JP2006322860A - 渦電流探傷プローブ - Google Patents

渦電流探傷プローブ Download PDF

Info

Publication number
JP2006322860A
JP2006322860A JP2005147448A JP2005147448A JP2006322860A JP 2006322860 A JP2006322860 A JP 2006322860A JP 2005147448 A JP2005147448 A JP 2005147448A JP 2005147448 A JP2005147448 A JP 2005147448A JP 2006322860 A JP2006322860 A JP 2006322860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eddy current
inspected
coil
gmr sensor
scratch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005147448A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Matsumoto
謙二 松本
Takashi Fujimoto
貴司 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marktec Corp
Original Assignee
Marktec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marktec Corp filed Critical Marktec Corp
Priority to JP2005147448A priority Critical patent/JP2006322860A/ja
Publication of JP2006322860A publication Critical patent/JP2006322860A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)

Abstract

【課題】 リフトオフ雑音を発生しない渦電流探傷プローブにおいて、キズ検出の空間分解能を高くしてキズを高精度で検出すること。
【解決手段】 励磁コイル20は、コイル面を検査体10の検査面と垂直に配置し、励磁コイル20と検査体10の検査面の間にGMRセンサ30を配置してある。GMRセンサ30は、検査体10の検査面と直交する方向の磁束に感磁するが、検査体10の検査面と平行な磁束には感磁しない。励磁コイル20に励磁電流を流すと、検査体10の検査面に一様な渦電流Ieが発生し、その検査面にキズ11があるときは、キズ11に沿って局所的に渦電流Ifが発生する。GMRセンサ30は、渦電流Ifにより発生する磁束の検査体10の検査面と直交する方向の磁束に感磁するが、渦電流Ieにより発生する検査体10の検査面と平行な方向の磁束には感磁しない。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、巨大磁気抵抗効果センサ(GMRセンサ)を用いた渦電流探傷プローブに関する。
従来原理的にリフトオフ雑音が発生しない渦電流探傷プローブとして、励磁コイルと検出コイルが直交するように配置したもの(例えば特許文献1参照)と、一様渦電流を利用したもの(例えば特許文献2参照)が提案されている。
図7により従来の励磁コイルと検出コイルが直交するように配置した渦電流探傷プローブを説明する。
図7(a)は、図7(b)のX2方向の平面図、図7(b)は、図7(a)のX1方向の断面図、図7(c)は検査体にキズがないときの渦電流を示す図、図7(d)は、検査体にキズがあるときの渦電流を示す図である。
円形状(パンケーキ状)の励磁コイル21は、コイル軸が検査体10の検査面と直交するように(コイル軸に直交するコイル面が検査面と平行になるように)配置し、四角形の検出コイル22は、コイル面が励磁コイル21のコイル面と直交するように配置してある。励磁コイル21に励磁電流を流すと、図7(c)のように、検査体10の検査面に励磁コイル21の巻線方向の渦電流Ieが発生するが、渦電流Ieは、検出コイル22の巻線方向には流れないため検出コイル22に起電力は発生しない。即ち検査体10の検査面にキズがないときは、検出コイル22にはいわゆるキズ信号は発生しない。検査体10の検査面にキズ11があると、図7(d)のように、キズ11に沿って渦電流Ifが発生する。渦電流Ifは、検出コイル22の巻線方向に流れなるため検出コイル22に起電力が発生する。即ち検出コイル22にキズ信号(検出信号)が発生する。
