JP2006330226A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 それぞれ画素電極を有する画素を複数備える表示パネルと、前記各画素に映像線を介して映像信号を供給する駆動回路とを有し、前記駆動回路は、外部から入力される表示データから輪郭を強調した輪郭強調表示データを生成し、前記表示パネルに表示される画像の輪郭部分を強調する輪郭強調回路と、前記輪郭強調表示データを記憶するメモリとを有し、前記輪郭強調回路は、1表示ライン用の表示データの中の連続するk(k≧2)個の表示データを順次格納するラッチ回路と、前記ラッチ回路に格納されたk個の表示データに基づき前記輪郭強調表示データを生成する演算回路とを有する。
【選択図】 図5
Description
最近の携帯電話機のコンテンツでは、動画を取り扱うことが多くなっており、また、TV放送対応の携帯電話機も増加している。
そのため、最近の携帯電話機では、動画表示性能を向上させることが要求されている。従来、このような画像処理は、CPUが行っていた。(下記、特許文献3参照)
しかしながら、従来の公知の輪郭強調技術では、前フレームとの比較のためにフレームメモリが必要であり、このフレームメモリを、小型の液晶表示モジュールのドライバに実装することが困難であるという問題点があった。
携帯電話機等の表示部として使用される液晶表示モジュールでは、消費電力を低減するために、半導体メモリ(Static Random Access Memory;以下、SRAMという)を備えているが、電池駆動を考慮した場合は、さらなる低消費電力化が要望されている。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、表示装置において、更なる低消費電力化を図るとともに、フレームメモリを使用することなく輪郭強調を行うことが可能となる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
前述の目的を達成するために、本発明では、それぞれ画素電極を有する画素を複数備える表示パネルと、前記各画素に映像線を介して映像信号を供給する駆動回路とを有する表示装置であって、前記駆動回路は、外部から入力される表示データから輪郭を強調した輪郭強調表示データを生成し、前記表示パネルに表示される画像の輪郭部分を強調する輪郭強調回路と、前記輪郭強調表示データを記憶するメモリとを有し、前記輪郭強調回路は、1表示ライン用の表示データの中の連続するk(k≧2)個の表示データを順次格納するラッチ回路と、前記ラッチ回路に格納されたk個の表示データに基づき前記輪郭強調表示データを生成する演算回路とを有する。
また、本発明では、前記k個の表示データの中のk番目の表示データは、ラッチパルスの第1電圧レベルから第2電圧レベルへの電圧レベルが変化する時点で前記ラッチ回路に取り込まれ、前記k個の表示データの中の残りの表示データは、前記ラッチパルスの第2電圧レベルから第1電圧レベルへの電圧レベルが変化する時点で前記ラッチ回路に取り込まれる。
また、本発明では、ライトストローブ信号に基づき、前記ラッチパルスを生成するパルス生成回路を有し、前記パルス生成回路は、前記ライトストローブ信号が入力されないときに、それ以前に入力された前記ライトストローブ信号に基づき、前記ラッチパルスを生成する。
ここで、前記所定の周期の第1期間において、前記第1スイッチング素子と第2スイッチング素子がオフ、前記第3スイッチング素子がオンとされ、前記所定の周期の第2期間において、前記第1スイッチング素子と第2スイッチング素子がオン、前記第3スイッチング素子がオフとされる。
また、本発明では、前記所定の周期の第1期間と第2期間との間の第3期間において、前記第1スイッチング素子、第2スイッチング素子、および、前記第3スイッチング素子がオフとされ、前記所定の周期の第3期間において、前記対向電極に、前記共通電圧の中で最も高い電圧よりも低い第1の中間電圧、あるいは、前記共通電圧の中で最も低い電圧より高く、かつ前記第1の中間電圧よりも低い第2の中間電圧が、交互に印加される。
また、前記所定の周期は、前記表示パネルの表示領域毎に変更可能である。
本発明の表示装置によれば、更なる低消費電力化を図るとともに、フレームメモリを使用することなく輪郭強調を行うことが可能となる。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
[実施例]
図1は、本発明の実施例の液晶表示モジュールの概略構成を示すブロック図である。
液晶表示パネル(PNL)には、複数の走査線(または、ゲート線)(G1〜G320)と、映像線(またはドレイン線)(S1〜S720)とが各々並列して設けられる。
走査線(G)と映像線(S)との交差する部分に対応して画素部が設けられる。複数の画素部はマトリックス状に配置され、各画素部には、画素電極(ITO1)と薄膜トランジスタ(TFT)が設けられる。図1では、液晶表示パネル(PNL)のサブピクセル数は、240×320×3である。
液晶を挟み、各画素電極(ITO1)に対向するように、対向電極(共通電極、または、コモン電極ともいう)(ITO2)が設けられる。そのため、各画素電極(ITO1)と対向電極(ITO2)との間には液晶容量(LC)が形成される。
液晶表示パネル(PNL)は、画素電極(ITO1)、薄膜トランジスタ(TFT)等が設けられたガラス基板(GLASS)と、カラーフィルタ等が形成されるガラス基板(図示せず)とを、所定の間隙を隔てて重ね合わせ、該両基板間の周縁部近傍に枠状に設けたシール材により、両基板を貼り合わせると共に、シール材の一部に設けた液晶封入口から両基板間のシール材の内側に液晶を封入、封止し、さらに、両基板の外側に偏光板を貼り付けて構成される。
