JP2006299932A - ブローバイガス還元装置の熱交換構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 オイルセパレータ内部での結露を防止し、これによってスラッジの発生を抑制することができるブローバイガス還元装置の熱交換構造を提供する。
【解決手段】 ブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータ91を備えたPCV装置に対し、V型エンジンEのバンク間領域Aにおいて、クランク軸Cに近い側から潤滑油通路O、冷却水通路W、オイルセパレータ91の順で配置する。オイルセパレータ91内部を流れているブローバイガスは、冷却水通路Wを流れる冷却水からの熱を受けて所定温度以上に維持され、ブローバイガス中に含まれている水分がオイルセパレータ91の内部で結露するといったことがなくなる。その結果、オイルセパレータ91内部で発生した結露水がブローバイガス中の酸化窒素成分(NOx)と結合してスラッジが発生してしまうといった状況を回避できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 ブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータ91を備えたPCV装置に対し、V型エンジンEのバンク間領域Aにおいて、クランク軸Cに近い側から潤滑油通路O、冷却水通路W、オイルセパレータ91の順で配置する。オイルセパレータ91内部を流れているブローバイガスは、冷却水通路Wを流れる冷却水からの熱を受けて所定温度以上に維持され、ブローバイガス中に含まれている水分がオイルセパレータ91の内部で結露するといったことがなくなる。その結果、オイルセパレータ91内部で発生した結露水がブローバイガス中の酸化窒素成分(NOx)と結合してスラッジが発生してしまうといった状況を回避できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば自動車等に搭載されるエンジン(内燃機関)のブローバイガス中に含まれるオイルミスト(霧状となったエンジンオイル等)をオイルセパレータで分離し、このオイル分離後のブローバイガスをエンジンの吸気系へ送るブローバイガス還元装置(以下、PCV(Positive Crankcase Ventilation)装置という)の熱交換構造に係る。特に、本発明は、オイルセパレータ内部での結露を防止するための対策に関する。
従来より、自動車用エンジンには、シリンダとピストンとの隙間からクランクケース内に吹き抜けたブローバイガスを吸気系に導くためのPCV装置が備えられている。つまり、このPCV装置によって、一酸化炭素や炭化水素等を含むブローバイガスをエンジンの吸気系を経て燃焼室に送り込み、このブローバイガスの大気中への放出を防止している。
また、下記の特許文献1にも開示されているように、このPCV装置はオイルセパレータを備えている。このオイルセパレータによって、ブローバイガス中に含まれているオイルミストが分離され、このオイルがオイルパン等のオイル溜まり部へ送られる一方、オイルミストが分離除去された後のブローバイガスがエンジンの吸気系に還流されるようになっている。
尚、オイルセパレータの内部には、オイルミストを分離するためのオイル分離機構が収容されている。例えば、オイルセパレータ内部に複数のバッフルプレートが配置されてブローバイガス流路が迷路状に構成されたものや、パンチングプレート及びバッフルプレートが配置されたものが一般に知られており、オイルセパレータ内部をブローバイガスが流れていく間に所謂慣性衝突作用によってオイルミストが捕捉されるようになっている。
また、上記オイルセパレータの配置形態としては、特許文献2に開示されているようにエンジンのシリンダヘッドカバー(以下、単にヘッドカバーという)の内部に配置されるものや、特許文献3に開示されているようにヘッドカバーの外部(例えばV型エンジンにおける左右の各バンクの間)に配置されるものが知られている。
実公平6−45611号公報
実開昭61−39423号公報
特開2003−27955号公報
ところで、従来のオイルセパレータは、設置スペースの制約から、外気に晒される位置に配設される場合が多く、オイルセパレータ内部は比較的低い温度(例えば冬期であれば5℃程度)になっている。このため、クランクケース内から回収されたブローバイガスがこのオイルセパレータ内部を流れていく際に冷却される場合があり、これに伴ってブローバイガス中に含まれている水分がオイルセパレータ内部で結露してその結露水が滞留するといった状況を招くことがある。
