JP2006335007A - パウチ容器用基材及びその基材を用いたパウチ容器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樹脂シートからなるパウチ本体11の上端部に未シールの上端開口部12を設けるとともに、樹脂シートの一方片側縁(X)をシールしてその上部に未シール部14を設け、その他方片側縁(Y)の上部をシールする。これによって、開口した未シール部14の斜め上方側から上端開口部12にロータリ装置などを介して挿入されるスパウト基部18を確実に位置決めして、表裏2枚の樹脂シートのシール部に表裏ズレや皺などを発生させることがなく外観的に優れたパウチ容器Pを効率的に製造することができる。
【選択図】 図1
Description
このようなスパウト付きパウチ容器は一般に、図8に示すように、樹脂シートにより袋状に形成されたパウチ51の開口部52にスパウト56の一端(基部58)を挿入して、パウチ51の開口部52を封止することによって製造される。
このようなスパウト付きパウチ容器50の製造方法としては、例えば、内面が熱接着性を有する柔軟性シートによって形成された2枚の外装シートの両側縁53,55をヒートシールすることによってパウチを形成した後、パウチにおける未シール状態である外装シートの上端縁(開口部)52にスパウト56を挟み込んで、外装シートの上端縁の開口部52をヒートシールしてスパウト付きパウチ容器50を完成させる。
特許文献1には、2枚の外装シートの下端部にガセットシートを折り込んだ状態で、その両側縁及び下端縁をヒートシールしてパウチを形成し、パウチのヒートシールされていない上端部にスパウトを挟み込んで外装シートの上端縁をヒートシールするに際し、パウチを形成する外装シートの両側縁の上部に未シール部分を残し、スパウトを挟み込んだ状態で外装シートの上端縁をヒートシールすると共に、外装シートの両側縁の上部に残された未シール部分を併せてヒートシールするようにしたスパウト付きパウチ容器の製袋方法が記載されている。
図1は実施の形態1のパウチ容器用基材の平面図であり、図2は同パウチ容器用基材を用いて製造されたパウチ容器の平面図であり、図3は同パウチ容器用基材を用いたパウチ容器の製造方法を示す説明図である。以下図面を参照しながら本実施の形態に係るパウチ容器用基材について説明する。
図1〜図3において、10は実施の形態1のパウチ容器用基材である。パウチ容器用基材10は、2枚の樹脂シートを互いに重ね合わせ左右側縁をそれぞれシールして袋状のパウチ本体11とし、その上端縁にスパウト16を装着するために未シール状態の上端開口部12を設けている。
また、パウチ容器用基材10は、左側縁において、シールされている下部の一方片側縁Xの上部にシールされていない未シール部14が設けられるとともに、一方片側縁Xとは逆側の右側縁の他方片側縁Yは、上部も下部も完全にシールされている。
素材となる合成樹脂シートとしては、例えばポリエチレン系又はポリプロピレン系樹脂や洗剤、農薬等の包装用等に広く使用されているポリビニルアルコール系樹脂などを用いることができる。樹脂シートの製造法としては、例えば筒状のフィルムを形成するインフレーション法や溶融状態で平面状のフィルムを形成させる流延法、樹脂を溶融してダイより押出して成形する溶融押出成形等を用いることができる。
また、素材となる合成樹脂シートとして、上記ポリエチレン系又はポリプロピレン系樹脂の表面に、アルミ箔等を積層したガスバリアー性を付与した複合シートを用いることもできる。
まず、スパウト16をロータリ供給装置Rの回転アームRa先端に把持して反時計回りに回転移動させるとともに、図示しないコンベアなどの搬送装置を用いてパウチ容器用基材10を回転アームRaの回転する接線方向に沿って直線移動させ、スパウト基部18に対向させて位置決めする。このとき、パウチ容器用基材10の樹脂シートを表裏両面を吸引部17で吸引しながら把持して上端開口部12を広く開口させて、ロータリ供給装置Rの回転アームRa先端に把持したスパウト16を、パウチ容器用基材10の一方片側縁Xの上部未シール部14から挿入し、上端開口部12にスパウト基部18を熱溶着する。
本発明のパウチ容器用基材10は、スパウト16の挿入方向となる一方片側縁Xの上部に未シール部14を設けているので、たとえ上端開口部12の長さが短い場合であっても、スパウト16の挿入を容易にするとともにスパウト16を上端開口部12に確実に配置することができる。
また、スパウトを把持して回転移動させるとともに、スパウトをパウチ本体の一方片側縁X上部の未シール部側から挿入した後、上端開口部にスパウト基部を熱溶着するので、スパウト基部をパウチ容器の上端開口部に確実・容易に位置決めして熱融着できる。
図4は実施の形態2のパウチ容器用基材の平面図であり、図5は同パウチ容器用基材を用いて製造されたパウチ容器の平面図である。以下図面を参照しながら本実施の形態に係るパウチ容器用基材について説明する。
