作用シャフト3は、図1に示すように、環状のシール部材4を有し、エアシリンジ2内での密封性を高めている。本発明において、エアシリンジ2内の空気を押し出す「ピストン」とは、エアピストン3aは勿論、エアピストン3aとシール部材4との組み合わせも含むものとする。また、操作用シャフト3は、エアシリンジ2との間にリターンスプリング等の弾性部材5を介在させることで、操作用シャフト3を押し込んだのち、手を離せば自動的に初期位置に復帰するように構成されている。
操作器具1Bは、上述のように構成される一方、カートリッジ1Aは、以下のように構成される。
符号6は、内容液(点鼻薬)Cを充填する筒状部材である。筒状部材6は、図2(a)に示すように、胴部6aを有し、その内側に内容液Cを充填する空間を形成するとともに、その先端部分には、前記充填空間を外界に通じさせる貫通孔A1が形成されている。また、筒状部材6は、その先端部分を全周に亘って径方向外向きに突出させることで環状の膨出部分6bが一体に設けられている。
これに対し、筒状部材6の後端には、図3に示すように、開口部A3が形成されている。開口部A3は、筒状部材6の内側に配置されたプランジャ7によって密封されている。プランジャ7は、筒状部材6の内側に摺動可能に保持されている。また、プランジャ7は、開口部A3を通してプランジャロッド3cの先端と接触することができる。これにより、エアシリンジ2内に操作用シャフト3を押し込めば、プランジャ7は、プランジャロッド3cからの押圧力を付勢力として、筒状部材6の先端に形成した貫通孔A1から内容液Cを押し出すことができる。
符号8は、先端筒部2cに装着されるノズルである。ノズル8は、筒状部材6を内側に収納する胴部8aを有し、その後端には、フランジ部8bが一体に設けられている。フランジ部8bは、図2(a)に示すように、ねじ部として機能し、先端外筒部2dの内側に形成されたねじ部2sに取り外し可能に螺合する。これにより、ノズル8は、エアシリンジ2に螺合させることで、操作器具1Bに対して取り外し可能に装着させることができる。
ノズル8は、図3に示すように、その後端に形成された開口部A4を通して筒状部材6を胴部8aに収納する。筒状部材6の外周面には、同図に示すように、複数の凸部6cが一体に設けられている。凸部6cは、同図に示すように、周方向(軸線O周り)に間隔を置いて複数(例えば、4箇所)に設けられている。本形態では、これらの凸部6cを一組として、軸線Oに沿って間隔を置いて、2箇所の位置に設けられている。更に、筒状部材6は、その凸部6cによってノズル8の内周面との間に摺動可能に接触する。これにより、筒状部材6とノズル8との間には隙間が形成される。
また、筒状部材6の後端には、凸部6cと周方向に互い違いの位置にそれぞれ、切り欠き部6dが形成されている。このため、ノズル8を先端筒部2cに装着すると、図2(b)に示すように、筒状部材6の後端に先端筒部2cが接触することで、筒状部材6の後端側と先端筒部2cの先端との間には、切り欠き部6dで形作られた開口部が形成される。
これにより、筒状部材6の後端側と先端筒部2cの先端との間には、切り欠き部6dで形作られた第2の通路(以下、「第2エア通路」)r2が形成され、第1エア通路r1を通して押し出されたエアピストン3aからの空気を通す。また、筒状部材6とノズル8との間には、図2(a)に示すように、第2エア通路r2を通して押し出された空気を通す第3の通路(以下、「第3エア通路」)r3が形成される。
符号9は、メッシュリングである。メッシュリング9は、リング部材9aの一端面にメッシュ部材9bを固定してなる。メッシュリング9は、ノズル8の後端に形成された開口部A4を通して挿入されるとともに、ノズル8の内側のうち、先端に形成された噴出口A2側に隣接して配置される。
更に、ノズル8は、図3に示すように、筒状部材6を収納する空間の内径φ1がメッシュリング9を収納する空間の内径φ2よりも大きくなるように構成されている。加えて、ノズル8は、筒状部材6の収納空間とメッシュリング9の収納空間との段差部分に、周方向に間隔を置いて複数の突き当て突起8cが設けられている。
図2(a)に示すように、突き当て突起8cには、筒状部材6の押し込みにより、環状の膨出部分6bが接触する。これにより、筒状部材6とメッシュリング9との間には、貫通孔A1から押し出された内容液Cに第3エア通路r3で圧送された空気を通じさせる第4エア通路r4とともに、この空気と内容液Cを合流させる合流部S1が形成される。
加えて、ノズル8は、筒状部材6の収納空間において、環状の膨出部分8dが設けられている。膨出部分8dは、ノズル8の内周面を全周に亘って径方向内向きに突出させることで形成されている。膨出部分8dは、図3に示すように、筒状部材6の膨出部分6bを摺動可能に接触させて互いに密閉保持する。例えば、膨出部分8dは、筒状部材6の膨出部分6bを圧入等の方法で固定させることができる。これにより、ノズル8の先端部分にキャップ11を取り付けて噴出口A2を密閉すれば、同図に示すように、カートリッジ1Aを形成することができる。