このような状況では、オイルセパレータ内部において、ブローバイガス中の酸化窒素成分(NOx)とこの結露水とが結合してスラッジが発生する可能性がある。そして、このスラッジが大量に発生した場合には、分離後のオイルをオイルパンへ戻すためのオイル戻し通路がスラッジによって閉塞され、オイルセパレータからオイルパンへのオイル排出が不能になってしまうといった状況を招いてしまう。
このようにオイルパンへのオイル排出が不能になると、オイルセパレータ内部に大量の液状オイルが滞留する状況となり、この液状オイルがブローバイガスと共にエンジンの吸気系に送り込まれ、エンジン出力の低下やオイル消費量の増大を招くといった不具合が懸念される。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、オイルセパレータ内部での結露を防止し、これによってスラッジの発生を抑制することができるブローバイガス還元装置の熱交換構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決手段は、ブローバイガス中に含まれるオイルミストを分離するオイルセパレータを備え、このオイルセパレータ内を流れる間にオイルミストが分離除去されたブローバイガスを内燃機関の吸気系へ送ると共に、分離したオイルを内燃機関のオイル溜まり部側へ送るブローバイガス還元装置の熱交換構造を前提とする。この熱交換構造に対し、上記内燃機関の潤滑油経路及び冷却水経路を上記オイルセパレータに近接して配置し、その配置順序を、潤滑油経路、冷却水経路、オイルセパレータの順とする。これにより、潤滑油経路内の潤滑油と冷却水経路内の冷却水とが熱交換を行い、冷却水経路内の冷却水とオイルセパレータ内のブローバイガスとが熱交換を行う構成としている。
この特定事項により、クランクケース内から回収されたブローバイガスは、オイルセパレータ内に導入され、このオイルセパレータ内のブローバイガス流路を流れる間にオイルミストが分離除去される。このオイル分離のための手法としては例えば複数のバッフルプレートを使用した慣性衝突作用を利用するものが適用可能である。オイルミストが分離除去された後のブローバイガスは内燃機関の吸気系へ送られ、燃焼室内で燃焼される。これによって、ブローバイガスの大気中への放出が防止される。一方、オイルセパレータ内で分離されたオイルは、オイルセパレータから流出してオイルパン等のオイル溜まり部に戻されることになる。
このようなブローバイガスの還元動作において、本発明では冷却水経路内の冷却水(水温は例えば80℃程度)とオイルセパレータ内のブローバイガスとの熱交換が可能となっているため、ブローバイガスはオイルセパレータ内を流れる間に冷却水からの熱を受けて加熱される。このため、ブローバイガス中に含まれている水分がオイルセパレータ内部で結露するといったことはなくなる。従って、オイルセパレータ内部で発生した結露水がブローバイガス中の酸化窒素成分(NOx)と結合してスラッジが発生してしまうといった状況を回避できる。その結果、スラッジによるオイル戻し通路の閉塞が防止できて、液状オイルがブローバイガスと共にエンジンの吸気系に送り込まれるといった状況を招くことがなくなる。また、本発明では、潤滑油経路、冷却水経路、オイルセパレータの順で各経路が配置されている。一般に、潤滑油経路を流れる潤滑油と、冷却水経路を流れる冷却水と、オイルセパレータを流れるブローバイガスとの温度を比較した場合、内燃機関の定常運転時にあっては、高温側から潤滑油、冷却水、ブローバイガスの順となっている。つまり、本発明では、高温側の流体から順にオイルセパレータ内のブローバイガスに向けて熱伝達が行われる(潤滑油から冷却水へ熱が伝達され、この冷却水からブローバイガスへ熱が伝達される)ようになっているため、効率良く熱伝達が行われ、オイルセパレータ内でのブローバイガス温度を安定的に高く(例えば40℃程度に)維持することができる。
上記潤滑油経路、冷却水経路及びオイルセパレータのレイアウトとして具体的には以下のものが掲げられる。先ず、内燃機関がV型内燃機関である場合、潤滑油経路、冷却水経路及びオイルセパレータを各バンク間に設け、且つクランク軸に近い側から潤滑油経路、
冷却水経路、オイルセパレータの順で配置している。
冷却水経路、オイルセパレータの順で配置している。
また、内燃機関が直列型内燃機関である場合、潤滑油経路、冷却水経路及びオイルセパレータをシリンダブロックの内部に形成し、且つシリンダ軸心に近い側から潤滑油経路、冷却水経路、オイルセパレータの順で配置している。
