JP2005104534A - 二液混合容器 - Google Patents

二液混合容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005104534A
JP2005104534A JP2003340907A JP2003340907A JP2005104534A JP 2005104534 A JP2005104534 A JP 2005104534A JP 2003340907 A JP2003340907 A JP 2003340907A JP 2003340907 A JP2003340907 A JP 2003340907A JP 2005104534 A JP2005104534 A JP 2005104534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mixing container
liquid
plunger
rear end
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003340907A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4357920B2 (ja
Inventor
Yoshihisa Mukasa
吉久 武笠
Michio Kato
道雄 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GC Corp
Yuka Denshi Co Ltd
Original Assignee
GC Corp
Yuka Denshi Co Ltd
GC Dental Industiral Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GC Corp, Yuka Denshi Co Ltd, GC Dental Industiral Corp filed Critical GC Corp
Priority to JP2003340907A priority Critical patent/JP4357920B2/ja
Publication of JP2005104534A publication Critical patent/JP2005104534A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4357920B2 publication Critical patent/JP4357920B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

【課題】 容器内に別々に収納された二液を片手で容易に混合及び排出させることができる二液混合容器を提供する。
【解決手段】 液体収納用容器を、後端部に手の平で支持される支持部1bが設けられており中空に形成された内部の後端側に先細り部1cが設けられている混合容器本体1と、周囲が一部を除いて薄肉となっている隔壁部2aが後端部に設けられており混合容器本体1内に嵌着されて混合容器本体1との間に第1液Xを封入した空間を形成している内容器2と、突き出し部3aが後端側に突設されていると共に突き出し部3aに近接して設けられている複数の溝穴3bに連通して内部を貫通した状態で先端の排出口3cに至る排出用貫通穴3dが設けられており内容器2内に嵌入されて内容器2との間に第2液Yを封入した空間を形成していて先端側の側部外周に指掛け部3eが突設されているプランジャー3とから構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、容器内に別々に収納された二液を片手で容易に混合及び排出させることができる二液混合容器に関するものである。
歯科用のプライマー等では、別々に収納された二液を使用直前に混合させてから使用される二液混合型のものがしばしば利用される。このような液を収納する従来の二液混合容器では、隔てられていた二液を充分に混合させてから排出させる必要があるから、複雑な構造でまた二液を混合させてから排出させるのに特別の治具を必要とするものが多いため、小型の容器を使って片手で簡単に混合及び排出させることは困難であった。
このような問題に対して、比較的構造が簡単で2種類の材料を簡単に混合させて排出させることができる混練装置としては、流動性のある2種類の材料を別々に収容する第1収容部及び第2収容部を有する容器本体と、その容器本体の一端側に接続された混練筒とを備え、押し出し手段によって容器本体内の材料をその一端側へ押し出して前記混練筒内に圧入し、混練筒内を通過させることにより混練するための押し出し式混練装置がある(例えば、特許文献1参照。)。しかしながらこの混練装置では、流動性のある2種類の材料を排出させるための押し出し手段を別途取り付ける必要があるので実際に使用するためには大型の装置となり、また密閉性が低いため粘性の低い液体を取り扱うことが困難であり、更に2種類の材料の比率を簡単に変えることができないため用途が限られるという問題がある。
