JP2006319694A - オーディオ装置およびサラウンド音生成方法 - Google Patents

オーディオ装置およびサラウンド音生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 2チャンネルのステレオ信号に基づいて容易に2組以上のサラウンド信号を生成することが可能な「オーディオ装置およびサラウンド音生成方法」を提供すること。
【解決手段】 オーディオ装置100は、2チャンネルのステレオ信号であるL信号とR信号とが入力され、R信号の中のL信号と相関の高い成分を抽出してL信号から差し引くことにより第1のサラウンド信号を生成する第1のサラウンド信号生成手段としてのSL信号生成部20およびBL信号生成部40と、L信号の中のR信号と相関の高い成分を抽出してR信号から差し引くことにより第2のサラウンド信号を生成する第2のサラウンド信号生成手段としてのSR信号生成部30およびBR信号生成部50とを有する。第1あるいは第2のサラウンド信号を生成する際にL信号あるいはR信号から差し引く程度を複数組の各組において異ならせる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、2チャンネルのステレオ信号から2組以上のサラウンド信号を生成するオーディオ装置およびサラウンド音生成方法に関する。
従来から、2チャンネルのステレオ信号からサラウンド信号を生成するオーディオ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このオーディオ装置では、入力されたステレオ信号INL、INRを適応無相関化器に通すことにより、サラウンド信号SL、SRを生成している。例えば、この適応無相関化器は、FIRフィルタによる適応信号処理によって実現される。
特開2003−333698号公報(第3−6頁、図1−13)
ところで、特許文献1に開示されたオーディオ装置では、2チャンネルのステレオ信号に基づいて1組のサラウンド信号SL、SRを生成することは可能であるが、2組以上のサラウンド信号生成に対し、具体的な記述はなかった。適応無相関化器を用いてサラウンド信号を生成する手法を繰り返しても同じサラウンド信号が生成されるだけであるため、2チャンネルのステレオ信号に基づいて2組以上のサラウンド信号を生成しても、スピーカ数が増えた分だけ空間的に広がりのあるサラウンド音を得ることはできない。そのため、異なる処理回路(例えば、マトリクスデコード回路)を追加してチャンネル拡張を行う必要があり、構成や処理が複雑化することになる。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、2チャンネルのステレオ信号に基づいて容易に2組以上のサラウンド信号を生成することが可能なオーディオ装置およびサラウンド音生成方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明のオーディオ装置は、2チャンネルのステレオ信号であるL信号とR信号とが入力され、R信号の中のL信号と相関の高い成分を抽出してL信号から差し引くことにより第1のサラウンド信号を生成する第1のサラウンド信号生成手段と、L信号の中のR信号と相関の高い成分を抽出してR信号から差し引くことにより第2のサラウンド信号を生成する第2のサラウンド信号生成手段とを有しており、第1および第2のサラウンド信号生成手段を複数組備え、第1あるいは第2のサラウンド信号を生成する際にL信号あるいはR信号から差し引く程度を複数組の各組において異ならせている。
また、本発明のサラウンド音生成方法は、2チャンネルのステレオ信号であるL信号とR信号とが入力され、R信号の中のL信号と相関の高い成分を抽出してL信号から差し引くことにより第1のサラウンド信号を生成し、L信号の中のR信号と相関の高い成分を抽出してR信号から差し引くことにより第2のサラウンド信号を生成しており、複数組の第1および第2のサラウンド信号の生成を行うとともに、第1あるいは第2のサラウンド信号を生成する際にL信号あるいはR信号を差し引く程度を複数組の各組において異ならせている。
L信号とR信号が入力されたときに、一方の信号から他方の信号に対して相関の高い成分を差し引くことによりサラウンド信号を生成することが可能であり、しかも、相関の高い成分を差し引く程度を調整することにより聴取者に与える音響効果が異なる複数組のサラウンド信号を容易につくることができる。
また、上述した第1のサラウンド信号生成手段によるR信号の中のL信号と相関の高い成分の抽出は、適応アルゴリズムを用いて適応フィルタのフィルタ係数を更新することにより行われ、第2のサラウンド信号生成手段によるL信号の中のR信号と相関の高い成分の抽出は、適応アルゴリズムを用いて適応フィルタのフィルタ係数を更新することにより行われ、適応アルゴリズムを用いてフィルタ係数の更新を行う際に用いられるステップサイズパラメータμの値を複数組の各組において異ならせることが望ましい。あるいは、上述した第1のサラウンド信号の生成におけるR信号の中のL信号と相関の高い成分の抽出は、適応アルゴリズムを用いて適応フィルタのフィルタ係数を更新することにより行われ、第2のサラウンド信号の生成におけるL信号の中のR信号と相関の高い成分の抽出は、適応アルゴリズムを用いて適応フィルタのフィルタ係数を更新することにより行われ、適応アルゴリズムを用いてフィルタ係数の更新を行う際に用いられるステップサイズパラメータμの値を複数組の各組において異ならせることが望ましい。適応フィルタを用いてL信号およびR信号の一方に含まれる他方と相関の高い成分を抽出する場合に、適応アルゴリズムを用いてフィルタ係数の更新を行う際に用いられるステップサイズパラメータμの値を可変することにより、複数組のサラウンド信号を容易に生成することができる。
また、上述した第1のサラウンド信号生成手段は、L信号を遅延させて出力する遅延手段と、R信号を適応フィルタに通した後の信号を遅延手段を通した後の信号から差し引いてエラー信号を生成する加算手段と、エラー信号のパワーが最小となるようにLMSアルゴリズムを用いて適応フィルタのフィルタ係数を更新するLMSアルゴリズム処理手段とを備え、第2のサラウンド信号生成手段は、R信号を遅延させて出力する遅延手段と、L信号を適応フィルタに通した後の信号を遅延手段を通した後の信号から差し引いてエラー信号を生成する加算手段と、エラー信号のパワーが最小となるようにLMSアルゴリズムを用いて適応フィルタのフィルタ係数を更新するLMSアルゴリズム処理手段とを備えることが望ましい。これにより、適応フィルタを用いてR信号の中のL信号と相関の高い成分、あるいはL信号の中のR信号と相関の高い成分を抽出する際のフィルタ係数更新の収束の程度をステップサイズパラメータμを調整して可変することができ、音響効果が異なるサラウンド信号の生成が容易となる。
また、上述した第1のサラウンド信号生成手段に含まれるLMSアルゴリズム処理手段は、R信号とエラー信号にステップサイズパラメータμを乗算した値をフィルタ係数に加算することによりこのフィルタ係数の更新を行い、第2のサラウンド信号生成手段に含まれるLMSアルゴリズム処理手段は、L信号とエラー信号にステップサイズパラメータμを乗算した値をフィルタ係数に加算することによりこのフィルタ係数の更新を行うことが望ましい。これにより、ステップサイズパラメータμの値を変えることにより適応フィルタの特性を変更することができ、適応フィルタを利用してサラウンド信号を生成する際の音響特性に変化を持たせることが容易となる。
また、上述した複数組の第1および第2のサラウンド信号生成手段には、それぞれから出力されるサラウンド信号を出力するサラウンドスピーカが接続されており、サラウンドスピーカの設置位置の並びの順番に対応させて、ステップサイズパラメータμの値を一方向に変化させることが望ましい。これにより、複数組のサラウンドスピーカを備える場合に、その配置に対応させて異なる音響効果を有するサラウンド音を出力することが可能になり、サラウンドスピーカを追加することによって音響空間に変化を持たせることができる。
また、上述したサラウンドスピーカに対応するステップサイズパラメータμの値を、L信号およびR信号のそれぞれを出力するスピーカから遠ざかるにしたがって大きな値に設定することが望ましい。これにより、サラウンドスピーカの配置と関連づけたサラウンド信号の生成が可能になり、音響空間全体の音響特性が不自然になって不快なサラウンド音が生成されることを防止することができる。
また、上述した第1および第2のサラウンド信号生成手段による第1および第2のサラウンド信号の生成を、DSPによる演算処理によって行うことが望ましい。これにより、DSPによる演算処理の内容を若干変更するだけで各組に対応したサラウンド信号を生成することができ、複数のサラウンド信号生成に必要な処理の簡略化が可能になる。
以下、本発明を適用した一実施形態のオーディオ装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態のオーディオ装置の構成を示す図である。図1に示すオーディオ装置100は、車両に搭載されており、加算部10、12、LPF(ローパスフィルタ)14、SL信号生成部20、SR信号生成部30、BL信号生成部40、BR信号生成部50を備えている。このオーディオ装置100には、8個(7.1ch)のスピーカ110、112、120、122、130、132、140、142が接続されている。また、このオーディオ装置100によるサラウンド信号(SL信号、SR信号、BL信号、BR信号)等の生成はDSP(Digital Signal Processor)による演算処理によって行われる。
一方の加算部10は、入力されるステレオ信号(L信号、R信号)を加算する。加算された信号は、聴取者の前方に設置されたセンタースピーカとしてスピーカ110から出力される。他方の加算部12は、加算部10と同様に、入力されるステレオ信号を加算する。加算された信号は、LPF14を通して低域成分を抽出した後、聴取者の後方に設置されたサブウーハーとしてのスピーカ112から出力される。なお、本実施形態では、ステレオ信号を単純に加算してスピーカ110から出力したが、スピーカ110から出力する信号の生成方法はこれに限定されず、他の方法を用いるようにしてもよい。
SL信号生成部20は、入力されるL信号およびR信号に基づいてサラウンドL信号を生成し、聴取者の左側に設置されたスピーカ130から出力する。SR信号生成部30は、入力されるL信号およびR信号に基づいてサラウンドR信号を生成し、聴取者の右側に設置されたスピーカ132から出力する。BL信号生成部40は、入力されるL信号およびR信号に基づいて左後方用のサラウンドL信号(BL信号)を生成し、聴取者の左後方に設置されたスピーカ140から出力する。BR信号生成部50は、入力されるL信号およびR信号に基づいて右後方用のサラウンドR信号(BR信号)を生成し、聴取者の右後方に設置されたスピーカ142から出力する。上述したサラウンドL信号およびサラウンドR信号の生成は、LMSアルゴリズムを用いて適応フィルタのフィルタ係数の値を更新することにより行われる。SL信号生成部20、SR信号生成部30が第1組の第1および第2のサラウンド信号生成手段に、BL信号生成部40、BR信号生成部50が第2組の第1および第2のサラウンド信号生成手段にそれぞれ対応する。
なお、入力されるステレオ信号の内のL信号は、聴取者の左前方に設置されたスピーカ120から直接出力される。また、入力されるステレオ信号の内のR信号は、聴取者の右前方に設置されたスピーカ122から直接出力される。
図2は、SL信号生成部20およびSR信号生成部30の詳細構成を示す図である。図2に示すように、SL信号生成部20は、FIRフィルタ21、適応フィルタ(ADF)22、加算部23、LMSアルゴリズム処理部24を備えている。FIRフィルタ21は、遅延回路(遅延手段)として用いられており、入力されるL信号をタップ数(例えば32タップ)に応じた時間だけ遅延して出力する。適応フィルタ22は、FIRフィルタと同じ構成を有しており、入力されるR信号に対して所定のタップ係数Wを乗算して出力する。加算部23は、加算手段であって、FIRフィルタ21から出力されるL信号から適応フィルタ22から出力される信号を減算し、エラー信号eを出力する。LMSアルゴリズム処理部24は、LMSアルゴリズム処理手段であって、LMSアルゴリズムを用いて、加算部23から出力されるエラー信号eのパワーが最小となるように適応フィルタ22のフィルタ係数を可変する。また、加算部23から出力されるエラー信号eは、そのままサラウンドL信号(SL信号)として取り出され、スピーカ130から出力される。
図3は、適応フィルタ22の詳細構成を示す図である。図3に示すように、適応フィルタ22は、複数の遅延素子221と、それぞれの遅延素子221に保持された信号に対して可変のフィルタ係数を乗算する乗算部222と、それぞれの乗算部222の出力を加算する加算部223とを備えている。複数の乗算部222のそれぞれのフィルタ係数(乗数)の値は、LMSアルゴリズム処理部24によって更新される。
LMSアルゴリズム処理部24は、加算部23から出力されるエラー信号eのパワーが最小となるように適応フィルタ22のフィルタ係数の値を更新しており、適応フィルタ22では入力されたR信号の成分の内のL信号と相関の高い成分を抽出するようにフィルタ係数の値が更新される。すなわち、LMSアルゴリズム処理部24には、R信号と加算部23から出力されるエラー信号eとが入力されており、これらのR信号とエラー信号eがLMSアルゴリズムによって処理されることにより、LMSアルゴリズム処理部24から適応フィルタ22内の各乗算部222に対してフィルタ係数の更新指令が出力され、各遅延素子221に保持された信号に重畳されるフィルタ係数の値が変更される。
このように、適応フィルタ22によってR信号の中のL信号と相関の高い成分が抽出され、この成分が加算部23によってL信号から減算されている。したがって、加算部23から出力されるエラー信号eは、L信号の中でR信号と相関の高くない成分のみが含まれることになり、これをサラウンドL信号として用いている。
ところで、LMSアルゴリズムは、瞬時自乗誤差を評価量としたアルゴリズムであり、LMSアルゴリズム処理部24は、以下の式にしたがってフィルタ係数Wの値を更新する。
W(n+1)=W(n)+2μ・e(n)・R(n) …(1)
ここで、μはステップサイズパラメータであり、この値を大きく設定することによりフィルタ係数Wの収束が速くなり、反対にこの値を小さく設定することによりフィルタ係数Wの収束が遅くなる。
SR信号生成部30についても同様である。すなわち、SR信号生成部30は、FIRフィルタ31、適応フィルタ(ADF)32、加算部33、LMSアルゴリズム処理部34を備えている。FIRフィルタ31は、遅延回路として用いられており、入力されるR信号をタップ数(例えば32タップ)に応じた時間だけ遅延して出力する。適応フィルタ32は、FIRフィルタと同じ構成を有しており、入力されるL信号に対して所定のタップ係数Wを乗算して出力する。加算部33は、FIRフィルタ31から出力されるR信号から適応フィルタ32から出力される信号を減算し、エラー信号eを出力する。LMSアルゴリズム処理部34は、LMSアルゴリズムを用いて、加算部33から出力されるエラー信号eのパワーが最小となるように適応フィルタ32のフィルタ係数を可変する。また、加算部33から出力されるエラー信号eは、そのままサラウンドR信号(SR信号)として取り出され、スピーカ132から出力される。
LMSアルゴリズム処理部34は、加算部33から出力されるエラー信号eのパワーが最小となるように適応フィルタ32のフィルタ係数の値を更新しており、適応フィルタ32では入力されたL信号の成分の内のR信号と相関の高い成分を抽出するようにフィルタ係数の値が更新される。すなわち、LMSアルゴリズム処理部34には、L信号と加算部33から出力されるエラー信号eとが入力されており、これらのL信号とエラー信号eがLMSアルゴリズムによって処理されることにより、LMSアルゴリズム処理部34から適応フィルタ32内の各乗算部に対してフィルタ係数の更新指令が出力され、各遅延素子に保持された信号に重畳されるフィルタ係数の値が変更される。
このように、適応フィルタ32によってL信号の中のR信号と相関の高い成分が抽出され、この成分が加算部33によってL信号から減算されている。したがって、加算部33から出力されるエラー信号eは、R信号の中でL信号と相関の高くない成分のみが含まれることになり、これをサラウンドR信号として用いている。
ところで、LMSアルゴリズムは、瞬時自乗誤差を評価量としたアルゴリズムであり、LMSアルゴリズム処理部34は、以下の式にしたがってフィルタ係数Wの値を更新する。
W(n+1)=W(n)+2μ・e(n)・L(n) …(2)
ここで、μはステップサイズパラメータであり、この値を大きく設定することによりフィルタ係数Wの収束が速くなり、反対にこの値を小さく設定することによりフィルタ係数Wの収束が遅くなる。
図4は、BL信号生成部40およびBR信号生成部50の詳細構成を示す図である。図4に示すように、BL信号生成部40は、FIRフィルタ41、適応フィルタ(ADF)42、加算部43、LMSアルゴリズム処理部44を備えている。また、BR信号生成部50は、FIRフィルタ51、適応フィルタ(ADF)52、加算部53、LMSアルゴリズム処理部54を備えている。BL信号生成部40、BR信号生成部50の各動作は、SL信号生成部20、SR信号生成部30と基本的に同じであり、以下では、相違点について説明を行う。
SL信号生成部20内のLMSアルゴリズム処理部24あるいはSR信号生成部30内のLMSアルゴリズム処理部34においてフィルタ係数の更新を行うために用いられるステップサイズパラメータμの値をμ1 とする。また、BL信号生成部40内のLMSアルゴリズム処理部44あるいはBR信号生成部50内のLMSアルゴリズム処理部54においてフィルタ係数の更新を行うために用いられるステップサイズパラメータμの値をμ2 とする。本実施形態では、SL信号生成部20およびSR信号生成部30において用いられるステップサイズパラメータμ1 とBL信号生成部40およびBR信号生成部30において用いられるステップサイズパラメータμ2 とが異なる値に設定されている。より好ましくは、μ1 <μ2 の関係を満たすように設定されている。
上述したように、SL信号生成部20から出力されるサラウンドL信号は、L信号の中でR信号と相関の高くない成分のみを含んでいる。ステップサイズパラメータμ1 の値を大きくすると、SL信号生成部20内のLMSアルゴリズム処理部24によって更新されるフィルタ係数Wの収束の程度、すなわち、R信号の中のL信号と相関が高い成分を抽出する速度が速くなる。SR信号生成部30から出力されるサラウンドR信号についても同様であり、結局ステップサイズパラメータμ1 を可変することで、サラウンドL信号およびサラウンドR信号を用いた際の音の広がりを調整することが可能になる。
したがって、SL信号生成部20およびSR信号生成部30で用いるステップサイズパラメータμ1 の値と、BL信号生成部40およびBR信号生成部50で用いるステップサイズパラメータμ2 の値とを異ならせることにより、サラウンド効果が異なる2組以上のサラウンド信号を生成することが容易となる。特に、μ1 <μ2 の関係を満たすように設定することにより、聴取者の前方から後方に向かって次第に音が広がるようなサラウンド音を実現することができ、より自然な出力音を生成することが可能になる。
このように、L信号とR信号が入力されたときに、一方の信号から他方の信号に対して相関の高い成分を差し引くことによりサラウンド信号を生成することが可能であり、しかも、相関の高い成分を差し引く程度を調整することにより聴取者に与える音響効果が異なる複数組のサラウンド信号を容易につくることができる。特に、適応フィルタを用いてL信号およびR信号の一方に含まれる他方と相関の高い成分を抽出する場合に、適応アルゴリズムを用いてフィルタ係数の更新を行う際に用いられるステップサイズパラメータμの値を可変することにより、複数組のサラウンド信号を容易に生成することができる。また、ステップサイズパラメータμの値を変えることにより適応フィルタの特性を変更することができ、適応フィルタを利用してサラウンド信号を生成する際の音響特性に変化を持たせることが容易となる。
また、サラウンドスピーカの設置位置の並びの順番に対応させてステップサイズパラメータμの値を一方向に変化させることにより、複数組のサラウンドスピーカを備える場合にその配置に対応させて異なる音響効果を有するサラウンド音を出力することが可能になり、サラウンドスピーカを追加することによって音響空間に変化を持たせることができる。特に、サラウンドスピーカに対応するステップサイズパラメータμの値を、L信号およびR信号のそれぞれを出力するスピーカ120、122から遠ざかるにしたがって大きな値に設定することにより、サラウンドスピーカの配置と関連づけたサラウンド信号の生成が可能になり、音響空間全体の音響特性が不自然になって不快なサラウンド音が生成されることを防止することができる。
また、サラウンド信号(SL信号、SR信号、BL信号、BR信号)の生成を、DSPによる演算処理によって行うことにより、DSPによる演算処理の内容を若干変更するだけで各組に対応したサラウンド信号を生成することができ、複数のサラウンド信号生成に必要な処理の簡略化が可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。上述した実施形態では、2組のサラウンド音(SL信号、SR信号の組とBL信号、BR信号の組)を生成したが、3組以上のサラウンド音を生成するようにしてもよい。この場合には、ステップサイズパラメータμの値を異ならせたBL信号生成部40およびBR信号生成部50を追加する組数に合わせて備えればよい。
一実施形態のオーディオ装置の構成を示す図である。 SL信号生成部およびSR信号生成部の詳細構成を示す図である。 適応フィルタの詳細構成を示す図である。 BL信号生成部およびBR信号生成部の詳細構成を示す図である。
符号の説明
10、12、23、33 加算部
14 LPF(ローパスフィルタ)
20 SL信号生成部
21、31、41、51 FIRフィルタ
22、32、42、52 適応フィルタ(ADF)
24、34、44、54 LMSアルゴリズム処理部
30 SR信号生成部
40 BL信号生成部
50 BR信号生成部
100 オーディオ装置
110、112、120、122、130、132、140、142 スピーカ

Claims (7)

  1. 2チャンネルのステレオ信号であるL信号とR信号とが入力され、前記R信号の中の前記L信号と相関の高い成分を抽出して前記L信号から差し引くことにより第1のサラウンド信号を生成する第1のサラウンド信号生成手段と、前記L信号の中の前記R信号と相関の高い成分を抽出して前記R信号から差し引くことにより第2のサラウンド信号を生成する第2のサラウンド信号生成手段とを有するオーディオ装置において、
    前記第1のサラウンド信号生成手段による前記R信号の中の前記L信号と相関の高い成分の抽出は、適応アルゴリズムを用いて適応フィルタのフィルタ係数を更新することにより行われ、
    前記第2のサラウンド信号生成手段による前記L信号の中の前記R信号と相関の高い成分の抽出は、適応アルゴリズムを用いて適応フィルタのフィルタ係数を更新することにより行われ、
    前記第1および第2のサラウンド信号生成手段を複数組備え、前記適応アルゴリズムを用いて前記フィルタ係数の更新を行う際に用いられるステップサイズパラメータμの値を前記複数組の各組において異ならせることにより、前記第1あるいは第2のサラウンド信号を生成する際に前記L信号あるいは前記R信号から差し引く程度を前記複数組の各組において異ならせることを特徴とするオーディオ装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1のサラウンド信号生成手段は、前記L信号を遅延させて出力する遅延手段と、前記R信号を前記適応フィルタに通した後の信号を前記遅延手段を通した後の信号から差し引いてエラー信号を生成する加算手段と、前記エラー信号のパワーが最小となるようにLMSアルゴリズムを用いて前記適応フィルタのフィルタ係数を更新するLMSアルゴリズム処理手段とを備え、
    前記第2のサラウンド信号生成手段は、前記R信号を遅延させて出力する遅延手段と、前記L信号を前記適応フィルタに通した後の信号を前記遅延手段を通した後の信号から差し引いてエラー信号を生成する加算手段と、前記エラー信号のパワーが最小となるようにLMSアルゴリズムを用いて前記適応フィルタのフィルタ係数を更新するLMSアルゴリズム処理手段とを備えることを特徴とするオーディオ装置。
  3. 請求項2において、
    前記第1のサラウンド信号生成手段に含まれる前記LMSアルゴリズム処理手段は、前記R信号と前記エラー信号に前記ステップサイズパラメータμを乗算した値を前記フィルタ係数に加算することによりこのフィルタ係数の更新を行い、
    前記第2のサラウンド信号生成手段に含まれる前記LMSアルゴリズム処理手段は、前記L信号と前記エラー信号に前記ステップサイズパラメータμを乗算した値を前記フィルタ係数に加算することによりこのフィルタ係数の更新を行うことを特徴とするオーディオ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記複数組の第1および第2のサラウンド信号生成手段には、それぞれから出力されるサラウンド信号を出力するサラウンドスピーカが接続されており、
    前記サラウンドスピーカの設置位置の並びの順番に対応させて、前記ステップサイズパラメータμの値を一方向に変化させることを特徴とするオーディオ装置。
  5. 請求項4において、
    前記サラウンドスピーカに対応する前記ステップサイズパラメータμの値を、前記L信号および前記R信号のそれぞれを出力するスピーカから遠ざかるにしたがって大きな値に設定することを特徴とするオーディオ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記第1および第2のサラウンド信号生成手段による前記第1および第2のサラウンド信号の生成を、DSPによる演算処理によって行うことを特徴とするオーディオ装置。
  7. 2チャンネルのステレオ信号であるL信号とR信号とが入力され、前記R信号の中の前記L信号と相関の高い成分を抽出して前記L信号から差し引くことにより第1のサラウンド信号を生成し、前記L信号の中の前記R信号と相関の高い成分を抽出して前記R信号から差し引くことにより第2のサラウンド信号を生成するサラウンド音生成方法であって、
    前記第1のサラウンド信号の生成における前記R信号の中の前記L信号と相関の高い成分の抽出は、適応アルゴリズムを用いて適応フィルタのフィルタ係数を更新することにより行われ、
    前記第2のサラウンド信号の生成における前記L信号の中の前記R信号と相関の高い成分の抽出は、適応アルゴリズムを用いて適応フィルタのフィルタ係数を更新することにより行われ、
    複数組の前記第1および第2のサラウンド信号の生成を行うとともに、前記適応アルゴリズムを用いて前記フィルタ係数の更新を行う際に用いられるステップサイズパラメータμの値を前記複数組の各組において異ならせることにより、前記第1あるいは第2のサラウンド信号を生成する際に前記L信号あるいは前記R信号を差し引く程度を前記複数組の各組において異ならせることを特徴とするサラウンド音生成方法。
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