JP2006316138A - 液晶組成物及び表示素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 偏光に依存しない光吸収状態を示すゲストホスト方式の液晶組成物、及び表示素子を提供する。
【解決手段】 少なくとも、二色性色素とホスト液晶とを含有する液晶組成物であって、更に、平均粒径が1nm〜10μmである少なくとも1種の固形物を含有し、前記二色性色素が、下記一般式(1)で表される置換基を有することを特徴とする液晶組成物。 一般式(1): −(Het)j−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1(一般式(1)中、Hetは酸素原子又は硫黄原子であり、B1及びB2は、各々独立にアリーレン基等を表し、Q1は2価の連結基を表し、C1はアルキル基等を表し、jは0又は1を表し、p、q及びrはそれぞれ0〜5の整数を表し、nは1〜3の整数を表し、B1とB2で表される基の総数が3〜10の整数である。)
【選択図】なし

Description

本発明は、少なくとも1種の、特定サイズを有する固形物と、特定の置換基を有する二色性色素と、ホスト液晶とを含有する液晶組成物、及び該液晶組成物を用いた表示素子に関する。
ディスプレイに要求される性能として、高い視認性と低消費電力が挙げられる。これを満たす液晶素子(液晶表示素子)として、ゲストホスト方式の表示素子が知られており、明るい表示が可能であって、反射型に適した表示素子として期待されている。
例えば、特定の置換基を有する二色性色素と、ホスト液晶とを含有する液晶組成物、及びゲストホスト方式の表示素子が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、サブミクロンのサイズの無機化合物として粘土化合物と、ネマチック液晶と、二色性色素とを含むゲストホスト方式が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、表示性能、特に視認性については、さらなる改善が求められている。
特開2004−75821号公報 特開平7−318982号公報
本発明は前記諸問題に鑑みなされたものであって、偏光に依存しない光吸収状態を示すゲストホスト方式の液晶組成物、及び該液晶組成物を有する表示素子を提供することを目的とする。
ゲストホスト方式を用いた反射型表示素子において、偏光に依存しない光吸収状態を実現し、また、メモリー性を付与させる目的で、サブミクロンのサイズの固形物を二色性色素とホスト液晶中に混合させた系について検討したところ、本発明者は、二色性色素のオーダーパラメーターが低い点及び二色性色素が固形物表面に吸着されて表示性能が悪化するという課題が存在することを新たに見出した。
そして、本発明者は、特定の置換基を有する二色性色素を用いた場合に、固形物への二色性色素の吸着が抑制され、表示性能が特に向上するという予期せぬ効果が得られるとの知見を得、この知見に基づいてさらに検討して本発明を完成するに至った。
前記課題を解決するための手段は以下の通りである。
[1] 少なくとも、二色性色素とホスト液晶とを含有する液晶組成物であって、
更に、平均粒径が1nm〜10μmである少なくとも1種の固形物を含有し、
前記二色性色素が、下記一般式(1)で表される置換基を有することを特徴とする液晶組成物。
一般式(1): −(Het)j−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1
一般式(1)中、Hetは酸素原子又は硫黄原子であり、B1及びB2は、各々独立にアリーレン基、ヘテロアリーレン基又は2価の環状脂肪族炭化水素基を表し、Q1は2価の連結基を表し、C1はアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシル基又はアシルオキシ基を表し、jは0又は1を表し、p、q及びrはそれぞれ0〜5の整数を表し、nは1〜3の整数を表し、B1とB2で表される基の総数が3〜10の整数であり、p、q及びrがそれぞれ2以上の時、2以上のB1、Q1及びB2はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、nが2以上の時、2以上の{(B1p−(Q1q−(B2r}は、それぞれ、同一でも異なっていてもよい。〕
[2] 前記固形物を、前記ホスト液晶の含有量に対して1〜95質量%含有することを特徴とする前記[1]に記載の液晶組成物。
