JP2006319530A - スイッチ入力回路およびその電流制御方法 - Google Patents

スイッチ入力回路およびその電流制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 防盗アラーム装置のスイッチ入力回路において、スイッチのオン状態が長時間に及ぶ場合の消費電流を抑える。
【解決手段】 フードスイッチ1の一方をアースに、他方を第1、第2のプルアップ抵抗R1、R2を介してバッテリ電源Bccに接続し、フードスイッチと第1のプルアップ抵抗R1との接続点Aの電圧をCPU5に入力してその電圧によりスイッチのオン、オフを判断する。第2のプルアップ抵抗R2にはPMOSトランジスタQ1を並列に設け、遅延回路を備える駆動回路部6でフードスイッチ1がオンとなってから所定時間だけPMOSトランジスタQ1をオンさせる。これによりフードスイッチ1へ流れる電流はバッテリ電源から第1のプルアップ抵抗R1だけを経て流れるが、所定時間経過後は第1、第2のプルアップ抵抗R1、R2を経て抵抗値が増大するので、電流値が低下する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば車両用防盗アラーム装置に用いられるスイッチ入力回路およびその電流制御方法に関する。
車両用の防盗アラーム装置として、アームド状態にある開閉部を不正に開いたときに警報を出力するものが例えば特開平3−61149号公報に開示されている。この防盗アラーム装置では、開閉部の開閉に連動するスイッチと、アラーム装置と、スイッチの出力を受信したときにアームド状態又はデイスアームド状態に応じてアラーム装置を作動させる警報信号の出力を切り替えられる制御回路とを有する。
このような防盗アラーム装置は車両の乗員が不在の間でも作動していることが必要なため、キースイッチを介しないでバッテリから電源供給されるようになっている。
このための従来の具体例としては、開閉部が開かれたときにオンとなるスイッチの一方の接点をアースへ接地し、他方の接点を制御回路に接続するとともに、当該他方の接点をプルアップ抵抗を介して電源に接続することにより構成したスイッチ入力回路がある。
スイッチがオフの間は他方の接点が電源電位に固定されて制御回路は開閉部が閉であると認識し、スイッチがオンとなると他方の接点がアース電位となって開閉部が開かれたと認識することができる。
特開平3−61149号公報
上記のようなスイッチ入力回路では、開閉部が開かれてスイッチがオンとなると、バッテリからプルアップ抵抗および当該スイッチを経て電流がアースへ流れる。
ところで、一般にスイッチやコネクタなどの機械的接点を備える電装部品では、接点に酸化膜が生成されるのを防止するために、通電時には最低でも数mAの電流レベルを確保することが行われており、したがってプルアップ抵抗の抵抗値も上記電流レベルを満足するように設定されることになる。
このため、例えばスイッチが車両のエンジンフードに付設されている場合に、車両整備のため、エンジンフードを開いたままにした場合には、スイッチを介して数mAレベルの電流が流れ続けることになって、バッテリが放電してしまうこととなる。
したがって本発明は、上記の問題点に鑑み、スイッチのオン状態が長時間に及ぶ場合の消費電流を抑えることができるスイッチ入力回路およびその電流制御方法を提供することを目的とする。
このため本発明は、スイッチの一方の接点を第1の電源電位に、他方の接点を電流制限抵抗を介して第2の電源電位に接続し、スイッチと上記電流制限抵抗との接続点の電圧に基づいてスイッチのオンまたはオフ状態を判断する制御回路を備えるスイッチ入力回路において、上記電流制限抵抗の抵抗値を変化させる抵抗値制御手段を有して、スイッチがオンとなってから所定時間はその電流制限抵抗を第1の抵抗値とし、所定時間経過後は第1の抵抗値より高い第2の抵抗値に変化させることにより、スイッチに流れる通電電流をスイッチがオンとなってから所定時間経過後は低下させるようにした。
スイッチがオンしてから所定時間だけは電流制限抵抗の第1の抵抗値で決まる電流がスイッチに流れるが、その後もスイッチがオンしている場合は抵抗値制御手段により電流制限抵抗の抵抗値を第2の抵抗値へ上げることにより、スイッチに流れる電流値が低い値となる。このため、電源からの電流消費が抑制される。
