JP2006333636A - 降圧型スイッチングレギュレータおよびその制御回路ならびにそれを用いた電子機器 - Google Patents

降圧型スイッチングレギュレータおよびその制御回路ならびにそれを用いた電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 軽負荷時におけるスイッチングトランジスタのゲートに流れる無駄な電流を低減した降圧型スイッチングレギュレータを提供する。
【解決手段】 入力端子102と接地間に直列に接続されたスイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2は接続点の電圧を、スイッチング電圧Vswとして本制御回路100の外部に接続されるインダクタL1の一端に印加する。PWM制御部20は、降圧型スイッチングレギュレータ200の出力電圧Voutが所定の基準電圧に近づくようデューティ比が制御される第1PWM信号Vpwm1を生成する。強制オフ回路50は、スイッチング電圧Vswをモニタし、接地電位を上回ると同期整流用トランジスタM2を強制的にオフする。最小オン時間設定回路60は、スイッチングトランジスタM1のオン時間が所定の最小値より長くなるように、第2PWM信号Vpwm2のデューティ比を制限する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、降圧型スイッチングレギュレータに関し、特に同期整流方式のスイッチングレギュレータの制御技術に関する。
近年の携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パーソナルコンピュータなどのさまざまな電子機器に、デジタル信号処理を行うマイコンが搭載されている。こうしたマイコンの駆動に必要とされる電源電圧は、半導体製造プロセスの微細化に伴って低下しており、1.5V以下の低電圧で動作するものがある。
一方、こうした電子機器にはリチウムイオン電池などの電池が電源として搭載される。リチウムイオン電池から出力される電圧は、3V〜4V程度であり、この電圧をそのままマイコンに供給したのでは、無駄な電力消費が発生するため、降圧型のスイッチングレギュレータや、シリーズレギュレータなどを用いて電池電圧を降圧し、定電圧化してマイコンに供給するのが一般的である。
降圧型のスイッチングレギュレータは、整流用のダイオードを用いる方式(以下、ダイオード整流方式という)と、ダイオードの代わりに、同期整流用トランジスタを用いる方式(以下、同期整流方式という)が存在する。前者の場合、負荷に流れる負荷電流が低いときに高効率が得られるという利点を有するが、制御回路の外部に、インダクタ、出力キャパシタに加えてダイオードが必要となるため、回路面積が大きくなる。後者の場合、負荷に供給する電流が小さいときの効率は、前者に比べて劣るが、ダイオードの代わりにトランジスタを用いるため、LSIの内部に集積化することができ、周辺部品を含めた回路面積としては小型化が可能となる。携帯電話などの電子機器において、小型化が要求される場合には、整流用トランジスタを用いたスイッチングレギュレータ(以下、同期整流方式スイッチングレギュレータという)が用いられることが多い。
ここで、上述の電子機器に用いられるマイコンの消費電流は、動作時と待機時で大きく変化し、待機時にはわずかな電流しか流れないが、動作時にはある程度の電流が必要とされる。
たとえば、特許文献1、2には、負荷電流に応じて同期整流方式とダイオード整流方式とを切り替えるスイッチングレギュレータが開示されている。
特開2004−32875号公報 特開2002−252971号公報
図10(a)、(b)はそれぞれ、同期整流方式スイッチングレギュレータの重負荷および軽負荷時の電流の時間波形を示す図である。同図において、ILは、インダクタに流れる電流を、Ioは負荷電流を表しており、インダクタに流れる電流ILの時間平均値が負荷電流Ioとなる。図10(a)に示すように、重負荷時においては、負荷電流Ioが大きいため、インダクタに流れる電流ILは正の値をとり続ける。ところが、図10(b)に示すように、軽負荷時において負荷電流Ioが減少すると、インダクタに流れる電流ILが斜線部のように負となり、インダクタに流れる電流ILの向きが反転する。その結果、同期整流方式では、軽負荷時において、インダクタから同期整流用トランジスタを介して接地に対して電流が流れることになる。この電流は、負荷に供給されず、出力キャパシタから供給されるものであるため、電力を無駄に消費していることになる。
この問題を解決するために、インダクタに流れる電流をモニタし、インダクタに流れる電流の向きが反転すると、同期整流用トランジスタを強制的にオフすることにより、接地に対して電流が流れるのを防止する技術が知られている。ここで、パルス幅変調信号のデューティ比は、スイッチングトランジスタのオン時間と同期整流用トランジスタのオン時間の比で定まるため、同期整流用トランジスタが強制的にオフされ、そのオン時間が短くなると、スイッチングトランジスタのオン時間も短くなる。
軽負荷時においてパルス幅変調信号のパルス幅が非常に短くなると、スイッチングトランジスタのゲート電圧の振幅が小さくなり、スイッチングトランジスタがオンしない状態が持続してしまう。この場合も、スイッチングトランジスタのゲート容量を充放電するための電流が流れるため、回路には無駄な電流が流れることになる。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータにおいて、軽負荷時に同期整流用トランジスタを介して接地に流れる電流を低減し、効率を改善した降圧型スイッチングレギュレータおよびその制御回路の提供にある。
本発明のある態様は、降圧型スイッチングレギュレータの制御回路に関する。この制御回路は、入力端子と接地間に直列に接続されたスイッチングトランジスタと同期整流用トランジスタを含み、2つのトランジスタの接続点の電圧をスイッチング電圧としてスイッチングレギュレータ出力回路に出力する出力段と、スイッチングレギュレータ出力回路の出力電圧が所定の基準電圧に近づくようデューティ比が制御されるパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調器と、スイッチング電圧をモニタし、第1しきい値電圧を上回ると同期整流用トランジスタをオフする強制オフ回路と、スイッチングトランジスタのオン時間が所定の最小値より長くなるように、パルス幅変調信号のデューティ比を制限する最小オン時間設定回路と、最小オン時間設定回路の出力信号にもとづき、スイッチングトランジスタおよび同期整流用トランジスタのゲート端子に印加すべき第1、第2ゲート電圧を生成するドライバ回路と、を備える。