図8により従来の一様渦電流を利用した渦電流探傷プローブを説明する。
図8(a)は、図8(b)のX2方向の平面図、図8(b)は、図8(a)のX1方向の側面図、図8(c)は検査体にキズがないときの渦電流を示す図、図8(d)は、検査体にキズがあるときの渦電流を示す図である。
四角形の励磁コイル21は、コイル面が検査体10の検査面に垂直になるように配置し、円形状(パンケーキ状)の検出コイル22は、コイル面が検査体10の検査面と平行になるように、検査体10の検査面と励磁コイル21の間に配置してある。
励磁コイル21に励磁電流を流すと、図8(c)のように、検査体10の検査面に励磁コイル21の巻線方向の一様な渦電流Ieが発生する。検出コイル22には、渦電流Ieにより検出コイル22の左右(励磁コイル21の巻き線方向の左右)の部分に起電力が発生するが、お互いに打ち消し合い結局検出コイル22に出力は発生しない。検査体10の検査面にキズ11があるときは、図8(d)のように、キズ11に沿って渦電流Ifが発生するため、検出コイル22には、渦電流Ifによって起電力が発生し、いわゆるキズ信号(検出信号)が発生する。
特開2002−214202号公報 特開2004−205212号公報
図7、図8の渦電流探傷プローブは、検出コイル22によってキズ11に起因する渦電流Ifを検出しているから、キズ11の幅等の検出精度は、検出コイル22の空間分解能に依存する。検出コイル22の空間分解能は、検出コイル22のサイズに依存するが、検出コイル22の小型化には、作製上の限度があり、例えばパンケーキ状コイルの場合、直径1mm以下のものを作製することは困難である。また検出コイル22に発生するキズ信号の周波数(或いは周期)は、渦電流探傷プローブを走査するとき検出コイル22がキズ11上を通過する時間によって決まるが、検出コイル22のサイズが大きいとその通過時間が長くなるため、キズ信号の周期が大きくなりキズ信号の周波数が低くなる。検査体10の検査面は、一般に真平であることは少なく凹凸状であるため、検出コイル22には、キズ信号以外に検査面の形状に起因する雑音、いわゆる外部雑音が混入する。そのためフィルタを用いて検出コイル22の出力から外部雑音を除去しているが、キズ信号の周波数が低くなるとその外部雑音の周波数に近くなるため外部雑音の除去が困難になるとともに、高精度のフィルタが必要になる。
本願発明は、従来の渦電流探傷プローブの前記問題に鑑み、空間分解能が高く、キズを高精度で検出でき、周波数の高いキズ信号が得られる渦電流探傷プローブを提供することを目的とする。
本願発明は、その目的を達成するため、請求項1に記載の渦電流探傷プローブは、検査体の検査面に渦電流を発生する励磁コイルとキズを検出するGMRセンサを備え、そのGMRセンサは、前記検査面と直交する方向の磁束に感磁することを特徴とする。
請求項2に記載の渦電流探傷プローブは、請求項1に記載の渦電流探傷プローブにおいて、前記励磁コイルはそのコイル面が前記検査面と垂直になるように配置してあり、前記GMRセンサは前記励磁コイルと前記検査面の間に配置してあることを特徴とする。
請求項3に記載の渦電流探傷プローブは、請求項1又は請求項2に記載の渦電流探傷プローブにおいて、前記GMRセンサを複数個直線状に配置してあることを特徴とする。
請求項4に記載の渦電流探傷プローブは、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の渦電流探傷プローブにおいて、前記励磁コイルは磁芯を備えていることを特徴とする。
本願発明の渦電流探傷プローブは、検査体のキズの検出にGMRセンサを用い、その感磁方向を検査体の検査面に直交する方向に設定してあるから、GMRセンサは、キズに起因する渦電流が発生する磁束の検査面と直交する方向の磁束にのみ感磁して出力を発生する。即ち本願発明の渦電流探傷プローブは、検査面にキズがあるときのみ出力を発生するから、リフトオフ雑音を発生しない。そしてGMRセンサは、高い感磁特性を有するから検査面と直交する方向の磁束を確実に検出することができる。
GMRセンサは、従来の検出コイルに比べてサイズが極めて小さく微小サイズであるから、空間分解能が高くなる。したがって本願発明の渦電流探傷プローブは、キズの位置、キズの幅等を精確に検出することができる。そしてキズの幅を精確に測定できるから、キズの深さも測定できる。また複数のキズが近接して存在する場合、それらのキズの位置、幅を各別に検出することができる。