以下、本発明の実施の形態を実施例により説明する。
図1は、車両の防盗アラーム装置において開閉部としてのエンジンフードの開閉を検出するフードスイッチに本発明を適用した第1の実施例の構成を示す回路図である。
フードスイッチ1は、エンジンフードが閉じているときオフで、エンジンフードが開かれるとオンとなる。フードスイッチ1はその接点の一方がアースに接地され、他方の接点は電子制御ユニット3の入力端子2に接続されて、電子制御ユニット3に対してロウサイドに配置されている。
以下、回路上の入力端子位置をA点と呼ぶ。
電子制御ユニット3内において、A点は保護抵抗R4を介して制御回路としてのCPU5の入力ポート5aに接続されている。
とくに図示しないが、CPU5にはドアの開閉を検出するドアスイッチ等からの信号も入力され、車両開閉部の状態を判断してアームド状態に応じて警報信号がアラーム装置へ出力される。
A点は、直列接続の第1、第2のプルアップ抵抗R1、R2を介してバッテリ電源Bccに接続している。バッテリ電源電位をVBとする。
上記第1のプルアップ抵抗R1と第2のプルアップ抵抗R2は、必要に応じて一群として電流制限抵抗と呼ぶ。
第1、第2のプルアップ抵抗R1、R2の抵抗値をそれぞれr1、r2とする。第1のプルアップ抵抗R1の抵抗値r1は、フードスイッチ1の接点に酸化膜が生成されるのを防止するに必要な最小通電電流を確保できる値に設定されている。
第2のプルアップ抵抗R2には並列に半導体スイッチとしてPMOSトランジスタQ1が付設されている。
PMOSトランジスタQ1のゲートには、当該PMOSトランジスタQ1を駆動するための駆動回路部6が接続されている。
駆動回路部6は、第1、第2のプルアップ抵抗R1、R2と並列に、A点とバッテリ電源Bccの間に設けられたNMOSトランジスタQ2と抵抗R3の直列回路を備える。
駆動回路部6内において、NMOSトランジスタQ2のゲートは抵抗R5を介してA点に接続するとともに、コンデンサCを介してアースに接地してある。この抵抗R5とコンデンサCは遅延回路を形成している。抵抗R5とコンデンサCがNMOSトランジスタQ2のゲートに接続する接続点をB点とする。
抵抗R3とNMOSトランジスタQ2のドレインとの接続点PがPMOSトランジスタQ1の制御端子であるゲートに接続している。PMOSトランジスタQ1がオンしたときは第2のプルアップ抵抗R2はバイパスされる。
電子制御ユニット3のCPU5は、入力ポート5aの電位がバッテリ電位VBのときエンジンフードが閉(フードスイッチオフ)であると認識し、入力ポート5aの電位がアース電位GND(=0)のときエンジンフードが開かれた(フードスイッチオン)と認識する。
以上の構成になるスイッチ入力回路の動作について、図2のタイムチャートを参照して説明する。図2中、(a)はフードスイッチ1の状態、(b)はA点電位、(c)はB点電位、(d)はNMOSトランジスタQ2のゲート・ソース間電位差(VGS)、(e)は通電電流としてのA点電流を示す。
まず、フードスイッチ1が時刻t1までのオフの区間では、A点は第1、第2のプルアップ抵抗R1、R2を介してバッテリ電位VBにプルアップされているので、入力ポート5aにバッテリ電位が印加されたCPU5はエンジンフードが閉であると認識する。
A点に抵抗R5を介して接続されているコンデンサCも充電されて、抵抗R5とコンデンサCがNMOSトランジスタQ2のゲートに接続するB点はバッテリ電位VBとなっている。コンデンサCの充電後はバッテリ電源Bccからの電流は消費されず、A点を流れる電流は0(ゼロ)である。
なお、このときNMOSトランジスタQ2はゲート・ソース間が同電位のためオフ、PMOSトランジスタQ1もゲート・ソース間が同電位のためオフである。
上記の状態から、つぎにフードスイッチ1がオンになると、A点がアース電位GNDとなり、これによりCPU5はエンジンフードが開かれたと認識する。
このとき、B点の電位は、抵抗R5とコンデンサCからなる遅延回路の時定数にしたがって、図2の(c)にf1で示すように、アース電位GNDに向かって徐々に低下していく。ここでNMOSトランジスタQ2のソースにはA点のアース電位GNDが印加され、ゲートにはB点の電位が印加されているので、(d)のように、そのゲート・ソース間に電位差が発生し、その電位差が閾値電圧Vthを超えている間はNMOSトランジスタQ2がオンする。
