JP2005190650A - ハードディスクドライブの記録電流制御方法及びその記録電流制御方法を利用したハードディスクドライブ - Google Patents

ハードディスクドライブの記録電流制御方法及びその記録電流制御方法を利用したハードディスクドライブ Download PDF

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Abstract

【課題】ハードディスクドライブの記録電流制御方法及び装置を提供する。
【解決手段】ディスクにデータを記録するためにオーバーシュート電流及び記録電流を記録ヘッドに印加する段階,ヘッドのTPTP(thermal pole tip protrusion)特性により決定される所定時間の経過を待機する段階と,前記所定の時間が経過すれば,前記オーバーシュート電流及び記録電流のサイズを低める段階と,を含む記録電流制御方法。それにより,記録動作においてTPTPが飽和された時,オーバーシュート電流及び記録電流のサイズを縮めることによって,ハードディスクドライブのATE特性を改善しうる。
【選択図】図7

Description

本発明は,ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)に係り,特に,ATE(Adjacent Track Erasure)特性を改善するためのHDDの記録電流制御方法及びHDDに関する。
HDD(ハードディスクドライブ)は,コンピュータの補助記憶装置のうち1つであって,磁気ヘッドによりハードディスクの磁性体層に記録されたデータを読取るか,または磁性体層にデータを書き込む装置である。
従来にかかるHDDの記録用磁気ヘッドは,金属材料(一般的に,Ni 80%/Fe 20%のpermalloy:パーマロイ)を使用し,ヘッドを支持するスライダは非金属物質を使用している。
したがって,記録電流が磁気ヘッドの金属製の記録コイルを通じて流れると,熱が発生し,金属/非金属間の熱膨張係数の差によってヘッドのポールの周辺部位が突出するTPTP(Thermal Pole Tip Protrusion)現象が生じる。
周知のように,TPTPの量はiRに比例する。ここで,iは記録コイルに流れる電流を示し,Rは記録コイルの抵抗を示す。TPTPの量を減らすためには,記録コイルのi及びRを減らさねばならない。記録コイルの抵抗Rはヘッドの製作と密接に関連するファクターであり,iはドライブで使用する記録電流(WC:Write Current)又はオーバーシュート電流(OSC:Over Shoot Current)により決定されるファクターである。また,TPTPの量はiの2乗に比例するので,iはRよりもTPTPの量に対する影響度が高いファクターである。
最近,HDDが高密度化されることによってトラック密度(TPI:Track Per Inch)も増加している。その結果,トラック間の干渉はHDDの設計時に重点的に考慮せねばならない重要なファクターとなった。
すなわち,トラックマージンの確保と共に,ATE(隣接トラック消去)に関する特性を示すスレショルド値(ATE特性スレショルド値)を満足させることが徐々に難しくなりつつある。ATE特性スレショルド値とは,あるトラックにデータを記録する時に,そのトラックに隣接するトラックに書込まれたデータが消される最大許容量をいう。
なお,HDDにおいて,ATE特性を改善するための磁気ヘッドの構造については,特許文献1,特許文献2,特許文献3,特許文献4,特許文献5,特許文献6などに開示されている。
特開2001−014609号公報 特開2001−351204号公報 特開2002−092821号公報 特開2002−133610号公報 大韓民国特許出願公開第2001−006311号公報 大韓民国特許出願公開第2002−004044号公報
しかしながら,上記に示した機構的な改善策の他にも磁気ヘッドに印加される記録電流(WC)を制御することによりATEを改善しようと様々な方法で試みられている。なお,ヘッドはATE特性によって次のように分類される。
ATE特性スレショルド値以下のATE特性を有するHDDヘッドは正常状態,すなわちnon−ATEヘッドであるとみなすことができる。逆に,ATE特性スレショルド値より大きいATE特性を有するHDDはATE状態にある,すなわちATEヘッドであるとみなすことができる。上記のようにATE状態にあるヘッドはATE飽和状態であるととみなすことができる。
本発明の目的は,HDDの特性を改善することが可能な,新規かつ改良された記録電流制御方法と,記録電流制御方法を利用したハードディスクドライブとを提供することである。