[3] 前記二色性色素の少なくとも1種が、下記一般式(2)で表される化合物であることを特徴とする前記[1]又は[2]に記載の液晶組成物。
Figure 2006316138
一般式(2)中、式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8の少なくとも一つは、−(Het)j−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1であり、他は各々独立に水素原子又は置換基である。Hetは酸素原子又は硫黄原子であり、B1及びB2は、各々独立に、アリーレン基、ヘテロアリーレン基又は2価の環状脂肪族炭化水素基を表し、Q1は2価の連結基を表し、C1はアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシル基又はアシルオキシ基を表し、jは0又は1を表し、p、q及びrは、各々独立に0〜5の整数を表し、nは1〜3の整数を表し、B1とB2の個数の和が3〜10の整数を表し、p、q及びrがそれぞれ2以上の時、2以上のB1、Q1及びB2はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、nが2以上の時、2以上の{(B1p−(Q1q−(B2r}は同一でも異なっていてもよい。
[4] 前記二色性色素の少なくとも1種が、下記一般式(3)で表される化合物であることを特徴とする前記[1]〜[3]のいずれか1項に記載の液晶組成物。
Figure 2006316138
一般式(3)中、R11、R12、R13、R14、R15、R16及びR17の少なくとも一つ以上は、−(Het)j−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1であり、他は各々独立に水素原子又は置換基である。Hetは酸素原子又は硫黄原子であり、B1及びB2は各々独立にアリーレン基、ヘテロアリーレン基又は2価の環状脂肪族炭化水素基を表し、Q1は2価の連結基を表し、C1はアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシル基又はアシルオキシ基を表し、jは0又は1を表し、p、q及びrは、各々独立に0〜5の整数を表し、nは1〜3の整数を表し、B1とB2の個数の和が3〜10の整数であり、p、q及びrがそれぞれ2以上の時、2以上のB1、Q1及びB2はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、nが2以上の時、2以上の{(B1p−(Q1q−(B2r}は同一でも異なっていてもよい。
[5] 前記ホスト液晶がネマチック液晶又はスメクチック液晶であることを特徴とする前記[1]〜[4]のいずれか1項に記載の液晶組成物。
[6] 前記ホスト液晶が二周波駆動液晶であることを特徴とする前記[1]〜[5]のいずれか1項に記載の液晶組成物。
[7] 前記固形物が、層状粘土化合物、モンモリロナイト、シリカゲル、及びポリマー粒子からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする前記[1]〜[6]のいずれか1項に記載の液晶組成物。
[8] 前記固形物の表面が、液晶の部分構造を有することを特徴とする前記[1]〜[7]のいずれか1項に記載の液晶組成物。
[9] 少なくとも一方が透明電極である一対の電極と、該一対の電極間に液晶層とを有する表示素子であって、
該液晶層が前記[1]〜[8]のいずれか1項に記載の液晶組成物を含有する表示素子。
本発明によれば、偏光に依存しない光吸収状態を示すゲストホスト方式の液晶組成物、及び表示素子を提供できる。本発明の液晶組成物は、少なくとも1種の、特定サイズを有する固形物及び特定の置換基を有する二色性色素を含有するために、二色性色素の固形物への吸着が抑制され、コントラスト比などの表示性能が向上する。本発明の液晶組成物において、メモリー性を有する場合、消費電力が極めて少なくなる利点を有する。さらに本発明の液晶組成物は、少なくとも1種の、特定サイズを有する固形物、特定の置換基を有する二色性色素、及びホスト液晶として二周波駆動液晶とを含有する場合、コントラスト比等の表示性能が向上するほかに、製造上配向膜が不要になり、配向を可逆的に変化できる等の効果を有する。
以下、本発明について詳細に説明する。なお、本明細書において「〜」はその前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。
