JP2006324342A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲート電極材料に金属等の材料を採用したメタルゲート構造を有する半導体装置の閾値を容易に制御可能な半導体装置の製造方法を得ること。
【解決手段】半導体基板上にゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、前記ゲート絶縁膜に接するとともに金属、金属合金、またはこれらの化合物からなるゲート電極を、該ゲート電極の厚さを制御することにより閾値特性を制御して形成するゲート電極形成・閾値制御工程と、前記半導体基板の表層の前記ゲート絶縁膜の周辺領域に、チャネル領域を規定するように所定の間隔を隔てて一対のソース・ドレイン領域を形成する工程と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、特に、デバイス内のゲート絶縁膜の一部または全部に直接接する電極部分に金属(合金を含む)またはその化合物を用いた構造を有する半導体装置およびその製造方法に関するものである。
従来、CMOS(Complementary-Metal Oxide Semiconductor)デバイスでは、ゲート絶縁膜としてシリコン酸(窒)化膜、ゲート電極としてp型、およびn型ポリシリコンが広く用いられている。たとえば、シリコン基板と、シリコン基板の表層に形成された素子分離用絶縁膜と、シリコン酸化窒化膜からなるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成されたポリシリコン層からなるゲート電極と、ゲート電極上に形成されたニッケルシリサイド層と、ゲート絶縁膜とゲート電極とニッケルシリサイド層との側壁にオフセット酸化膜を介して形成された窒化膜からなるサイドウォールと、を備えて構成されるトランジスタがある。このトランジスタは、デバイス速度向上のために、活性領域およびゲート電極の表面をニッケルシリサイドにより覆い、低抵抗化を図った構造(ニッケルサリサイド構造)とされている。
このように、ゲート電極としてポリシリコン系材料を用いた場合には、n型、p型の不純物の注入量などの調整により、各トランジスタに最適な閾値の制御が比較的容易に行えるという利点がある。
しかしながら、ゲート電極にポリシリコン系材料を用いた場合には、電界印加時のポリシリコン自体が空乏化を起こすため実効的な電気的ゲート絶縁膜の膜厚が厚くなってしまうという問題がある。特に、デバイスの微細化とともにゲート絶縁膜も薄膜化が進んでいるため、電極であるポリシリコンの空乏化による電気的絶縁膜の膜厚の増加が無視できなくなり、デバイス開発上の課題となっている。
また、デバイス性能の向上のため、従来のシリコン酸(窒)化膜からなるゲート絶縁膜に代わり、ハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)に代表されるような高誘電体材料(high-k 材料)からなるゲート絶縁膜の実用化も進められている。ところが、このような高誘電体材料からなるゲート絶縁膜にポリシリコンからなるゲート電極を用いた場合、閾値電圧がシフトして(フェルミレベルピニング)、デバイス性能が劣化する。この現象は特にp型MIS FET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)において顕著である。
上述したような問題を解決するために、ポリシリコンに変わる電極材料として金属(合金を含む)または導電性の金属化合物を用いるデバイス構造(メタルゲート構造)が検討されている。たとえば、単結晶シリコン層の主表面に、チャネル領域を規定するように所定の間隔を隔てて形成された一対のn型のソース/ドレイン領域と、チャネル領域上に形成されたHfO2膜(高誘電率絶縁膜)からなるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜に接触するHf膜を含むメタルゲートとを備えたトランジスタが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
このようにゲート電極材料に上記の金属等の材料を採用したメタルゲート構造を用いることにより、上述した電極部の空乏化による電気的ゲート絶縁膜の膜厚の増加や閾値のシフトの問題を抑制することが可能である。
特開2004−296491号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、ゲート電極材料に金属材料を用いた場合には、電極材料にポリシリコン系材料を用いた場合のように各トランジスタに於ける最適な閾値の制御が容易に行えず、閾値制御が困難であるという問題がある。
これに対する対応策として、各トランジスタに最適な閾値を有する金属材料を使い分けるという方法が提案されているが、ゲート電極材料が複数となり、デバイスの製造工程が非常に複雑になるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ゲート電極材料に金属等の材料を採用したメタルゲート構造を有する半導体装置の閾値を容易に制御可能な半導体装置およびその製造方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる半導体装置の製造方法は、半導体基板上にゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、ゲート絶縁膜に接するとともに金属、金属合金、またはこれらの化合物からなるゲート電極を、該ゲート電極の厚さを制御することにより閾値特性を制御して形成するゲート電極形成・閾値制御工程と、半導体基板の表層のゲート絶縁膜の周辺領域に、チャネル領域を規定するように所定の間隔を隔てて一対のソース・ドレイン領域を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、ゲート電極材料に金属等の材料を採用したメタルゲート構造を有する半導体装置を作製するに際して、ゲート電極の厚さを制御することにより閾値特性を制御して、それぞれに最適な閾値を有する半導体装置を製造することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明の実施の形態にかかる半導体装置およびその製造方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
実施の形態1.
実施の形態1では、半導体基板上にゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、ゲート絶縁膜に接するとともに金属、金属合金、またはこれらの化合物からなるゲート電極を、該ゲート電極の厚さを制御することにより閾値特性を制御して形成するゲート電極形成・閾値制御工程と、半導体基板の表層の前記ゲート絶縁膜の周辺領域に、チャネル領域を規定するように所定の間隔を隔てて一対のソース・ドレイン領域を形成する工程と、を含む半導体装置の製造方法、およびこれにより製造される半導体装置について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる半導体装置の構成を示す断面図であり、本発明を適用して作製した半導体装置の構成を示す断面図である。まず、半導体装置の構成について説明する。この半導体装置は、半導体基板上にMIS FET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)が形成されており、半導体基板であるシリコン基板1の表層に、各トランジスタ素子を分離するための素子分離用絶縁膜2と、該素子分離用絶縁膜2間の領域であってトランジスタ素子が形成される能動領域にチャネル領域を規定するように互いに距離を隔ててソース・ドレイン領域11が形成されている。
ソース・ドレイン領域11上には、互いに距離を隔ててニッケル(Ni)をシリサイド化したシリサイド層71が形成されている。そして、シリコン基板1上において一対のソース・ドレイン領域11により規定されたチャネル領域には、図1に示すようにシリコン基板1側から、シリコン酸化窒化膜(SiON)からなるゲート絶縁膜31またはハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)からなるゲート絶縁膜41、ゲート絶縁膜31に直接接するとともに窒化チタン(TiN)からなるゲート電極51(厚さ=t1)と、ゲート絶縁膜41に直接接するとともに窒化チタン(TiN)からなるゲート電極52(厚さ=t2、t2>t1)、ゲート電極51、52上に積み足したゲート電極用ポリシリコン層61、ゲート電極用ポリシリコン層61上に形成されニッケル(Ni)をシリサイド化したシリサイド層72、がこの順で積層された積層構造を有するメタルゲート構造が形成されている。また、ゲート絶縁膜31、41、ゲート電極51、52、ゲート電極用ポリシリコン層61、およびシリサイド層72の側壁には、オフセット酸化膜81を介して窒化膜からなるサイドウォール91が形成されている。
上記のように構成された本実施の形態にかかる半導体装置においては、ゲート電極として窒化チタン(TiN)からなるゲート電極51、52を用いており、電極材料として金属合金を用いたメタルゲート構造を有している。このようなメタルゲート構造を有することにより、本実施の形態にかかる半導体装置は、ゲート電極材料としてポリシリコン系の材料を用いた場合のようにゲート電極材料が空乏化を起こして実効的な電気的ゲート絶縁膜の膜厚が厚くなるという状態の発生が防止されている。したがって、薄膜化が効果的に図られた半導体装置が実現されている。なお、上記においては、ゲート電極材料として金属合金を用いているが、ゲート電極材料として金属(合金を含む)または導電性の金属化合物を用いることも可能である。
また、本実施の形態にかかる半導体装置においては、ゲート絶縁膜として高誘電体膜であるハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)からなるゲート絶縁膜41を用いている。半導体装置の微細化に伴ってゲート絶縁膜(シリコン酸化膜)が薄くなった場合には、トンネリングによる漏れ電流の発生や不純物がゲート電極から絶縁膜中への拡散などに起因した電気特性の低下、信頼性の低下が生じる。
しかしながら、本実施の形態にかかる半導体装置においてはゲート絶縁膜として電気特性を低下させずに半導体装置の微細化に対応可能な高誘電体膜であるハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)を用いている。したがって、本実施の形態にかかる半導体装置においては、より電気特性、信頼性に優れた半導体装置が実現されている。なお、ゲート絶縁膜に用いる高誘電体材料(high-k 材料)は、ハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)に限定されるものではない。