これにより、抵抗R3による電圧降下が生じてPMOSトランジスタQ1もゲート・ソース間の電位差が発生してオンする。したがって第2のプルアップ抵抗R2がバイパスされ、バッテリ電源Bccからの電流はPMOSトランジスタQ1と第1のプルアップ抵抗R1を経由してフードスイッチ1へ流れる。すなわち、このときのA点電流Iは、PMOSトランジスタQ1のオン抵抗が十分小さく無視できるとして、(e)にZ1で示すように、
I=VB/r1
となる。
この電流値はフードスイッチ1の接点に酸化膜が生成されるのを防止するに必要な値を満足するものである。
このあとコンデンサCの放電が進んで、時刻t2でNMOSトランジスタQ2のゲート・ソース間電位差が閾値電圧Vth以下になると、NMOSトランジスタQ2がオフする。この結果、PMOSトランジスタQ1はそのゲート電圧がバッテリ電圧VBとなってオフする。
これにより、バッテリ電源Bccからの電流は第2のプルアップ抵抗R2と第1のプルアップ抵抗R1を経由してフードスイッチ1へ流れて、A点電流は(e)にZ2で示すように、
I=VB/(r1+r2)
となる。
すなわち、時刻t2を過ぎたあともエンジンフードが開かれたままである場合には、A点電流が低下することになる。
以上のように、駆動回路部6がPMOSトランジスタQ1をオンまたはオフさせることにより、電流制限抵抗全体の抵抗値が切り替わることになる。
コンデンサCが放電し切ったあと、時刻t3でエンジンフードが閉じられると、フードスイッチ1がオフになり、A点はバッテリ電位VBとなるから、CPU5はエンジンフードが閉となったことを認識する。
またB点の電位は、抵抗R5とコンデンサCの遅延回路の時定数にしたがって、図2の(c)にf2で示すように、アース電位GNDからバッテリ電位VBへ向かって徐々に上昇していく。このときNMOSトランジスタQ2はそのゲート電位がソース電位よりも低くなるので、オフの状態を継続する。
A点電流は、フードスイッチ1がオフとなっているから、0となる。
本実施例において、第1のプルアップ抵抗R1が発明における第1の抵抗に、第2のプルアップ抵抗R2が第2の抵抗に該当する。
PMOSトランジスタQ1はバイパス手段に該当し、駆動回路部6はバイパス駆動手段に該当する。そして、PMOSトランジスタQ1と駆動回路部6とで抵抗値制御手段を構成している。
また、抵抗R3は電圧降下抵抗に、抵抗R5は遅延抵抗に該当する。
本実施例は以上のように構成され、フードスイッチ1の一方の接点をアース電位に、他方の接点を第1、第2のプルアップ抵抗R1、R2からなる電流制限抵抗を介してバッテリ電源電位に接続し、フードスイッチ1と上記電流制限抵抗との接続点であるA点をCPU5に接続して、A点の電圧からスイッチのオンまたはオフ状態を判断する一方、第1、第2のプルアップ抵抗R1、R2の組み合わせを変化させることにより電流制限抵抗全体の抵抗値を変化させて、当該電流制限抵抗を経てスイッチに流れる通電電流を、スイッチがオンとなってから所定時間経過後は低下させるものとしたので、フードスイッチ1のオン状態が長時間継続する場合にバッテリ電源の消費が抑制される。
とくに、電流制限抵抗は第1、第2のプルアップ抵抗R1、R2を直列に接続して構成するとともに、第2のプルアップ抵抗R2に並列に設けたPMOSトランジスタQ1をフードスイッチ1がオンとなってから所定時間だけオンさせる駆動回路部6を有して、電流制限抵抗の抵抗値を変化させるので、フードスイッチ1以外に機械的なスイッチを必要とせず、高い安定性と信頼性が得られる。
また、駆動回路部6はNMOSトランジスタQ2のゲート・ソース間に設けた遅延抵抗とコンデンサからなる遅延回路を備えて上記所定時間を定めるので、構成が簡単である。
つぎに、図3は第2の実施例を示す。第1の実施例がフードスイッチをロウサイドスイッチとしたものであるに対して、本実施例はフードスイッチを電子制御ユニットに対してハイサイドに配置したものである。
フードスイッチ1の接点の一方がバッテリ電源Bccに接続され、他方の接点が電子制御ユニット13の入力端子2に接続されている。回路上の入力端子位置をA点と呼ぶ。
電子制御ユニット13内において、A点は保護抵抗R4を介してCPU15の入力ポート5aに接続されている。