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,WC制御方法は,ディスクにデータを記録するために,所定のOSC及びWCをHDDの記録ヘッドに印加する段階と,ヘッドのTPTP特性により決定される所定時間待機する段階と,前記所定時間が経過すれば,前記OSC及びWCのサイズを低める段階と,を含むことを特徴とする。
ここで,前記所定の時間は複数のヘッドに対して記録動作の開始時間からATEが飽和する時間を検出する段階と,前記検出された時間の平均値を算出する段階を通じて決定される。
本発明のWC制御方法は,前記ヘッドのATE特性を測定する段階と,前記ヘッドの測定されたATE特性に相応して前記OSC及びWCのサイズを低める程度を決定する段階と,をさらに具備する。ATE特性を測定する段階は,テスト対象となるトラックの両隣のトラックに反復してデータを記録する段階と,前記テスト対象となるトラックに記録されたデータを読取り,読取られたデータについて起きたエラーの合計数を求める段階と,前記求められたエラー合計数に相応して前記OSC及びWCのサイズを低める程度を決定する段階と,を含む。
上記の付加的な特徴及び長所を解決するために,HDDの電流を制御する段階を含み,上記方法はHDDのディスク上にデータを記録するためにHDDのヘッドにOSC及びWCを印加する段階と,ヘッドのATE特性がスレショルド値を超えれば,OSC及びWCを変化させる段階と,を含む。
OSCの変化は所定のステップに応じて行われる。さらに,所定のステップは均一な間隔を有し,OSCの変化は単一なステップ別に行われ,所定のステップは複数の測定結果(プロファイル)のうちヘッドのために指定された測定結果(プロファイル)に依存する。
また,OSCの変化は所定の時間が経過した後に行われ,ここで,所定の時間は記録開始からヘッドのATE特性がスレショルド値を超えるまでの時間である。
類似して,OSCの変化は所定の時間が経過した後に行われ,ここで,所定の時間は記録開始からヘッドのTPTP特性が飽和されるまでの時間である。
さらに,HDDのヘッドにOSCとWCとを印加することはテストするトラックにデータ記録動作を行う段階,テストするトラックに隣接したトラックにデータ記録動作を行う段階,テストするトラックからデータを読取り,テストするトラックから読取られたデータのエラー合計数を検出する段階,そしてヘッドのATE特性を決定するために検出されたエラー合計数をエラースレショルド値と比較する段階を含む。テストするトラックへのデータ記録動作の遂行は所定のビットエラー率を満足する最適のOSC及びWCを印加するために,テストするトラックからデータを読取る段階を含む。
また,OSCのための所定のステップはWCのための所定のステップと独立的でありうる。さらにOSCとWCの所定のステップに相応するパラメータはハードディスクドライブの製造期間の間ディスク上に保存されうる。
最後に,前記及び付加的な特徴及び長所を解決するために,本発明の実施例はHDDを含み,このHDDは情報を保存するためのディスク,ディスクへ/からデータの付加/削除を制御するヘッドを含むヘッドアセンブリ,そしてヘッドアセンブリを回転させるアクチュエータアセンブリを含み,ここでヘッドに印加されるオーバーシュート及びWCは本発明の方法のうち1つによって印加されることを特徴とする。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,ハードディスクドライブの記録電流制御方法は,ディスクにデータを記録するためにオーバーシュート電流と記録電流とをハードディスクドライブに備わる磁気ヘッドに印加する段階と;磁気ヘッドのTPTP特性によって決定される所定時間だけ待機する段階と;所定時間経過した場合,前記オーバーシュート電流と記録電流との電流値の大きさを低下させる段階とを含むことを特徴としている。
オーバーシュート電流と前記記録電流との電流値の大きさを低下させる程度は前記磁気ヘッドのATE特性に依存するように構成してもよい。
上記ハードディスクドライブは複数の磁気ヘッドを備え,所定時間は前記磁気ヘッドのTPTPの大きさが飽和するまでの時間であるように構成してもよい。
上記所定時間は,記録動作の開始からATEが飽和するまでの時間を計時する段階と;計時された時間の平均値を算出する段階とを経て決定されるように構成してもよい。
上記所定時間は,磁気ヘッド毎にATEが飽和するまでの時間を計時することにより決定されるように構成してもよい。
