JP2006331935A - シート - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイヤハーネスに巻き付けて保護するための外装シートは、伸縮性が低いため、ワイヤハーネスが折れ曲がった場合、シワができて、保護特性も低下する問題があった。保護特性を維持しながら柔軟に曲げることが可能で装着性に優れたシートを提供する。
【解決手段】シート面に無数の微小凹凸を成形され、無数の微小凹凸は、同形の4枚の菱形斜面を持つ四角錐状の凹部12と凸部11を隙間なく格子状に配列したエンボス模様として形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】シート面に無数の微小凹凸を成形され、無数の微小凹凸は、同形の4枚の菱形斜面を持つ四角錐状の凹部12と凸部11を隙間なく格子状に配列したエンボス模様として形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主に外装用として利用されるシートに係り、例えば、ワイヤーハーネスの外周に装着することでワイヤーハーネスを保護するワイヤーハーネス保護用のシートに関するものである。
図6は従来のワイヤーハーネス保護用の外装シートを示す(例えば、特許文献1参照)。この外装シートは、矩形の平坦なシート材1の一方の側縁部に接着部2を設け、ワイヤーハーネスの外周に巻き付けながら、接着部2に他端縁を被せることで、図7に示すようにワイヤーハーネスを保護するものである。
実開昭58−81990号公報
ところで、前記従来の外装シートは、単なる平坦なシート材1よりなるので、図8に示すように、ワイヤーハーネスWの外周に装着して曲げると、ワイヤーハーネスWの軸方向におけるシート材1の伸縮性が低いために、折れ曲がってシワができてしまい、きれいに曲がらない。
これを改善するには、シート材1を軟質化、弾性化、あるいは薄肉化することが有効であるが、そうすると、外装材としての保護特性が低下してしまうという相反する問題があった。
本発明は、上記事情を考慮し、保護特性を維持しながら柔軟に曲げることが可能で装着性に優れたシートを提供することを目的とする。
請求項1の発明のシートは、シート面に無数の微小凹凸を成形したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のシートであって、無数の微小凹凸は、同形の4枚の菱形斜面を持つ四角錐状の凹部と凸部を隙間なく格子状に配列したエンボス模様として形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のシートであって、ワイヤーハーネスの外周に装着することでワイヤーハーネスを保護するワイヤーハーネス保護用の外装シートであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、シート面に無数の微小凸凹を成形したので、シートに伸縮性を持たせることができる。従って、例えばワイヤーハーネスに装着する際、シワを生じずにきれいに柔軟に曲げることができ、装着性が良好である。また、柔軟性を発揮できるものの、シートの素材として硬質材を使用できるので、ワイヤーハーネスの保護性能を落とすこともない。
請求項2の発明によれば、特定の方向の直線で切った場合に、断面上に山と谷が交互に並ぶようにすることができる。従って、山と谷が並ぶ方向に伸縮性を発揮することができ、その特性を考慮しながら、例えばワイヤーハーネスに外装材として巻き付けることにより、シワを生じずに、きれいに柔軟に巻き付けることができ、優れた装着性を発揮できる。
請求項3の発明によれば、ワイヤーハーネスの外装材として使用することにより、その伸縮性を有効に発揮することができ、シワができずに、きれいな外装体を形成することができる。
以下、本発明をワイヤーハーネス保護用の外装シートに適用した場合の実施形態を図面を参照して説明する。
図1(a)はワイヤーハーネスの外周に、実施形態のワイヤーハーネス保護用の外装シートを装着した状態を示す斜視図、図1(b)はその外装シートのシート面に形成したエンボス模様の拡大斜視図、図2はそのエンボス模様を更に大きく拡大して示す斜視図、図3は同エンボス模様の平面図、図4は図3のA、B、C、D矢視断面図、図5は実施形態の外装シートを装着したワイヤーハーネスを曲げた状態を示す斜視図である。
この外装シート10は、図1(a)に示すように、ワイヤーハーネスWの外周に装着することでワイヤーハーネスWを保護するものであり、図1(b)に示すように、可撓性を有する樹脂製の硬質シート材のシート面に無数の微小凹凸12,11を成形し、シート面上の互いに直交する特定の方向であるX方向とY方向に平行な任意の直線で切った断面上に山21と谷22(図4参照)が並ぶように構成したものである。
ここで、無数の微小凹凸の微小凸部11と微小凹部12は、図2にも示すように、同形の4枚の菱形斜面20を持つ四角錐状の凸部11と凹部12を隙間なく格子状に配列したエンボス模様として形成されている。
このエンボス模様は、具体的には、4つの菱形斜面20の鋭角αの頂点同士、または、鈍角βの頂点同士をそれぞれ1点に集め、隣り合う菱形斜面20の対応する辺同士をつなぎ合わせた形状を無数に連鎖させた模様である。鋭角αの頂点を集めた点は、凸部11、凹部12の頂点となり、鈍角βの頂点を集めた点は、稜線と谷線が交わった点13となる。
このような形状の微小凹凸12,11を無数に配列したことにより、X方向、Y方向に平行な直線で切った断面上に山と谷が並ぶようになる。例えば、図3のA、B、C、Dの直線で切った断面を概略的に図4に示すが、A、Bの直線で切った場合に、山21と谷22が交互に並ぶ。一方、X方向Y方向に角度をもつ直線で切った場合には、Cの直線で切った場合には断面上にも山21と谷22が交互に並ぶが、Dの直線で切った場合は山と谷が表れない。
従って、X方向とY方向に伸縮性を持たせることができ、その特性を考慮しながらワイヤーハーネスWに装着することにより、シワを生じずに、きれいに、柔軟に曲げることができ、良好な装着性を発揮できる。また、柔軟性を発揮できるものの、硬質シート材を使用していることから、ワイヤーハーネスWの保護性能を落とすこともない。本実施形態の場合、外装シート10のワイヤーハーネスWへの装着性、装着後のワイヤーハーネスWの屈曲性を考慮し、外装シート10のX方向またはY方向をワイヤーハーネスWの長さ方向に沿って装着する。
なお、シートの素材として、半硬質あるいは軟質材を使用すれば、ワイヤーハーネスに対する保護性能は多少犠牲になるが、柔軟性をアップさせることができる。
また、上記実施形態では、本発明をワイヤーハーネス保護用の外装シートとして適用した場合を説明したが、本発明の使用対象はそれに限定されるものではない。
W ワイヤーハーネス
10 外装シート
11 微小凸部
12 微小凹部
20 菱形斜面
21 山
22 谷
10 外装シート
11 微小凸部
12 微小凹部
20 菱形斜面
21 山
22 谷
Claims (3)
- シート面に無数の微小凹凸を成形したことを特徴とするシート。
- 請求項1に記載のシートであって、
前記無数の微小凹凸は、同形の4枚の菱形斜面を持つ四角錐状の凹部と凸部を隙間なく格子状に配列したエンボス模様として形成されていることを特徴とするシート。 - 請求項1または2に記載のシートであって、
ワイヤーハーネスの外周に装着することでワイヤーハーネスを保護するワイヤーハーネス保護用の外装シートであることを特徴とするシート。
Priority Applications (1)
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JP2005155843A JP2006331935A (ja) | 2005-05-27 | 2005-05-27 | シート |
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JP2005155843A JP2006331935A (ja) | 2005-05-27 | 2005-05-27 | シート |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005155843A Abandoned JP2006331935A (ja) | 2005-05-27 | 2005-05-27 | シート |
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2005
- 2005-05-27 JP JP2005155843A patent/JP2006331935A/ja not_active Abandoned
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