またA点は、直列接続の第1、第2のプルダウン抵抗R11、R12を介してアース電位GNDに接続している。バッテリ電源電位をVBとする。
第1、第2のプルダウン抵抗R11、R12を一群として電流制限抵抗と呼ぶ。
上記第1、第2のプルダウン抵抗R11、R12の抵抗値をそれぞれr11、r12とする。第1のプルダウン抵抗R11の抵抗値r11は、フードスイッチ1の接点に酸化膜が生成されるのを防止するに必要な最小通電電流を確保できる値に設定されている。
第2のプルダウン抵抗R12には並列に半導体スイッチとしてNMOSトランジスタQ3が付設されている。
NMOSトランジスタQ3のゲートには、当該NMOSトランジスタQ3を駆動するための駆動回路部16が接続されている。
駆動回路部16は、第1、第2のプルダウン抵抗R11、R12と並列に、A点とアース電位の間に設けられたPMOSトランジスタQ4と抵抗R3の直列回路を備える。
PMOSトランジスタQ4のゲートは抵抗R5を介してA点に接続するとともに、コンデンサCを介してアースに接地してある。この抵抗R5とコンデンサCは遅延回路を形成している。抵抗R5とコンデンサCがPMOSトランジスタQ4のゲートに接続する接続点をB点とする。
抵抗R3とPMOSトランジスタQ4のドレインとの接続点PがNMOSトランジスタQ3の制御端子であるゲートに接続している。NMOSトランジスタQ3がオンしたときは第2のプルアップ抵抗R12はバイパスされる。
電子制御ユニット13のCPU15は、入力ポート5aの電位がアース電位GND(=0)のときエンジンフードが閉であると認識し、入力ポート5aの電位がバッテリ電位VBのときエンジンフードが開かれたと認識する。
以上の構成になるスイッチ入力回路の動作について、図4のタイムチャートを参照して説明する。図4中、(a)はフードスイッチ1の状態、(b)はA点電位、(c)はB点電位、(d)はNMOSトランジスタQ4のゲート・ソース間電位差(VGS)、(e)はA点電流を示す。
まず、フードスイッチ1が時刻t1までのオフの区間では、A点は第1、第2のプルダウン抵抗R11、R12を介してアース電位GNDにプルダウンされているので、入力ポート5aにアース電位が印加されたCPU15はエンジンフードが閉であると認識する。
A点に抵抗R5を介して接続されているコンデンサCは放電して、抵抗R5とコンデンサCがPMOSトランジスタQ4のゲートに接続するB点はアース電位GNDとなっている。フードスイッチ1がオフであるからA点を流れる電流は0(ゼロ)であり、バッテリ電源Bccからの電流は消費されない。
なお、このときPMOSトランジスタQ4はゲート・ソース間が同電位のためオフ、NMOSトランジスタQ3もゲート・ソース間が同電位のためオフである。
上記の状態から、つぎにフードスイッチ1がオンになると、A点がバッテリ電位VBとなり、これによりCPU15はエンジンフードが開かれたと認識する。
このとき、B点の電位は、抵抗R5とコンデンサCからなる遅延回路の時定数にしたがって、図4の(c)にf3で示すように、バッテリ電位VBに向かって徐々に上昇していく。ここでPMOSトランジスタQ4のソースにはA点のバッテリ電位VBが印加され、ゲートにはB点の電位が印加されているので、(d)のように、そのゲート・ソース間に電位差が発生し、その電位差が閾値電圧Vthを超えている間はPMOSトランジスタQ4がオンする。
これにより、抵抗R3による電圧降下が生じてNMOSトランジスタQ3もゲート・ソース間に電位差が発生してオンする。したがって第2のプルダウン抵抗R12がバイパスされ、バッテリ電源Bccからの電流はフードスイッチ1から第1のプルアップ抵抗R11とNMOSトランジスタQ3とを経由してアースへ流れる。すなわち、このときのA点電流Iは、NMOSトランジスタQ3のオン抵抗が十分小さく無視できるとして、(e)にZ3で示すように、
I=VB/r11
となる。
この電流値はフードスイッチ1の接点に酸化膜が生成されるのを防止するに必要な値を満足するものである。
このあとコンデンサCの充電が進んで、時刻t2でPMOSトランジスタQ4のゲート・ソース間電位差が閾値電圧Vth以下になると、PMOSトランジスタQ4がオフする。この結果、NMOSトランジスタQ3はそのゲート電圧がアース電位GNDとなってオフする。
