JP3927538B2 - Tptp測定方法,記録電流制御方法,コンピュータ読み取り可能な記録媒体,ハードディスクドライブ - Google Patents

Tptp測定方法,記録電流制御方法,コンピュータ読み取り可能な記録媒体,ハードディスクドライブ Download PDF

Info

Publication number
JP3927538B2
JP3927538B2 JP2003417010A JP2003417010A JP3927538B2 JP 3927538 B2 JP3927538 B2 JP 3927538B2 JP 2003417010 A JP2003417010 A JP 2003417010A JP 2003417010 A JP2003417010 A JP 2003417010A JP 3927538 B2 JP3927538 B2 JP 3927538B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error rate
tptp
osc
recording
recording current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003417010A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004199859A (ja
Inventor
鍾潤 金
昌東 呂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2004199859A publication Critical patent/JP2004199859A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3927538B2 publication Critical patent/JP3927538B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
    • G11B5/3109Details
    • G11B5/313Disposition of layers
    • G11B5/3133Disposition of layers including layers not usually being a part of the electromagnetic transducer structure and providing additional features, e.g. for improving heat radiation, reduction of power dissipation, adaptations for measurement or indication of gap depth or other properties of the structure
    • G11B5/3136Disposition of layers including layers not usually being a part of the electromagnetic transducer structure and providing additional features, e.g. for improving heat radiation, reduction of power dissipation, adaptations for measurement or indication of gap depth or other properties of the structure for reducing the pole-tip-protrusion at the head transducing surface, e.g. caused by thermal expansion of dissimilar materials
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/36Monitoring, i.e. supervising the progress of recording or reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/012Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/40Protective measures on heads, e.g. against excessive temperature 
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B2005/0002Special dispositions or recording techniques
    • G11B2005/0005Arrangements, methods or circuits
    • G11B2005/001Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B2005/0002Special dispositions or recording techniques
    • G11B2005/0005Arrangements, methods or circuits
    • G11B2005/001Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure
    • G11B2005/0013Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure of transducers, e.g. linearisation, equalisation
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/455Arrangements for functional testing of heads; Measuring arrangements for heads

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Description

本発明は,ハードディスクドライブに係り,特に,ハードディスクドライブの磁気ヘッドのTPTP測定方法に関する。
ハードディスクドライブ(以下,「HDD」という。)は,コンピュータで使用される補助記憶装置のうち1つであって,磁気ヘッドによって,ハードディスクの磁性体層に書き込まれたデータを読み出したり,当該磁性体層にデータを書き込んだりする装置である。
現在,HDDにおいて,記録/再生用の磁気ヘッドの材質としては金属(一般的に,パーマロイ(permalloy)とNi 80%/Fe 20%等)を使用して,磁気ヘッドを支持するスライダの材質としては非金属物質を使用している。
データの書き込み動作中には,記録電流が金属製の記録コイルを流れるときにジュール熱が発生する。この熱は,熱膨張係数が相異なる金属製の記録磁気ヘッドと,非金属製のスライダと間の熱膨張の差を引き起こす。この金属/非金属間の熱膨張の差が原因で,磁気ヘッドのポール周辺部が突出する現象がおこる。この現象をTPTP(Thermal Pole Tip Protrusion:熱によるポールチップの突出現象)という。
このようなTPTPによって,ヘッドとディスクとの間隔(Head/Disk Interface;以下「HDI」という。)マージンが低減するために,ヘッドの飛行高さ(flying height;以下「FH」という場合もある。)が低くなる。従って,過度のTPTPは,HDIに支障をきたすこととなり,顕著な場合には,ヘッドとディスクとが衝突して,ヘッドポールの損傷,サーマル・アスペリティTA(Thermal Asperity)などの原因になる場合もある。
このようなTPTPの量は,「iR」に比例する。ここで,「i」は記録コイルに流れる電流(記録電流;recording current)であり,「R」は記録コイルの抵抗である。従って,TPTPを減らすためには,記録電流i及び/又は抵抗Rを減らさねばならない。抵抗Rは,記録コイルの物性によって決定されるファクターであるため,製作されたヘッドで固定値となる。記録電流iは,HDDで使用される書き込み電流WC(write current)またはオーバーシュート電流OSC(overshoot current)によって決定される。TPTPの量はiの自乗に比例するので,記録電流iは抵抗Rより敏感なファクターである。