次に、カートリッジ1Aを用いた使用方法を説明する。
使用者は、泡噴出器1を使用するに際して先ず、図3に示すカートリッジ1Aを操作器具1Bに対してねじ込むことで装着する。このとき、カートリッジ1Aでは、エアシリンジ2の先端筒部2cが筒状部材6の後端を接触することで、筒状部材6をメッシュリング9に向かって押圧する。この押圧力が、筒状部材6の膨出部分6bとノズル8の膨出部分8dとの間に生じる保持力(嵌合力)を上回ると、図2(a)に示すように、筒状部材6の膨出部分6bがノズル8の膨出部分8dから外れることで、膨出部分6bと膨出部分8dとの間に隙間Gが形成される。これにより、膨出部分6bと膨出部分8dとの間での密封が解除される。
また、カートリッジ1Aが完全に装着されると、図2(a)に示すように、筒状部材6の膨出部分6bは、ノズル8に放射状に設けられた複数の突き当て突起8cに接触する。筒状部材6とメッシュリング9との間には、第4エア通路r4とともに、合流部S1が形成される。合流部S1は、突き当て突起8cがメッシュリング9の段差部分に軸線Oを中心に放射状に設けられることで形成される。合流部S1は、貫通孔A1及び第3エア通路r3をメッシュリング9に通じさせる。
これにより、キャップ11を取り外して操作器具1Bの操作用シャフト3を押し込めば、図4の細線矢印に示すように、エアピストン3aがエアシリンジ2内の空気を先端筒部2cに向かって押し出すとともに、プランジャロッド3cが筒状部材6の内側に配置されたプランジャ7を押し込むことで、同図の白抜き矢印に示すように、この筒状部材6の貫通孔A1から内容液Cをメッシュリング9と筒状部材6との間の合流部S1に向かって一気に放出される。
一方、エアピストン3aで押し出された空気は、図4の細線矢印に示すように、エアシリンジ2とプランジャロッド3cとの間に形成された第1エア通路r1及び第2エア通路r2から、筒状部材6とノズル8との間に形成された第3エア通路r3及び第4エア通路r4を通って合流部S1に押し出される。当該合流部S1では、筒状部材6内のプランジャ7から押し出される加圧内容液Cがエアピストン3aに押し出される加圧空気と混合した状態となる。この混合物は、メッシュリング9に圧送されることで、当該メッシュリング9を通して、同図の太字実線矢印に示すようにノズル8の噴出口A2から外界に向けて噴射させることができる。従って、本形態によれば、操作用シャフト3を押し込むだけの簡単な操作で、筒状部材6に応じた容量だけ、内容液Cを泡状に取り出すことができる。
なお、本形態では、第4エア通路r4及び合流部S1を形成するにあたり、ノズルの内周面に突き当て突起8cを形成したが、本発明に従えば、突き当て突起8cは溝に置き換えることができる。また、突き当て突起8c等は、ノズル8及び筒状部材6の少なくとも一方に設けることができる。
ところで、本形態では、筒状部材6の貫通孔A1をメッシュリング9に指向する向きに形成したが、膨出部分6bに形成することも可能である。
図5〜8は、本発明に従う泡噴出器1の他の形態である。なお、以下の説明において、第1の形態と実質的に同一な部分は同一の符号をもって、その説明を省略する。
本形態は、筒状部材6の膨出部分6bに貫通孔A1を形成する。これにより、貫通孔A1は、カートリッジ1Aの状態において、図6に示すように、ノズル8の膨出部分8dによって密封されている。なお、本形態では、貫通孔A1を、周方向に間隔を置いて複数設けているが、少なくとも1つとすることができる。
また、本形態では、筒状部材6の先端部分6bの上端には、図6に示すように、周方向に間隔を置いて複数の突き当て突起6eが設けられている。突き当て突起6eは、軸線Oに向かって合流することなく、放射状に配置されている。
本形態では、カートリッジ1Aを操作器具1Bに装着するとき、筒状部材6の膨出部分6bがノズル8の膨出部分8dから外れると、図7に示すように、第1の形態と同様、膨出部分6bと膨出部分8dとの間に隙間Gが形成されるととともに、貫通孔A1が開放される。これにより、筒状部材6とノズル8との間に形成された第3エア通路r3の密封が解除されるとともに、貫通孔A1の密封が解除される。
また、カートリッジ1Aが完全に装着されると、図7に示すように、筒状部材6の突き当て突起6eは、ノズル8に形成された段差部分に接触する。これにより、筒状部材6とメッシュリング9との間には、貫通孔A1から押し出された内容液C及び第3エア通路r3で圧送された空気を通じさせる第5エア通路r5とともに、この第5エア通路r5が合流する合流部S2が形成される。合流部S2は、筒状部材6の突き当て突起6eが互いに合流することなく、放射状に設けられることで形成される。合流部S2は、第5エア通路r5とともに、貫通孔A1及び第3エア通路r3をメッシュリング9に通じさせる。
これにより、操作器具1Bの操作用シャフト3を押し込めば、図8の細線矢印に示すように、エアピストン3aがエアシリンジ2内の空気を隙間Gに向かって押し出すとともに、同図の白抜き矢印に示すように、プランジャ7が筒状部材6の内容液Cを隙間Gに向かって押し出す。