上記ハードディスクドライブの記録電流制御方法は,磁気ヘッドのATE特性を測定する段階と;磁気ヘッドの測定されたATE特性に相応して前記オーバーシュート電流及び記録電流の電流値の大きさを低下させる程度を決定する段階とをさらに有するように構成してもよい。
上記ATE特性を測定する段階は,テスト対象とするトラックの両隣のトラックにデータを記録する処理を反復する段階と;テスト対象とするトラックに記録されたデータを読取り,その読取られたデータについてのエラーの合計数を求める段階と;上記求められたエラーの合計数に応じて前記オーバーシュート電流及び記録電流の電流値の大きさを低下させる程度を決定するように構成してもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,ハードディスクドライブの記録電流制御方法は,ディスクにデータを記録するためにオーバーシュート電流及び記録電流をハードディスクドライブに備わる磁気ヘッドに印加する段階と;磁気ヘッドのATE特性が所定のスレショルド値を超えた場合,オーバーシュート電流及び記録電流の電流値の大きさを変化させる段階とを含むことを特徴とする。
オーバーシュート電流の電流値の変化は,所定のステップに従って行われるように構成してもよく,上記所定のステップの間隔は,均一であるように構成してもよい。
上記オーバーシュート電流の電流値の変化は,複数存在するステップのうちいずれか一つのステップに従って行われるように構成してもよい。
上記所定のステップは,前記複数存在するステップ各々に従って測定された測定結果のうち前記磁気ヘッドに対して予め指定された測定結果に依存するように構成してもよい。
オーバーシュート電流の電流値の変化は所定の時間周期が経過した後で発生し,前記所定の時間周期は記録開始から前記磁気ヘッドのATE特性がスレショルド値を超えるまでの時間であるようにしてもよい。
上記オーバーシュート電流の電流値の変化は所定の時間周期が経過した後で発生し,前記所定の時間周期は記録開始から前記磁気ヘッドのTPTPが飽和する時までの時間であるようにしてもよい。
上記所定の時間周期の値は,ハードディスクドライブの製造工程の段階において予め記録されるように構成してもよい。
上記磁気ヘッドのATE特性は前記磁気ヘッドのTPTPが飽和した時の値に相応するようにしてもよい。
上記ハードディスクドライブに備わる前記磁気ヘッドに前記オーバーシュート電流及び前記記録電流を印加する段階は,テスト対象とするトラックにデータを記録する動作を行う段階と;前記テスト対象とするトラックに隣接したトラックにデータ記録動作を行う段階と;前記テスト対象とするトラックからデータを読取り,該テスト対象とするトラックから読取られたデータについてのエラーの合計数を求める段階と;上記磁気ヘッドのATE特性を決定するために前記エラーの合計数とエラースレショルド値とを比較する段階とをさらに含んでもよい。
テスト対象とするトラックにデータを記録する動作を行う段階は,所定のビットエラー率を満足するような最適のオーバーシュート電流及び記録電流を印加するために前記テスト対象となるトラックから,そのオーバーシュート電流及び記録電流の最適値を読取る段階を含むように構成してもよい。
オーバーシュート電流のための所定のステップと前記記録電流のための所定のステップとは独立しているように構成してもよい。
オーバーシュート電流及び前記記録電流の所定のステップは前記ハードディスクドライブの製造工程の段階でディスク上に保存されるように構成してもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,情報を保存するためのディスクと;ディスクにデータを書き込む及び/又は前記ディスクからデータを読み取る磁気ヘッドを備えたヘッドアセンブリと;ヘッドアセンブリを回転させるアクチュエータアセンブリとを備え,上記磁気ヘッドに印加されるオーバーシュート電流及び記録電流は,請求項1に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法によって印加されることを特徴としている。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,情報を保存するためのディスクと;ディスクにデータを書き込む及び/又は前記ディスクからデータを読み取る磁気ヘッドを備えたヘッドアセンブリと,該ヘッドアセンブリを回転させるアクチュエータアセンブリとを備え,上記磁気ヘッドに印加されるオーバーシュート電流及び記録電流は請求項8に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法によって印加されることを特徴としている。
以上説明したように,本発明によれば,記録電流制御方法を適用することで,記録動作におけるTPTPが飽和された時に,OSC及びWCの大きさを低減するなど調節し,HDDのATE特性を改善することができる。
以下,本発明の好適な実施の形態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
本実施の形態では,オーバーシュート電流(OSC)及び記録電流(WC)のサイズを抑制することによって,ハードディスクドライブ(HDD)のATE(隣接トラック消去)特性を改善する方法を含んでいる。
具体的には,本実施の形態によれば,HDDにおける記録動作の開始から所定の時間が経過した後,HDDのヘッドのATE特性によってOSC及びWCの大きさを低下させることによって,HDDのATE特性を改善する。
HDDに備わるヘッドがATEとなる状態は,TPTP(Thermal Pole Tip Protrusion)のサイズが飽和となった時に,顕著に発生することが観察されている。
したがって,HDDのATEに関する特性を改善するためには,HDDの記録動作が開始された後に,TPTPが飽和した場合,上記OSC及び上記WCの大きさを低下させることが必要である。
HDDシステムは,回転するハードディスクの表面にデータを記録するか,またはディスク上に記録されたデータを再生する(読み取る)ための1つ以上のヘッドを具備する。上記ヘッドはハードディスクの磁性層を磁化させてデータを書込む,または磁性層に記録された磁界を検出することにより,データを読み取る。
図1は,HDDの概略的な構造の一例を示す説明図である。図1に示すように,HDD10はベース11と,ベース11上で回転するハードディスク20と,ヘッドアセンブリ30と,そして電磁気力によりヘッドアセンブリ30を回転させるアクチュエータ駆動部40とを備える。
ヘッドアセンブリ30は,ベース11に設置された回転軸34に回動可能に連結されるアクチュエータアーム32,アクチュエータアーム32の端部に連結されるサスペンション31,そしてサスペンション31に連結されるヘッドスライダ50を含む。
ここで,ハードディスク20は,情報(または,データ)が記録されるデータ領域22と,このハードディスク20の回転が停止する時にヘッド70がパーキングされるように備えられたパーキング領域21に区分されている。
ヘッドスライダ50は,ハードディスク20に情報を記録するか,ハードディスク20に記録されている情報を読取るためのヘッド70を含む。
ヘッドスライダ50は,サスペンション31によりハードディスク20方向にバイアスされており,ハードディスク20が回転し始めれば,ハードディスク20の回転により発生する空気動圧により,ハードディスク20に対して一定高さに浮上したままで飛行する。この時,ヘッドスライダ50が浮上したままで飛行する高さ(以下,飛行高さ(FH:Flying Height))はサスペンション31の荷重と,ハードディスク20の回転による空気フローによる揚力などにより決定される。
ここで,FHはヘッドスライダ50がハードディスク20に対して浮上したままで飛行する時,磁気ヘッドスライダ50の磁気抵抗ヘッドとハードディスク20の表面間の間隔である。
図2は,図1に示すHDDのヘッドスライダ50に備わる磁気ヘッド70の概略的な構成の一例を示した説明図である。図2に示すように,磁気ヘッド70はハードディスク20からデータを再生するための磁気抵抗ヘッド74と,ハードディスク20にデータを記録するための誘導記録ヘッドと,を含んでいる。
より具体的に説明すると,上記磁気抵抗ヘッド74はハードディスク20に記録された磁気信号を感知する。一方,上記誘導記録ヘッドはハードディスク20の磁性層を磁化させるための漏れ磁束を形成するために,一定の間隔だけ離隔されているトップポール71とボトムポール72と,電流が供給されることによって,磁界が発生する記録用コイル73を具備し,その記録用コイル73等を用いることで誘導記録ヘッドは,所望の信号をハードディスク20に記録することができる。
最近のHDDは一般的に,容量を増加させるためにTPI(Track per Inch)が増加し,トラックの幅Wは徐々に狭まっている。
ここで,ハードディスク20のトラック幅を縮めるためには,誘導記録ヘッドの幅もトラック幅の減少(狭まり)に合わせて縮めなければならず,ヘッド70のFHも低下させる必要がある。
しかしながら,単にヘッド70のFHを低くしても,ヘッド70とハードディスク20との間隔が狭まるため,ヘッドをnon−ATE状態で維持することが難しくなる。特に,ヘッドがATE状態となるのが原因で,ヘッドに深刻な障害を誘発しうる。
図3A及び図3Bは,それぞれTPTPによる影響の概略的な状況を示す説明図である。図3Aは,再生動作を示すものであり,図3Bは,記録動作を示すものである。
図3Bに示すように,図3Aに示したものと異なり,ヘッドスライダ50における記録ポールが突出しているのが分かる。記録ポールの突出は非金属で構成されたヘッドスライダ50とヘッド70間の熱膨張係数の差により発生する。なお,上記記録ポールは,図2に示す磁気ヘッド70に備わるトップポール71及び/又はボトムポール72に相当する。また,例えば,図3Bに示す破線円の部位など,図3に示すヘッドスライダ50の先端部にはヘッド70がディスク101と対向するように備わっている。
次に,図4は,WC(記録電流)の概略的な波形を示す説明図である。図4に示すように,ディスクに記録されたデータの値が変わる周辺(例えば,2本の矢印で指示する周辺部分)でオーバーシュート成分が含まれていることが分かる。図4において,オーバーシュート成分を提供するための電流をOSCという。なお,図4に示す2本の矢印の方向は記録されたデータによる磁界の方向を示している。
WCは磁界の強度を保磁力の近くで維持させ,OSCは記録のための磁界の方向が転換される位置で磁界の強度を保磁力以上に増加させる。
したがって,記録動作においてTPTPの大きさに影響を与えるのはWC及びOSCとなる。
図5は,OSCの電流値(又は,電流の大きさ)を変化させながら,TPTPを測定した概略的な結果を示す説明図である。図5において,グラフの縦軸はTPTPの大きさ(サイズ(nm))を示し,横軸は時間(TIME)を示す。
また,図5のグラフには,OSCの電流値が0(a),1(b),5(c),10(d),15(e),20(f),25(g),30(h)である場合の各々のTPTPのサイズを“nm”単位で示している。
ここで,上記0,1,5,10,15,20,そして30の数値はOSCのサイズを制御するための潜在的なステップ値をいい,a,b,c,d,e,f,g,そしてhは各々の時々刻々と変動するTPTPの大きさを示す。
例えば,OSCは最低値と最高値間で32ステップで制御される。図5において,b曲線は,bのステップ値が“1”であるため1ステップ,すなわちOSCを最低値で1ステップほど高い値に設定した経時的なTPTPの大きさの変化を示す。
図5を参照すれば,OSCのステップ値が大きくなるほどTPTPのサイズも大きくなることが分かる。また,例えば,略60(TIME)の地点で,OSCを4ステップ変化させることによってTPTPは10Å程度増加しうる。この地点で,図3Bに示したように飽和作用により記録ポールが最大に突出することになる。通常,FHが100Å程度であるので,OSCの4ステップ変化に対して約10%程度FHが変化することである。したがって,TPTPがHDDの性能に相当な影響を与えることが分かる。
次に,図6は,ATE状態であるヘッドによる記録状況の概略を示す説明図である。なお,図6において,縦軸はハードディスクのトラック番号を示し,横軸はセクター番号を示している。
なお,本実施の形態では,トラック番号がそれぞれ“51633”,“51634”,そして“51635”である3個のトラックを例に挙げて説明するが,かかる例に限定されない。また,図6に示す2段目の中央のトラック(#51634)がテストされるトラックであり,その上下のトラック(#51633,#51635)が隣接トラックになる。
図6に示す横軸方向の左側から右側に記録されると仮定すれば,横軸は記録時間が経過したことを示す。また,図6に示す各トラックにおいて,略白色の点(ドット)で示すものはエラーがない部分であり,灰色で示す点は数回のリトライ動作により読取られる部分であり,黒色で示す点はATEの影響によって消された部分である。
図6に示す中央のトラックを参照すると,横軸左端から右方向に行くほど黒色の点が次第に増加していることが分かる。右側の領域にいくほど,ヘッドのATE特性が増加するため,エラーが増加することが分かる。
ATE状態にあるヘッドで記録する場合,時間が経つほどATEの影響により消されるトラックが増える。記録動作の後半ではほぼ全てのトラックが消される(図6に示す丸印または“ErrorLocation”と表示された周辺部など)。
HDDのATEを改善するためには,TPTPの大きさが飽和した以後のOSC及びWCのサイズを減少させることが必要である。
図7は,本実施の形態にかかる記録電流制御方法を示すフローチャートである。
図7に示すように,まず,双方の最適値となる最適なOSC:o−OSCと,最適なWC:o−WCとを決定する(S702)。
より具体的には,テスト対象となるトラックに対してデータを記録し,記録されたデータを読取って所定のエラー率(BER:Bit Error Rate)を満足するようなOSC:o−OSCとWC:o−WCとを決定する。
次に,上記S702で決定したOSC:o−OSC及びWC:o−WCの値を用いてヘッドのATWを行う(S704)。
より具体的には,テスト対象となるトラックの両隣のトラックに対して,所定回数だけ反復してデータを記録し,次にテスト対象のトラックに記録されたデータを読取り,その検出されたエラーの合計数をカウントする。この時,リトライ回数及び/又はエラー訂正コード(ECC)のカウント回数の許容値(又は,閾値,限界値)を通常よりも,すなわち正常再生のために使用するものより低い値に設定する。
次に,カウントされたエラーの合計数を所定の閾値Aと比較する(S706)。ここで,エラー合計数はヘッドのATE特性の程度を示し,閾値AはヘッドがATE状態にあるかの如何,すなわちATE傾向が高いか否かを決定するための値である。
上記S706段階でエラー合計数が閾値Aと同じか,それよりも大きい場合,ATE状態であるヘッドと判定する。そうでなければ,正常状態であるヘッドと判定し,S708でOSC及びWCが調節されない(S708)。
一方,上記ヘッドがATE状態であると判定された場合,ヘッドがATE状態にあるならば,記録動作時のOSC及びWCを制御する(S710)。
図8は,本実施の形態にかかる記録電流制御方法とHDDの動作を示す説明図である。図8に示すように,記録動作を開始すると,第1WC(WC1)と第1OSC(OSC1)を印加する。なお,上記第1WC(WC1)及び第1OSC(OSC1)はHDDの動作環境に適応した最適な値に設定されたものである。
図8に示すように,記録動作開始した後,N時間が経過(すなわちTPTPが飽和する時点)すると,第2WC(WC2)及び第2OSC(OSC2)を印加する。ここで,WC2=WC1−m,OSC2=OSC1−m´を満足するものとする。
また,経過時間NはTPTPが飽和した時点とほぼ同じであり,その値はそれぞれのヘッド毎に異なってもよい。具体的に各ヘッドの経過時間Nは各記録ヘッドのコイルターン数,インダクタンス,プリアンプの特性などによって差が生じるものであって,HDDの製造工程段階で予め測定され,その測定結果はユーザー環境での使用のためにメンテナンスシリンダなどに保存される。なお,上記各記録ヘッドは,例えば図2に示す誘導記録ヘッドなどを例示することができる。
例えば,経過時間Nは複数のヘッドに対してATE状態を検出し,各ヘッドが正常状態からATE状態になるまでの時間を平均した値を算出するなどの処理を通じて統計的に決定される。また,かかる方法の他には,経過時間Nはヘッドごとに正常状態からATE状態までの時間を検出(又は,計時)することにより決定される。
一方,ヘッド毎にATE特性が異なるので,上記関係のm及びm´の値もヘッド毎に異なるように設定する必要がある。
正常(Normal)状態のヘッドであれば,通常の方法によって記録動作が開始する時に印加されるOSC及びWCを時間が経過してもそのまま維持する(S710)。
Normal状態のヘッドである場合には,TPTPのサイズが飽和してもATEがそれほど大きく発生しない。したがって,Normal状態のヘッドである場合には,記録動作でOSC及びWCを減少させる必要がない。
ここで,ATE状態のヘッドでOSC及びWCを調節する程度は計数されたエラー合計数Aを考慮して適切に設定する場合もある。設定されたOSC又はWC制御パラメータはディスクのメンテナンスシリンダに記録され,ユーザー条件で参照される。かかるOSC又はWC制御パラメータの値によって,OSC又はWCを調節する程度を定めることができる。
以上説明したように,本実施の形態にかかる記録電流制御方法によって,記録動作においてTPTPが飽和した時にOSC及びWCのサイズを低減するよう調節することによって,HDDのATE特性を改善することができる。
なお,上記WCのサイズを低減するよう調節する際の度合いは,例えばヘッドのATE特性を検査することで定められる,WC制御パラメータ等を付与することで決定され,その結果,HDDの性能を向上させることができる。
また,本実施の形態にかかる記録電流制御方法をハードディスクドライブに適用することで,ハードディスクドライブの製品寿命が伸び,ハードディスクドライブの信頼度等が高まる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例を想定し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,ハードディスクドライブなどに適用することが可能である。
ハードディスクドライブの概略的な構成を示す説明図である。 磁気ヘッドの概略的な構造を示す説明図である。 TPTPによる影響の状況を概略的に示す説明図である。 TPTPによる影響の状況を概略的に示す説明図である。 記録電流の概略的な波形を示す説明図である。 オーバーシュート電流の値を変化させながらTPTPを測定した概略的な結果を示す説明図である。 ATE状態であるヘッドによって記録した状況を示す説明図である。 本実施の形態にかかる記録電流制御方法の概略を示すフローチャートである。 本実施の形態にかかる記録電流制御方法及びハードディスクドライブの動作を示す説明図である。
符号の説明
50 ヘッドスライダ
70 ヘッド
71 トップポール
72 ボトムポール
73 記録用コイル
74 磁気抵抗ヘッド

Claims (22)

  1. ディスクにデータを記録するためにオーバーシュート電流と記録電流とをハードディスクドライブに備わる磁気ヘッドに印加する段階と;
    前記磁気ヘッドのTPTP特性によって決定される所定時間だけ待機する段階と;
    前記所定時間経過した場合,前記オーバーシュート電流と記録電流との電流値の大きさを低下させる段階とを含むことを特徴とする,ハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  2. 前記オーバーシュート電流と前記記録電流との電流値の大きさを低下させる程度は前記磁気ヘッドのATE特性に依存することを特徴とする,請求項1に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  3. 前記ハードディスクドライブは複数の磁気ヘッドを備え,前記所定時間は前記磁気ヘッドのTPTPの大きさが飽和するまでの時間であることを特徴とする,請求項1に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  4. 前記所定時間は,
    記録動作の開始からATEが飽和するまでの時間を計時する段階と;
    前記計時された時間の平均値を算出する段階と;
    を経て決定されることを特徴とする,請求項3に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  5. 前記所定時間は,前記磁気ヘッド毎にATEが飽和するまでの時間を計時することにより決定されることを特徴とする,請求項3に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  6. 前記磁気ヘッドのATE特性を測定する段階と;
    前記磁気ヘッドの測定されたATE特性に相応して前記オーバーシュート電流及び記録電流の電流値の大きさを低下させる程度を決定する段階と;
    をさらに有することを特徴とする,請求項1に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  7. 前記ATE特性を測定する段階は,
    テスト対象とするトラックの両隣のトラックにデータを記録する処理を反復する段階と;
    前記テスト対象とするトラックに記録されたデータを読取り,その読取られたデータについてのエラーの合計数を求める段階と;
    前記求められたエラーの合計数に応じて前記オーバーシュート電流及び記録電流の電流値の大きさを低下させる程度を決定することを特徴とする,請求項6に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  8. ディスクにデータを記録するためにオーバーシュート電流及び記録電流をハードディスクドライブに備わる磁気ヘッドに印加する段階と;
    前記磁気ヘッドのATE特性が所定のスレショルド値を超えた場合,オーバーシュート電流及び記録電流の電流値の大きさを変化させる段階と;
    を含むハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  9. オーバーシュート電流の電流値の変化は,所定のステップに従って行われることを特徴とする,請求項8に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  10. 前記所定のステップは,均一な間隔であることを特徴とする,請求項9に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  11. 前記オーバーシュート電流の電流値の変化は,複数存在するステップのうちいずれか一つのステップに従って行われることを特徴とする,請求項9に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  12. 