また、構造が簡単で小型が容易な容器としては、摺動可能な隔壁によって分割されそれぞれに別個の薬剤が分離収納されたA,B二室より構成されていて、薬剤の使用に際しては、容器外部より加えられた圧力によってAB間の隔壁を摺動的に移動して両室間の封止を解除した状態で二液(又は液,固)を混合(又は溶解)し、混合液をその容器のまま先端に設けた孔から滴下させて使用する構造を有する隔離収納及び混合使用兼用容器がある(例えば、特許文献2参照。)。しかしながらこの隔離収納及び混合使用兼用容器は、AB間の隔壁を摺動的に移動して両室間の封止を解除するだけであってプランジャー等で一方の室内の液を他方の液が収納されている室内のへ強制的に押し入れるような構造を有していないから二液が良好に混ざり難い上に、二液が最も良く混ざり合う隔壁近傍から排出させるのではなく、隔壁から離れた容器の先端に設けられた孔から排出されるため、排出開始直後に充分に混合されていない液が排出される等の問題がある。
特開2000−317287号公報 特開平7−96978号公報(第2図)
本発明は前記の問題に鑑み、容器内に別々に収納された二液を片手で容易に混合及び排出させることができる二液混合容器を提供することを課題とする。
本発明者等は前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、二液混合容器を、先端側に位置する開口部の外側にフランジ部が設けられており、後端部に手の平で支持される支持部が設けられており、中空に形成された内部の後端側に先細り部が設けられている混合容器本体と、周囲が一部を除いて薄肉となっている隔壁部が後端部に設けられており、先端側外周に設けられている係止部が該混合容器本体のフランジ部に係止された状態で該混合容器本体内に嵌着されて該隔壁部と該混合容器本体の後端部との間に第1液を封入した空間を形成している内容器と、該混合容器本体の後端側の先細り部に対応する形状を成している突き出し部が後端側に突設されていると共に該突き出し部に近接した前部側の側部に設けられている複数の溝穴に連通して内部を貫通した状態で先端の排出口に至る排出用貫通穴が設けられており、該内容器内に嵌入されて該突き出し部と該内容器との間に第2液を封入した空間を形成していて先端側の側部外周に指掛け部が突設されていて、該突き出し部が該内容器の隔壁部の薄肉部を破断させた後に更に該混合容器本体の後端側の先細り部内まで移動する過程で第1液と第2液とが混合された混合液を該溝穴から該排出用貫通穴を経由して先端の排出口へと導くためのプランジャーとから構成させれば、混合容器本体の後端部に設けられた支持部を手の平に載せプランジャーの先端側の側部外周に設けられた指掛け部に指を掛ければ片手で容易に保持することができ、またその状態からプランジャーを押し込めばプランジャーの後端側に突設されている突き出し部によって内容器の隔壁部を破断させ容易に二液を混ぜることができ、更にプランジャーの位置を保持した状態で片手で二液混合容器を振るだけで二液を充分に混合させることができ、またその際にプランジャーの溝穴が内容器の内壁で閉鎖された状態となっているから混合されていない第1液や第2液がプランジャーの溝穴に流入することがないので排出開始時から充分に混合させた混合液を排出させることができ、更にプランジャーの後端側に突設されている突き出し部を混合容器本体の後端側の先細り部内まで押し込んでいくことによって容器内の混合液を無駄なく排出させることができることを究明して本発明を完成したのである。
即ち本発明は、先端側に位置する開口部の外側にフランジ部が設けられており、後端部に手の平で支持される支持部が設けられており、中空に形成された内部の後端側に先細り部が設けられている混合容器本体と、
周囲が一部を除いて薄肉となっている隔壁部が後端部に設けられており、先端側外周に設けられている係止部が該混合容器本体のフランジ部に係止された状態で該混合容器本体内に嵌着されて該隔壁部と該混合容器本体の後端部との間に第1液を封入した空間を形成している内容器と、
該混合容器本体の後端側の先細り部に対応する形状を成している突き出し部が後端側に突設されていると共に該突き出し部に近接した前部側の側部に設けられている複数の溝穴に連通して内部を貫通した状態で先端の排出口に至る排出用貫通穴が設けられており、該内容器内に嵌入されて該突き出し部と該内容器との間に第2液を封入した空間を形成していて先端側の側部外周に指掛け部が突設されていて、該突き出し部が該内容器の隔壁部の薄肉部を破断させた後に更に該混合容器本体の後端側の先細り部内まで移動する過程で第1液と第2液とが混合された混合液を該溝穴から該排出用貫通穴を経由して先端の排出口へと導くためのプランジャーとから構成されていることを特徴とする二液混合容器である。