本願発明の渦電流探傷プローブは、GMRセンサを密接して直線状に配置できるからGMRセンサ列の幅を狭くすることができ、空間分解能の高い長尺のGMRセンサ列を形成することができる。
本願発明の渦電流探傷プローブは、有芯の励磁コイルを用いて励磁磁束を検査体の検査面のキズ付近に集中させることができるから、探傷感度を高めることができる。
本願発明は、渦電流探傷プローブにおいて、キズの検出に巨大磁気抵抗効果センサ(以下本願においてGMRセンサと呼ぶ)を用い、GMRセンサの感磁方向を検査体の検査面と直交する方向に設定してある。即ちGMRセンサは、検査面と直交する方向の磁束(或いは磁界)に対して巨大磁気抵抗効果を奏し、検査面と並行な磁束には感磁しないように配置してある。このように配置することにより、GMRセンサは、検査面にキズがないときの渦電流が発生する磁束(検査面と平行な磁束)には感磁せずに、検査面にキズがあるときのみ、そのキズに起因する渦電流が発生する磁束の検査面と直交する方向の磁束に感磁して出力(キズ信号)を発生する。またGMRセンサの巨大磁気抵抗効果を奏する部分(素子)は、厚み数十nm、サイズ数十μm平方に形成することもできるから、渦電流探傷プローブは、空間分解能が高くなり、キズの検査精度が高くなる。
図1〜図6により本願発明の実施例を説明する。なお各図に共通の部分は、同じ符号を使用している。
図1は、本願発明の実施例1に係る渦電流探傷プローブの構成を示す。
図1(a)は、図1(b)のY2方向の平面図、図1(b)は、図1(a)のY1方向の側面図、図1(c)は、検査体の検査面にキズがないときの渦電流を示す図、図1(d)は、検査体の検査面にキズがあるときの渦電流を示す図である。
図1において、10は検査体、11はキズ、20は四角形の励磁コイル、30はキズ検出用のGMRセンサである。渦電流探傷プローブは、励磁コイル20とGMRセンサ30からなり、励磁コイル20は、コイル面が検査体10の検査面に垂直になるように(コイル軸が検査体10の検査面と平行になるように)配置してある。GMRセンサ30は、後述するように検査体10の検査面と直交する方向の磁束に感磁するように配置してある。
ここでコイル面は、コイルの巻き線に囲まれた面で、コイル軸と直交する面(開口面)である。
励磁コイル20に励磁電流を流すと、図1(c)のように、検査体10の検査面に励磁コイル20の巻線方向の一様な渦電流Ieが発生する。渦電流Ieは、広い範囲でその大きさが同じである。検査体10の検査面にキズ11があるときは、図1(d)のようにキズ11に沿って渦電流Ifが局所的に発生する。渦電流Ifの大きさは、キズの端部付近で最も大きく、キズを離れるほど小さくなる。渦電流Ieが発生すると、検査体1の検査面と並行で、渦電流Ieと直交する方向に磁束が発生するが、GMRセンサ30は、検査面と並行の磁束には感磁しないから出力(検出電圧)を発生しない。一方検査面にキズ11があると、そのキズ11に起因する渦電流Ifが発生し、渦電流Ifの周囲に磁束が発生する。GMRセンサ30は、その磁束の検査面と直交する方向の磁束に感磁して検出電圧、即ちキズ信号を発生する。その際GMRセンサ30は、高い感磁特性を有するから検査体11の検査面と直交する方向の磁束を確実に検出することができる。
ここで図5により図1のGMRセンサ30と従来のパンケーキ状の検出コイルに発生する検出電圧について説明する。
図5(a)は、検査体10上にGMRセンサ30とパンケーキ状の検出コイル22を配置した平面図、図5(b)は、図5(a)のY1方向の側面図、図5(c)は検出電圧の波形図である。図5(c)において、縦軸は、GMRセンサ30の検出電圧、横軸は、検査体10の検査面上の位置を示す。
GMRセンサ30とパンケーキ状の検出コイル22を、検査体10の検査面上をY2方向へ所定の速度で移動すると、検査面にキズ11があるときは、図5(c)のように、GMRセンサ30に電圧V30(実線の波形)と検出コイル22に電圧V22(破線の波形)が発生する。電圧V30のピークは、キズ11の前端部11fと後端部11b付近に現れるが、電圧V22のピークは、キズ11の前端部11fと後端部11bから外側へ離れた位置に現れる。この違いは、GMRセンサ30はサイズが小さくかつ検査面と直交する方向の磁束にのみ感磁することによるもので、GMRセンサ30の空間分解能が検出コイル22の空間分解能よりも高いことを意味している。
GMRセンサ30の検出電圧は、キズ11の前端部11fと後端部11b付近にピークが現れるから、それらのピークの位置からキズ11の幅W1を精確に測定することができる。また一般にキズ信号の大きさは、キズの体積に比例するが、GMRセンサ30は、キズの幅を精確に測定できるから、キズの深さを高い精度で推定することもできる。
