JP2006331798A - 固体電解質形燃料電池用発電セル - Google Patents

固体電解質形燃料電池用発電セル Download PDF

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Abstract

【課題】固体電解質としてランタンガレート系電解質を用いた固体電解質形燃料電池用発電セル、特に発電セルにおける燃料極の構造を提供する。
【解決手段】ランタンガレード系酸化物イオン伝導体を固体電解質1とし、固体電解質1の一方の面に多孔質の空気極(図示せず)が形成され、他方の面に多孔質の燃料極が成形された固体電解質形燃料電池用発電セルにおいて、前記燃料極は、一般式:Ce1−m(式中、BはSm、Gd、Y、Caの1種または2種以上、mは0<m≦0.4)で表されるBドープしたセリアとニッケルの焼結体からなり、この焼結体は、骨格構造を有する多孔質ニッケル4の骨格表面にBドープしたセリア粒3が固着しており、このBドープしたセリア粒3は燃料極2が固体電解質1に接する界面5およびその近傍の多孔質ニッケルの骨格表面に最も多く固着している固体電解質形燃料電池用発電セル。
【選択図】 図1

Description

この発明は、固体電解質としてランタンガレート系固体電解質を用いた固体電解質形燃料電池用発電セルに関するものであり、特に固体電解質形燃料電池用発電セルの燃料極の構造に関するものである。
一般に、固体電解質形燃料電池は、水素ガス、天然ガス、メタノール、石炭ガスなどを燃料とすることができるので、発電における石油代替エネルギー化を促進することができ、さらに廃熱を利用することができるので省資源および環境問題の観点からも注目されている。この固体電解質形燃料電池の構造は、一般に、酸化物からなる固体電解質の片面に空気極を積層し、固体電解質のもう一方の片面に燃料極を積層してなる構造を有している発電セルと、この発電セルの空気極の外側に空気極集電体を積層させ、一方、発電セルの燃料極の外側に燃料極集電体を積層させ、前記空気極および燃料極の外側にそれぞれセパレータを積層させた構造を有している。この固体電解質形燃料電池は、一般に800〜1000℃で作動するが、近年、作動温度が600〜800℃の低温タイプのものが提案されている。
前記低温タイプの固体電解質形燃料電池に組込まれる固体電解質の一つとして、ランタンガレート系酸化物イオン伝導体を用いることが知られており、このランタンガレート系酸化物イオン伝導体は、一般式:La1−XSrGa1−Y−ZMg(式中、A=Co、Fe、Ni、Cuの1種または2種以上、X=0.05〜0.3、Y=0〜0.29、Z=0.01〜0.3、Y+Z=0.025〜0.3)で表される酸化物イオン伝導体であることが知られている(特許文献1参照)。
また、前記燃料極としては、B(ただし、BはSm、Gd、Y、Caの1種または2種以上)をドープしたセリアとニッケルからなる焼結体を用いることが知られており、このBをドープしたセリアは、一般式:Ce1−m(式中、BはSm、Gd、Y、Caの1種または2種以上、mは0<m≦0.4)で表されること、およびBドープしたセリアとニッケルからなる焼結体は、多孔質な骨格構造を有するニッケルの表面にBドープした大径セリア粒が前記多孔質な骨格構造のニッケル表面を取り囲むようにネットワーク構造を形成してニッケル表面に固着していることが知られている(特許文献2参照)。
さらに、固体電解質形燃料電池用発電セルを構成する燃料極として、一般式:Ce1−m(式中、BはSm、Gd、Y、Caの1種または2種以上、mは0<m≦0.4)で表されるBドープしたセリアとニッケルの焼結体からなり、このBドープしたセリアとニッケルの焼結体におけるBドープしたセリア粒とニッケル粒の粒径が厚さ方向に変化し、その粒径は固体電解質に近いほど微細にした傾斜粒径を有する構造の燃料極が知られている(特許文献3参照)。
特開平11−335164号公報 特開平11−297333号公報 特開2004−55194号公報
一般に、ランタンガレート系酸化物イオン伝導体を固体電解質とし、前記固体電解質の一方の面に多孔質の空気極が形成され、他方の面に多孔質の燃料極が成形された固体電解質形燃料電池用発電セルにおいて、前記燃料極における反応は主として三相界面(燃料極と電解質と燃料ガスが共存する部分)でおこることから、固体電解質形燃料電池用発電セルにおける三相界面が一層広くなるようにすればよいことが知られており、そのために前記特許文献3記載の固体電解質形燃料電池用発電セルでは、燃料極のBドープしたセリアとニッケルの焼結体におけるBドープしたセリア粒とニッケル粒の粒径を厚さ方向に変化させ、その粒径は固体電解質に近いほど微細にした粒径傾斜を有する構造にして三相界面を一層広くさせようとしている。
しかし、特許文献3記載の燃料極は固体電解質との界面は広がるが、Bドープしたセリア粒とニッケル粒の粒径が固体電解質に近いほど微細であるために三次元的広がりに乏しく、そのために燃料ガスの透過性が悪く、結果的に燃料ガスとの接触面積が少なくなり、その為に発電に必要な三相界面を実質的に広くすることができず、三相界面が期待したほど広がることがないことから従来の燃料極を組み込んだ発電セルを有する固体電解質形燃料電池は十分な特性が得られていない。
本発明者等は、上述のような観点から、一層の高出力の固体電解質形燃料電池を得るべく研究を行った。その結果、
(イ)一般式:Ce1−m(式中、BはSm、Gd、Y、Caの1種または2種以上、mは0<m≦0.4)で表されるBドープしたセリアが骨格構造を有する多孔質ニッケルの骨格表面に固着した燃料極において、骨格構造を有する多孔質ニッケルの骨格表面に従来よりも一層微細なBドープしたセリア粒を固着させ、この一層微細なBドープしたセリア粒は燃料極が固体電解質に接する界面およびその近傍の多孔質ニッケルの骨格表面に最も多く固着させた構造の燃料極を固体電解質に積層させた固体電解質形燃料電池用発電セルは、三相界面を一層広くすることができる、
(ロ)前記多孔質ニッケルを作製するためのニッケル粒は1〜10μmの従来と同じかまたは従来よりも比較的粗大なニッケル粒を使用して作製した多孔質ニッケルを採用することが燃料ガスの透過性が向上するので好ましいこと、
(ハ)前記多孔質ニッケルの骨格表面に固着しているBドープしたセリア粒は、粒径が100nm未満の極めて微細なBドープしたセリア粒であることが好ましいこと、
(ニ)前記固体電解質に接する界面およびその近傍の多孔質ニッケルの骨格表面に極めて微細なBドープしたセリア粒を最も多く固着させた部分は、固体電解質の表面から10〜20μmの範囲の厚さにわたって形成されていることが好ましいこと、などの研究結果が得られたのである。
この発明は、かかる研究結果に基づいて成されたものであって、
(1)ランタンガレード系酸化物イオン伝導体を固体電解質とし、前記固体電解質の一方の面に多孔質の空気極が形成され、他方の面に多孔質の燃料極が成形された固体電解質形燃料電池用発電セルにおいて、
前記燃料極は、一般式:Ce1−m(式中、BはSm、Gd、Y、Caの1種または2種以上、mは0<m≦0.4)で表されるBドープしたセリアとニッケルの焼結体からなり、この焼結体は、骨格構造を有する多孔質ニッケルの骨格表面にBドープしたセリア粒が固着しており、このBドープしたセリア粒は燃料極が固体電解質に接する界面およびその近傍の多孔質ニッケルの骨格表面に最も多く固着している固体電解質形燃料電池用発電セル、