また、本実施の形態にかかる半導体装置においては、活性領域であるソース・ドレイン領域11およびゲート電極用ポリシリコン層61の表面部分をニッケルシリサイドからなるシリサイド層71、72により覆い、低抵抗化を図ったニッケルサリサイド構造を有するため、デバイス速度に優れた半導体装置が実現されている。
そして、本実施の形態にかかる半導体装置においては、異なるゲート絶縁膜上における窒化チタン膜の膜特性の違いを利用して、各ゲート絶縁膜上に異なる膜厚のゲート電極が形成されている。すなわち、シリコン酸化窒化膜(SiON)からなるゲート絶縁膜31上およびハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)からなるゲート絶縁膜41上における窒化チタン(TiN)の膜特性を利用して各ゲート絶縁膜上に厚みの異なるゲート電極51(厚さ=t1)とゲート電極52(厚さ=t2)とを形成している。
このように、ゲート絶縁膜の材質や厚み等の諸条件により窒化チタン(TiN)からなるゲート電極51、52の厚さがそれぞれ異なる厚さに制御されることにより、この厚みの違いにより閾値がそれぞれ異なる値に制御されており、各々に最適な閾値を有するトランジスタが形成されている。したがって、本実施の形態にかかる半導体装置においては、金属合金からなるゲート電極の厚みを制御することにより閾値が制御され、各々に最適な閾値を有するトランジスタが形成されている。
つぎに、以上のような本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法について図1〜図8に示す図面を用いて説明する。まず、図2に示すように公知の技術によりシリコン基板1に素子分離用絶縁膜2、ウエル等(図示せず)を形成し、つぎに図3に示すようにゲート絶縁膜用のシリコン酸化窒化膜(SiON)3をたとえばCVD法によりシリコン基板1の表面全体に成膜する。そして、写真製版技術とエッチング技術とを用いてゲート絶縁膜用のシリコン酸化窒化膜(SiON)3のパターニングを行い、図4に示すように所望の部位のみにゲート絶縁膜用のシリコン酸化窒化膜(SiON)3を残して、ゲート絶縁膜31を形成する。
つぎに、図5に示すようにゲート絶縁膜用のハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)4をたとえばCVD法によりシリコン基板1の表面全体に成膜する。そして、写真製版技術とエッチング技術とを用いてゲート絶縁膜用のハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)4のパターニングを行い、図6に示すように所望の部位のみにゲート絶縁膜用のハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)を残して、ゲート絶縁膜41を形成する。
つぎに、図7−1に示すように、ゲート絶縁膜31およびゲート絶縁膜41を形成したシリコン基板1上にゲート電極用の窒化チタン(TiN)膜5をCVD法により成膜する。この際、窒化チタン(TiN)膜5は、ゲート絶縁膜31上とゲート絶縁膜41上とでは異なる膜厚に成膜される。すなわち、ゲート絶縁膜31上においては窒化チタン(TiN)膜5は膜厚=t1に成膜され、ゲート絶縁膜41上においては窒化チタン(TiN)膜5は膜厚=t2(t2>t1)に成膜される。これは、下地の違いにより、CVD法による窒化チタン(TiN)膜成膜時のインキュベーションタイム等が異なるためである。図7−2は、図7−1におけるゲート絶縁膜31の周辺部を拡大して示す図である。また、図7−3は、図7−1におけるゲート絶縁膜41の周辺部を拡大して示す図である。
つぎに、ゲート電極配線の低抵抗化のためにポリシリコン膜を窒化チタン(TiN)膜5上に成膜する。そして、写真製版技術を用いてパターニングを行うことにより窒化チタン(TiN)膜5およびポリシリコン膜を、ゲート絶縁膜31上およびゲート絶縁膜41上にのみ残して、図8に示すようにゲート絶縁膜31上にゲート電極51およびゲート電極用ポリシリコン層61を、ゲート絶縁膜41上にゲート電極52およびゲート電極用ポリシリコン層61を、形成する。
