JP2006329039A - 排気ガス再循環装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 全閉時の密閉性を確保し、且つEGR量を適切に調整することを可能とする排気ガス再循環装置を提供する。
【解決手段】 排気ガスの一部を燃焼室に還流させる排気ガス再循環通路26を有する排気ガス再循環装置20において、排気ガス再循環通路26にポペット式バルブ32とバタフライ式バルブ34とを直列に配置したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、排気ガスの一部を燃焼室に還流させる排気ガス再循環装置に関する。
内燃機関に取り付けられる排気ガス再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)装置が知られている。これは、燃焼温度を低下させるために、酸素量が少ない排気ガスをもう一度燃焼室にもどすものであり、これにより例えば排気ガス中の窒素酸化物の発生が抑制される。EGR装置には、エンジンの運転状態等に応じてEGR量を調整するものがあり、例えば専用のバルブによってEGR量を調整するものがある。
例えば、特許文献1には、排気マニホルドから吸気マニホルドへと排気ガスを再循環させる通路の途中に二つのバタフライ式バルブが並列に取り付けられ、それらのバルブ開度を変化させることでEGR量が増減調整されるものが開示されている。また、特許文献2には、排気ガスを再循環させる通路の途中にポペット式バルブが取り付けられ、そのバルブ開度を変化させることでEGR量が増減調整されるものが開示されている。
特開2004−132293号公報 特開平11−62721号公報
しかしながら、上記特許文献1のバタフライ式バルブでは、その通路に固着した「すす」等により、その通路における全閉時の密閉性を確保できなくなる可能性がある。また、上記特許文献2のポペット式バルブでは、微量のEGR量を確保するべく微小のバルブ開度に維持される際、このバルブを挟んで上流側と下流側のその通路の圧力差によってはこのバルブにチャタリングが生じて、EGR量を適切に調整できなくなる可能性がある。
そこで、本発明は、全閉時の密閉性を確保し、且つEGR量を適切に調整することを可能とする排気ガス再循環装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による排気ガス再循環装置は、排気ガスの一部を燃焼室に還流させる排気ガス再循環通路を有する排気ガス再循環装置において、前記排気ガス再循環通路にポペット式バルブとバタフライ式バルブとを直列に配置したことを特徴とする。
上記構成により、ポペット式バルブとバタフライ式バルブの欠点を相互に補い、それらの特性を生かして適切に排気ガスを再循環させることが可能となる。具体的には、ポペット式バルブにより全閉時の密閉性を確保し、バタフライ式バルブにより微量のEGR要求量に適した排気ガス再循環通路の開度を実現して、排気ガスのEGR量を適切に調整することが可能となる。
望ましくは、前記バタフライ式バルブが、前記ポペット式バルブよりも下流側に配置される。これにより、上流側のポペット式バルブを閉じることで排気ガスが確実に遮断され、全閉時の密閉性を確保することが可能となる。また、これにより、全閉時、下流側のバタフライ式バルブおよびその近傍へ「すす」等が堆積するのが抑制されることになる。
特に、前記排気ガス再循環通路によって還流される排気ガスの要求量に基づいて前記ポペット式バルブと前記バタフライ式バルブとを制御する制御手段を備え、該制御手段は、前記要求量が所定量より少ない場合、前記ポペット式バルブを所定の開弁位置で固定させ、前記バタフライ式バルブを前記要求量に応じたバルブ開度に作動させることを特徴とすると好ましい。
これにより、還流される排気ガスの要求量、すなわちEGR要求量が所定量より少ない場合、バタフライ式バルブを作動させてその要求量を実現することが可能となる。
本発明によれば、全閉時の密閉性を確保し、且つEGR量を適切に調整することが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る排気ガス再循環装置について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態における排気ガス再循環装置20が、エンジン10を搭載した車両に適用されたところを示す概略構成図である。なお、本実施形態のエンジン10はディーゼルエンジンであるが、本発明は各種の内燃機関、すなわち火花点火機関や圧縮点火機関に適用され得る。