なお、本発明は、液晶表示パネルの内部構造とは関係がないので、液晶表示パネルの内部構造の詳細な説明は省略する。さらに、本発明は、どのような構造の液晶表示パネルであっても適用可能である。
駆動回路(DRV)は、コントローラ回路100と、液晶表示パネル(PNL)の映像線(S)を駆動するソースドライバ130と、液晶表示パネル(PNL)の走査線(G)を駆動するゲートドライバ140と、液晶表示パネル(PNL)に画像を表示するために必要な電源電圧(例えば、液晶表示パネル(PNL)の対向電極(ITO2)に供給する共通電圧(Vcom))などを生成する液晶駆動電源発生回路120と、SRAM(Static Random Access Memory)150とを有する。また、図1において、FPCはフレキシブル配線基板、Cpraは、映像線(S)と、対向電極(ITO2)との間の寄生容量である。
なお、図1では、駆動回路(DRV)は、1個の半導体チップで構成される場合を図示しているが、駆動回路(DRV)を、例えば、半導体層に低温ポリシリコンを使用する薄膜トランジスタを用いて、ガラス基板(GLASS)上に直接形成するようにしてもよい。
同様に、駆動回路(DRV)の一部の回路を分割し、駆動回路(DRV)を複数個の半導体チップで構成してもよく、駆動回路(DRV)の一部の回路を、例えば、半導体層に低温ポリシリコンを使用する薄膜トランジスタを用いて、ガラス基板(GLASS)上に直接形成するようにしてもよい。
さらに、駆動回路(DRV)あるいは駆動回路(DRV)の一部の回路を、ガラス基板(GLASS)上に搭載する代わりに、フレキシブル配線基板上に形成するようにしてもよい。
各画素部の薄膜トランジスタ(TFT)のゲートは走査線(G)に、ドレインは映像線(S)に接続される。ゲートドライバ140からのゲート選択信号が走査線(G)に出力されると、薄膜トランジスタ(TFT)はオンとなる。薄膜トランジスタ(TFT)がオン状態の時に、ソースドライバ130から映像電圧が映像線(S)に印加されると、薄膜トランジスタ(TFT)を介して、画素電極(ITO1)に映像電圧が印加され、液晶容量(LC)に映像電圧が書き込まれる。これにより、液晶表示パネル(PNL)に画像が表示される。
MCUからの表示データ(DATA)は、コントローラ回路100に入力された後、SRAM150の所望のアドレスに格納される。
SRAM150に格納されたデータは、一定周期で、1表示ライン分ずつソースドライバ130に読み出され、ソースドライバ130では、読み出された表示データに対応した階調電圧値を選択して、映像線(S1〜S720)に供給する。
図2は、本実施例の輪郭強調回路の一例の概略構成を示すブロック図である。なお、図2において、FF1、FF2、FF3はラッチ回路である。
図2に示す輪郭強調回路では、ラッチ回路(FF1)にラッチされる注目サブピクセルの一つ後のサブピクセルと、ラッチ回路(FF1)により遅延され、ラッチ回路(FF2)にラッチされる注目サブピクセルと、2つのラッチ回路(または、フリップフロップ回路;FF1,FF2)により遅延され、ラッチ回路(FF3)にラッチされる注目サブピクセルの一つ前のサブピクセルとが演算回路11に入力され、演算回路11は、当該連続する3つのサブピクセルの表示データに重み付けを施して、輪郭強調された表示データを生成する。
今、注目サブピクセル(Xn)の表示データ値をf(Xn)、注目サブピクセルの一つ前のサブピクセル(X(n-1))の表示データ値をf(X(n-1))、注目サブピクセルの一つ後のサブピクセル(X(n+1))の表示データ値をf(X(n+1))、注目サブピクセルの輪郭強調された表示データ値をF(Xn)とするとき、演算回路11は下記(1)式の演算を実行する。
[数1]
F(Xn)=A×f(X(n-1))+B×f(Xn)+C×f(X(n+1))
・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1)
但し、A、B、Cはフィルタ係数である。
[数2]
F(X3)=A×f(X2)+B×f(X3)+C×f(X4)
=−0.3×20+1.6×50−0.3×100
=44
F(X8)=−0.3×100+1.6×50−0.3×20
=44
・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2)
元データが表1に示す値で、また、フィルタ係数が、A=−0.3、B=1.6、C=−0.3のときの、輪郭強調された表示データ値を、表1の変換後データ(1)に示す。
さらに、元データが表1に示す値で、また、フィルタ係数が、A=−0.6、B=2.2、C=−0.6のときの、輪郭強調された表示データ値を、表1の変換後データ(2)に示す。
表1をグラフ化したものが、図3に示すグラフである。
図3に示すグラフで、(イ)が、表1に示す元データ、(ロ)が、表1の変換後データ(1)、(ハ)が、表1の変換後データ(2)を表す。
[表1]
図4は、本実施例の輪郭強調処理のタイミングチャートを示す図である。
データバスの表示データ(DB)は、ライトストローブ信号(WR*)に基づいて生成されたラッチパルス(CK1)により、内部バスに取り込まれる。また、SRAM150へのアクセスを行うためのアクセスパルスと、アドレスカウンタを更新するためのアドレスカウンタ更新パルス(Sig3)も、ライトストローブ信号(WR*)に基づいて生成される。
前述したように、輪郭強調処理は、注目画素とその両隣の画素の表示データとの演算を行う必要があるため、表示データ(DB)を一時保持する必要がある。
そこで、先ず、表示データは、通常の書き込みと同様に、ライトストローブ信号(WR*)により生成されたラッチパルス(CK1)により、ラッチ回路(図2のFF1)にラッチされる(DATA1)。