ところで,最近,HDDが高密度化されることによって,ヘッドのFHも徐々に低くなっているため,TPTPによる影響を深刻に考慮せざるを得なくなっている。例えば,特許文献1には,サーボ信号を得ることによってFHの異常有無を判断する方法が開示されている。
特開2001−229637号公報
TPTPがFHに問題を引き起こすことは従来からよく知られているが,TPTPを正確に測定する方法は存在しなかった。このため,ヘッド毎に区別することなく,一律に同じTPTP値を適用してハードディスクドライブを制御するしかなかった。
しかしながら,実際にはヘッド毎にTPTPの程度が異なるにもかかわらず,全てのヘッドに対して一律に同じTPTP値を適用するのは無理があり,それ故,HDDを好適に制御することが困難であった。
また,従来のハードディスク最適化方法においては,ヘッドのTPTPの程度を考慮しないか,あるいは標準的な量を考慮していたために,HDDの記録チャンネルを好適に最適化できなかった。
そこで,本発明は,上記問題に鑑みてなされたものであり,本発明の目的とするところは,HDDのヘッドのTPTP量を測定することが可能な,新規かつ改良されたTPTP測定方法を提供することにある。
また,本発明の他の目的は,上記TPTP測定方法を利用した記録電流(Recording Current)制御方法,上記TPTP測定方法を実現するHDD等を提供するところにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,ハードディスクドライブに設けられた磁気ヘッドのTPTP(Thermal Pole Tip Protrusion:熱によるポールチップの突出現象)を測定する方法が提供される。このTPTP測定方法は,オーバーシュート電流OSC(overshoot current)のレベルを変化させながら,磁気ヘッドによってデータの記録及び再生動作を行うことによって,記録されたデータの誤差率を測定する段階と;測定された誤差率に基づいて,最小の誤差率を検出する段階と;変化されたOSCの範囲における最大OSCでの誤差率を測定する段階と;最小の誤差率と最大OSCでの誤差率との差に基づいて,TPTPの程度を判断する段階と;を含むことを特徴とする。なお,オーバーシュート電流OSCは,磁気ヘッドの記録電流の起立成分である。
また,上記誤差率の測定は,OSCと誤差率との相関関係が明白に開示されたディスクのテストゾーンで行われるようにしてもよい。また,上記テストゾーンは,ディスクの外周部に設定されるようにしてもよい。
また,上記誤差率の測定は,低気圧条件下で行われるようにしてもよい。
また,上記TPTPの程度を判断する段階は,最小の誤差率と最大OSCでの誤差率との差を,所定のスレショルド値と比較する段階と;最小の誤差率と最大OSCでの誤差率の差がスレショルド値より小さい場合には,磁気ヘッドのTPTPの程度が低いと判別し,最小の誤差率と最大OSCでの誤差率の差がスレショルド値より大きい場合には,磁気ヘッドのTPTPの程度が高いと判別する段階と;を含むようにしてもよい。
また,上記スレショルド値は,磁気ヘッドとディスクとの間隔(HDI;Head/Disk Interface,),及び/又は品質基準に基づいて決定される値であるようにしてもよい。
また,上記スレショルド値は,誤差率の測定が行われるディスクの領域の特性に基づいて決定される値であるようにしてもよい。
また,上記誤差率は,ビット誤り率BER(Bit Error Rate)であるようにしてもよい。また,上記誤差率は,CSM(Channel Statistics Measurement)であるようにしてもよい。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,ハーディスクドライブを最適化するために,磁気ヘッドの記録電流を制御する方法が提供される。この記録電流制御方法は,OSCのレベルを変化させながら,磁気ヘッドによってデータの記録及び再生動作を行うことによって,記録されたデータの誤差率を測定する段階と;測定された誤差率に基づいて,最小の誤差率を検出する段階と;変化されたOSCの範囲における最大OSCでの誤差率を測定する段階と;最小の誤差率と最大OSCでの誤差率との差に基づいて,TPTPの程度を判断する段階と;判断されたTPTPの程度に基づいて,記録電流の直流成分である書き込み電流WC(write current)及び/又はOSCを調整する段階とを含むことを特徴とする。
また,上記TPTPの程度を判断する段階は,最小の誤差率と最大OSCでの誤差率との差を,所定のスレショルド値と比較する段階と;最小の誤差率と最大OSCでの誤差率の差がスレショルド値より小さい場合には,磁気ヘッドのTPTPの程度が低いと判別し,最小の誤差率と最大OSCでの誤差率の差がスレショルド値より大きい場合には,磁気ヘッドのTPTPの程度が高いと判別する段階と;を含み,上記調整段階では,TPTPの程度が高いと判断された磁気ヘッドは,TPTP程度が低いと判断された磁気ヘッドと比べて,OSCの増加程度を低くするような記録電流制御パラメータを設定するようにしてもよい。
また,上記誤差率の測定は,OSCと誤差率との相関関係が明白に開示されたディスクのテストゾーンで行われるようにしてもよい。また,上記テストゾーンは,ディスクの外周部に設定されるようにしてもよい。
また,上記誤差率の測定は,低気圧条件下で行われるようにしてもよい。
また,上記誤差率は,BERであるようにしてもよい。また,上記誤差率は,CSMであるようにしてもよい。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,ハードディスクドライブにおいて,磁気ヘッドのTPTPのレベルに基づいて記録電流を制御する方法が提供される。この記録電流制御方法は,OSCのレベルを変化させながら,磁気ヘッドによってデータの記録及び再生動作を行うことによって,記録されたデータの誤差率を測定し,測定された誤差率に基づいて最小データ誤差率を決定する段階と;変化されたOSCの範囲における最大OSCでの最大データ誤差率を測定する段階と;最小データ誤差率と最大データ誤差率間との差が所定のスレショルド値以上である場合には,TPTPのレベルを決定する段階と,記録動作中にTPTPのレベルに基づいて記録電流を調整する段階と;を含むことを特徴とする。
また,上記OSCに基づいて最小データ誤差率を決定する段階は,ハードディスクドライブのディスク上にテストゾーンを選択する段階と;OSCを所定の範囲で変化させる度ごとにテストゾーンに対して記録/再生動作を行うことにより,複数のデータ誤差率を測定する段階と;測定された複数のデータ誤差率の中から最小データ誤差率を選択する段階と;を含むようにしてもよい。
また,上記TPTPのレベルは,ハードディスクドライブのディスクのメンテナンスシリンダーに貯蔵されるようにしてもよい。また,上記TPTPのレベルは,ROMに貯蔵されるようにしてもよい。また,上記TPTPのレベルは,不揮発性メモリに貯蔵されるようにしてもよい。
また,上記最小データ誤差率と最大データ誤差率との差がスレショルド値より小さい場合には,TPTPのレベルを記録電流の調整に使用しないようにしてもよい。
また,上記TPTPのレベルを決定する段階は,ハードディスクドライブのバーンインテスト工程で行われるようにしてもよい。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,上記記録電流制御方法を実行するコンピュータプログラムが提供される。さらに,このコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,上述したTPTP測定方法を実行するハードディスクドライブであって,データを貯蔵するディスクと;ディスクに対してデータを記録する記録コイルを有する記録/再生ヘッドと;記録/再生ヘッドをディスクに対して相対移動させるアクチュエータと;記録/再生ヘッドのTPTPのレベルと,TPTPのレベルに基づいた記録電流制御パラメータとを含む複数のハードディスクドライブ命令を貯蔵する少なくとも1つの貯蔵部と;貯蔵部から読み出した記録電流制御パラメータに基づいて記録/再生ヘッドの記録動作中に記録電流を制御し,TPTPのレベルに基づいて記録電流制御パラメータを生成し,記録電流を制御しながら記録電流制御パラメータを貯蔵部に書き込むコントローラと;を具備することを特徴とする,ハードディスクドライブが提供される。
また,上記コントローラは,記録コイルのOSC範囲に基づいた最小データ誤差率を決定し,最大OSCでの最大データ誤差率を測定し,最小データ誤差率と最大データ誤差率との差が所定のスレショルド値以上であれば,TPTPのレベルを決定し,TPTPのレベルに基づいて記録電流制御パラメータを決定するようにしてもよい。
