JP3297610B2 - 固体電解質型燃料電池セルの製法 - Google Patents

固体電解質型燃料電池セルの製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解質型燃料
電池セルに関し、特に燃料極を改善した固体電解質型燃
料電池セルに関する。
【0002】
【従来技術】近年においては、固体電解質型燃料電池
は、小型であることに加えて作動温度が1000〜10
50℃と高温であるため、発電効率が高く、第3世代の
発電システムとして大いに期待されている。一般に、固
体電解質型燃料電池セルには、円筒型燃料電池セルと平
板型燃料電池セルと呼ばれる2種類の構造が知られてい
る。平板型燃料電池セルは、単位体積当たりの出力密度
が高いという特長を有するが、実用化においてはガスシ
ールの不完全性やセル内の温度分布の不均一性の問題が
ある。一方、円筒型燃料電池セルは出力密度が低いもの
の、円筒形状であるため機械的強度が高いという特長が
ある。
【0003】円筒型燃料電池セルは、図2に示したよう
に開気孔率が30%程度のCaO安定化ZrO2 を支持
管1とし、その上にLaMnO3 系材料からなる多孔性
の空気極2を形成し、その表面にY2 3 安定化ZrO
2 からなる固体電解質3を被覆し、さらにこの表面に多
孔性のNi/ZrO2 の燃料極4が設けられている。燃
料電池モジュールにおいては、各単セルはLaCrO3
系材料からなるインターコネクタ5を介してNiフェル
トにより接続される。このような燃料電池セルの発電
は、セルを約1000℃の温度に保持し、支持管1の内
部に空気6を外部に水素等の燃料7を供給することによ
り行われる。
【0004】近年、この円筒型燃料電池セルの製造プロ
セスを単純化するため空気極を直接支持管に用いる試み
がなされている。空気極としての機能を併せ持つ支持管
としてはLaをCa、Srで10〜20原子%置換した
LaMnO3 材料が検討されている。
【0005】また、平板型セルは円筒型セルと同じ材料
を用いて、図3に示したように固体電解質板8の一方に
空気極9が、他方に燃料極10が形成されている。単セ
ル同士の接続は、セパレータ11と呼ばれるLaの一部
をCa、Srで置換したLaCrO3 、あるいはCrの
一部をMgで置換したLaCrO3 が利用される。
【0006】上述の円筒型燃料電池セルおよび平板型燃
料電池セルとも、燃料極4、10は、NiOとZrO2
(Y2 3 含有)の混合粉末をスクリーン印刷により固
体電解質3、8表面に塗布するか、混合粉末を含む水溶
液中に浸漬し、乾燥した後燃料極4、10として形成さ
れていた。また、上記塗布または浸漬したものを、10
00〜1400℃の温度で大気中熱処理して形成しても
良い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法で作製された燃料極は固体電解質表面への付着強
度が低く、その結果発電性能が悪いという問題があっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の問題
に検討を加えた結果、金属粒子を、有機金属化合物溶液
を用いて形成された凹部を介して固体電解質表面に固着
させることにより、金属粒子の固体電解質表面への付着
力を高め、その結果発電性能を向上できることを見出
し、本発明に至った。
【0009】即ち、本発明の固体電解質型燃料電池セル
の製法は、固体電解質の片面に多孔性の空気極、他面に
多孔性の燃料極が形成された固体電解質型燃料電池セル
の製法において、Ni、Co、FeおよびRuの少な
くとも一種の金属粉末と、ZrO2又はCeO2、或いは
CaO、Y23、Yb23、Sc23、Nd23を含有
するZrO2又はCeO2のセラミック粉末を含有するペ
ーストを、前記固体電解質表面に塗布した後、還元雰囲
気中で熱処理し、該熱処理された塗布膜を、Zr又はC
e、或いはCa、Y、Yb、Sc、NdとZr又はCe
を含有する有機金属化合物溶液中に浸漬し、乾燥して6
00〜1200℃の温度で酸素を含有する雰囲気中で熱
処理する、Ni、Co、FeおよびRuの少なくとも
一種の金属粉末と、ZrO2又はCeO2、或いはCa
O、Y23、Yb23、Sc23、Nd23を含有する
ZrO2又はCeO2のセラミック粉末とを、Zr又はC
e、或いはCa、Y、Yb、Sc、NdとZr又はCe
を含有する有機金属化合物溶液中に分散させ、これを前
記固体電解質表面に塗布した後、乾燥して600〜12
00℃の温度で酸素を含有する雰囲気中で熱処理する、
Ni、Co、FeおよびRuの少なくとも一種の金属
酸化物粉末と、ZrO2又はCeO2、或いはCaO、Y
23、Yb23、Sc23、Nd23を含有するZrO
2又はCeO2のセラミック粉末を含有するペーストを、
前記固体電解質表面に塗布し、大気中で熱処理した後、
還元処理を行い前記金属酸化物を金属とし、該還元処理
された塗布膜を、Zr又はCe、或いはCa、Y、Y
b、Sc、NdとZr又はCeを含有する有機金属化合
物溶液中に浸漬し、乾燥して600〜1200℃の温度
で酸素を含有する雰囲気中で熱処理すことにより、前記
有機金属化合物から生成したセラミックスからなる凹部
を前記固体電解質表面に形成すると同時に、該凹部に金
属粒子が充填された燃料極を形成する製法である。
【0010】
【作用】円筒型燃料電池セルおよび平板型燃料電池セル
とも、燃料極は、上述のようにNiOとZrO2 (Y2
3 含有)の混合粉末をスクリーン印刷により固体電解
質表面に塗布するか、混合粉末を含む水溶液中に浸漬
し、乾燥した後燃料極として形成されていた。場合によ
っては、1000〜1400℃の温度で熱処理して形成
されていた。しかしながら、NiあるいはNiOと固体
電解質とは反応性が低く、単純な塗布あるいは熱処理で
は燃料極の固体電解質への付着強度が低く、その結果発
電性能が悪いという問題があった。
【0011】本発明では、有機金属化合物溶液を用いて
固体電解質表面に凹部を形成すると同時に、この凹部に
Ni、Co、FeおよびRu金属粒子が充填された燃料
極を形成することにより、金属粒子が凹部を介して固体
電解質表面に固着され、金属粒子の固体電解質への付着
力を高め、その結果発電性能を向上させることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の固体電解質型燃料電池セ
ルの燃料極近傍は、図1に示すように固体電解質3の表
面には凹部15が形成され、この凹部15に金属粒子1
7が充填された構造を有している。即ち、固体電解質3
の表面には金属粒子17が付着し、その周囲がセラミッ
クにより埋設されている。よって、金属粒子17を除去
した場合には、固体電解質3の表面には金属粒子の形状
の凹部が多数形成されることになる。
【0013】本発明においては、燃料極を構成する金属
粒子を除去すると固体電解質表面に凹部を有する構造を
有している。この凹部の大きさとしては、燃料極の分極
抵抗を小さくする観点から内径の平均が0.5〜20μ
mの大きさ、特に5〜10μm大きさが優れる。凹部の
内径が0.5μmより小さいか、あるいは20μmより
大きくなると金属粒子の付着強度が弱く、発電性能が低
い。尚、凹部の内径とは、図1におけるxに相当する長
さをいい、金属粒子の粒径、金属粒子の間を埋設する量
(厚み)によっても変動する。
【0014】金属粒子を埋めるための凹部を形成するセ
ラミックとしては、ZrO2、CeO2の他に、CaO、
23、Yb23、Sc23、Nd23を含有するZr
2あるいはCeO2が用いられる。経済性の観点から
は、Y23有のZrO2またはCeO2が好ましい。
【0015】凹部に充填される金属粒子はNiの他に、
Co、Fe、Ruも使用される。金属粒子の大きさとし
ては0.5〜30μm、特に5〜10μmが優れる。本
発明の燃料極中には、金属粒子の焼結を防止する目的で
ZrO2、CeO2の他に、CaO、Y23、Yb23
Sc23、Nd23を含有するZrO2あるいはCeO2
粒子を含有している。燃料極における金属とセラミック
の比率としては、金属が50〜90重量%、セラミック
が10〜50重量%の範囲が望ましい。その中で特に、
金属が70〜80重量%、セラミックが20〜30重量
%の範囲が優れる。
【0016】次に、Ni/ZrO2 (Y2 3 含有)か
らなる燃料極の形成法について説明する。第1の方法
は、Ni粉末とZrO2 粉末(Y2 3 含有)を混合し
た後、該ペーストをスクリーン印刷により固体電解質表
面に塗布した後、1000℃前後の温度で還元雰囲気中
で熱処理する。その後、金属粒子の間に、例えば、Zr
とYを含有するオクチル酸塩の有機金属化合物溶液中に
浸漬することにより充填し、乾燥して600〜1200
℃の温度で酸素を含有する雰囲気中で熱処理して、有機
金属化合物から生成したY2 3 含有のZrO2 セラミ
ックスからなる凹部を固体電解質表面に形成すると同時
に、該凹部に金属粒子を充填し、燃料極を形成する。
【0017】第2の方法は、Ni/ZrO2 (Y2 3
含有)混合粉末をZrとYを含有するオクチル酸塩の有
機金属化合物溶液中に分散させ、固体電解質表面に塗布
した後、乾燥して600〜1200℃の温度で酸素を含
有する雰囲気中で熱処理して、凹部を固体電解質表面に
形成すると同時に、該凹部に金属粒子を充填し、燃料極
を形成する。
【0018】第3の方法は、NiOとZrO2 セラミッ
クの混合粉末を固体電解質に塗布した後、1200〜1
400℃、大気中で熱処理した後、還元処理を行いNi
OをNiとした後、ZrとYを含有するオクチル酸塩の
有機金属化合物溶液中に浸漬し、乾燥して600〜12
00℃の温度で酸素を含有する雰囲気中で熱処理する。
【0019】上記いずれの方法も、有機金属化合物溶液
を固体電解質表面に凝縮させる必要があるため、溶液の
粘度としては1psi前後に制御することが望ましい。
有機金属化合物としては、オクチル酸塩の他ナフテン酸
塩、ネオデカン酸塩、エチルヘキサン酸塩、プロピオン
酸塩を溶剤に溶解させた溶液も使用できる。
【0020】従来においては、Ni/ZrO2 (Y2
3 含有)混合粉末を含有するペーストを固体電解質表面
に単に塗布し、熱処理していたので、Ni粒子の間にZ
rO2 (Y2 3 含有)粒子が存在するだけであり、Z
rO2 (Y2 3 含有)粒子が凝集せず、固体電解質に
凹部を形成することはできない。一方、本発明において
は、Ni/ZrO2 (Y2 3 含有)の他に、例えば、
ZrとYを含有するオクチル酸塩の有機金属化合物溶液
を用いたため、該溶液が固体電解質表面に凝集し、Ni
粒子の間を充填する。この状態で熱処理することによ
り、固体電解質表面にZrとYの酸化物(Y2 3 含有
ZrO2 )よりなる凹部が形成され、該凹部にNi粒子
が充填されることになる。
【0021】本発明の円筒型燃料電池セルは、例えば図
2に示すように開気孔率が30〜40%前後の安定化Z
rO2 支持管1表面にLaをCa、Srを10〜20原
子%置換した多孔質のLaMnO3 材料を約2mmの厚
みに塗布し、空気極2を形成した後、固体電解質3とし
てY2 3 含有の安定化ZrO2 を溶射法あるいはEV
D法により厚みが50〜200μmとなるように被覆
し、さらにその表面に上記したようにして多孔質の燃料
極4を厚み10〜200μm形成する。また、インター
コネクタ5と呼ばれる集電体は空気極2と接するように
Laを10〜20原子%のSr、Caで置換したLaM
nO3 、あるいはCrを5〜20原子%のMgで置換し
たLaCrO3 を溶射法あるいはEVD法により形成す
る。尚、安定化ZrO2 支持管を用いず空気極材料を直
接支持管として利用してもよい。
【0022】また、本発明の平板型燃料電池セルは、円
筒型燃料電池セルと同様な材料を用い、図3に示す構造
になるよう作製することができる。
【0023】尚、本発明は固体電解質の一面に空気極他
面に燃料極が形成された固体電解質型燃料電池セルであ
れば上記の構造に限定されるものではない。
【0024】
【実施例】純度が99.9%で平均粒子径が0.7μm
と3μmの10モル%Y2 3 を含有する安定化ZrO
2 と、純度が99.8%で平均粒子径が3μmのLa
0.9Sr0.1 MnO3 と,純度が99.7%で平均粒子
径が表1に示すような平均粒径のNi、Co、Fe、R
u粉末と、Ce、ZrおよびYを含みオクチル酸塩を含
む溶液をそれぞれ準備した。
【0025】平均粒子径が0.7μmのZrO2 粉末を
成形し、1500℃で2時間焼成し、直径30mm、厚
み300μmの緻密質な固体電解質板を作製した。この
一面にスクリーン印刷にて、La0.9 Sr0.1 MnO3
を厚み50μmになるように塗布した後、1200℃で
焼き付けた。
【0026】その後、固体電解質の他方の面にNi、C
o、Fe、Ruと平均粒子径が3μmの10モル%Y2
3 を含有する安定化ZrO2 との混合粉末をそれぞれ
約70μmの厚みに塗布し、乾燥した後、上述のCe、
Zr、Yを含むオクチル酸塩をそれぞれ含む溶液を塗布
注入して乾燥し、800℃で熱処理して金属を固体電解
質に固定しセルを作製した。比較のため、Ce、Zr、
Yを含むオクチル酸塩溶液を塗布しない試料も作製し
た。
【0027】この際、凹部の内径は塩酸中あるいは王水
中に固体電解質型燃料電池セルを浸漬し、金属を溶解さ
せた後、走査型電子顕微鏡により測定した。また、発電
は空気極側に酸素を燃料極側に水素(5%H2 O含有)
を流し、1000℃で行った。発電開始後100時間経
過した時の出力密度を測定した。また、燃料極の金属粒
子の種類および原料粉末の平均粒径を測定し、その結果
を表1に示した。
【0028】
【表1】
【0029】この表1より、凹部が形成されていない従
来の方法による場合(試料No.1)では、出力密度が本
発明よりも小さいことが判る。
【0030】また、凹部の内径が0.5μmより小さい
試料No.2および20μmより大きい試料No.9は
出力密度が小さくなることがわかる。凹部の大きさとし
ては、特に5〜10μmが優れることが判る。
【0031】
【発明の効果】本発明の固体電解質型燃料電池セルの製
法では、有機金属化合物溶液を用いて固体電解質表面に
凹部を形成すると同時に、この凹部にNi、Co、Fe
およびRu金属粒子が充填固着された燃料極を形成する
ことができ、金属粒子(燃料極)の固体電解質への付着
力を高めることができ、その結果発電性能を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体電解質型燃料電池セルの固体電解
質近傍の概念図である。
【図2】円筒型燃料電池セルを示す斜視図である。
【図3】平板型燃料電池セルを示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・支持管 2、9・・・空気極 3、8・・・固体電解質 4、10・・・燃料極 5・・・インターコネクタ 11・・・セパレータ 15・・・凹部 17・・・金属粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 8/02,8/12 H01M 4/86,4/88

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体電解質の片面に多孔性の空気極、他面
    に多孔性の燃料極が形成された固体電解質型燃料電池セ
    ルの製法において、Ni、Co、FeおよびRuの少な
    くとも一種の金属粉末と、ZrO2又はCeO2、或いは
    CaO、Y23、Yb23、Sc23、Nd23を含有
    するZrO2又はCeO2のセラミック粉末を含有するペ
    ーストを、前記固体電解質表面に塗布した後、還元雰囲
    気中で熱処理し、該熱処理された塗布膜を、Zr又はC
    e、或いはCa、Y、Yb、Sc、NdとZr又はCe
    を含有する有機金属化合物溶液中に浸漬し、乾燥して6
    00〜1200℃の温度で酸素を含有する雰囲気中で熱
    処理し、前記有機金属化合物から生成したセラミックス
    からなる凹部を前記固体電解質表面に形成すると同時
    に、該凹部に金属粒子が充填された燃料極を形成するこ
    とを特徴とする固体電解質型燃料電池セルの製法。
  2. 【請求項2】固体電解質の片面に多孔性の空気極、他面
    に多孔性の燃料極が形成された固体電解質型燃料電池セ
    ルの製法において、Ni、Co、FeおよびRuの少な
    くとも一種の金属粉末と、ZrO2又はCeO2、或いは
    CaO、Y23、Yb23、Sc23、Nd23を含有
    するZrO2又はCeO2のセラミック粉末とを、Zr又
    はCe、或いはCa、Y、Yb、Sc、NdとZr又は
    Ceを含有する有機金属化合物溶液中に分散させ、これ
    を前記固体電解質表面に塗布した後、乾燥して600〜
    1200℃の温度で酸素を含有する雰囲気中で熱処理
    し、前記有機金属化合物から生成したセラミックスから
    なる凹部を前記固体電解質表面に形成すると同時に、該
    凹部に金属粒子が充填された燃料極を形成することを特
    徴とする固体電解質型燃料電池セルの製法。
  3. 【請求項3】固体電解質の片面に多孔性の空気極、他面
    に多孔性の燃料極が形成された固体電解質型燃料電池セ
    ルの製法において、Ni、Co、FeおよびRuの少な
    くとも一種の金属酸化物粉末と、ZrO2又はCeO2
    或いはCaO、Y23、Yb23、Sc23、Nd23
    を含有するZrO2又はCeO2のセラミック粉末を含有
    するペーストを、前記固体電解質表面に塗布し、大気中
    で熱処理した後、還元処理を行い前記金属酸化物を金属
    とし、該還元処理された塗布膜を、Zr又はCe、或い
    はCa、Y、Yb、Sc、NdとZr又はCeを含有す
    る有機金属化合物溶液中に浸漬し、乾燥して600〜1
    200℃の温度で酸素を含有する雰囲気中で熱処理し、
    前記有機金属化合物から生成したセラミックスからなる
    凹部を前記固体電解質表面に形成すると同時に、該凹部
    に金属粒子が充填された燃料極を形成することを特徴と
    する固体電解質型燃料電池セルの製法。
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DE102005023048B4 (de) * 2005-05-13 2011-06-22 Forschungszentrum Jülich GmbH, 52428 Verfahren zur Herstellung eines Kathoden-Elektrolyt-Verbundes und eine Hochtemperatur-Brennstoffzelle

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