この態様において、インダクタに流れる電流の向きが反転し、スイッチング電圧が第1しきい値電圧を上回ると、同期整流用トランジスタが強制的にオフされる。パルス幅変調信号のデューティ比は、スイッチングトランジスタのオン時間と同期整流用トランジスタのオン時間の比で定まるため、同期整流用トランジスタが強制的にオフされ、そのオン時間が短くなると、スイッチングトランジスタのオン時間も短くなる。スイッチングトランジスタのオン時間を所定の最小値以上に制限することにより、出力電圧が上昇し、パルス幅変調信号のデューティ比が0となる。その結果、スイッチングトランジスタのオンオフがその後しばらくの期間停止することになる。この期間、スイッチングトランジスタのゲート電圧を制御するためのゲートドライブ電流が流れなくなるため、回路の消費電流を低減し、高効率化を図ることができる。
最小オン時間設定回路は、第1ゲート電圧と第2しきい値電圧を比較する電圧比較器と、パルス幅変調信号によりセットされ、電圧比較器の出力信号によりリセットされるラッチ回路と、ラッチ回路の出力信号とパルス幅変調信号の論理和を生成するORゲートと、を含み、当該ORゲートの出力信号をドライバ回路へ出力してもよい。
第2しきい値電圧を、スイッチングトランジスタが確実にオンする電圧以下に設定することにより、第1ゲート電圧が低下してスイッチングトランジスタがオンしてから、第2しきい値電圧に達するまでの時間を、スイッチングトランジスタのオン時間の最小値に設定することができる。
また、ORゲートを設け、パルス幅変調信号とラッチ回路の出力信号の論理和を出力することにより、パルス幅変調信号のパルス幅が最小値より長いときには、パルス幅変調信号をそのまま出力することができる。
ドライバ回路は、第1ゲート電圧を所定の時定数をもって変化させる時定数回路を含んでもよい。第1ゲート電圧を時定数を持って低下させることにより、上述の第2しきい値電圧に達するまでの時間を調節することができるため、スイッチングトランジスタのオン時間の最小値を調節することができる。
時定数回路は、電源電圧と接地間に直列に設けられたPチャンネルMOSトランジスタと、抵抗と、NチャンネルMOSトランジスタと、を含み、Pチャンネルトランジスタと抵抗との接続点の電圧を第1ゲート電圧として出力するインバータと、スイッチングトランジスタのゲート容量と、を含んで構成してもよい。
第1ゲート電圧がハイレベルからローレベルに切り替わり、スイッチングトランジスタがオフからオンになるときに、スイッチングトランジスタのゲート容量から、抵抗およびNチャンネルMOSトランジスタを介して電流が引き抜かれる。このとき、抵抗とゲート容量がCR時定数回路を構成するため、第1ゲート電圧を時定数を持って変化させることができる。この態様によれば、抵抗の値を調節することにより、スイッチングトランジスタのオン時間の最小値を調節することができる。
ドライバ回路は、最小オン時間設定回路の出力信号の一方のエッジを遅延して第1ゲート電圧を生成する第1遅延回路と、最小オン時間設定回路の出力信号の他方のエッジを遅延して第2ゲート電圧を生成する第2遅延回路と、をさらに含んでもよい。
この場合、第1ゲート電圧および第2ゲート電圧は、それぞれ最小オン時間設定回路の出力に遅れて変化するため、スイッチングトランジスタ、同期整流用トランジスタがいずれもオンしないデッドタイムを生成することができ、貫通電流が流れるのを防止することができる。
ラッチ回路は、データ端子に所定レベルの電圧が入力され、クロック端子にパルス幅変調信号が入力され、リセット端子に電圧比較器の出力信号が入力されるDフリップフロップであってもよい。
強制オフ回路は、スイッチング電圧と第1しきい値電圧を比較し、スイッチング電圧が第1しきい値電圧を上回ると、所定レベルの比較信号を出力する比較部と、同期整流用トランジスタがオンすべき期間において、比較部から出力される比較信号をラッチし、検出信号として出力するラッチ回路と、ドライバ回路から出力される第2ゲート電圧が入力され、検出信号が所定レベルにラッチされている期間、第2ゲート電圧をローレベルに固定して同期整流用トランジスタのゲート端子に出力するスイッチと、を含んでもよい。
第1しきい値電圧は、接地電位であってもよい。
この態様によると、比較部から出力される比較信号をラッチ回路によりラッチすることにより、同期整流用トランジスタを強制的にオフ状態にした後に、スイッチング電圧が0Vを跨いでスイングしても、同期整流用トランジスタをオフ状態に保つことができ、降圧型スイッチングレギュレータを安定に動作させることができる。
制御回路は、1つの半導体基板上に一体集積化されてもよい。
本発明の別の態様は、降圧型スイッチングレギュレータである。この降圧型スイッチングレギュレータは、一端が接地された出力キャパシタと、出力キャパシタの他端にその一端が接続されたインダクタを含むスイッチングレギュレータ出力回路と、スイッチングレギュレータ出力回路にスイッチング電圧を供給する上述の制御回路と、を備える。
この態様によると、制御回路により、インダクタに流れる電流の向きが反転するのを好適に防止することができ降圧型スイッチングレギュレータの効率を改善することができる。さらに、スイッチングトランジスタのオン時間を制限することにより、軽負荷時において、スイッチングトランジスタがオフした状態のまま、第1ゲート電圧が変動するのを防止することができる。
本発明のさらに別の態様は、電子機器である。この電子機器は、電池電圧を出力する電池と、マイコンと、電池電圧を降圧してマイコンに供給する上述の降圧型スイッチングレギュレータと、を備える。
この態様によると、マイコンに流れる電流が変動し、負荷電流が小さな軽負荷動作となった場合においても、効率よく降圧動作を行うことができ、電池の長寿命化を図ることができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係る降圧型スイッチングレギュレータによれば、消費電流を低減することができる。
図1は、実施の形態に係る降圧型スイッチングレギュレータを搭載した電子機器の構成を示すブロック図である。電子機器300は、たとえば携帯電話端末であり、電池310、電源装置320、アナログ回路330、デジタル回路340、マイコン350、LED360を含む。
電池310は、たとえばリチウムイオン電池であり、電池電圧Vbatとして3〜4V程度を出力する。
アナログ回路330は、パワーアンプや、アンテナスイッチ、LNA(Low Noise Amplifier)、ミキサやPLL(Phase Locked Loop)などの高周波回路を含み、電源電圧Vcc=3.4V程度で安定動作する回路ブロックを含む。また、デジタル回路340は、各種DSP(Digital Signal Processor)などを含み、電源電圧Vdd=3.4V程度で安定動作する回路ブロックを含む。
マイコン350は、電子機器300全体を統括的に制御するブロックであり、電源電圧1.5Vで動作する。
LED360は、RGB3色のLED(Light Emitting Diode)を含み、液晶のバックライトや、照明として用いられ、その駆動には、4V以上の駆動電圧が要求される。
電源装置320は、多チャンネルのスイッチング電源であり、各チャンネルごとに、電池電圧Vbatを必要に応じて降圧、または昇圧するスイッチングレギュレータを備え、アナログ回路330、デジタル回路340、マイコン350、LED360に対して適切な電源電圧を供給する。
本実施形態に係る降圧型スイッチングレギュレータは、たとえば1.5Vで動作するマイコン350のように、消費電流が動作状態に応じて変化する負荷に対して、安定な電圧を駆動する用途に好適に用いられる。以下、本実施の形態に係る降圧型スイッチングレギュレータの構成について詳細に説明する。
図2は、本実施の形態に係る降圧型スイッチングレギュレータ200の構成を示す回路図である。降圧型スイッチングレギュレータ200は、同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータであり、制御回路100、スイッチングレギュレータ出力回路110を含む。制御回路100は、ひとつの半導体基板に集積化されたLSIチップであり、スイッチング素子として機能するスイッチングトランジスタM1、同期整流用トランジスタM2は、この制御回路100に内蔵される。
スイッチングレギュレータ出力回路110は、インダクタL1、出力キャパシタC1を含む。出力キャパシタC1は一端が接地され、他端がインダクタL1の一端に接続される。インダクタL1の他端は、制御回路100と接続され、制御回路100から出力されるスイッチング電圧Vswが印加される。
この降圧型スイッチングレギュレータ200は、制御回路100によってインダクタL1に流れる電流を制御し、出力キャパシタC1に電荷を充電することにより電池電圧Vbatを降圧し、出力キャパシタC1に現れる電圧を負荷回路RLに供給する。本実施例において、負荷回路RLは、図1のマイコン350に相当する。
以下、負荷回路RLに供給される電圧を出力電圧Vout、負荷回路RLに流れる電流を負荷電流Io、インダクタL1に流れる電流をILという。また、インダクタL1に流れる電流ILは、負荷回路RLに向かって流れる向きを正方向とする。
制御回路100は、入力・出力端子として、入力端子102、スイッチング端子104、電圧帰還端子106を備える。入力端子102には電池310が接続され、入力電圧として電池電圧Vbatが入力される。また、スイッチング端子104は、インダクタL1に接続され、制御回路100の内部で生成したスイッチング電圧Vswを出力する。また、電圧帰還端子106は、負荷回路RLに印加される出力電圧Voutが帰還される端子である。
制御回路100は、ドライバ回路10、PWM(Pulse Width Modulation)制御部20、強制オフ回路50、最小オン時間設定回路60、スイッチングトランジスタM1、同期整流用トランジスタM2を含む。
スイッチングトランジスタM1は、PチャンネルMOSトランジスタであって、ソース端子は入力端子102に接続され、ドレイン端子はスイッチング端子104に接続される。スイッチングトランジスタM1のバックゲート端子はソース端子と接続され、バックゲート端子とドレイン端子間には、ボディダイオード(寄生ダイオード)D1が存在する。
同期整流用トランジスタM2は、NチャンネルMOSトランジスタであって、ソース端子は接地され、ドレイン端子はスイッチングトランジスタM1のドレイン端子およびスイッチング端子104と接続される。また、同期整流用トランジスタM2のバックゲート端子は接地されている。同期整流用トランジスタM2のバックゲート端子とドレイン端子間には、ボディダイオードD2が存在する。
スイッチングトランジスタM1、同期整流用トランジスタM2は、電池電圧Vbatが印加される入力端子102と接地間に直列に接続されており、2つのトランジスタの接続点の電圧を、スイッチング電圧Vswとして本制御回路100の外部にスイッチング端子104を介して接続されるインダクタL1の一端に印加する。
PWM制御部20は、降圧型スイッチングレギュレータ200の出力電圧Voutが所定の基準電圧に近づくように、スイッチングトランジスタM1および同期整流用トランジスタM2のオン時間のデューティ比を制御するパルス幅変調器であって、第1パルス幅変調信号(以下、第1PWM信号Vpwm1という)を生成する。PWM制御部20には、降圧型スイッチングレギュレータ200の出力電圧Voutが、電圧帰還端子106を介して入力される。
抵抗R1、R2は、この出力電圧Voutを分圧し、R2/(R1+R2)倍した出力電圧Vout’を誤差増幅器22の反転入力端子へと出力する。誤差増幅器22の非反転入力端子には基準電圧Vrefが入力されており、出力電圧Vout’および基準電圧Vrefの誤差を増幅し、誤差電圧Verrとして出力する。
発振器26は、所定の周波数で発振し、三角波またはのこぎり波状の周期電圧Voscを出力する。第1コンパレータ24は、周期電圧Voscと誤差電圧Verrとを比較し、Vosc<Verrのときハイレベルを、Vosc>Verrのときローレベルとなる第1PWM信号Vpwm1を出力する。この第1PWM信号Vpwm1は、周期時間が一定で、出力電圧Vout’に応じてハイレベルとローレベルの期間が変化するパルス幅変調された信号となる。
最小オン時間設定回路60は、スイッチングトランジスタM1のオン時間が所定の最小値より長くなるように、第1PWM信号Vpwm1のデューティ比を制限した第2PWM信号Vpwm2をドライバ回路10へと出力する。詳しくは後述するが、最小オン時間設定回路60は、第1PWM信号Vpwm1のハイレベルの時間が最小値より長いときには、そのまま出力し、第1PWM信号Vpwm1のハイレベルの時間が最小値より短いときには、ハイレベルの時間を、その最小値に設定して出力する。
ドライバ回路10は、最小オン時間設定回路60から出力される第2PWM信号Vpwm2にもとづき、スイッチングトランジスタM1のゲート端子に印加すべき第1ゲート電圧Vg1と、同期整流用トランジスタM2のゲート端子に印加すべき第2ゲート電圧Vg2と、を生成する。スイッチングトランジスタM1は、第1ゲート電圧Vg1がローレベルのときがオンし、ハイレベルのときオフする。同期整流用トランジスタM2は、第2ゲート電圧Vg2がハイレベルのときオンし、ローレベルのときオフする。
ドライバ回路10は、スイッチングトランジスタM1、同期整流用トランジスタM2がそれぞれオンする時間の比を、第2PWM信号Vpwm2のハイレベルとローレベルのデューティ比にもとづいて設定し、2つのトランジスタを交互にオンオフさせる。スイッチングトランジスタM1、同期整流用トランジスタM2が同時にオンして貫通電流が流れるのを防止するため、ドライバ回路10は、第1ゲート電圧Vg1がハイレベル、第2ゲート電圧Vg2がローレベルとなる期間(デッドタイム)を各周期ごとに設ける。ドライバ回路10の構成については後述する。
強制オフ回路50は、モニタ回路52および強制オフスイッチSW1を含む。この強制オフ回路50は、スイッチング電圧Vswをモニタし、所定のしきい値電圧を上回ると同期整流用トランジスタM2をオフする。本実施の形態において、しきい値電圧は接地電位に設定される。
モニタ回路52は、スイッチング電圧Vswと接地電位(0V)とを比較し、Vsw>0のとき、検出信号Vsensをハイレベルとし、Vsw<0のとき、検出信号Vsensをローレベルとする。
強制オフスイッチSW1は、ドライバ回路10と同期整流用トランジスタM2のゲート端子間に設けられ、モニタ回路52から出力される検出信号Vsensにもとづいて、同期整流用トランジスタM2のゲート端子に印加すべき第2ゲート電圧Vg2’を出力する。この第2ゲート電圧Vg2’は、モニタ回路52から出力される検出信号Vsensがハイレベルの期間、ローレベルとなり、検出信号Vsensがローレベルの期間、第2ゲート電圧Vg2がそのまま出力される。
図3は、強制オフ回路50の内部構成を示す回路図である。モニタ回路52は、比較部30、ラッチ回路40を含む。
比較部30には、スイッチング電圧Vswが入力される。比較部30は、スイッチング電圧Vswと接地電位とを比較し、スイッチング電圧Vswが接地電位を上回るとハイレベルの比較信号Vcmpを出力する。比較部30は、レベルシフト回路32、第2コンパレータ34を含む。
レベルシフト回路32は、PNP型の第1、第2バイポーラトランジスタQ1、Q2を含み、それぞれのベース端子に、スイッチング電圧Vswおよび接地電位が入力される。各バイポーラトランジスタQ1、Q2のコレクタ端子は接地されており、そのエミッタ端子からは、スイッチング電圧Vswおよび接地電位が順方向電圧Vf=0.7V程度、正方向にレベルシフトされた電圧が出力される。
第2コンパレータ34の非反転入力端子は、第1バイポーラトランジスタQ1のエミッタ端子が接続され、反転入力端子には、第2バイポーラトランジスタQ2のエミッタ端子が接続される。この第2コンパレータ34は、レベルシフト回路32によりレベルシフトされたスイッチング電圧Vswと接地電位(0V)とを比較し、Vsw>0Vのときハイレベルを、Vsw<0Vのときローレベルを出力する。
ラッチ回路40には、ドライバ回路10から出力される第2ゲート電圧Vg2と、比較部30から出力される比較信号Vcmpが入力される。このラッチ回路40は、同期整流用トランジスタM2がオンすべき期間、すなわち、ドライバ回路10から出力される第2ゲート電圧Vg2がハイレベルの期間にアクティブとなり、比較部30から出力される比較信号Vcmpをラッチし、ラッチした信号を検出信号Vsensとして出力する。また、ラッチ回路40は、第2ゲート電圧Vg2がハイレベルからローレベルとなると、ラッチした検出結果をリセットする。
ラッチ回路40は、Dフリップフロップ42およびORゲート44を含む。Dフリップフロップ42のセット端子およびデータ端子には、ハイレベルに対応する電源電圧Vddが入力され、リセット端子には第2ゲート電圧Vg2が入力される。また、Dフリップフロップ42のクロック端子には、比較部30から出力される比較信号Vcmpが入力される。このラッチ回路40は、第2ゲート電圧Vg2がハイレベルの期間に、比較信号Vcmpがハイレベルとなると、出力端子からハイレベルの出力信号Vqを出力する。ORゲート44には、比較部30から出力される比較信号VcmpおよびDフリップフロップ42の出力信号Vqが入力され、2つの信号の論理和を検出信号Vsensとして強制オフスイッチSW1に出力する。なお、ORゲート44を設けずに、Dフリップフロップ42の出力信号Vqを強制オフスイッチSW1に直接出力してもよい。
強制オフスイッチSW1は、インバータ54、NORゲート56を含む。インバータ54の入力端子には、ドライバ回路10から出力される第2ゲート電圧Vg2が入力される。インバータ54は、第2ゲート電圧Vg2を反転し、NORゲート56の第1の入力端子へ出力する。NORゲート56の第2の入力端子にはラッチ回路40から出力される検出信号Vsensが入力される。強制オフスイッチSW1は、NORゲート56の出力信号を第2ゲート電圧Vg2’として出力する。
このように構成した強制オフスイッチSW1によれば、第2ゲート電圧Vg2がハイレベルで、かつ、検出信号Vsensがローレベルの期間のみ、同期整流用トランジスタM2のゲート端子に実際に印加される第2ゲート電圧Vg2’がハイレベルとなり、同期整流用トランジスタM2がオンとなる。一方、それ以外の期間では第2ゲート電圧Vg2’がローレベルとなり、同期整流用トランジスタM2はオフとなる。
図4は、最小オン時間設定回路60およびドライバ回路10の構成を示す回路図である。最小オン時間設定回路60は、Dフリップフロップ62、ORゲート64、第3コンパレータ66を含み、第1ゲート電圧Vg1および第1PWM信号Vpwm1が入力される。第3コンパレータ66は、第1ゲート電圧Vg1と所定のしきい値電圧Vth1を比較し、Vg1>Vth1のときハイレベル、Vg1<Vth1のときローレベルとなる第1信号SIG1を出力する。
Dフリップフロップ62のデータ端子およびセット端子には、電源電圧Vddが入力され、クロック端子には第1PWM信号Vpwm1が入力され、リセット端子には第3コンパレータ66から出力される第1信号SIG1が入力される。すなわち、Dフリップフロップ62は、第1PWM信号Vpwm1によりセットされ、第3コンパレータ66の出力信号SIG1によりリセットされる。ORゲート64は、Dフリップフロップ62から出力される第2信号SIG2と、第1PWM信号Vpwm1の論理和を生成する。ORゲート64の出力は、第2PWM信号Vpwm2としてドライバ回路10へと出力される。
ドライバ回路10は、第1インバータINV1、第2インバータINV2、第3インバータINV3、第4インバータINV4、第5インバータINV5、第6インバータINV6を含み、最小オン時間設定回路60から出力される第2PWM信号Vpwm2にもとづき、第1ゲート電圧Vg1、第2ゲート電圧Vg2を生成する。
第5インバータINV5は、第2PWM信号Vpwm2を反転した第3信号SIG3を出力する。第5インバータINV5から出力される第3信号SIG3は、第1インバータINV1および第6インバータINV6に出力される。
第1インバータINV1、第2インバータINV2は、第1ゲート電圧Vg1を生成する。第1インバータINV1、第2インバータINV2は、最小オン時間設定回路60の出力信号である第2PWM信号Vpwm2の一方のエッジを遅延して第1ゲート電圧Vg1を生成する第1遅延回路である。
第1インバータINV1は、トランジスタM10、M11、抵抗R10、キャパシタC10を含む。トランジスタM10、抵抗R10、トランジスタM11は、電源電圧Vddと接地間に直列に接続される。キャパシタC10は、トランジスタM11と並列に設けられる。第1インバータINV1の出力信号を第4信号SIG4という。
第2インバータINV2は、電源電圧Vddと接地間に直列に接続されたトランジスタM12、抵抗R12、トランジスタM13を含む。第2インバータINV2は、第4信号SIG4を反転し、第1ゲート電圧Vg1として出力する。
第4信号SIG4は、第3信号SIG3がハイレベルからローレベルに変化すると、抵抗R10およびキャパシタC10で決められるCR時定数に従って上昇する。第4信号SIG4が第2インバータINV2のしきい値電圧Vth2に達すると、第2インバータINV2の出力である第1ゲート電圧Vg1は、ハイレベルからローレベルに遷移する。
すなわち、第1インバータINV1、第2インバータINV2は、遅延回路として機能する。その結果、第1ゲート電圧Vg1は、第3信号SIG3ひいては第2PWM信号Vpwm2が変化してから遅延時間ΔT1経過後に変化する。
第6インバータINV6、第3インバータINV3、第4インバータINV4により第2ゲート電圧Vg2が生成される。
第6インバータINV6は、第5インバータINV5から出力される第3信号SIG3を反転して第5信号SIG5を生成し、第3インバータINV3へと出力する。
第3インバータINV3は、トランジスタM14、M15、抵抗R14、キャパシタC12を含み、第1インバータINV1と同様に構成される。すなわち、第3インバータINV3は、第5信号SIG5を反転し、遅延して得られる第6信号SIG6を、第4インバータINV4へと出力する。第4インバータINV4は、第6信号SIG6を反転して第2ゲート電圧Vg2を生成する。
第1インバータINV1、第2インバータINV2と同様に、第3インバータINV3、第4インバータINV4も、遅延回路として機能する。第3インバータINV3、第4インバータINV4により生成される遅延時間をΔT2とする。
第1インバータINV1から第4インバータINV4により生成される遅延時間ΔT1、ΔT2は、スイッチングトランジスタM1、同期整流用トランジスタM2がいずれもオンしないデッドタイムとなる。
また、ドライバ回路10は、第1ゲート電圧Vg1を所定の時定数をもって変化させる時定数回路を含む。この時定数回路は、第2インバータINV2と、スイッチングトランジスタM1のゲート容量と、を含んで構成される。
第1ゲート電圧Vg1がハイレベルからローレベルに切り替わり、スイッチングトランジスタM1がオフからオンになるときに、スイッチングトランジスタM1のゲート容量から、抵抗R12およびトランジスタM13を介して電流が引き抜かれる。このとき、抵抗12とスイッチングトランジスタM1のゲート容量がCR時定数回路を構成するため、第1ゲート電圧Vg1を時定数を持って変化させることができる。時定数の値は、抵抗R12の抵抗値により調節することができる。
以下、本実施の形態に係る制御回路100の動作を説明する。
図5は、本実施の形態に係る制御回路100の動作状態を示すタイムチャートである。図5のタイムチャートは、負荷電流Ioが小さい軽負荷時の動作を説明するものであり、同期整流用トランジスタM2を介してインダクタL1に流れる電流ILが、ある時刻において0Aとなる場合の動作を表している。
スイッチングトランジスタM1は、第1ゲート電圧Vg1がハイレベルのときオフし、ローレベルのときオンする。すなわち、図中、Ton1で示されるのは、スイッチングトランジスタM1がオンの期間である。
第2ゲート電圧Vg2は、ドライバ回路10により生成された同期整流用トランジスタM2に印加すべき電圧を示している。また、図中、第2ゲート電圧Vg2’は、実際に同期整流用トランジスタM2のゲート端子に印加される電圧を示している。同期整流用トランジスタM2は、第2ゲート電圧Vg2’がハイレベルのときオンし、ローレベルのときオフする。図中、Ton2で示されるのは、同期整流用トランジスタM2がオンの期間である。また、図中、Tdで示すのは、スイッチングトランジスタM1、同期整流用トランジスタM2がいずれもオンしないデッドタイムである。
上述したように、ドライバ回路10と、同期整流用トランジスタM2の間には、強制オフスイッチSW1が設けられており、ラッチ回路40から出力される検出信号Vsensがローレベルの期間、入力される第2ゲート電圧Vg2を第2ゲート電圧Vg2’としてそのまま出力する。また、検出信号Vsensがハイレベルの期間、同期整流用トランジスタM2のゲート電圧Vg2’は、ドライバ回路10から出力されるゲート電圧Vg2の値に関わらずローレベルとなり、同期整流用トランジスタM2は強制的にオフとなる。
時刻T0〜T1の期間、スイッチングトランジスタM1がオン、同期整流用トランジスタM2がオフとなっている。時刻T1に、スイッチングトランジスタM1の第1ゲート電圧Vg1がハイレベルとなり、スイッチングトランジスタM1がオフとなる。その後、時刻T1〜T2のデッドタイムの期間、スイッチングトランジスタM1、同期整流用トランジスタM2はいずれもオフとなる。時刻T1にスイッチングトランジスタM1がオフになると、それまでインダクタL1に流れていた電流がスイッチングトランジスタM1から供給されなくなる。
ここで、インダクタL1に流れる電流ILは連続でなければならない。いま、同期整流用トランジスタM2のバックゲート端子は接地されており、バックゲート端子とドレイン端子間には、図2に示すボディダイオードD2が存在する。したがって、時刻T1にスイッチングトランジスタM1がオフされてから、時刻T2に同期整流用トランジスタM2がオンするまでの期間、インダクタL1には、このボディダイオードD2を介して電流が供給される。この間、スイッチング端子104には、接地電位0Vからダイオードの順方向電圧Vf=0.7Vだけ低いスイッチング電圧Vswが現れる。
時刻T2において、第2ゲート電圧Vg2はローレベルからハイレベルに変化する。このとき、検出電圧Vsensはローレベルであるため、強制オフスイッチSW1の出力である第2ゲート電圧Vg2’はハイレベルとなり、同期整流用トランジスタM2がオンする。同期整流用トランジスタM2がオンすることにより、同期整流用トランジスタM2のボディダイオードD2を介してインダクタL1に流れていた電流は、同期整流用トランジスタM2のドレイン電流として供給される。
この同期整流用トランジスタM2のドレイン電流がインダクタL1を介して出力キャパシタC1に流れることにより、出力キャパシタC1の出力電圧Voutは徐々に上昇する。この間、インダクタL1に、同期整流用トランジスタM2から出力キャパシタC1に向かって流れる電流は徐々に減少する。同期整流用トランジスタM2を介してインダクタL1に流れる電流ILが時間とともに減少すると、同期整流用トランジスタM2のドレインソース間電圧は徐々に低下していくため、スイッチング電圧Vswは徐々に上昇し、接地電位0Vに近づいていく。
やがて時刻T3に、インダクタL1に流れる電流ILが0Aとなると、同期整流用トランジスタM2のドレインソース間電圧は0Vとなるため、スイッチング電圧Vswは0Vとなる。このとき、比較部30から出力される比較信号Vcmpはローレベルからハイレベルに切り替わる。比較信号Vcmpがハイレベルとなると、ラッチ回路40から出力される検出信号Vsensもハイレベルとなる。その結果、強制オフスイッチSW1によって同期整流用トランジスタM2のゲート電圧Vg2’はローレベルに固定され、同期整流用トランジスタM2はオフとなる。
また、Dフリップフロップ42のクロック端子にハイレベルの比較信号Vcmpが入力されると、Dフリップフロップ42の出力信号Vqはハイレベルとなる。Dフリップフロップ42のデータ端子にはハイレベルが入力されているため、Dフリップフロップ42の出力信号Vqは、次にリセットされるまでの間、ハイレベルに保たれる。こうしてDフリップフロップ42を含むラッチ回路40は、比較部30から出力される比較信号Vcmpをラッチする。
時刻T3に第2ゲート電圧Vg2’がローレベルとなると、スイッチングトランジスタM1、同期整流用トランジスタM2がともにオフとなり、ハイインピーダンス状態となる。このとき、インダクタL1によって電圧の振動が誘起され、スイッチング電圧Vswは、図5に示すように大きくスイングする。このとき、スイッチング電圧Vswが接地電位0Vを跨いで変動すると、比較信号Vcmpもハイレベルとローレベルが切り替わることになる。
ここで、上述のように、本実施の形態に係る制御回路100では、比較部30からの比較信号VcmpおよびDフリップフロップ42の出力信号Vqの論理和にもとづいて、強制オフスイッチSW1を制御している。したがって、比較信号Vcmpの信号レベルが変動しても、Dフリップフロップ42の出力信号Vqはハイレベルにラッチされているため、ORゲート44の出力、すなわち検出信号Vsensはハイレベルのままとなる。その結果、スイッチング電圧Vswの変動にかかわらず、同期整流用トランジスタM2をオフし続けることができる。
時刻T4に、ドライバ回路10は、第2ゲート電圧Vg2をローレベルに切り替える。第2ゲート電圧Vg2がローレベルとなると、Dフリップフロップ42はリセットされ、その出力信号Vqはローレベルとなる。その後、時刻T5に第1ゲート電圧Vg1がローレベルとなり、スイッチングトランジスタM1がオンする。
本実施の形態に係る制御回路100は、軽負荷時において、時刻T0〜T5を一周期として、この動作を繰り返すことにより、電池電圧Vbatを降圧し、所望の出力電圧Voutを負荷回路RLに対して供給する。
ここで、降圧型スイッチングレギュレータ200の出力電圧Voutは、スイッチングトランジスタM1および同期整流用トランジスタM2のオン時間の比にもとづいて決定される。したがって、軽負荷時において、同期整流用トランジスタM2が強制的にオフされると、同期整流用トランジスタM2のオン時間Ton2が短くなると、それに伴ってスイッチングトランジスタM1のオン時間Ton1も短くなる。
図6は、軽負荷時における降圧型スイッチングレギュレータ200の動作状態を示す時間波形図であり、最小オン時間設定回路60を動作させなかった場合の電圧、電流波形を示す図である。このとき、最小オン時間設定回路60は、入力された第1PWM信号Vpwm1を第2PWM信号Vpwm2としてそのまま出力する。時刻T0〜T1の重負荷状態において、第1ゲート電圧Vg1、第2ゲート電圧Vg2は、第2PWM信号Vpwm2にもとづき交互にハイレベルとローレベルを繰り返す。上述したように、第1ゲート電圧Vg1は第2PWM信号Vpwm2がローレベルからハイレベルに切り替わってから遅延時間ΔT1経過後にローレベルとなる。また、第2ゲート電圧Vg2は、第2PWM信号Vpwm2がハイレベルからローレベルに切り替わってから遅延時間ΔT2経過後にハイレベルとなる。
図中、ΔT1、ΔT2の期間は、スイッチングトランジスタM1、同期整流用トランジスタM2がいずれもオフとなるデッドタイムであり、図5のTdに相当する。また、上述したように、第2インバータINV2には、抵抗R12が設けられているため、第1ゲート電圧Vg1は、所定の時定数をもって低下していく。
時刻T1に負荷電流Ioが減少し、軽負荷状態となる。インダクタL1に流れる電流ILが負になると、強制オフ回路50により、同期整流用トランジスタM2が強制的にオフ状態とされる。軽負荷状態においては、第2ゲート電圧Vg2’がハイレベルとなる期間、すなわち同期整流用トランジスタM2のオン時間Ton2は、第1PWM信号Vpwm1がローレベルの期間に比べて短くなる。
ここで、降圧型スイッチングレギュレータ200の出力電圧Voutは、スイッチングトランジスタM1および同期整流用トランジスタM2のオン時間の比にもとづいて決定される。制御回路100は、出力電圧Voutが一定値に保たれるように帰還制御を行っており、同期整流用トランジスタM2のオン時間Ton2が短くなるに従って、スイッチングトランジスタM1のオン時間Ton1も徐々に短くなっていく。図6の時刻T1以降は、この様子を示している。
スイッチングトランジスタM1のオン時間Ton1、すなわち第1ゲート電圧Vg1がローレベルの時間は徐々に短くなっていき、第1ゲート電圧Vg1の振幅が小さくなっていく。第1ゲート電圧Vg1の振幅が小さくなると、スイッチングトランジスタM1がオンしない状態となり、やがてスイッチングトランジスタM1がオフのまま、第1ゲート電圧Vg1がわずかに変動する状態となる。第1ゲート電圧Vg1が変化するためには、スイッチングトランジスタM1のゲート容量を充放電する必要があるため、無駄なゲートドライブ電流を消費することになる。
本実施の形態に係る制御回路100は、この無駄な電流を好適に低減することができる。図7は、軽負荷時における本実施の形態に係る制御回路100の動作状態を示す図であり、最小オン時間設定回路60を動作させたときの電圧波形を示す図である。
図6の最小オン時間設定回路60を動作させない場合と同様、時刻T1以降の軽負荷状態において、同期整流用トランジスタM2が強制的にオフされ、スイッチングトランジスタM1のオン時間が徐々に短くなっていく。上述したように、最小オン時間設定回路60は、スイッチングトランジスタM1のオン時間が所定の最小値より長くなるように、第1PWM信号Vpwm1のデューティ比を制限した第2PWM信号Vpwm2をドライバ回路10へと出力する。そのため、スイッチングトランジスタM1のオン時間は、図中Tminで示される最小値以下にならないよう制限される。
スイッチングトランジスタM1のオン時間が、PWM制御部20から出力される第1PWM信号Vpwm1より長く設定されると、降圧型スイッチングレギュレータ200の出力電圧Voutは上昇する一方、誤差電圧Verrは低下することになる。その結果、Verr<Voscとなり、第1PWM信号Vpmw1はローレベルとなる。第1PWM信号Vpwm1がローレベルとなると、スイッチングトランジスタM1のゲートに印加される第1ゲート電圧Vg1はハイレベルに固定される。
このように、本実施の形態に係る制御回路100によれば、スイッチングトランジスタM1のオン時間に最小値Tminを設定することにより、軽負荷時において、第1PWM信号Vpwm1が完全にローレベルとなる状態を実現することができる。その結果、スイッチングトランジスタM1がオフしたままの状態で、第1ゲート電圧Vg1が変動するのを抑制することができ、ドライバ回路10において、スイッチングトランジスタM1のゲート容量を充放電するための電流を低減することができる。
その後、負荷電流Ioによって出力キャパシタC1の電荷が放電され、出力電圧Voutが低下していくと、誤差電圧Verrが上昇していき、再びスイッチング動作が再開される。
図8は、軽負荷時において、最小オン時間設定回路60がスイッチングトランジスタM1のオン時間を制限する様子を示す図である。図8は、図7における時刻T1以降のある期間を拡大して示している。
図8において、時刻T1にVosc<Verrとなり、第1PWM信号Vpwm1がハイレベルとなる。第1PWM信号Vpwm1がハイレベルになると、Dフリップフロップ62の出力である第2信号SIG2はハイレベルとなる。このとき、ORゲート64から出力される第2PWM信号Vpwm2もハイレベルとなる。
第2PWM信号Vpwm2がハイレベルとなると、第3信号SIG3がローレベルとなり、第1インバータINV1の出力である第4信号SIG4がCR時定数をもって徐々に上昇する。時刻T2に、第4信号SIG4が、第2インバータINV2のしきい値電圧Vth2に達すると、第1ゲート電圧Vg1はハイレベルからローレベルとなる。図中、ΔT1で示すのが、第1インバータINV1、第2インバータINV2により生成される遅延時間である。また、第2インバータINV2に設けられた抵抗R12と、スイッチングトランジスタM1のゲート容量でCR時定数回路が形成されるため、第1ゲート電圧Vg1は、ある傾きをもって降下していく。
時刻T3に、Vg1<Vdd−Vtとなり、スイッチングトランジスタM1のゲートソース間電圧(Vdd−Vg1)が、MOSFETのしきい値電圧Vtを上回ると、スイッチングトランジスタM1がオンする。
時刻T4に、第1ゲート電圧Vg1が第3コンパレータ66のしきい値電圧Vth1まで降下すると、第3コンパレータ66から出力される第1信号SIG1により、Dフリップフロップ62がリセットされ、第2信号SIG2がローレベルとなる。このとき、第2PWM信号Vpwm2もローレベルとなる。第2PWM信号Vpwm2がローレベルとなると、第1ゲート電圧Vg1はハイレベルとなり、スイッチングトランジスタM1はオフする。
すなわち、スイッチングトランジスタM1は、第1ゲート電圧Vg1が(Vdd−Vt)まで降下した時刻T3から、しきい値電圧Vth1に達する時刻T4までの期間オンとなる。したがって、軽負荷時におけるスイッチングトランジスタM1のオン時間は、第1ゲート電圧Vg1がしきい値電圧Vth1まで低下するまでの時間τに依存する。時間τは、第3コンパレータ66のしきい値電圧Vth1および第2インバータINV2の抵抗R12により調節することができる。
図8に示されるように、スイッチングトランジスタM1のオン時間は、最小オン時間設定回路60によって、図中Tminで示される最小値以上となるように制限されることになる。
図9は、重負荷時における最小オン時間設定回路60の状態を示す動作波形図である。重負荷時においては、図8に示した軽負荷時と異なり、第1PWM信号Vpwm1のハイレベルの期間が十分に長い。ここで、ORゲート64の出力である第2PWM信号Vpwm2は、この第1PWM信号Vpwm1と、Dフリップフロップ62の出力である第2信号SIG2の論理和であり、重負荷時において、第2PWM信号Vpwm2のハイレベルの期間は、最小オン時間設定回路60において設定される最小値Tminよりも長い。そのため、重負荷状態において、第2PWM信号Vpwm2と第1PWM信号Vpwm1のハイレベルの期間は一致し、最小オン時間設定回路60は第1PWM信号Vpwm1をそのまま出力することができる。
このように、本実施の形態に係る制御回路100によれば、軽負荷状態において、スイッチングトランジスタM1のオン時間の最小値を設定することにより、第1ゲート電圧Vg1が小さな振幅で変動するのを防止し、消費電流を低減することができる。
また、この制御回路100は、強制オフ回路50にラッチ回路40を備えており、スイッチング電圧Vswが0Vより大きくなったときハイレベルとなる比較信号Vcmpをラッチする。その結果、スイッチング電圧Vswが0Vを跨いで変動する場合においても、強制オフスイッチSW1の出力は切り替えられず、同期整流用トランジスタM2はオフ状態を保ち続けることができ、安定な降圧動作を行うことができる。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、制御回路100を含む降圧型スイッチングレギュレータ200により駆動される負荷回路としてマイコンを例に説明したが、これには限定されず、負荷電流が減少し、軽負荷状態で動作するさまざまな負荷回路に対して、駆動電圧を供給することができる。
実施の形態では、制御回路100がひとつのLSIに一体集積化される場合について説明したが、これには限定されず、一部の構成要素がLSIの外部にディスクリート素子あるいはチップ部品として設けられ、あるいは複数のLSIにより構成されてもよい。
また、本実施の形態において、ハイレベル、ローレベルの論理値の設定は一例であって、インバータなどによって適宜反転させることにより自由に変更することが可能である。
実施の形態に係る降圧型スイッチングレギュレータを搭載した電子機器の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る降圧型スイッチングレギュレータの構成を示す回路図である。 強制オフ回路の内部構成を示す回路図である。 最小オン時間設定回路およびドライバ回路の構成を示す回路図である。 図2の制御回路の動作状態を示すタイムチャートである。 軽負荷時における図2の降圧型スイッチングレギュレータの動作状態を示す時間波形図であり、最小オン時間設定回路を動作させない場合の電圧および電流波形を示す図である。 軽負荷時における図2の制御回路の動作状態を示す図であり、最小オン時間設定回路を動作させたときの電圧波形を示す図である。 軽負荷時において、最小オン時間設定回路がスイッチングトランジスタのオン時間を制限する様子を示す図である。 重負荷時における最小オン時間設定回路の状態を示す動作波形図である。 図10(a)、(b)はそれぞれ、同期整流方式スイッチングレギュレータの重負荷および軽負荷時の電流の時間波形を示す図である。
符号の説明
100 制御回路、 102 入力端子、 200 降圧型スイッチングレギュレータ、 10 ドライバ回路、 30 比較部、 40 ラッチ回路、 42 Dフリップフロップ、 44 ORゲート、 50 強制オフ回路、 60 最小オン時間設定回路、 62 Dフリップフロップ、 64 ORゲート、 L1 インダクタ、 Vg1 第1ゲート電圧、 Vg2 第2ゲート電圧、 M1 スイッチングトランジスタ、 M2 同期整流用トランジスタ、 300 電子機器、 310 電池、 350 マイコン。

Claims (11)

  1. 降圧型スイッチングレギュレータの制御回路であって、
    入力端子と接地間に直列に接続されたスイッチングトランジスタと同期整流用トランジスタを含み、2つのトランジスタの接続点の電圧をスイッチング電圧としてスイッチングレギュレータ出力回路に出力する出力段と、
    前記スイッチングレギュレータ出力回路の出力電圧が所定の基準電圧に近づくようデューティ比が制御されるパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調器と、
    前記スイッチング電圧をモニタし、第1しきい値電圧を上回ると前記同期整流用トランジスタをオフする強制オフ回路と、
    前記スイッチングトランジスタのオン時間が所定の最小値より長くなるように、前記パルス幅変調信号のデューティ比を制限する最小オン時間設定回路と、
    前記最小オン時間設定回路の出力信号にもとづき、前記スイッチングトランジスタおよび前記同期整流用トランジスタのゲート端子に印加すべき第1、第2ゲート電圧を生成するドライバ回路と、
    を備えることを特徴とする制御回路。
  2. 前記最小オン時間設定回路は、
    前記第1ゲート電圧と第2しきい値電圧を比較する電圧比較器と、
    前記パルス幅変調信号によりセットされ、前記電圧比較器の出力信号によりリセットされるラッチ回路と、
    前記ラッチ回路の出力信号と前記パルス幅変調信号の論理和を生成するORゲートと、を含み、当該ORゲートの出力信号を前記ドライバ回路へ出力することを特徴とする請求項1に記載の制御回路。
  3. 前記ドライバ回路は、前記第1ゲート電圧を所定の時定数をもって変化させる時定数回路を含むことを特徴とする請求項2に記載の制御回路。
  4. 前記時定数回路は、
    電源電圧と接地間に直列に設けられたPチャンネルMOSトランジスタと、抵抗と、NチャンネルMOSトランジスタと、を含み、前記Pチャンネルトランジスタと抵抗との接続点の電圧を前記第1ゲート電圧として出力するインバータと、
    前記スイッチングトランジスタのゲート容量と、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の制御回路。
  5. 前記ドライバ回路は、
    前記最小オン時間設定回路の出力信号の一方のエッジを遅延して前記第1ゲート電圧を生成する第1遅延回路と、
    前記最小オン時間設定回路の出力信号の他方のエッジを遅延して前記第2ゲート電圧を生成する第2遅延回路と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の制御回路。
  6. 前記ラッチ回路は、データ端子に所定レベルの電圧が入力され、クロック端子に前記パルス幅変調信号が入力され、リセット端子に前記電圧比較器の出力信号が入力されるDフリップフロップであることを特徴とする請求項2に記載の制御回路。
  7. 前記強制オフ回路は、
    前記スイッチング電圧と前記第1しきい値電圧を比較し、前記スイッチング電圧が前記第1しきい値電圧を上回ると、所定レベルの比較信号を出力する比較部と、
    前記同期整流用トランジスタがオンすべき期間において、前記比較部から出力される比較信号をラッチし、検出信号として出力するラッチ回路と、
    前記ドライバ回路から出力される前記第2ゲート電圧が入力され、前記検出信号が前記所定レベルにラッチされている期間、前記第2ゲート電圧をローレベルに固定して前記同期整流用トランジスタのゲート端子に出力するスイッチと、
    を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の制御回路。
  8. 前記第1しきい値電圧は、接地電位であることを特徴とする請求項7に記載の制御回路。
  9. 前記制御回路は、1つの半導体基板上に一体集積化されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の制御回路。
  10. 一端が接地された出力キャパシタと、前記出力キャパシタの他端にその一端が接続されたインダクタを含むスイッチングレギュレータ出力回路と、
    前記スイッチングレギュレータ出力回路にスイッチング電圧を供給する請求項1から6のいずれかに記載の制御回路と、
    を備えることを特徴とする降圧型スイッチングレギュレータ。
  11. 電池電圧を出力する電池と、
    マイコンと、
    前記電池電圧を降圧して前記マイコンに供給する請求項10に記載の降圧型スイッチングレギュレータと、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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