エンジン10は、燃料である軽油を燃料噴射弁12から圧縮状態にある燃焼室14内に直接噴射することにより、自然着火させる型式のものであり、排気通路16内を流れる排気ガスの一部を吸気通路18内に導く排気ガス再循環(EGR)装置20が組み込まれている。
本実施形態のEGR装置20は、排気管22によって区画形成される排気通路16に一端が連通すると共に他端が吸気管24によって区画形成される吸気通路18内に連通するEGR通路26を区画形成するEGR管28と、このEGR管28に設けられてEGR通路26内を流れる排気ガスの流量を制御するEGR制御弁30とを具えている。EGR制御弁30は後述する第一制御弁32と第二制御弁34との二つの制御弁を有している。EGR制御弁30の第一制御弁32と第二制御弁34とは、制御装置36により制御されるアクチュエータ32a、34aにより別個独立に作動される。エンジン10を搭載した車両が予め設定されたEGR運転領域にある場合、そのEGR制御弁30のバルブ開度が車両の運転状態に応じて制御装置36によって制御され、それ以外の場合は基本的にEGR通路26を塞ぐように閉じた状態に保持される。
燃焼室14にそれぞれ臨む吸気ポート38および排気ポート40が形成されたシリンダヘッド42には、吸気ポート38を開閉する吸気弁44および排気ポート40を開閉する排気弁46を含む動弁機構48と、これら吸気弁44および排気弁46に挟まれるように燃焼室14の上端中央に臨む燃料噴射弁12とが組み込まれている。
吸気ポート38に連通するようにシリンダヘッド42に連結されて吸気ポート38と共に吸気通路18を区画形成する吸気管24の上流端側には、大気中に含まれる塵埃などを除去して吸気通路18に導くためのエアクリーナ50が設けられている。上述したEGR管28の他端は、吸気弁44と吸気管24の途中に形成されたサージタンク52との間の吸気管24に接続されている。
排気ポート40に連通するようにシリンダヘッド42に連結されて排気ポート40と共に排気通路16を区画形成する排気管22の途中には、燃焼室14内での混合気の燃焼により生成する有害物質を無害化する触媒56が組み込まれている。この触媒56として、ディーゼルエンジンにおいて一般的な酸化触媒のみならず、DPR(Diesel Particulate active Reduction system)やDPNR(Diesel Particulate-NOx Reduction System)、またはDPF(Diesel Particulate Filter)を採用することも可能である。従って、この触媒56に代えてDPRやDPNRなどを組み込むことができる。なお、上述したEGR管28の一端は、この触媒56よりも上流側の排気管22に接続されている。
従って、EGR管28を介して吸気管24内に還流される排気ガスと共にエアクリーナ50を通って吸気管24から燃焼室14内に供給される空気は、燃料噴射弁12から燃焼室14内に噴射される燃料と混合気を形成し、ピストン54の圧縮上死点直前にて自然着火して燃焼し、これによって生成する排気ガスが触媒56を通って排気管22から大気中に排出される。この場合、吸気中に含まれるCOによって混合気の燃焼温度が低下するため、混合気の燃焼による窒素酸化物(NOx)の生成が抑制されることとなる。
本実施形態では、エンジン10およびこのエンジン10が搭載される車両の運転状態を把握して、制御装置36が、燃料噴射弁12からの燃料の噴射量および噴射時期や、EGR制御弁30(第一制御弁32および第二制御弁34)のバルブ開度を制御するため、以下に記すような各種センサ類を具えている。すなわち、運転者によって操作されるアクセルペダル58の踏み込み量を検出してこれを制御装置36に出力するアクセル開度センサ60を備えている。また、吸気弁44よりも上流側の吸気通路18の途中には、この吸気通路18内の吸気圧を検出してこれを制御装置36に出力する吸気圧センサ62が取り付けられている。なお、吸気管24に対する吸気圧センサ62の取り付け位置は、図1の如き位置に限定されるものではない。また、ピストン54が往復動するシリンダブロック64には、連接棒66を介してピストン54が連結されるクランク軸68の回転位相、つまりクランク角を検出してこれを制御装置36に出力するクランク角センサ70が取り付けられている。さらに、排気管22には触媒56よりも上流側の排気通路16内の排気圧、酸素濃度をそれぞれ検出してこれらを制御装置36に出力する排気圧センサ72、Oセンサ74が設けられている。なお、本実施形態では、クランク角センサ70により検出されたクランク角によりエンジン回転数が求められる。