隙間G、第5エア通路r5及び合流部S2では、筒状部材6内のプランジャ7から押し出される加圧内容液Cがエアピストン3aに押し出される加圧空気と混合した状態となる。この混合物は、メッシュリング9に圧送されることで、当該メッシュリング9を通して、同図の太字実線矢印に示すように噴出口A2から外界に向けて噴射させることができる。従って、本形態も、第1の形態と同様、操作用シャフト3を押し込むだけの簡単な操作で、筒状部材6に応じた容量だけ、内容液Cを泡状に取り出すことができる。
特に、本形態に係るカートリッジ1Aでは、貫通孔A1をノズル8の膨出部分8dによって密封していることから、ノズル8に取り付けられたキャップ11は補助的なものとして機能し、省略することも可能である。
なお、本形態では、第5通路r5及び合流部S2を形成するにあたり、筒状部材6に突き当て突起6eを形成したが、本発明に従えば、第1の形態と同様、突き当て突起6eは溝に置き換えることができる。また、突き当て突起6e等は、ノズル8及び筒状部材6の少なくとも一方に設けることができる。
上述したところは、本発明の一形態を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、筒状部材6とノズル8との間に形成されるエア通路r3は、筒状部材6の凸部6cに替えて、周方向に間隔を置いて外溝を形成してノズル9との間に隙間を形成する等、その形成方法は問わない。エアシリンジ2と筒状部材6との間に形成されるエア通路r1,r2やその他のエア通路r4及びr5並びに合流部S1,S2についても同様である。また、本発明によれば、メッシュリング9に替えて、噴霧バルブ(スピンドルエレメント)等の障壁部材を採用し、霧状に吐出することもできる。また、本発明によれば、操作用シャフト3とプランジャロッド3cとは、別体に設けることもできる。
本発明は、空気を混合させた内容液の噴出を目的とした噴出器であれば、様々なものに適用することができる。また、内容物の種類についても、限定されない。
1 点鼻薬用泡噴出器(シリンジ型噴出器)
1A カートリッジ
1B 操作器具
2 エアシリンジ(シリンジ)
2a 胴部
2b 肩部
2c 先端筒部
2d 先端外筒部
2e 指掛け部
3 操作用シャフト
3a エアピストン(ピストン)
3b 操作用シャフト押圧部
3c プランジャロッド(ロッド)
5 弾性部材
6 筒状部材
6a 胴部
6b 膨出部分(先端部分)
6c 凸部(エア通路)
6d 切り欠き部
6e 突き当て突起(突起)
7 プランジャ
8 ノズル
8a 胴部
8b フランジ部
8c 突き当て突起(突起)
8d 膨出部分(ノズル内周面)
9 メッシュリング
9a リング部材
9b メッシュ部材
A1 貫通孔
A2 噴出口
r1 第1エア通路
r2 第2エア通路(切り欠き部)
r3 第3エア通路
r4 第4エア通路
r5 第5エア通路
S1 合流部(第1の形態)
S2 合流部(第2の形態)

Claims (4)

  1. シリンジ内に配置したピストンに、シリンジの先端筒部に配置されるロッドを延在させるとともに、当該ロッドと先端筒部との間にピストンで圧送した空気の通路を形成する操作器具と、
    内容液を充填するとともに当該内容液をロッドからの押圧力を付勢力として押し出すプランジャを有する筒状部材と、筒状部材を内側に収納してシリンジの先端筒部に装着されるノズルと、ノズルの内側に収納されて筒状部材から押し出された内容液とピストンで圧送された空気を通して霧状又は泡状の内容液とする障壁部材とを備え、
    ノズルの内周面を内向きに突出させることで環状の膨出部分を設けるとともに、筒状部材の先端部分を外向きに突出させることで環状の膨出部分を設け、当該筒状部材の膨出部分をノズルの膨出部分に摺動可能に接触させて互いに密閉保持することでカートリッジを形成したことを特徴とするシリンジ型噴出器。
  2. 請求項1において、筒状部材の先端部分に障壁部材に指向する貫通孔を形成するとともに、ノズル及び筒状部材の少なくとも一方に、当該筒状部材と障壁部材との間に、ノズル及び筒状部材の間で圧送された空気を通じさせる通路とともに内容液と空気とを混合させる合流部を形成する突起又は溝を設けたことを特徴とするシリンジ型噴出器。
  3. 請求項1において、筒状部材の膨出部分に貫通孔を形成するとともに、ノズル及び筒状部材の少なくとも一方に、当該筒状部材と障壁部材との間に、前記貫通孔から押し出された内容液とともにノズル及び筒状部材の間で圧送された空気を通じさせる通路を形成する突起又は溝を設けたことを特徴とするシリンジ型噴出器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、シリンジとピストンとの間に、当該ピストンを初期位置に付勢する弾性部材を配置したことを特徴とするシリンジ型噴出器。
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