本発明の液晶組成物は、少なくとも1種の、二色性色素と、ホスト液晶とを含有する液晶組成物であって、平均粒径が1nm〜10μmである少なくとも1種の固形物を含有し、前記二色性色素が下記一般式(1)で表される置換基を有することを特徴とする。
一般式(1): −(Het)j−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1
一般式(1)中、Hetは酸素原子又は硫黄原子であり、B1及びB2は、各々独立にアリーレン基、ヘテロアリーレン基又は2価の環状脂肪族炭化水素基を表し、Q1は2価の連結基を表し、C1はアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシル基又はアシルオキシ基を表し、jは0又は1を表し、p、q及びrはそれぞれ0〜5の整数を表し、nは1〜3の整数を表し、B1とB2で表される基の総数が3〜10の整数であり、p、q及びrがそれぞれ2以上の時、2以上のB1、Q1及びB2はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、nが2以上の時、2以上の{(B1p−(Q1q−(B2r}は、それぞれ、同一でも異なっていてもよい。
上記本発明の液晶組成物を含有する表示素子は、高い視認性、表示コントラスト、繰り返し使用した時の表示性能の劣化が抑制された高い安定性を示す。通常のネマチック液晶は一軸配向状態を示すため、この一軸配向したネマチック液晶と二色性色素を混合した液晶組成物では、互いに直交した直線偏光のうち片側の直線偏光しか吸収されず、半分の光が透過してしまうことになるが、特定サイズを有する固形物を有する液晶組成物を表示素子の液晶層に用いることで、光の吸収率が高くなるため、コントラストを改良することが可能である。
特に、上記二色性色素は、特定サイズを有する固形物が欠陥中心となり、ホスト液晶が一軸配向が乱された配列、すなわち、三次元的な配列を形成するため、すべての方向の光を効率よく吸収することが可能となるものと推測され、高いコントラストの実現が可能となる。
さらには、本発明の液晶組成物を用いると、電圧印加を止めた後でも、電圧印加時の状態を保持している性質(メモリー性)が付与できる場合があり、情報を書き換えるときのみ電圧を印加すればよく、消費電力が極めて小さくなるというメリットを有する。
以下、本発明の組成物について詳細に説明する。
<特定粒径の固形物>
本発明に係る固形物の平均粒径は、1nm〜10μmであり、より好ましくは、10nm〜5μmであり、さらに好ましくは、10nm〜1μmであり、特に好ましくは、10nm〜0.5μmである。平均粒径が1nm未満では、固形物をホスト液晶中に安定に分散させることが困難となり、10μmを超えると、光を散乱するために光シャッターとしての性能が低下する場合がある。
ここで、平均粒径とは、動的光散乱法(例えば、ナノトラック粒度分布測定装置UPA-ST、日機装株式会社)で測定した値をいう。
固形物の形状としては、いかなるものであってもよく、粒子状あるいは扁平形状のものが挙げられる。粒子状の場合には、上記平均粒径とは、動的光散乱法(例えば、ナノトラック粒度分布測定装置UPA-ST、日機装株式会社)で測定した値をいい、扁平形状の粒径とは、電子顕微鏡写真から測定した長径の数平均値をいう。
なお、固形物の形状が扁平形状の場合には、支持体基板に対して扁平状固形物が水平に配置しやすくなるため、二色性色素も水平に配置し、結果として効率的に光を吸収することが可能となるため、より好適である。
扁平形状の固形物の厚さは、1nm〜500nmであることが好ましく、10nm〜100nmであることがより好ましい。
また、扁平形状の固形物の厚みをd、扁平形状の固形物を水平に配置させた場合の真上から撮影したときの最も長い距離をLとした場合、L/dで定義されるアスペクト比は、1.2〜100であることが好ましく、1.5〜50であることがより好ましい。なお、上記扁平形状の長径とは、Lを指す。
粒径分布としては特に制限はないが、粒子分布の分布範囲であることが好ましく、単分散であることがより好ましい。
本発明に用いられる固形物の材質としては、金属(鱗片状アルミニウムなど)、金属酸化物(酸化チタン、酸化アルミニウムなど)、粘土鉱物、有機物、セラミックス、グラファイト、シリカゲルなどが挙げられる。