さらに、このラッチパルス(CK1)の立下りエッジで、ラッチ回路(図2のFF1)の出力をラッチ回路(図2のFF2)に取り込み(DATA2)、このラッチ回路(図2のFF2)の出力を同じラッチパルスの立下りエッジで、ラッチ回路(図2のFF3)に取り込む(DATA3)。これにより、注目画素とその両隣の画素の表示データを保持することができる。
このとき、図4の破線で囲んだ期間は、注目画素とその両隣の画素の表示データが揃っており、これらの表示データを用いて輪郭強調演算を行う。
その結果を、先述のラッチパルスの立下りエッジで内部バスに取り込むことで一連の演算処理が完了する。
そして、ウィンドウアドレスの両端の画素に対しては演算を行わない必要がある。これに対しては、アドレスカウンタの値から両端の画素であることを判定し、演算を行わない期間であることを示すフラグを生成している。
図4に示す方式では、SRAM150への書き込みタイミングが1画素分遅れる。したがって、SRAMアクセスパルス(Sig2)やアドレスカウンタ更新パルス(Sig3)も1画素分遅らせる必要がある。
ウィンドウアドレスの開始点ではこれらをマスクすればよい。しかし、ウィンドウアドレス終点の演算データを内部バスに書き込むとき、ライトストローブ信号(WR*)は入力されないため、最終画素の演算結果を内部バスに書き込んだり、SRAM150にアクセスするためのパルスを生成することができない。
そこで、本実施例では、コントロール回路100のインタフェース部で最終の表示データを処理するためのパルスを生成している。
図4に示すように、1フレーム分の最終画素の表示データを転送した際のライトストローブ信号(WR*)より生成したSRAMアクセスパルス(Sig2)の図4中の○で囲んだパルスからラッチパルス(図4中の太実線)を生成する。なお、2回転送時には2つ、3回転送時には3つ生成する。
こうして生成したパルスにより最終画素の演算結果をSRAM150に書き込むことができる。
図5において、FF1、FF2、FF3はラッチ回路は、注目画素とその両隣の画素の表示データをラッチするラッチ回路であり、11は前述した輪郭強調演算を行う演算回路である。
また、12はパルス生成回路(1)、13はパルス生成回路(2)、14はパルス生成回路(3)、15はアドレスカウンタである。
パルス生成回路(1)12は、ライトストローブ信号(WR*)と、パルス生成回路(2)13から出力されるSRAMアクセスパルス(Sig2)から、ラッチパルス(CK1)と、パルス(CK2)と、立上がりエッジがラッチパルス(CK1)の立下りエッジに一致するパルス(CK3)とを生成する。
また、パルス生成回路(1)12には、制御信号(Select1)が入力され、この制御信号(Select1)に基づき、1フレーム分の最終画素の表示データを転送されるまでは、パルス生成回路(1)12にはライトストローブ信号(WR*)が入力され、1フレーム分の最終画素の表示データを転送された後は、パルス生成回路(2)13から出力されるSRAMアクセスパルス(Sig2)が入力される。
パルス生成回路(2)13は、パルス生成回路(1)12から出力されるパルス(CK2)から、SRAMアクセスパルス(Sig2)を生成する。
パルス生成回路(3)14は、パルス生成回路(2)13から出力されるSRAMアクセスパルス(Sig2)からアドレスカウンタ更新パルス(Sig3)を生成する。
パルス生成回路(3)14には、制御信号(Enable1)が入力され、この制御信号(Enable1)に基づき、パルス生成回路(3)14は、ウィンドウアドレスの開始点において、パルス生成回路(2)13から出力されるSRAMアクセスパルス(Sig2)をマスクする。
以上説明したように、本実施例では、表示データ(DATA)は画素単位で転送されるため、データ書き込み方向に対する演算は、注目するサブピクセルのデータとその前のデータをバッファに一時保持しておき、次のデータが転送された段階で演算を行いSRAM150に書き込むことで実現している。
この場合、追加となる回路は、2画素(3×6ビット×2)分のラッチ回路(FF2,FF3)と演算回路11、およびこれらに関連するタイミング生成回路などである。コントロール回路100だけで1画素分ずつ処理できるため従来のシステムからの変更は最小限で済み、回路規模も最小限に抑えることができる。
今、注目サブピクセル(Xn)の表示データ値をf(Xn)、注目サブピクセルの一つ前のサブピクセル(X(n-1))の表示データ値をf(X(n-1))、注目サブピクセルの輪郭強調された表示データ値をF(Xn)とするとき、演算回路11は下記(3)式の演算を実行する。
[数3]
F(Xn)=A’×f(X(n-1))+B’×f(Xn)
・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3)
但し、A’、B’はフィルタ係数である。
例えば、元データが表2に示す値で、また、A’=−0.3、B’=1.3である場合、注目サブピクセル(X3)、および(X8)の輪郭強調された表示データ値は、下記(4)式で求められる。
[数4]
F(X3)=A’×f(X2)+B'×f(X3)
=−0.3×20+1.3×50
=59
F(X8)=−0.3×100+1.3×50
=35
・・・・・・・・・・・・・・・・・ (4)
元データが表1に示す値で、また、フィルタ係数が、A’=−0.3、B’=1.3であるときの、輪郭強調された表示データ値を、表2の変換後データ(1)に示す。
さらに、元データが表2に示す値で、また、フィルタ係数が、A’=−0.6、B’=1.6のときの、輪郭強調された表示データ値を、表2の変換後データ(2)に示す。
