JP2006319036A - 過電流保護回路を備えた半導体装置およびそれを用いた電子回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 広い制御入力電圧範囲で過電流保護を一定電流値で働かせることができて充分な信頼性を得る。
【解決手段】 半導体基板1上にパワー半導体素子2と過電流保護回路9とを形成する。過電流保護回路9は、パワー半導体素子2に流れる電流をパワー半導体素子2の高電位端子の電圧として検出する電流検出回路21と、電流検出回路21による検出電圧と所定のしきい値電圧とを比較する比較回路22と、電流検出回路21による検出電圧が所定のしきい値電圧を超えたときにパワー半導体素子2の動作を強制的に停止させる保護回路23と、制御入力電圧を入力として電圧変換を行うことにより、パワー半導体素子2の高電位端子の電圧の制御入力電圧依存性と同等の制御入力電圧依存性を有する電圧をしきい値電圧として生成する電圧変換回路24とで構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特にパワー半導体素子を備えた半導体装置およびこの半導体装置を用いた電子回路に係るものであり、過電流保護機能を有する半導体装置に関するものである。
パワー半導体素子を備えた半導体装置の先行技術として、過電流保護機能を備えた構成が、例えば特許文献1に開示されている。図3は特許文献1に示された先行技術に係る半導体装置を説明するための回路構成図である。
パワーMOSFETによって構成されるパワー半導体素子11は、電源13(電圧Vdd)から負荷12(抵抗R)へ供給される電力を制御するものである。そして、このようなパワー半導体素子11を保護するために、このパワー半導体素子11が形成された同一の半導体基板に、過電流保護部14と温度保護部15とが形成されている。
上記過電流保護部14は、パワーMOSFETからなるトランジスタ141を有する。このトランジスタ141は、上記パワー半導体素子11を構成するパワーMOSFETの領域のうちの1/100〜1/3000の僅かな領域についてソース電極のみパワー半導体素子11から分離され、他はパワー半導体素子11と共通とした構造を有するパワーMOSFETよりなる。すなわち、駆動信号入力端子に入力される電圧Vinが上記パワー半導体素子11およびトランジスタ141を構成するパワーMOSFETのゲートに抵抗R11を介して点aの電位Vaとして共通に供給される。また、上記パワー半導体素子11およびトランジスタ141のドレイン電極は負荷12に共通に接続される。
そして、このトランジスタ141のソース電極は、抵抗R12を介して接地される。また、トランジスタ141のゲートとなる点aには、トランジスタ142のドレインが接続されている。このトランジスタ142は上記抵抗R12の端子電圧となる点bの電位Vbで制御される。これによって、パワー半導体素子11に過電流が流れたときに、過電流に比例した電流がトランジスタ141に流れ、それによって点bの電位が増大したときに、トランジスタ142にチャンネルが形成されてトランジスタ142が導通し点aの電位を下げる。その結果、パワー半導体素子11が遮断され、パワー半導体素子11が電流破壊から保護される。
上記温度保護部15は、上記制御入力電圧Vinが抵抗R13を介して供給される温度検出素子151を備え、この温度検出素子151は抵抗R14を介して接地されている。温度検出素子151は複数のポリシリコンダイオードの直列回路からなる。
そして、上記温度検出素子151と抵抗R14との直列回路に、ツェナーダイオード152が並列に接続され、上記温度検出素子151と抵抗R14との直列回路に定電圧が印加される。
また、この温度保護部15には、トランジスタ153が設けられていて、このトランジスタ153は上記点aと接地点との間に接続され、そのゲート電極は上記温度検出素子151と抵抗R14との接続点cに接続されている。
ここで、上記の温度保護部15の動作について説明する。パワー半導体素子11が発熱し、半導体基板の温度が上昇すると、この温度上昇を温度検出素子151が検出する。具体的に説明すると、半導体基板の温度が上昇すると、温度検出素子151の端子間電圧が減少し、それに伴って点cの電位Vcも上昇する。そして、半導体基板の温度が特定される温度以上に上昇し、電位Vcがトランジスタ153の閾値電圧以上になると、このトランジスタ153にチャンネルが形成されて、トランジスタ153が導通することになる。その結果、点aの電位Vaが低下することになる。したがって、パワー半導体素子11は遮断されることになり、このパワー半導体素子11は熱破壊から保護される。