上記V型内燃機関の各バンク間に潤滑油経路、冷却水経路及びオイルセパレータを設けた場合には、これまでデッドスペースであった部分を有効利用することが可能であり、内燃機関の大型化を招くことなしに上記各経路及びオイルセパレータをレイアウトすることができる。
本発明では、ブローバイガスからオイルを分離するためのオイルセパレータを備えたブローバイガス還元装置に対し、潤滑油経路内の潤滑油から、冷却水経路内の冷却水、オイルセパレータ内のブローバイガスの順で熱伝達を行ってブローバイガスの温度を比較的高く維持できるようにしている。このため、ブローバイガス中に含まれている水分がオイルセパレータ内部で結露することが防止でき、オイルセパレータ内部でのスラッジ発生が回避できる。その結果、スラッジによるオイル戻し通路の閉塞が防止できて、液状オイルがブローバイガスと共にエンジンの吸気系に送り込まれるといった状況を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、本発明に係るPCV装置(ブローバイガス還元装置)を自動車用V型エンジン(内燃機関)に適用した場合について説明する。
−エンジンの全体構成の説明−
図1は、本実施形態に係るV型エンジンEをクランク軸Cの軸心に沿った方向から見たエンジン内部の概略構成を示す図である。また、図2は、このエンジン及びその吸排気系の概略を示すシステム構成図である。
図1は、本実施形態に係るV型エンジンEをクランク軸Cの軸心に沿った方向から見たエンジン内部の概略構成を示す図である。また、図2は、このエンジン及びその吸排気系の概略を示すシステム構成図である。
これら図に示すように、V型エンジンEは、シリンダブロック1の上部にV型に突出した一対のバンク2L,2Rを有している。各バンク2L,2Rは、シリンダブロック1の上端部に設置されたシリンダヘッド3L,3Rと、その上端に取り付けられたヘッドカバー4L,4Rとをそれぞれ備えている。上記シリンダブロック1には複数のシリンダ5L,5R,…(例えば各バンク2L,2Rに3個ずつ)が所定の挟み角(例えば90°)をもって配設されており、これらシリンダ5L,5R,…の内部にピストン51L,51R,…が往復移動可能に収容されている。また、各ピストン51L,51R,…はコネクティングロッド52L,52R,…を介してクランク軸Cに動力伝達可能に連結されている。更に、シリンダブロック1の下側にはクランクケース6が取り付けられており、上記シリンダブロック1内の下部からクランクケース6の内部に亘る空間がクランク室61となっている。また、このクランクケース6の更に下側にはオイル溜まり部となるオイルパン11が配設されている。
また、上記シリンダヘッド3L,3Rには、吸気ポート31L,31Rを開閉するための吸気バルブ32L,32R及び排気ポート33L,33Rを開閉するための排気バルブ34L,34Rがそれぞれ組み付けられており、シリンダヘッド3L,3Rとヘッドカバー4L,4Rとの間に形成されているカム室41L,41Rに配置されたカムシャフト35L,35R,36L,36Rの回転によって各バルブ32L,32R,34L,34Rの開閉動作が行われるようになっている。
一方、上記各バンク2L,2Rの内側(バンク間側)の上部には各バンク2L,2Rに対応する吸気マニホールド7L,7Rが配設されており、各吸気マニホールド7L,7Rの下流端が各吸気ポート31L,31R,…に連通している。また、この吸気マニホールド7L,7Rは各バンク共通のサージタンク72(図2参照)及びスロットルバルブ73を備えた吸気管74に連通されており、吸気管74の上流側にはエアクリーナ75が設けられている。これにより、上記エアクリーナ75から吸気管74内に導入された空気は、サージタンク72を通じて吸気マニホールド7L,7Rに導入される。この吸気マニホールド7L,7Rにはインジェクタ(燃料噴射弁)76L,76Rがそれぞれ設けられており、吸気マニホールド7L,7R内に導入された空気は、このインジェクタ76L,76Rから同マニホールド7L,7R内に噴射された燃料と混合されて混合気となり、吸気バルブ32L,32Rの開弁に伴って燃焼室77L,77Rへと導入されることになる。また、この燃焼室77L,77Rの頂部には点火プラグ78L,78R(図1では図示省略)が配設されている。