また、内容器の隔壁部の薄肉部を突き出し部で破断させ且つその溝穴が該内容器の内壁で閉鎖された状態を維持しているプランジャーの位置を一時的に保持させるために該プランジャーの外表面に該内容器の内壁の両端部に係止されるリング状の凸部が設けられていると、二液混合容器を振って二液を充分に混合させる際にプランジャーの位置を容易に保持することができて好ましく、プランジャーの排出口に排出液体供給体が更に装着されていると、混合された液体を容易に所望の部位に供給や塗布することができて好ましく、更にこの排出液体供給体が綿球や先端に排出孔が設けられたヘラであると、混合された液体を容易に所望の部位に塗布し易くて好ましく、また排出液体供給体がプランジャー内の排出用貫通穴にその一部が挿入されているパイプであると、折れ曲がったパイプや先の長いパイプを使用することによって手の届かない所などにも容易に混合された液体を供給や塗布することができて好ましいことも究明したのである。
本発明に係る二液混合容器は、先端側に位置する開口部の外側にフランジ部が設けられており、後端部に手の平で支持される支持部が設けられており、中空に形成された内部の後端側に先細り部が設けられている混合容器本体と、周囲が一部を除いて薄肉となっている隔壁部が後端部に設けられており、先端側外周に設けられている係止部が混合容器本体のフランジ部に係止された状態で混合容器本体内に嵌着されて隔壁部と混合容器本体の後端部との間に第1液を封入した空間を形成している内容器と、混合容器本体の後端側の先細り部に対応する形状を成している突き出し部が後端側に突設されていると共に突き出し部に近接した前部側の側部に設けられている複数の溝穴に連通して内部を貫通した状態で先端の排出口に至る排出用貫通穴が設けられており、内容器内に嵌入されて突き出し部と内容器との間に第2液を封入した空間を形成していて先端側の側部外周に指掛け部が突設されていて、突き出し部が内容器の隔壁部の薄肉部を破断させた後に更に混合容器本体の後端側の先細り部内まで移動する過程で第1液と第2液とが混合された混合液を溝穴から排出用貫通穴を経由して先端の排出口へと導くためのプランジャーとから構成させれているから、混合容器本体の後端部に設けられた支持部を手の平に載せプランジャーの先端側の側部外周に設けられた指掛け部に指を掛ければ片手で容易に保持することができ、更にその状態からプランジャーを押し込めばプランジャーの後端側に突設されている突き出し部によって内容器の隔壁部を破断させ容易に二液を混ぜることができ、またその際、隔壁部は周囲が一部を除いて薄肉となっているから隔壁部の一部が内容器に繋がった状態で隔壁部は捲れ上がるようにして破断されるから隔壁部やその破片が二液に混ざって二液の混合液の品質が低下したりプランジャーの動きが悪くなったりプランジャーに設けられた溝穴や排出用貫通穴等が目詰まりすることもないのである。更に内容器の隔壁部の薄肉部を突き出し部で破断させ且つその溝穴が内容器の内壁で閉鎖された状態を維持しているプランジャーの位置を保持した状態で片手で二液混合容器を振るだけで二液を充分に混合させることができ、またその際にプランジャーの溝穴が内容器の内壁で閉鎖された状態となっているから混合されていない第1液や第2液がプランジャーの溝穴に流入することがないので排出開始時から充分に混合させた混合液を排出させることができ、更にプランジャーの後端側に突設されている突き出し部を混合容器本体の後端側の先細り部内まで押し込んでいくことによって容器内の混合液を無駄なく排出させることができるのである。
また、内容器の隔壁部の薄肉部を突き出し部で破断させ且つその溝穴が内容器の内壁で閉鎖された状態を維持しているプランジャーの位置を一時的に保持させるためにプランジャーの外表面に内容器の内壁の両端部に係止されるリング状の凸部が設けられていると、二液混合容器を振って二液を充分に混合させる際にプランジャーの位置を容易に保持することができ、プランジャーの排出口に排出液体供給体が更に装着されていると、混合された液体を容易に所望の部位に供給や塗布することができ、更にこの排出液体供給体が綿球や先端に排出孔が設けられたヘラであると塗布し易く、また排出液体供給体がプランジャー内の排出用貫通穴にその一部が挿入されているパイプであると、折れ曲がったパイプや先の長いパイプを使用することによって手の届かない所などにも容易に供給や塗布することができるのである。
以下、図面を用いて本発明に係る二液混合容器について詳細に説明する。
図1は本発明に係る二液混合容器の1実施例の縦断面説明図、図2は図1における二液混合容器を片手で保持した状態を示す正面説明図、図3は図1におけるプランジャーの側面説明図、図4は図3におけるA−A線断面説明図、図5は図1における状態からプランジャーを押し込んで内容器の隔壁部を破断させ二液を充分に混合させた状態を示す縦断面説明図、図6は図5における状態からプランジャーを更に押し込んで混合液を溝穴に流入させた状態を示す縦断面説明図、図7は図6における状態からプランジャーの突き出し部が混合容器本体の先細り部内に移動するまで押し込んだ状態を示す縦断面説明図、図8はプランジャーの他の態様を示す部分断面説明図、図9は図8におけるプランジャーを装着した本発明に係る二液混合容器の他の実施例の縦断面説明図、図10はプランジャーの更に他の態様を示す縦断面説明図である。
