JP2006316686A - ブローバイガス還元装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液状のオイルがブローバイガスと共にセパレータケース内部に流れ込んでしまうことを防止できるブローバイガス還元装置を提供する。
【解決手段】 ブローバイガスからオイルを分離するセパレータケース92を備えたPCV装置に対し、セパレータケース92のブローバイガス流入口92f近傍に、液状オイルの流入を堰き止めるためのトラップ壁92eを設け、セパレータケース92内への液状オイルの流入を阻止する。これにより、セパレータケース92内に溜まったオイルがブローバイガスと共にエンジンの吸気系に流れ出てしまうといった状況を回避する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば自動車等に搭載されるエンジン(内燃機関)のブローバイガス中に含まれるオイルミスト(霧状となったエンジンオイル等)をセパレータケース内で分離し、このオイル分離後のブローバイガスをエンジンの吸気系へ送るブローバイガス還元装置(以下、PCV(Positive Crankcase Ventilation)装置という)に係る。特に、本発明は、液状のオイルがセパレータケース内部に流れ込んでしまうことを防止するための対策に関する。
従来より、自動車用エンジンには、シリンダとピストンとの隙間からクランクケース内に吹き抜けたブローバイガスを吸気系に導くためのPCV装置が備えられている。つまり、このPCV装置によって、一酸化炭素や炭化水素等を含むブローバイガスをエンジンの吸気系を経て燃焼室に送り込み、このブローバイガスの大気中への放出を防止している。
また、下記の特許文献1にも開示されているように、このPCV装置はオイルセパレータを備えている。このオイルセパレータによって、ブローバイガス中に含まれているオイルミストが分離され、このオイルがオイルパン等のオイル溜まり部へ送られる一方、オイルミストが分離除去された後のブローバイガスがエンジンの吸気系に還流されるようになっている。
尚、上記オイルセパレータの配置形態としては、特許文献2に開示されているようにエンジンのシリンダヘッドカバー(以下、単にヘッドカバーという)の内部に配置されるものや、特許文献3に開示されているようにヘッドカバーの外部(例えばV型エンジンにおける左右の各バンクの間)に配置されるものが知られている。
図17は、V型エンジンにおける左右の各バンクの間に配置される一般的なオイルセパレータaの外観を示す斜視図である。この図に示すように、オイルセパレータaは、内部にブローバイガス流路を有するセパレータケースbと、このセパレータケースbに接続される3本のホースc,d,eとを備えている。これら3本のホースは、ブローバイガス導入ホースc、オイル排出ホースd、ブローバイガス排出ホースeである。つまり、クランクケース内のブローバイガスをブローバイガス導入ホースcによって取り出してセパレータケースb内に導入し、このブローバイガスがセパレータケースb内のブローバイガス流路を流通する間にオイルミストが分離され、このオイルがオイル排出ホースdによってオイルパンに戻される。一方、オイルミストが分離除去された後のブローバイガスはブローバイガス排出ホースeによってエンジンの吸気系(例えばサージタンク)に還流される構成となっている。尚、セパレータケース内部には、オイルミストを分離するためのオイル分離機構が収容されている。例えば、セパレータケース内部にパンチングプレート及びバッフルプレートが収容され、セパレータケース内部をブローバイガスが流れていく間に所謂慣性衝突作用によってオイルミストが捕捉されるようになっている。尚、他のオイル分離機構として、セパレータケース内に複数のバッフルプレートが配置されてブローバイガス流路が迷路状に構成されたものも知られている。
実公平6−45611号公報 実開昭61−39423号公報 実公平8−5298号公報
しかしながら、従来のオイルセパレータaでは、ブローバイガス導入ホースcの内部においてミスト状のオイルが凝集して液状になった場合に、この液状オイルがブローバイガスの流れに沿ってセパレータケースbの内部に流れ込んでしまう可能性があった。図18は、セパレータケースbに対するブローバイガス導入ホースcの接続箇所を断面(図17におけるA−A線に沿った断面)で示す斜視図であり、図中Oは、ブローバイガス導入ホースcの内部で液状になったオイルがセパレータケースbの内部に流れ込む状態を示している(図中矢印参照)。
