JP2006328291A - ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物および射出成形品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ひけの発生が抑制され、且つ機械的強度の高いポリアリーレンサルファイド樹脂組成物を提供する。
【解決手段】 (A) Na含有量が500〜1500ppmで、且つレジンのpHが7.0〜12.0である実質的に直鎖状のポリアリーレンサルファイド樹脂100重量部に対して、(B) 特定の扁平な断面形状を有する繊維状強化剤(B-1) を主成分とする無機充填剤10〜400重量部を配合する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ひけ発生が抑制されたポリアリーレンサルファイド樹脂成形品を提供し得るポリアリーレンサルファイド樹脂組成物に関する。
ポリフェニレンサルファイド(以下PPSと略す)樹脂に代表されるポリアリーレンサルファイド(以下PASと略す)樹脂は、高い耐熱性、機械的物性、耐化学薬品性、寸法安定性、難燃性を有していることから、電気・電子機器部品材料、自動車機器部品材料、化学機器部品材料等に広く使用されている。一般的に、PAS樹脂は成形収縮率が小さく、寸法精度が良好な材料として知られているが、電気・電子機器あるいは自動車機器等の各部品における高性能化及び高集積化に伴い、材料に対する寸法精度への要求が一段と高まっている。
特に、そり変形の防止、機械的強度の補強のために設けられるリブを有する成形品においては、寸法精度が良好なPAS樹脂でさえ、肉厚となるリブの裏側部にひけ(成形品の表面に発生する凹み現象)が生じるため、成形品の平面性が悪化してしまう。平面性が悪化すると、高集積化された小型部品の組付け時にわずかなくるいが生じるため好ましくない。高性能が要求される精密部品を製造するためには、平面性(ひけ)を改善することが重要な課題である。
この問題を解決する従来の方法としては、成形手法の改良、あるいは材料面の改良が試みられている。成形手法としては、例えば射出圧縮成形方法等が知られている(例えば、特許文献1)。しかし、この手法は従来の射出成形機のままでは実施することができず、改造等のコストアップが問題となり、汎用的な技術としての導入が困難であるという欠点がある。また、材料本来に由来するひけを完全になくすこともできない。一方、材料の観点からは、白マイカを配合する方法(特許文献2)や、エチレン系アイオノマー樹脂とエポキシ樹脂を配合する方法(特許文献3)が知られている。しかし、本発明者らの検討によれば、これらの手法はひけ抑制能力が市場要求に対して十分でない、あるいは機械的物性が低下する等の問題点があった。
特開2000−187177号公報 特開平4−72356号公報 特開平5−345328号公報
本発明は、上記従来技術の課題を解決し、リブを有する成形品においてもひけの発生の抑制された平面性に優れたPAS樹脂射出成形品の提供を目的とするものである。
本発明者等は、上記課題に鑑み、ひけの発生抑制効果に優れたPAS樹脂射出成形品を得るべく鋭意検討した結果、ある特定量のNa含有量とレジンpHを有する実質的に直鎖状のPAS樹脂を用い、これに且つ扁平な断面形状を有する繊維状強化剤を主成分とする無機充填剤を配合した場合、ひけの発生が抑制され、且つ機械的強度の高いPAS樹脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに到った。
即ち本発明は、
(A) Na含有量が500〜1500ppmで、且つレジンのpHが7.0〜12.0である実質的に直鎖状のポリアリーレンサルファイド樹脂100重量部に対して、
(B) 長さ方向に直角の断面の長径(断面の最長の直線距離)と短径(長径と直角方向の最長の直線距離)の比が1.3〜10の間にある扁平な断面形状を有する繊維状強化剤(B-1) を主成分とする無機充填剤10〜400重量部
を配合してなるポリアリーレンサルファイド樹脂組成物である。
