JP2004505528A - 方位検出信号、中位信号その他の補助的オーディオ信号を得るステレオオーディオ処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオ信号処理装置に関し、特に第1及び第2のフィルタパスにより第1及び第2のオーディオ信号から補助的オーディオ信号を得る装置であって、その各フィルタパスが第1適応フィルタを有し、この第1適応フィルタに結合される第1の加算手段がその加算出力に加算オーディオ信号を供給するよう設けられるものに関する。
【0002】
本発明はまた、オーディオ信号処理装置に関し、特に第1及び第2のフィルタパスにより第1及び第2のオーディオ信号からセンターすなわち中位又は中心オーディオ信号を得る装置であって、その各フィルタパスが第1適応フィルタを有し、この第1適応フィルタに結合される第1の加算手段がその加算出力に加算オーディオ信号を供給するよう設けられるものに関する。
【0003】
さらに本発明は、かかるオーディオ処理装置におけるアプリケーションのために適切にプログラムされるマイクロプロセッサや、当該オーディオ処理装置を有する、チューナ,ラジオ受信機,オーディオ記録装置,オーディオビジュアル装置などの(少なくとも片手が自由になる)ハンドフリーオーディオ装置に関する。
【0004】
【従来の技術】
このようなオーディオ処理装置は、出願人自身の特許である米国特許US−A−5,528,694号により知られている。この既知のオーディオ処理装置は、左右ステレオオーディオ信号からオーディオ中位信号を得ている。この既知の装置は、第1フィルタパスと第2フィルタパスとを有する2出力分離回路を有する。これらフィルタパスの各々は、適応フィルタを備えており、その出力は、当該分離回路のその2つの出力と結合されている。これら適応フィルタの各々は、当該フィルタの係数を調整するためのそれぞれの調整回路を有している。第1パスにおける当該適応フィルタの係数は、当該第1パスにおける適応フィルタの出力信号と右側オーディオ信号との間の比較に基づいて適応させられる。逆に、第2パスにおける当該適応フィルタの係数は、当該第2パスにおける適応フィルタの出力信号と左側オーディオ信号との間の比較に基づいて適応させられる。最終的には、この分離回路の2つの出力が加算手段において合算され、この手段によりその加算出力にオーディオ中位信号が供給される。実際には、オーディオ処理装置及びこれに適用される技術をさらに高度なものとしこれらの応用の可能性を拡張させる必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、方位検出信号のような補助的又は補足的な複数のオーディオ信号を提供するさらに進化したオーディオ信号処理装置であって、数値処理能力上のアンダーフロー又はオーバーフローの危険を伴うことなく、一般的な固定小数点方式のディジタル信号処理器により効率的かつ比較的低コストで実現することのできるものを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明によるオーディオ信号処理装置は、当該各フィルタパスは、前記加算出力に結合される第2適応フィルタをさらに有し、この第2適応フィルタの各適応フィルタ係数は、前記第1適応フィルタに転送され、オーディオ方位検出情報を呈する補助オーディオ信号を得るよう前記第1及び第2オーディオ信号と当該第1及び第2オーディオ信号のフィルタ処理された加算値との各比較結果に応じて適応処理される、ことを特徴としている。
【0007】
また、本発明によるオーディオ信号処理装置は、当該各フィルタパスは、前記加算出力に結合される第2適応フィルタをさらに有し、この第2適応フィルタの各適応フィルタ係数は、前記第1適応フィルタに転送され、前記第1及び第2オーディオ信号と当該第1及び第2オーディオ信号のフィルタ処理された加算値との各比較結果に応じて適応処理される、ことを特徴としている。
【0008】
本発明によるオーディオ信号処理装置の利点は、広く実用的に適用可能な方位検出アルゴリズムであって、追加の実施例においては、適宜、ステレオ音響効果の知覚に係る中心成分(概して主要な成分)に第1及び第2の(特に左右の)オーディオ信号の相関成分を集めるアルゴリズムを、簡単に実現することである。これによれば、その非相関成分が、処理の施された左右のオーディオ信号を形成することができる。さらに、適用される方位検出アルゴリズムは、その実現例において用いられる制御信号を最小化するものの制限するものであるので、数値計算上のアンダーフロー又はオーバーフローの危険性を伴うことなく一般の固定小数点ディジタル信号処理器により比較的低コストでこの実現が可能なのである。