扁平形状のものとして好ましくは、粘土鉱物である。粘土鉱物としては、天然物であっても合成物であってもよい。たとえば、モンモリロナイト、マイカ、ヘクトライトなどが挙げられる。とくに好ましくはモンモリロナイトである。扁平形状の粘土鉱物の場合、平均粒径は、0.1μm〜1.0μmが好ましく、0.1μm〜0.5μmがより好ましい。
粒子形状のものとしては、酸化チタン、アルミナ、シリカゲルあるいはポリマーなどが挙げられる。ポリマーとしては、例えば、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレートなどが挙げられる。粒子形状のものとして好ましくは、酸化チタン、シリカゲルあるいはポリスチレンのナノ粒子である。酸化チタン、シリカゲル又はポリスチレン等の粒子形状の場合、平均粒径は、10nm〜0.1μmが好ましく、10nm〜50nmがより好ましい。
本発明に用いられる固形物は、液晶との相溶性を高める目的で表面修飾を行うことが好ましい。表面を修飾する方法としては、チタンカップリング剤(イソプロピルトリイソステアロイルチタネートなど)、シランカップリング剤(ペンタデカフルオロデシルトリメチルシランなど)、アルミニウムカップリング剤(アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレートなど)、グラフト重合などが挙げられる。グラフト重合は、酸化チタンに対してはポリエチレングラフト重合、ポリスチレングラフト重合が、シリガゲルに対してはシラノール基を利用したグラフト重合が利用できる。
固形物表面における表面修飾の割合は、固形物の表面積に対して、10%〜100%の範囲であることが好ましく、50%〜100%の範囲であることがより好ましい。
また、本発明に係る固形物は、応答性を高めるために電場応答性を示すものであることが好ましい。このようなものとしては、例えば、固形物の表面に液晶の部分構造を備える場合を挙げることができる。固形物表面に有することのできる液晶の部分構造としては、例えば、上記一般式(1)で表される置換基、アゾメチン、シアノビフェニル、シアノフェニルエステル、フッ素置換フェニルエステル、シクロヘキサンカルボン酸フェニルエステル、フェニルピリミジン、トラン、フェニルジオキサン等を挙げることができ、より好ましくは、シアノビフェニル、上記一般式(1)で表される置換基である。
表面修飾の方法としては、固形物と反応し得る官能基(アミノ基、カルボン酸基など)を有する表面修飾剤と固形物とを、酸触媒、塩基触媒、あるいは縮合剤(ジシクロヘキシルカルボジイミド)存在下で反応させる方法が好ましい。特に好ましくは、アミノ基を有する表面修飾剤と粘土鉱物をアルコール溶媒中、酸触媒(塩酸など)存在下で反応させる方法である。
表面修飾の反応温度は、室温から100℃の範囲が好ましい。
本発明に係る固形物の粒径を調整する方法としては、公知の方法を適用することができ、例えば、顔料分散の方法等を挙げることができる。
また、二色性色素での光吸収を向上させるため、本発明に係る固形物は、立方体、扁平形状、針状、楕円あるいは球状であることが好ましく、扁平形状であることがより好ましい。
<二色性色素>
本発明における二色性色素は、下記一般式(1)で表される置換基を有する。
一般式(1): −(Het)j−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1
本発明に係る特定粒径の固形物と上記二色性色素とを適用することにより、偏光に依存しない光吸収状態を示す。この二成分の相関関係は明らかとなっていないが、固形物の表面とホスト液晶の間に相互作用が働き、固形物の形状がホスト液晶の配向に影響を及ぼし、その結果、固形物が欠陥中心となり、ホスト液晶の配向が一軸配向から三次元的な配向に変化するためと推測される。
本発明において、二色性色素は、ホスト液晶中に溶解し、光を吸収する機能を有する化合物と定義される。本発明の二色性色素としては、吸収極大並びに吸収帯に関しては、いかなるものであってもよいが、イエロー域(Y)、マゼンタ域(M)、あるいはシアン域(C)に吸収極大を有する場合が好ましい。また、二色性色素は2種類以上を用いてもよく、Y、M、Cに吸収極大を有する二色性色素の混合物を用いるのが好ましい。イエロー色素、マゼンタ色素並びにシアン色素を混合することによるフルカラー化表示を行う方法については、「カラーケミストリー」(時田澄男著、丸善、1982年)に詳しい。ここでいう、イエロー域とは、430〜490nmの範囲、マゼンタ域とは、500〜580nmの範囲、シアン域とは600〜700nmの範囲である。