制御装置36は、これらセンサ60、62、70〜74などからの検出信号に基づき、予め設定されたプログラムに従って円滑なエンジン10の運転がなされるように、燃料の噴射量や噴射時期が求められて燃料噴射弁12の作動を制御すると共に、還流される排気ガスの流量(EGR要求量)が求められてEGR制御弁30などの作動を制御するようになっている。本実施形態の制御装置36には、EGR要求量を求めるに当たり、燃料の噴射量とエンジン回転数とに対応させたEGR要求量に関するマップ(不図示)が予め記憶されていて、制御装置36は、トルクに対応する燃料の噴射量とエンジン回転数とに基づいてそのマップを検索してEGR要求量を求めるようにしている。そして、制御装置36は、求めたEGR要求量を実現すべく、後述する如く、第一制御弁32と第二制御弁34とのバルブ開度をそれぞれ求め、それらを作動させるようにしている。なお、EGR要求量を介して燃料の噴射量およびエンジン回転数と、後述する如き第一制御弁32および第二制御弁34におけるそれぞれのバルブ開度との関係を予め求め、それを制御装置36に記憶しておいても良く、これにより制御装置36は燃料の噴射量とエンジン回転数とから直接に第一制御弁32と第二制御弁34とのバルブ開度を導き出し、第一制御弁32および第二制御弁34がそのようなバルブ開度になるようにアクチュエータ32a、34aを制御することが出来るようになる。
本実施形態のEGR制御弁30の拡大図を図2に示す。なお、図2にはアクチュエータ32a、34aは示されていない。EGR制御弁30は、上述の如く、第一制御弁32と第二制御弁34との二つの制御弁からなっていて、ポペット式バルブである第一制御弁32と、バタフライ式バルブである第二制御弁34とは直列にEGR管28に組み込まれて、EGR通路26に配置されている。そして本実施形態では、第一制御弁32の下流側に第二制御弁34が配置されている。従って、第一制御弁32と第二制御弁34との協働によりEGR通路26を流れる排気ガスの流量(EGR量)が調整される。第一制御弁32と、第二制御弁34とは、それらの弁軸32b、34bがEGR通路26に直交するように、それぞれ配置されている。EGR管28には、ポペット式バルブである第一制御弁32の着座を形成する着座部28sが配置されている。着座部28sが一部を区画形成するEGR通路26は、第一制御弁32の構成上、それよりも下流側の第二制御弁34が配置されるEGR通路26よりも狭くなっている。
ところで、概してポペット式バルブは、配管の密閉性を確保するのに優れているが、ポペット式バルブを挟んで上流側と下流側との配管中の圧力差によっては、特に下流側の圧力よりも上流側の圧力が低く圧力差が大きい特定の場合には、ポペット式バルブを開くためにそれに作用されている保持力が、その圧力差によってポペット式バルブが閉まる方向へ作用される力に負けてしまうことがあり得、ポペット式バルブにチャタリングが生じる可能性がある。特にこれは、ポペット式バルブの開度が微少または極微少である場合に起こる可能性がある。それ故、仮に第一制御弁32のバルブ開度を調整して所望のEGR量、特に微量または極微量のEGR量を得ようとすると、第一制御弁32のバルブ開度を所定の開度にし続けることが出来ずに、要求されるEGR要求量を達成できなくなる可能性がある。
一方、概してバタフライ式バルブでは、上述のポペット式バルブの如きチャタリングは生じない。しかしながら、配管におけるすす、塵などがバタフライ式バルブと配管との接触箇所に堆積または固着するとバタフライ式バルブは完全に閉まらず、バタフライ式バルブが最も閉鎖側に動作していても配管の十分な密閉性を得ることが、一時的または恒久的に出来なくなる可能性がある。
そこで、本実施形態では、上述の如く、ポペット式バルブである第一制御弁32と、バタフライ式バルブである第二制御弁34とをEGR制御弁30としてEGR管28に設けて、それぞれのバルブの欠点を補いつつ、長所を生かしてEGR管28の開閉を調整するようにしている。以下にその一例について図3に基づいて説明する。なお、図3は、それぞれのバルブについてのバルブ開度をEGR要求量に対して表しているグラフである。なお、図3(a)はポペット式バルブである第一制御弁32に関するグラフであり、図3(b)はバタフライ式バルブである第二制御弁34に関するグラフである。
本実施形態の制御装置36は、エンジンの運転状態、本実施形態では燃料の噴射量およびエンジン回転数に基づいて不図示のマップを検索してEGR要求量を求める。そしてこのEGR要求量に基づいて、図3(a)、(b)のマップを検索することで第一制御弁32と第二制御弁34のバルブ開度をそれぞれ求めて、これに基づいて制御装置36はアクチュエータ32a、34aを制御してEGR通路26の開度を調整するが、その際本実施形態の制御装置36はEGR要求量に応じて第一制御弁32と第二制御弁34とのバルブ開度を以下に述べるようなバルブ開度にさせ、それらのバルブを協働させる。
まずEGR通路26によって還流される排気ガスの要求量、すなわちEGR要求量が0から次第に増える場合について説明する。図3における第一制御弁32の「P」のバルブ開度は、第一制御弁32にチャタリングが生じない閉じ側の限界点(以下、チャタリング限界点と称する。)よりも大であり、これ以上のバルブ開度では第一制御弁32にチャタリングは生じない。それ故、EGR要求量が所定量、すなわち第一制御弁32のバルブ開度Pに対応するEGR量R(図3参照)より少ないか否かをまず制御装置36は判定する。
そしてEGR要求量がEGR量Rより少ない場合には、EGR通路26を全閉状態からEGR要求量に応じた開度にするために、第二制御弁34がEGR要求量に対応するバルブ開度にされ(図3(b)の矢印E1)、第一制御弁32が図3(a)のバルブ開度Pまで一気に、且つEGR要求量とは無関係に開かれる(図3(a)の矢印C1)。そしてEGR要求量がEGR量Rを超えない限りは、第一制御弁32は動かされず、第二制御弁34のバルブ開度が、全閉状態から図3(a)のバルブ開度Pに対応する図3(b)におけるバルブ開度Qまで、EGR要求量に対応して徐々に増えるように調整される(図3(b)の矢印E1)。すなわち、図3におけるバルブ開度P、Q(本実施形態ではバルブ開度P、Qは「10%」)までは、制御装置36によるアクチュエータ32a、34aの制御により、第一制御弁32が所定の開弁位置(本実施形態ではバルブ開度「10%」の位置)で固定され、第二制御弁34がEGR要求量に応じたバルブ開度で作動させられる。そして、バルブ開度P、Qに対応するEGR量RがEGR要求量として要求されると、両バルブ32、34のバルブ開度はバルブ開度P、Q(10%)とされる(図3(a)、(b)の矢印C2、E1)。一方、EGR要求量が所定量、すなわちEGR量Rより多い場合には、第一制御弁32および第二制御弁34は共にEGR要求量に対応するバルブ開度にされる(図3(a)、(b)の矢印C3、E2)。
逆にEGR要求量がEGR量Rを挟んで徐々に減る場合について説明する。EGR要求量がバルブ開度P、Qに対応するEGR量R以上の場合は、第一制御弁32および第二制御弁34は共に対応するEGR要求量に対応するバルブ開度にされる(図3(a)、(b)の矢印D1、F1)。EGR量Rよりも少ない量の微量のEGR要求量が要求された場合には、第一制御弁32は所定の開弁位置である開度Pに固定され(図3(a)の矢印D2)、第二制御弁34がEGR要求量に対応したバルブ開度で作動される(図3(b)の矢印F2)。そして、EGR量を0とする場合には、まず第一制御弁32が閉じられ((図3(a)の矢印D3)、第二制御弁34が固着等の生じない所定の微小開度にまで閉じられる(図3(b)の矢印F2)。