このように、ブローバイガス導入ホースcの内部でオイルOが液状になってしまった場合には、この液状オイルOが、ブローバイガス導入ホースcの底部及びセパレータケースbの底部に沿ってセパレータケースbの内部空間に流れ込み、この内部空間に大量の液状オイルOが滞留する状況を招いてしまう。これでは、セパレータケースbの内部に流れ込んだ液状オイルOをオイル排出ホースdから十分に排出することが困難になり、大量の液状オイルOがブローバイガスと共にブローバイガス排出ホースeからエンジンの吸気系に送り込まれ、エンジン出力の低下やオイル消費量の増大を招いてしまうことになる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、液状のオイルがブローバイガスと共にセパレータケース内部に流れ込んでしまうことを防止できるブローバイガス還元装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決手段は、ブローバイガス中に含まれるオイルミストを分離するセパレータケースを備え、このセパレータケース内を流れる間にオイルミストが分離除去されたブローバイガスを内燃機関の吸気系へ送ると共に、分離したオイルを内燃機関のオイル溜まり部側へ送るブローバイガス還元装置を前提とする。このブローバイガス還元装置に対し、上記セパレータケースにおけるブローバイガス流入口近傍に、このブローバイガス流入口に向かうブローバイガスの流れ方向に対して略直交する方向に延びるトラップ壁を設けている。
この特定事項により、クランクケース内から回収されたブローバイガスは、セパレータケース内に導入され、このセパレータケース内のブローバイガス流路を流れる間にオイルミストが分離除去される。このオイル分離のための手法としては例えばパンチングプレートやバッフルプレートを使用した慣性衝突作用を利用するものが適用可能である。オイルミストが分離除去された後のブローバイガスは内燃機関の吸気系へ送られ、燃焼室内で燃焼される。これによって、ブローバイガスの大気中への放出が防止される。一方、セパレータケース内で分離されたオイルは、セパレータケースから流出してオイルパン等のオイル溜まり部に戻されることになる。
このようなブローバイガスの還元動作において、クランクケース内から回収されてセパレータケース内に向かうブローバイガスと共に流れるミスト状のオイルが凝集して液状になった場合、セパレータケースにおけるブローバイガス流入口付近では、この液状オイルが流入口の底面に沿って流れることになる。そして、このブローバイガス流入口近傍には、ブローバイガスの流れ方向に対して略直交する方向に延びるトラップ壁が設けられているため、上記流入口の底面に沿って流れている液状オイルはこのトラップ壁によってその流れが堰き止められることになり、この液状オイルが、セパレータケース内に流れ込むことは阻止される。このため、液状オイルがセパレータケース内を経由して吸気系に流れ込むといった状況の発生を防止することができ、内燃機関の出力低下やオイル消費量の増大を回避することができる。
また、上記ブローバイガス還元装置のより具体的な構成としては以下のものが掲げられ
る。セパレータケースに、セパレータケース内と内燃機関のクランク室とを連通するブローバイガス導入配管を接続する。そして、セパレータケースにおけるブローバイガス導入配管の接続部分(例えば、ブローバイガス導入配管を接続するために直管形状とされた部分)の底面をセパレータケース内の底面(オイル分離機構が収容されている部分の底面)よりも低い位置に設定し、この両底面同士を繋ぐ縦壁をトラップ壁として形成している。
この特定事項により、トラップ壁の成形が容易に行える。特に、セパレータケースを樹脂製とした場合には、セパレータケースの成形と同時にトラップ壁も一体成形することが可能である。また、上述したようにセパレータケース内と内燃機関のクランク室とをブローバイガス導入配管によって接続した場合、クランク室内から回収されたブローバイガスと共にセパレータケースに向けて流れるミスト状のオイルがブローバイガス導入配管を流れる間に冷却されて凝集し、液状になる可能性が高い。従って、本発明は、このようなセパレータケース内と内燃機関のクランク室とをブローバイガス導入配管によって接続した構成のブローバイガス還元装置に適用した場合に特に有効である。
液状オイルがセパレータケース内に流れ込むことをより確実に防止するための構成としては以下のものが掲げられる。つまり、トラップ壁の上流側に、ブローバイガスの流れがトラップ壁の延長方向に対して略直交する方向となる定常流となるようにブローバイガスの流れ方向を規制する流れ方向規制区間(所謂、液状オイルの助走区間)を設けた構成である。
この特定事項によれば、トラップ壁の上流側においてブローバイガスと共に流れてくる液状オイルがトラップ壁に衝突する際の衝突方向はトラップ壁の延長方向に対して略直交方向となる。このため、このトラップ壁によって液状オイルの流れが確実に堰き止められることになる。従って、液状オイルがトラップ壁に衝突することなしにセパレータケース内に流れ込んでしまうといった状況を回避でき、セパレータケース内への液状オイルの流れ込みを確実に防止できる。
本発明では、ブローバイガスからオイルを分離するためのセパレータケースを備えたブローバイガス還元装置に対し、セパレータケースのブローバイガス流入口近傍に、液状オイルの流入を堰き止めるためのトラップ壁を設けている。このため、セパレータケース内の底部に大量のオイルが滞留してしまうといった状況が回避でき、セパレータケース内に溜まったオイルがブローバイガスと共にエンジンの吸気系に流れ出てしまうといったことを防止可能なブローバイガス還元装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、本発明に係るPCV装置(ブローバイガス還元装置)を自動車用V型エンジン(内燃機関)に適用した場合について説明する。
−エンジンの全体構成の説明−
図1は、本実施形態に係るV型エンジンEをクランク軸Cの軸心に沿った方向から見たエンジン内部の概略構成を示す図である。また、図2は、このエンジン及び吸排気系の概略を示すシステム構成図である。
これら図に示すように、V型エンジンEは、シリンダブロック1の上部にV型に突出した一対のバンク2L,2Rを有している。各バンク2L,2Rは、シリンダブロック1の上端部に設置されたシリンダヘッド3L,3Rと、その上端に取り付けられたヘッドカバー4L,4Rとをそれぞれ備えている。上記シリンダブロック1には複数のシリンダ5L
,5R,…(例えば各バンク2L,2Rに3個ずつ)が所定の挟み角(例えば90°)をもって配設されており、これらシリンダ5L,5R,…の内部にピストン51L,51R,…が往復移動可能に収容されている。また、各ピストン51L,51R,…はコネクティングロッド52L,52R,…を介してクランク軸Cに動力伝達可能に連結されている。更に、シリンダブロック1の下側にはクランクケース6が取り付けられており、上記シリンダブロック1内の下部からクランクケース6の内部に亘る空間がクランク室61となっている。また、このクランクケース6の更に下側にはオイル溜まり部となるオイルパン11が配設されている。
また、上記シリンダヘッド3L,3Rには吸気ポート31L,31Rを開閉するための吸気バルブ32L,32R及び排気ポート33L,33Rを開閉するための排気バルブ34L,34Rがそれぞれ組み付けられており、シリンダヘッド3L,3Rとヘッドカバー4L,4Rとの間に形成されているカム室41L,41Rに配置されたカムシャフト35L,35R,36L,36Rの回転によって各バルブ32L,32R,34L,34Rの開閉動作が行われるようになっている。
一方、上記各バンク2L,2Rの内側(バンク間側)の上部には各バンク2L,2Rに対応する吸気マニホールド7L,7Rが配設されており、各吸気マニホールド7L,7Rの下流端が各吸気ポート31L,31R,…に連通している。また、この吸気マニホールド7L,7Rは各バンク共通のサージタンク72(図2参照)及びスロットルバルブ73を備えた吸気管74に連通されており、吸気管74の上流側にはエアクリーナ75が設けられている。これにより、上記エアクリーナ75から吸気管74内に導入された空気は、サージタンク72を通じて吸気マニホールド7L,7Rに導入される。この吸気マニホールド7L,7Rにはインジェクタ(燃料噴射弁)76L,76Rがそれぞれ設けられており、吸気マニホールド7L,7R内に導入された空気は、このインジェクタ76L,76Rから同マニホールド7L,7R内に噴射された燃料と混合されて混合気となり、吸気バルブ32L,32Rの開弁に伴って燃焼室77L,77Rへと導入されることになる。また、この燃焼室77L,77Rの頂部には点火プラグ78L,78R(図1では図示省略)が配設されている。
上記燃焼室77L,77Rにおいて、点火プラグ78L,78Rの点火に伴う混合気の燃焼により生じた燃焼ガスは、排気バルブ34L,34Rの開弁に伴い排気ガスとして排気マニホールド8L,8Rに排出される。排気マニホールド8L,8Rには排気管81L,81Rがそれぞれ接続され、更に、排気管81L,81Rは共通の集合排気管82に接続されている。この集合排気管82には三元触媒を内蔵した触媒コンバータ83が設けられている。上記排気マニホールド8L,8Rに排出された排気ガスは、排気管81L,81R及び集合排気管82を通過して外部に排出される。この際、触媒コンバータ83を排気ガスが通過することにより、同ガス中に含まれる炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、及び酸化窒素成分(NOx)が浄化されるようになっている。
−PCV装置の説明−
次に、本実施形態の特徴であるPCV装置9について説明する。このPCV装置9は、シリンダ5L,5Rの内面とピストン51L,51Rの外面との隙間からクランク室61内に吹き抜けたブローバイガスを吸気系に導くためのものである。
上記PCV装置9は、シリンダブロック1上の各バンク2L,2R間に配置されたオイルセパレータ91を備えている。また、このオイルセパレータ91は、セパレータケース92、このセパレータケース92にそれぞれ接続されるブローバイガス導入ホース93、オイル排出ホース94、ブローバイガス排出ホース95を備えている。以下、それぞれについて説明する。
(セパレータケース92)
セパレータケース92は、ブローバイガス導入ホース93によってクランク室61より抜き出されたブローバイガスからオイルミストを分離するためのものであって、シリンダブロック1上の各バンク2L,2R間に形成された水平部の上面にボルト止め等の手段によって取り付けられている。図3は、このセパレータケース92が各バンク2L,2R間に設置された状態を示しており(エンジンEの外形及びクランク室61の形状を仮想線で示している)、図3(a)はエンジンEを後方から見た図であり、図3(b)はエンジンEを前方から見た図である。また、図4はオイルセパレータ91の斜視図、図5はセパレータケース92の内部を示す斜視図、図6は図4におけるVI−VI線に沿った部分を断面としたセパレータケース92の一部を示す斜視図である。
これら図に示すように、セパレータケース92は、樹脂製のロアケース92aとアッパケース92bとが振動溶着等の手段によって一体的に組み付けられて内部にブローバイガス流路96を備えている。詳しくは、図5に示すように、セパレータケース92は、クランク軸の軸心に沿う方向を長手方向とする容器で成り、その内部に、その長手方向に延びる流路形成プレート96aが立設されている。これにより、セパレータケース92の内部は、流路形成プレート96aの一方側(図5における手前側)に形成された上流側流路96bと他方側(図5における奥側)に形成された下流側流路96cとが略U字形状の流路として連続するように形成され、これが上記ブローバイガス流路96として構成されている。
そして、このブローバイガス流路96の一端側(上流側流路96bの上流端側)におけるロアケース92aの側面にはブローバイガス導入口92f(図6参照)が形成されており、他端側(下流側流路96cの下流端側)におけるアッパケース92bの上面にはブローバイガス排出口(図示省略)が形成されている。また、このブローバイガス流路96の折返し部分、つまり、上流側流路96bと下流側流路96cとの境界部分におけるロアケース92aの側面にはオイル排出口(図示省略)が形成されている。そして、上記ブローバイガス導入口92fには上記ブローバイガス導入ホース93が、ブローバイガス排出口には上記ブローバイガス排出ホース95が、オイル排出口には上記オイル排出ホース94がそれぞれ接続されている。
また、上記ブローバイガス流路96のうち上記ブローバイガス導入口92fの直下流側にはパンチングプレート96d及びバッフルプレート96eが配置されている。パンチングプレート96dは、ブローバイガス導入口92fから流れ込むブローバイガスの流線に対して略直交方向に延びる板材であって複数箇所に開口が形成されている。これにより、ブローバイガス導入口92fから流れ込んだブローバイガスがパンチングプレート96dの開口を通過する際にその流速が上昇するようになっている。一方、バッフルプレート96eは、上記パンチングプレート96dの下流側に配置され且つこのパンチングプレート96dと同様にブローバイガスの流線に対して略直交方向に延びる板材で構成されている。また、このバッフルプレート96eは、その下端がロアケース92aの底面との間に僅かな隙間を有するように配置されている。これにより、パンチングプレート96dの開口を通過して流速が上昇したブローバイガスがこのバッフルプレート96eに衝突することにより、所謂慣性衝突作用によってオイルミストが捕捉されるようになっている。この捕捉されたオイルはバッフルプレート96eに沿って流下し、その下端とロアケース92aの底面との間の隙間から下流側に向かって流れるようになっている。
このようにしてブローバイガスからオイルミストが分離され、その後、ブローバイガスは、上流側流路96bから下流側流路96cを経てブローバイガス排出口からブローバイガス排出ホース95に流出されるようになっている。そして、このブローバイガス排出ホ
ース95に流出されたブローバイガスは上記サージタンク72に導入されることになる。
一方、分離後のオイルはオイル排出口に達し、オイル排出ホース94によりオイルパン11に回収されることになる。尚、下流側流路96cは、上流側流路96bとの境界部分よりも下流側の部分(ブローバイガス排出口に向かう部分)が下流側に向かって次第に上方に傾斜する傾斜面96fとして形成されており、これによってオイルが下流側流路96cを流れてブローバイガス排出口から流出されることがないようにしている。
そして、本実施形態に係るセパレータケース92の特徴は、上記ブローバイガス導入口92f周辺の構成にある。以下、このブローバイガス導入口92f周辺の構成について説明する。図6に示すように、セパレータケース92におけるブローバイガス導入口92fには、上記ブローバイガス導入ホース93を接続するための直管部92cが一体形成されている。この直管部92cは、その軸心位置がセパレータケース92の底面の高さ位置(図6の位置Y)に略一致するようにセパレータケース92に一体形成されている。このため、この直管部92cの底面位置(図6の位置X)は、セパレータケース92内の底面(図6の位置Y)よりも低い位置に設定されている。つまり、セパレータケース92内の底面と直管部92cの底面とは所定高さを有する段部92dを介して連続形成されており、この段部92dの縦壁92eが鉛直方向に延びている。つまり、ブローバイガス導入口92fに向かうブローバイガスの流れ方向(図6の矢印Zを参照)に対して略直交する方向に延びるトラップ壁92eとしてこの縦壁は形成されている。また、上記直管部92cは、水平方向に延びており、その長さ寸法は、上記ブローバイガス導入ホース93を流れてきたブローバイガスの流れが水平方向の定常流(上下方向の流れを殆ど含まない水平方向の流れ)となるように所定長さ(例えば30mm程度)に設定されている。
尚、上記セパレータケース92の容量、各開口の寸法は、エンジンEの排気量やブローバイガスの発生量等に適したブローバイガス回収能力が発揮できるように適宜設計されている。
(ブローバイガス導入ホース93)
ブローバイガス導入ホース93は、上述した如くクランク室61内に吹き抜けたブローバイガスを抜き出して、このブローバイガスを上記セパレータケース92内に導入するためのものであって、図3(b)に示すように、上流端がシリンダブロック1のバンク間の上面に接続されている。具体的には、シリンダブロック1には、一端がクランク室61に、他端がバンク間の上面に開口するブローバイガス回収通路1aが形成されており、上記ブローバイガス導入ホース93の上流端は、このブローバイガス回収通路1aに連通している。このため、クランク室61のブローバイガスは、このブローバイガス回収通路1aからブローバイガス導入ホース93を経てセパレータケース92内に導入されることになる。
(オイル排出ホース94)
オイル排出ホース94は、上述した如くセパレータケース92内で分離されたオイルをオイルパン11に戻すためのものであって、図3(a)に示すように、下流端がシリンダブロック1の片側のバンク2Lの側面に接続されている。具体的には、シリンダブロック1の片側のバンク2Lの内部には、一端がクランク室61に開口するオイル戻し通路1bが形成されており、このバンク2Lの側面には、このオイル戻し通路1bに連通する接続開口1cが形成されている。そして、上記オイル排出ホース94の下流端は、後述するユニオンパイプ97を介してこの接続開口1cに接続され、これによって上記オイル戻し通路1bに連通している。このため、セパレータケース92内で分離されたオイルは、オイル排出ホース94からオイル戻し通路1bを経てオイルパン11に回収されることになる。
ここで、オイル排出ホース94のシリンダブロック1に対する接続構造について説明する。このオイル排出ホース94の下流側端部(シリンダブロック1の側面に接続される側の端部)には、略L字形状の金属製のユニオンパイプ97が装着されている。図7は、このユニオンパイプ97を示しており、図7(a)が平面図、図7(b)が一部を破断した側面図である。また、図8は、オイル排出ホース94の下流側端部にユニオンパイプ97が装着された状態を示す断面図である。
これら図に示すように、ユニオンパイプ97は、オイル排出ホース94の下流側端部内に挿入されるホース接続部97aと、シリンダブロック1の側面に形成された上記接続開口1cに嵌め込まれるブロック接続部97bとを備え、これらが互いに直交する軸線を有するように略L字形状の配管部材により構成されている。