図面中、1は先端側に位置する開口部の外側にフランジ部1aが設けられており、後端部に手の平で支持される支持部1bが設けられており、中空に形成された内部の後端側に先細り部1cが設けられている混合容器本体である。なお支持部1bの形状は図1に示すような凹面円板状に限らず、凸面円板状や平面円板状であってもよい。
2は周囲が一部を除いて薄肉となっている隔壁部2aが後端部に設けられており先端側外周に設けられている係止部2bが混合容器本体1のフランジ部1aに係止された状態で混合容器本体1内に嵌着されて隔壁部2aと混合容器本体1の後端部との間に第1液Xを封入した空間を形成している内容器である。
3は混合容器本体1の後端側の先細り部1cに対応する形状を成している突き出し部3aが後端側に突設されていると共に突き出し部3aに近接した前部側の側部に設けられている複数の溝穴3bに連通して内部を貫通した状態で先端の排出口3cに至る排出用貫通穴3dが設けられており、内容器2内に嵌入されて突き出し部3aと内容器2との間に第2液Yを封入した空間を形成していて先端側の側部外周に指掛け部3eが突設されていて、突き出し部3aが内容器2の隔壁部2aの薄肉部を破断させた後に更に混合容器本体1の後端側の先細り部1c内まで移動する過程で第1液Xと第2液Yとが混合された混合液Zを溝穴3bから排出用貫通穴3dを経由して先端の排出口3cへと導くためのプランジャーである。また内容器2の隔壁部2aの薄肉部を突き出し部3aで破断させ且つその溝穴3bが内容器2の内壁で閉鎖された状態を維持しているプランジャー3の位置を一時的に保持させるためにプランジャー3の外表面に内容器2の内壁の両端部に係止されるリング状の凸部3fが設けられていると、二液混合容器を振って二液を充分に混合させる際にプランジャー3の位置を容易に保持することができて好ましいのである。
4はプランジャー3の排出口3cに更に装着されている排出液体供給体である。この排出液体供給体4が綿球4aや先端に排出孔4baが設けられたヘラ4bであると混合液Zを所望の部位に塗布し易くて好ましく、また排出液体供給体4がプランジャー3内の排出用貫通穴3dにその一部が挿入されているパイプ4cであると、折れ曲がったパイプや先の長いパイプを使用することによって手の届かない所などの所望の部位に混合液Zを容易に供給や塗布することができて好ましいのである。
このような構成を有する本発明に係る二液混合容器としては、図1に示すような二液混合容器があり、この二液混合容器では、混合容器本体1の後端部と内容器2との間の空間に第1液Xが封入されていると共に、内容器2内に嵌入されて突き出し部3aと内容器2との間の空間に第2液Yが封入されていて、プランジャー3が未だ押し込まれていない状態であり、またプランジャー3の先端の排出口3cには排出液体供給体4である綿球4aが装着されている。
この図1に示す二液混合容器は、混合容器本体1の後端部に設けられた凹面円板状の支持部1bを手の平に載せプランジャー3の先端側の側部外周に設けられた指掛け部3eに指を掛ければ図2に示すように片手で容易に保持することができる。
また図1に示す二液混合容器に装着されているプランジャー3は図3の如く突き出し部3aに近接した前部側の側部に複数の溝穴3bが設けられていて、更に図4に示すように複数の溝穴3bに連通して内部を貫通した状態で先端の排出口3cに至る排出用貫通穴3dが設けられており、第1液Xと第2液Yとが混合された混合液Zは溝穴3bから排出用貫通穴3dを経由して先端の排出口3cへと導かれるのである。
この図1に示す二液混合容器を実際に使用するには、先ず図2に示すように片手で保持した状態から、図5に示すように内容器2の隔壁部2aの薄肉部を突き出し部3aで破断させ且つその溝穴3bが内容器2の内壁で閉鎖された状態を維持している位置までプランジャー3を押し込む。その際、隔壁部2aは周囲が一部を除いて薄肉となっているから、プランジャー3の後端側に突設されている突き出し部3aによって隔壁部2aの一部が内容器2に繋がった状態で隔壁部2aは捲れ上がるようにして破断される。そのため隔壁部2aやその破片が二液に混ざって二液の混合液の品質が低下したりプランジャー3の動きが悪くなったりプランジャー3に設けられた溝穴3bや排出用貫通穴3d等が目詰まりすることがないのである。
次にプランジャー3をこの位置で一時的に保持して、第1液Xと第2液Yとを充分に混合させて混合液Zとなるまで二液混合容器全体を片手で振るのである。その際、プランジャー3の溝穴3bは内容器2の内壁で閉鎖された状態を維持しているから、混合されていない第1液Xや第2液Yがプランジャー3の溝穴3bに流入することがないので、排出開始時から充分に混合させた混合液Zが排出されるのである。なお図8に示すプランジャー3のように、外表面にリング状の凸部3fが設けられていると、図9に示すように内容器2の内壁の両端部にリング状の凸部3fを係止させることができるので、二液混合容器を振って二液を充分に混合させる際にプランジャーの位置を容易に保持することができるのである。