表2をグラフ化したものが、図7に示すグラフである。
図7に示すグラフで、(イ)が、表2に示す元データ、(ロ)が、表2の変換後データ(1)、(ハ)が、表2の変換後データ(2)を表す。
[表2]
今、注目サブピクセル(Xn)の表示データ値をf(Xn)、注目サブピクセルの一つ後のサブピクセル(X(n+1))の表示データ値をf(X(n+1))、注目サブピクセルの輪郭強調された表示データ値をF(Xn)とするとき、演算回路11は下記(5)式の演算を実行する。
[数5]
F(Xn)=B’×f(Xn)+C’×f(X(n+1))
・・・・・・・・・・・・・・・・・ (5)
但し、B’、C’はフィルタ係数である。
例えば、元データが表3に示す値で、また、B’=1.3、C’=−0.3である場合、注目サブピクセル(X3)、および(X8)の輪郭強調された表示データ値は、下記(6)式で求められる。
[数6]
F(X3)=B’×f(X3)+C'×f(X4)
=1.3×50−0.3×100
=35
F(X8)=1.3×50−0.3×20
=59
・・・・・・・・・・・・・・・・・ (6)
元データが表3に示す値で、また、フィルタ係数が、B’=1.3、C’=−0.3であるときの、輪郭強調された表示データ値を、表3の変換後データ(1)に示す。
さらに、元データが表3に示す値で、また、フィルタ係数が、B’=1.6、C’=−0.6のときの、輪郭強調された表示データ値を、表3の変換後データ(2)に示す。
表3をグラフ化したものが、図8に示すグラフである。
図8に示すグラフで、(イ)が、表3に示す元データ、(ロ)が、表3の変換後データ(1)、(ハ)が、表3の変換後データ(2)を表す。
[表3]
本実施例では、この交流化駆動方法として、コモン反転駆動方法を使用している。
図9は、コモン反転駆動方法を説明するための模式図であり、映像線(S)に印加される映像電圧(Vline)と、対向電極(ITO2)に印加される共通電圧(Vcom)との関係を示す図である。
なお、図9では、コモン反転駆動方法の反転周期は、1水平期間(1H)の場合を図示しているが、この反転周期は、例えば、2水平期間、3水平期間、あるいは1フレーム期間であってもよい。コモン反転駆動方法の反転周期は、画質にあわせて選択される。
図9に示すように、映像電圧(Vline)および共通電圧(Vcom)の電圧は、コモン反転駆動方法の反転周期に応じて、映像電圧(Vline)>共通電圧(Vcom)、あるいは、映像電圧(Vline)<共通電圧(Vcom)に入れ替わる。
これを利用し、コモン反転駆動方法における低消費電力化を図る方法として、映像線(S)と対向電極(ITO2)との間に形成される寄生容量(Cpra)に充電されている電荷を、次の1水平期間に利用する方法がある。
図10に示すように、ソースドライバ130内において、映像線(S)とソースドライバ130の出力回路との間に、スイッチング素子(SA)を設け、また、映像線(S)と対向電極線(COM)との間に、スイッチング素子(SB)を設ける。
また、対向電極線(COM)は、対向電極(ITO2)に接続され、対向電極線(COM)は、スイッチング素子(SAA)を介して電源回路120に接続される。
図11は、図10に示す回路の動作を説明するための図である。
1水平期間の前半部分(期間α)において、スイッチング素子(SA)、スイッチング素子(SAA)をオフ、スイッチング素子(SB)をオンとして、映像線(S)と対向電極線(COM)とをショートし、この期間において、映像線(S)と対向電極(ITO2)と間で電荷の移動を行なう。この期間は、電荷の移動のみなので消費電流はない。
この後(期間β)に、スイッチング素子(SA)、スイッチング素子(SAA)をオン、スイッチング素子(SB)をオフとして、通常の駆動を行う。
この動作により、期間αの電荷移動分だけ、液晶表示パネル(PNL)を駆動する消費電流を少なくすることができる。即ち、図11の△S、△Cを小さくすることができる。
前記のスイッチング素子(SAA,SA,SB)は、p型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとが並列に接続されたトランスファゲート回路で構成される。
図10に示すソースドライバ130の出力は、0〜5V程度であることが多いため、図10に示すスイッチング素子(SA,SAA,SB)のn型MOSトランジスタとして、5〜6V耐圧程度の半導体プロセスで作成されるn型MOSトランジスタが使用される。通常の半導体プロセスでは、6V耐圧程度まではサイズも小さく駆動能力も比較的高いことも大きな理由の一つである。
また、低消費電力化のためには、負電源側は、接地電位(GND)がよい。これは、映像線(S)を下側に駆動する時の液晶負荷充電分の消費電流が0となるためである。このことから、ソースドライバ130の電源は6V−GNDとするのが一般的である。
ここで示している6Vは一例であって、6Vに限定されるものではなく、使用条件に合わせて電圧は、例えば、5.5V等のように、適宜変更できるのいうまでもない。
この電圧は、液晶駆動電源発生回路120内の昇圧回路で発生する場合もあるし、勿論外部から供給されるものであってもよい。
図12は、図10に示すスイッチング素子(SB)のn型MOSトランジスタの断面構造を示す断面図である。
図12に示すように、図10に示すスイッチング素子(SB)のn型MOSトランジスタは、ドレイン(あるいは、ソース)が映像線(S)に接続され、ソース(あるいは、ドレイン)が対向電極線(COM)に接続される。そして、ゲートに、6−0Vの電圧が印加される、基板(あるいは、p型のウェル)電位として、接地電位(GND)が印加される。