上記燃焼室77L,77Rにおいて、点火プラグ78L,78Rの点火に伴う混合気の燃焼により生じた燃焼ガスは、排気バルブ34L,34Rの開弁に伴い排気ガスとして排気マニホールド8L,8Rに排出される。排気マニホールド8L,8Rには排気管81L,81Rがそれぞれ接続され、更に、排気管81L,81Rは共通の集合排気管82に接続されている。この集合排気管82には三元触媒を内蔵した触媒コンバータ83が設けられている。上記排気マニホールド8L,8Rに排出された排気ガスは、排気管81L,81R及び集合排気管82を通過して大気中に排出される。この際、触媒コンバータ83を排気ガスが通過することにより、同ガス中に含まれる炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、及び酸化窒素成分(NOx)が浄化されるようになっている。
−PCV装置及びその熱交換構造の説明−
次に、本実施形態の特徴であるPCV装置9及びその熱交換構造について説明する。このPCV装置9は、シリンダ5L,5Rの内面とピストン51L,51Rの外面との隙間からクランク室61内に吹き抜けたブローバイガスを吸気系に導くためのものである。
次に、本実施形態の特徴であるPCV装置9及びその熱交換構造について説明する。このPCV装置9は、シリンダ5L,5Rの内面とピストン51L,51Rの外面との隙間からクランク室61内に吹き抜けたブローバイガスを吸気系に導くためのものである。
上記PCV装置9は、クランク室61から抜き出したブローバイガスからオイルを分離するためのオイルセパレータ91を備えている。このオイルセパレータ91は、上記シリンダブロック1の各バンク2L,2R間の領域A(以下、この領域をバンク間領域Aという)に形成されている。具体的には、このバンク間領域Aにおいてクランク軸Cの軸心に沿う方向(図1及び図2における紙面に直交する方向)に延びる空間としてオイルセパレータ91は形成されている。図3(a)はエンジンEを後方から見た図であり、図3(b)はエンジンEを前方から見た図であって、エンジンEの外形、クランク室61の形状及びオイルセパレータ91の断面形状をそれぞれ仮想線で示している。この図3及び図2に示すように、オイルセパレータ91には、ブローバイガス導入パイプ92、オイル排出ホース93、ブローバイガス排出ホース94がそれぞれ接続されている。以下、それぞれについて説明する。
(オイルセパレータ91)
オイルセパレータ91は、上述した如く、ブローバイガス導入パイプ92によってクランク室61より抜き出されたブローバイガスからオイルミストを分離するためのものであって、上記バンク間領域Aにおいてクランク軸Cの軸心に沿う方向に延びる空間として形成されている。また、このオイルセパレータ91の内部空間の断面形状(クランク軸Cの軸心方向に対して直交する断面形状)は、上記バンク間領域Aの形状に対応して略台形状(下側に向かって幅寸法が小さくなる台形状)となっている。
オイルセパレータ91は、上述した如く、ブローバイガス導入パイプ92によってクランク室61より抜き出されたブローバイガスからオイルミストを分離するためのものであって、上記バンク間領域Aにおいてクランク軸Cの軸心に沿う方向に延びる空間として形成されている。また、このオイルセパレータ91の内部空間の断面形状(クランク軸Cの軸心方向に対して直交する断面形状)は、上記バンク間領域Aの形状に対応して略台形状(下側に向かって幅寸法が小さくなる台形状)となっている。
また、このオイルセパレータ91の内部空間には複数のバッフルプレート(図示省略)
が配置されてブローバイガス流路が迷路状に構成されている。このため、オイルセパレータ91内部をブローバイガスが流れていく間に所謂慣性衝突作用によってオイルミストが捕捉されるようになっている。
が配置されてブローバイガス流路が迷路状に構成されている。このため、オイルセパレータ91内部をブローバイガスが流れていく間に所謂慣性衝突作用によってオイルミストが捕捉されるようになっている。
このようにしてオイルセパレータ91の内部においてブローバイガスからオイルミストが分離され、その後、ブローバイガスは、ブローバイガス排出ホース94に流出され、上記サージタンク72に導入されることになる。一方、分離後のオイルはオイル排出ホース93によりオイルパン11に向けて回収されることになる。
尚、上記オイルセパレータ91の容量は、エンジンEの排気量やブローバイガスの発生量等に適したブローバイガス回収能力が発揮できるように適宜設計されている。
(ブローバイガス導入パイプ92)
ブローバイガス導入パイプ92は、上述した如くクランク室61内に吹き抜けたブローバイガスを抜き出して、このブローバイガスを上記オイルセパレータ91内に導入するための金属製配管であって、図3(b)に示すように、シリンダブロック1の前方側(図中の手前側)でクランク室61とオイルセパレータ91とを連通している。具体的には、シリンダブロック1には、一端がクランク室61に、他端がシリンダブロック1の前面に開口するように略水平方向に延びるブローバイガス回収通路(図示省略)が形成されており、上記ブローバイガス導入パイプ92の上流端は、このブローバイガス回収通路に連通されている。そして、このブローバイガス導入パイプ92は、シリンダブロック1の前側を上方に向けて屈曲され、その下流端がオイルセパレータ91のエンジン前方側端部に接続されている。これにより、クランク室61のブローバイガスは、上記ブローバイガス回収通路からブローバイガス導入パイプ92を経てオイルセパレータ91内に導入されるようになっている。
ブローバイガス導入パイプ92は、上述した如くクランク室61内に吹き抜けたブローバイガスを抜き出して、このブローバイガスを上記オイルセパレータ91内に導入するための金属製配管であって、図3(b)に示すように、シリンダブロック1の前方側(図中の手前側)でクランク室61とオイルセパレータ91とを連通している。具体的には、シリンダブロック1には、一端がクランク室61に、他端がシリンダブロック1の前面に開口するように略水平方向に延びるブローバイガス回収通路(図示省略)が形成されており、上記ブローバイガス導入パイプ92の上流端は、このブローバイガス回収通路に連通されている。そして、このブローバイガス導入パイプ92は、シリンダブロック1の前側を上方に向けて屈曲され、その下流端がオイルセパレータ91のエンジン前方側端部に接続されている。これにより、クランク室61のブローバイガスは、上記ブローバイガス回収通路からブローバイガス導入パイプ92を経てオイルセパレータ91内に導入されるようになっている。
(オイル排出ホース93)
オイル排出ホース93は、上述した如くオイルセパレータ91内で分離されたオイルをオイルパン11に向けて戻すためのものであって、図3(a)に示すように、シリンダブロック1の後方側(図中の手前側)でオイルセパレータ91とシリンダブロック1の片側のバンク2Lの後面とを接続している。具体的には、オイル排出ホース93の上流端はオイルセパレータ91のエンジン後方側端部に接続されている。一方、シリンダブロック1の片側のバンク2Lの内部には、一端がクランク室61に開口するオイル戻し通路1bが形成されており、このバンク2Lの後面には、このオイル戻し通路1bに連通する接続開口1cが形成されている。そして、上記オイル排出ホース93の下流端は、図示しないユニオンパイプを介してこの接続開口1cに接続され、これによって上記オイル戻し通路1bに連通している。これにより、オイルセパレータ91内で分離されたオイルは、オイル排出ホース93からオイル戻し通路1bを経てオイルパン11に回収されるようになっている。
オイル排出ホース93は、上述した如くオイルセパレータ91内で分離されたオイルをオイルパン11に向けて戻すためのものであって、図3(a)に示すように、シリンダブロック1の後方側(図中の手前側)でオイルセパレータ91とシリンダブロック1の片側のバンク2Lの後面とを接続している。具体的には、オイル排出ホース93の上流端はオイルセパレータ91のエンジン後方側端部に接続されている。一方、シリンダブロック1の片側のバンク2Lの内部には、一端がクランク室61に開口するオイル戻し通路1bが形成されており、このバンク2Lの後面には、このオイル戻し通路1bに連通する接続開口1cが形成されている。そして、上記オイル排出ホース93の下流端は、図示しないユニオンパイプを介してこの接続開口1cに接続され、これによって上記オイル戻し通路1bに連通している。これにより、オイルセパレータ91内で分離されたオイルは、オイル排出ホース93からオイル戻し通路1bを経てオイルパン11に回収されるようになっている。
(ブローバイガス排出ホース94)
ブローバイガス排出ホース94は、上記オイルセパレータ91においてオイルが分離除去された後のブローバイガスを吸気系に導くための配管であって、上流端がオイルセパレータ91のエンジン後方側端部に接続されている。一方、下流端がサージタンク72に接続され、ブローバイガスを、サージタンク72を介してエンジンEの吸気系に戻すようにしている。
ブローバイガス排出ホース94は、上記オイルセパレータ91においてオイルが分離除去された後のブローバイガスを吸気系に導くための配管であって、上流端がオイルセパレータ91のエンジン後方側端部に接続されている。一方、下流端がサージタンク72に接続され、ブローバイガスを、サージタンク72を介してエンジンEの吸気系に戻すようにしている。
また、このブローバイガス排出ホース94の上流端部にはPCVバルブ95が設けられている。このPCVバルブ95が吸気負圧等によって開弁することによりオイルセパレータ91内のブローバイガスがブローバイガス排出ホース94に流出されてサージタンク7
2に導入されるようになっている。
2に導入されるようになっている。
(PCV装置9の熱交換構造)
本実施形態の特徴とするところは、上記オイルセパレータ91内部を流れるブローバイガスを加熱するための熱交換構造にある。以下、この熱交換構造について説明する。
本実施形態の特徴とするところは、上記オイルセパレータ91内部を流れるブローバイガスを加熱するための熱交換構造にある。以下、この熱交換構造について説明する。
図1に示すように、上記バンク間領域Aには、上記オイルセパレータ91の他に、エンジン冷却水が流通する冷却水通路W及び潤滑油が流通する潤滑油通路Oがそれぞれ形成されている。そして、これらオイルセパレータ91、冷却水通路W、潤滑油通路Oのレイアウトとしては、クランク軸Cに近い側(エンジンEの下側)から潤滑油通路O、冷却水通路W、オイルセパレータ91の順で配置されている。つまり、潤滑油通路Oと冷却水通路Wとが互いに隣接し、冷却水通路Wとオイルセパレータ91とが互いに隣接する一方、潤滑油通路Oとオイルセパレータ91とは隣接しないようなレイアウトとなっている。このため、潤滑油通路Oを流れる潤滑油(エンジンEの定常運転状態では130℃程度になっている)と、冷却水通路Wを流れる冷却水(エンジンEの定常運転状態では80℃程度になっている)とが熱交換を行い、潤滑油の熱が冷却水に与えられて潤滑油の過熱が防止(潤滑油が冷却)される構成となっている。また、冷却水通路Wを流れる冷却水とオイルセパレータ91内部を流れるブローバイガスとが熱交換を行い、冷却水の熱がブローバイガスに与えられてこのブローバイガスが加熱される構成となっている。尚、潤滑油通路O及び冷却水通路Wの内部空間の断面形状(クランク軸Cの軸心方向に対して直交する断面形状)も、上記バンク間領域Aの形状に対応して略台形状(下側に向かって幅寸法が小さくなる台形状)となっている。
−PCV装置9の動作説明−
次に、上述の如く構成されたPCV装置9の動作について説明する。エンジンEの圧縮行程や膨張行程においてシリンダ5L,5Rとピストン51L,51Rとの隙間からクランク室61内に吹き抜けたブローバイガスは、上記ブローバイガス回収通路及びブローバイガス導入パイプ92を経てオイルセパレータ91内に導入される。このオイルセパレータ91内のブローバイガス流路に流れ込んだブローバイガスは、バッフルプレートに衝突しながらオイルセパレータ91内を流れることにより、所謂慣性衝突作用によってオイルミストが捕捉される。これにより、ブローバイガスとオイルミストとが分離される。
次に、上述の如く構成されたPCV装置9の動作について説明する。エンジンEの圧縮行程や膨張行程においてシリンダ5L,5Rとピストン51L,51Rとの隙間からクランク室61内に吹き抜けたブローバイガスは、上記ブローバイガス回収通路及びブローバイガス導入パイプ92を経てオイルセパレータ91内に導入される。このオイルセパレータ91内のブローバイガス流路に流れ込んだブローバイガスは、バッフルプレートに衝突しながらオイルセパレータ91内を流れることにより、所謂慣性衝突作用によってオイルミストが捕捉される。これにより、ブローバイガスとオイルミストとが分離される。
そして、オイルミストが分離除去されたブローバイガスは、オイルセパレータ91内の下流端に達し、PCVバルブ95の開放動作に伴ってブローバイガス排出ホース94に流出されてサージタンク72より吸気系に導入される。
一方、分離後のオイルは、オイル排出ホース93及びシリンダブロック1のオイル戻し通路1bを経てオイルパン11に回収される。尚、このオイルパン11へのオイルの回収動作は、クランク室61の圧力が比較的低い状況(例えばエンジンEの低負荷時やエンジンEの停止時)に実行される。
また、エンジンEには、クランク室61内に新気を導入するための図示しない新気導入路が形成されており、上述したブローバイガス還元動作に伴って、この新気導入路からクランク室61内に新気が導入されてクランク室61の換気が行われている。
そして、本実施形態の特徴とする動作として、オイルセパレータ91内部を流れているブローバイガスは、上記冷却水通路Wを流れる冷却水からの熱を受けて所定温度(例えば40℃)以上に維持されている。このため、ブローバイガス中に含まれている水分がオイルセパレータ91の内部で結露するといったことはなくなる。従って、オイルセパレータ91内部で発生した結露水がブローバイガス中の酸化窒素成分(NOx)と結合してスラ
ッジが発生してしまうといった状況を回避できる。その結果、上記オイル排出ホース93やオイル戻し通路1bがスラッジによって閉塞してしまうといったことが防止できて、液状オイルがブローバイガスと共にエンジンの吸気系に送り込まれるといった状況を招くことがなくなり、エンジン出力の低下やオイル消費量の増大を回避することができる。
ッジが発生してしまうといった状況を回避できる。その結果、上記オイル排出ホース93やオイル戻し通路1bがスラッジによって閉塞してしまうといったことが防止できて、液状オイルがブローバイガスと共にエンジンの吸気系に送り込まれるといった状況を招くことがなくなり、エンジン出力の低下やオイル消費量の増大を回避することができる。
また、本実施形態では、クランク軸Cに近い側(エンジンEの下側)から潤滑油通路O、冷却水通路W、オイルセパレータ91の順で配置されている。つまり、高温側の流体から順にオイルセパレータ91に向けて熱伝達が行われる(潤滑油から冷却水へ熱が伝達され、この冷却水からブローバイガスへ熱が伝達される)ようになっている。このため、効率良く熱伝達が行われ、オイルセパレータ内でのブローバイガス温度を安定的に高く(例えば40℃程度に)維持することができる。
更に、本実施形態では、潤滑油(例えば130℃程度)とオイルセパレータ91内部のブローバイガスとが直接的に熱交換を行わないように各流路がレイアウトされているため、ブローバイガス温度の過上昇を抑制することもできる。つまり、ブローバイガス温度が過上昇する状況では、この高温のブローバイガスがエンジンの吸気系に送り込まれることに伴い吸気の充填効率の悪化を招く可能性があるが、本実施形態では、このブローバイガス温度が過上昇しない(冷却水温度以上には上昇しない)構成となっているため、オイルセパレータ91内部での結露の防止と、高い吸気充填効率の維持とを両立できる。
−変形例−
次に本発明の変形例について説明する。上述した実施形態では自動車用V型エンジンに本発明を適用した場合について説明した。本変形例は、自動車用直列型エンジンに本発明を適用した場合であって、上記潤滑油通路O、冷却水通路W、オイルセパレータ91をシリンダブロック1の内部にそれぞれ形成した場合について説明する。尚、エンジンEの各部の概略構成は上述した実施形態のものと略同様であるので、ここではシリンダブロック1についてのみ説明する。
次に本発明の変形例について説明する。上述した実施形態では自動車用V型エンジンに本発明を適用した場合について説明した。本変形例は、自動車用直列型エンジンに本発明を適用した場合であって、上記潤滑油通路O、冷却水通路W、オイルセパレータ91をシリンダブロック1の内部にそれぞれ形成した場合について説明する。尚、エンジンEの各部の概略構成は上述した実施形態のものと略同様であるので、ここではシリンダブロック1についてのみ説明する。
図4は本変形例に係るシリンダブロック1の断面図である。この図に示すように、シリンダブロック1の内部に、潤滑油が流通する潤滑油通路O、エンジン冷却水が流通する冷却水通路W、ブローバイガスが流れるオイルセパレータ91がそれぞれ形成されている。そして、これら潤滑油通路O、冷却水通路W、オイルセパレータ91のレイアウトとしては、潤滑油通路Oの中心点とオイルセパレータ91の中心点とを結ぶ直線(図中の二点鎖線D)上において、シリンダ軸心Lに近い側から潤滑油通路O、冷却水通路W、オイルセパレータ91の順で配置されている。つまり、本変形例においても、潤滑油通路Oと冷却水通路Wとが互いに隣接し、冷却水通路Wとオイルセパレータ91とが互いに隣接する一方、潤滑油通路Oとオイルセパレータ91とは隣接しないようなレイアウトとなっている。このため、潤滑油通路Oを流れる潤滑油と、冷却水通路Wを流れる冷却水とが熱交換を行い、また、冷却水通路Wを流れる冷却水とオイルセパレータ91内部を流れるブローバイガスとが熱交換を行い、冷却水の熱がブローバイガスに与えられてこのブローバイガスが加熱される構成となっている。
本変形例においても、上述した実施形態の場合と同様に、ブローバイガスが、上記冷却水通路Wを流れる冷却水からの熱を受けて所定温度(例えば40℃)以上に維持され、結露が防止されることによってスラッジの発生が回避できる。その結果、上記オイル排出ホース93やオイル戻し通路1bがスラッジによって閉塞してしまうといったことが防止できて、液状オイルがブローバイガスと共にエンジンの吸気系に送り込まれるといった状況を招くことがなくなり、エンジン出力の低下やオイル消費量の増大を回避することができる。
−その他の実施形態−
以上説明した実施形態及び変形例では、本発明に係るPCV装置9を自動車用V型エンジンEまたは自動車用直列型エンジンEに適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、自動車用水平対向型エンジン等に対しても適用可能である。また、自動車用に限らず、その他のエンジンにも適用可能である。また、気筒数、V型エンジンEにおけるVバンクの挟み角、その他エンジンEの仕様は特に限定されるものではない。
以上説明した実施形態及び変形例では、本発明に係るPCV装置9を自動車用V型エンジンEまたは自動車用直列型エンジンEに適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、自動車用水平対向型エンジン等に対しても適用可能である。また、自動車用に限らず、その他のエンジンにも適用可能である。また、気筒数、V型エンジンEにおけるVバンクの挟み角、その他エンジンEの仕様は特に限定されるものではない。
また、上述した実施形態及び変形例では、シリンダブロック1の内部にオイルセパレータ91を形成した場合について説明した。本発明はこれに限らず、ヘッドカバー4L,4R内部にオイルセパレータを設置したPCV装置やエンジンEとは別置きとされたPCV装置に対しても適用可能である。
更には、オイルセパレータ91内に配置されるオイル捕捉手段としては、パンチングプレートとバッフルプレートとを備えさせ、パンチングプレートの開口を通過して流速が上昇したブローバイガスをバッフルプレートに衝突させるようにしたものを適用してもよい。また、パンチングプレートに代えてメッシュ状のプレートを採用してもよい。
1 シリンダブロック
2L,2R バンク
11 オイルパン(オイル溜まり部)
9 PCV装置(ブローバイガス還元装置)
91 オイルセパレータ
E V型エンジン(内燃機関)
C クランク軸
O 潤滑油通路(潤滑油経路)
W 冷却水通路(冷却水経路)
2L,2R バンク
11 オイルパン(オイル溜まり部)
9 PCV装置(ブローバイガス還元装置)
91 オイルセパレータ
E V型エンジン(内燃機関)
C クランク軸
O 潤滑油通路(潤滑油経路)
W 冷却水通路(冷却水経路)
Claims (3)
- ブローバイガス中に含まれるオイルミストを分離するオイルセパレータを備え、このオイルセパレータ内を流れる間にオイルミストが分離除去されたブローバイガスを内燃機関の吸気系へ送ると共に、分離したオイルを内燃機関のオイル溜まり部側へ送るブローバイガス還元装置の熱交換構造であって、
上記内燃機関の潤滑油経路及び冷却水経路が上記オイルセパレータに近接して配置されており、その配置順序は、潤滑油経路、冷却水経路、オイルセパレータの順となっていて、潤滑油経路内の潤滑油と冷却水経路内の冷却水とが熱交換を行い、冷却水経路内の冷却水とオイルセパレータ内のブローバイガスとが熱交換を行う構成となっていることを特徴とするブローバイガス還元装置の熱交換構造。 - 上記請求項1記載のブローバイガス還元装置の熱交換構造において、
内燃機関はV型内燃機関であって、潤滑油経路、冷却水経路及びオイルセパレータは各バンク間に設けられており、且つクランク軸に近い側から潤滑油経路、冷却水経路、オイルセパレータの順で配置されていることを特徴とするブローバイガス還元装置の熱交換構造。 - 上記請求項1記載のブローバイガス還元装置の熱交換構造において、
内燃機関は直列型内燃機関であって、潤滑油経路、冷却水経路及びオイルセパレータはシリンダブロックの内部に形成されており、且つシリンダ軸心に近い側から潤滑油経路、冷却水経路、オイルセパレータの順で配置されていることを特徴とするブローバイガス還元装置の熱交換構造。
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-
2005
- 2005-04-20 JP JP2005122972A patent/JP2006299932A/ja active Pending
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