JP2006318630A - ハードディスクドライブの記録強度の制御方法,記録媒体,及びハードディスクドライブ - Google Patents

ハードディスクドライブの記録強度の制御方法,記録媒体,及びハードディスクドライブ Download PDF

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Abstract

【課題】ハードディスクドライブの記録強度の制御方法及びそれに適したプログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】記録動作を開始する前にヘッドの飛行高さを算出する過程と,算出された飛行高さによって記録強度を制御する過程と,を含むハードディスクドライブの記録強度の制御方法である。これにより,ヘッドの飛行高さによって記録強度を制御することにより,弱い記録,非正常的な信号の記録などを防止して最適の記録を行える。
【選択図】図7

Description

本発明は,ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)に係り,特に,ヘッドの飛行高さ(Flying Height:FH)によって記録強度を制御することによって記録性能を改善する方法,そして,それに適したプログラムを保存するコンピュータで読み取り可能な記録媒体に関する。
データ保存装置の一つであるHDDは,磁気ヘッドにより,ディスクにデータを記録し,またディスクからデータを再生する。
図1は,一般的なHDDシステムの構造を示す図面である。図1に示すように,ハードディスク20は,HDD10内のベース11上に回転自在に設置される。HDD10には,ハードディスク20面の磁気領域を磁化または感知することにより情報を記録/再生するように,回転するハードディスク20の記録/再生面に対応する少なくとも一つ以上の磁気ヘッドが備えられている。
前記磁気ヘッドは,HDD10内のベース11上に回転自在に設置された磁気ヘッド組立体30の端部に設置され,磁気ヘッド組立体30の回転によって回転するハードディスク上の目標位置に移送される。
磁気ヘッド組立体30は,ハードディスク20に対して情報を記録/再生できる磁気ヘッドがその先端側に設けられた磁気ヘッドスライダ50と,回転軸34に回転自在に結合されるアクチュエータアーム32と,このアクチュエータアーム32に結合されており,前記磁気ヘッドスライダ50が設置されるサスペンション31と,を備える。
磁気ヘッドスライダ50は,サスペンション31によりハードディスク20側にバイアスされており,ハードディスク20が回転し始めれば,ハードディスク20の回転により発生する空気動圧により,ハードディスクに対して浮上したまま飛行する。磁気ヘッドスライダ50が浮上したまま飛行するとき,磁気ヘッドスライダ50に設けられた磁気ヘッドとハードディスク20の表面との間隔をFH(Flying Height:飛行高さ)という。
図2は,一般的な磁気ヘッドの構造を示す図面である,図2に示すように,磁気ヘッド70は,再生のための磁気抵抗ヘッド74と,記録のための誘導記録ヘッドと,を備えている。磁気抵抗ヘッド74は,ハードディスク20に記録された磁気信号を感知して再生する役割を行う。誘導記録ヘッドは,所望の信号をハードディスク20に記録する。誘導記録ヘッドは,ハードディスク20の磁性層を磁化させるための漏れ磁束を形成するために,一定の間隔で分離されているトップポール71及びボトムポール72と,電流が供給されることによって磁界が発生する記録用コイル73とを備える。
最近のHDDは,容量を増加させるためにTPI(Track per Inch)を増大させ,FHを低め,そして記録周波数を高める方向に進んでいる。
ハードディスク20のトラック幅を減らすためには,そこに磁気信号を記録する誘導記録ヘッドの幅もトラック幅の縮小に合わせて減らし,狭められたトラックに記録された磁気信号を再生するために,ヘッド70のFHも低める必要がある。
ヘッド70のFHは,許容可能な限界内で可能な限り低いことが望ましい。ヘッド70のFHは,HDD10の設計段階でスピンドルモータの回転数,ディスクの材質,ヘッド組立体の機構的な特性などを考慮して最適の値と決定される。
しかし,ヘッド70のFHは,HDD10の動作温度,空気圧,空気中の水分含量,HDD10の駆動電圧などによって変わり得る。例えば,HDD10内の空気圧は,ヘッド70を浮上させるために必要な空気動圧に影響を与えるが,その大きさは,HDD10の使用環境によって変わる。
したがって,ヘッド70のFHを最適に制御するために,このような重要な役割を考慮せねばならない。
ヘッド70のFHが低くなるほど,HDI(Head−Disc Interface)の余裕が減る。特に,FHが高すぎる場合,弱い記録が発生し,逆に,FHが低すぎる場合,ヘッドがハードディスクに衝突する。
ヘッドのFHを測定することは,特許文献1,特許文献2及び特許文献3などに開示されている。
図3は,TPTPによる影響を図式的に示す図面である。図3Aは,再生動作を行うときの状態を示す図面であり,図3Bは,記録動作を行うときの状態を示す図面である。FHは,ハードディスク20及びヘッドスライダ50に付着されたヘッド間の距離で示される。図3Bに示すように,記録動作を行うとき,図3Aに示す再生動作を行うときに比べて記録ポール71,72が突出しているということ(FH>FH’)が分かる。このような記録ポール71,72の突出は,非金属体から構成されるヘッドスライダ50と金属から構成されるヘッド70との熱膨張係数の差により発生する。このような突出は,ハードディスク20とヘッドとの間の領域の縮小を誘発し,その結果,飛行高さFH’が変わる。このような突出の大きさはIRに比例する。ここで,iは,記録電流を示し,Rは,記録コイルの抵抗を示す。言い換えれば,TPTPは,記録コイルに流れる電流により発生する不回避な現象である。
TPTPは,HDIに影響を与える。TPTPによって記録ポールが突出すれば,ヘッドとディスクとの間隔が狭くなる。これにより,HDIの余裕が減る(FH>FH’)。
図4は,記録動作におけるヘッドとディスクとの衝突による影響を示す波形図である。図4において,左側のA区間は,ヘッドとディスクとが衝突していない状態で記録された区間であり,右側のB区間は,ヘッドとディスクとが周期的に衝突する状態で記録された区間である。B区間において,再生信号の波形が周期的な波動を有しているということが分かる。これは,B区間の記録において,ヘッドとディスクとの周期的な衝突による結果である。このような現象を変調現象と言い,高度が高いほどさらに深化されるということが観察されている。これは,高度が高いほどさらに大気圧力が低下し,大気圧力が低いほどヘッドのFHは低下し,これにより,TPTPによる影響が深化されるためである。これにより,ヘッドのFHによってTPTPに影響を与える記録強度を制御することが望ましいということが分かる。
特開第2003−7017号公報 韓国特許公開第2001−78765号 米国特許公開第5,377,058号
本発明は,HDDにおいて,ヘッドのFHによって記録強度を制御する方法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は,前記方法を行うプログラムが記録された記録媒体を提供することである。
前記の目的を達成する本発明の実施形態によるHDDの記録強度の制御方法は,記録動作を開始する前にヘッドのFHを算出する過程と,算出されたFHによって記録強度を制御する過程と,を含むことを特徴とする。
ここで,記録強度は,WC(Write Current),OSC(Over Shoot Current),OSD(Over Shoot Duration)のうち少なくとも一つであることが望ましい。
また,ヘッドのFHを算出する過程は,HDDの動作条件を一定に維持させた状態で規定された回転速度でディスクを回転させつつ,ディスクの測定領域で読み取られる再生信号の大きさを測定して,再生信号の基準値AGC0を設定し,再生信号の基準値AGC0に相応する前記ヘッドの基準FHを測定する過程と,ディスクを規定された回転速度で回転させつつ,ディスクの測定領域から読み取られる再生信号の大きさを測定する過程と,測定された再生信号の大きさ,前記再生信号の基準値AGC0,そして,前記再生信号の基準値AGC0に相応する前記ヘッドの基準FHを参照してユーザ環境でのヘッドのFHを算出する過程と,を含むことを特徴とする。
ここで,前記基準値AGC0及び基準値AGC0に相応する基準FHを測定する過程は,バーンインテスト工程で行われることが望ましい。
また,前記測定領域は,ディスク上でサーボ信号が記録されるサーボ領域あるいは一定のパターンのデータが記録されたデータ領域であることが望ましい。
また,前記測定領域は,再記録されないように保護されることが望ましい。
また,前記基準値AGC0及び測定された再生信号の大きさは,測定領域から得られる複数のサンプルの平均値であることが望ましい。