このように上記実施形態による構成で上記制御を行うと、微量のEGR要求量に対して、第一制御弁32がチャタリング限界点よりも大きいバルブ開度にされるので、第一制御弁32(ポペット式バルブ)にチャタリングが生じるのが防止される。そして、そのような微量のEGR要求量の場合には、第一制御弁32がEGR要求量よりも多いEGR量に対応するバルブ開度に固定され、第二制御弁34(バタフライ式バルブ)がEGR要求量に対応するバルブ開度で連続的に変化されるので、EGR量をEGR要求量に適切に調整することが可能となる。また、第一制御弁32により全閉時のEGR通路26の密閉性が確保される。特に本実施形態では、EGR量を「0」にする場合、EGR通路26の上流側に配置された第一制御弁32がまず閉じられるので、排気ガスがこれにより確実に遮断されて、EGR通路26の密閉性を応答良く確保することが可能となる。また、上流側の第一制御弁32でEGR通路26の密閉性が確保されるので、EGR通路26が閉じられている場合に、下流側の第二制御弁34およびその近傍へ排気ガスが流れることが防止され、ひいてはそこに「すす」等が堆積するのが抑制されることになる。
この様な制御は、第一制御弁32や第二制御弁34の応答性に関わらず有効である。但し、ポペット式バルブである第一制御弁32の方が、第二制御弁34よりも応答性に優れる場合には、上記チャタリング限界点近傍および以下のEGR要求量に対して、第二制御弁34よりも第一制御弁32を先に動かすのが好ましい。なお、チャタリング限界点よりも大であるバルブ開度P、Qに対応するEGR量R以上の量が要求されている場合には、制御装置36は第一制御弁32または第二制御弁34のいずれか一方を全開にさせる制御を行い、他方のバルブのみでEGR量を調整しても良い。
以上、本発明を好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されず、第一制御弁32はポペット式バルブと共通の特性を有するバルブであれば他のバルブでも良く、また第二制御弁34はバタフライ式バルブと共通の特性を有するバルブであれば他のバルブでも良い。もちろん、第一制御弁32や第二制御弁34の形状は、図示した形状に限定されない。
なお、上記実施形態では、本発明をある程度の具体性をもって説明したが、本発明については、特許請求の範囲に記載された発明の精神や範囲から離れることなしに、さまざまな改変や変更が可能であることは理解されなければならない。すなわち、本発明は特許請求の範囲およびその等価物の範囲および趣旨に含まれる修正および変更を包含するものである。
本発明の実施形態における排気ガス再循環装置が、エンジンを搭載した車両に適用されたところを示す概略構成図である。 図1に示した実施形態のEGR制御弁である第一制御弁と第二制御弁の拡大図である。 第一制御弁と第二制御弁についてのそれぞれのバルブ開度をEGR要求量に対して表したグラフであり、(a)はポペット式バルブである第一制御弁に関するグラフであり、(b)はバタフライ式バルブである第二制御弁に関するグラフである。
符号の説明
10 エンジン
12 燃料噴射弁
14 燃焼室
16 排気通路
18 吸気通路
20 排気ガス再循環(EGR)装置
22 排気管
24 吸気管
26 EGR通路
28 EGR管
28s 着座部
30 EGR制御弁
32 第一制御弁
32a アクチュエータ
32b 弁軸
34 第二制御弁
34a アクチュエータ
34b 弁軸
36 制御装置
38 吸気ポート
40 排気ポート
42 シリンダヘッド
44 吸気弁
46 排気弁
48 動弁機構
50 エアクリーナ
52 サージタンク
54 ピストン
56 触媒
58 アクセルペダル
60 アクセル開度センサ
62 吸気圧センサ
64 シリンダブロック
66 連接棒
68 クランク軸
70 クランク角センサ
72 排気圧センサ
74 Oセンサ

Claims (3)

  1. 排気ガスの一部を燃焼室に還流させる排気ガス再循環通路を有する排気ガス再循環装置において、
    前記排気ガス再循環通路にポペット式バルブとバタフライ式バルブとを直列に配置したことを特徴とする排気ガス再循環装置。
  2. 前記バタフライ式バルブが、前記ポペット式バルブよりも下流側に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の排気ガス再循環装置。
  3. 前記排気ガス再循環通路によって還流される排気ガスの要求量に基づいて前記ポペット式バルブと前記バタフライ式バルブとを制御する制御手段を備え、
    該制御手段は、前記要求量が所定量より少ない場合、前記ポペット式バルブを所定の開弁位置で固定させ、前記バタフライ式バルブを前記要求量に応じたバルブ開度に作動させることを特徴とする請求項1または2に記載の排気ガス再循環装置。
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