図4及び図5において、20は実施の形態2のパウチ容器用基材である。パウチ容器用基材20は、表裏2枚の樹脂シートの一部を接合した仮止め部21が、上端開口部12の他方片側縁Y寄りの位置に設けられている。
なお、実施の形態2のパウチ容器用基材20は、実施の形態1におけるパウチ容器用基材10上端開口部12に仮止め部21を付加したものであり、他の構成は略同様であるので、実施の形態1と同様の機能を有するものについては同一の符号を付してその説明を省略する。
図6は、実施の形態3のパウチ容器用基材を用いてパウチ容器を作成する説明図である。以下図面を参照しながら本実施の形態3に係るパウチ容器用基材について説明する。
図6において、30は実施の形態3のパウチ容器用基材である。パウチ容器用基材30は、表裏2枚の樹脂シートを3箇所接合した仮止め部31が、上端開口部12の他方片側縁Y寄りの位置に設けられている。
なお、実施の形態3のパウチ容器用基材30は、図6(a)に示すように、実施の形態2の仮止め部を増加して所定間隔で上下方向に3点設けたものである。
なお、樹脂シートの接合点はそのパウチ容器の上下方向に、例えば2点〜10点の範囲で設けることができる他に、この上下に亘る点の幅を横長としてスポット面積を増加させてシール強度を増すこともできる。そして、パウチ容器用基材30の未シール部14及びスパウト基部18周囲の上端開口部12を、熱圧着ジグなどを用いて完全シールして図6(c)に示すようなパウチ容器とすることができる。
図7は、実施の形態4のパウチ容器用基材を適用してパウチ容器を作成する説明図である。図7において、40は実施の形態4のパウチ容器用基材である。
パウチ容器用基材40は、表裏2枚の樹脂シートを帯状に連続接合し接合した仮止め部41が、上端開口部12の他方片側縁Yから中央寄りの位置に設けられている。この仮止め部41は、図7(a)に示すように、パウチ容器用基材40の他方片側縁Yの上端と接続状態となっている。
X 一方片側縁
Y 他方片側縁
10 実施の形態1のパウチ容器用基材
11 パウチ本体
12 上端開口部
14 未シール部
16 スパウト
17 吸引部
18 スパウト基部
20 実施の形態2のパウチ容器用基材
21 仮止め部
30 実施の形態3のパウチ容器用基材
31 仮止め部
40 実施の形態4のパウチ容器用基材
41 仮止め部
50 パウチ容器
51 パウチ
52 上端縁(開口部)
53,55 両側縁
54a,54b 未シール部分
56 スパウト
58 基部
59 ズレ
Claims (3)
- 互いに重ね合わされた樹脂シートの周縁をシールしてパウチを形成し、その内部に保持した液状物を注出するスパウトを有するパウチ容器とするための基材であって、
前記パウチの上端縁は、スパウトを装着するために未シールの上端開口部とし、該パウチの一方片側縁(X)をシールすると共に上部に未シール部を設け、該未シール部を設けた前記一方片側縁とは逆側の他方片側縁(Y)を完全にシールした、ことを特徴とするパウチ容器用基材。 - 前記パウチの上端開口部の前記他方片側縁(Y)寄りの位置に、該上端開口部の一部接合した仮止め部を設け、該仮止め部によって、装着するスパウト基部の側端部を係止させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のパウチ容器用基材。
- 請求項1又は2記載のパウチ容器用基材を用いたパウチ容器の製造方法であって、
該パウチ容器用基材の上端開口部に装着されるスパウトを把持して回転移動させるとともに、該パウチ容器用基材の上端開口部を開口させ前記スパウト基部に対向させて位置決めし、該スパウトを該パウチ容器用基材の前記一方片側縁(X)の上部未シール部側から挿入し該上端開口部に該スパウト基部を熱溶着することを特徴とするパウチ容器の製造方法。
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JP2017164978A (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | 株式会社フジシールインターナショナル | パウチ容器用包材の製造方法およびパウチ容器用包材の製造装置 |
JP2022152772A (ja) * | 2021-03-29 | 2022-10-12 | 押尾産業株式会社 | 包装袋及びその製造方法 |
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- 2005-06-03 JP JP2005164742A patent/JP4728048B2/ja active Active
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