この後、公知の技術により、ソース・ドレイン領域11、ニッケル(Ni)をシリサイド化したシリサイド層72を形成し、また、ゲート絶縁膜31、41、ゲート電極51、52、ゲート電極用ポリシリコン層61、およびシリサイド層72の側壁に、窒化膜からなるサイドウォール91をオフセット酸化膜81を介して形成する。以上により図1に示す本実施の形態にかかる半導体装置を形成することができる。
以上のような本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法によれば、半導体基板上にゲート絶縁膜を形成し、ゲート絶縁膜に接するとともに金属、金属合金、またはこれらの化合物からなるゲート電極を、該ゲート電極の厚さを制御することにより閾値特性を制御して形成し、半導体基板の表層のゲート絶縁膜の周辺領域に、チャネル領域を規定するように所定の間隔を隔てて一対のソース・ドレイン領域を形成して半導体装置を作製する。これにより、本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法においては、ゲート電極材料に金属等の材料を採用したメタルゲート構造を有する半導体装置を、ゲート電極の厚さを制御することにより閾値を制御して作製することが可能であり、それぞれのトランジスタに最適な閾値に制御して半導体装置を製造することが可能である。
そして、以上のような本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法によれば、ゲート絶縁膜を形成する際に、異なる複数のゲート絶縁膜材料からなる複数のゲート絶縁膜を形成し、ゲート電極を形成する際に、複数のゲート絶縁膜上に同一材料からなるゲート電極材料を同時に成膜することにより複数のゲート絶縁膜上における成膜特性の違いにより各ゲート絶縁膜上に異なる厚みのゲート電極を形成して半導体装置を作製する。これにより、異なるゲート絶縁膜上における同一材料の成膜特性の違いを利用してゲート電極の膜厚、閾値特性、を制御することができる。
上記においては、窒化チタン膜の成膜特性の違いを利用して、各ゲート絶縁膜上に異なる膜厚のゲート電極を形成する。すなわち、シリコン酸化窒化膜(SiON)からなるゲート絶縁膜31上とハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)からなるゲート絶縁膜41上とにおける窒化チタン(TiN)の成膜特性を利用して、各ゲート絶縁膜上に厚みの異なるゲート電極51(厚さ=t1)とゲート電極52(厚さ=t2)とを形成する。そして、このゲート電極の厚さにより閾値を制御して、各々のトランジスタに最適な閾値に制御することができる。したがって、本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法においては、ゲート電極に窒化チタン膜を採用したメタルゲート構造を有する半導体装置を、閾値を容易に制御して作製することが可能である。
なお、上記においては、2種類のゲート絶縁膜として、シリコン酸化窒化膜(SiON)およびハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)を用いた場合について説明したが、それぞれが異なる材料からなる2種類以上のゲート絶縁膜であれば、ゲート絶縁膜の材料はこれに限定されるものではない。また、上記においてはゲート絶縁膜が単層からなる場合について説明したが、積層構造を有するゲート絶縁膜を用いることも可能である。
また、上記においては、ゲート電極となる窒化チタン(TiN)膜を成膜する方法としてCVD法を採用した場合について説明したが、上述したように異なる絶縁膜上において異なる成膜特性(異なる膜厚)が得られるような成膜方法であれば、いずれの方法も用いることができる。たとえば、ALD(Atomic Layer Deposition)法、RTA(rapid thermal annealing)−CVD法などを用いることもできる。
また、上記においては電極材料として窒化チタンを用いた場合について説明したが、電極材料も窒化チタン(TiN)に限定されるものではなく、所望の特性が得られる材料であれば他の金属、合金、またはこれらの化合物を用いることができる。そして、ゲート電極構造に関しても、上記においてはニッケル(Ni)をシリサイド化したシリサイド層と、ポリシリコン層と、窒化チタン層と、を積層した構造とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、単層または2層以上の他の構造とすることも可能である。
実施の形態2.
実施の形態2では、ゲート電極形成・閾値制御工程において、ゲート電極を形成後、該ゲート電極を薄膜化することにより閾値特性を制御する半導体装置の製造方法について説明する。
図9は、実施の形態2にかかる半導体装置の構成を示す断面図であり、本発明を適用して作製した半導体装置の構成を示す断面図である。なお、図9において、図1に示した半導体装置と同じ構成については図1と同じ符号を付することで詳細な説明は省略する。本実施の形態にかかる半導体装置は、半導体基板上にMIS FETが形成されており、半導体基板であるシリコン基板1の表層に、各トランジスタ素子を分離するための素子分離用絶縁膜2と、該素子分離用絶縁膜2間の領域であってトランジスタ素子が形成される能動領域に互いに距離を隔ててソース・ドレイン領域11が形成されている。
ソース・ドレイン領域11上には、互いに距離を隔ててニッケル(Ni)をシリサイド化したシリサイド層71が形成されている。そして、シリコン基板1上において一対のソース・ドレイン領域11により規定されたチャネル領域には、図9に示すようにシリコン基板1側から、ハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)からなるゲート絶縁膜41、42、ゲート絶縁膜41に直接接するとともに窒化チタン(TiN)からなるゲート電極51(厚さ=t1)、ゲート絶縁膜42に直接接するとともに窒化チタン(TiN)からなるゲート電極52(厚さ=t2、t1>t2)、ゲート電極51、52上に積み足したゲート電極用ポリシリコン層61、ゲート電極用ポリシリコン層61上に形成されニッケル(Ni)をシリサイド化したシリサイド層72、がこの順で積層された積層構造を有するメタルゲート構造が形成されている。また、ゲート絶縁膜41、42、ゲート電極51、52、ゲート電極用ポリシリコン層61、およびシリサイド層72の側壁には、オフセット酸化膜81を介して窒化膜からなるサイドウォール91が形成されている。
上記のように構成された本実施の形態にかかる半導体装置においては、実施の形態1の場合と同様にゲート電極として窒化チタン(TiN)からなるゲート電極51、52を用いており、電極材料として金属合金を用いたメタルゲート構造を有している。このようなメタルゲート構造を有することにより、本実施の形態にかかる半導体装置は、ゲート電極材料としてポリシリコン系の材料を用いた場合のようにゲート電極材料が空乏化を起こして実効的な電気的ゲート絶縁膜の膜厚が厚くなるという状態の発生が防止されている。したがって、薄膜化が効果的に図られた半導体装置が実現されている。なお、上記においては、ゲート電極材料として金属合金を用いているが、ゲート電極材料として金属(合金を含む)または導電性の金属化合物を用いることも可能である。
また、本実施の形態にかかる半導体装置においては、ゲート絶縁膜として高誘電体膜であるハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)からなるゲート絶縁膜41、42を用いている。半導体装置の微細化に伴ってゲート絶縁膜(シリコン酸化膜)が薄くなった場合には、トンネリングによる漏れ電流の発生や不純物がゲート電極から絶縁膜中への拡散などに起因した電気特性の低下、信頼性の低下が生じる。
しかしながら、本実施の形態にかかる半導体装置においてはゲート絶縁膜として電気特性を低下させずに半導体装置の微細化に対応可能な高誘電体膜であるハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)を用いている。したがって、本実施の形態にかかる半導体装置においても、実施の形態1の場合と同様に、より電気特性、信頼性に優れた半導体装置を実現されている。なお、ゲート絶縁膜として用いる高誘電体材料(high-k 材料)は、ハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)に限定されるものではない。
また、本実施の形態にかかる半導体装置においても、活性領域であるソース・ドレイン領域11およびゲート電極用ポリシリコン層61の表面部分をニッケルシリサイドからなるシリサイド層71、72により覆い、低抵抗化を図ったニッケルサリサイド構造を有するため、デバイス速度に優れた半導体装置が実現されている。
そして、本実施の形態にかかる半導体装置においても、ゲート絶縁膜31上とゲート絶縁膜41上とおいて厚みの異なるゲート電極51(厚さ=t1)とゲート電極52(厚さ=t2)とを形成している。このように、窒化チタン(TiN)からなるゲート電極51、52の厚さがそれぞれ異なる厚さに制御されることにより、この厚みの違いにより閾値がそれぞれ異なる値に制御されており、各々に最適な閾値を有するトランジスタが形成されている。したがって、本実施の形態にかかる半導体装置においても、金属合金からなるゲート電極の厚みを制御することにより閾値が制御され、各々に最適な閾値を有するトランジスタが形成されている。
つぎに、以上のような本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法について図9〜図16に示す図面を用いて説明する。まず、図10に示すように公知の技術によりシリコン基板1に素子分離用絶縁膜2、ウエル等(図示せず)を形成し、つぎに図11に示すようにゲート絶縁膜用のハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)4をたとえばCVD法によりシリコン基板1の表面全体に成膜する。
つぎに、図12に示すように、ハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)4を形成したシリコン基板1上に、ゲート電極用の窒化チタン(TiN)膜5をCVD法により成膜する。この際、窒化チタン(TiN)膜5の膜厚はゲート電極51、ゲート電極52のうち厚さの厚いゲート電極51の厚さに合わせてt1の膜厚で成膜する。
そして、写真製版技術とエッチング技術とを用いて、ゲート電極用の窒化チタン(TiN)膜5とゲート絶縁膜用のハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)4のパターニングを行い、図13に示すように所望の部位のみにゲート電極用の窒化チタン(TiN)膜5とゲート絶縁膜用のハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)4とを残して、ゲート絶縁膜41、42およびゲート電極51、52aを形成する。
つぎに、トランジスタの閾値制御のためゲート電極52aの薄膜化を行う。まず、ゲート絶縁膜41、42およびゲート電極51、52aが形成されたシリコン基板1上の全面にレジスト100を塗布する。そして、図14に示すようにゲート電極52aの上部に開口部101を形成するように、写真製版技術を用いてレジスト100のパターニングを行う。
この後、ドライエッチング技術を用いてレジスト100をマスクとして、ゲート電極52aのエッチングを行い、図15−1に示すように該ゲート電極52aの厚みがt2(t1>t2)となるように薄膜化を行ってゲート電極52を形成する。図15−2は、薄膜化の実施後のゲート電極52の周辺部を拡大して示す図である。
そして、図16に示すようにレジスト100を除去した後、公知の技術により、ソース・ドレイン領域11、ニッケル(Ni)をシリサイド化したシリサイド層72を形成し、また、ゲート絶縁膜31、41、ゲート電極51、52、ゲート電極用ポリシリコン層61、およびシリサイド層72の側壁に、窒化膜からなるサイドウォール91をオフセット酸化膜81を介して形成する。以上により図9に示す本実施の形態にかかる半導体装置を形成することができる。
以上のような本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法によれば、ゲート電極を形成する際に、ゲート電極を形成後、該ゲート電極を薄膜化することにより閾値特性を制御する。これにより、本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法においては、ゲート電極材料に金属等の材料を採用したメタルゲート構造を有する半導体装置を作製するに際して、閾値特性を容易に制御することが可能であり、それぞれのトランジスタに最適な閾値に制御して半導体装置を製造することが可能である。
なお、上記においてはゲート絶縁膜としてハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)を用いた場合について説明したが、ゲート絶縁膜の材料はこれに限定されるものではなく、ゲート絶縁膜としてはシリコン酸化窒化膜(SiON)などの他の絶縁膜を用いることも可能である。また、上記においては、ゲート絶縁膜がハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)のみからなる構成について説明したが、2種類以上の材料が混在する構成とすることも可能である。そして、上記においては、ゲート絶縁膜が単層からなる場合について説明したが、積層構造を有するゲート絶縁膜を用いることも可能である。
また、上記においては電極材料として窒化チタンを用いた場合について説明したが、電極材料も窒化チタン(TIN)に限定されるものではなく、所望の特性が得られる材料であれば他の金属、合金、またはこれらの化合物を用いることができる。また、上記においては、ゲート電極となる窒化チタン(TiN)膜を成膜する方法としてCVD法を採用した場合について説明したが、上述したように所定の膜厚の窒化チタン(TiN)膜を成膜することができる成膜方法であれば、いずれの方法も用いることができる。
そして、ゲート電極構造に関しても、上記においてはニッケル(Ni)をシリサイド化したシリサイド層と、ポリシリコン層と、窒化チタン層と、を積層した構造とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、単層または2層以上の他の構造とすることも可能である。さらに、上記においては、ゲート電極の膜厚調整にドライエッチングを用いた場合について説明したが、ゲート電極の膜厚調整法はこれに限定されるものでなく、ウェットエッチングなどの他のエッチング法を用いることも可能である。
実施の形態3.
実施の形態3では、ゲート電極形成・閾値制御工程において、ゲート電極を形成後、該ゲート電極を厚膜化することにより閾値特性を制御する半導体装置の製造方法について説明する。
図17は、実施の形態3にかかる半導体装置の構成を示す断面図であり、本発明を適用して作製した半導体装置の構成を示す断面図である。なお、図17は図9に示した半導体装置と同様の構成を有するため、図9と同じ符号を付することで詳細な説明は省略する。本実施の形態にかかる半導体装置は、半導体基板上にMIS FETが形成されており、半導体基板であるシリコン基板1の表層に、各素子を分離するための素子分離用絶縁膜2と、該素子分離用絶縁膜2間の領域であって素子が形成される能動領域に互いに距離を隔ててソース・ドレイン領域11が形成されている。
ソース・ドレイン領域11上には、互いに距離を隔ててニッケル(Ni)をシリサイド化したシリサイド層71が形成されている。そして、シリコン基板1上において一対のソース・ドレイン領域11により規定されたチャネル領域には、図17に示すようにシリコン基板1側から、ハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)からなるゲート絶縁膜41、42、ゲート絶縁膜41に直接接するとともに窒化チタン(TiN)からなるゲート電極51(厚さ=t1)、ゲート絶縁膜42に直接接するとともに窒化チタン(TiN)からなるゲート電極52(厚さ=t2、t1>t2)、ゲート電極51、52上に積み足したゲート電極用ポリシリコン層61、ゲート電極用ポリシリコン層61上に形成されニッケル(Ni)をシリサイド化したシリサイド層72、がこの順で積層された積層構造を有するメタルゲート構造が形成されている。また、ゲート絶縁膜41、42、ゲート電極51、52、ゲート電極用ポリシリコン層61、およびシリサイド層72の側壁には、オフセット酸化膜81を介して窒化膜からなるサイドウォール91が形成されている。
以上のように構成された本実施の形態にかかる半導体装置は、上述した実施の形態2の半導体装置と同様の効果を有する。
つぎに、以上のような本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法について図17〜図24に示す図面を用いて説明する。まず、図18に示すように公知の技術によりシリコン基板1に素子分離用絶縁膜2、ウエル等(図示せず)を形成する。つぎに、図19に示すようにゲート絶縁膜用のハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)4をたとえばCVD法によりシリコン基板1の表面全体に成膜する。
つぎに、図20に示すように、ハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)4を形成したシリコン基板1上に、ゲート電極用の窒化チタン(TiN)膜5をCVD法により成膜する。この際、窒化チタン(TiN)膜5の膜厚はゲート電極51、ゲート電極52のうち厚さの薄いゲート電極52の厚さに合わせてt2の膜厚で成膜する。
そして、写真製版技術とエッチング技術とを用いて、ゲート電極用の窒化チタン(TiN)膜5とゲート絶縁膜用のハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)4のパターニングを行い、図21に示すように所望の部位のみにゲート電極用の窒化チタン(TiN)膜5とゲート絶縁膜用のハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)4とを残して、ゲート絶縁膜41、42およびゲート電極51a、52を形成する。
つぎに、ゲート絶縁膜41、42およびゲート電極51a、52が形成されたシリコン基板1上の全面にシリコン窒化膜(SiN)110をCVD法により成膜する。そして、図23に示すようにトランジスタの閾値制御のためにゲート電極の厚みの厚膜化が必要な部分のみ、すなわちゲート電極51aの上部のみ窒化チタン(TiN)膜が露出するように、写真製版技術およびドライエッチング技術を用いてシリコン窒化膜(SiN)110のパターニングを行う。
つぎに、図24−1に示すようにゲート電極51aを露出させた状態でシリコン基板1上の全面に再度窒化チタン(TiN)膜5aを成膜し、ゲート電極51aの膜厚と新たに成膜した窒化チタン(TiN)膜5aの膜厚の合計が所定の厚みt1(t1>t2)になるまで窒化チタン(TiN)膜5aを成膜する。図24−2は、新たな窒化チタン(TiN)膜の成膜が終了した時点のゲート電極51aの周辺部を拡大して示す図である。
つぎに、リフトオフ法を用いて、不要なシリコン窒化膜(SiN)110および窒化チタン(TiN)膜5aを除去し、図25に示すようにt1の厚みを有するゲート電極51を形成する。
そして、公知の技術により、ソース・ドレイン領域11、ニッケル(Ni)をシリサイド化したシリサイド層72を形成し、また、ゲート絶縁膜31、41、ゲート電極51、52、ゲート電極用ポリシリコン層61、およびシリサイド層72の側壁に、窒化膜からなるサイドウォール91をオフセット酸化膜81を介して形成する。以上により図17に示す本実施の形態にかかる半導体装置を形成することができる。
以上のような本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法によれば、ゲート電極を形成する際に、ゲート電極を形成後、該ゲート電極を厚膜化することにより閾値特性を制御する。これにより、本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法においては、ゲート電極材料に金属等の材料を採用したメタルゲート構造を有する半導体装置を作製するに際して、閾値特性を容易に制御することが可能であり、それぞれのトランジスタに最適な閾値に制御して半導体装置を製造することが可能である。
なお、上記においてはゲート絶縁膜としてハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)を用いた場合について説明したが、ゲート絶縁膜の材料はこれに限定されるものではなく、ゲート絶縁膜としてはシリコン酸化窒化膜(SiON)などの他の絶縁膜を用いることも可能である。また、上記においては、ゲート絶縁膜がハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)のみからなる構成について説明したが、2種類以上の材料が混在する構成とすることも可能である。そして、上記においては、ゲート絶縁膜が単層からなる場合について説明したが、積層構造を有するゲート絶縁膜を用いることも可能である。
また、上記においては電極材料として窒化チタンを用いた場合について説明したが、電極材料も窒化チタン(TIN)に限定されるものではなく、所望の特性が得られる材料であれば他の金属、合金、またはこれらの化合物を用いることができる。また、上記においては、ゲート電極となる窒化チタン(TiN)膜を成膜する方法としてCVD法を採用した場合について説明したが、上述したように所定の膜厚の窒化チタン(TiN)膜を成膜することができる成膜方法であれば、いずれの方法も用いることができる。
そして、ゲート電極構造に関しても、上記においてはニッケル(Ni)をシリサイド化したシリサイド層と、ポリシリコン層と、窒化チタン層と、を積層した構造とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、単層または2層以上の他の構造とすることも可能である。さらに、上記においては、ゲート電極の膜厚調整のリフトオフの際に窒化シリコン(SiN)膜を用いたが、酸化シリコン(SiO2)などの他の膜を用いることも可能である。
以上のように、本発明にかかる半導体装置の製造方法は、ゲート電極材料に金属等の材料を採用したメタルゲート構造を有する半導体装置を作製する場合に有用である。
実施の形態1にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。
符号の説明
1 シリコン基板
2 素子分離用絶縁膜
5 膜
5a 膜
11 ソース・ドレイン領域
31 シリコン酸化窒化膜(SiON)からなるゲート絶縁膜
41 ハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)からなるゲート絶縁膜
42 ハフニウム・シリコン酸化窒化膜(HfSiON)からなるゲート絶縁膜
51 窒化チタン(TiN)からなるゲート電極
51a 窒化チタン(TiN)からなるゲート電極
52 窒化チタン(TiN)からなるゲート電極
52a 窒化チタン(TiN)からなるゲート電極
61 ゲート電極用ポリシリコン層
71 シリサイド層
72 シリサイド層
81 オフセット酸化膜
91 サイドウォール
100 レジスト
101 開口部

Claims (7)

  1. 半導体基板上にゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、
    前記ゲート絶縁膜に接するとともに金属、金属合金、またはこれらの化合物からなるゲート電極を、該ゲート電極の厚さを制御することにより閾値特性を制御して形成するゲート電極形成・閾値制御工程と、
    前記半導体基板の表層の前記ゲート絶縁膜の周辺領域に、チャネル領域を規定するように所定の間隔を隔てて一対のソース・ドレイン領域を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 異なる閾値特性を有する複数の半導体装置を製造するに際して、
    前記ゲート絶縁膜形成工程において、異なる複数のゲート絶縁膜材料からなる複数のゲート絶縁膜を形成し、
    前記ゲート電極形成・閾値制御工程において、前記複数のゲート絶縁膜上に同一材料からなるゲート電極材料を同時に成膜することにより前記複数のゲート絶縁膜上における成膜特性の違いにより各ゲート絶縁膜上に異なる厚みのゲート電極を形成すること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記ゲート電極形成・閾値制御工程において、前記ゲート電極を形成後、該ゲート電極を薄膜化することにより閾値特性を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記ゲート電極形成・閾値制御工程において、前記ゲート電極を形成後、該ゲート電極を厚膜化することにより閾値特性を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記ゲート絶縁膜の構成材料として高誘電体材料を用いること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上層部に、チャネル領域を規定するように所定の間隔で形成された一対のソース・ドレイン領域と、
    前記半導体基板上の前記一対のソース・ドレイン領域に挟まれた領域に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上において前記ゲート絶縁膜に接するとともに金属、金属合金、またはこれらの化合物からなり、その厚さにより閾値特性を制御してなるゲート電極と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  7. 前記ゲート絶縁膜が高誘電体材料からなること
    を特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
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