JP2006317496A - 多心光コネクタ用接合装置 - Google Patents

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正一 和久田
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Abstract

【課題】簡単な構成で既設の多心光コネクタ10に適用でき、かつ、確実な接合が行えるようにする。
【解決手段】ハウジング500の一端開口に離脱可能に係合し、第1多心光コネクタ10aが挿入されて当該第1多心光コネクタ10aを収納保持する第1保持ホルダ400、第2多心光コネクタ10に当接して当該第2多心光コネクタ10bを第1多心光コネクタ10a側に付勢するバネ140及びガイドピン支持部材300等からなる付勢手段、ハウジング500の他端開口に離脱可能に係合して付勢手段を支持する第2保持ホルダ200とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ファイバが接続された2の多心光コネクタを分解組立てすることなく、簡便、かつ、確実に接合保持できるようにする多心光コネクタ用接合装置に関する。
今日、複数の光ファイバからなるテープ状心線の多心光ファイバケーブルが多く用いられるようになっており、その接合保持方法も種々提案されている(特許文献1参照)。
このような多心光コネクタの接合保持方法を図7を参照して説明する。多心光コネクタ10は、テープ状の光ファイバケーブル12の先端部をプラスチック等からなるコネクタ本体11に収納した外観構成を有している。このコネクタ本体11にはゴム等からなるブーツ13が接続されて、光ファイバケーブル12の折れ曲がり等による損傷が軽減できるようになっている。
多心光コネクタ10の接合面21には、光ファイバケーブル12を構成する各光ファイバ14が整列して設けられ、その両サイドにガイドピン孔15が形成されている。
このような多心光コネクタ10同士を接続する際には、ガイドピン孔15にガイドピン22を挿嵌することにより2の多心光コネクタ10の位置合わせを行い接合面21を当接させ、この状態を保持するためにバネ材のクランプスプリング16で双方のコネクタ本体11を挟持する。
一方、クランプスプリング16による2の多心光コネクタの接合状態保持機構に変えて、いわゆるMPOコネクタと称される構成も提案されている。図8はこのようなMPOコネクタ25の接合方法示す図で、2のMPOコネクタ25がアダプタ19を介して接続されるようになっている。なお、図8においては他方のMPOコネクタは図示省略している。
MPOコネクタ25は、上述したコネクタ本体11を収容するハウジング17、該ハウジング17が挿入されて、内設された図示しないバネによりアダプタ19側に付勢されたカップリング18を備えている。
そして、コネクタ本体11をアダプタ19の開口20に挿入すると、カップリング18とアダプタ19とが係合する。また、カップリング18をアダプタ19と逆の方向に引き戻すように引くとカップリング18とアダプタ19との係合が解除されるようになっている。
特開平10−160968号公報
しかしながら、上述した多心光コネクタ用接合装置では以下のような不都合があり改善が望まれていた。
即ち、図9に示すようにクランプスプリング16における保持力に不均一性が生じたり、当該保持力の作用線Sが光ファイバ14からずれたりすると、左右のコネクタ本体11に傾きが発生して、双方の接合面21に隙間が発生したり密接度合いが変化したりして接合不良を発生してしまう問題があった。なお、図9(a)はクランプスプリング16における保持力の作用線Sが、光ファイバ14と一致している場合を示し、図9(b)はクランプスプリング16における保持力の作用線Sが、光ファイバ14とずれている場合を示している。
また、クランプスプリング16を用いて2の多心光コネクタ10の接合状態を保持する構成においては、クランプスプリング16の取付、取外しのために専用工具が必要になり作業効率を向上させることが困難であった。
さらに、クランプスプリング16は、むき出しの状態であるため、作業中等において引っかかって位置がずれたりする恐れがあった。
一方、MPOコネクタ25では、少なくともコネクタ本体11をハウジング17に挿着する際には、ハウジング17を光ファイバーケーブル12の開放端から挿着する必要があるので、コネクタ本体11が既に敷設されているような場合には当該開放端がないため、その状態でMPOコネクタ25に組み立てることができない問題がある。即ち、既設の多心光コネクタ10を組立てられたMPOコネクタ25に交換等する必要がある。