ここで、液晶表示パネル(PNL)の駆動を考えると、対向電極(ITO2)の共通電圧(Vcom)のLowレベル(以下、Lレベルという)は負電圧になるのが通常である。これは、アクティブ素子である薄膜トランジスタ(TFT;NMOS)のゲートと液晶のカップリング容量により、薄膜トランジスタ(TFT)のオフ時に、液晶に飛び込み電圧が発生するためである。
対向電極(ITO2)の共通電圧(Vcom)のLレベルが、負電圧になると、図12に示すように、p型の基板と、n型のソース(あるいは、ドレイン)との間に、順方向のPN接合が形成され、余分な電流(Id)が流れることになる。
なお、図13は、コモン反転駆動方法において、映像線(S)と対向電極(ITO2)との間に形成される寄生容量(Cpra)に充電されている電荷を次の反転周期に利用して低消費電力化を図るための、本実施例の回路構成を示す図である。
図14は、図13に示す回路C(30)を構成するp型MOSトランジスタの断面構造を示す断面図である。
図14に示すように、図13に示す回路C(30)を構成するp型MOSトランジスタは、ドレイン(あるいは、ソース)側(図15〜図18のD側)が映像線(S)に接続され、ソース(あるいは、ドレイン)側(図15〜図18のS側)が対向電極線(COM)に接続される。
そして、基板(あるいは、n型のウェル)電位として、共通電圧(Vcom)のHighレベル(以下、Hレベルという)の電圧(VcomH)と同じか、またはそれより高い電圧が印加され、ゲートには、ドレイン(あるいは、ソース)側に負電圧が発生しないような電圧レベルとする。
図15〜図18は、図13に示す回路C(30)を構成するp型MOSトランジスタの具体例を示す図である。
共通電圧(Vcom)がHレベルの電圧(VcomH)の時(図15の状態(I)の時)は、ゲートに印加される電圧レベルよりも高い電圧が、対向電極(ITO2)に発生しているため、ドレイン(あるいは、ソース)側には、共通電圧(Vcom)のHレベルの電圧(VcomH)と同じ電圧レベルの電圧が出力される。
共通電圧(Vcom)がLレベルの電圧(VcomL)の時(図15の状態(II)の時)は、ゲートに印加される電圧レベルよりも低い電圧が、対向電極(ITO2)に発生しているため、ドレイン(あるいは、ソース)側には、ゲートに印加される0Vに、図13に示す回路C(30)を構成するp型MOSトランジスタのしきい値電圧(PMOS Vth)が加えられた電圧が出力される。
したがって、ドレイン(あるいは、ソース)側には負電圧は印加されないので、スイッチング素子(SB)のn型MOSトランジスタにおいて、p型の基板と、n型のソース(あるいは、ドレイン)との間に、順方向のPN接合が形成され、余分な電流が流れるのを防止することができる。
共通電圧(Vcom)がHレベルの電圧(VcomH)の時(図16の状態(I)の時)は、ゲートに印加される電圧レベルよりも高い電圧が、対向電極(ITO2)に発生しているため、ドレイン(あるいは、ソース)側には、共通電圧(Vcom)のHレベルの電圧(VcomH)と同じ電圧レベルの電圧が出力される。
共通電圧(Vcom)がLレベルの電圧(VcomL)の時(図16の状態(II)の時)は、ゲートに印加される電圧レベルと同じ電圧が、対向電極(ITO2)に発生しているため、ドレイン(あるいは、ソース)側には、ゲートに印加される共通電圧(Vcom)のLレベルの電圧(VcomL)に、図13に示す回路C(30)を構成するp型MOSトランジスタのしきい値電圧(PMOS Vth)が加えられた電圧が出力される。
ここで、ドレイン(あるいは、ソース)側に負電圧が印加されないためには、((PMOS Vth)+VcomL)≧0である必要があり、これを満たしている時に有効となる。
共通電圧(Vcom)がHレベルの電圧(VcomH)の時(図17の状態(I)の時)は、ゲートに印加される電圧レベルよりも高い電圧が、対向電極(ITO2)に発生しているため、ドレイン(あるいは、ソース)側には、共通電圧(Vcom)のHレベルの電圧(VcomH)と同じ電圧レベルの電圧が出力される。
共通電圧(Vcom)がLレベルの電圧(VcomL)の時(図17の状態(II)の時)は、ゲートに印加される電圧レベルよりも低い電圧が、対向電極(ITO2)に発生しているため、ドレイン(あるいは、ソース)側には、ゲートに印加される0Vに、図13に示す回路C(30)を構成するp型MOSトランジスタのしきい値電圧(PMOS Vth)が加えられた電圧が出力される。したがって、ドレイン(あるいは、ソース)側には負電圧は印加されない。
共通電圧(Vcom)がHレベルの電圧(VcomH)の時(図18の状態(I)の時)は、ゲートに印加される電圧レベルよりも高い電圧が、対向電極(ITO2)に発生しているため、ドレイン(あるいは、ソース)側には、共通電圧(Vcom)のHレベルの電圧(VcomH)と同じ電圧レベルの電圧が出力される。
共通電圧(Vcom)がLレベルの電圧(VcomL)の時(図15の状態(II)の時)は、ゲートに印加される電圧レベルと同じ電圧が、対向電極(ITO2)に発生しているため、ドレイン(あるいは、ソース)側には、ゲートに印加される共通電圧(Vcom)のLレベルの電圧(VcomL)に、図13に示す回路C(30)を構成するp型MOSトランジスタのしきい値電圧(PMOS Vth)が加えられた電圧が出力される。
ここで、ドレイン(あるいは、ソース)側に負電圧が印加されないためには、((PMOS Vth)+VcomL)≧0である必要があり、これを満たしている時に有効となる。
図15〜図18に示す例では、共通電圧(Vcom)がLレベルの電圧(VcomL)の時(各図の状態(II)の時)には、p型MOSトランジスタのしきい値電圧(PMOS Vth)が加えられた電圧が出力されるため、しきい値電圧(PMOS Vth)が高い場合には、共通電圧(Vcom)と映像電圧(Vline)の間の電荷移動が小さくなる方向である。