前記所定のステップは,前記複数存在するステップ各々に従って測定された測定結果のうち前記磁気ヘッドに対して予め指定された測定結果に依存することを特徴とする,請求項9に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  13. 前記オーバーシュート電流の電流値の変化は所定の時間周期が経過した後で発生し,前記所定の時間周期は記録開始から前記磁気ヘッドのATE特性がスレショルド値を超えるまでの時間であることを特徴とする,請求項8に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  14. 前記オーバーシュート電流の電流値の変化は所定の時間周期が経過した後で発生し,前記所定の時間周期は記録開始から前記磁気ヘッドのTPTPが飽和する時までの時間であることを特徴とする,請求項8に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  15. 前記所定の時間周期の値は,前記ハードディスクドライブの製造工程の段階において予め記録されることを特徴とする,請求項14に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  16. 前記磁気ヘッドのATE特性は前記磁気ヘッドのTPTPが飽和した時の値に相応することを特徴とする,請求項8に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  17. 前記ハードディスクドライブに備わる前記磁気ヘッドに前記オーバーシュート電流及び前記記録電流を印加する段階は,
    テスト対象とするトラックにデータを記録する動作を行う段階と;
    前記テスト対象とするトラックに隣接したトラックにデータ記録動作を行う段階と;
    前記テスト対象とするトラックからデータを読取り,該テスト対象とするトラックから読取られたデータについてのエラーの合計数を求める段階と;
    前記磁気ヘッドのATE特性を決定するために前記エラーの合計数とエラースレショルド値とを比較する段階と;
    をさらに含むことを特徴とする,請求項8に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  18. 前記テスト対象とするトラックにデータを記録する動作を行う段階は,
    所定のビットエラー率を満足するような最適のオーバーシュート電流及び記録電流を印加するために前記テスト対象となるトラックから,そのオーバーシュート電流及び記録電流の最適値を読取る段階を含むことを特徴とする,請求項17に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  19. 前記オーバーシュート電流のための所定のステップと前記記録電流のための所定のステップとは独立していることを特徴とする,請求項9に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  20. 前記オーバーシュート電流及び前記記録電流の所定のステップは前記ハードディスクドライブの製造工程の段階でディスク上に保存されることを特徴とする,請求項19に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法。
  21. 情報を保存するためのディスクと;
    前記ディスクにデータを書き込む及び/又は前記ディスクからデータを読み取る磁気ヘッドを備えたヘッドアセンブリと;
    前記ヘッドアセンブリを回転させるアクチュエータアセンブリと;
    を備え,
    前記磁気ヘッドに印加されるオーバーシュート電流及び記録電流は,請求項1に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法によって印加されることを特徴とする,ハードディスクドライブ。
  22. 情報を保存するためのディスクと;
    前記ディスクにデータを書き込む及び/又は前記ディスクからデータを読み取る磁気ヘッドを備えたヘッドアセンブリと,該ヘッドアセンブリを回転させるアクチュエータアセンブリと;
    を備え,
    前記磁気ヘッドに印加されるオーバーシュート電流及び記録電流は請求項8に記載のハードディスクドライブの記録電流制御方法によって印加されることを特徴とする,ハードディスクドライブ。
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