【0009】
本発明によるオーディオ処理装置の実施例は、前記フィルタパスの各々は、それぞれのオーディオ信号を正入力に供給する比較手段を有し、これにより前記比較手段の負入力が各第2適応フィルタの出力に結合される、ことを特徴としている。2チャンネルステレオ信号から3チャンネルステレオ信号を得るこのデコーダの方策は、適用されるアルゴリズムの制御安定性に支障を来しうる遅延要素を含まず有利である。
【0010】
本発明によるオーディオ処理装置の他の実施例は、前記フィルタパスの各々は、前記比較手段の出力に結合される第1入力を有しかつ前記第1加算手段の加算出力に結合される第2入力を有する前記第1及び第2オーディオ信号のそれぞれを提供するための第2加算手段を有する、ことを特徴としている。この実施例は、2つの外部スピーカーに対し広がりのある音声知覚を維持するよう分配供給される非相関オーディオ成分が当該外部スピーカに指定される一方例えば中央のスピーカには相関オーディオ成分が指定されうるフルの3ステレオオーディオ信号構成を提供するものである。適宜、複数のスピーカに対してのオーディオ成分の分配又は指定について別の形態を選択してもよい。
【0011】
好ましい簡単な実施例として、本発明によるオーディオ処理装置では、当該比較手段が減算手段を統合化し実現することを容易にすることを特徴としている。
【0012】
したがって、本発明によるマイクロプロセッサは、上述したオーディオ処理装置における応用のために適切にプログラムされるマイクロプロセッサであって、前記加算オーディオ信号に前記第1及び第2オーディオ信号の少なくとも相関成分が含まれるよう前記第2適応フィルタ係数を計算する能力を有するものとしている。
【0013】
【発明の実施の形態】
これより、本発明によるオーディオ処理装置、マイクロプロセッサ及びオーディオ装置を、添付図面を参照しつつこれらの他の利点とともにさらに明瞭に説明する。この単独の図において、本発明によるオーディオ処理装置の採用可能な実施例の好ましい組み合わせが示される。
【0014】
図は、3チャンネルの実現可能なデコーダの形態を採るオーディオ処理装置1を示している。かかる装置は、第1及び第2のステレオ(立体音響)方式オーディオ信号すなわち左チャンネル信号L及び右チャンネル信号Rが、処理の施された左チャンネル信号L、右チャンネル信号R及び中央チャンネル信号Cとなるように当該オーディオ処理装置1において処理される。この図は、そうした処理をなすために適切にプログラムされたマイクロプロセッサ(図示せず)により実現するための処理ステップを示している。
【0015】
大抵はディジタルサンプリングブロックの形式を採るディジタルサンプルx1(n)及びx2(n)は、本装置1の入力端子2及び3におけるこの図の左の入力である。左右の信号L及びRは、それぞれP1及びP2により概略的に示される第1及び第2のフィルタパスにそれぞれ供給される。かかるフィルタパスP1及びP2の各々は、当該入力端子2及び3にそれぞれ結合される第1及び第2の適応フィルタA1及びA2と、当該フィルタA1及びA2に結合される正入力4及び5を有する第1の加算手段S1とを有する。この加算手段S1の出力6において、加算されたオーディオ信号y(n)が供給される。適応フィルタA1及びA2は、例えば適応型の簡単なスケーリング手段又は周知のFIRフィルタとすることができる。フィルタA1及びA2の手段は、調整可能なスケーリング/フィルタ係数w1(n)及びw2(n)をそれぞれ有する。
【0016】
各フィルタパスP1,P2は、第2適応スケーリング手段、すなわち加算手段S1の加算出力6に結合されるフィルタP3,P4をさらに有する。フィルタP3,P4の同じそれぞれの適応スケーリング又はフィルタ係数w1(n)及びw2(n)も、第1適応手段すなわちフィルタP1,P2に転送される。一般的にゲイン又はフィルタはgと表すが、入力信号L及びRは比較手段C1及びC2に導かれる。当該適応係数は、第1及び第2オーディオ信号gx1(n)及びgx2(n)と、当該加算されたオーディオ信号y(n)により具現化される第1及び第2オーディオ信号の適応されてフィルタリング処理された加算値とのそれぞれの比較結果に応じて適応化される。この比較は、比較手段C1及びC2の個々の出力信号e1(n)及びe2(n)が最小化されるようにしたアルゴリズムにより実現可能である。これによりフィルタ係数w1(n)及びw2(n)が適応化される。概して信号y(n)は、当該オーディオ信号エネルギーの多くを持つy(n)=w1(n)x1(n)+w2(n)x2(n)による重み付けされた加算値に相当し、それ故に主要信号と呼ばれる。オーディオ処理装置1の機能のさらなる詳細については、欧州特許出願EP−A−0954850(=WO9927522)の出願において確認することができ、その関連する開示内容は、これを参照することにより本明細書の内容に含めることができる。
