JP2008157355A - シール構造 - Google Patents

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Shinkaku Oyadomari
真角 親泊
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】容器本体に該容器本体の収容溝に収容したパッキンを介して蓋体を装着する際に、パッキンが収容溝から外れるのを防止する。
【解決手段】 容器本体1における蓋体2との突合せ面1aに略四角形断面の収容溝1bを形成し、該収容溝1bにゴムリング4を収容し、該ゴムリング4が収容溝1bの底面1cと蓋体2とにより圧縮されるシール構造において、ゴムリング4の形状を、収容溝1bの幅寸法(A)よりも僅かに大きな幅寸法と、収容溝1bの高さ寸法(B)に圧縮代(g)を加えた高さ寸法とを有する四角形断面に対し、ゴムリング4の変形を容易にするために該四角形断面の四隅を三角形に切り欠いた形状とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、シール構造に関し、組み立てる際に弾性パッキンが収容溝から外れるのを防止したものである。
一般的に容器本体と蓋体とから構成され容器本体の内部を密閉するシール構造においては、容器本体と蓋体とを付き合わせた部分に漏れが生じないようにするため、容器本体と蓋体との間にパッキンとしてOリングを介在させている。Oリングは形状が単純であり、高いシール性能を持つことから広く使用されている。
パッキンを介在させたシール構造としては、例えば特許文献1,特許文献2に記載のものが知られている。いずれのシール構造も、図3に示すように、相互に付き合わせる容器本体1と蓋体2との一方である容器本体1に溝1bを形成し、該溝1bに断面形状が円形であって潰し代を有するOリング3を嵌め込み、蓋体2によってOリング3を圧縮して潰すことにより両者間をシールするものである。密閉された容器本体1の内部の流体圧力と外気圧との差が大きい場合は、その圧力差によってOリング3は溝1bの左または右へ向かって押圧され、Oリング3が変形することによりシールが行われる。一方、圧力差が小さい場合には、蓋体2によって圧縮されて変形することによりセルフシールされることになる。
実公平7−37341号公報 特開平9−275281号公報
ところが、Oリングの形状が単純であって溝構造も単純であることから、Oリング3を介して容器本体1に蓋体2を装着して組み立てる際に、Oリング3が容器本体1の溝1bから外れることがあり作業性が悪い。そして、接合面が鉛直方向に沿っている場合や、溝1bの断面積が小さい場合には、Oリング3が特に外れ易い。
そこで本発明は、上記の課題を解決したシール構造を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、相互に付き合わせた第1部材と第2部材とのいずれか一方の部材の突合せ面に略四角形断面の収容溝を形成し、該収容溝に弾性パッキンを収容し、該弾性パッキンが一方の部材の前記収容溝の底面と他方の部材とにより圧縮されるシール構造において、前記弾性パッキンの形状を、前記収容溝の幅寸法よりも僅かに大きな幅寸法と、前記収容溝の高さ寸法に圧縮代を加えた高さ寸法とを有する四角形断面に対し、該四角形断面の四隅を切り欠いた形状としたことを特徴とする。
この発明によれば、弾性パッキンを幅方向に少し圧縮しながら一方の部材の収容溝に弾性パッキンを収容し、他方の部材を一方の部材に突き合わせることにより、弾性パッキンが高さ方向に圧縮され第1部材と第2部材との間がシールされる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のシール構造において、前記切り欠いた部分の形状が三角形であることを特徴とする。
この発明によれば、三角形に切り欠いた空間部分に弾性パッキンの弾性変形した部分が逃げ込むことから、弾性パッキンの変形が容易になる。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のシール構造において、前記切り欠いた部分の形状が台形であって、該台形の下底が前記四角形断面の幅方向に長い2面と重なることを特徴とする。
この発明によれば、切り欠いた部分の形状を台形にしたことから、収容溝の側壁に当接する部分が四角形の突出部となり、弾性パッキンの幅方向および高さ方向の変形が容易となる。
本発明に係るシール構造によれば、弾性パッキンは幅方向に少し圧縮されて収容溝に収容されるので、弾性パッキンが幅方向に圧縮された状態で収容溝の内部に保持され、収容溝から外れにくい。従って、シール構造を組み立てる際の作業性が良い。また、弾性パッキンに裏表がないことから、収容溝に弾性パッキンを収容する際に弾性パッキンの裏表を判断する必要がなく、作業性が良い。
以下、本発明によるシール構造の実施の形態を説明する。
(a)実施の形態1
まず、実施の形態1を図1に示す。
相互に付き合わせた第1部材としての容器本体1と第2部材としての蓋体2とのうちの容器本体1の突合せ面1aに略四角形断面の収容溝1bが形成されている。該収容溝1bには、弾性パッキンとしてのゴムリング4が収容されている。該ゴムリング4は、容器本体1の収容溝1bの底面1cと蓋体2とにより縦方向に圧縮されている。
前記ゴムリング4の基本形状は四角形断面であり、四角形断面の圧縮前の幅寸法は、収容溝1bの幅寸法(A)よりも僅かに大きな寸法に設定されている。ゴムリング4の幅寸法をこのような大きさにしたのは、圧縮された状態で収容溝1bの内部に保持されることによりゴムリング4が収容溝1bから外れないようにしたものである。一方、四角形断面の圧縮前の高さ寸法は収容溝1bの高さ寸法(B)に圧縮代(g)を加えた寸法である。ゴムリング4の高さ寸法をこのような大きさにしたのは、圧縮代を十分に大きくすることにより、シール性能を確保するためである。そして、ゴムリング4の変形を容易にしてシール性能を高めるため、四角形断面の四隅が切り欠かれている。実施の形態1では、切り欠いた部分の形状を三角形にしたものである。この三角形は、90度を挟む2辺の長さが略等しい二等辺直角三角形であり、ゴムリング4には面取りをしたように斜面4bが形成されている。
次に、シール構造の作用を説明する。
ゴムリング4を幅方向に少し圧縮しながら、該ゴムリング4を容器本体1の収容溝1bに収容し、その後に容器本体1に蓋体2を突き合わせる。これにより、ゴムリング4が圧縮代の分だけ高さ方向に圧縮され、容器本体1と蓋体2との間がシールされる。そして、ゴムリング4の弾性変形した部分がゴムリング4の四隅を切り欠いた三角形の空間1dへ逃げ込むことから、ゴムリング4の変形が容易になる。
シール構造を組み立てる際には、ゴムリング4が幅方向に少し圧縮されて収容溝1bに収容されるので、ゴムリング4が圧縮された状態で収容溝1bの内部に保持され、収容溝1bから外れにくい。従って、シール構造を組み立てる際の作業性が良い。また、ゴムリング4に裏表がないことから、ゴムリング4を収容溝1bに収容する際にゴムリング4の裏表を判断する必要がなく、作業性が良い。
(b)実施の形態2
次に、実施の形態2を図2に示す。この実施の形態は、実施の形態1の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
この実施の形態は、実施の形態1の前記ゴムリング4の切り欠いた部分の形状を、三角形に代えて台形としたものである。即ち、長い下底と短い上底とを有する台形の下底の部分が前記四角形断面の幅方向に長い2面と重なっている。これにより、図1と図2とを比較するとわかるように、収容溝1bの側壁1eに当接する部分が四角形の突出部4aとなっている。
次に、シール構造の作用を説明する。
切り欠かれた部分の形状を台形にしたことから、収容溝1bの側壁1eに当接する部分が四角形の突出部4aとなり、突出部4aの変形が容易なことから、ゴムリング4自体の幅方向の変形が容易となる。突出部4aの変形が容易なのは、突出部4aの幅が小さく上下面が平行なことによる。
また、幅方向の変形が容易であることから、高さ方向の荷重を受けたときにゴムリング4が弾性変形して左右方向へ逃げることが可能になり、ゴムリング4の高さ方向の変形も容易になる。
更に、切り欠いた部分の台形の斜辺でもある斜面4bの傾きが実施の形態1の斜面4bに比べて大きいので、ゴムリング4の上面4c,下面4cの幅寸法W2が実施の形態1の上面の幅寸法W1よりも大きくなり、蓋体2に当接するゴムリング4のシール面が実施の形態1の場合に比べて広く、ゴムリング4のシール性能が高い。
その他の構成,作用は実施の形態1と同じなので、説明を省略する。
なお、本実施の形態では弾性パッキンとしてゴムリングを用いた場合を示したが、ゴムに限らず弾性材料で形成されたものであれば良い。また、容器本体と蓋体との突合せ部のシール構造を例として示したが、容器本体と蓋体とのシール構造に限定されるものではない。
シール構造を示す断面図(実施の形態1)。 シール構造を示す断面図(実施の形態2)。 シール構造を示す断面図(従来)。
符号の説明
1…容器本体(第1部材)
1a…突合せ面
1b…収容溝
1c…底面
1d…空間
2…蓋体(第2部材)
4…ゴムリング(弾性パッキン)
4b…斜面

Claims (3)

  1. 相互に付き合わせた第1部材と第2部材とのいずれか一方の部材の突合せ面に略四角形断面の収容溝を形成し、該収容溝に弾性パッキンを収容し、該弾性パッキンが一方の部材の前記収容溝の底面と他方の部材とにより圧縮されるシール構造において、
    前記弾性パッキンの形状を、前記収容溝の幅寸法よりも僅かに大きな幅寸法と、前記収容溝の高さ寸法に圧縮代を加えた高さ寸法とを有する四角形断面に対し、該四角形断面の四隅を切り欠いた形状としたことを特徴とするシール構造。
  2. 請求項1に記載のシール構造において、前記切り欠いた部分の形状が三角形であることを特徴とするシール構造。
  3. 請求項1に記載のシール構造において、前記切り欠いた部分の形状が台形であって、該台形の下底が前記四角形断面の幅方向に長い2面と重なることを特徴とするシール構造。
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