以下、順次本発明の樹脂材料の構成成分について詳しく説明する。本発明に用いる(A) 成分としてのPAS樹脂は、繰り返し単位として-(Ar-S)-(ただしArはアリーレン基)で主として構成されたものである。アリーレン基としては、例えばp−フェニレン基、m−フェニレン基、o−フェニレン基、置換フェニレン基、p,p'−ジフェニレンスルフォン基、p,p'−ビフェニレン基、p,p'−ジフェニレンエーテル基、p,p'−ジフェニレンカルボニル基、ナフタレン基などが使用できる。この場合、前記のアリーレン基から構成されるアリーレンサルファイド基の中で、同一の繰り返し単位を用いたポリマー、即ちホモポリマーの他に、組成物の加工性という点から、異種繰り返し単位を含んだコポリマーが好ましい場合もある。
ホモポリマーとしては、アリーレン基としてp−フェニレン基を用いたp−フェニレンサルファイド基を繰り返し単位とするものが特に好ましく用いられる。又、コポリマーとしては、前記のアリーレン基からなるアリーレンサルファイド基の中で、相異なる2種以上の組合せが使用できるが、中でもp−フェニレンサルファイド基とm−フェニレンサルファイド基を含む組合せが特に好ましく用いられる。この中で、p−フェニレンサルファイド基を70モル%以上、好ましくは80モル%以上含むものが、耐熱性、成形性、機械的特性等の物性上の点から適当である。
又、これらのPAS樹脂の中で、2官能性ハロゲン芳香族化合物を主体とするモノマーから縮重合によって得られる実質的に直鎖状構造の高分子量ポリマーが特に好ましく使用できる。又、(A) PAS樹脂の溶融粘度は5〜500Pa・s(310 ℃、ずり速度1200sec-1)が好ましく、特に好ましくは10〜300Pa・sである。
溶融粘度が過小の場合は、機械強度が十分でないため好ましくない。また、溶融粘度が500Pa・sを超える時は、射出成形時に樹脂組成物の流動性が悪く、成型作業が困難になるため好ましくない。
本発明に用いる(A) PAS樹脂は、樹脂中のNa含有量が500〜1500ppmであることが必要である。Na含有量が過少であると十分なひけ抑制効果が得られず、また、過大であると結晶化速度が著しく遅くなるため射出成形における成形サイクル時間が長くなり、生産上好ましくない。
また、(A) PAS樹脂におけるレジンのpHが7.0〜12.0であることが必要である。レジンのpHが過小であると、成形時に発生する酸性の腐食性ガス量が増大し、また、過大であると結晶化速度が著しく遅くなるため射出成形における成形サイクル時間が長くなり、生産上好ましくない。
このような本発明に使用するPAS樹脂は、Na含有量が500〜1500ppmで、且つレジンのpHが7.0〜12.0であれば、その製造方法にはよらないが、製造方法の一つの例として次に説明する洗浄方法によって得られる方法が挙げられる。
即ち、重合終了後の反応混合物を室温付近まで冷却した後、内容物を100メッシュのスクリーンにかけ、粒状ポリマーを濾別し、次いで、アセトンで2〜4回、イオン交換水で4〜8回洗浄を行うことで、上述のポリマーを得ることができる。アセトン等の有機溶媒による洗浄が不足すると、ポリマー中の不純物(有機化合物、オリゴマー)が多くなり、PAS樹脂の品質上好ましくなく、有機溶媒による過剰な洗浄はコストの上昇を引き起こしてしまう。また、イオン交換水による洗浄が不足するとNa含有量が増大し、逆に洗浄が過剰になるとNa含有量が過少となるため好ましくない。洗浄に使用する水はイオン交換水または蒸留水が好ましく、不純物の多い水を使用するとレジンのpHが所定の範囲に入らないため好ましくない。
次に、本発明に使用する無機充填剤(B) の主成分である、扁平な断面形状を有する繊維状強化剤(B-1) とは、断面がほぼ円形の断面形状を有する一般的な繊維状強化剤とは異なり、扁平な断面形状を有することを特徴とする繊維状強化剤であって、より優れたひけ抑制能力と、高い機械的強度を両立するために非常に効果的なものである。
(B-1) は、長さ方向に直角の断面の長径(断面の最長の直線距離)と短径(長径と直角方向の最長の直線距離)の比が1.3〜10、好ましくは1.5 〜5の間にある扁平な断面形状を有する繊維状強化剤であり、具体的な断面形状としては、長円形、楕円形、半円、まゆ形、矩形又はこれらの類似形であるものが好ましい。この(B-1) を使用すると、成形時の収縮率および成形品の線膨張係数の流動方向と直角方向の差(異方性)が小さくなるため、ひけが抑制された、より平面度の高い成形品を得ることができる。
更に、扁平断面を有する繊維状強化剤(B-1) は、比表面積が大きくなり、繊維とPAS樹脂との密着性が上がり、曲げ強さ、剛性等の機械的物性もより良好な特性を示す。この点から中央部に凹みを有するまゆ形の断面形状を有する繊維状強化剤がより好ましい。上記長径と短径の比が1.3 より小さいものはひけを抑制する効果がなく、また比が10を越えるものはその製造自体が困難である。
次に、本発明に用いる扁平な断面形状を有する繊維状強化剤(B-1) の断面積は、大きくなるに伴い充分な補強効果が得られなくなり、又、あまりに過小になるとそれ自体の製造が困難になり、又取り扱い上の問題も生じる。よって本発明における繊維状強化剤の断面積は、2×10-5〜8×10-3mm2 、好ましくは8×10-5〜8×10-4mm2 である。
次に、本発明に用いる扁平な断面形状を有する繊維状強化剤(B-1) の長さは任意であるが、成形品の機械的物性、成形加工性等を考慮し、成形品内の平均繊維長で50〜1000μm が好ましい。また、樹脂組成物の比重を軽くする等の目的で、繊維状強化剤(B-1) として中空の繊維を使用することも可能である。
かかる繊維状強化剤(B-1) の例としては、ガラス繊維、カーボン繊維、酸化亜鉛繊維、酸化チタン繊維、ウォラストナイト、アスベスト繊維等の鉱物繊維、ホウ素繊維、ジルコニア繊維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、ジルコニア繊維、窒化硼素繊維、ステンレス繊維、銅繊維、ポリアミド繊維、高分子量ポリエチレン繊維、アラミド繊維、ポリエステル繊維、フッ素繊維等が挙げられるが、好ましくはガラス繊維が用いられる。尚、機械的物性の改善、摺動性改善、導電性付与等の目的で2種以上の繊維状強化剤(B-1) を混合して用いることもできる。
これらの繊維状強化剤(B-1) の使用にあたっては必要ならば収束剤又は表面処理剤を使用することが望ましい。この例を示せば、エポキシ系化合物、イソシアネート系化合物、シラン系化合物、チタネート系化合物等の官能性化合物である。これ等の化合物はあらかじめ表面処理又は収束処理を施して用いるか、又は材料調製の際同時に添加してもよい。
かかる扁平断面を有する繊維状強化剤(B-1) は、例えばガラス繊維の場合には、溶融ガラスを吐出するために使用するブッシングとして、長円形、楕円形、矩形、スリット状等の適当な孔形状を有するノズルを用いて紡糸することにより調製される。又、各種の断面形状(円形断面を含む)を有する近接して設けられた複数のノズルから溶融ガラスを紡出し、紡出された溶融ガラスを互いに接合して単一のフィラメントとすることにより調製できる。また、カーボン繊維等もこれと同様の方法を用いて調製できる。
更に、本発明の無機充填剤(B) は、上記扁平な断面形状を有する繊維状強化剤(B-1) を主成分とするものであり、機械的強度、耐熱性、寸法安定性改良のために扁平な断面形状を有する繊維状強化剤(B-1) 以外の繊維状及び/又は非繊維状の無機充填剤(B-2) を含有するものであってもよい。(B-1) 以外の繊維状及び/又は非繊維状の無機充填剤(B-2) としては、特に種類は限定されないが、十分な機械的強度を得るためには配合が好ましい場合も多い。
ここで、(B) 無機充填剤において、扁平な断面形状を有する繊維状強化剤(B-1) を主成分とするとは、無機充填剤(B) 中、(B-1) が50重量%以上、好ましくは55〜80重量%であることを意味する。
無機充填剤(B-2) としては、例えば軽質炭酸カルシウム、重質ないし微粉化炭酸カルシウム、特殊カルシウム系充填材等の炭酸カルシウム;霞石、閃長石微粉末、モンモリロナイト、ベントナイト等の焼成クレー、シラン改質クレー等のクレー(珪酸アルミニウム粉末);タルク;溶融シリカ、結晶シリカ等のシリカ(二酸化珪素)粉末;珪藻土、珪砂等の珪酸含有化合物;軽石粉、軽石バルーン、スレート粉、雲母粉等の天然鉱物の粉砕品;アルミナ、アルミナコロイド(アルミナゾル)、アルミナ・ホワイト、硫酸アルミニウム等のアルミナ含有化合物;硫酸バリウム、リトポン、硫酸カルシウム、二硫化モリブデン、グラファイト(黒鉛)等の鉱物;ガラスビーズ、ガラスフレーク、発泡ガラスビーズ等のガラス系フィラー;フライアッシュ球、火山ガラス中空体、合成無機中空体、単結晶チタン酸カリウム、カーボンナノチューブ、炭素中空球、炭素64フラーレン、無煙炭粉末、人造氷晶石(クリオライト)、酸化チタン、酸化マグネシウム、塩基性マグネシウム、ドロマイト、チタン酸カリウム、亜硫酸カルシウム、マイカ、アスベスト、珪酸カルシウム、アルモニウム粉、硫化モリブデン等が挙げられる。
繊維状無機充填剤としては、例えば、ガラス繊維、アスベスト繊維、炭素繊維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、チタン酸カリウム繊維、ボロン繊維、カーボン繊維、炭化珪素繊維等が挙げられる。
これらの無機充填剤(B-2) は寸法精度の向上、機械的物性の改善等の目的で2種以上を混合して用いても良い。また、無機充填剤(B-2) の内、繊維状無機充填剤については、前述の同様に、必要ならば収束剤又は表面処理剤を使用することが望ましい。
(B) 成分の配合量は、(A) 成分のPAS樹脂100重量部に対し、10〜400重量部であり、好ましくは40〜250重量部である。(B) 成分の配合量が過少であるとフィラー強化PAS樹脂組成物本来の優れた機械的強度が得られず、また過大であると流動性低下等の加工性が低下するという問題が生じる。
本発明では、ひけ発生抑制の更なる向上のために、(C) 熱可塑性エラストマーを適宜併用することができる。
(C) 熱可塑性エラストマーとしては、ポリオレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、フッ素系エラストマー、シリコーン系エラストマー、ブタジエン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、中心に架橋構造を持つ各種粒子系エラストマー等が挙げられ、1種又は2種以上を用いることができる。
(C) 熱可塑性エラストマーとしては、ポリオレフィン系エラストマーが好ましく、特にα−オレフィンとα,β−不飽和酸のグリシジルエステルを主成分とするオレフィン系共重合体が好ましく用いられる。また、α−オレフィンとα,β−不飽和酸のグリシジルエステルとからなる主成分に各種グラフト共重合体を共重合させたポリオレフィン系エラストマーも好ましく用いられる。
(C) 熱可塑性エラストマーの配合量としては、(A) ポリアリーレンサルファイド樹脂100重量部に対して、1〜25重量部、好ましくは1〜15重量部、更に好ましくは1〜8重量部である。1重量部未満ではひけ発生の改善効果が十分でなく、25重量部を超える場合には成形時に金型に付着するモールドデポジットが多くなるという問題が生じる。
また、本発明のPAS樹脂組成物には、更なるひけ発生改善の目的で、比較的耐熱性の高い非晶性樹脂(D) を(A) 成分のPAS樹脂100重量部あたり5〜50重量部配合することもできる。このような非晶性樹脂(D) としては、ポリフェニレンエーテル、ポリアリレート、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルイミド、ポリカーボネート、環状オレフィン系樹脂およびこれら非晶性樹脂の共重合体または官能基で変性された重合体等が挙げられる。
また、本発明のPAS樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、バリ等を改良する目的でシラン化合物を配合することができる。シラン化合物としては、ビニルシラン、メタクリロキシシラン、エポキシシラン、アミノシラン、メルカプトシラン等の各種タイプが含まれ、例えばビニルトリクロロシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトトリメトキシシラン等が例示されるが、これらに限定されるものではない。
又、本発明で用いるPAS樹脂組成物には、その目的に応じ前記成分の他に、他の熱可塑性樹脂成分を補助的に少量併用することも可能である。ここで用いられる他の熱可塑性樹脂としては、高温において安定な樹脂であれば何れのものでも良い。
さらに本発明で用いるPAS樹脂組成物には、その目的に応じた所望の特性を付与するために、一般に熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂に添加される公知の物質、即ち難燃剤、染料や顔料等の着色剤、潤滑剤、結晶化促進剤、結晶核剤、各種酸化防止剤、熱安定剤、耐候性安定剤等を要求性能に応じ配合することが可能である。
本発明で用いる射出成形品の樹脂組成物の調製は、一般に合成樹脂組成物の調製に用いられる設備と方法により調製できる。一般的には、必要な成分を混合した後、1軸又は2軸の押出機を使用して溶融混練し、押出して成形用ペレットとすることができる。また、樹脂成分を溶融押出し、その途中で繊維状無機充填剤を添加配合するのも好ましい方法の一つである。
本発明のPAS樹脂組成物からなる射出成形品は、電気・電子機器あるいは自動車機器等の各部品として極めて良好な性能を示す。特に、従来、ひけ発生抑制に対するより高度な要求を満足させるのが困難であった、そり変形の防止、機械的強度の補強のために設けられるリブを有する成形品に好適である。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
尚、実施例及び比較例で用いた各成分の具体的物質は以下の通りである。
・(A) ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂
(A-1)
20LのオートクレーブにNMP(N−メチル−2−ピロリドン)5700gを仕込み、窒素ガスで置換後、約1時間かけて、攪拌機の回転数250rpmで撹拌しながら、100℃まで昇温した。100℃に到達後、濃度74.7重量%のNaOH水溶液1170g、硫黄源水溶液1990g(NaSH=21.8モル及びNaS=0.50モルを含む)、及びNMP1000gを加え、約2時間かけて、徐々に200℃まで昇温し、水945g、NMP1590g、及び0.31モルの硫化水素を系外に排出した。
上記脱水工程の後、170℃まで冷却し、p−ジクロロベンゼン3459g、NMP2800g、水133g、及び濃度97重量%のNaOHを23g加えたところ、缶内温度は130℃になった。引き続き、攪拌機の回転数250rpmで撹拌しながら、180℃まで30分間かけて昇温し、更に180℃から220℃の間は60分間かけて昇温した。その温度で60分間反応させた後、230℃まで30分間かけて昇温し、230℃で90分間反応を行い、前段重合を行った。
前段重合終了後、直ちに攪拌機の回転数を400rpmに上げ、水340gを圧入した。水圧入後、260℃まで1時間かけて昇温し、その温度で5時間反応させ、後段重合を行った。
後段重合終了後、反応混合物を室温付近まで冷却してから、内容物を100メッシュのスクリーンにかけ、粒状ポリマーを濾別し、次いで、アセトン洗いを3回、イオン交換水による水洗を5回行い、洗浄した粒状ポリマーを得た。粒状ポリマーは、105℃で13時間乾燥した。このようにして得られた粒状ポリマーは、溶融粘度(310℃、ズリ速度1200sec-1)が25Pa・s、レジンpH10.8、Na含有量800ppmであった。
(A-2)
(A-1) と同様の重合を行い、粒状ポリマーを濾別後、アセトン洗いを3回、水洗を3回、0.3%酢酸洗を行い、その後、水洗を4回行い、洗浄した粒状ポリマーを得た。粒状ポリマーは、105℃で13時間乾燥した。このようにして得られた粒状ポリマーは、溶融粘度(310℃、ズリ速度1200sec-1)が20Pa・s、レジンpH6.5、Na含有量50ppmであった。
・(B) 無機充填材
(B-1) ;扁平な断面形状を有するガラス繊維
(B-1-1)
断面形状:まゆ形、長径24μm 、短径12μm 、長径/短径の比2(日東紡(株)製、CSH−3PA)
(B-1-2)
断面形状:長円形、長径24μm 、短径6μm 、長径/短径の比4(日東紡(株)製、CS−3PF)
(B-2) ;(B-1) 以外の繊維状及び/又は非繊維状の無機充填剤
(B-2-1)
ガラス繊維(長径10μm 、長径/短径の比1、チョップドストランド、旭ファイバーグラス(株)製、CS03JAFT636)
(B-2-2)
ガラスフレーク(日本板硝子(株)製、マイクログラスフレカREFG−108)
(B-2-3)
白マイカ(山口雲母工業(株)製、ミカレット21PU(11))
・(C) 熱可塑性エラストマー
(C-1)