また,上記貯蔵部は,ディスクのメンテナンスシリンダーであるようにしてもよい。また,上記貯蔵部は,ハードディスクドライブが具備する不揮発性メモリであるようにしてもよい。
以上説明したように本発明によれば,磁気ヘッドのTPTPを定量的に測定できる。さらに,このTPTP測定方法を利用して,磁気ヘッドの記録電流を効果的に制御できる。このため,ATEまたはWeak Writeなどといったユーザー環境での致命的なデータエラーの発生を抑制し,全般的にHDDの性能を向上させることができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず,本発明の第1の実施形態にかかるTPTP測定方法について説明する。
本実施形態にかかるTPTP測定方法は,例えば,バーンインテスト工程(burn−in test process)などといった,HDDの製造工程において,各ヘッドのTPTP特性を測定する方法である。また,このように測定されたTPTPを考慮して,TPTPが激しいヘッドについては,そうでないヘッドより低いWC及びOSCを使用するように調整する方法についても説明する。
HDDシステムは,回転するハードディスクに対してデータを記録/再生する少なくとも1つ以上の磁気ヘッドを具備する。この磁気ヘッドは,ハードディスク面の磁気領域を磁化または検出することによって,情報をディスクに対して書き込む/読み出す。
図1は,本実施形態にかかるHDDシステムの構造を概略的に示す平面図である。図1に示すように,HDDシステム10は,例えば,ベース11上に回転可能に設置されて情報が記録されるハードディスク20と,情報の記録及び再生のために磁気ヘッド(図示せず。)をハードディスク20上の所望のトラック位置に移動させる磁気ヘッド移送装置40と,を具備する。ここで,ハードディスク20は,情報が記録される記録領域22と,このハードディスク20の回転が停止する時に,磁気ヘッドをパーキングさせるために設けられたパーキング領域21と,に区分されている。
磁気ヘッド移送装置40は,磁気ヘッド(図示せず。)が搭載される。この磁気ヘッド移送装置40は,ベース11上に設けられた回動軸34を中心に回動可能に設置される磁気ヘッドアセンブリ30を含む。磁気ヘッド移送装置40では,磁気ヘッドアセンブリ30を電磁気力によって回動させる。
磁気ヘッドアセンブリ30は,回動軸34に回転可能に連結されるアクチュエータアーム32と,アクチュエータアーム32の端部に結合されるサスペンション31と,サスペンション31に設置される磁気ヘッドスライダ50と,ハードディスク20に対して情報を書き込んだり,ハードディスク20に記録されている情報を読み出したりするための磁気ヘッド(図示せず)と,を具備する。
磁気ヘッドスライダ50は,サスペンション31によってハードディスク20の方にバイアスされており,ハードディスク20が回転し始めると,ハードディスク20の回転によって発生する空気動圧によって浮上し,ハードディスク20と接触することなくハードディスク20上を飛行する。この時,磁気ヘッドスライダ50が浮上したまま飛行する高さ(FH)は,サスペンション31のグラム荷重(gram load)と,ハードディスク20の回転による空気の流れによる揚力とによって決定される。
ここで,FHは,磁気ヘッド(再生センサ,すなわち,MRヘッド)と,ハードディスク20表面との間の距離(隙間)である。この隙間は,ハードディスク20の回転によって磁気ヘッドスライダ50がハードディスク20に対して浮上して飛行する時に,磁気ヘッドスライダ50の先端方向に形成される。また,上記グラム荷重は,サスペンション31によって発揮された力をいう。
図2は,本実施形態にかかる磁気ヘッド70の構造を拡大して示す斜視図である。図2に示すように,磁気ヘッド70は,再生のための磁気抵抗ヘッド(magneto−resistive(MR)ヘッド)74と,記録のための誘導記録ヘッド71〜73を含んでいる。磁気抵抗ヘッド74は,ハードディスク20に書き込まれた磁気信号を感知して読み込む機能を有する。誘導記録ヘッドは,ハードディスク20上に漏れ磁石(leakage magnet)を形成するためのトップポール71およびボトムポール72と,電流の供給を受けて磁界を発生させる記録用コイル73とを具備しており,所望の磁気信号をハードディスク20に記録する機能を有する。
ところで,最近のハードディスク20は,記録容量を増加させるために,TPI(Track per Inch)を増加させて,トラック幅Wを低減させる傾向にある。このようにハードディスク20のトラック幅を減らそうとすれば,そこに磁気信号を記録する記録ヘッドの幅もそれに合わせて減らさねばならない。さらに,相対的に小さいサイズのトラックに書かれた磁気フィルドを読み出すために,磁気ヘッド70のFHも低くする必要がある。
このように磁気ヘッド70のFHを低くすると,磁気ヘッドスライダ50とハードディスク20間の間隔が狭まる。このため,実際に磁気ヘッドスライダ50が,ハードディスク20の他のトラックまたはパーキング領域21に移動するための飛行中に,磁気ヘッドスライダ50とハードディスク20とが間に接触する可能性があり,これによって磁気ヘッド70あるいはハードディスク20が損傷する恐れがある。
図3は,従来の磁気ヘッドアセンブリ100の一例を概略的に示す斜視図である。この図3は,本願出願人によって出願された大韓民国特許出願番号97−36559(1997.7.31出願)に開示されたものである。
図3に示された磁気ヘッドアセンブリ100は,アクチュエータアーム(図示せず。)の端部に連結され磁気ヘッドスライダ50を磁気ディスク101の方にバイアスするサスペンション31と,サスペンション31に設置される磁気ヘッドスライダ50と,磁気ヘッドスライダ50とサスペンション31とを連結し磁気ヘッドスライダ50を支持するジンバル36と,を備える。
サスペンション31は,記録媒体である磁気ディスク101の回転によって発生する空気流動による揚力を使用して,磁気ヘッドスライダ50のFHを確保して,磁気ヘッドスライダ50の飛行を安定的に維持できるように設計されている。磁気ヘッド70は,磁気ディスク101に面した磁気ヘッドスライダ50の先端面に位置される。
かかる磁気ヘッドアセンブリ100によって記録動作を行う時,TPTPが所定レベルを超えた場合には,磁気ヘッド70の記録が失敗し易くなり,また,局部的な記録失敗またはスクラッチなどが発生しうる。
図4A及び図4Bは,TPTPによる影響を説明するための模式図である。図4Aは,再生動作を行う時の磁気ヘッドスライダ50の状態を示す模式図であり,図4Bは,記録動作を行う時の磁気ヘッドスライダ50の状態を示す模式図である。図4Bを参照すれば,図4Aに示されたものに比べて,TPTPにより記録ポールが突出していることが分かる。このような記録ポールの突出(TPTP)は,非金属で構成された磁気ヘッドスライダ50と磁気ヘッド70間の熱膨張係数の差が原因で発生する。このようなTPTPが生じると,実質的に磁気ヘッドスライダ50の飛行高さが低くなり(FH→FH’),顕著な場合には磁気ヘッド70とディスク101とが衝突して,ヘッドポールの損傷,TAなどの原因になる場合もある。
このようなTPTPの量は,「iR」に比例する。ここで,「i」は記録コイルに流れる記録電流(recording current)であり,「R」は記録コイルの抵抗である。従って,TPTPを減らすためには,記録電流i及び/又は抵抗Rを減らさねばならない。
図5は,記録電流(recording current)の波形を示す波形図である。図5に示すように,ディスクに記録されるデータが変わる箇所で,記録電流は鋭い起立形状を示す。このような記録電流の起立成分をオーバーシュート電流OSC(overshoot current)という。また,書き込み電流WC(write current)は,記録電流の直流電流成分(DC成分)である。
記録電流iのDC成分(即ち,WC)は,磁界の強さをハードディスクの保磁力(coercivity)と略同程度に維持する機能を有する。また,OSCは,記録方向が転換される位置で,磁界の強さを上記保磁力以上に引き上げるトリガーとして機能する。従って,記録動作において,磁気ヘッドのTPTPに最も大きい影響を与えるのはOSCである。
図6は,オーバーシュートコントロール(overshoot control;オーバーシュート制御信号)の値を変えて,TPTPの量を測定した実験結果を示すグラフである。この図6では,OSCのレベルを調整するオーバーシュート制御信号の値が,0(a),1(b),5(c),10d,15(e),20(f),25(g)及び30(h)である場合における,それぞれのTPTPの量を[nm]単位で示している。
図6に示すように,記録電流のオーバーシュートコントロールの値を変化させながら,TPTPの量を測定した実験結果によれば,記録電流のオーバーシュートコントロールの値が大きくなるほど,TPTPの量が大きくなっている。従って,記録電流のオーバーシュートコントロールの値が大きいほど,磁気ヘッドとディスクとの隙間が小さくなるということが分かる。また,実験によれば,記録電流のオーバーシュートコントロールの値が4ステップ変化することによって,TPTPは10Å程度発生することが分かる。よって,通常,FHが100Å程度であることを勘案すれば,WCのオーバーシュートコントロールの値が4ステップ変化した場合には,FHが約10%程度も減少するといえる。かかる減少割合によれば,TPTPがHDDの性能に大きな影響を与えるということが分かる。
図7は,本実施形態にかかるTPTP測定方法を示すフローチャートである。
本実施形態にかかるTPTP測定方法は,基本的に,OSCを変化させながら所定のデータを記録及び再生して誤差率(rate of errors;エラー率)を測定し,これらの関係からTPTPの程度を判断する手法である。ここで,誤差率は,例えば,ビット誤り率BER(Bit Error Rate)またはCSM(Channel Statistics Measurement)などで表される。
本実施形態にかかるTPTP測定は,例えば,ディスク製造工程中のバーンインテスト工程で行われることが望ましい。しかし,かかる例に限定されず,TPTP測定は,他の工程で行っても勿論よい。
図7に示すように,まず,702段階では,ハードディスク20におけるテストゾーンが選択される(702段階)。テストゾーンは,ハードディスク20の中央部(Middle Diameter;MD)および外周部(Outer Diameter;OD)に選定される。TPTPは,記録周波数によっても影響され,記録周波数が高いほどTPTPの量が大きくなる。外周部ODは,内周部(Inner Diameter;ID)に比べて記録周波数が高いので,TPTP測定に適している。
また,本実施形態では,TPTPの測定は,通常の気圧より低い気圧条件下(低圧雰囲気)で行われることが望ましい。低い気圧条件下では,空気密度が低いためFHが低くなり,TPTPによる影響をより好適に測定可能である。このような低い気圧条件は,例えば,気圧チャンバ等を利用して作られる。
次いで,704段階では,OSCのレベル(値)を変えながら,誤差率(BERまたはCSM)を測定する(704段階)。OSCは任意の所定レベルに調整できる。本704段階では,例えば,OSCを最も低いレベルから高いレベル(あるいは,最も高いレベルから低いレベル)に,段階的若しくは連続的に変化させながら,各OSCのレベルでの誤差率(BERまたはCSM)をそれぞれ測定する。
具体的には,与えられたOSCの範囲において,テストゾーンとして選択されたトラックに,所定回数mだけ繰り返して連続的にデータを記録した後,該当トラックに記録されたデータを所定回数lだけ読み出し,BER(あるいは,CSM)を測定する。
次いで,706段階では,上記704段階で測定された誤差率(TPTPのプロファイル)の中から,最も小さい誤差率である最小の誤差率(BER_minまたはCSM_min)が検出される。
さらに,708段階では,最大OSCでの誤差率(BER_oscmaxまたはCSM_oscmax)が得られる。この最大OSCでの誤差率は,上記704で測定された誤差率に基づいて検出することにより得てもよいし,或いは,本ステップで,最大OSC時にデータの記録/再生動作を行って測定することにより得てもよい。
このようにして得られた最小の誤差率(BER_minまたはCSM_min)と,最大OSCでの誤差率(BER_oscmaxまたはCSM_oscmax)の差は,TPTPの程度と相関がある。
次いで,710段階では,最小の誤差率(BER_minまたはCSM_min)と,最大OSCでの誤差率(BER_oscmaxまたはCSM_oscmax)との差が,所定のスレショルド値dより大きいか否かを判断する(710段階)。当該誤差率の差が所定のスレショルド値dより大きい場合には,磁気ヘッドに顕著なTPTPが発生している(換言すると,TPTPの程度が高い磁気ヘッドである)と判断する(712段階)。一方,当該誤差率の差が所定のスレショルド値d以下である場合には,磁気ヘッドに生じているTPTPの程度は低い(換言すると,TPTPの程度が低い磁気ヘッドである)と判断する(714段階)。
図8は,図7の704段階から708段階で測定されたOSCと誤差率(BER)との関係を例示するグラフである。
図8を参照すれば,OSCに対する誤差率(BER)は,概略的には,最小の誤差率(BER_min)を湾曲点とする略V字形の曲線を描く。これは,OSCが低い場合には,磁界強度が小さいため誤差率(BER)が高くなり,一方,OSCが高い場合には,TPTPがひどくなるために誤差率(BER)が高くなると解釈される。
従って,最小の誤差率(BER_min)と最大OSCでの誤差率(BER_oscmax)との差が,所定のスレショルド値d以上であれば,磁気ヘッドに生じているTPTPが激しいと判断できる。ここで,スレショルド値dは,HDDの特性及び品質基準によって変化するファクターである。また,スレショルド値dは,テストゾーンの位置に応じて異なる値に設定されうる。例えば,ハードディスクの外周部ODでは中央部MDに比べて高い記録周波数を有するため,TPTPが発生する傾向が非常に強い。よって,外周部ODの測定では,中央部MDでの測定に比べて,スレショルド値dが小さい値に設定される。
また,一般的に高い記録周波数を有する外周部ODは,中央部MDや内周部IDに比べてTPTPが明確に現れるが,実際には,例えば,テストゾーンは,OSCと誤差率(BER)との相関関係を最も好適に現すようなディスク上の領域に設定することも可能である。
図9は,図7の704段階から708段階で測定されたOSCと誤差率(CSM)との関係を例示するグラフである。図9に示されたところによって分かるように,OSCとCSMとの関係は,図8に示されたOSCとBERとの関係と同様な関係であることが分かる。
ここで,BERは,磁気ヘッドによって読み出された信号に含まれた一定数のデータビットのうちで,エラーが発生しているエラービットの数を示す比率である。また,CSMは,チャンネルチップ(channel chip)内でのエラービット率の測定によって得られたチャンネル性能測定値である(換言すると,CSMは,チャンネルチップで提供するビットエラーを測定する性能検査方法である)。誤差率としてCSMを採用したほうが,BERを採用する場合よりも,磁気ヘッドのTPTPの程度をより速く測定できる。また,BERとCSMとは,概略的にはログ的な相関を有する。
従って,最小の誤差率(CSM_min)と最大OSCでの誤差率(CSM_oscmax)との差が,所定のスレショルド値d以上であれば,磁気ヘッドに生じているTPTPが激しいと判断できる。
TPTPの程度は,磁気ヘッドの特性に依存する。例えば,TPTPの程度は,磁気ヘッドの材質,磁気ヘッドとスライダとの接着特性などに応じて変化する。
図10は,様々な磁気ヘッドにおけるOSCと誤差率(BERまたはCSM)との関係を示すグラフである。
図10に示すように,TPTPの程度は,磁気ヘッドの特性によって異なることが分かる。
TPTPの程度が高いヘッドの場合には,OSCの増加につれて誤差率(BER)は急増しており,最適なOSCと最大OSCとの間の誤差率の差が大きい。一方,TPTPの程度が低いヘッドの場合は,OSCの増加につれて誤差率(BER)は緩やかな増加あるいは減少を示しており,最適なOSCと最大OSCとの間の誤差率の差が小さい。
従来の記録電流制御方法においては,磁気ヘッドのATE(adjacent track erasure)特性だけを考慮して,WC(write current)またはOSCを最適化することにより,記録電流(recording current)を制御していた。より詳細には,与えられたWC及びOSC範囲で,特定のトラックに対して,連続的に複数回繰り返してデータを記録した後,当該トラックから記録データを読み出して,エラーの発生有無を判断していた。エラーが発生した場合には,WCまたはOSC条件を変化させながら,上記のような記録及び再生動作を繰り返して,エラーが発生しないWCまたはOSCを,最適のWCまたはOSCとして使用していた。
また,HDDでは,温度によって誤差率BERが変化する特性を有する。HDDが低温で使われる場合には,磁性体層の保磁力が増加するので,高い保磁力に対応するように(保磁力を減少させるために),WCまたはOSCを増加させ,一方,HDDが高温で使われる場合には,磁性体層の保磁力が減少するので,低い保磁力に対応するように(保磁力を増加させるために)WC及びOSCを減少させていた。
図11は,ハードディスクの磁気履歴曲線(磁気ヒステリシスカーブ)を示すグラフである。図11に示すように,磁場強度Hを0からaにまで増加させて,最大磁束密度Bm(A点)を得る。この場合,たとえ電流を0としても,残留磁気Br(b点)が残っている。これをなくすために,電流を反対方向に流して磁場を作ると,磁場強度が−Hc(c点)のときに磁速密度Bは0となる。次いで,逆に磁場強度を増加させれば,A’点でA点と逆に−Bmの磁束密度を得る。さらに,電流を減少させて0として最初の方向に磁化を続けると,b’点,c’点を通過して,A点において,磁束密度Bは最初の最大磁束密度Bmに戻る。このような現象をヒステリシス現象(磁気履歴現象)という。
また,保磁力Hcは,強磁性体を飽和まで磁化させた後,その磁束密度を0とするのに必要な減磁界の強度をいう。
公知のように,HDDの動作温度が低ければ,保磁力は高まり,動作温度が高ければ,保磁力が低くなる。ハードディスクの保磁力は,材質によって異なるが,例えば,−60℃で3200 Oe(Oersted;磁界強度を表す単位)程度であり,0℃で3000 Oe程度であり,60℃で2800 Oe程度である。
このため,HDDは,一般的に,低温モードでは,高まる保磁力に対応するようにWC及びOSCを所定量増加させ,一方,高温モードでは,低くなる保磁力に対応するようにWC及びOSCを所定量減少させる。例えば,低温モードでは,常温モードに比べて,WCを8mA,OSCを6ステップ引き上げ,一方,高温モードでは,OSCを4ステップ下げる。
しかし,従来の記録電流(Recording Current)制御方法では,各磁気ヘッドのTPTP特性を考慮することなく,高温/低温モードでWC及びOSCを一律に一定量減少/増加させていた。このため,TPTPが激しいヘッドの場合には,WC及びOSCが過度に高い,或いは低くなることがあった。この結果,HDIが不適切になり,ヘッド損傷,TA,気圧マージン(気圧によるFHの変化によるマージン)の激減などといった不良を起す可能性が非常に高かった。
これに対し,本実施形態では,記録電流のレベルを設定する際に,各磁気ヘッドのTPTPの程度を考慮することによって,最適の記録電流制御を実現することができる。
図12は,本実施形態にかかる記録電流(Recording Current)制御方法を示すフローチャートである。
図12に示すように,まず,1202段階では,例えば,上記図7に示したようなTPTP測定方法によって,各磁気ヘッドのTPTPの程度を測定する(1202段階)。
次いで,1204段階では,1202段階で測定された各磁気ヘッドのTPTPの程度を参照して,各磁気ヘッドを,例えば,TPTPの程度が高い(激しい)磁気ヘッドと,TPTPの程度が低い(弱い)磁気ヘッドという2つのタイプに分類する(1204段階)。
次いで,1206段階では,記録電流(Recording Current)制御パラメータを,TPTPの程度が高い磁気ヘッドと,低い磁気ヘッドとで異なる値に設定する(1206段階)。例えば,TPTPが激しい磁気ヘッドに対しては,そうでない磁気ヘッドと比べて,低温モードにおいてWC及びOSCをより低く増加させるように,記録電流制御パラメータを設定する。なお,この記録電流制御パラメータは,HDI,品質基準などのファクターに応じて変化させてもよい。
このようにして,TPTPの程度が高いヘッドと判定された場合には,OSC及びWCは,TPTPの程度及びHDIの状態などを考慮して適切に調整される。
次いで,1208段階では,上記のように設定された記録電流制御パラメータを,例えば,ハードディスクのメンテナンスシリンダーに記録する(1208段階)。なお,上記設定された記録電流制御パラメータを,不揮発性メモリ等に格納してもよい。このように,メンテナンスシリンダーあるいは不揮発性メモリに記録された記録電流制御パラメータは,実際ユーザー条件で参照される。
表1は,TPTPの程度が低いヘッドに関して,各温度範囲ごとに設定された上記記録電流制御パラメータの具体例を示す表である。また,表2は,TPTPの程度が高いヘッドに関して,各温度範囲ごとに設定された上記記録電流制御パラメータの具体例を示す表である。なお,表1及び表2において,OSC1は,低温モードに対して設定された基準OSCであり,OSC2は,高温モードに対して設定された基準OSCである。
Figure 0003927538
Figure 0003927538
表1および2に示すように,低温モード(5.0°C未満)では,TPTPの程度が低い磁気ヘッドの場合には,基準OSC1を記録電流制御パラメータとしているのに対し,TPTPの程度が高い磁気ヘッドの場合には,基準OSC1から4ステップ引き下げたものを記録電流制御パラメータとしている。
また,高温モード(10.0〜15.0°C)では,TPTPの程度が高い磁気ヘッドの場合には,基準OSC2を記録電流制御パラメータとしているのに対し,TPTPの程度が低い磁気ヘッドの場合には,基準OSC2から4ステップ引き上げたものを記録電流制御パラメータとしている。
このように,磁気ヘッドにTPTPが生じやすいか否かに応じて,記録電流制御パラメータを変化させることで,好適にHDDを動作させることができる。
以上,本実施形態にかかるTPTP測定方法,およびこれを利用した記録電流制御方法について説明した。本実施形態にかかるTPTP測定方法によれば,例えば,バーンインテスト工程で,各ヘッドのTPTPの程度を定量的に測定できる。
また,本実施形態にかかる記録電流制御方法によれば,TPTPが発生する程度に応じて,磁気ヘッドごとに異なる記録電流制御パラメータを付与することによって,磁気ヘッドのATE(adjacent track erasure),またはWeak Writeなどといった,ユーザー環境での致命的なデータエラーの発生を抑制し,全般的にHDDの性能を向上させる効果がある。
また,本実施形態にかかる記録電流制御方法によれば,OSC及びWCを過度に大きい或いは小さく設定することが原因で,ヘッド寿命が短縮したりヘッド信頼性が低下したりすることを改善できる。つまり,OSC及びWCを好適なレベルに設定することができるので,HDIを最適化し,ヘッド寿命を延ばし,ヘッド信頼性を向上させることができる。
なお,上記のように図7及び図12に示したTPTP測定方法および記録電流制御方法は,上位のような各段階に対応した処理を規定するコンピュータプログラムに具現することができる。このプログラムは,図1に示したようなHDDに設置される制御装置(コントローラ)によって使われうる。さらに,本実施形態にかかるHDDは,本実施形態にかかる特徴である図7及び図12の方法を好適に実行することができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,ハードディスクドライブに適用可能であり,特に,HDDの記録電流制御方法に適用可能である。
本発明の第1の実施形態にかかるHDDシステムの構造を概略的に示す平面図である。 同実施形態にかかる磁気ヘッドの構造を拡大して示す斜視図である。 従来の磁気ヘッドアセンブリの一例を概略的に示す斜視図である。 再生動作を行う時の磁気ヘッドスライダの状態を示す模式図である。 記録動作を行う時の磁気ヘッドスライダの状態を示す模式図である。 記録電流の波形を示す波形図である。 オーバーシュート制御信号の値を変えて,TPTPの量を測定した実験結果を示すグラフである。 同実施形態にかかるTPTP測定方法を示すフローチャートである。 図7の704段階から708段階で測定されたOSCと誤差率(BER)との関係を例示するグラフである。 図7の704段階から708段階で測定されたOSCと誤差率(CSM)との関係を例示するグラフである。 様々な磁気ヘッドにおけるOSCと誤差率(BERまたはCSM)との関係を示すグラフである。 ハードディスクのヒステリシス曲線を示すグラフである。 同実施形態にかかる記録電流制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10 HDD
20 ハードディスク
30 磁気ヘッドアセンブリ
40 磁気ヘッド移送装置
50 磁気ヘッドスライダ
70 磁気ヘッド

Claims (28)

  1. ハードディスクドライブに設けられた磁気ヘッドのTPTPを測定する方法において:
    OSCのレベルを変化させながら,前記磁気ヘッドによってデータの記録及び再生動作を行うことによって,前記記録されたデータの誤差率を測定する段階と;
    前記測定された誤差率に基づいて,最小の誤差率を検出する段階と;
    前記変化されたOSCの範囲における最大OSCでの誤差率を測定する段階と;
    前記最小の誤差率と前記最大OSCでの誤差率との差に基づいて,TPTPの程度を判断する段階と;
    を含むTPTP測定方法。
  2. 前記誤差率の測定は,前記OSCと前記誤差率との相関関係が明白に開示されたディスクのテストゾーンで行われることを特徴とする,請求項1に記載のTPTP測定方法。
  3. 前記テストゾーンは,前記ディスクの外周部に設定されることを特徴とする,請求項2に記載のTPTP測定方法。
  4. 前記誤差率の測定は,低気圧条件下で行われることを特徴とする,請求項1,2または3のいずれかに記載のTPTP測定方法。
  5. 前記TPTPの程度を判断する段階は,
    前記最小の誤差率と前記最大OSCでの誤差率との差を,所定のスレショルド値と比較する段階と;
    前記最小の誤差率と前記最大OSCでの誤差率の差が前記スレショルド値より小さい場合には,前記磁気ヘッドのTPTPの程度が低いと判別し,前記最小の誤差率と前記最大OSCでの誤差率の差が前記スレショルド値より大きい場合には,前記磁気ヘッドのTPTPの程度が高いと判別する段階と;
    を含むことを特徴とする,請求項1,2,3または4のいずれかに記載のTPTP測定方法。
  6. 前記スレショルド値は,前記磁気ヘッドと前記ディスクとの間隔,及び/又は品質基準に基づいて決定される値であることを特徴とする,請求項5に記載のTPTP測定方法。
  7. 前記スレショルド値は,前記誤差率の測定が行われる前記ディスクの領域の特性に基づいて決定される値であることを特徴とする,請求項5に記載のTPTP測定方法。
  8. 前記誤差率は,BERであることを特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6または7のいずれかに記載のTPTP測定方法。
  9. 前記誤差率は,CSMであることを特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6または7のいずれかに記載のTPTP測定方法。
  10. ハーディスクドライブを最適化するために,磁気ヘッドの記録電流を制御する方法において:
    OSCのレベルを変化させながら,前記磁気ヘッドによってデータの記録及び再生動作を行うことによって,前記記録されたデータの誤差率を測定する段階と;
    前記測定された誤差率に基づいて,最小の誤差率を検出する段階と;
    前記変化されたOSCの範囲における最大OSCでの誤差率を測定する段階と;
    前記最小の誤差率と前記最大OSCでの誤差率との差に基づいて,TPTPの程度を判断する段階と;
    前記判断されたTPTPの程度に基づいて,前記記録電流の直流成分であるWC及び/又はOSCを調整する段階と;
    を含むことを特徴とする,記録電流制御方法。
  11. 前記TPTPの程度を判断する段階は,
    前記最小の誤差率と前記最大OSCでの誤差率との差を,所定のスレショルド値と比較する段階と;
    前記最小の誤差率と前記最大OSCでの誤差率の差が前記スレショルド値より小さい場合には,前記磁気ヘッドのTPTPの程度が低いと判別し,前記最小の誤差率と前記最大OSCでの誤差率の差が前記スレショルド値より大きい場合には,前記磁気ヘッドのTPTPの程度が高いと判別する段階と;
    を含み,
    前記調整段階では,
    前記TPTPの程度が高いと判断された磁気ヘッドは,前記TPTP程度が低いと判断された磁気ヘッドと比べて,OSCの増加程度を低くするような記録電流制御パラメータを設定することを特徴とする,請求項10に記載の記録電流制御方法。
  12. 前記誤差率の測定は,前記OSCと前記誤差率との相関関係が明白に開示されたディスクのテストゾーンで行われることを特徴とする,請求項10または11のいずれかに記載の記録電流制御方法。
  13. 前記テストゾーンは,前記ディスクの外周部に設定されることを特徴とする,請求項12に記載の記録電流制御方法。
  14. 前記誤差率の測定は,低気圧条件下で行われることを特徴とする,請求項10,11,12または13のいずれかに記載の記録電流制御方法。
  15. 前記誤差率は,BERであることを特徴とする,請求項10,11,12,13または14のいずれかに記載の記録電流制御方法。
  16. 前記誤差率は,CSMであることを特徴とする,請求項10,11,12,13または14のいずれかに記載の記録電流制御方法。
  17. ハードディスクドライブにおいて,磁気ヘッドのTPTPのレベルに基づいて記録電流を制御する方法であって:
    OSCのレベルを変化させながら,前記磁気ヘッドによってデータの記録及び再生動作を行うことによって,前記記録されたデータの誤差率を測定し,前記測定された誤差率に基づいて最小データ誤差率を決定する段階と;
    前記変化されたOSCの範囲における最大OSCでの最大データ誤差率を測定する段階と;
    前記最小データ誤差率と前記最大データ誤差率間との差が所定のスレショルド値以上である場合には,TPTPのレベルを決定する段階と,
    記録動作中に前記決定されたTPTPのレベルに基づいて前記記録電流を調整する段階と;
    を含むことを特徴とする,記録電流制御方法。
  18. 前記OSCに基づいて最小データ誤差率を決定する段階は,
    前記ハードディスクドライブのディスク上にテストゾーンを選択する段階と;
    OSCを所定の範囲で変化させる度ごとに前記テストゾーンに対して記録/再生動作を行うことにより,複数のデータ誤差率を測定する段階と;
    前記測定された複数のデータ誤差率の中から最小データ誤差率を選択する段階と;
    を含むことを特徴とする,請求項17に記載の記録電流制御方法。
  19. 前記TPTPのレベルは,前記ハードディスクドライブのディスクのメンテナンスシリンダーに貯蔵されることを特徴とする,請求項17または18のいずれかに記載の記録電流制御方法。
  20. 前記TPTPのレベルは,ROMに貯蔵されることを特徴とする,請求項17または18のいずれかに記載の方法。
  21. 前記TPTPのレベルは,不揮発性メモリに貯蔵されることを特徴とする,請求項17または18のいずれかに記載の記録電流制御方法。
  22. 前記最小データ誤差率と前記最大データ誤差率との差が前記スレショルド値より小さい場合には,前記TPTPのレベルを前記記録電流の調整に使用しないことを特徴とする,請求項17,18,19,20または21のいずれかに記載の記録電流制御方法。
  23. 前記TPTPのレベルを決定する段階は,前記ハードディスクドライブのバーンインテスト工程で行われることを特徴とする,請求項17に記載の記録電流制御方法。
  24. 請求項17,18,19,20,21,22または23のいずれかに記載の記録電流制御方法を実行するコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  25. 請求項1〜9のいずれかに記載のTPTP測定方法を実行するハードディスクドライブであって,
    データを貯蔵するディスクと;
    前記ディスクに対してデータを記録する記録コイルを有する記録/再生ヘッドと;
    前記記録/再生ヘッドを前記ディスクに対して相対移動させるアクチュエータと;
    前記記録/再生ヘッドのTPTPのレベルと,前記TPTPのレベルに基づいた記録電流制御パラメータとを含む複数のハードディスクドライブ命令を貯蔵する少なくとも1つの貯蔵部と;
    前記貯蔵部から読み出した前記記録電流制御パラメータに基づいて前記記録/再生ヘッドの記録動作中に記録電流を制御し,前記TPTPのレベルに基づいて前記記録電流制御パラメータを生成し,前記記録電流を制御しながら前記記録電流制御パラメータを前記貯蔵部に書き込むコントローラと;
    を具備することを特徴とする,ハードディスクドライブ。
  26. 前記コントローラは,
    前記記録コイルのOSC範囲に基づいた最小データ誤差率を決定し,
    最大OSCでの最大データ誤差率を測定し,