このため、しきい値電圧(PMOS Vth)は、各図の状態(II)の時に、ドレイン(あるいはソース)側に負電位が出力されない範囲で低くすることで、共通電圧(Vcom)と映像電圧(Vline)の間の電荷移動の効果をより上げることができる。
具体的には、図15、図17の使用条件(バックバイアス有り)では、PMOS Vth≒0V、図16、図18の使用条件(バックバイアス有り)では、(PMOS Vth)+VcomL≒0Vとなるような低いしきい値電圧(PMOS Vth)を、図13に示す回路C(30)のp型MOSトランジスタに適用することである。これは、回路C(30)のp型MOSトランジスタのしきい値電圧を調整することで実現できる
また、図15〜図18の使用条件で、図15、図17では、(PMOS Vth)≧0、図16、図18では、((PMOS Vth)+VcomL)≧0として説明したが、この目的は、図12で示した順方向のPN接合に流れる余分な電流(Id)が流れないようにするためのものである。この目的からは、(PMOS Vth)≧0、あるいは、((PMOS Vth)+VcomL)≧0の0Vは、PN接合のVFを超えない範囲で僅かな負電位(通常は、0.1V〜0.2V程度)は許される。
図19において、SoutPは、映像線(S)に印加される映像電圧(Vline)のHレベルの電圧、SoutNは、映像線(S)に印加される映像電圧(Vline)のLレベルの電圧、VcomHは、共通電圧(Vcom)のHレベルの電圧、VcomLは、共通電圧(Vcom)のLレベルの電圧、PVthは、図13に示す回路C(30)を構成するp型MOSトランジスタのしきい値電圧である。
期間(1):電荷再配分動作期間
この期間には、図13に示すスイッチング素子(SA)、スイッチング素子(SAA)がオフ、スイッチング素子(SB)がオンとされ、映像線(S)と対向電極線(COM)とがショートされる。
映像線(S)の映像電圧(Vline)と、共通電極(ITO2)の共通電圧(Vcom)が近づくが、回路C(30)を構成するp型MOSトランジスタによる電圧制限により、到達点は高い電圧よりになる場合がある。
また、映像線(S)の映像電圧(Vline)が、回路C(30)を構成するp型MOSトランジスタのしきい値電圧(PVth)より低い場合やそれに近い場合は電荷再配分効果は小さくなる。つまり、この期間の電荷再配分効果は、後述する期間(3)に比べると小さくなる傾向となる。
期間(2):通常動作
この期間には、図13に示すスイッチング素子(SA)、スイッチング素子(SAA)がオン、スイッチング素子(SB)がオフとされる。
この期間には、図13に示すスイッチング素子(SA)、スイッチング素子(SAA)がオフ、スイッチング素子(SB)がオンとされ、映像線(S)と対向電極線(COM)とがショートされる。
映像線(S)の映像電圧(Vline)と、共通電極(ITO2)の共通電圧(Vcom)が近づくが、回路C(30)を構成するp型MOSトランジスタによる電圧制限により、到達点は高い電圧よりになる場合がある。
共通電圧(Vcom)のHレベルの電圧(VcomH)が、回路C(30)を構成するp型MOSトランジスタのしきい値電圧(PVth)に比べ大きければ(通常大きい)、電荷再配分効果は十分あることになる。
期間(4):通常動作
この期間には、図13に示すスイッチング素子(SA)、スイッチング素子(SAA)がオン、スイッチング素子(SB)がオフとされる。
なお、前述までの説明では、対向電極線(COM)の電荷再配分の経路に、p型MOSトランジスタで構成される回路C(30)を追加した場合について説明したが、図10に示す回路構成において、スイッチング素子(SB)を、p型MOSトランジスタで構成するようにしても同様の効果を得ることが可能である。
図20に示す回路構成は、スイッチング素子(SAA)と回路C(30)との間の経路に、スイッチング素子(SD1)を介して基準電位(Vci)を、スイッチング素子(SD2)を介して接地電位(GND)を印加するようにした点で、図13に示す回路構成と相違する。
ここで、共通電圧(Vcom)のHレベルの電圧(VcomH)およびLレベルの電圧(VcomL)と、基準電位(Vci)と、接地電位(GND)とは、下記(7)式の関係がある。
[数7]
VcomH>Vci>GND>VcomL ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (7)
昇圧倍率の低い電圧を段階的に使用しレベルを変化させていくことで低消費電力化が図れることは知られているが、図20に示す回路構成は、基準電位(Vci)と、接地電位(GND)を利用して、低消費電力化を図るようにしたものである。
期間(1’)
この期間には、図20に示すスイッチング素子(SA)、スイッチング素子(SAA)、およびスイッチング素子(SB)がオフ、スイッチング素子(SD1)がオン、スイッチング素子(SD2)がオフとされる。したがって、対向電極(ITO2)は基準電位(Vci)により充電される。
仮に、共通電圧(Vcom)のHレベルの電圧(VcomH)が、(Vci×2)とすると、この期間(1’)での対向電極(ITO2)の負荷充電電流 は1/2になる。
期間(3’)
この期間には、図20に示すスイッチング素子(SA)、スイッチング素子(SAA)、およびスイッチング素子(SB)がオフ、スイッチング素子(SD1)がオフ、スイッチング素子(SD2)がオンとされる。したがって、対向電極(ITO2)は接地電位(GND)により充電される。即ち、この期間(3’)はGND駆動のため、対向電極(ITO2)の負荷充電電流は0になる。