特開昭63?229757号公報
上記した半導体装置は、一般にはシステムLSIやマイコンで駆動される。近年、省エネルギー化の流れから、これらシステムLSIやマイコンの電源電圧は5Vから3V以下へと、より低くなってきている。しかし、従来の過電流保護回路では、3V以下から5V以上といった広い電圧範囲で流れる電流値の差が大きく、過電流保護を一定値でかけられない。そのため、充分な信頼性を得ることが困難になっている。
例えば、図3に示したような従来の過電流保護機能を備えた半導体装置では、仮に制御入力電圧が5V程度で過電流保護値が30Aになるように抵抗R2の抵抗値を設定していると、入力が3V程度と低くなった場合、パワー半導体素子11、パワーMOSよりなるトランジタ141のゲート端子に加わる電圧が3V/5V=60%に低下する。そのため、パワー半導体素子11、パワーMOSよりなるトランジタ141の電流能力は下がり、抵抗R2の電圧は制御入力電圧5Vの時より高くなり、過電流保護値は30Aより20〜30%下がる。過電流値が下がると正常動作範囲の負荷状態でパワー半導体素子が動作している場合でも、過電流保護機能が動作し、システムを止めてしまうことになり、著しく信頼性が損なわれることになる。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、広い制御入力電圧範囲で過電流保護を一定電流値で働かせることができて充分な信頼性を得ることができる半導体装置およびそれを用いた電子回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の半導体装置は、半導体基板上に形成され高電位端子と接地端子と制御入力電圧が入力される制御入力端子とを有するパワー半導体素子と、半導体基板上に形成されてパワー半導体素子を過電流から保護する過電流保護回路とを備えている。
上記過電流保護回路は、パワー半導体素子に流れる電流をパワー半導体素子の高電位端子の電圧として検出する電流検出回路と、電流検出回路による検出電圧と所定のしきい値電圧とを比較する比較回路と、電流検出回路による検出電圧が所定のしきい値電圧を超えたときにパワー半導体素子の動作を強制的に停止させる保護回路と、制御入力電圧を入力として電圧変換を行うことにより、パワー半導体素子の高電位端子の電圧の制御入力電圧依存性と同等の制御入力電圧依存性を有する電圧をしきい値電圧として生成する電圧変換回路とを備えている。
この構成によれば、パワー半導体素子が形成される半導体基板上に設けた過電流保護回路により、低入力電圧から高入力電圧まで一定の過電流保護値でパワー半導体素子を保護することができ、半導体素子の入力電圧が3V以下程度と低くなった場合も一定な過電流保護値で、パワー半導体素子に流れる電流が遮断制御される。
上記電圧変換回路は、例えば、パワー半導体素子の制御入力端子に一端が接続された第1の抵抗と、第1の抵抗の他端に一端が接続されパワー半導体素子の接地端子に他端が接続された第2の抵抗と、パワー半導体素子の制御入力端子に一端が接続された第3の抵抗と、第3の抵抗の他端に一端が接続されパワー半導体素子の接地端子に他端が接続された第4の抵抗と、第1および第2の抵抗の接続点に一方の主端子が接続され制御端子が第3および第4の抵抗の接続点に接続された電流バイパス用半導体素子と、電流バイパス用半導体素子の他方の主端子に一端が接続されパワー半導体素子の接地端子に他端が接続された第5の抵抗とからなる。
また、本発明の電子回路は、半導体基板上に形成され高電位端子と接地端子と制御入力電圧が入力される制御入力端子とを有するパワー半導体素子と、半導体基板上に形成されてパワー半導体素子を過電流から保護する過電流保護回路と、パワー半導体素子の高電位端子に負荷を介して一端が接続されパワー半導体素子の接地端子に他端が接続された電源と、パワー半導体素子の制御入力端子に接続された駆動回路とを備えている。
上記過電流保護回路は、パワー半導体素子に流れる電流をパワー半導体素子の高電位端子の電圧として検出する電流検出回路と、電流検出回路による検出電圧と所定のしきい値電圧とを比較する比較回路と、電流検出回路による検出電圧が所定のしきい値電圧を超えたときにパワー半導体素子の動作を強制的に停止させる保護回路と、制御入力電圧を入力として電圧変換を行うことにより、パワー半導体素子の高電位端子の電圧の制御入力電圧依存性と同等の制御入力電圧依存性を有する電圧をしきい値電圧として生成する電圧変換回路とを備えている。
この構成によれば、上記本発明の半導体装置と同様の作用効果を有する。
上記電圧変換回路は、上記本発明の半導体装置の場合と同様に構成される。また、上記駆動回路は、例えば、マイコンまたはLSIからなる。
本発明に係る半導体装置にあっては、パワー半導体素子の高電位端子の電圧の制御入力電圧依存性と同等の制御入力電圧依存性を有する電圧をしきい値電圧として生成する電圧変換回路を過電流保護回路に設け、この電圧変換回路により得られたしきい値電圧と電流検出回路による検出電圧とを比較するため、低入力電圧から高入力電圧まで一定の過電流保護値でパワー半導体素子を保護することができる。そのため、低電圧で動作するシステムLSIやマイコンで駆動可能になり、従来のように5V程度の高入力電圧で駆動することも、広い範囲の多品種のシステムLSIやマイコンを用いて3V以下で駆動させることも可能となる。また、入力電圧の変動に対して、一定の過電流保護値でパワー半導体素子が保護されることとなり、信頼性が向上するものである。
また、3V以下から5V以上といった広い電圧範囲で過電流保護値を一定にすることにより、システム変更により制御入力電圧が5Vから3Vに変更になった場合や、制御入力電圧として異なる電圧が混在する場合でも1種類の半導体装置で済み、在庫、製造管理も大幅に削減される。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態のパワー用の半導体装置の回路構成を示すものである。縦型パワーMOSFETによって構成されるパワー半導体素子2は、負荷10に供給される電源8からの電力を制御するものである。このパワー半導体素子2は、高電位端子(ドレイン)と接地端子(ソース)と制御入力電圧が入力される制御入力端子(ゲート)とを有する。パワー半導体素子2を過電流から保護するために、パワー半導体素子2が形成された同一の半導体基板1上に、過電流保護回路9が形成されている。
この半導体装置では、制御入力端子INに制御入力電圧が印加されると、過電流保護回路9の抵抗R1を介して、パワー半導体素子2のゲートが駆動され、パワー半導体素子2にドレイン端子からソース端子に電流が流れる。これによって、電源8から負荷10へ電力が供給される。
ここで、パワー半導体素子2のドレイン端子には抵抗R12の一端が接続され、抵抗R12の他端は抵抗R13を介して接地されている。この抵抗R12,R13がパワー半導体素子2に流れる電流をパワー半導体素子2の高電位端子の電圧として検出する電流検出回路21を構成している。この場合、回路動作から判るように抵抗R12は無くとも動作に支障はない。
パワー半導体素子2はゲート電圧すなわち制御入力電圧に応じて電流が流れ、一般にゲート電圧が高い方がオン抵抗が低くなって、ドレイン端子電圧が低くなる。パワー半導体素子2の高電位端子の電圧が制御入力電圧に依存することになる。この高電位端子の電圧は制御入力電圧の変化に応じて負の傾きをもって変化することになる。
図1において、抵抗R12と抵抗R13との接続点であるB点には、抵抗R12,R13で分圧された電圧Vが現れる。この電圧Vも、高電位端子の電圧に連動して制御入力電圧の変化に応じて負の傾きをもって変化することになる。B点にはトランジスタ3のゲートが接続されている。
パワー半導体素子2がオンするとドレイン電流が流れ、流れる電流に応じてドレイン電圧が上昇する。すなわち電圧Vが電流に応じて上昇する。
一方、C点にはトランジスタ4のゲートが接続されていて、電圧Vよりも電圧Vが高いと、トランジスタ3がオンする。その結果、電圧Vが下がり、E点に接続されたトランジスタ6がオフし、トランジスタ7のゲートは制御入力電圧が印加されることになり、トランジスタ7はオンし、図1に示したA点は接地されることとなり、その電位Vは0Vとなる。この場合、A点の電位は、パワー半導体素子2のゲート電位と同じであるから、パワー半導体素子2はオフ状態となり、過電流破壊から保護される。
上記のトランジスタ3,4と抵抗R3,R9,R10は電流検出回路21による検出電圧(電圧V)と所定のしきい値電圧(電圧V)とを比較する比較回路22を構成する。また、上記のトランジスタ6,7抵抗R1,R2は、電流検出回路21による検出電圧が所定のしきい値電圧を超えたときにパワー半導体素子2の動作を強制的に停止させる保護回路23を構成する。
本実施の形態では、さらに入力電圧が約3Vから6Vまでの広い電圧範囲で一定な過電流保護値でパワー半導体素子2の保護動作が働くように、過電流保護回路9には、トランジスタ4のゲート電圧すなわちC点の電圧Vを制御入力電圧の変化に応じて適度な負の傾きをもって変化させるように動作する電圧変換回路24が組み込まれている。この電圧変換回路24は、制御入力電圧を入力として電圧変換を行うことにより、パワー半導体素子の高電位端子の電圧の制御入力電圧依存性と同等の制御入力電圧依存性を有する電圧をしきい値電圧として生成する機能を有する。
具体的な構成としては、この電圧変換回路は、制御入力端子INと接地点(接地端子)との間にそれぞれ接続された抵抗R5,R6の直列回路および抵抗R8,R7の直列回路と、抵抗R5と抵抗R6の接続点にゲートが接続され、抵抗R8,R7の接続点にドレインが接続された電流バイパス用のトランジスタ5と、トランジスタ5のソースと接地点の間に接続された抵抗R4とで構成される。
本実施の形態における過電流保護回路の動作を図2を用いて説明する。
入力端子INの電圧が低電圧(仮に3Vとする)の場合に、トランジスタ5のゲート電圧がスレシュホールド電圧以下で、トランジスタ5が働かないように抵抗R5、抵抗R6の抵抗値が設定されている。
この場合、図1からわかるように、抵抗R7を流れる電流Iは、抵抗R8を流れる電流Iと同じとなり、C点の電位Vは、電流Iで決まる分圧電圧と同じである。この状態で、パワー半導体素子2に大きな電流が流れると、B点の電圧Vが上昇する。この電位Vがトランジスタ3のゲートに加えられており、トランジスタ4のゲート電圧Vより電圧Vが高いと、トランジスタ3はオンし、電圧Vが下がり、E点に接続されたトランジスタ6はオフし、トランジスタ7のゲートには制御入力電圧が印加されることになる。その結果、トランジスタ7はオンし、図1に示したA点は接地されることとなり、その電位Vは0Vとなる。この場合、A点の電位は、パワー半導体素子2のゲート電位と同じであるから、パワー半導体素子2はオフ状態となり、過電流破壊から保護される。
つぎに、入力端子INの電圧が上昇(仮に5Vとする)した場合を考える。抵抗R8を流れる電流Iは制御入力電圧に応じて増加し、C点の電圧Vは、図2に点線で示したように上昇しようと働く。ところが、制御入力端子INの電圧の上昇によりトランジスタ5のゲート電圧も上昇する。この電圧がスレシュホールド電圧以上となるとトランジスタ5はオンし、トランジスタ5に電流が流れ始める。その結果、抵抗R8を流れる電流Iの一部が電流Iとして流れ、抵抗R7を流れる電流Iは減少する。
この電流Iは、トランジスタ5のソース電位と抵抗R4とで決まる。この電流Iが流れることにより、抵抗R7を流れる電流I(=I−I)は制御入力電圧に応じて適度な負の傾きをもって変化し、C点の電位Vは、電流Iで決まる分圧電圧となる。
このため、制御入力端子INの電圧が上昇しても、C点の電位Vは図2で示した実線のように、制御入力端子INの電圧の変化に対して、適度な負の傾きをもって変化する。
上記のように、制御入力電圧の変化に対してB点の電圧Vが適度な負の傾きをもって変化する場合において、C点の電圧Vも制御入力電圧の変化に対してB点の電圧Vと同じように変化する。その結果、パワー半導体素子2に電流が流れることによりB点に現れる電圧Vが変化するが、この電圧Vの制御入力電圧に対する依存性と同等の依存性をC点の電圧Vが持つことになる。したがって、制御入力端子INへ入力される制御入力電圧が変化しても、パワー半導体素子2は一定の過電流保護値で保護されることとなり、信頼性が向上される。
本実施の形態によれば、上記した構成の過電流保護回路を設けることにより、半導体素子の制御入力電圧が5V程度以上である場合だけでなく3V以下程度と低くなった場合にも過電流保護値を同一(一定)に保つことができ、制御入力電圧の大きさにかかわらず、同じ電流値でパワー半導体素子2を電流破壊から保護できる。そのため、低電圧で動作するシステムLSIやマイコンでパワー半導体素子を駆動できる。このことにより、本実施例の半導体装置を含む電子回路の消費電力を削減することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、従来の高入力電圧で駆動する駆動回路も使用可能であるから、駆動回路の種類によらず、一つの装置で対応できる。
また、駆動回路の変調等の事故で、入力電圧が変動した場合にも、同一(一定)の過電流保護値でパワー半導体素子は保護されるため、半導体装置およびそれを用いた電子回路の信頼性が大幅に向上する。
なお、本実施の形態では、パワー半導体素子2、トランジスタ3、4、5、6、7をそれぞれNチャンネルのMOSFETで構成したが、PチャンネルMOSFETで構成しても、同様に本発明を実施できる。
パワー半導体素子2については、N型シリコン基板をドレイン電極とする高耐圧NチャネルDMOSトランジスタであっても、P型シリコン基板をドレイン電極とする高耐圧PチャネルDMOSトランジスタのいずれであってもよい。
また、パワー半導体素子2はバイポーラトランジスタであってもよい。
また、負荷や電源の種類や制御入力端子INに接続される駆動回路については特に限定しない。
本発明にかかる半導体装置は、パワー半導体素子を備えた半導体装置として、素子の過電流保護が必要な場合に特に有用である。
本発明の実施の形態に係る半導体装置の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置における過電流保護回路の特性図である。 先行技術に係る半導体装置の構成を示す回路図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 パワー半導体素子
3、4、5、6、7 トランジスタ
8 電源
9 過電流保護回路
10 負荷
21 電流検出回路
22 比較回路
23 保護回路
24 電圧変換回路

Claims (5)

  1. 半導体基板上に形成され高電位端子と接地端子と制御入力電圧が入力される制御入力端子とを有するパワー半導体素子と、前記半導体基板上に形成されて前記パワー半導体素子を過電流から保護する過電流保護回路とを備えた半導体装置であって、
    前記過電流保護回路は、前記パワー半導体素子に流れる電流を前記パワー半導体素子の高電位端子の電圧として検出する電流検出回路と、
    前記電流検出回路による検出電圧と所定のしきい値電圧とを比較する比較回路と、
    前記電流検出回路による検出電圧が前記所定のしきい値電圧を超えたときに前記パワー半導体素子の動作を強制的に停止させる保護回路と、
    前記制御入力電圧を入力として電圧変換を行うことにより、前記パワー半導体素子の高電位端子の電圧の制御入力電圧依存性と同等の制御入力電圧依存性を有する電圧を前記しきい値電圧として生成する電圧変換回路とを備えた半導体装置。
  2. 前記電圧変換回路は、前記パワー半導体素子の制御入力端子に一端が接続された第1の抵抗と、前記第1の抵抗の他端に一端が接続され前記パワー半導体素子の接地端子に他端が接続された第2の抵抗と、前記パワー半導体素子の制御入力端子に一端が接続された第3の抵抗と、前記第3の抵抗の他端に一端が接続され前記パワー半導体素子の接地端子に他端が接続された第4の抵抗と、前記第1および第2の抵抗の接続点に一方の主端子が接続され制御端子が前記第3および第4の抵抗の接続点に接続された電流バイパス用半導体素子と、前記電流バイパス用半導体素子の他方の主端子に一端が接続され前記パワー半導体素子の接地端子に他端が接続された第5の抵抗とからなる請求項1記載の半導体装置。
  3. 半導体基板上に形成され高電位端子と接地端子と制御入力電圧が入力される制御入力端子とを有するパワー半導体素子と、前記半導体基板上に形成されて前記パワー半導体素子を過電流から保護する過電流保護回路と、前記パワー半導体素子の高電位端子に負荷を介して一端が接続され前記パワー半導体素子の接地端子に他端が接続された電源と、前記パワー半導体素子の制御入力端子に接続された駆動回路とを備えた電子回路であって、
    前記過電流保護回路は、前記パワー半導体素子に流れる電流を前記パワー半導体素子の高電位端子の電圧として検出する電流検出回路と、
    前記電流検出回路による検出電圧と所定のしきい値電圧とを比較する比較回路と、
    前記電流検出回路による検出電圧が前記所定のしきい値電圧を超えたときに前記パワー半導体素子の動作を強制的に停止させる保護回路と、
    前記制御入力電圧を入力として電圧変換を行うことにより、前記パワー半導体素子の高電位端子の電圧の制御入力電圧依存性と同等の制御入力電圧依存性を有する電圧を前記しきい値電圧として生成する電圧変換回路とを備えた電子回路。
  4. 前記電圧変換回路は、前記パワー半導体素子の制御入力端子に一端が接続された第1の抵抗と、前記第1の抵抗の他端に一端が接続され前記パワー半導体素子の接地端子に他端が接続された第2の抵抗と、前記パワー半導体素子の制御入力端子に一端が接続された第3の抵抗と、前記第3の抵抗の他端に一端が接続され前記パワー半導体素子の接地端子に他端が接続された第4の抵抗と、前記第1および第2の抵抗の接続点に一方の主端子が接続され制御端子が前記第3および第4の抵抗の接続点に接続された電流バイパス用半導体素子と、前記電流バイパス用半導体素子の他方の主端子に一端が接続され前記パワー半導体素子の接地端子に他端が接続された第5の抵抗とからなる請求項3記載の電子回路。
  5. 前記駆動回路がマイコンまたはLSIからなる請求項3または4記載の電子回路。
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