前記の他の目的を達成する本発明の実施形態による記録媒体は,HDDの記録動作を開始する前にヘッドのFHを算出する過程と,算出されたFHによって前記HDDの記録強度を制御する過程と,を含むプログラムが記録されたことを特徴とする。
本発明に係る記録強度の制御方法は,ヘッドのFHによって記録強度を制御することにより,弱い記録,変調現象などを防止して最適の記録を行える。
本発明の特徴及び長所は,添付された図面に示す本発明の例示的な実施形態を具体的に説明することにより明らかになる。以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図5及び図6は,本発明の実施形態において,ヘッドのFHを測定する方法を示すフローチャートである。図5は,HDDの製造工程のうち一つであるバーンインテスト工程で,HDDの動作条件を一定に維持させた状態でヘッドのFH測定のための再生信号の基準値AGC0を設定し,基準値AGC0に相応するヘッドの基準FHを測定する過程を示すフローチャートであり,図6は,ユーザ環境でヘッドのFHを測定する過程を示すフローチャートである。また,図5及び図6は,測定領域としてメンテナンス領域のデータ領域を利用する例を示すフローチャートである。
図5に示すように,まず,バーンインテスト工程でディスクのメンテナンス領域の一部に同じパターンを有するデータを記録する(S502)。公知のように,メンテナンス領域は,ユーザによってはアクセスされず,HDDによってのみアクセスされる領域であって,HDDの動作のために維持すべき情報が記録される領域である。図5に示す実施形態で,測定領域としてメンテナンス領域の一部を使用する理由は,測定領域は再記録されてはならない領域であるためである。
しかし,本実施形態において,測定領域がメンテナンス領域である必要はない。ただし,ヘッドのFHの測定のために使用される領域は,再記録が禁止されている必要がある。
図5に示す実施形態によれば,同じパターンを有するデータをデータ領域に記録する例が示されているが,必ずしもデータ領域である必要はない。HDDにおいて,トラックは,交互に配置されるサーボ領域及びデータ領域を備える。ここで,サーボ領域は,サーボ情報が記録される領域であり,サーボ情報の中にはサーボ同期信号のように,ディスクの全体領域にわたって同じパターンを有する情報がある。したがって,本実施形態において,測定領域としてサーボ領域を利用することも可能である。
S502過程で記録されたデータを再生し,自動利得制御回路の利得の平均値AGC0を算出して,基準値AGC0と設定する(S504)。HDDにおいて,再生信号の大きさは,自動利得制御回路の利得で示され得る。自動利得制御回路は,ヘッドにより読み取られた再生信号の大きさによって増幅利得を制御することにより,一定の大きさを有する再生信号を出力させる回路である。すなわち,自動利得制御回路の利得は,ヘッドにより読み取られる再生信号の大きさと反比例する関係を有する。
測定領域を読み取ることによって得られた自動利得制御回路の利得の平均値は,ヘッドのFHを算出するための基準値AGC0となる。バーンインテスト工程は,一定の気圧及び温度が維持されるチャンバ内で行われる。したがって,バーンインテスト工程でのヘッドのFHは,実質的に一定であり,したがって,ヘッドのFHを算出するための基準値AGC0として使用できる。
これにより,ユーザ環境でのヘッドのFHは,自動利得制御回路の利得を基準値AGC0と比較することにより表され得る。
自動利得制御回路の利得の平均値を基準値AGC0としてメンテナンス領域に記録する(S506)。この基準値AGC0は,ユーザ環境でヘッドのFHを判定するための基準となる。
図6に示すように,図5に示すような方法により得られた基準値AGC0を使用して,ユーザ環境でヘッドのFHを測定する方法が開示される。
まず,HDDに電源が印加されれば,メンテナンス領域からヘッドのFHの判定のための基準値AGC0を読み取る(S602)。この基準値AGC0は,図5に示して説明したように,測定領域に記録された一定のパターンのデータを再生することにより算出された自動利得制御回路の利得の平均値である。
ユーザ環境で測定領域に記録されたデータを再生して,自動利得制御回路の利得の平均値AGCを得る(S604)。
基準値AGC0,基準値AGC0に相応するヘッドの基準飛行高さFH0,そしてユーザ環境での測定値AGCを参照してユーザ環境でのヘッドのFHを算出する(S606)。
測定領域に記録されたデータが同じ記録強度及び同じ記録周波数を有して記録されたならば,ユーザ環境で測定領域を読み取ることにより得られる自動利得制御回路の利得は,単にヘッドのFHにのみ関連するとみなされ得る。
さらに,可能な限り多数のデータサンプルが考慮されれば,ヘッドのFHの算出における信頼性はさらに高まり得る。実験によると,1,000個のデータサンプルを使用する場合,95%以上の信頼度を保証できると観察されている。
本実施形態の記録強度の制御方法は,ヘッドのFHによって記録強度を制御することを特徴とする。すなわち,ユーザ環境で記録動作を開始する前にヘッドのFHを測定し,測定されたFHと基準FHとの差値によって記録強度を制御する。記録強度を制御することは,記録電流WC,オーバーシュート電流OSC,そして,オーバーシュート期間OSDの値を制御することにより達成される。
図7は,本実施形態に係る記録強度の制御方法を示すフローチャートである。
まず,記録動作が開始される前にヘッドのFHを算出する。ユーザ環境でのヘッドのFHは,HDDの動作温度,空気圧,空気中の水分含量,HDDの駆動電圧などによって変わり得る。ヘッドのFHを測定するために,図5及び図6に示す本実施形態に係るヘッドのFH測定方法が適用され得る。
メンテナンス領域に記録された基準値AGC0を再生する(S702)。この基準値AGC0は,図5に示す過程によってメンテナンス領域に記録されたものである。
ユーザ環境で測定領域を読み取ることによって,自動利得制御回路の利得の平均値AGCを得る(S704)。基準値AGC0と測定された値AGCとの差dAGCを算出する(S706)。
差dAGCが所定の検出限界X内にあるか否か,そして,差dAGCの符号がどのようなものであるかを判断する(S708)。
もし,S708過程で差dAGCが所定の検出限界X内にあれば,記録強度を制御しない(S710)。
もし,差dAGCが所定の検出限界X内になく,差dAGCの符号が正(+)であれば,記録強度を高める(S714)。
自動利得制御回路の利得は,ヘッドから読み取られた再生信号の大きさに反比例する。差dAGCの符号が正(+)であるというのは,ユーザ環境で測定したAGCが,バーンインテスト環境で測定したAGC0より大きいということを意味する。これは,ユーザ環境での再生信号の大きさが,バーンインテスト環境で測定した再生信号の大きさより小さいということを意味し,また,ユーザ環境でのヘッドのFHがバーンインテスト環境でのヘッドのFHより高いということを意味する。したがって,記録強度をバーンインテスト環境で最適化されたものより高めねばならない。
もし,差dAGCが所定の検出限界X内になく,差dAGCの符号が負(−)であれば,記録強度を低める(S712)。
記録強度は,バーンインテスト過程で基準値AGC0が設定される。ユーザ環境では,HDDの動作環境,特に,ヘッドのFHを考慮して記録強度を最適化させる。
図8は,記録動作において,記録コイルに印加される電流の波形を示す波形図である。図8に示すように,記録磁界を発生させるための記録電流WC以外にも,データの値が変わる箇所でオーバーシュートの成分が含まれているということが分かる。オーバーシュート成分を提供するための電流をOSCといい,オーバーシュート電流OSCが維持される区間をOSDという。
記録電流WCは,磁界の強度を保磁力の近傍に維持させる役割を行い,オーバーシュート電流OSCは,記録のための磁界の方向が転換される位置で磁界の強度を保磁力以上に増大させる役割を行う。したがって,記録動作において,TPTPの大きさに影響を与えるものは,記録電流WC,オーバーシュート電流OSC,そしてオーバーシュート期間OSDである。
図9A〜図9Cは,記録強度を変化させる例を示すグラフである。図9Aは,OSCを変化させる例を示すグラフであり,図9Bは,OSDを変化させる例を示すグラフであり,そして,図9Cは,WCを変化させる例を示すグラフである。
図10は,測定領域がデータ領域である場合に,自動利得制御回路の利得DAGC(Data AGC),高度,そして,記録強度の関係を示すグラフである。ここで,記録強度は,OSDにより変化する。
図10において,縦軸は,DAGCを表し,横軸は,高度を表す。図10の縦軸において,数値が高まるほど自動利得制御回路の利得が高まること,すなわち,再生信号の大きさが小さくなるということを意味する。
図10に示すように,再生信号のグラフを参照すれば,高度が高まるほどDAGCの大きさは順次に小さくなるということが分かり,高度が11[kft]である箇所を基点として急増するということが分かる。高度が11[kft]である箇所でDAGCの大きさが急増するのは,ヘッドとディスクとが衝突するためである。図10に示すように,高度が高まるほどヘッドのFHが低まり,ある限界値以上に高度が高まれば,ヘッドとディスクとが衝突するということが分かる。
図10に示すように,記録強度がそれぞれ2.08及び9.18であるグラフを参照すれば,記録強度が2.08である場合には,高度が11[kft]である箇所でヘッドとディスクとが衝突し,記録強度が9.18である場合には,高度が10kftである箇所でヘッドとディスクとが衝突するということが分かる。これは,高度によって記録強度が制御されねばならないということを表す。
図11は,測定領域がサーボ領域である場合に,自動利得制御回路の利得SAGC(Servo AGC),高度及び記録強度の関係を示すグラフである。図11において,縦軸は,SAGCを表し,横軸は,高度を表す。図11に示すように,高度によって記録強度を制御することにより,ヘッドとディスクとが衝突することを防止できるということが分かる。
図12は,測定領域がデータ領域である場合に,再生信号に対するエラー率(Bit Error Rate;BER),大気圧及び記録強度の関係を示すグラフである。図12において,縦軸は,BERを表し,横軸は,高度を表す。図12に示すように,高度によって記録強度を制御することにより最適の記録を行えるということが分かる。
図12において,円で示された領域は,図4に示すように,変調現象が表れる領域を表す。
図10〜図12において,対角線の点線で表示されるものは,高度によって適正な記録強度を表す。
図13は,本実施形態に係る記録強度の制御方法を行うHDDの電気的な回路構成を示すブロック図である。図13において,装置1300は,リード/ライト(R/W)チャンネル回路1344及びプリアンプ回路1346によってヘッド70に結合されたコントローラ1342を備えている。コントローラ1342は,デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor:DSP),マイクロプロセッサ,マイクロコントローラなどである。コントローラ1342は,ディスク20に対して再生/記録するために,R/Wチャンネル回路1344に制御信号を供給する。情報は,典型的にR/Wチャンネル1344からホストインタフェース回路1347に伝送される。ホストインタフェース回路1347は,PC(Personal Computer)のようなシステムにインタフェースするために,ディスクドライブを許容するバッファメモリ及び制御回路を備えている。
コントローラ1342は,ボイスコイル1326に駆動電流を供給するVCM(Voice Coil Motor)駆動回路1348にも結合されている。コントローラ1342は,VCMの励起及びヘッド70の動作を制御するために,駆動回路1348に制御信号を供給する。
R/Wチャンネル回路1344は,再生モードではヘッド70から読み取られてプリアンプ回路1346で増幅されたアナログ信号を,ホストコンピュータ(図示せず)で判読可能なデジタル信号に変調させてホストインタフェース回路1347に出力し,ホストコンピュータからユーザデータをホストインタフェース回路1347を通じて受信して,ディスクに記録できるように記録電流に変換させてプリアンプ回路1346に出力させるように信号処理を実行する。
コントローラ1342は,ROM(Read Only Memory)またはフラッシュメモリのような不揮発性メモリ1350及びRAM(Random Access Memory)素子1352に結合されている。メモリ素子1350,1352は,ソフトウェアルーチンを実行させるために,コントローラ1342によって使用される命令語及びデータを含んでいる。ソフトウェアルーチンの一つとして,一つのトラックから他のトラックにヘッド70を移動させるシークルーチンがある。シークルーチンは,ヘッド70を正確なトラックに移動させることを保証するためのサーバ制御ルーチンを備えている。
また,メモリ素子1350,1352には,図5〜図7に示すような本実施形態に係る記録強度の制御方法を行うためのプログラムが保存される。
HDD10がバーンインテスト環境にあるとき,コントローラ1342は,ヘッドのFHを測定するための領域に同じパターンのデータを記録し,この領域を読み取るようにヘッド70を制御する。
また,コントローラ1342は,同じパターンのデータをヘッドのFHを測定するための領域に記録した後に,測定領域に記録されたデータを読み取り,自動利得制御回路の利得の平均値AGC0を算出し,これをメンテナンス領域に記録する。
ユーザ環境でHDD10に電源が印加されれば,コントローラ1342は,測定領域に記録されたデータを読み取りつつ,自動利得制御回路の利得の平均値を算出する。算出された平均値AGCとメンテナンス領域に記録された基準値AGC0との差値を得る。コントローラ1342は,算出されたdAGCが所定の範囲Xを超えるか否かを判断し,超える場合に記録強度を制御する。
添付された図面に示されて説明された特定の実施形態は,単に本発明の例として理解され,本発明の範囲を限定するものではなく,当業界で本発明に記述された技術的な思想の範囲でも多様な他の変更が行われ得るので,本発明は,図示または記述された特定の構成及び配列に制限されていないということは明らかである。すなわち,当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,HDDを含む各種のディスクドライブに適用できるだけでなく,多様な種類のデータ保存装置に適用できるということは当然の事実である。
一般的なHDDシステムの構造を示す説明図である。 一般的な磁気ヘッドの構造を示す説明図である, TPTPによる影響を図式的に示す説明図である。 TPTPによる影響を図式的に示す説明図である。 記録動作におけるヘッドとディスクとの衝突による影響の波形を示す説明図である。 本発明の実施形態において,ヘッドのFHを測定する方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態において,ヘッドのFHを測定する方法を示すフローチャートである。 記録強度の制御方法を示すフローチャートである。 記録動作において,記録コイルに印加される電流の波形を示す説明図である。 記録強度を変化させる例を示す説明図である。 記録強度を変化させる例を示す説明図である。 記録強度を変化させる例を示す説明図である。 測定領域がデータ領域である場合に,自動利得制御回路の利得DAGC,大気圧及び記録強度の関係を示す説明図である。 測定領域がサーボ領域である場合に,自動利得制御回路の利得SAGC,大気圧及び記録強度の関係を示す説明図である。 測定領域がデータ領域である場合に,再生信号に対するエラー率(BER),大気圧及び記録強度の関係を示す説明図である。 記録強度の制御方法を行うHDDの電気的回路構成を示すブロック図である。
符号の説明
20 ディスク
70 磁気ヘッド
1300 装置
1326 ボイスコイル
1342 コントローラ
1344 R/Wチャンネル回路
1346 プリアンプ回路
1347 ホストインタフェース回路
1348 VCM駆動回路
1350 不揮発性メモリ
1352 RAM素子

Claims (32)

  1. 記録動作を開始する前にヘッドの飛行高さを算出する過程と,
    算出された飛行高さによって記録強度を制御する過程と,
    を含むことを特徴とする,ハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  2. 記録強度は,WC,OSC,OSDのうち少なくとも何れか一つにより制御されることを特徴とする,請求項1に記載のハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  3. 前記ヘッドの飛行高さを算出する過程は,
    ハードディスクドライブの動作条件を一定に維持させた状態で規定された回転速度でディスクを回転させつつ,ディスクの測定領域で読み取られる初期再生信号の大きさを測定して,前記初期再生信号の基準値AGC0を設定し,前記初期再生信号の基準値AGC0に相応する前記ヘッドの基準飛行高さを測定する過程と,
    ディスクを規定された回転速度で回転させつつ,ディスクの測定領域から読み取られる以後の再生信号の大きさを測定する過程と,
    測定された前記以後の再生信号の大きさ,前記初期再生信号の基準値AGC0,そして前記初期再生信号の基準値AGC0に相応する基準飛行高さを参照して前記ヘッドの飛行高さを算出する過程と,
    を含むことを特徴とする,請求項1に記載のハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  4. 前記初期再生信号の基準値AGC0及び基準飛行高さを測定する過程は,バーンインテスト工程で行われることを特徴とする,請求項3に記載のハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  5. 前記測定領域は,ディスク上でサーボ信号が記録されるサーボ領域であることを特徴とする,請求項3に記載のハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  6. 前記測定領域は,ディスク上でデータが記録されるデータ領域であることを特徴とする,請求項3に記載のハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  7. 前記測定領域は,再記録されないように保護されることを特徴とする,請求項3に記載のハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  8. 前記初期再生信号の基準値AGC0及び測定された前記以後の再生信号の大きさは,測定領域で得られる複数のサンプルの平均値であることを特徴とする,請求項3に記載のハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  9. コンピュータで読み取り可能な記録媒体において,
    ハードディスクドライブの記録動作を開始する前にヘッドの飛行高さを算出する過程と,
    算出された飛行高さによって前記ハードディスクドライブの記録強度を制御する過程と,を含むプログラムが記録されたことを特徴とする,記録媒体。
  10. 前記ヘッドの飛行高さを算出する過程は,
    ハードディスクドライブの動作条件を一定に維持させた状態で規定された回転速度でディスクを回転させつつ,ディスクの測定領域で読み取られる初期再生信号の大きさを測定して初期再生信号の基準値AGC0を設定し,初期再生信号の基準値AGC0に相応する前記ヘッドの基準飛行高さを測定する過程と,
    ディスクを規定された回転速度で回転させつつ,ディスクの測定領域から読み取られる以後の再生信号の大きさを測定する過程と,
    測定された以後の再生信号の大きさ,前記初期再生信号の基準値AGC0,そして前記初期再生信号の基準値AGC0に相応する基準飛行高さを参照して前記ヘッドの飛行高さを算出する過程と,
    を含むことを特徴とする,請求項9に記載の記録媒体。
  11. 前記以後の再生信号は,ハードディスクドライブの動作条件を一定に維持させた状態で,規定された回転速度でディスクを回転させつつ読み取られることを特徴とする,請求項10に記載の記録媒体。
  12. 前記以後の再生信号は,ハードディスクドライブの動作条件を一定に維持させた状態で,規定された回転速度でディスクを回転させつつ前記ディスクの測定領域から読み取られることを特徴とする,請求項10に記載の記録媒体。
  13. ディスクと,
    前記ディスクに懸垂されたヘッドと,
    記録動作を開始する前に前記ヘッドの飛行高さを算出し,そして前記飛行高さによって記録強度を制御するコントローラと,
    を備えることを特徴とする,ハードディスクドライブ。
  14. 前記記録強度は,WC,OSC,OSDのうち少なくとも一つにより制御されることを特徴とする,請求項13に記載のハードディスクドライブ。
  15. 前記コントローラは,ハードディスクドライブの動作条件を一定に維持させた状態で,規定された回転速度でディスクを回転させつつ,ディスクの測定領域で読み取られる初期再生信号の大きさを測定して初期再生信号の基準値AGC0を設定し,初期再生信号の基準値AGC0に相応する前記ヘッドの基準飛行高さを測定し,ディスクを規定された回転速度で回転させつつ,ディスクの測定領域から読み取られる以後の再生信号の大きさを測定し,そして,測定された以後の再生信号の大きさ,前記初期再生信号の基準値AGC0,及び前記初期再生信号の基準値AGC0に相応する基準飛行高さを参照して前記ヘッドの飛行高さを算出することを特徴とする,請求項13に記載のハードディスクドライブ。
  16. 前記コントローラは,バーンインテスト工程で初期再生信号の基準値AGC0及び基準飛行高さを測定することを特徴とする,請求項15に記載のハードディスクドライブ。
  17. 前記測定領域は,ディスク上でサーボ信号が記録されるサーボ領域であることを特徴とする,請求項15に記載のハードディスクドライブ。
  18. 前記測定領域は,ディスク上でデータが記録されるデータ領域であることを特徴とする,請求項15に記載のハードディスクドライブ。
  19. 前記測定領域は,再記録されないように保護されることを特徴とする,請求項15に記載のハードディスクドライブ。
  20. 前記初期再生信号の基準値AGC0及び測定された前記以後の再生信号の大きさは,測定領域で得られる複数のサンプルの平均値であることを特徴とする,請求項15に記載のハードディスクドライブ。
  21. 前記以後の再生信号は,ハードディスクドライブの動作条件を一定に維持させた状態で,規定された回転速度でディスクを回転させつつ読み取られることを特徴とする,請求項15に記載のハードディスクドライブ。
  22. ハードディスクドライブの記録強度の制御方法において,
    ハードディスクドライブの動作条件が一定に維持される状態で第1ゲイン値を算出する過程と,
    前記ハードディスクドライブの第2ゲイン値を算出する過程と,
    前記第2ゲイン値と前記第1基準値との差に基づいて,前記ハードディスクドライブの記録強度を制御したか否かを決定する過程と,
    を含むことを特徴とする,ハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  23. 前記第2ゲイン値は,ユーザ環境でハードディスクドライブの動作条件を一定に維持させた状態で,規定された回転速度でディスクを回転させつつ,算出されたものであり,そして,ユーザ環境で前記ハードディスクドライブの記録強度を制御することを特徴とする,請求項22に記載のハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  24. 前記第1ゲイン値に相応するヘッドの基準飛行高さを測定する過程と,
    前記第1ゲイン値と前記第2ゲイン値との差を算出する前に,前記第2ゲイン値に相応する前記ヘッドのユーザ環境での飛行高さを決定する過程と,をさらに含むことを特徴とする,請求項22に記載のハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  25. 前記第1ゲイン値は,ハードディスクドライブの動作条件を一定に維持させた状態で,規定された回転速度でディスクを回転させつつ,ディスクの測定領域で読み取られる初期再生信号の大きさを測定して決定されたものであり,
    前記第2ゲイン値は,ユーザ環境で以後の再生信号の大きさを測定して決定されたことを特徴とする,請求項22に記載のハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  26. 前記算出された差が所定の規定された範囲を超えれば,記録強度を制御することを特徴とする,請求項22に記載のハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  27. 前記算出された差が所定の規定された範囲を超えなければ,記録強度を制御しないことを特徴とする,請求項22に記載のハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  28. 記録強度は,動作条件を一定に維持させた状態での前記ヘッドの基準飛行高さに基づいて決定されることを特徴とする,請求項22に記載のハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  29. 前記算出された差が前記規定された範囲を超え,また,正の値を有せば,記録強度を高めることを特徴とする,請求項26に記載のハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  30. 前記算出された差が前記規定された範囲を超え,また,負の値を有せば,記録強度を低めることを特徴とする,請求項26に記載のハードディスクドライブの記録強度の制御方法。
  31. ディスクと,
    前記ディスクに懸垂されたヘッドと,
    ハードディスクドライブの第1ゲイン値及び第2ゲイン値を算出し,そして,前記第2ゲイン値と前記第1基準値との差に基づいて,前記ハードディスクドライブの記録強度を制御したか否かを決定するコントローラと,
    を備えることを特徴とする,ハードディスクドライブ。
  32. 前記コントローラは,
    前記第1ゲイン値に相応する前記ヘッドの基準飛行高さを測定し,そして,第1ゲイン値と前記第2ゲイン値との差を算出する前に,前記第2ゲイン値に相応する前記ヘッドのユーザ環境での飛行高さを決定することを特徴とする,請求項31に記載のハードディスクドライブ。
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