また図5に示す状態からプランジャー3を押し込むことによって、混合液Zが図6の如くプランジャー3の溝穴3bに流入し、更にプランジャー3を押し込むことで、混合液Zが溝穴3bから排出用貫通穴3dを経由して先端の排出口3cへと押し出され、最終的には図7に示すようにプランジャー3の後端側に突設されている突き出し部3aを混合容器本体1の後端側の先細り部1c内まで押し込んでいくことによって二液混合容器内の混合液Zを無駄なく排出させることができるのである。
その際、例えば混合液Zが歯科用のプライマーであれば、プランジャー3の排出口3cに設けられた排出液体供給体4である綿球4aに歯科用のプライマーを排出させた状態で歯の所望の部位に直接塗布すれば、容易に塗布することがきるのである。
また排出液体供給体4の他の態様としては図8に示すような先端に排出孔4baが設けられたヘラ4bがあり、例えば混合液Zが歯科用のプライマーの場合には、先端の排出孔4baから適量を歯に排出させ、ヘラの部分をその歯に当てて歯科用のプライマーを広げるように塗布すれば、歯科用のプライマーを容易に塗布することができるのである。
排出液体供給体4の更に他の態様としては、図10に示すようなプランジャー3内の排出用貫通穴3dにその一部が挿入されているパイプ4cがあり、例えば混合液Zが歯科用のプライマーの場合、図10のような折れ曲がったパイプや図示していないが先の長いパイプを使用すれば、歯の舌側や奥歯にも容易に歯科用のプライマーを供給や塗布することができるのである。
本発明に係る二液混合容器の1実施例の縦断面説明図である。 図1における二液混合容器を片手で保持した状態を示す正面説明図である。 図1におけるプランジャーの側面説明図である。 図3におけるA−A線断面説明図である。 図1における状態からプランジャーを押し込んで内容器の隔壁部を破断させ二液を充分に混合させた状態を示す縦断面説明図である。 図5における状態からプランジャーを更に押し込んで混合液を溝穴に流入させた状態を示す縦断面説明図である。 図6における状態からプランジャーの突き出し部が混合容器本体の先細り部内に移動するまで押し込んだ状態を示す縦断面説明図である。 プランジャーの他の態様を示す部分断面説明図である。 図8におけるプランジャーを装着した本発明に係る二液混合容器の他の実施例の縦断面説明図である。 プランジャーの更に他の態様を示す縦断面説明図である。
符号の説明
1 混合容器本体
1a フランジ部
1b 支持部
1c 先細り部
2 内容器
2a 隔壁部
2b 係止部
3 プランジャー
3a 突き出し部
3b 溝穴
3c 排出口
3d 排出用貫通穴
3e 指掛け部
3f リング状の凸部
4 排出液体供給体
4a 綿球
4b ヘラ
4ba 排出孔
4c パイプ
X 第1液
Y 第2液
Z 混合液

Claims (6)

  1. 先端側に位置する開口部の外側にフランジ部(1a)が設けられており、後端部に手の平で支持される支持部(1b)が設けられており、中空に形成された内部の後端側に先細り部(1c)が設けられている混合容器本体(1)と、
    周囲が一部を除いて薄肉となっている隔壁部(2a)が後端部に設けられており、先端側外周に設けられている係止部(2b)が該混合容器本体(1)のフランジ部(1a)に係止された状態で該混合容器本体(1)内に嵌着されて該隔壁部(2a)と該混合容器本体(1)の後端部との間に第1液(X)を封入した空間を形成している内容器(2)と、
    該混合容器本体(1)の後端側の先細り部(1c)に対応する形状を成している突き出し部(3a)が後端側に突設されていると共に該突き出し部(3a)に近接した前部側の側部に設けられている複数の溝穴(3b)に連通して内部を貫通した状態で先端の排出口(3c)に至る排出用貫通穴(3d)が設けられており、該内容器(2)内に嵌入されて該突き出し部(3a)と該内容器(2)との間に第2液(Y)を封入した空間を形成していて先端側の側部外周に指掛け部(3e)が突設されていて、該突き出し部(3a)が該内容器(2)の隔壁部(2a)の薄肉部を破断させた後に更に該混合容器本体(1)の後端側の先細り部(1c)内まで移動する過程で第1液(X)と第2液(Y)とが混合された混合液(Z)を該溝穴(3b)から該排出用貫通穴(3d)を経由して先端の排出口(3c)へと導くためのプランジャー(3)とから構成されていることを特徴とする二液混合容器。
  2. 内容器(2)の隔壁部(2a)の薄肉部を突き出し部(3a)で破断させ且つその溝穴(3b)が該内容器(2)の内壁で閉鎖された状態を維持しているプランジャー(3)の位置を一時的に保持させるために、該プランジャー(3)の外表面に該内容器(2)の内壁の両端部に係止されるリング状の凸部(3f)が設けられている請求項1に記載の二液混合容器。
  3. プランジャー(3)の排出口(3c)に排出液体供給体(4)が更に装着されている請求項1又は2に記載の二液混合容器。
  4. 排出液体供給体(4)が綿球(4a)である請求項3に記載の二液混合容器。
  5. 排出液体供給体(4)が先端に排出孔(4ba)が設けられたヘラ(4b)である請求項3に記載の二液混合容器。
  6. 排出液体供給体(4)がプランジャー(3)内の排出用貫通穴(3d)にその一部が挿入されているパイプ(4c)である請求項3に記載の二液混合容器。