(2)前記多孔質ニッケルの骨格表面に固着しているBドープしたセリア粒は、粒径が100nm未満の微細なBドープしたセリア粒である前記(1)記載の固体電解質形燃料電池用発電セル、
(3)前記燃料極が固体電解質に接する界面およびその近傍の多孔質ニッケルの骨格表面にBドープしたセリア粒が最も多く固着している部分は、固体電解質の表面から10〜20μmの範囲の厚さにわたって層状に形成されている前記(1)または(2)記載の固体電解質形燃料電池用発電セル、に特徴を有するものである。
この発明の固体電解質形燃料電池用発電セルを図面に基づいて一層具体的に説明する。図1は、この発明の固体電解質形燃料電池用発電セルにおける固体電解質と燃料極の接合部分を示した断面説明図であり、空気極の記載は省略してある。図1において、1は固体電解質、2は燃料極、3はBドープしたセリア粒、4は多孔質ニッケルである。燃料極2は、一般式:Ce1−m(式中、BはSm、Gd、Y、Caの1種または2種以上、mは0<m≦0.4)で表されるBドープしたセリア粒3が多孔質ニッケル4の骨格表面に固着しており、このBドープしたセリア粒3は燃料極2が固体電解質1に接する界面5およびその近傍の多孔質ニッケル4の骨格表面に最も多く固着している。
図1においては、界面5およびその近傍の多孔質ニッケルの骨格表面における固着したBドープしたセリア粒3の数が多くして示されており、このBドープしたセリア粒3は微細であるほど好ましく、100nm未満であることが好ましい。また、このBドープしたセリア粒3が最も多く固着している界面5およびその近傍の多孔質ニッケルの骨格表面にBドープしたセリア粒が最も多く固着している部分は、その厚さTが固体電解質の表面から10〜20μmの範囲の厚さにわたって層状に形成されていることが一層好ましい。Tが10μm未満では反応面積が小さすぎ、一方、20μmよりも厚くなると、燃料ガスの透過性が阻害されるようになるからである。
この発明の固体電解質形燃料電池用発電セルで使用される固体電解質は、一般式:La1−XSrGa1−Y−ZMg(式中、A=Co、Fe、Ni、Cuの1種または2種以上、X=0.05〜0.3、Y=0〜0.29、Z=0.01〜0.3、Y+Z=0.025〜0.3)で表される酸化物イオン伝導体であり、また、この発明の固体電解質形燃料電池用発電セルで使用される燃料極は、Bドープしたセリアが骨格構造を有する多孔質ニッケルの骨格表面にB(ただし、BはSm、Gd、Y、Caの1種または2種以上)をドープしたセリアが固着した焼結体からなり、このBをドープしたセリアは一般式:Ce1−m(式中、BはSm、Gd、Y、Caの1種または2種以上、mは0<m≦0.4)で表される酸化物であり、これらは、一般に知られている物質である。
この発明の固体電解質形燃料電池用発電セルを製造するには、まず、図2に示されるように、Niの酸化物粉末を固体電解質1の一方の面にスクリーン印刷などの方法により塗布し、大気中、温度:1000〜1200℃で焼き付けて多孔質ニッケル4を形成する。次に、図3に示されるようにBをドープしたセリア粒3が有機溶剤7に懸濁したスラリー6を多孔質ニッケル4に含浸させる。このスラリー6を多孔質ニッケル4に含浸させた状態に所定時間放置すると、図3に示されるように、Bをドープしたセリア粒3が沈降し、界面5およびその近傍に堆積する。この状態で加熱乾燥させると、スラリーの有機溶剤が揮発し、Bをドープしたセリア粒3が多孔質ニッケル4の骨格表面に最も多く固着したこの発明の固体電解質形燃料電池用発電セルを製造することができる。
この発明の燃料極を設けてなる発電セルを組込んだ固体酸化物型燃料電池は、一層の高効率化が可能となる。