次に、本発明の二色性色素に用いられる発色団について説明する。
本発明において、二色性色素に用いられる発色団はいかなるものであってもよいが、表示性能を高めるという効果をより得やすくするという観点からは、例えば、アゾ色素、アントラキノン色素、ペリレン色素、メロシアニン色素、アゾメチン色素、フタロペリレン色素、インジゴ色素、アズレン色素、ジオキサジン色素、ポリチオフェン色素、フェノキサゾン色素(フェノキサジン−3−オン)などが挙げられ、具体的には、 「Dichroic Dyes for Liquid Crystal Display」( A. V. Ivashchenko著、CRC社、1994年)に記載されているものが挙げられる。
この中でも、好ましくはアゾ色素、アントラキノン色素、ペリレン色素、フェノキサゾン色素であり、さら好ましくはアントラキノン色素及び/又はフェノキサゾン色素である。特に、本発明の二色性色素は、これらの色素であって、下記一般式(1)で表される置換基を有する。
一般式(1): −(Het)j−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1
一般式(1)中、Hetは酸素原子又は硫黄原子であり、特に好ましくは硫黄原子である。
一般式(1)中、B1及びB2は、各々独立にアリーレン基、ヘテロアリーレン基又は2価の環状脂肪族炭化水素基を表し、いずれも置換基を有していてもいなくてもよい。
1及びB2で表されるアリーレン基としては、好ましくは炭素数6〜20、より好ましくは炭素数6〜10のアリーレン基である。
好ましいアリーレン基の具体例を挙げると、フェニレン基、ナフタレン基、アントラセン基である。特に好ましくは、置換フェニレン基であり、さらに好ましくは1,4−フェニレン基である。
1及びB2で表されるヘテロアリーレン基としては、好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜10のヘテロアリーレン基である。
好ましいヘテロアリーレン基の具体例は、ピリジン環、キノリン環、イソキノリン環、ピリミジン環、ピラジン環、チオフェン環、フラン環、オキサゾール環、チアゾール環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール環及びトリアゾール環からなる基、及びこれらが縮環して形成される縮環の2個の炭素原子から水素をそれぞれ1個ずつ除いて得られるヘテロアリーレン基である。
1及びB2の表す2価の環状脂肪族炭化水素基としては、好ましくは炭素数4〜30、より好ましくは炭素数6〜20の2価の環状脂肪族炭化水素基である。好ましい2価の環状脂肪族炭化水素基の具体例は、シクロヘキサンジイル、シクロペンタンジイルであり、より好ましくはシクロヘキサン−1,2−ジイル基、シクロヘキサン−1,3−ジイル基、シクロヘキサン−1,4−ジイル基、シクロペンタンー1,3−ジイル基であり、特に好ましくは、(E)−シクロヘキサン−1,4−ジイル基である。
1及びB2の表す2価のアリーレン基、2価のヘテロアリーレン基及び2価の環状炭化水素基は、さらに置換基を有していてもよく、置換基としては、下記置換基群Vが挙げられる。
(置換基群V)
ハロゲン原子(例えば塩素、臭素、沃素、フッ素)、メルカプト基、シアノ基、カルボキシル基、リン酸基、スルホ基、ヒドロキシ基、炭素数1〜10、好ましくは炭素数2〜8、さらに好ましくは炭素数2〜5のカルバモイル基(例えばメチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、モルホリノカルボニル基)、炭素数0〜10、好ましくは炭素数2〜8、さらに好ましくは炭素数2〜5のスルファモイル基(例えばメチルスルファモイル基、エチルスルファモイル基、ピペリジノスルホニル基)、ニトロ基、炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜10、さらに好ましくは炭素数1〜8のアルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、2−メトキシエトキシ基、2−フェニルエトキシ基)、炭素数6〜20、好ましくは炭素数6〜12、さらに好ましくは炭素数6〜10のアリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、p−メチルフェノキシ基、p−クロロフェノキシ基、ナフトキシ基)、炭素数1〜20、好ましくは炭素数2〜12、さらに好ましくは炭素数