また複数のキズが狭い間隔で近接して存在する場合、従来の検出コイル22は一個のキズとして検知してしまうが、GMRセンサ30は、空間分解能が高いから各キズを個別に検出できるとともに、各キズの位置や大きさを精確に検出できる。
GMRセンサ30の検出電圧の周期(例えばピークとピークの間隔)は、従来の検出コイル22の検出電圧の周期よりも短くなる。したがってGMRセンサ30の検出電圧の周波数は、従来の検出コイル22の検出電圧の周波数よりも高くなり、外来雑音の除去が容易になる。
図2は、図1のGMRセンサ30の配置例を示す図である。
図2(a)は、検査体10上にGMRセンサ30を配置した斜視図、図2(b)は、図2(a)のY1方向の平面図、図2(c)は、図2(a)のY2方向の側面図である。
図2において、31は、GMRセンサ30の入出力用電極である。
GMRセンサ30は、検査体10の検査面と直交する方向の磁束B2に感磁するが、検査体10の検査面と平行な方向の磁束B1には感磁しない。またGMRセンサ30は、検査体10の検査面上で位置を変えても、例えば図2(b)上でGMRセンサ30を90度回転しても磁束B2に対する感磁方向は変わりないから、渦電流探傷プローブを作製するときの位置調整が容易になる。
なおGMRセンサ30は、用途に応じて種々のサイズのものが作製されているが、周囲を保護部材で覆い、内部に巨大磁気抵抗効果を有する部分(素子)を備えている。巨大磁気抵抗効果を有する部分(素子)は、前述したように厚み数十nm、サイズ数十μm平方のものも作製されている。
図3は、図1の検査体10のキズ11と渦電流探傷プローブの位置関係を示す。
図3(a)、図3(b)は、励磁コイル20をそのコイル面が検査面と垂直になるように配置した例であり、図3(c)は、パンケーキ状の励磁コイル20をそのコイル面が検査面と平行になるように配置した例である。
図3(a)は、励磁コイル20の巻線方向がキズ11の長手方向と平行するように渦電流探傷プローブを設置した例を示し、図3(b)は、励磁コイル20の巻線方向がキズ11の長手方向と直交するように渦電流探傷プローブを設置した例を示す。図3(a)、図3(b)いずれの場合も、微小サイズのGMRセンサ30を用いるから、空間分解能は、従来の検出コイルを用いる場合よりも高くなるが、図3(a)の場合の方が図3(b)の場合よりも高くなる。
また図3(c)の例の場合も、微小サイズのGMRセンサ30を用いるから、空間分解能は、従来の検出コイルを用いる場合よりも高くなる
図6は、渦電流探傷プローブを図3(a)のように設置したときのGMRセンサ30の検出電圧の測定結果を示し、図6(a)は、検出電圧の波形を、図6(b)は、検出電圧のピーク間距離を示す。
まず図6(a)において、縦軸は、GMRセンサ30の検出電圧を、横軸は、検査体10の検査面上の位置を示し、V30は、GMRセンサ30の検出電圧を、10は、検査体を示す。
図6(a)の検出電圧の測定に用いた励磁コイル20のサイズ等は、次の通りである。励磁コイル20のサイズはコイル面11×11mm、軸方向の長さ12mm、GMRセンサ30のサイズは0.1×0.1mm、厚さ0.1μm、試験体10は板厚3mmのアルミニウム板でキズ幅4.7mm、深さ2mm、リフトオフは0.1mmである。励磁コイル20には、周波数25KHz、±10Vの励磁電圧を印加した。
図6(a)から分かるように、検出電圧V30のピークは、検査体10のキズの両端部11f、11bと略一致し、そのピーク間距離は、キズの幅と略一致している。したがって本願発明の渦電流探傷プローブは、キズの位置や大きさを精確に検出することができる。
次に図6(b)において、縦軸は、GMRセンサ30の検出電圧のピーク間距離を、横軸は、キズの幅を示す。
図6(b)から分かるように、検出電圧のピーク間距離は、キズの幅と略一致し、両者は、直線的関係にある。したがって本願発明の渦電流探傷プローブは、GMRセンサ30の検出電圧のピーク間距離を求めることによりキズの幅を精確に検出することができる。
図4は、本願発明の実施例2に係り、キズ信号発生用のGMRセンサを複数個列状に配置した例である。
図4(a)は、平面図、図4(b)は、図4(a)のY1方向の側面図である。
図4は、GMRセンサ301,302,・・・,30nをn個列状に配置してある。この場合には、一度に広い範囲の探傷が可能になる。従来多数のパンケーキ状の検出コイルを列状に配置する場合には、コイルの厚みが死角となり探傷漏れの恐れがあるため、検出コイルを千鳥状に配置している。そのため検出コイル列の幅は、検出コイルの直径よりも広くなり、空間解像度が低下してしまう。それに対してGMRセンサは、密接して並設できるから直線状に配置でき、かつ一個のGMRセンサは微小サイズであるからGMRセンサ列の幅を狭くすることができるから空間解像度を高くすることができる。GMRセンサ301,302,・・・,30nの間隔は、例えば0.2〜5mmに設定する。