    前記最小データ誤差率と前記最大データ誤差率との差が所定のスレショルド値以上であれば,TPTPのレベルを決定し,
    前記TPTPのレベルに基づいて前記記録電流制御パラメータを決定することを特徴とする,請求項25に記載のハードディスクドライブ。
  27. 前記貯蔵部は,前記ディスクのメンテナンスシリンダーであることを特徴とする,請求項25または26のいずれかに記載のハードディスクドライブ。
  28. 前記貯蔵部は,前記ハードディスクドライブが具備する不揮発性メモリであることを特徴とする,請求項25または26のいずれかに記載のハードディスクドライブ。
JP2003417010A 2002-12-13 2003-12-15 Tptp測定方法,記録電流制御方法,コンピュータ読み取り可能な記録媒体,ハードディスクドライブ Expired - Fee Related JP3927538B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2002-0079751A KR100468779B1 (ko) 2002-12-13 2002-12-13 자기 헤드의 tptp 특성 측정 방법 및 이에 적합한기록 전류 제어 방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004199859A JP2004199859A (ja) 2004-07-15
JP3927538B2 true JP3927538B2 (ja) 2007-06-13

Family

ID=32653103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003417010A Expired - Fee Related JP3927538B2 (ja) 2002-12-13 2003-12-15 Tptp測定方法,記録電流制御方法,コンピュータ読み取り可能な記録媒体,ハードディスクドライブ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6999256B2 (ja)
JP (1) JP3927538B2 (ja)
KR (1) KR100468779B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7760462B2 (en) 2008-03-18 2010-07-20 Toshiba Storage Device Corporation Method of controlling flying height of head slider and information storage apparatus

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4223897B2 (ja) * 2003-08-28 2009-02-12 ヒタチグローバルストレージテクノロジーズネザーランドビーブイ サーマルプロトリューション量を浮上量管理に用いる機能を持つ磁気ディスク装置、その機能を有す検査装置。
KR100555519B1 (ko) * 2003-09-17 2006-03-03 삼성전자주식회사 자기 헤드의 쓰기 특성 최적화 방법 및 정의 방법
KR100585103B1 (ko) * 2003-10-08 2006-06-01 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브의 헤드 종류 판별 방법 및 이를이용한 기록 파라메터 최적화 방법
JP2005135543A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Toshiba Corp 磁気ディスク装置及びライト制御方法
KR100532486B1 (ko) * 2003-12-24 2005-12-02 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브의 기록 전류 제어 방법
KR100604830B1 (ko) * 2004-02-06 2006-07-28 삼성전자주식회사 온도에 따른 리드 전류 제어 장치 및 이를 이용한 디스크드라이브
US8009379B2 (en) * 2004-06-30 2011-08-30 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method, apparatus and program storage device for dynamically adjusting the write current in each head to compensate for variation in disk drive and environmental parameters
US7027242B1 (en) * 2004-09-23 2006-04-11 Western Digital (Fremont), Inc. Method and apparatus for measuring write-induced pole tip protrusion
KR100640621B1 (ko) 2004-12-28 2006-11-01 삼성전자주식회사 디스크 드라이브의 자기 헤드 비행 높이 조정 장치 및 방법
KR100712510B1 (ko) * 2005-05-09 2007-04-27 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브의 기록강도 제어 방법 및 이에 적합한프로그램을 기록한 기록 매체
KR100699900B1 (ko) * 2006-05-09 2007-03-28 삼성전자주식회사 자기 기록 장치의 기록 전류 최적화 결정 방법 및 이를이용한 디스크 드라이브
US7508616B2 (en) * 2006-05-18 2009-03-24 Seagate Technology Llc Regulating data writes responsive to head fly height
JP2007310957A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Fujitsu Ltd 記憶・再生機構の制御装置
KR100725984B1 (ko) * 2006-05-30 2007-06-08 삼성전자주식회사 터널링 자기 저항 헤드로 공급되는 전류를 제어하기 위한방법과 장치
KR100771880B1 (ko) * 2006-08-17 2007-11-01 삼성전자주식회사 데이터 저장매체의 보자력 분포를 이용한 데이터 기록 방법
KR100856127B1 (ko) * 2007-02-12 2008-09-03 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브, ta 시그널을 이용한 하드디스크드라이브의 fod 제어방법 및 그 방법을 수행하는 컴퓨터프로그램을 기록한 기록매체
JP2009223992A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Fujitsu Ltd 制御回路および情報記憶装置
KR20090113559A (ko) * 2008-04-28 2009-11-02 삼성전자주식회사 터치-다운 근접 비행 높이 추정 방법 및 장치와 이를이용한 비행 높이 조정 방법 및 디스크 드라이브
US20090296270A1 (en) * 2008-05-27 2009-12-03 Jin Zhen Thermal flyheight control heater preconditioning
US8861317B1 (en) 2013-04-02 2014-10-14 Western Digital (Fremont), Llc Heat assisted magnetic recording transducer having protective pads
US9343098B1 (en) 2013-08-23 2016-05-17 Western Digital (Fremont), Llc Method for providing a heat assisted magnetic recording transducer having protective pads
US8976633B1 (en) 2014-04-15 2015-03-10 Western Digital Technologies, Inc. Data storage device calibrating fly height actuator based on laser power for heat assisted magnetic recording
US9224423B1 (en) 2014-09-30 2015-12-29 Seagate Technology Llc Re-writing of initial sectors in a storage device
US9978403B1 (en) * 2017-02-17 2018-05-22 Seagate Technology Llc Changing write coil current in response to reader instability

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4967289A (en) * 1987-09-30 1990-10-30 Sony Corporation PCM signal recording apparatus
US5600500A (en) * 1994-11-14 1997-02-04 Seagate Technology, Inc. Performance based write current optimization process
US5687036A (en) * 1995-09-29 1997-11-11 Seagate Technology, Inc. Selection of optimum write current in a disc drive to minimize the occurrence of repeatable read errors
US5880899A (en) * 1997-02-25 1999-03-09 International Business Machines Corporation Removal of raised irregularities on a data storage disk with controlled abrasion by a magnetoresistive head
US5991113A (en) * 1997-04-07 1999-11-23 Seagate Technology, Inc. Slider with temperature responsive transducer positioning
US5959801A (en) * 1997-10-22 1999-09-28 International Business Machines Corporation Stiction reduction in disk drives using heating
JP3647708B2 (ja) * 2000-02-09 2005-05-18 ヒタチグローバルストレージテクノロジーズネザーランドビーブイ 磁気ヘッド浮上量異常検出方法、データ書込方法およびハード・ディスク・ドライブ装置
WO2002059880A2 (en) * 2001-01-25 2002-08-01 Seagate Technology Llc. Integrated electrostatic slider fly height control
US6717759B1 (en) * 2001-02-16 2004-04-06 Maxtor Corporation Hindering PTP in a hard disk
US6760182B2 (en) * 2001-02-19 2004-07-06 Seagate Technology Llc Temperature compensated fly height control
US6980383B2 (en) * 2001-06-18 2005-12-27 Maxtor Corporation Monitoring of phenomena indicative of PTP in a magnetic disk drive
US6867940B2 (en) * 2003-06-16 2005-03-15 Seagate Technology Llc Method and apparatus for mitigating thermal pole tip protrusion

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7760462B2 (en) 2008-03-18 2010-07-20 Toshiba Storage Device Corporation Method of controlling flying height of head slider and information storage apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004199859A (ja) 2004-07-15
US20040125478A1 (en) 2004-07-01
US6999256B2 (en) 2006-02-14
KR100468779B1 (ko) 2005-01-29
KR20040052031A (ko) 2004-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3927538B2 (ja) Tptp測定方法,記録電流制御方法,コンピュータ読み取り可能な記録媒体,ハードディスクドライブ
KR100532486B1 (ko) 하드디스크 드라이브의 기록 전류 제어 방법
KR100468778B1 (ko) 하드디스크 드라이브의 기록 전류 최적화 방법 및 기록밀도 설정 방법
JP5148823B2 (ja) ディスクドライブ,記録媒体そして記録パラメータを補償する方法
US8102613B2 (en) System, method and apparatus for determining track pitch in a hard disk drive to satisfy the requirements of both off-track capacity and adjacent track erasure
KR100468767B1 (ko) 하드디스크드라이브에서 인접트랙에 대한 오버라이트를방지하기 위한 방법 및 그 장치
KR100856127B1 (ko) 하드디스크 드라이브, ta 시그널을 이용한 하드디스크드라이브의 fod 제어방법 및 그 방법을 수행하는 컴퓨터프로그램을 기록한 기록매체
JP4011049B2 (ja) 磁気ヘッドの書込み特性の最適化方法,磁気ヘッドの定義方法,ドライブの作動方法,及びハードディスクドライブ
CN101727919A (zh) 控制热飞行高度控制触地期间的接触位置的方法和系统
US7027263B2 (en) Apparatus for look-ahead thermal sensing in a data storage device
US7660059B2 (en) Method of controlling write strength of HDD and recording medium having recorded thereon program suitable for same
US10916266B2 (en) Magnetic disk device capable of setting recording condition using servo pattern
US7619842B2 (en) Method of determining optimal write current parameters of magnetic recording device and storage device using the method
KR100594230B1 (ko) 헤드 짐벌 어셈블리의 열폴팁 돌출 평가 및 이에 따른 헤드 짐벌 어셈블리 선택방법
KR100546380B1 (ko) 약한 쓰기 헤드 검출 방법
KR100640586B1 (ko) 디스크 드라이브의 진행성 디펙 검출 방법 및 장치
KR100585102B1 (ko) 자기헤드의 티피티피(tptp)에 따른 오버 슈트 전류 및회전수 컨트롤 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140309

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees