JP2006325739A - 内視鏡の可撓管 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低硬度可撓部と高硬度可撓部とを備えた可撓管を提供することを目的とする。
【解決手段】 曲げ方向に可撓性のある筒状構造体1を筒状網体2で覆い、この筒状網体にゴム材料からなる外皮層3が積層されて、そのほぼ全長にわたって曲げ方向に可撓性を有する内視鏡の可撓管10において、金属帯片を螺旋状に巻回することにより形成される螺旋管からなる筒状構造体1と、筒状網体2との間に、内側に凸部4Aを形成した薄膜の樹脂層4を設けるとともに、前記樹脂層の凸部4Aを螺旋管の帯片間1bに任意のピッチ間隔で介在させ、螺旋管の帯片間1bに介在する凸部4Aのピッチ間隔を任意に変更することによって、軸線方向において曲げ方向の可撓性の度合いを変化せしめたものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は内視鏡の可撓管の構造に関し、軸線方向において曲げ方向の可撓性の度合いが変化する内視鏡の可撓管に関する。
医療用として広く用いられる内視鏡は、図5に示すように、体腔内に挿入される挿入部101の基端部を本体操作部102に連結して設け、この本体操作部102からはライトガイド軟性部103が延在されている。また、挿入部101は本体操作部102への連結側から大半の長さが可撓管部101aで、この可撓管部101aの先端には、本体操作部102に設けたアングル操作手段104により上下及び左右方向に湾曲可能なアングル部101bが、またこのアングル部101bの先端には先端部本体101cが連結して設けられている。
また前記可撓管部101aを構成する可撓管100は、図6に示すように、最内側に金属帯片を螺旋状に巻回することにより形成される螺旋管11に、金属線を編組してなる筒状網体12が被覆され、この筒状網体12にウレタン樹脂等からなる外皮層13が積層された構成となっている。これによって、曲げ方向に可撓性を有し、かつ伸縮方向及び潰れ方向においては十分な強度をもつ可撓管部101aとすることができる。
ところで、前記可撓管部101aはそのほぼ全長にわたって曲げ方向に可撓性を備える必要があるが、本体操作部102への連設側(以下、基端側という)は、体腔内等に挿入する際における押し込み推力を良好にするために、曲げに対してかなりの剛性が必要となる。一方、アングル部101bへの連設側(以下、アングル側という)は、アングル部101bが曲がった時に、この曲がりにある程度追従させ、かつ曲がった挿入経路に円滑に追従して曲がるようにするために、可撓性の度合いをより大きくする方が望ましい。
従って可撓管部101aは、軸線方向において可撓性の程度を変化させること、つまり基端側が硬くなり、アングル側は柔らかくするのが、挿入操作性や患者の苦痛軽減等の観点から有利である。
そこで従来技術の内視鏡の可撓管100では、硬性樹脂材料からなる高硬度樹脂層と軟性樹脂材料からなる低硬度樹脂層とを組み合わせてなる外皮層13を積層することによって可撓管100に柔らかい部分と硬い部分を形成し、当該可撓管100から内視鏡の可撓間部100aを構成ことによって、可撓管部101aの軸線方向において曲げ方向の可撓性の度合いが変化する構造となし、前記可撓管部101aの基端側を硬くして高硬度可撓部を形成するとともに、アングル側を柔らかくして低硬度可撓部を形成していた(例えば、特許文献1及び2を参照)。
特開2001−238851号公報 特開昭63−249536号公報
しかしながら、異種の樹脂材料(硬性樹脂材料と軟性樹脂材料)を組み合わせた外皮層13を積層することによって、可撓管部101aの軸線方向において曲げ方向の度合いを変化させた構造では、可撓管部101aの繰り返しの曲げ応力によって樹脂材料の境界面で亀裂等が発生するといった問題点があった。
そこで本発明は、曲げ方向に可撓性のある筒状構造体を筒状網体で覆い、この筒状網体にゴム材料からなる外皮層が積層されて、そのほぼ全長にわたって曲げ方向に可撓性を有する内視鏡の可撓管において、金属帯片を螺旋状に巻回することにより形成される螺旋管からなる筒状構造体と、筒状網体との間に、内側に凸部を形成した薄膜の樹脂層を設けるとともに、前記樹脂層の凸部を螺旋管の帯片間に任意のピッチ間隔で介在させ、螺旋管の帯片間に介在する凸部のピッチ間隔を任意に変更することによって、軸線方向において曲げ方向の可撓性の度合いを変化せしめたものである。
この発明による内視鏡の可撓管によれば、筒状構造体と筒状網体との間に、内側に凸部を形成した薄膜の樹脂層を設けるとともに、当該樹脂層の凸部を螺旋管の帯片間に任意のピッチ間隔で介在させ、前記帯片間に介在する凸部のピッチ間隔をコントロールすることによって、外皮層の柔らかさを容易に変化させることができる。
つまり、筒状構造体と筒状網体との間に設けた樹脂層の凸部が螺旋管の帯片間に介在するピッチ間隔を変化させることによって、異種の樹脂材料を組み合わせてなる外皮層を設けることなく、内視鏡の可撓管を軸線方向において曲げ方向の可撓性の度合いが変化するように構成することができ、基端側を可撓性が低い高硬度可撓部とし、アングル側を可撓性が高い低硬度可撓部とした可撓管部を容易に形成することができる。
また、筒状構造体と筒状網体との間に設けた樹脂層を耐薬品性ゴム材料やパーフルオロモノマー構造を有するゴム材料から構成することによって、ウレタン樹脂などからなる外皮層の内側における耐薬品性が付与され、ガス滅菌や、オートクレーブ滅菌(2気圧、132℃の加温加圧した水蒸気による滅菌方法)にも対応することができる。
本発明の実施例による内視鏡の可撓管を、図1から図4を参照して説明する。
図1は本発明の実施例による内視鏡の全体構成を示す図である。
図1に示すように、内視鏡は挿入部20の基端部を本体操作部21に連結して設け、この本体操作部21からはライトガイド軟性部22が延在されている。また、挿入部20は本体操作部21への連結側から大半の長さが可撓管部20aで、この可撓管部20aの先端には、本体操作部21に設けたアングル操作手段23により上下及び左右方向に湾曲可能なアングル部20bが、またこのアングル部20bの先端には先端部本体20cが連結して設けられている。前述した従来技術の構成と格別の差異はない。
内視鏡の挿入部20の大半の長さをしめる可撓管部20aは、そのほぼ全長にわたって可撓性を持たせる必要があり、特に体腔等の内部に挿入される部位はより可撓性に富む構造となっていなければならない。ここで、前記可撓管部20aを構成する可撓管10として要求される可撓性は、曲げ方向における可撓性であり、伸縮方向及び潰れ方向においては、十分な強度を持たせる必要がある。
また、可撓管部20aを体腔内等に挿入する際における押し込み推力を良好にするために、可撓管部20aの基端側については、曲げに対してかなりの剛性を持たせることが望ましく、一方、可撓管部20aのアングル側については、アングル部20bが曲がった時にこの曲がりにある程度追従させ、かつ曲がった挿入経路に円滑に追従して曲がるようにするために、可撓性の度合いをより大きくする方が望ましい。従って可撓管部20aは、挿入操作性や患者の苦痛軽減等の観点から、軸線方向において可撓性の程度を変化させる必要がある。
図2は、曲げ方向における可撓性を有するとともに、伸縮方向及び潰れ方向においては十分な強度を持ち、かつ軸線方向において曲げ方向の可撓性の度合いが変化する可撓管部20aを構成するための可撓管10を説明する図である。
この発明によれば、図2(a)に示すように、最内側に金属帯片を螺旋状に巻回することにより形成される螺旋管からなる筒状構造体1に金属線を編組してなる筒状網体2で覆うようになし、この筒状網体2の外周にウレタン樹脂などからなる外皮層3を被覆して、そのほぼ全長にわたって曲げ方向に可撓性を有する内視鏡の可撓管10を構成する。
これによって、曲げ方向における可撓性を有するとともに、伸縮方向及び潰れ方向においては十分な強度を持つ可撓管10を取得することができる。
また前記筒状構造体1と筒状網体2との間に、内側に凸部4Aを形成した薄膜の樹脂層4を設け、さらに図2(b)の部分断面図に示すように、前記樹脂層4の内側に複数の凸部4Aを形成し、その凸部4Aを螺旋管の帯片間1bに任意のピッチ間隔で介在させた構造となす。
そして、前記筒状構造体1と筒状網体2との間に設けた樹脂層4の凸部4Aが、螺旋管の帯片間1bに介在するピッチ間隔を任意に変更することによって、可撓管10を軸線方向において曲げ方向の可撓性の度合いを変化せしめる。
この実施例による可撓管部10は、筒状構造体1と筒状網体2との間に設けた薄膜の樹脂層4の内側に形成した凸部4Aを螺旋管の帯片間1bに任意のピッチ間隔で介在させ、螺旋管の帯片間1bに凸部4Aを狭ピッチ間隔で介在させることによって高硬度可撓部となし、凸部4Aを緩ピッチ間隔で介在させることによって低硬度可撓部となすものである。
ここで、高硬度可撓部は曲げ方向には可撓性があるものの、曲げに対する抵抗が大きい部位、つまりより硬い部分であり、また低硬度可撓部は高硬度可撓部と比較すると曲げに対する抵抗が小さい部位、つまりより柔らかい部分である。このように、高硬度可撓部と低硬度可撓部とでは、曲げ方向における硬さの差があるが、どの程度の差を持たせるかは、挿入抵抗や挿入経路の曲がり度合い、さらには使用目的等に基づいて適宜設定する。
図3を参照して、軸線方向において曲げ方向の可撓性の度合いを変化せしめた可撓管10を説明する。
図3(a)は、螺旋管の帯片間に介在する凸部のピッチ間隔を狭くした部分の可撓管の断面図であり、図3(b)は、螺旋管の帯片間に介在する凸部のピッチ間隔を広くした部分の可撓管の断面図である。
例えば可撓管部20aの基端側を構成する部分では、図3(a)に示すように、筒状構造体1と筒状網体2との間に設けた樹脂層4の凸部4Aを螺旋管の帯片間1bに狭ピッチ間隔で介在させることによって高硬度可撓部とすることができる。
一方、例えば可撓管部20aのアングル側を構成する部分では、図3(b)に示すように、筒状構造体1と筒状網体2との間に設けた樹脂層4の凸部4Aを螺旋管の帯片間1bに緩ピッチ間隔で介在させることによって低硬度可撓部することができる。
すなわち図3に示す可撓管10は、筒状構造体1と筒状網体2との間に樹脂層4を設け、当該樹脂層4の内側にある凸部4Aを螺旋管の帯片間1bに任意のピッチ間隔で介在させ、そのピッチ間隔をコントロールすることによって、軸線方向において曲げ方向の可撓性の度合いを変化せしめるものである。
なお筒状構造体1と筒状網体2との間に、耐薬品性樹脂材料からなる樹脂層4を設けることが好ましい。
筒状網体2の外周に形成される外皮層3をウレタン樹脂から形成した場合、ウレタン樹脂は内視鏡を洗浄・滅菌するための薬品に対する耐性が低いため、ウレタン樹脂からなる外皮層3の表面に耐薬品性のコート膜を形成するとともに、耐薬品性樹脂材料からなる樹脂層4を筒状構造体1と筒状網体2との間に設けることによって、外皮層3を外側及び内側から保護することができる。
また、パーフルオロモノマー構造を有するゴム材料からなる樹脂層4を設けることが更に好ましい。
パーフルオロモノマー構造は、炭素、フッ素、酸素のみで構成されており、PFA(四フッ化エチレンパーフロロアルキルビニルエーテル共重合体)と呼ばれるフッ素樹脂と同様の構造である。したがって、その性状は、PFAと同様の特性を備えており、(1)完全にフッ素化されているため、耐薬品性に優れ、酸化力の強い新薬液においても劣化しない、(2)耐熱限界が300℃近く(一般には287℃以下)あり、オートクレーブに対応が可能である、(3)毒性が無く、内視鏡等の医療機器に対応可能である、(4)摩擦抵抗が小さく滑り性に優れる。(5)シリコンと比較して機械的強度が大きい、などといった特性を有し、医療機器に適していると言える。
しかし、パーフルオロモノマー構造の高分子材料は、一般にフッ素樹脂として使用され、延び率や弾性といったゴム特有の性質が失われ、最悪の場合には塑性変形を起こすという欠点があるため、パーフルオロモノマー構造の高分子材料を平均分子量が2000以下で構成し、さらにこれを加硫する。高分子材料においては、分子量が小さくなるほど軟化するので、平均分子量を樹脂(通常、平均分子量が2100〜9200)よりも小さくすることにより樹脂の剛性が無くなり、軟化した高分子材料が得られる。またこの高分子材料を加硫することにより、前記高分子材料は、架橋反応を起こして、2次元的な線状モノマーが3次元網目構造になり、弾性の性質を持つようになる。これにより、耐薬品性、耐熱性、機械的強度等に優れたゴム材料、即ち、過酸化水素プラズマなどの消毒ガスを用いたガス滅菌及びオートクレーブ滅菌に対応可能なゴム材料を得ることができる。
次に図4を参照して、筒状構造体1と筒状網体2との間に、内側に凸部4Aを形成した薄膜の樹脂層4を設け、軸線方向において曲げ方向の可撓性の度合いを変化せしめた可撓管10の製造方法を説明する。
図4に示す実施例では、螺旋管からなる筒状構造体1の外周に、内側に凸部40Aを形成したチューブ材40を被覆した後、その外周に筒状網体2と外皮層3とを設けることによって、筒状構造体1と筒状網体2との間に内側に樹脂層4を設け、かつ前記樹脂層4の内側に形成した凸部4Aを螺旋管の帯片間1bに任意の間隔で介在させる。
ここで、図4に示す実施例では、円管状の治具30を用いて、樹脂材料からなる薄膜のチューブ材40を螺旋管からなる筒状構造体1の外周に被覆する。
円管状の治具30は、螺旋管からなる筒状構造体1が貫通するのに十分なゆとりをもった貫通孔31を備える。
また螺旋管からなる筒状構造体1の外周に被覆されるチューブ材40は、その内径が前記筒状構造体1の外径に合わせて形成され、さらに当該チューブ材40の内側には複数の凸部40Aが形成されている。なおチューブ材40の内側に形成された複数の凸部40Aは、螺旋管の帯片間1bの配設位置にあわせ、任意のピッチ間隔に形成されている。
図4(a)に示すように、円管状の治具30の貫通孔31に、樹脂材料からなる薄膜のチューブ材40を貫通させるとともに、図4(b)に示すように、チューブ材40の左右両端を治具30の開口から外側に折り返し、治具30とチューブ材40の間に閉鎖空間を形成する。
次に、円管状の治具30の通気口32から前記閉鎖空間の空気を吸引し、図4(c)に示すように、円管状の治具30の内壁に沿ってチューブ材40を変形せしめた後、チューブ径が拡張したチューブ材40の内側に筒状構造体1を貫通させる。
この実施例では、閉鎖空間内の空気を通気口32から吸引した後、当該通気口32をキャップなどで閉鎖することによって、治具30とチューブ材40との間を真空状態となし、その気圧差によってチューブ材40を変形させる。そしてチューブ径が拡張したチューブ材40の内側に、螺旋管からなる筒状構造体1を配置する。
その後、図4(d)に示すように、通気口32を開放して治具30とチューブ材40との間に空気を入れ、チューブ径が拡張したチューブ材40をもとの状態に戻し、チューブ材40の内側に形成されている複数の凸部40aを、螺旋管の帯片間1bに介在させるようにして、螺旋管からなる筒状構造体1の外周にチューブ材40を被覆した。
そして図4(e)に示すように、治具30からチューブ材40を取り外すとともに、治具30の貫通孔31のなかから、外周にチューブ材40が被覆された筒状構造体1を取り出す。
チューブ材40を被覆した筒状構造体1の外周に、金属線を編組してなる筒状網体2を被覆し、この筒状網体2にウレタン樹脂等からなる外皮層3を積層することによって(図示せず)、筒状構造体1と筒状網体2との間に樹脂層4を設け、かつ前記樹脂層4の内側に形成した凸部4Aを螺旋管の帯片間1bに任意のピッチ間隔で介在せしめた内視鏡の可撓管10を形成する。
つまり図4に示す実施例では、螺旋管からなる筒状構造体1に樹脂材料からなるチューブ材40を被覆するにあたって、高硬度可撓部を形成したい部分には、予めチューブ材40の内側に狭ピッチ間隔で複数の凸部40Aを形成しておき、低硬度可撓部を形成したい部分には、予めチューブ材40の内側に緩ピッチ間隔で複数の凸部40Aを形成しておく。
そして、前記チューブ材40を螺旋管からなる筒状構造体1に被覆したときに、チューブ材40の内側に形成されている凸部40Aを螺旋管の帯片間1bに介在させ、これによって、軸線方向において曲げ方向の可撓性の度合いを変化せしめた内視鏡の可撓管10を形成する。
本発明による内視鏡の全体構成を示す説明図である。 本発明による内視鏡の可撓管の構成を示す説明図である。 本発明による内視鏡の可撓管の断面図である。 内視鏡の可撓管の製造例を示す説明図である。 従来技術による内視鏡の全体構成を示す説明図である。 従来技術による内視鏡の可撓管の構成を示す説明図である。
符号の説明
1 筒状構造体
2 筒状網体
3 外皮層
4 樹脂層
4A 凸部
10 可撓管
20 挿入部
21 本体操作部
22 アングル操作手段
20a 可撓管部
20b アングル部
20c 先端部本体
30 治具
31 貫通孔
32 通気口
40 チューブ材
40A 凸部

Claims (4)

  1. 曲げ方向に可撓性のある筒状構造体(1)を筒状網体(2)で覆い、この筒状網体にゴム材料からなる外皮層(3)が積層されて、そのほぼ全長にわたって曲げ方向に可撓性を有する内視鏡の可撓管(10)において、
    金属帯片を螺旋状に巻回することにより形成される螺旋管からなる筒状構造体(1)と、筒状網体(2)との間に、内側に凸部(4A)を形成した薄膜の樹脂層(4)を設けるとともに、前記樹脂層の凸部(4A)を螺旋管の帯片間(1b)に任意のピッチ間隔で介在させ、
    螺旋管の帯片間(1b)に介在する凸部(4A)のピッチ間隔を任意に変更することによって、軸線方向において曲げ方向の可撓性の度合いを変化せしめたことを特徴とする内視鏡の可撓管。
  2. 螺旋管の帯片間(1b)に凸部(4A)を狭ピッチ間隔で介在させてなる高硬度可撓部と、螺旋管の帯片間(1b)に凸部(4A)を緩ピッチ間隔で介在してなる低硬度可撓部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の可撓管。
  3. 耐薬品性ゴム材料からなる樹脂層(4)を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏡の可撓管。
  4. パーフルオロモノマー構造を有するゴム材料からなる樹脂層(4)を設けたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の内視鏡の可撓管。
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