GMRセンサ301,302,・・・,30nは、グループ化してグループ毎に出力を取り出すことにより、GMRセンサ列の長手方向のキズの位置を特定することもできる。
前記各実施例は、空芯の励磁コイルについて説明したが、有芯の励磁コイルを用いることもできる。その場合磁芯の材料は、高透磁率のものを用い、積層構造にするとなお良い。有芯の励磁コイルを用いた場合には、励磁磁束を検査体の検査面のキズ付近に集中させることができるから、大きな渦電流を発生することができ、探傷感度を高くすることができる。
本願発明の実施例1に係る渦電流探傷用プローブの構成を示す。 図1のGMRセンサの配置例を示す。 図1の検査体のキズと渦電流探傷プローブの位置関係を示す。 本願発明の実施例2に係り、GMRセンサを複数個列状に配置した例を示す。 図1のGMRセンサの検出電圧と従来のパンケーキ状検出コイルの検出電圧を示す。 図1の渦電流探傷用プローブの検出電圧と検出電圧のピーク間距離の測定結果を示す。 従来の励磁コイルと検出コイルを直交するように配置した渦電流探傷プローブの構成を示す。 従来の一様渦電流を利用した渦電流探傷プローブの構成を示す。
符号の説明
10 検査体
11 キズ
11f キズの前端部
11b キズの後端部
20 励磁コイル
30,301,302,30n GMRセンサ
31 GMRセンサの入出力電極
B1,B2 磁束
Ie,If 渦電流
V30 検出電圧

Claims (4)

  1. 検査体の検査面に渦電流を発生する励磁コイルとキズを検出するGMRセンサを備え、そのGMRセンサは、前記検査面と直交する方向の磁束に感磁することを特徴とする渦電流探傷プローブ。
  2. 請求項1に記載の渦電流探傷プローブにおいて、前記励磁コイルはそのコイル面が前記検査面と垂直になるように配置してあり、前記GMRセンサは前記励磁コイルと前記検査面の間に配置してあることを特徴とする渦電流探傷プローブ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の渦電流探傷プローブにおいて、前記GMRセンサを複数個直線状に配置してあることを特徴とする渦電流探傷プローブ。
  4. 請求項1、請求項2又は請求項3に記載の渦電流探傷プローブにおいて、前記励磁コイルは磁芯を備えていることを特徴とする渦電流探傷プローブ。
JP2005147448A 2005-05-20 2005-05-20 渦電流探傷プローブ Pending JP2006322860A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005147448A JP2006322860A (ja) 2005-05-20 2005-05-20 渦電流探傷プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005147448A JP2006322860A (ja) 2005-05-20 2005-05-20 渦電流探傷プローブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006322860A true JP2006322860A (ja) 2006-11-30

Family

ID=37542647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005147448A Pending JP2006322860A (ja) 2005-05-20 2005-05-20 渦電流探傷プローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006322860A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011180011A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Ihi Inspection & Instrumentation Co Ltd 金属薄板の非破壊検査方法及びその非破壊検査装置
JP2013101129A (ja) * 2012-12-25 2013-05-23 Hamamatsu Koden Kk 渦電流センサ及び検出物判別回路
JP2013533492A (ja) * 2010-07-26 2013-08-22 ラディエーション・モニタリング・デバイシーズ・インコーポレイテッド 渦電流検出
WO2014172531A1 (en) * 2013-04-19 2014-10-23 Zetec, Inc. Eddy current inspection probe based on magnetoresistive sensors
WO2017061156A1 (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 株式会社Ihi 導電性複合材料の繊維の配列の乱れの検出方法、及び導電性複合材料の繊維の配列の乱れの検出装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5987352A (ja) * 1982-11-10 1984-05-19 Kubota Ltd 渦流探傷ヘツド装置
WO2000008458A1 (fr) * 1998-08-06 2000-02-17 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Detecteur de defauts par courants de foucault
JP2003344360A (ja) * 2002-05-23 2003-12-03 Central Res Inst Of Electric Power Ind 3次元形状物検査装置
JP2004205212A (ja) * 2002-12-20 2004-07-22 Univ Nihon 磁性材料の渦電流探傷プローブと渦電流探傷装置
JP2005043206A (ja) * 2003-07-22 2005-02-17 Kanazawa Univ 非破壊検査用渦電流センサ
JP2005091208A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Tdk Corp 渦電流プローブ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5987352A (ja) * 1982-11-10 1984-05-19 Kubota Ltd 渦流探傷ヘツド装置
WO2000008458A1 (fr) * 1998-08-06 2000-02-17 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Detecteur de defauts par courants de foucault
JP2003344360A (ja) * 2002-05-23 2003-12-03 Central Res Inst Of Electric Power Ind 3次元形状物検査装置
JP2004205212A (ja) * 2002-12-20 2004-07-22 Univ Nihon 磁性材料の渦電流探傷プローブと渦電流探傷装置
JP2005043206A (ja) * 2003-07-22 2005-02-17 Kanazawa Univ 非破壊検査用渦電流センサ
JP2005091208A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Tdk Corp 渦電流プローブ

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011180011A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Ihi Inspection & Instrumentation Co Ltd 金属薄板の非破壊検査方法及びその非破壊検査装置
JP2013533492A (ja) * 2010-07-26 2013-08-22 ラディエーション・モニタリング・デバイシーズ・インコーポレイテッド 渦電流検出
US9678175B2 (en) 2010-07-26 2017-06-13 Radiation Monitoring Devices, Inc. Eddy current detection
JP2013101129A (ja) * 2012-12-25 2013-05-23 Hamamatsu Koden Kk 渦電流センサ及び検出物判別回路
WO2014172531A1 (en) * 2013-04-19 2014-10-23 Zetec, Inc. Eddy current inspection probe based on magnetoresistive sensors
US9784715B2 (en) 2013-04-19 2017-10-10 Zetec, Inc. Eddy current inspection probe based on magnetoresistive sensors
WO2017061156A1 (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 株式会社Ihi 導電性複合材料の繊維の配列の乱れの検出方法、及び導電性複合材料の繊維の配列の乱れの検出装置
CN107850575A (zh) * 2015-10-09 2018-03-27 株式会社Ihi 导电性复合材料的纤维排列混乱的检测方法以及检测装置
EP3321672A4 (en) * 2015-10-09 2019-01-23 IHI Corporation METHOD FOR DETECTING DISPOSAL IN THE ARRANGEMENT OF FIBERS IN A CONDUCTIVE COMPOSITE AND DEVICE FOR DETECTING DISPUTES IN THE ARRANGEMENT OF FIBERS IN A CONDUCTIVE COMPOSITE
RU2694794C1 (ru) * 2015-10-09 2019-07-16 АйЭйчАй КОРПОРЕЙШН Способ обнаружения нарушений расположения волокон в проводящем композиционном материале и устройство для обнаружения нарушений расположения волокон в проводящем композиционном материале
US10656121B2 (en) 2015-10-09 2020-05-19 Ihi Corporation Method for detecting arrangement disorder of fibers in conductive composite material, and device for detecting arrangement disorder of fibers in conductive composite material

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6060278B2 (ja) 鋼板の内部欠陥検出装置及び方法
JPS5877653A (ja) 非破壊検査装置
US8717012B2 (en) Eddy current probe for surface and sub-surface inspection
US11428668B2 (en) Probe for eddy current non-destructive testing
JP2006177952A (ja) 渦電流プローブ、検査システム及び検査方法
JP4804006B2 (ja) 探傷プローブ及び探傷装置
JP2006322860A (ja) 渦電流探傷プローブ
KR20120052394A (ko) 오스테나이트계 스테인리스강 용접부의 검사 방법
JP2015010902A (ja) 磁気検査装置および磁気検査方法
JP3938886B2 (ja) 渦電流探傷プローブと渦電流探傷装置
JP4117645B2 (ja) 磁性材料の渦電流探傷プローブと渦電流探傷装置
JP4192708B2 (ja) 磁気センサ
JP3942165B2 (ja) 渦電流探傷プローブ
JP3979606B2 (ja) 渦電流探傷用プローブとそのプローブを用いた渦電流探傷装置
JP4484723B2 (ja) 渦電流探傷用プローブ
JP2014066688A (ja) 渦流探傷プローブ、渦流探傷装置
JP2019020272A (ja) 表面きず検査装置
JP5699793B2 (ja) 人工空間を有する鋼板とその製造方法並びにこれを用いた漏洩磁束探傷装置の評価方法
KR101482346B1 (ko) 강판의 표면 결함 검출 장치 및 방법
JP2008145137A (ja) 渦電流探傷プローブ,探傷装置及び探傷方法
JP2010266277A (ja) 渦電流探傷システム
JP6597081B2 (ja) 探傷プローブおよび探傷方法
JP2019020273A (ja) 表面きず検査装置
JP6064417B2 (ja) 磁気媒体及び磁気センサ装置
JP5204938B2 (ja) 渦電流探傷プローブ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110315