JP5957928B2 - 注出口用筒状部材 - Google Patents

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Description

本発明は、袋、箱等の包装体における注出口用筒状部材に関する。
袋、箱等の包装体には、内容物を簡易に充填したり、取り出したりするために筒状の注出口部材が取り付けられているものがある。この種の注出口部材には、袋のシール部内にパイプ状の筒状部材を埋設したもの(例えば、特許文献1参照)がある。
特開平5−132069号公報
従来の筒状部材は内容物の流れを良くするために比較的硬いパイプで作られているので、袋等の包装体内から内容物を残らず注出させることが困難である。
したがって、本発明は包装体内から内容物を残らず注出させることができる注出口用筒状部材であって、包装体に取り付けやすくした注出口用筒状部材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
なお、本発明の理解を容易にするため括弧付きの符号を付すが、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、請求項1に係る発明は、内面(5)に非ヒートシール性を付与され、外面(6)にヒートシール性を付与された熱可塑性樹脂フィルム(4)が内面(5)を内側にして筒状に巻回され、このフィルム(4)の相対向する両端が内向きに折り込まれて重ね合わされ、この重ね合わされた両折込部(2,3)の外面(6)同士がヒートシールされることにより筒体とされた注出口用筒状部材(1)を採用する。


本発明によれば、包装体(10)から液体等の内容物の大半を取り出した後、筒状部材(1)を扁平に押し潰すことができるので、内容物のすべてを残すところなく包装体(10)外に取り出すことが可能である。従って、例えば詰め替え容器の注出口に適用した場合は内容物のほとんど全部を取り出して利用することができるのですこぶる便宜である。また、筒状部材(1)を包装体(10)にヒートシールによって取り付ける際に、筒状部材(1)の包装体(10)に取り付けられる部分の内面(5)同士が接着しないため、通常の装置で筒状部材(1)を包装体(10)に取り付けることができる。さらに、フィルム(4)の折込部(2,3)が筒体の内側へ突出するとともに、両折込部(2,3)の内面(5)と、両折込部(2,3)の内面(5)と対向する筒状部材(1)の内面(5)はその非ヒートシール性のために接着していないので、筒体は拡開方向に付勢されることとなり、従って、筒状部材(1)を介した内容物の充填又は注出が円滑化される。
本発明に係る筒状部材の正面図である。 図1中、II−II線矢視断面図である。 筒状部材を製造する工程の説明図である。 筒状部材の基部を袋の装着部に取り付け、しかる後に筒状部材の先部を超音波シール等によって閉じた状態を示す部分切欠正面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
図1及び図2に示すように、この筒状部材1は、内面5に非ヒートシール性を付与され、外面6にヒートシール性を付与された長方形のフィルムが内面5を内側にして筒状に巻回され、このフィルムの相対向する両端が内向きに折り込まれて重ね合わされ、この重ね合わされた両折込部2,3の外面6同士がヒートシールされることにより筒体とされる。なお、フィルムは正方形としてもよい。
上記フィルムとしては、熱可塑性樹脂からなり、その内面5に非ヒートシール性を付与され、外面6にヒートシール性を付与されたものが用いられる。
ここで、本発明における非ヒートシール性の熱可塑性樹脂とは、フィルム4の両折込部2,3の外面6同士がヒートシールされるときや筒状部材1が包装体10にヒートシールされるときに溶融せず、且つ、超音波シール法や高周波シール法により溶着できる熱可塑性樹脂を指し、ヒートシール性の熱可塑性樹脂に比べて融点が高い熱可塑性樹脂が用いられる。
ヒートシール性の熱可塑性樹脂としては、低密度ポリエチレンや線状低密度ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂が挙げられる。また、非ヒートシール性の熱可塑性樹脂としては、高密度ポリエチレン樹脂やポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂が挙げられるが、ポリエステル樹脂やポリアミド樹脂が好ましい。
具体的なフィルムの構成としては、延伸ポリアミド樹脂(内層)/ポリエチレン(外層)、延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂(内層)/ポリエチレン(外層)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(内層)/延伸ポリアミド樹脂/ポリエチレン(外層)等の積層フィルムが用いられる。フィルムの厚さは望ましくは100μm〜500μm程度である。フィルムの厚さが100μm未満であると筒状部材としての強度が不足し、500μmより厚いと、注出口として使用した場合に内容物を残らず注出させることが困難になる。
このフィルムは、ウェブ状のフィルムから長方形に切り出すことによって得ることができる。この長方形のフィルム4が筒状に巻回され、図2のごとく両端がのり代として内向きに折り込まれ、この折り込まれた両折込部2,3の外面6同士がヒートシールされることによって筒体とされる。
上記フィルム4の筒体への形成は、フィルム4の内面5の非ヒートシール性を利用することによって簡易かつ正確に行われる。すなわち、図3に示すように、フィルム4が筒状に巻回され、折込部2,3が筒体の内側へと折り込まれたうえで、筒体の外面6側から筒体の折込部2,3に対応する箇所が一対のヒートシール盤13,14で加熱されつつ加圧されると、上記フィルム4は両折込部2,3の相対向する外面6同士の熱融着により図1及び図2のごとく筒状部材1として仕上げられる。このとき、フィルム4の両折込部2,3の内面5と、フィルム4の両折込部2,3の内面5に対向する内面5はヒートシールされない。
次に、上記構成の筒状部材の作用について説明する。
図1及び図2に示した筒状部材1が、図4のごとく包装体であるパウチ10の所定箇所に取り付けられ、パウチ10の注出口とされる。
すなわち、重なり合ったパウチ用フィルム間に筒状部材1の基部が挿入され、パウチ用フィルムごと図示しない一対のヒートシール盤によって加熱されつつ加圧される。
その際、基部の内面5に付与された非ヒートシール性によって筒状部材1の内面5は融着せず導通状態を維持する。そして、基部のヒートシール性のある外面6のみがパウチ用フィルムのヒートシール性のある内面に融着する。
この注出口付きパウチ10は図示しない充填機に装填され、詰替え用の洗剤等が内容物としてパウチ10内に充填される。この場合、筒状部材1から内容物をパウチ10内に充填してもよい。このとき、筒状部材1は折込部2,3の存在によって拡開しようとするので、充填用ノズル等を筒状部材1内に容易に挿入することができる。
また、筒状部材1の先部が超音波シール又は高周波シールされることによって図4に示すように扁平な封緘部1aとなって閉じられる。
なお、筒状部材1を充填口として使用しない場合は、先部に封緘部1aを形成した筒状部材1を包装体に取り付けるようにしてもよい。
図4に示すように、望ましくは折込部2,3が扁平な封緘部1aの端に来るようにヒートシールされる。
なお、要すれば、図4に示すように、封緘部1aとなった箇所よりも中央寄りの箇所に、半切れ状の切り裂き用溝11が筒状部材1の全周にわたって伸びるように刻設される。この溝11は例えばレーザー光の照射によって形成される。この溝11は、フィルム4の段階で形成することもできるし、図1のごとく筒状に巻回した後、あるいは図4のごとく先部の封緘後に形成することもできる。
また、溝11が筒状部材1における折込部2,3と交差する箇所を超音波シール又は高周波シールにより熱融着した後、開封を容易にするための切欠12を形成するようにしてもよい。
上記密封されたパウチ10から内容物を取り出す際は、筒状部材1の封緘部1aとなった先部が切除される。開封後、筒状部材1はその折込部2,3の存在により拡開方向に付勢されて筒状に広がる。従って、内容物はパウチ10外に流出しやすい。また、内容物の大半がパウチ10外に流出した後、筒状部材1は容易に扁平に押し潰すことが可能であるから、内容物はパウチ10内に残留することなくほとんど全量がパウチ10外へ取り出される。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
1…筒状部材
2,3…折込部
4…熱可塑性樹脂フィルム
5…熱可塑性樹脂フィルムの内面
6…熱可塑性樹脂フィルムの外面

Claims (1)

  1. 内面に非ヒートシール性を付与され、外面にヒートシール性を付与された熱可塑性樹脂フィルムが内面を内側にして筒状に巻回され、このフィルムの相対向する両端が内向きに折り込まれて重ね合わされ、この重ね合わされた両折込部の外面同士がヒートシールされることにより筒体とされたことを特徴とする注出口用筒状部材。
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