JP2003340907A 2003-09-30 2003-09-30 二液混合容器 Expired - Fee Related JP4357920B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003340907A JP4357920B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 二液混合容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003340907A JP4357920B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 二液混合容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005104534A true JP2005104534A (ja) 2005-04-21
JP4357920B2 JP4357920B2 (ja) 2009-11-04

Family

ID=34535668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003340907A Expired - Fee Related JP4357920B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 二液混合容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4357920B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335417A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Taisei Kako Co Ltd 用時混合容器
US7569185B2 (en) 2005-10-25 2009-08-04 Ultradent Products, Inc. Method for indicating shelf-life after mixing pre-dosed, pre-packaged two-part dental compositions
US7776010B2 (en) 2006-05-01 2010-08-17 Ultradent Products, Inc. Syringe-in-syringe hollow inner barrel/plunger with integral seal and rupturable membrane and related kits, systems, and methods
JP2010260593A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Yoshino Kogyosho Co Ltd 二剤混合容器
WO2011027674A1 (ja) 2009-09-07 2011-03-10 株式会社トクヤマデンタル 液混合容器
US8383163B2 (en) 2008-01-29 2013-02-26 Ultradent Products, Inc. Fluoride varnish compositions including an organo phosphoric acid adhesion promoting agent
US8454558B2 (en) 2007-02-09 2013-06-04 Ultradent Products, Inc. Syringe-in-syringe hollow inner barrel/plunger with integral seal and rupturable membrane and related kits, systems and methods

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335417A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Taisei Kako Co Ltd 用時混合容器
JP4704112B2 (ja) * 2005-06-01 2011-06-15 大成化工株式会社 用時混合容器
US7569185B2 (en) 2005-10-25 2009-08-04 Ultradent Products, Inc. Method for indicating shelf-life after mixing pre-dosed, pre-packaged two-part dental compositions
US7776010B2 (en) 2006-05-01 2010-08-17 Ultradent Products, Inc. Syringe-in-syringe hollow inner barrel/plunger with integral seal and rupturable membrane and related kits, systems, and methods
