JP2006318748A - バキュームスイッチ - Google Patents

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JP2006318748A
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Yuichi Ishikawa
裕一 石川
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

【課題】 ハウジングの溶着バリを逐一取り除く必要なくして、組み込み先の機構等に害を及ぼすことのないようにする。
【解決手段】 一方のハウジング部品11aとこれに溶着(溶着部Y11)により接合する他方のハウジング部品11bとから成るハウジング11の内部に、流体の圧力の変化に応動する接点機構12を収納して構成するものにおいて、一方のハウジング部品11a又は他方のハウジング部品11bに相手ハウジング部品を囲繞する囲い壁23を設け、この囲い壁23より奥側の位置に溶着部Y11を設定することにより、溶着バリが囲い壁23の内側に発生し、囲い壁23により囲われる。このため、それを逐一取り除かなくても、組み込み先の機構等に害を及ぼすことがなくなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハウジングを一方のハウジング部品と他方のハウジング部品との溶着による接合で構成するバキュームスイッチに関する。
バキュームスイッチは、例えば自動車など車両に用いられており、特には車両の燃料供給路等に用いられていて、その燃料供給路に存在するフィルタが目詰まりすると、負圧が発生することにより、作動してフィルタの目詰まりを検出するようになっている。
図3はそのものの従来構造を示しており、ハウジング1の内部に、上記車両の燃料等の流体の圧力の変化に応動する接点機構2が収納されている。ハウジング1は、接点機構2の組み込みのため、一方のハウジング部品1aと他方のハウジング部品1bとに分けて作製されており、接点機構2を組み込んだ後、一方のハウジング部品1aに他方のハウジング部品1bを溶着部Y1で示すように溶着、特には超音波溶着して密に接合されている。
特開平8−212889号公報 実開平5−65042号公報
上記従来のものの場合、溶着部Y1には、図4に示すように、溶着によるバリV1が発生する。このバリV1は、溶着部Y1から外方に突出しており、バキュームスイッチを車両等に組み込む際に、それが組み込み先の機構等に擦られて取れ落ち、害を及ぼす可能性がある。このため、溶着後には、バリV1を逐一取り除く作業を行っており、それに手間がかかっていた。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、ハウジングの溶着バリを逐一取り除く必要なくして、組み込み先の機構等に害を及ぼすことのないバキュームスイッチを提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明のバキュームスイッチは、一方のハウジング部品とこれに溶着により接合する他方のハウジング部品とから成るハウジングの内部に、流体の圧力の変化に応動する接点機構を収納して構成するものにおいて、前記一方のハウジング部品又は他方のハウジング部品に相手ハウジング部品を囲繞する囲い壁を設け、この囲い壁より奥側の位置でそれら一方のハウジング部品と他方のハウジング部品との前記溶着による接合をしたことを特徴とする。
上記手段によれば、ハウジングの溶着バリは囲い壁の内側に発生し、囲い壁によって囲われる。このため、それを逐一取り除かなくても、組み込み先の機構等に害を及ぼすことがなく、かくして、ハウジングの溶着バリを取り除く作業を不要ならしめることができる。
以下、本発明の一実施例(一実施形態)につき、図1及び図2を参照して説明する。
まず、図1には、バキュームスイッチの全体構造を示しており、ハウジング11の内部に接点機構12を収納している。
接点機構12は、この場合、主として、下座板13と、この下座板13上に配置した圧縮コイルスプリング14と、この圧縮コイルスプリング14上に配置した可動コンタクト15と、この可動コンタクト15に下方で対向した固定コンタクト16と、可動コンタクト15上に配置したプッシャ17と、プッシャ17上に配置したダイヤフラム18と、ダイヤフラム18上に配置した受け座19と、受け座19上に配置した圧縮コイルスプリング20と、圧縮コイルスプリング20上に配置した上座板21から成っている。
その構成で、常時は、圧縮コイルスプリング14の弾発力に勝る圧縮コイルスプリング20の弾発力で、可動コンタクト15が固定コンタクト16に接してオンしている。そして、ダイヤフラム18の上方部分が負圧になると、圧縮コイルスプリング14の弾発力により、可動コンタクト15から圧縮コイルスプリング20までが押されて、可動コンタクト15が固定コンタクト16から離間し、オフ作動するようになっている。
これに対して、ハウジング11は、一方(図中下方)のハウジング部品11aと、他方(図中上方)のハウジング部品11bから成っており、そのうちの他方のハウジング部品11bの上部に連通口22を形成し、この連通口22からハウジング11内に流体が流入して、その圧力を上記接点機構12のダイヤフラム18に及ぼすようにしている。
そして又、一方のハウジング部品11aの上方(他方のハウジング部品11b側)の開口縁部には、囲い壁23を形成し、この囲い壁23によって、他方のハウジング部品11bの下方(一方のハウジング部品11a側)の開口縁部からその近傍までの全周を、他方のハウジング部品11bから離間して囲うようにしている。なお、囲い壁23は他方のハウジング部品11bに接触はせず、わずかな隙間を隔てて離間している。
11は、一方のハウジング部品11aと他方のハウジング部品11bとを溶着、特には超音波溶着したことによる溶着部を示しており、この溶着部Y11は、上記囲い壁23より奥側(図中下方)の位置に存して、ハウジング部品11aと他方のハウジング部品11bとの密な接合に供している。
このように本構成のものでは、一方のハウジング部品11aに相手ハウジング部品である他方のハウジング部品11bを囲繞する囲い壁23を設け、この囲い壁23より奥側の位置でそれら一方のハウジング部品11aと他方のハウジング部品11bとの溶着による接合をしている。
この結果、図2に示すように、ハウジング11の溶着バリV11は囲い23壁の内側に発生し、囲い壁23によって囲われる。このため、それを逐一取り除かなくても、組み込み先の機構等に擦られて取れ落ちるということがなく、その組み込み先の機構等に害を及ぼすことがなくなる。かくして、ハウジング11の溶着バリV11を取り除く作業を不要ならしめる得るものであり、その手間を省くことができる。
なお、囲い壁23は、他方のハウジング部品11bに一方のハウジング部品11aを囲繞するように形成し、この他方のハウジング部品11bに形成した囲い壁23より奥側の位置でそれら一方のハウジング部品11aと他方のハウジング部品11bとの溶着による接合をするようにしても良い。
又、一方のハウジング部品11aと他方のハウジング部品11bとの溶着は、超音波溶着に限られず、加熱溶着や摩擦溶着など、他の溶着方法を採るようにしても良い。
更に、バキュームスイッチ自体、自動車など車両以外に適用するものであっても良いし、作動対象の流体も液体に限られず、気体であっても良い。
そのほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
本発明の一実施例を示す全体の縦断面図 図1のA部分の拡大図 従来例を示す図1相当図 図3のB部分の拡大図
符号の説明
図面中、11はハウジング、11aは一方のハウジング部品、11bは他方のハウジング部品、12は接点機構、23は囲い壁、Y11は溶着部を示す。

Claims (1)

  1. 一方のハウジング部品とこれに溶着により接合する他方のハウジング部品とから成るハウジングの内部に、流体の圧力の変化に応動する接点機構を収納して構成するものにおいて、
    前記一方のハウジング部品又は他方のハウジング部品に相手ハウジング部品を囲繞する囲い壁を設け、この囲い壁より奥側の位置でそれら一方のハウジング部品と他方のハウジング部品との前記溶着による接合をしたことを特徴とするバキュームスイッチ。

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01195625A (ja) * 1988-01-29 1989-08-07 Aisin Seiki Co Ltd 負圧応動スイツチ
JPH04131225A (ja) * 1990-09-25 1992-05-01 Mazda Motor Corp 樹脂部材の溶着方法
JPH06285994A (ja) * 1993-03-31 1994-10-11 Tsuchiya Mfg Co Ltd 合成樹脂部材の溶着方法

Patent Citations (3)

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