【0017】
しかしながら、上記文献は、当該適応出力信号el及びe2を所望の方位検出信号として適応係数w1及びw2を提供するのに用いることを示していない。また、この文献は、本願の唯一の図面において実現されている3チャンネルデコーダにこれら方位検出信号を用いることも開示していない。図のダイアグラムにおいて適用される方位検出アルゴリズムがもたらすものは、加算されたオーディオ信号y(n)がステレオの左右オーディオ信号の相関成分を少なくとも有する一方で、出力端子7及び8の処理後の左右オーディオ信号が適宜元のステレオ信号の非相関成分を有しうることになる点である。一般に、当該加算オーディオ信号y(n)は、当該ステレオ信号の所定の非相関部分又は成分をも有するものとしてもよい。
【0018】
上述した比較手段C1及びC2は、左右オーディオ入力信号にそれぞれ結合する正入力(+)と第2適応フィルタP3,P4にそれぞれ結合する負入力(−)とを各々が有する簡単な減算手段とすることができる。また、フィルタパスP1,P2の各々は、比較手段C1及びC2の出力信号e1(n)及びe2(n)に結合する第1入力11,12を有し、かつ処理後の左右オーディオ信号を供給する第1加算手段S1により提供される加算出力信号y(n)に結合する第2入力13,14を有する第2加算手段9,10を有する。加算出力信号y(n)は、概して、広い空間的音響分布を保つよう(ラウド)スピーカに当該処理後のオーディオ信号を分配供給するために係数c1(n),c2(n)及びc3(n)を有する増幅器/減衰器を通じて供給されることになる。
【0019】
他の幾つかの背景の情報は、手近にある当該主題について提供されることになる。ステレオ音響再生における位置付け(局限化)を制御する一般的技術は、振幅符号化(エンコーディング)と呼ばれ、これはパンニング(panning)とも呼ばれている。この技術は、ステレオ装置又は構成における幻影のソース(音源)の当該位置付けは、主として左右オーディオチャンネル間の振幅比により決定される、という事実に基づいている。ミキシングスタジオにおいては、この振幅比は、リスナーにより所望のソース位置付けを得るために操作される。ステレオの音響再生におけるもう1つの重要なものは、左右オーディオ入力信号L,R間の相関係数である。高い相関係数は、概して的確に位置付けされた幻影ソースをもたらすのに対し、低い相関係数は、概して広がりのある位置付けし難い音源をもたらすことになる。
【0020】
ある所定の応用分野では、ステレオ方式の音声を記録した後においてこれを変更及び/又は制御することが望まれている。これは、例えばマルチチャンネルデコーダにおける場合であり、かかる場合においては、記録されたチャンネルの数よりも多くの数の(ラウド)スピーカを用いて音を再生することが狙いとなっている。このようなシステムは、解析段階とマトリクス段階といった2つのステージからなるのが一般的である。解析段階においては、前述した振幅比及び相関係数のような時間変化信号特性が決定され、これら特性に応じて制御信号が発生される。マトリクス段階においては、これら制御信号がマトリクスの係数を制御するのに用いられる。ここでのマトリクスは、入力信号を出力信号に変換するのに用いられるものである。オーディオ信号処理装置1は、このような解析段階のために用いることができる。さらに詳細な事柄については欧州特許出願EP−A−0954850を再度参照されたい。
【0021】
好ましい実施例においては、係数c1(n),c2(n)及びc3(n)を、重み(係数)w1及びw2と左右オーディオ入力信号L及びRの時間平均相関値ρとの関数に相当するものとしている。他の実施例では、この関数を、例えば次の条件が満たされるように選定することとしている。
【0022】
入力信号間に相関がなく等しい変動があるときには、当該左右のスピーカは処理されていない入力信号を受信し中央スピーカはゼロ入力とされるものとする。この態様では、非相関入力信号の場合に最も広がりのあるサウンドステージが保たれる。
【0023】
入力信号が完全に相関しているときには、得られた加算出力信号y(n)を、所期の位置付けに基づいて左側及び中央のスピーカか又は右側及び中央のスピーカに対して、配給するものとする。この処理は、一般にペア形態パンニング(pairwise panning)と呼ばれている。
【0024】
これら両極の条件の中間では、知覚認識される音声は所期の原音に近いものとし全ての遷移は円滑なものとする。
【0025】
この機能は、g=1で実現可能であり、これにより比較手段C1及びC2は減算手段となり、次の式が用いられる。
b1=w1 2−w2 2
b2=2w1w2
とし、
b2<0であれば、
c1=c2=c3=0
とする。
他にb1<0であれば、
c1=−ρ(|w1|+b1)
c2=−ρ|w2|
c3=ρb2
とし、その他の場合には
c1=−ρ|w1|
c2=−ρ(|w1|−b1)
c3=ρb2
とする。
【0026】
上述したように、ここで実現した復号アルゴリズムは、本オーディオ処理装置1の提供される方位検出機能の沢山の応用技術のうちの1つの例に過ぎない。他の実現可能な実施例においては、フィルタバンクを用いることにより、分離され独立した周波数帯域又は範囲に、そのアルゴリズムを適用することができる。
【0027】
以上の記載は、本質的に好ましい実施例及び最良の実現可能な形態について述べたものであるが、これらの実施例は当該装置の限定例と解釈されるものではない、と理解されたい。何故ならば、添付の請求の範囲に入る種々の改変形態、特徴及び特徴の組み合わせは、上述したように当業者であればなしうる範囲のものであるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオーディオ処理装置の採用可能な実施例の好ましい組み合わせを示す図。
Claims (8)
- 第1及び第2フィルタパスにより第1及び第2オーディオ信号から補助オーディオ信号を得るオーディオ信号処理装置であり、当該フィルタパスの各々は、第1適応フィルタを有し、この第1適応フィルタに結合され加算出力に加算オーディオ信号を供給する第1加算手段が設けられた装置であって、
当該各フィルタパスは、前記加算出力に結合される第2適応フィルタをさらに有し、
この第2適応フィルタの各適応フィルタ係数は、前記第1適応フィルタに転送され、オーディオ方位検出情報を呈する補助オーディオ信号を得るよう前記第1及び第2オーディオ信号と当該第1及び第2オーディオ信号のフィルタ処理された加算値との各比較結果に応じて適応処理される、
オーディオ信号処理装置。 - 第1及び第2フィルタパスにより第1及び第2オーディオ信号から中心オーディオ信号を得るオーディオ信号処理装置であり、当該フィルタパスの各々は、第1適応フィルタを有し、この第1適応フィルタに結合され加算出力に加算オーディオ信号を供給する第1加算手段が設けられた装置であって、
当該各フィルタパスは、前記加算出力に結合される第2適応フィルタをさらに有し、
この第2適応フィルタの各適応フィルタ係数は、前記第1適応フィルタに転送され、前記第1及び第2オーディオ信号と当該第1及び第2オーディオ信号のフィルタ処理された加算値との各比較結果に応じて適応処理される、
オーディオ信号処理装置。 - 請求項1又は2に記載のオーディオ信号処理装置であって、前記フィルタパスの各々は、それぞれのオーディオ信号を正入力に供給する比較手段を有し、これにより前記比較手段の負入力が各第2適応フィルタの出力に結合される、ことを特徴とする装置。
- 請求項3に記載のオーディオ信号処理装置であって、前記フィルタパスの各々は、前記比較手段の出力に結合される第1入力を有しかつ前記第1加算手段の加算出力に結合される第2入力を有する前記第1及び第2オーディオ信号のそれぞれを提供するための第2加算手段を有する、ことを特徴とする装置。
- 請求項2ないし4のうちいずれか1つに記載のオーディオ信号処理装置であって、前記比較手段は、減算手段であることを特徴とする装置。
- 請求項4を引用する先行の請求項のうちのいずれか1つに記載のオーディオ信号処理装置であって、前記3つの加算手段の各々は、加算出力を有し、当該左、右及び中央のオーディオ信号をそれぞれ音響再生する3つのスピーカにそれぞれ結合される、ことを特徴とする装置。
- 請求項1ないし6のうちいずれか1つに記載のオーディオ信号処理装置における応用のために適切にプログラムされるマイクロプロセッサであって、前記加算オーディオ信号に前記第1及び第2オーディオ入力信号の少なくとも相関成分が含まれるよう前記第2適応フィルタ係数を計算する能力を有する、マイクロプロセッサ。
- 請求項7に記載のプロセッサを有する請求項1ないし6のうちいずれか1つに記載のオーディオ信号処理装置を有するチューナ、ラジオ受信機、オーディオ記録装置、オーディオビジュアル装置その他のオーディオ装置。
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