US8454558B2 (en) 2007-02-09 2013-06-04 Ultradent Products, Inc. Syringe-in-syringe hollow inner barrel/plunger with integral seal and rupturable membrane and related kits, systems and methods
US9220577B2 (en) 2007-02-09 2015-12-29 Ultradent Products, Inc. Syringe-to-syringe mixing systems and related apparatus and methods
US8383163B2 (en) 2008-01-29 2013-02-26 Ultradent Products, Inc. Fluoride varnish compositions including an organo phosphoric acid adhesion promoting agent
US8852561B2 (en) 2008-01-29 2014-10-07 Ultradent Products, Inc. Fluoride varnish compositions including an organo phosphoric acid adhesion promoting agent
JP2010260593A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Yoshino Kogyosho Co Ltd 二剤混合容器
WO2011027674A1 (ja) 2009-09-07 2011-03-10 株式会社トクヤマデンタル 液混合容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4357920B2 (ja) 2009-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6135771A (en) Dental cartridge having an attachable delivery portion
US5172807A (en) Cement mixing capsule
US6547101B1 (en) Multi-chambered ampoule for dispensing a mixture comprising several substances
JP2005255253A (ja) 材料を貯蔵、混合、および分注するためのカプセル
US20110021982A1 (en) Dispensing device with bypass
JP2010535590A (ja) 2流体小出し装置
JP2008501494A (ja) 多成分ペーストのためのシリンジ
JP2008512318A (ja) 流体を不等比率で保存及び分与するための二重流体カートリッジ
JP2010527416A (ja) ドレン詰まり除去装置
JP2015016331A (ja) 骨セメントを貯蔵およびミキシングするための装置
JP4357920B2 (ja) 二液混合容器
JP2005103296A (ja) 医療用の液体材料と粉末材料とを混合して排出する装置
JP5000083B2 (ja) 調合カートリッジ
US20220192784A1 (en) Dental capsule
US20040020796A1 (en) Dental material container
AU2018229521B2 (en) Dental container
JP3774227B2 (ja) 歯科用組成分カプセル
JP2008284347A (ja) 歯牙修復材用カプセル
EP4014921B1 (en) Dental capsule
US20210331127A1 (en) Mixing and dispensing container
JP2008200156A (ja) 歯科用粘性材料用カートリッジの押出し部構造
JP4903019B2 (ja) 流動可能物質の格納及び押し出しのための装置
JP2006036226A (ja) 二液混合容器
JP2003062499A (ja) 塗布装置
JPH07232117A (ja) 水硬性材料充填具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090804

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090805

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4357920

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150814

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees