JP2006330909A

JP2006330909A - カードリーダ付指紋照合装置

Info

Publication number: JP2006330909A
Application number: JP2005151002A
Authority: JP
Inventors: Miki Kuriyama; 美樹栗山
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 2005-05-24
Filing date: 2005-05-24
Publication date: 2006-12-07
Anticipated expiration: 2025-05-24
Also published as: JP4707456B2

Abstract

【課題】指紋登録の可否を管理者が設定したカードデータを入力することにより、利用者の指紋登録時に管理者が立会う必要のないカードリーダ付指紋照合装置を提供する。
【解決手段】利用者がＩＤカード10を操作した時、ＩＤ番号を読み取るカード読取処理部12と、管理者が利用者に事前に発行し、所定の指紋照合装置2における指紋登録の可否及び指紋データが未登録か登録ずみかを記録した指紋カードを入力し、そのデータを記録するカードデータ記憶部14と、カード読取処理部とカードデータ記憶部からの各データによりＩＤ番号が登録ずみで指紋データが未登録であることを確認した時、更にカードデータ記憶部のデータにより指紋登録の可否を確認し、登録可の時は指紋照合装置を登録モードに移行する手段と、利用者の指紋データを読み取って記憶させると共に、カードデータ記憶部の指紋データ未登録を登録済に書き換える手段とを備えた構成とする。
【選択図】図１

Description

この発明はカードリーダ付指紋照合装置、特に指紋登録機能を有し、管理者の立会いなしに指紋を登録することができるカードリーダ付指紋照合装置に関するものである。

指紋照合装置は、利用者の指紋を事前に登録しておき、利用時に利用者の指紋と登録ずみの指紋とを照合して本人の確認を行なう照合モードと、新たに指紋を登録する登録モードとを有しており、通常は照合モードで機能するものであるが、指紋を事前に登録していない新規利用者に対しては新たに指紋登録を行なう必要があるため、指紋照合装置を照合モードから登録モードに切り換えて指紋の登録操作及び処理が行なわれるようになっている。

しかし、総ての新規利用者に対して登録モードに切り換わるのではなく、管理者として登録されている人が事前に立会い、本人確認を行なう特定操作をした利用者に対してのみ登録モードに切り換えるようにしていた。（例えば特許文献１参照）。

特開２００５−５０１０３号公報

従来の指紋照合装置は上記のように構成されていたため、総ての利用者に対して指紋照合を行なえるようにするためには、総ての新規利用者の指紋登録時に管理者が立会う必要があり、管理者の負担が大きくなるという問題点があった。

また、特許文献１に示されたものでは、カードを用いて利用者が管理者の立会いなく指紋の登録を行なうことができるが、指紋登録の可否を設定できるようになっていないという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、指紋登録の可否を管理者が事前に設定した指紋カードを利用者が持ち、指紋登録時に上記指紋カードのデータを入力することにより、管理者が立会うことなく指紋登録ができるカードリーダ付指紋照合装置を提供することを目的とする。

この発明に係るカードリーダ付指紋照合装置は、指紋登録機能を有するカードリーダ付指紋照合装置において、利用者がＩＤ番号を記録したカードを操作した時、上記カードのＩＤ番号を読み取るカード読取処理部と、管理者が上記利用者に事前に発行し、所定の指紋照合装置における指紋登録の可否及び指紋データが未登録か登録ずみかを記録した別のカードを入力し、そのデータを記録するカードデータ記憶部と、上記カード読取処理部からのデータと上記カードデータ記憶部からのデータによりＩＤ番号が登録ずみで指紋データが未登録であることを確認した時、更に上記カードデータ記憶部のデータにより指紋登録の可否を確認し、指紋登録可の場合には上記指紋照合装置を指紋登録モードに移行する手段と、上記利用者の指紋データを読み取って記憶させると共に、上記カードデータ記憶部の指紋データ未登録を登録ずみに書き換える手段とを備えたものである。

この発明に係るカードリーダ付指紋照合装置は上記のように構成されており、利用者の指紋登録時に管理者が立会う必要がないため、登録する照合装置の数が多く、また登録する利用者の数が多い大規模システムにおいては顕著な効果を奏する。

また、管理者は指紋照合装置が複数ある場合においても、利用者ごとに登録可能な指紋照合装置を設定することができる他、指紋登録の可否を事前に明確にすることができ、指紋登録時に管理者の立会いを不要にすることができるのに加えて、指紋照合装置ごとに利用者の範囲を特定することも可能となる。

実施の形態１．
以下、この発明の実施の形態１を図にもとづいて説明する。図１は、実施の形態１の構成を示すブロック図である。

この図に示すように、カードリーダ付指紋照合装置２は、ＩＤ番号などが書き込まれたＩＤカード１０の挿入部を有すると共に、ＩＤカード１０のカード内データをカード読取処理部１２で読み取り処理するためのカード操作部１１と、カード読取処理部１２で読み取ったカード内データを、カードデータ記憶部１４に記憶されているカードデータと照合・判定する処理部１３とを有する。

１５はＩＤカード１０とは別に、この発明で準備される指紋カードの情報をカードデータ記憶部１４に設定・記憶させるためのパソコン等の入力装置である。

また、人の指１を押し付けて指紋をとる指紋センサ３と、この指紋センサ３で採取された指紋を読み取って特定のデータ形式にする指紋読取処理部４と、読み取られた指紋データと指紋データ記憶部６に予め記憶ずみの指紋データとを比較する指紋照合処理部５と、指紋読取処理部４で読み取った指紋を上述のように照合するか、あるいは読み取った指紋が新規の利用者の指紋で、指紋データ記憶部６に比較すべき指紋データがないために、新たに登録するかのモードを切り換えるモード制御部８と、モード制御部８によって決定された現在のモード（照合モードまたは登録モード）あるいは指（指紋）やカードの操作ガイドを表示する表示部７と、登録モードになった場合に、指紋読取処理部４で読み取った指紋データを登録処理し、指紋データ記憶部６に記憶させる指紋登録処理部９とを有する。

図２は、図１の入力装置１５を経て入力処理される指紋カードのデータを収録し、カードデータ記憶部１４に記憶されているデータの例を示すものである。即ち、指紋カードには複数の指紋照合装置Ａ、Ｂ、Ｃ…で使用されることを想定して、各指紋照合装置別に指紋登録の可否を示すデータと、それぞれの指紋照合装置において指紋が未登録であるか登録ずみであるかを示すデータがＩＤ番号と共に記録されている。

このようなカードデータとモード制御部８とを持つことにより、操作されたカードのＩＤ番号ごとの指紋登録の可否及び登録未／済が明確となるため、管理者が立会うことなく指紋登録モードに移行することができる。また、管理者が事前に入力装置１５から入力したデータに対応した指紋カードを操作しないと登録モードには移行できないため、誰でもが指紋データを登録することを防ぐことができる。

次に、実施の形態１の動作について図３に示すフローチャートを用いて説明する。
指紋照合装置付カードリーダでは、通常起動後処理を開始し、ステップSＴ１で常にカード操作部１１にＩＤカード１０が操作されたかどうかをチェックしている。

ＩＤカード１０が操作された場合はステップSＴ２でカードデータを読み取り、読み取ったＩＤ番号が記憶ずみカードデータに有るか否かをステップSＴ３で判断する。
ＩＤ番号が記録されていない場合（NOの場合）は表示部７に記録なしを表示してステップSＴ１のカード操作待ちに戻る。

ステップSＴ３でＩＤ番号が記録ずみの場合（YESの場合）はステップSＴ４で指紋データが登録ずみか否かをチェックする。登録ずみの場合（YESの場合）はステップSＴ１１でモード制御部８により指紋照合モードに移行し、ステップSＴ１２で指紋センサ３に指１が置かれたかどうかをチェックする。

指１が置かれない場合はステップSＴ１３で予め設定された時間が経過し、タイムアウトになったかどうかをチェックする。タイムアウトの場合は指置き待ちを終了してステップSＴ１のカード操作待ちに戻る。

ステップSＴ１２でタイムアウト時間内に指１が置かれた場合にはステップSＴ１４で指紋データを読み取り、登録ずみデータとの照合処理の後、ステップSＴ１５で照合結果がＯＫかどうか判定する。判定がＯＫの場合はステップSＴ１６で電気錠の制御をしてステップSＴ１のカード操作待ちに戻る。ステップSＴ１５で指紋照合の判定がNG(NO)の場合は、表示部７にNGを表示してステップSＴ１のカード操作待ちに戻る。

ステップSＴ４で記録ずみＩＤ番号の人の指紋データが未登録の場合( NO の場合)はステップSＴ５でそのＩＤ番号の人が指紋登録可能かどうかをチェックする。登録可能な場合はステップSＴ６でモード制御部８を動作させて指紋登録モードとし、ステップSＴ７で指紋センサ３に指１が置かれたかどうかをチェックする。

指１が置かれない場合はステップSＴ８で予め設定された時間が経過し、タイムアウトになったかどうかをチェックする。タイムアウトの場合は指置き待ちを終了してステップSＴ１のカード操作待ちに戻る。

ステップSＴ７でタイムアウト時間内に指１が置かれた場合にはステップSＴ９で指紋データを読み取り、指紋データ記憶部６に記憶すると共に、ステップSＴ１０でカードデータ記憶部１４のそのＩＤ番号の指紋登録未／済データを済に書き換え、ステップSＴ１のカード操作待ちに戻る。

この発明の実施の形態１の構成を示すブロック図である。実施の形態１の主要部である指紋カードによりカードデータ記憶部に記憶されたデータの例を示す。実施の形態１の動作を説明するためのフローチャートである。

符号の説明

１人の指（指紋）、２カードリーダ付指紋照合装置、３指紋センサ、
４指紋読取処理部、５指紋照合処理部、６指紋データ記憶部、
７表示部、８モード制御部、９指紋登録処理部、１０ＩＤカード、
１１カード操作部、１２カード読取処理部、１３カード照合・判定処理部、
１４カードデータ記憶部、１５入力装置。

Claims

指紋登録機能を有するカードリーダ付指紋照合装置において、利用者がＩＤ番号を記録したカードを操作した時、上記カードのＩＤ番号を読み取るカード読取処理部と、管理者が上記利用者に事前に発行し、所定の指紋照合装置における指紋登録の可否及び指紋データが未登録か登録ずみかを記録した別のカードを入力し、そのデータを記録するカードデータ記憶部と、上記カード読取処理部からのデータと上記カードデータ記憶部からのデータによりＩＤ番号が登録ずみで指紋データが未登録であることを確認した時、更に上記カードデータ記憶部のデータにより指紋登録の可否を確認し、指紋登録可の場合には上記指紋照合装置を指紋登録モードに移行する手段と、上記利用者の指紋データを読み取って記憶させると共に、上記カードデータ記憶部の指紋データ未登録を登録ずみに書き換える手段とを備えたカードリーダ付指紋照合装置。
上記別のカードは、複数の指紋照合装置について、各指紋照合装置ごとに指紋登録の可否及び指紋データが未登録か登録ずみかが記録されていることを特徴とする請求項１記載のカードリーダ付指紋照合装置。