また、MPOコネクタ25は構造が非常に複雑であるため、コストダウンが図り難い問題もある。
そこで、本発明は、簡単な構成で既設の多心光コネクタに適用でき、かつ、確実な接合が行えるようにした脱着可能な多心光コネクタ用接合装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、第1多心光コネクタと第2多心光コネクタとを接合させると共に、その接合状態を保持する多心光コネクタ用接合装置であって、概略中空角柱体のハウジングと、該ハウジングの一端開口に離脱可能に係合すると共に、第1多心光コネクタが挿入されて当該第1多心光コネクタを収納保持する第1保持ホルダと、第2多心光コネクタに当接して当該第2多心光コネクタを第1多心光コネクタ側に付勢する付勢手段と、ハウジングの他端開口に離脱可能に係合して付勢手段を支持する第2保持ホルダとを備えることを特徴とする。
これにより、第1多心光コネクタ及び第2多心光コネクタを分解等することなく、第1多心光コネクタを第1保持ホルダに挿入して保持し、第2多心光コネクタをハウジングに挿入して付勢手段を介して第2保持ホルダにより保持するので、付勢手段の付勢力で双方の接合面を均一にかつ確実に面接させることが可能になると共に、容易に当該接続を解除することが可能になる。
また、請求項2に係る発明は、第1保持ホルダは概略中空角柱体であって、第2多心光コネクタに向けて挿入された第1多心光コネクタを所定量移動可能に収容すると共に、当該第1多心光コネクタと当接して、その離脱規制する離脱規制手段を備えることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、第1保持ホルダが、左右の側面片及び上下の面片からなる概略中空角柱体であって、左右の側面片の略中央部に矩形状の係止窓が形成されると共に、当該係止窓の窓下部及び窓上部に円弧状の腕押上部が形成され、ハウジングが、係止窓の高さより短い腕幅の腕部と、該腕部の先端に設けられて係止窓の高さより高い手部と、該手部の内側に形成されて係止窓に挿入可能に設けられた突起とからなるホルダ挿着部を備えて、ハウジングと第1保持ホルダとを係合又は離合させる際には、手部が腕押上部に誘導されることにより腕部が弾性変形し、突起が側面片に当接することなく係止窓に挿脱するようにしたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、第1保持ホルダにおける上下の面片の端縁が、左右の側面片よりはみ出し、当該はみ出し部分が庇部を形成して、ハウジングと第1保持ホルダとを係合又は離合させる際には、手部が当該庇部にガイドされるようにしたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、付勢手段が、第2保持ホルダに設けられたバネ保持部に保持されるバネと、第2多心光コネクタにおける光ファイバケーブルの左右両脇に配置される2の押圧部及び各押圧部の後端面にバネが当接し、前端面は第2多心光コネクタに当接して、バネによる付勢力を第2多心光コネクタに伝達すると共に、押圧部に係着されて第2多心光コネクタ及び第1多心光コネクタにおけるガイドピン孔を連通することによりこれら第2多心光コネクタと第1多心光コネクタとの位置合わせを行うガイドピンを備えるガイドピン支持部材とを有することを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、第2保持ホルダが、ハウジングの一方の開口を閉塞する抑片を備え、該抑片の中央部に第2多心光コネクタの光ファイバーケーブルが挿通するファイバケーブル挿通孔が形成されると共に、当該抑片の上下一方の面と該ファイバケーブル挿通孔とを連通させる切込が形成されて、光ファイバーケーブルを切込を介してファイバケーブル挿通孔に挿通できるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、概略中空角柱体のハウジングと、該ハウジングの一端開口に離脱可能に係合すると共に、第1多心光コネクタが挿入されて当該第1多心光コネクタを収納保持する第1保持ホルダと、第2多心光コネクタに当接して当該第2多心光コネクタを第1多心光コネクタ側に付勢する付勢手段と、ハウジングの他端開口に離脱可能に係合して付勢手段を支持する第2保持ホルダとを備えたので、第1多心光コネクタ及び第2多心光コネクタを分解等することなく、第1多心光コネクタを第1保持ホルダに挿入して保持し、第2多心光コネクタをハウジングに挿入して付勢手段を介して第2保持ホルダにより保持するので、付勢手段の付勢力で双方の接合面を均一にかつ確実に面接させることが可能になると共に、容易に当該接続を解除することが可能になる。
本発明の最良の実施の形態を図を参照して説明する。図1は、本発明に係る多心光コネクタ用接合装置1の分解斜視図で、概略中空角柱体のハウジング500、該ハウジング500の一端に挿着される第2保持ホルダ200、第2保持ホルダ200に設けられたバネ保持部207に支持されるバネ140、このバネ140により押圧されるガイドピン支持部材300、ガイドピン支持部材300に挿嵌するガイドピン150、ハウジング500の他端に挿着される第1保持ホルダ400を備えている。
多心光コネクタ10は、従来と同一構成であり、複数の光ファイバ14が列設されてなるテープ状の光ファイバケーブル12の先端部がコネクタ本体11に収納され、接合面21には各光ファイバ14がPC研磨等されて覗いている。
このコネクタ本体11にはゴム等からなるブーツ13が設けられ、ブーツ13の両サイド位置にはコネクタ本体11を貫通するガイドピン孔15が形成されている。
このブーツ13が設けられている面をブーツ面31と記載する。また、コネクタ本体11は、接合面21を含む先端部11aとブーツ面31を含むフランジ部11bとにより形成され、フランジ部11bは先端部11aより適宜大きな寸法に形成されている。
以下、説明の都合上、接合する2の多心光コネクタ10のうち、第1保持ホルダ400側の多心光コネクタ10を第1多心光コネクタ10a、第2保持ホルダ200側の多心光コネクタ10を第2多心光コネクタ10bと記載し、これらを総称して多心光コネクタ10と記載する。
第2保持ホルダ200は、抑片201及びその両端に連設された把持片202を備えた上面視概略コ字状の部材で、両把持片202には係止窓203が形成されている。また、抑片201の中央部にはファイバケーブル挿通孔204が形成されると共に、このファイバケーブル挿通孔204に連通して切込206が形成されている。
そして、ファイバケーブル挿通孔204の両サイドには上述したバネ保持部207が立設され、バネ140の一端がこのバネ保持部207に嵌合して保持され、かつ、伸縮する際にガイドされるようになっている。
ガイドピン支持部材300は、板状部材を折曲げして形成されて、左右に矩形枠体の押圧部301が形成され、この左右の押圧部301が上面片302により連結された構成となっている。上面片302の下方空間、即ち左右の押圧部301の間の空間は、第2多心光コネクタ10bの光ファイバケーブル12やブーツ13が挿通する挿通溝303をなし、上面片302と押圧部301の側面片304とには、端部が円弧状のガイドピン係合溝306が連設されている。
ガイドピン150は円柱体をなし、一方の端部近傍に凹溝151が環状に形成されている。なお、ガイドピン支持部材300,バネ140,ガイドピン150により付勢手段が構成されている。
そして、この凹溝151を境としたガイドピン150の寸法L1,L2は、上面片302の寸法L3及び第2多心光コネクタ10bの寸法L4との間にL1≦L3及びL2>L4の関係を満たすように設定されている。また、凹溝151の直径D1とガイドピン係合溝306の幅D2とは、D1≧D2の関係に設定されている。
寸法関係L1≦L3が成り立ち、かつ、D1≧D2が成り立つことにより、ガイドピン係合溝306にガイドピン150の凹溝151が嵌合し、凹溝151の直径D1がガイドピン係合溝306の幅D2より適宜大きいため、ガイドピン150が嵌合した状態でガイドピン支持部材300を上下反転させてもガイドピン150は落ちない。これにより、組立て性が向上して現場での作業性効率を上げることが可能になる。
また、寸法関係L1≦L3及びL2>L4が成り立つことにより、後述するようにガイドピン150を第2多心光コネクタ10bのガイドピン孔15に挿入すると、当該ガイドピン150の先端部が第2多心光コネクタ10bの接合面21側から飛び出すようになる。従って、この飛び出したガイドピン150が第1多心光コネクタ10aのガイドピン孔15に挿入されることにより、第1多心光コネクタ10aと第2多心光コネクタ10bとの位置決を行うことが可能になる。
第1保持ホルダ400は、上下面片402及び左右側面片403からなる断面概略矩形状の筒体で、内部空間が第1多心光コネクタ10aの挿入されるコネクタ空間401をなしている。
上下面片402における左右端部は、左右側面片403より適宜飛び出して庇部404が形成され、第1多心光コネクタ10aが挿入される端部近傍の上下面片402にはコ字状のスリット405が設けられてコネクタ係止部406が形成されている。
そして、コネクタ係止部406におけるコネクタ空間401側の端部には、第1多心光コネクタ10aの挿入側が斜辺をなす側面視概略直角三角形状のコネクタ抑407が設けられている。このコネクタ抑407は第1多心光コネクタ10aをコネクタ空間401に挿着した際に、このコネクタ抑407がブーツ面31に当接することにより第1多心光コネクタ10aが抜出ないように作用する。
また、左右側面片403には、矩形状の係止窓410が形成されると共に、その外側には円弧状の腕押上部411が形成され、内面側には第1多心光コネクタ10aのフランジ部11bと当接する飛出規制部412が形成されている。この飛出規制部412及びコネクタ抑407により離脱規制手段が構成されている。
なお、腕押上部411の高さV1は係止窓410の高さV2より適宜小さい寸法に形成され(V1≦V2)ている。この理由については後述する。
ハウジング500は、第2保持ホルダ200が係合する第2保持ホルダ係合部501、第2多心光コネクタ10bやガイドピン支持部材300等が収容されるハウジング本体部502、第1保持ホルダ400が係合するホルダ挿着部503を備えた概略中空角柱体である。
第2保持ホルダ係合部501における左右の肉厚は、第2保持ホルダ200における把持片202の肉厚分だけハウジング本体部502より薄く形成されて、その側面片510の外側に突起504が形成されている。
ホルダ挿着部503は、ハウジング本体部502の側面片を細くして延設された腕部511、腕部511の先端に設けられた手部512、手部512の内側に形成された突起513を備え、手部512の外面先端は内側に傾斜した斜面514をなしている。
次に、このような多心光コネクタ用接合装置1を用いて現場で2の多心光コネクタを接続する際の手順を説明する。
図2は多心光コネクタ用接合装置1の分解断面図であり、図3は接続手順を示す各部材の平面断面図である。先ず、図3(a)に示すように、第2保持ホルダ200のバネ保持部207にバネ140の一端を挿嵌する。
また、ガイドピン支持部材300におけるガイドピン150を第2多心光コネクタ10bに挿着する。図4はガイドピン支持部材300を第2多心光コネクタ10bに挿着する際の手順を示した図で、ガイドピン150の凹溝151をガイドピン係合溝306に挿嵌して取付ける(図4(b))。
次に、ガイドピン150を第2多心光コネクタ10bのガイドピン孔15に挿入しながら第2多心光コネクタ10bの光ファイバケーブル12を挿通溝303に通す(図4(c))。ガイドピン150は第2多心光コネクタ10bより長いため、当該ガイドピン150の先端は第2多心光コネクタ10bの接合面21から飛び出した状態となる(図4(d))。
次に、図3(b)に示すように、第2保持ホルダ200をケーシング500の第2保持ホルダ係合部501に挿着する。把持片202には係止窓203が形成され、第2保持ホルダ係合部501には突起504が形成されており、係止窓203が突起504に嵌ることにより第2保持ホルダ200とケーシング500との係合が行われる。
なお、突起504の水平断面は、第2保持ホルダ200の挿入側辺が斜辺をなし、係止側辺が挿入方向に垂直な辺をなす台形状に形成されているため、挿入すると把持片202は斜辺に当接して拡がり、係止窓203が突起504に嵌ると垂直な辺により離脱規制されるようになっている。
把持片202と第2保持ホルダ係合部501との肉厚の和は、第2保持ホルダ200の挿入側におけるハウジング本体部502の肉厚と略等しくなるように設定されているので、把持片202の端縁が作業者の手や工具等に引っかかって、係止窓203と突起504との係合が解除されてしまう事態が抑制できるようになっている。
また、図3(a)に示すように、第1多心光コネクタ10aを第1保持ホルダ400に挿着する。図5はそのときの様子を示す図で、第1多心光コネクタ10aを第1保持ホルダ400に挿入するとフランジ部11bの縁端がコネクタ抑407に当接し(図5(a),図5(b))、さらに挿入するとコネクタ抑407は弾性変形して押上げられ、ブーツ面31がコネクタ抑407を通過して復元する(図5(c))。
これにより第1多心光コネクタ10aが後退しようとしてもブーツ面31がコネクタ係止部406に当接して後退が規制されるため第1保持ホルダ400から離脱することができない。
また、第1多心光コネクタ10aの挿入先には、第1多心光コネクタ10aのフランジ部11bより適宜寸法の小さい飛出規制部412が設けられているので、第1多心光コネクタ10aはこの挿入方向に抜出ることもできないようになっている。
なお、コネクタ抑407と飛出規制部412との間の距離K1は、フランジ部11bの厚みK2より大きな寸法に設定されている。従って、第1保持ホルダ400に挿入された第1多心光コネクタ10aは、第1保持ホルダ400内でδK=K1−K2の範囲内で移動可能に保持される。
最後に、図3(c)に示すように、第1保持ホルダ400とケーシング500とを係合する。このときの手順を図6を参照して説明する。
先ず、ケーシング500における腕部511の先端に設けられた手部512を第1保持ホルダ400に宛う(図6(a),図6(b))。
手部512の高さh1は、第1保持ホルダ400の側面片403の高さh2より適宜小さめに形成されると共に、対向する腕押上部411の距離h3より大きい寸法に形成されている(h3<h1<h2)。
従って、第1保持ホルダ400に手部512を宛い挿入すると、手部512は腕押上部411に当接し、そのときの当接力により腕部511が弾性変形して手部512が押広げられる。
このとき手部512における突起513の高さh4は、対向する腕押上部411の距離h3より小さい寸法に設定されているので(h4<h3)、手部512を挿入する際に突起513の係合端P1が側面片403を摺動して摩耗したりすることが防止できるようになっている。
手部512をさらに挿入すると当該手部512の後端P2が腕押上部411を通過し、これにより手部512は閉じて(復元して)、突起513が係止窓410に挿入される(図6(c)〜図6(e))。
突起513の高さh6は係止窓410の厚みh7より長い寸法に設定されているので、突起513の先端部分はコネクタ空間401に飛び出した状態となっている。
このときバネ140により第2多心光コネクタ10bが付勢されていると、その付勢力により第2多心光コネクタ10bは後退する。
第2多心光コネクタ10bのブーツ面31は当接して係止されるが、上述したようにコネクタ空間401に飛び出した突起513の先端部分によっても係止されるようになる。即ち、矩形状をなすブーツ面31の4辺は、コネクタ抑407及び突起513と当接する。
従って、第2多心光コネクタ10bは、バネ140からの付勢力が軸心からずれていても傾いたりすることがなく、第1多心光コネクタ10aと第2多心光コネクタ10bとが接合面21の全体で均一に面接させることが可能となる。
なお、図6に示す手順と逆の手順を行うことにより、第1多心光コネクタ10aは突起513に損傷を与えることなく取り外すことが可能になる。無論、第2保持ホルダ200における把持片202を引き起こして、係止窓203と突起504との係合を解除することによって第2多心光コネクタ10bに損傷を与えることなく取り外すことが可能になる。
従って、既設の多心光コネクタであっても、その多心光コネクタに細工等を加えることなく容易に接合することができ、かつ、この多心光コネクタ用接合装置の構成部品点数が少なく、簡単な構成であるため安価となる。
本発明にかかる多心光コネクタ用接合装置の分解斜視図である。 多心光コネクタ用接合装置の分解断面図である。 多心光コネクタ用接合装置の組み立て手順をします断面図である。 ガイドピン支持部材を第2多心光コネクタに挿着する際の手順を示した図である。 第1多心光コネクタを第1保持ホルダに挿着する際の手順を示した図である。 ハウジングと第1保持ホルダとの接続手順を示す図である。 従来のクランプスプリングを用いて2の多心光コネクタを接合する際の様子を示す斜視図である。 従来のアダプタを用いて2のMPOコネクタを接合する際の様子を示す斜視図である。 クランプスプリングを用いて2の多心光コネクタを接合する際の問題を説明する図である。
符号の説明
10 多心光コネクタ
10a 第1多心光コネクタ
10b 第2多心光コネクタ
11 コネクタ本体
11a 先端部
11b フランジ部
12 光ファイバケーブル
13 ブーツ
14 光ファイバ
15 ガイドピン孔
21 接合面
31 ブーツ面
140 バネ
150 ガイドピン
151 凹溝
200 第2保持ホルダ
201 抑片
202 把持片
203 係止窓
204 ファイバケーブル挿通孔
206 切込
207 バネ保持部
300 ガイドピン支持部材
301 押圧部
302 上面片
303 挿通溝
304 側面片
306 ガイドピン係合溝
400 第1保持ホルダ
401 コネクタ空間
402 上下面片
403 側面片
404 庇部
405 スリット
406 コネクタ係止部
407 コネクタ抑
410 係止窓
411 腕押上部
412 飛出規制部
500 ケーシング
500 ハウジング
501 第2保持ホルダ係合部
502 ハウジング本体部
503 ホルダ挿着部
504 突起
510 側面片
511 腕部
512 手部
513 突起
514 斜面

Claims (6)

  1. 第1多心光コネクタと第2多心光コネクタとを接合させると共に、その接合状態を保持する多心光コネクタ用接合装置であって、
    概略中空角柱体のハウジングと、
    該ハウジングの一端開口に離脱可能に係合すると共に、前記第1多心光コネクタが挿入されて当該第1多心光コネクタを収納保持する第1保持ホルダと、
    前記第2多心光コネクタに当接して当該第2多心光コネクタを前記第1多心光コネクタ側に付勢する付勢手段と、
    前記ハウジングの他端開口に離脱可能に係合して前記付勢手段を支持する第2保持ホルダとを備えることを特徴とする多心光コネクタ用接合装置。
  2. 前記第1保持ホルダは概略中空角柱体であって、前記第2多心光コネクタに向けて挿入された前記第1多心光コネクタを所定量移動可能に収容すると共に、当該第1多心光コネクタと当接して、その離脱規制する離脱規制手段を備えることを特徴とする請求項1記載の多心光コネクタ用接合装置。
  3. 前記第1保持ホルダが、左右の側面片及び上下の面片からなる概略中空角柱体であって、前記左右の側面片の略中央部に矩形状の係止窓が形成されると共に、当該係止窓の窓下部及び窓上部に円弧状の腕押上部が形成され、
    前記ハウジングが、前記係止窓の高さより短い腕幅の腕部と、該腕部の先端に設けられて前記係止窓の高さより高い手部と、該手部の内側に形成されて前記係止窓に挿入可能に設けられた突起とからなるホルダ挿着部を備えて、
    前記ハウジングと前記第1保持ホルダとを係合又は離合させる際には、前記手部が前記腕押上部に誘導されることにより前記腕部が弾性変形し、前記突起が前記側面片に当接することなく前記係止窓に挿脱するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の多心光コネクタ用接合装置。
  4. 前記第1保持ホルダにおける上下の面片の端縁が、左右の前記側面片よりはみ出し、当該はみ出し部分が庇部を形成して、前記ハウジングと前記第1保持ホルダとを係合又は離合させる際には、前記手部が当該庇部にガイドされるようにしたことを特徴とする請求項3記載の多心光コネクタ用接合装置。
  5. 前記付勢手段が、前記第2保持ホルダに設けられたバネ保持部に保持されるバネと、
    前記第2多心光コネクタにおける光ファイバケーブルの左右両脇に配置される2の押圧部及び各押圧部の後端面に前記バネが当接し、前端面は前記第2多心光コネクタに当接して、前記バネによる付勢力を前記第2多心光コネクタに伝達すると共に、前記押圧部に係着されて前記第2多心光コネクタ及び第1多心光コネクタにおけるガイドピン孔を連通することによりこれら第2多心光コネクタと第1多心光コネクタとの位置合わせを行うガイドピンを備えるガイドピン支持部材とを有することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の多心光コネクタ用接合装置。
  6. 前記第2保持ホルダが、前記ハウジングの一方の開口を閉塞する抑片を備え、該抑片の中央部に前記第2多心光コネクタの光ファイバーケーブルが挿通するファイバケーブル挿通孔が形成されると共に、当該抑片の上下一方の面と該ファイバケーブル挿通孔とを連通させる切込が形成されて、前記光ファイバーケーブルを前記切込を介して前記ファイバケーブル挿通孔に挿通できるようにしたことを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の多心光コネクタ用接合装置。
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