このように、図20に示す回路構成では、期間(1’)、期間(3’)により、低消費電力化を図ることが可能となる。
また、図19、図21において、クロック(Clock)と、クロック(Clock2)は、駆動回路(DRV)のコントローラ回路100の内部の信号である。
さらに、前述した動作は、液晶表示パネル(PNL)の負荷や精細度に依存して最適な時間が異なる。このため、これらを実現する駆動回路(DRV)内にレジスタ機能を持たせて、使用する液晶表示パネル(PNL)毎に最適値をコントロールするようにしてもよい。
図22に、図19、図21に示す期間(1’,3’)、期間(1,3)の時間を設定するレジスタの一例を示す。
図22に示すEQWIが、期間(1’,3’)の時間、図22に示すEQWI2が、期間(1,3)の時間であり、このEQWI、EQWI2の設定値によって、図22に示すようにクロック数を変化させる。
ここで、時間の設定は、MPUからのクロックを基準とすることもできるし、駆動回路(DRV)のコントローラ回路100の内部で生成したクロックを基準とすることもできる。
しかしながら、液晶に、直流電圧を印加すると劣化してしまうため、液晶表示装置では、常に交流化駆動する必要がある。そのため、図23に示す非表示領域であっても、交流化駆動する必要がある。
非表示領域は、通常は白または黒である。このため、非表示領域の書き込みは、白または黒に特化した書き込みをすることが可能である。このような特化したモードに、8色表示モード(パーシャル駆動)がある。
図23において、表示領域(通常駆動)と、非表示領域(パーシャル駆動)とを区別するためのクロック(Clock3)は、駆動回路(DRV)のコントローラ回路100の内部で生成される。このクロック(Clock3)は、前述したクロック(Clock,Clock2)と同様に、外部クロックを基準として生成してもよいし、駆動回路(DRV)のコントローラ回路100内部のクロックを基準として生成しても良い。これにより、低消費電力化が可能である。
また、表示領域と非表示領域のちょうど境目でモードが変更しなくても良く、クロック(Clock3’)の様に、表示領域を通常駆動とすれば、モード切替ポイントはおおまかで良いのは言うまでもない。非表示領域が広い場合には十分効果がある。また、帰線期間も同様に低消費電カモードにする。
通常、表示領域は、画質を考慮し、コモン反転駆動方法において、1ライン毎に反転することが多いが、非表示領域は、白または黒の一様画面であり、画質をそれほど考慮する必要がない。このため、非表示領域は、コモン反転駆動方法において、数ラインに一度反転するようにしたり、あるいは1フレームに一度反転するようにするようにしてもよい。
但し、液晶表示パネル(PNL)の負荷や精細度により最適な設定は異なる。このため、駆動回路(DRV)内にレジスタ機能を持たせて、コモン反転駆動方法の反転周期のライン数設定や、非表示領域でのパーシャル駆動をするかしないかをレジスタに設定し、液晶表示パネル(PNL)毎に最適値をコントロールするようにしてもよい。
図24に、コモン反転駆動方法の反転周期のライン数などを設定するレジスタの一例を示す。
図24に示す例では、PCL1−0ビットが00の時に、非表示領域は通常駆動(即ち、コモン反転駆動方法の反転周期が、表示領域と同じ1ライン反転)のままであり、PCL0=1の時に非表示領域のコモン反転駆動方法の反転周期を、nライン毎に反転する。交流化ライン数は、PNWビットで設定する。図24に示す例では、8ラインごとに設定できる。
PCL=1では、非表示領域の駆動にパーシャル駆動駆動をするかしないかを設定する。
なお、前述の説明では、本発明をTFT方式の液晶表示モジュールに適用した実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、有機EL素子を有するEL表示装置にも適用可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
12 パルス生成回路(1)
13 パルス生成回路(2)
14 パルス生成回路(3)
15 アドレスカウンタ
30 回路C
100 コントローラ回路
120 液晶駆動電源発生回路
130 ソースドライバ
140 ゲートドライバ
150 SRAM(Static Random Access Memory)
PNL 液晶表示パネル
S 映像線(または、ドレイン線)
G 走査線(または、ゲート線)
COM 対向電極線
TFT 薄膜トランジスタ
ITO1 画素電極
ITO2 対向電極(共通電極、または、コモン電極)
LC 液晶容量
Cpra 寄生容量
GLASS ガラス基板
FPC フレキシブル配線基板
DRV 駆動回路
FF1、FF2、FF3 ラッチ回路
Claims (15)
- それぞれ画素電極を有する画素を複数備える表示パネルと、
前記各画素に映像線を介して映像信号を供給する駆動回路とを有する表示装置であって、
前記駆動回路は、外部から入力される表示データから輪郭を強調した輪郭強調表示データを生成し、前記表示パネルに表示される画像の輪郭部分を強調する輪郭強調回路と、
前記輪郭強調表示データを記憶するメモリとを有し、
前記輪郭強調回路は、1表示ライン用の表示データの中の連続するk(k≧2)個の表示データを順次格納するラッチ回路と、
前記ラッチ回路に格納されたk個の表示データに基づき前記輪郭強調表示データを生成する演算回路とを有することを特徴とする表示装置。 - 前記k個の表示データの中のk番目の表示データは、ラッチパルスの第1電圧レベルから第2電圧レベルへの電圧レベルが変化する時点で前記ラッチ回路に取り込まれ、
前記k個の表示データの中の残りの表示データは、前記ラッチパルスの第2電圧レベルから第1電圧レベルへの電圧レベルが変化する時点で前記ラッチ回路に取り込まれることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - ライトストローブ信号に基づき、前記ラッチパルスを生成するパルス生成回路を有し、
前記パルス生成回路は、前記ライトストローブ信号が入力されないときに、それ以前に入力された前記ライトストローブ信号に基づき、前記ラッチパルスを生成することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。 - 前記kは、2であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記kは、3であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記輪郭強調回路は、前記表示パネルの一部の領域に表示される画像の輪郭部分を強調することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の表示装置。
- それぞれ画素電極を有する画素を複数備える表示パネルと、
前記各画素に映像線を介して映像信号を供給する駆動回路と、
前記各画素の画素電極と対向する対向電極と、
前記対向電極に共通電圧を印加する電源回路とを備え、
前記画素電極と前記対向電極との間の電界方向を、所定の周期毎に交互に反転させて駆動する表示装置であって、
前記対向電極と前記電源回路との間に接続される第1スイッチング素子と、
前記映像線と前記駆動回路との間に接続される第2スイッチング素子と、
前記映像線と前記対向電極との間に直列に接続される第3スイッチング素子と第4スイッチング素子を有し、
前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、および前記第3スイッチング素子は、n型のトランジスタ素子を含み、
前記第4スイッチング素子は、p型のトランジスタ素子で構成されることを特徴とする表示装置。 - 前記所定の周期の第1期間において、前記第1スイッチング素子と第2スイッチング素子がオフ、前記第3スイッチング素子がオンとされ、
前記所定の周期の第2期間において、前記第1スイッチング素子と第2スイッチング素子がオン、前記第3スイッチング素子がオフとされることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。 - 前記第4スイッチング素子は、基板電位として、前記共通電圧の中で最も高い電圧以上の電圧が印加され、ゲート電位として、前記第3スイッチング素子が接続される端子に負電位が発生しない電圧が印加されることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の表示装置。
- 前記所定の周期の第1期間と第2期間との間の第3期間において、前記第1スイッチング素子、第2スイッチング素子、および、前記第3スイッチング素子がオフとされ、
前記所定の周期の第3期間において、前記対向電極に、前記共通電圧の中で最も高い電圧よりも低い第1の中間電圧、あるいは、前記共通電圧の中で最も低い電圧より高く、かつ前記第1の中間電圧よりも低い第2の中間電圧が、交互に印加されることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載の表示装置。 - それぞれ画素電極を有する画素を複数備える表示パネルと、
前記各画素に映像線を介して映像信号を供給する駆動回路と、
前記各画素の画素電極と対向する対向電極と、
前記対向電極に共通電圧を供給する電源回路とを備え、
前記画素電極と前記対向電極との間の電界方向を、所定の周期毎に交互に反転させて駆動する表示装置であって、
前記対向電極と前記電源回路との間に接続される第1スイッチング素子と、
前記映像線と前記駆動回路との間に接続される第2スイッチング素子と、
前記映像線と前記対向電極との間に接続される第3スイッチング素子とを有し、
前記第1スイッチング素子、および前記第2スイッチング素子は、n型のトランジスタ素子を含み、
前記第3スイッチング素子は、p型のトランジスタ素子で構成されることを特徴とする表示装置。 - 前記所定の周期の第1期間において、前記第1スイッチング素子と第2スイッチング素子がオフ、前記第3スイッチング素子がオンとされ、
前記所定の周期の第1期間において、前記第1スイッチング素子と第2スイッチング素子がオン、前記第3スイッチング素子がオフとされることを特徴とする請求項11に記載の表示装置。 - 前記第3スイッチング素子は、基板電位として、前記共通電圧の中で最も高い電圧以上の電圧が印加されることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の表示装置。
- 前記所定の周期の第1期間と第2期間との間の第3期間において、前記第1スイッチング素子、第2スイッチング素子、および、前記第3スイッチング素子がオフとされ、
前記所定の周期の第3期間において、前記対向電極に、前記共通電圧の中で最も高い電圧よりも低い第1の中間電圧、あるいは、前記共通電圧の中で最も低い電圧より高く、かつ前記第1の中間電圧よりも低い第2の中間電圧が、交互に印加されることを特徴とする請求項11ないし請求項13のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記所定の周期は、前記表示パネルの表示領域毎に変更可能であることを特徴とする請求項7ないし請求項14のいずれか1項に記載の表示装置。
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