酸化ランタン、炭酸ストロンチウム、酸化ガリウム、酸化マグネシウム、酸化コバルトの粉体を用意し、(La0.8Sr0.2)(Ga0.8Mg0.15Co0.05)Oで示される組成となるよう秤量し、ボールミル混合の後、空気中、1200℃に3時間加熱保持し、得られた塊状焼結体をハンマーミルで粗粉砕の後、ボールミルで微粉砕して、平均粒径1.3μmのランタンガレート系固体電解質原料粉末を製造した。前記ランタンガレート系固体電解質原料粉末をトルエン-エタノール混合溶媒にポリビニルブチラルとフタル酸Nジオクチルを溶解した有機バインダー溶液と混合してスラリーとし、ドクターブレード法で薄板状に成形し、円形に切りだした後、空気中、1450℃に6時間加熱保持して焼結し、厚さ200μm、直径120mmの円板状のランタンガレート系固体電解質板を製造した。
このランタンガレート系固体電解質板の表面に平均粒径7μmの酸化ニッケル粉をトルエン-エタノール混合溶媒にポリビニルブチラルとフタル酸Nジオクチルを溶解した有機バインダー溶液と混合してスラリーとし、このスラリーをスクリーン印刷法で、前記ランタンガレート系固体電解質の一方の面に、平均厚さ:
30μmになるようにスラリーを塗布し、加熱乾燥して有機バインダー溶液を蒸発させたのち空気中、1250℃に3時間加熱保持の焼結を行うことにより、ランタンガレート系固体電解質板の表面にニッケル多孔質体層を成形した。
次に、0.5mol/Lの硝酸セリウム水溶液8部と0.5mol/Lの硝酸サマリウム水溶液2部の混合水溶液に1molの水酸化ナトリウム水溶液を攪拌しながら滴下し、酸化セリウムと酸化サマリウムを共沈させた。次いで、生成した粉末を遠心分離機を用いて沈降させ、上澄みを捨て、蒸留水を加えて攪拌・洗浄し、遠心分離機を用いて再度沈降させ、この操作を6回繰り返して洗浄し、次いで、遠心分離機で沈降させ、エタノールを加えて攪拌し、遠心分離機を用いて再度沈降させ、この操作を3回繰り返して溶液を水からエタノールに置換し、サマリウムをドープしたセリア(以下、SDCという)の超微粉を含むエタノール溶液を作製した。得られたSDCの超微粉を含むエタノール溶液の一部を取りだし、セリアの超微粉の粒径をレーザー回折法で測定したところ、平均粒径40nmであった。
前記SDCの超微粉を含むエタノール溶液からなるスラリーを、先に作製したランタンガレート系固体電解質板の表面のニッケル多孔質体層に含浸させ、かかる状態に0.5時間静止保持してSDCの超微粉を沈降させた後、100℃に加熱乾燥することによりエタノール溶液を蒸発させ、その後、空気中、700℃で焼成することによりランタンガレート系固体電解質の一方の面に図1に示される燃料極を焼付け形成した。
このようにして得られたランタンガレート系固体電解質の一方の面に焼きつけた燃料極のミクロ組織の一部を走査形電子顕微鏡により観察した結果、その平均粒径は60nmであることが分かった。
次に、図示してはないが、前記サマリウムストロンチウムコバルタイト系空気極原料粉をトルエン-エタノール混合溶媒にポリビニルブチラルとフタル酸Nジオクチルを溶解した有機バインダー溶液と混合してスラリーを作製し、このスラリーをランタンガレート系固体電解質の燃料極と反対側の他方の面にスクリーン印刷法により厚さ:30μmになるように成形し乾燥したのち、空気中、1100℃に5時間加熱保持して、空気極を成形・焼きつけた。
このようにして得られた固体電解質、燃料極および空気極からなる本発明固体電解質形燃料電池用発電セル(以下、本発明発電セルと言う)を製造し、得られた本発明発電セルの燃料極の上に厚さ1mmの多孔質ニッケルからなる燃料極集電体を積層し、一方、本発明発電セルの空気極の上に厚さ1.2mmの多孔質銀からなる空気極集電体を積層し、さらに前記燃料極集電体および空気極集電体の上にセパレータを積層することにより本発明固体電解質形燃料電池を作製した。
さらに比較のために、下記に示される方法で従来固体電解質形燃料電池を作製した。まず、1N−硝酸ニッケル水溶液、1N−硝酸セリウム水溶液を1N−硝酸サマリウム水溶液をそれぞれ用意し、NiOと(Ce0.8Sm0.2)Oが体積比率で60:40になるように秤量し、混合して、霧化器で溶液を霧化し、空気をキャリヤーガスとして縦型管状炉に導入、1000℃に加熱して、NiOと(Ce0.8Sm0.2)Oが体積比率で60:40となる酸化物複合粉末を得た。この酸化物複合粉末を用いてスラリーを作製し、このスラリーを用いて作製したランタンガレート系固体電解質の一方の面に塗布し燒結して燃料極を形成し、さらに空気極を形成して発電セルを製造した。この発電セルの片面に燃料極集電体を積層しさらにその上にセパレータを積層し、一方、従来の発電セルの他方の片面に空気極集電体を積層しさらにセパレータを積層することにより従来固体電解質形燃料電池を作製した。
このようにして得られた本発明固体電解質形燃料電池および従来固体電解質形燃料電池を用いて、次の条件で発電試験を実施した。
温度:750℃、
燃料ガス:水素、
燃料ガス流量:1.02L/min(=9cc/nin/cm2)、
酸化剤ガス:空気、
酸化剤ガス流量:5.1L/min(=45cc/nin/cm2)、
の発電条件で発電させ、負荷電流密度、燃料利用率、セル電圧、出力、出力密度および発電効率を測定し、その結果を表1に示した。
Figure 2006331798
表1に示される結果から、本発明固体電解質形燃料電池と従来固体電解質形燃料電池とは、燃料極の構成が相違するのみで、その他の構成は同じであるが、本発明固体電解質形燃料電池は従来固体電解質形燃料電池と比べて、負荷電流密度、燃料利用率、セル電圧、出力、出力密度、および発電効率がいずれも優れた値を示すことがわかる。
この発明の燃料極の構成を説明するための断面説明図である。 この発明の燃料極の製造方法を説明するための断面説明図である。 この発明の燃料極の製造方法を説明するための断面説明図である。 この発明の燃料極の製造方法を説明するための断面説明図である。
符号の説明
1:固体電解質、2:燃料極、3:Bドープしたセリア粒、4:多孔質ニッケル5:界面、6:スラリー、7:有機溶剤

Claims (4)

  1. ランタンガレード系酸化物イオン伝導体を固体電解質とし、前記固体電解質の一方の面に多孔質の空気極が形成され、他方の面に多孔質の燃料極が成形された固体電解質形燃料電池用発電セルにおいて、
    前記燃料極は、一般式:Ce1−m(式中、BはSm、Gd、Y、Caの1種または2種以上、mは0<m≦0.4)で表されるBドープしたセリアとニッケルの焼結体からなり、この焼結体は、骨格構造を有する多孔質ニッケルの骨格表面にBドープしたセリア粒が固着しており、このBドープしたセリア粒は燃料極が固体電解質に接する界面およびその近傍の多孔質ニッケルの骨格表面に最も多く固着していることを特徴とする固体電解質形燃料電池用発電セル。
  2. 前記多孔質ニッケルの骨格表面に固着しているBドープしたセリア粒は、粒径が100nm未満の微細なBドープしたセリア粒であることを特徴とする請求項1記載の固体電解質形燃料電池用発電セル。
  3. 前記燃料極が固体電解質に接する界面およびその近傍の多孔質ニッケルの骨格表面にBドープしたセリア粒が最も多く固着している部分は、固体電解質の表面から10〜20μmの範囲の厚さにわたって層状に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の固体電解質形燃料電池用発電セル。
  4. 請求項1、2または3記載の固体電解質形燃料電池用発電セルを組み込んだことを特徴とする固体電解質形燃料電池。
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