エチレン/1−オクテン共重合体(デュポン ダウ エラストマー(株)製、エンゲージ8440)
(C-2)
エチレン/グリシジルメタクリレート共重合体にメチルメタクリレート/ブチルアクリレート共重合体をグラフトさせた共重合体(日本油脂(株)製、モディパーA4300)
・(D) 非晶性樹脂
環状オレフィン系樹脂(Ticona社製、トパス6017)
また、以下の例に示した物性評価の測定法は次の通りである。
[Na含有量の測定]
サンプル1gに濃硫酸15mlを加え、煮沸したところへ更に35%Hを5ml加えて得られた分解液を水で希釈し、ICP発光分光分析装置でNa含有量を定量した。
[レジンpHの測定]
室温(15〜25℃)にて、サンプル6gとアセトン15ml及び精製水(関東化学(株)製)30mlをフラスコに入れ、振とう機を用いて30分間振とうした後、分液ロートで濾過した。その上澄みのpHをpHメーターで測定した。
[曲げ強度の測定]
ISO3167に準じた試験片(幅10mm、厚み4mm)を成形し、ISO178に準じて測定した。
[ひけの測定]
射出成形機にて、図1に示す特定形状の成形品を成形し(金型温度150℃)、リブ(1) 裏側部のヒケ(最大値)を表面粗さ・輪郭形状測定機((株)ミツトヨ製)を用いて測定した。
実施例1〜9、比較例1〜9
表1〜2に示すように、各原料成分((A) 、(B) 、(C) 、(D) 成分)をヘンシェルミキサーで5分間混合し、これをシリンダー温度320 ℃の二軸押出機に投入(但し、(B) 成分がガラス繊維(B-1-1) 、(B-1-2) 、(B-2-1) の場合は押出機のサイドフィード部より別添加)し、二軸押出機内で樹脂温度350 ℃で溶融混練し、樹脂組成物のペレットを作り、上記物性の評価を行った。結果を表1〜2に示す。
Figure 2006328291
Figure 2006328291
実施例でひけの測定に用いたリブを有する特定形状の成形品を示す図である。

Claims (9)

  1. (A) Na含有量が500〜1500ppmで、且つレジンのpHが7.0〜12.0である実質的に直鎖状のポリアリーレンサルファイド樹脂100重量部に対して、
    (B) 長さ方向に直角の断面の長径(断面の最長の直線距離)と短径(長径と直角方向の最長の直線距離)の比が1.3〜10の間にある扁平な断面形状を有する繊維状強化剤(B-1) を主成分とする無機充填剤10〜400重量部
    を配合してなるポリアリーレンサルファイド樹脂組成物。
  2. 扁平な断面形状を有する繊維状強化剤(B-1) がガラス繊維である請求項1記載のポリアリーレンサルファイド樹脂組成物。
  3. 扁平な断面形状を有する繊維状強化剤(B-1) の断面形状が、長円形、楕円形、半円、まゆ形、矩形又はそれらの類似形である請求項1又は2記載のポリアリーレンサルファイド樹脂組成物。
  4. 更に、ポリアリーレンサルファイド樹脂(A) 100重量部に対して、(C) 熱可塑性エラストマー(C) 1〜25重量部を配合してなる請求項1〜3の何れか1項記載のポリアリーレンサルファイド樹脂組成物。
  5. (C) 熱可塑性エラストマー(C) が、オレフィン系共重合体、およびα−オレフィンとα,β−不飽和酸のグリシジルエステルを主成分とするオレフィン系共重合体から選ばれる1種または2種以上の混合物である請求項1〜4の何れか1項記載のポリアリーレンサルファイド樹脂組成物。
  6. 扁平な断面形状を有する繊維状強化剤(B-1) を主成分とする無機充填剤(B) が、扁平な断面形状を有する繊維状強化剤(B-1) 以外の繊維状及び/又は非繊維状の無機充填剤(B-2) を含有するものである請求項1〜5の何れか1項記載のポリアリーレンサルファイド樹脂組成物。
  7. 更に、ポリアリーレンサルファイド樹脂(A) 100重量部に対して、非晶性樹脂(D) 5〜50重量部を配合してなる請求項1〜6の何れか1項記載のポリアリーレンサルファイド樹脂組成物。
  8. 請求項1〜7の何れか1項記載のポリアリーレンサルファイド樹脂組成物を用いて得られる射出成形品。
  9. 成形品がリブを有するものである請求項8記載の射出成形品。
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