そして、ホース接続部97aの特徴は、クランク室61からセパレータケース92に向かうオイルの逆流を阻止するために設けられている逆流防止用フランジ97cの形状にある。このフランジ97cは、上記ホース接続部97aの先端部に一体形成されており、その形状は、ホース接続部97aの内周側に向かって下流側(オイルの流下方向側)に傾斜する擂り鉢形状となっている。そして、このフランジ97cの中央部分にはオイルをオイル戻し通路1bに向けて流すための開口97dが形成されている。このように、逆流防止用のフランジ97cが擂り鉢形状に形成されていることにより、このフランジ97cの上部にオイルが滞留し難い構成としている。以下、詳述する。
従来の一般的なフランジfは、図9に示すように、ホース接続部gの軸線方向に対して直交する平板状のものであった。これでは、図9の如くホース接続部gが傾斜する配置状態となった場合に、このフランジfの上部に比較的多量のオイルOが滞留してしまう可能性があった(図9の仮想線Oを参照)。このように、オイルOが長期に亘って滞留する状況では、このオイルOの劣化に伴ってホース接続部gの開口hが閉塞してしまう虞があった。
これに対し、本実施形態の如くフランジ97cを擂り鉢形状に形成すれば、図8の如くホース接続部97aが傾斜する配置状態となった場合であっても、このフランジ97cの上部には殆どオイルOは滞留しないことになる(図8の仮想線Oを参照)。これにより、ホース接続部97aの開口97dの閉塞を回避することができ、セパレータケース92からのオイル回収を長期に亘って良好に行うことが可能になっている。
(ブローバイガス排出ホース95)
ブローバイガス排出ホース95は、上記セパレータケース92においてオイルが分離除去された後のブローバイガスを吸気系に導くための配管であって、下流端がサージタンク72に接続され、ブローバイガスを、サージタンク72を介してエンジンEの吸気系に戻すようにしている。
また、このブローバイガス排出ホース95の上流端部にはPCVバルブ98が設けられている。このPCVバルブ98が吸気負圧等によって開弁することによりセパレータケース92内のブローバイガスがブローバイガス排出ホース95に流出されてサージタンク72に導入されるようになっている。
−PCV装置9の動作説明−
次に、上述の如く構成されたPCV装置9の動作について説明する。エンジンEの圧縮行程や膨張行程においてシリンダ5L,5Rとピストン51L,51Rとの隙間からクランク室61内に吹き抜けたブローバイガスは、上記ブローバイガス回収通路1a及びブロ
ーバイガス導入ホース93を経てセパレータケース92内に導入される。このセパレータケース92内のブローバイガス流路96に流れ込んだブローバイガスは、パンチングプレート96dの開口を通過して流速が上昇し、バッフルプレート96eに衝突することにより、所謂慣性衝突作用によってオイルミストが捕捉される。これにより、ブローバイガスとオイルミストとが分離される。
そして、オイルミストが分離除去されたブローバイガスは、上流側流路96bから下流側流路96cを経てブローバイガス排出口に達し、PCVバルブ98の開放動作に伴ってブローバイガス排出ホース95に流出されてサージタンク72より吸気系に導入される。
一方、分離後のオイルは、バッフルプレート96eの下端とロアケース92aの底面との間の隙間から下流側に向かって流れ、オイル排出口に達して、オイル排出ホース94及びシリンダブロック1のオイル戻し通路1bを経てオイルパン11に回収される。尚、このオイルパン11へのオイルの回収動作は、クランク室61の圧力が比較的低い状況(例えばエンジンEの低負荷時やエンジンEの停止時)に実行される。
尚、エンジンEには、クランク室61内に新気を導入するための図示しない新気導入路が形成されており、上述したブローバイガス還元動作に伴って、この新気導入路からクランク室61内に新気が導入されてクランク室61の換気が行われている。
次に、本実施形態の特徴とする動作について説明する。クランク室61からブローバイガス導入ホース93によって回収されてセパレータケース92に向けてブローバイガスと共に流れるミスト状のオイルが凝集して液状になった場合、この液状オイルはブローバイガス導入ホース93からセパレータケース92の上記直管部92cに流れ込み、この直管部92cの底面に沿って流れることになる(図6のオイルOを参照)。このような状況において、本実施形態では、ブローバイガス導入口92f付近には、ブローバイガスの流れ方向に対して略直交する方向(鉛直方向)に延びる上記トラップ壁92eが設けられているため、直管部92cの底面に沿って流れている液状オイルはトラップ壁92eによってその流れが堰き止められることになり、この液状オイルが、セパレータケース92内に流れ込むことは阻止される。また、上記直管部92cの内部空間は、ブローバイガスの流れがトラップ壁92eの延長方向に対して略直交する方向となる定常流となるようにブローバイガスの流れ方向を規制する流れ方向規制区間(図6における区間B)としての機能を有している。このため、トラップ壁92eの上流側においてブローバイガスと共に流れてくる液状オイルOはトラップ壁92eによって確実に堰き止められることになる。以上の動作により、液状オイルがセパレータケース92内を経由して吸気系に流れ込むといった状況の発生を防止することができる。また、このトラップ壁92eによって堰き止められたオイルOは、エンジンEの停止時等においてブローバイガス導入ホース93を逆流し、上記ブローバイガス回収通路1aを経てオイルパン11に回収される。
このように、本実施形態のオイルセパレータ91では、ブローバイガス導入ホース93内で液状になったオイルOがセパレータケース92の内部に流れ込んでこの内部空間に滞留してしまうといった状況を回避することができる。このため、セパレータケース92の内部に流れ込んだ液状オイルOがブローバイガスと共にブローバイガス排出ホース95からエンジンEの吸気系に送り込まれるといったことを防止でき、エンジン出力の低下やオイル消費量の増大を回避することができる。
−変形例−
次に本発明における複数の変形例について説明する。以下に示す変形例は、液状オイルがセパレータケース92の内部に流れ込むことを阻止するためのトラップ壁92eの変形例であり、その他の構成及び動作は上述した実施形態のものと同様である。従って、ここ
ではトラップ壁92e及びその周辺の構成についてのみ説明する。
先ず、第1の変形例を図10を用いて説明する。この図10に示すように、本変形例は、ブローバイガス導入口92fをセパレータケース92の底面に形成し、このブローバイガス導入口92fにL字型の配管(エルボ型配管)9Aを一体形成した構成となっている。これにより、このL字型の配管9Aの縦壁部分(図中のC部分)がトラップ壁として機能し、液状オイルOがセパレータケース92の内部に流れ込むことを阻止する構成となっている。
次に、第2の変形例を図11を用いて説明する。この図11に示すように、本変形例も、ブローバイガス導入口92fをセパレータケース92の底面に形成し、このブローバイガス導入口92fにL字型の配管(エルボ型配管)9Aを一体形成した構成となっている。上記第1の変形例との相違点は、L字型の配管9Aが、ブローバイガス導入ホース93との接続部分に向けて下方に傾斜するように傾斜配置されていることにある。このように、配管9Aを傾斜配置したことにより、配管9Aの縦壁部分(図中のC部分であってトラップ壁として機能する部分)で堰き止められた液状オイルを容易にブローバイガス導入ホース93側に戻すことが可能になる。
次に、第3の変形例を図12を用いて説明する。この図12に示すように、本変形例は、ブローバイガス導入口92fをセパレータケース92の側面に形成し、このブローバイガス導入口92fとブローバイガス導入ホース93とを水平方向に延びる接続管9Bによって接続している。そして、この接続管9Bにおけるセパレータケース92内部側の端部に鉛直方向に延びる縦壁9Baを形成し、この縦壁9Baが上記トラップ壁として機能するように構成している。
また、上記接続管9Bのセパレータケース92に対する接続状態の変形例として、図13に示すものは、接続管9Bがセパレータケース92内部側に向かって上方に傾斜するように傾斜配置されたものであり、図14に示すものは、接続管9Bがセパレータケース92内部側に向かって下方に傾斜するように傾斜配置されたものである。また、図15に示すものは、上記第3の変形例と同様にブローバイガス導入口92fをセパレータケース92の側面に形成したものであって、上記接続管9Bと同機能を有する直管部9B’をセパレータケース92に一体形成したものである。尚、この図15では、図12に示したものと同様の機能部分については同符号を付している。
最後に、第4の変形例を図16を用いて説明する。この図16に示すように、本変形例は、ブローバイガス導入口92fをセパレータケース92の側面上部に形成し、このブローバイガス導入口92fにL字型の配管(エルボ型配管)9Cを一体形成した構成となっている。具体的に、この配管9Cは、ブローバイガス導入口92fから水平方向に延びる水平部9Caと、この水平部9Caの一端から下方に延びる鉛直部9Cbとを備えており、この鉛直部9Cbの下端にブローバイガス導入ホース93が接続されている。これにより、この配管9Cの水平部9Caの上面(図中のD部分)がトラップ壁として機能し、液状オイルがセパレータケース92の内部に流れ込むことを阻止する構成となっている。このように、配管9Cの水平部9Caの上面をトラップ壁として機能させるようにしたことにより、堰き止められた液状オイルを容易にブローバイガス導入ホース93側に戻す(自重により落下回収する)ことが可能になる。
−その他の実施形態−
以上説明した実施形態及び変形例では、本発明に係るPCV装置9を自動車用V型エンジンEに適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、自動車用直列型エンジン、自動車用水平対向型エンジン等に対しても適用可能である。また、自動車用に限らず
、その他のエンジンにも適用可能である。また、気筒数、V型エンジンEにおけるVバンクの挟み角、その他エンジンEの仕様は特に限定されるものではない。
また、上述した実施形態及び変形例では、各バンク2L,2R間に形成された水平部の上面にセパレータケース92を設置したPCV装置9に本発明を適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、ヘッドカバー4L,4R内部にオイルセパレータを設置したPCV装置9に対しても適用可能である。
更には、セパレータケース92内に配置されるオイル捕捉手段としては、セパレータケース92内に複数のバッフルプレートを配置してブローバイガス流路を迷路状に構成したものを適用してもよい。また、上記パンチングプレート96dに代えてメッシュ状のプレートを採用してもよい。
実施形態に係るV型エンジンをクランク軸の軸心に沿った方向から見たエンジン内部の概略構成を示す図である。 エンジン及び吸排気系の概略を示すシステム構成図である。 セパレータケースの設置状態を示しており、図3(a)はエンジンを後方から見た図であり、図3(b)はエンジンを前方から見た図である。 オイルセパレータの斜視図である。 セパレータケースの内部を示す斜視図である。 図4におけるVI−VI線に沿った部分を断面としたセパレータケースの一部を示す斜視図である。 ユニオンパイプを示しており、図7(a)は平面図、図7(b)は一部を破断した側面図である。 オイル排出ホースの下流側端部にユニオンパイプが装着された状態を示す断面図である。 従来のユニオンパイプを示す図8相当図である。 第1の変形例におけるセパレータケースのブローバイガス導入口周辺を示す断面図である。 第2の変形例における図10相当図である。 第3の変形例における図10相当図である。 セパレータケースに対する接続管の接続状態の変形例を示す図10相当図である。 セパレータケースに対する接続管の接続状態の他の変形例を示す図10相当図である。 第3の変形例においてセパレータケースに一体の直管部を設けた場合を示す図10相当図である。 第4の変形例における図10相当図である。 従来のオイルセパレータを示す斜視図である。 図17におけるA−A線に沿った部分を断面で示すセパレータケースの一部の斜視図である。
符号の説明
11 オイルパン(オイル溜まり部)
61 クランク室
9 PCV装置(ブローバイガス還元装置)
92 セパレータケース
92e トラップ壁
92f ブローバイガス導入口(ブローバイガス流入口)
93 ブローバイガス導入ホース(ブローバイガス導入配管)
96 ブローバイガス流路
E V型エンジン(内燃機関)

Claims (3)

  1. ブローバイガス中に含まれるオイルミストを分離するセパレータケースを備え、このセパレータケース内を流れる間にオイルミストが分離除去されたブローバイガスを内燃機関の吸気系へ送ると共に、分離したオイルを内燃機関のオイル溜まり部側へ送るブローバイガス還元装置において、
    上記セパレータケースにおけるブローバイガス流入口近傍には、このブローバイガス流入口に向かうブローバイガスの流れ方向に対して略直交する方向に延びるトラップ壁が設けられていることを特徴とするブローバイガス還元装置。
  2. 上記請求項1記載のブローバイガス還元装置において、
    セパレータケースには、セパレータケース内と内燃機関のクランク室とを連通するブローバイガス導入配管が接続されおり、
    上記セパレータケースにおけるブローバイガス導入配管の接続部分の底面がセパレータケース内の底面よりも低い位置に設定されており、この両底面同士を繋ぐ縦壁がトラップ壁として形成されていることを特徴とするブローバイガス還元装置。
  3. 上記請求項1または2記載のブローバイガス還元装置において、
    トラップ壁の上流側には、ブローバイガスの流れがトラップ壁の延長方向に対して略直交する方向となる定常流となるようにブローバイガスの流れ方向を規制する流れ方向規制区間が設けられていることを特徴とするブローバイガス還元装置。
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