これにより、バッテリ電源Bccからの電流は第1のプルアップ抵抗R11と第2のプルアップ抵抗R12とを経由してアースへ流れ、A点電流は(e)にZ4で示すように、
I=VB/(r11+r12)
となる。
すなわち、時刻t2を過ぎたあともエンジンフードが開かれたままである場合には、A点電流が低下することになる。
以上のように、駆動回路部16がNMOSトランジスタQ3をオンまたはオフさせることにより、電流制限抵抗全体の抵抗値が切り替わることになる。
コンデンサCが満充電になったあと、時刻t3でエンジンフードが閉じられると、フードスイッチ1がオフになり、A点はアース電位GNDとなるから、CPU15はエンジンフードが閉となったことを認識する。
このときPMOSトランジスタQ4はそのゲート電位(B点の電位)がソース電位(A点の電位)よりも高くなるので、オフとなる。
またB点の電位は、コンデンサCが放電を開始するので、抵抗R5とコンデンサCの遅延回路の時定数にしたがって、図4の(c)にf4で示すように、バッテリ電位VBからアース電位GNDへ向かって徐々に低下していく。そして放電し切ったあとも、PMOSトランジスタQ4はそのゲート・ソース間が同電位となるので、オフの状態を継続する。
A点電流は、フードスイッチ1がオフとされたので、0となる。
本実施例において、第1のプルダウン抵抗R11が発明における第1の抵抗に、第2のプルダウン抵抗R12が第2の抵抗に該当する。
NMOSトランジスタQ3はバイパス手段に該当し、駆動回路部16はバイパス駆動手段に該当する。そして、NMOSトランジスタQ3と駆動回路部16とで抵抗値制御手段を構成している。
また、抵抗R3は電圧降下抵抗に、抵抗R5は遅延抵抗に該当する。
本実施例は以上のように構成され、フードスイッチ1の一方の接点をバッテリ電源電位に、他方の接点を第1、第2のプルダウン抵抗R11、R12からなる抵抗を介してアース電位に接続し、フードスイッチ1と上記抵抗との接続点であるA点をCPU15に接続して、A点の電圧からフードスイッチ1のオンまたはオフ状態を判断する一方、第1、第2のプルダウン抵抗R11、R12の組み合わせを変化させることにより抵抗全体の抵抗値を変化させて、当該抵抗を経てフードスイッチ1に流れる通電電流を低下させるものとしたので、第1の実施例と同様に、フードスイッチ1のオン状態が長時間継続する場合にバッテリ電源の消費が抑制される。
その他、第1の実施例と同様に、抵抗は第1、第2のプルダウン抵抗R11、R12を直列に接続して構成するとともに、第2のプルダウン抵抗R12に並列に設けたNMOSトランジスタQ3をフードスイッチ1がオンとなってから所定時間だけオンさせる駆動回路部16を有して、抵抗の抵抗値を変化させるので、高い安定性と信頼性が得られる。
また駆動回路部16が遅延抵抗とコンデンサからなる遅延回路を備えて上記所定時間を定める点でも、同様に構成が簡単となっている。
なお、各実施例では、フードスイッチに接続させたプルアップまたはプルダウン抵抗をいずれも直列接続の第1、第2のプルアップ抵抗R1、R2、直列接続の第1、第2のプルダウン抵抗R11、R12とし、第2のプルアップ抵抗R2または第2のプルダウン抵抗R12をバイパスするかどうかにより、プルアップ抵抗またはプルダウン抵抗の全体の抵抗値を変化させるものとしたが、これに限定されることなく、プルアップまたはプルダウン抵抗をそれぞれ並列接続の複数の要素抵抗で構成し、所定の要素抵抗に直列に付設した半導体スイッチなどをオン、オフさせることにより全体の抵抗値を変化させることもできる。
本発明を適用した第1の実施例の構成を示す回路図である。 第1の実施例の動作を示すタイムチャートである。 第2の実施例の構成を示す回路図である。 第2の実施例の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 フードスイッチ
2 入力端子
3、13 電子制御ユニット
5、15 CPU
5a 入力ポート
6、16 駆動回路部(バイパス駆動手段)
C コンデンサ
Q1 PMOSトランジスタ(バイパス手段)
Q2 NMOSトランジスタ
Q3 NMOSトランジスタ(バイパス手段)
Q4 PMOSトランジスタ
R1 第1のプルアップ抵抗(第1の抵抗)
R2 第2のプルアップ抵抗(第2の抵抗)
R3 抵抗(電圧降下抵抗)
R4 保護抵抗
R5 抵抗(遅延抵抗)
R11 第1のプルダウン抵抗(第1の抵抗)
R12 第2のプルダウン抵抗(第2の抵抗)

Claims (7)

  1. スイッチの一方の接点を第1の電源電位に、他方の接点を電流制限抵抗を介して第2の電源電位に接続し、スイッチと前記電流制限抵抗との接続点の電圧に基づいてスイッチのオンまたはオフ状態を判断する制御回路を備えるスイッチ入力回路において、
    前記電流制限抵抗の抵抗値を変化させる抵抗値制御手段を有して、
    スイッチがオンとなってから所定時間は前記電流制限抵抗を第1の抵抗値とし、所定時間経過後は第1の抵抗値より高い第2の抵抗値に変化させることにより、スイッチに流れる通電電流をスイッチがオンとなってから所定時間経過後は低下させるようにしたことを特徴とするスイッチ入力回路。
  2. 前記電流制限抵抗が直列に設けた第1の抵抗と第2の抵抗とからなり、
    前記抵抗値制御手段は、前記第2の抵抗に並列に設けたバイパス手段と、スイッチがオンとなってから所定時間だけ前記バイパス手段をオンさせるバイパス駆動手段とを有するものであることを特徴とする請求項1記載のスイッチ入力回路。
  3. 前記バイパス手段が半導体スイッチであり、
    前記バイパス駆動手段は、第2の電源電位と前記半導体スイッチの制御端子の間に設けられた電圧降下抵抗と、前記接続点と前記制御端子の間に設けられたMOSトランジスタと、該MOSトランジスタのゲート・ソース間に設けた遅延手段とからなる駆動回路部で構成され、
    前記スイッチがオンとなってから遅延手段で定まる前記所定時間は、前記MOSトランジスタがオンすることにより前記半導体スイッチをオンさせ、前記所定時間経過後は前記MOSトランジスタがオフすることにより前記半導体スイッチをオフさせることを特徴とする請求項2記載のスイッチ入力回路。
  4. 前記第1の電源電位がアース電位、第2の電源電位が正のバッテリ電源電位であり、
    前記半導体スイッチがPMOSトランジスタであり、
    駆動回路部の前記MOSトランジスタが、そのドレインを前記PMOSトランジスタのゲートに接続し、ソースを前記接続点に接続したNMOSトランジスタであり、
    前記遅延手段が、前記NMOSトランジスタのゲートと前記接続点の間に設けた遅延抵抗と、NMOSトランジスタのゲートとアース電位の間に設けたコンデンサとからなり、
    前記制御回路は、接続点がバッテリ電位のときスイッチがオフ、アース電位のときスイッチがオンと判断することを特徴とする請求項3記載のスイッチ入力回路。
  5. 前記第1の電源電位が正のバッテリ電源電位、第2の電源電位がアース電位であり、
    前記半導体スイッチがNMOSトランジスタであり、
    バイパス駆動回路部の前記MOSトランジスタが、そのドレインを前記NMOSトランジスタのゲートに接続し、ソースを前記接続点に接続したPMOSトランジスタであり、
    前記遅延手段が、前記PMOSトランジスタのゲートと前記接続点の間に設けた遅延抵抗と、PMOSトランジスタのゲートとアース電位の間に設けたコンデンサとからなり、
    前記制御回路は、接続点がアース電位のときスイッチがオフ、バッテリ電位のときスイッチがオンと判断することを特徴とする請求項3記載のスイッチ入力回路。
  6. 前記第1の抵抗は、前記所定時間における通電電流が前記スイッチの接点に酸化膜が生成されるのを防止するに必要な通電電流を確保できる抵抗値に設定されていることを特徴とする請求項2から5のいずれか1に記載のスイッチ入力回路。
  7. スイッチの一方の接点を第1の電源電位に、他方の接点を電流制限抵抗を介して第2の電源電位に接続し、スイッチと前記電流制限抵抗との接続点の電圧に基づいてスイッチのオンまたはオフ状態を判断する制御回路を備えるスイッチ入力回路において、
    スイッチがオンとなってから所定時間は前記電流制限抵抗の抵抗値を第1の抵抗値に設定し、
    前記所定時間経過後は前記電流制限抵抗の抵抗値を第1の抵抗値よりも高い第2の抵抗値へ変化させて、
    前記電流制限抵抗を経てスイッチに流れる通電電流を、スイッチがオンとなってから所定時間経過後は低下させるようにしたことを特徴とするスイッチ入力回路の電流制御方法。
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