2〜8のアシル基(例えば、アセチル基、ベンゾイル基、トリクロロアセチル基)、炭素数1〜20、好ましくは炭素数2〜12、さらに好ましくは炭素数2〜8のアシルオキシ基(例えばアセチルオキシ基、ベンゾイルオキシ基)、炭素数1〜20、好ましくは炭素数2〜12、さらに好ましくは炭素数2〜8のアシルアミノ基(例えばアセチルアミノ基)、炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜10、さらに好ましくは炭素数1〜8のスルホニル基(例えば、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、ベンゼンスルホニル基)、炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜10、さらに好ましくは炭素数1〜8のスルフィニル基(例えば、メタンスルフィニル基、エタンスルフィニル基、ベンゼンスルフィニル基)、炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜12、さらに好ましくは炭素数1〜8の置換又は無置換のアミノ基(例えば、アミノ基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ベンジルアミノ基、アニリノ基、ジフェニルアミノ基、4−メチルフェニルアミノ基、4−エチルフェニルアミノ基、3−n−プロピルフェニルアミノ基、4−n−プロピルフェニルアミノ基、3−n−ブチルフェニルアミノ基、4−n−ブチルフェニルアミノ基、3−n−ペンチルフェニルアミノ基、4−n−ペンチルフェニルアミノ基、3−トリフルオロメチルフェニルアミノ基、4−トリフルオロメチルフェニルアミノ基、2−ピリジルアミノ基、3−ピリジルアミノ基、2−チアゾリルアミノ基、2−オキサゾリルアミノ基、N,N−メチルフェニルアミノ基、N,N−エチルフェニルアミノ基)、
炭素数0〜15、好ましくは炭素数3〜10、さらに好ましくは炭素数3〜6のアンモニウム基(例えば、トリメチルアンモニウム基、トリエチルアンモニウム基)、炭素数0〜15、好ましくは炭素数1〜10、さらに好ましくは炭素数1〜6のヒドラジノ基(例えば、トリメチルヒドラジノ基)、炭素数1〜15、好ましくは炭素数1〜10、さらに好ましくは炭素数1〜6のウレイド基(例えば、ウレイド基、N,N−ジメチルウレイド基)、炭素数1〜15、好ましくは炭素数1〜10、さらに好ましくは炭素数1〜6のイミド基(例えば、スクシンイミド基)、炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜12、さらに好ましくは炭素数1〜8のアルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基)、炭素数6〜80、好ましくは炭素数6〜40、さらに好ましくは炭素数6〜30のアリールチオ基(例えば、フェニルチオ基、p−メチルフェニルチオ基、p−クロロフェニルチオ基、2−ピリジルチオ基、1−ナフチルチオ基、2−ナフチルチオ基、4−プロピルシクロヘキシル−4’−ビフェニルチオ基、4−ブチルシクロヘキシル−4’−ビフェニルチオ基、4−ペンチルシクロヘキシル−4’−ビフェニルチオ基、4−プロピルフェニル−2−エチニル−4’−ビフェニルチオ基)、炭素数1〜80、好ましくは炭素数1〜40、さらに好ましくは炭素数1〜30のヘテロアリールチオ基(例えば、2−ピリジルチオ基、3−ピリジルチオ基、4−ピリジルチオ基、2−キノリルチオ基、2−フリルチオ基、2−ピロリルチオ基)、炭素数2〜20、好ましくは炭素数2〜12、さらに好ましくは炭素数2〜8のアルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、2−ベンジルオキシカルボニル基)、炭素数6〜20、好ましくは炭素数6〜12、さらに好ましくは炭素数6〜10のアリーロキシカルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基)、炭素数1〜18、好ましくは炭素数1〜10、さらに好ましくは炭素数1〜5の無置換アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基)、炭素数1〜18、好ましくは炭素数1〜10、さらに好ましくは炭素数1〜5の置換アルキル基(例えば、ヒドロキシメチル基、トリフルオロメチル基、ベンジル基、カルボキシエチル基、エトキシカルボニルメチル基、アセチルアミノメチル基、またここでは炭素数2〜18、好ましくは炭素数3〜10、さらに好ましくは炭素数3〜5の不飽和炭化水素基(例えば、ビニル基、エチニル基、1−シクロヘキセニル基、ベンジリジン基、ベンジリデン基)も置換アルキル基に含まれることにする)、炭素数6〜20、好ましくは炭素数6〜15、さらに好ましくは炭素数6〜10の置換又は無置換のアリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基、p−カルボキシフェニル基、p−ニトロフェニル基、3,5−ジクロロフェニル基、p−シアノフェニル基、m−フルオロフェニル基、p−トリル基、4−プロピルシクロヘキシル−4’−ビフェニル基、4−ブチルシクロヘキシル−4’−ビフェニル基、4−ペンチルシクロヘキシル−4’−ビフェニル基、4−プロピルフェニル−2−エチニル−4’−ビフェニル基)、炭素数1〜20、好ましくは炭素数2〜10、さらに好ましくは炭素数4〜6の置換又は無置換のヘテロアリール基(例えば、ピリジル基、5−メチルピリジル基、チエニル基、フリル基、モルホリノ基、テトラヒドロフルフリル基)。
これら置換基群Vはベンゼン環やナフタレン環が縮合した構造を形成することができる。さらに、これらの置換基上にさらに此処までに説明したVの説明で示した置換基が置換していてもよい。
置換基群Vのうち、B1及びB2の表す2価のアリーレン基、2価のヘテロアリーレン基及び2価の環状炭化水素基の置換基として好ましいものは、上述のアルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、置換アミノ基、ヒドロキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基であり、さらに好ましくは、アルキル基、アリール基、ハロゲン原子である。
一般式(1)におけるQ1は2価の連結基を表し、炭素原子、窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる少なくとも1種の原子から構成される原子団からなる連結基である。
1が表す2価の連結基としては、好ましくは炭素数0〜60、より好ましくは炭素数0〜30、さらに好ましくは炭素数0〜10の2価の連結基である。
また、Q1が表す2価の連結基としては、好ましくは、アルキレン基、アルケニレン基、アミド基、エーテル基、スルホアミド基、スルホン酸エステル基、ウレイド基、スルホニル基、スルフィニル基、チオエーテル基、カルボニル基、−NR−基(ここで、Rは水素原子又はアルキル基、アリール基を表す)、アゾ基、アゾキシ基、複素環2価基を1つ又はそれ以上組み合わせて構成される炭素数0〜60の2価の連結基が挙げられる。
1で表されるアルキレン基として、好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜10のアルキレン基であり、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、シクロヘキシルー1,4−ジイル基を挙げることができる。
1で表されるアルケニレン基として、好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜10のアルケニレン基であり、例えば、エテニレン基を挙げることができる。
1で表されるアルキニレン基として、好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは炭素数2〜10のアルキニレン基であり、例えば、エチニレン基を挙げることができる。
−NR−基におけるRの表すアルキル基において、好ましくは炭素数1〜10、より好ましくは炭素数1〜6のアルキル基であり、Rのアリール基において、好ましくは炭素数6〜20、より好ましくは炭素数6〜10のアリール基である。
1で表される複素環として、好ましくは、ピペラジン基であり、たとえば、ピペラジン−1,4−ジイル基を挙げることができる。
1の表す2価の連結基として、好ましくは、アルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基、エーテル基、チオエーテル基、アミド基、エルテル基、カルボニル基、及びそれらを組み合わせた基である。
1の表す2価の連結基として、特に好ましくは、アルキレン基、エステル基である。
1はさらに置換基を有していてもよく、置換基としては上記置換基群Vが挙げられる。
一般式(1)におけるC1はアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシル基又はアシルオキシ基を表す。
1として好ましくは、炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜12、さらに好ましくは炭素数1〜8のアルキル基又はシクロアルキル基、炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜10、さらに好ましくは炭素数1〜8のアルコキシ基、炭素数1〜20、より好ましくは炭素数2〜12、さらに好ましくは炭素数2〜8のアシルオキシ基、炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜12、さらに好ましくは炭素数1〜8のアシル基、炭素数2〜20、より好ましくは炭素数2〜12、さらに好ましくは炭素数2〜8のアルコキシカルボニル基である。
上記アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシル基又はアシルオキシ基は、置換基を有していてもいなくてもよく、置換基としては上記置換基群Vが挙げられる。
1で表されるアルキル基の置換基としては、置換基群Vのうち、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、ヒドロキシ基、アルコキシ基(特にメトキシ基)、アリール基(特にフェニル基)であることが好ましい。
1で表されるアルコキシ基の置換基としては、置換基群Vのうち、ハロゲン原子(フッ素原子)、アルコキシ基(特にメトキシ基、エトキシ基)、アリール基(特にフェニル基)であることが好ましい。
1で表されるアルコキシカルボニル基の置換基としては、置換基群Vのうち、ハロゲン原子(フッ素原子)、アルコキシ基(特にメトキシ基)であることが好ましい。
1で表されるアシル基の置換基としては、置換基群Vのうち、ハロゲン原子(フッ素原子)、アルコキシ基(特にメトキシ基)であることが好ましい。
1で表されるアシルオキシ基の置換基としては、置換基群Vのうち、ハロゲン原子(フッ素原子)、アルコキシ基(特にメトキシ基)であることが好ましい。
1で表されるアルキル基及びシクロアルキル基としての具体例は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、tert−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、ペンチル基、tert−ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、シクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、4−エチルシクロヘキシル基、4−プロピルシクロヘキシル基、4−ブチルシクロヘキシル基、4−ペンチルシクロヘキシル基、ヒドロキシメチル基、トリフルオロメチル基、ベンジル基を挙げることができる。
1で表されるアルコキシ基としての具体例は、例えば、メトキシ基、エトキシ基、2−メトキシエトキシ基、2−フェニルエトキシ基、トリフルオロメトキシ基を挙げることができる。
1で表されるアシルオキシ基としての具体例は、例えば、アセチルオキシ基、ベンゾイルオキシ基を挙げることができる。
1で表されるアシル基としての具体例は、例えば、アセチル基、ホルミル基、ピバロイル基、2−クロロアセチル基、ステアロイル基、ベンゾイル基、p−n−オクチルオキシフェニルカルボニル基を挙げることができる。
1で表されるアルコキシカルボニル基としての具体例は、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、2−ベンジルオキシカルボニル基を挙げることができる。
1は特に好ましくは、アルキル基又はアルコキシ基であり、さらに好ましくは、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基又はトリフルオロメトキシ基である。
一般式(1)において、jは0又は1を表し、好ましくは0である。
p、q、rは、各々独立に0〜5の整数を表し、nは1〜3の整数を表し、(p+r)×nは3〜10の整数であり、より好ましくは、3〜6の整数である。p、q又はrが2以上の時、2以上のB1、Q1及びB2はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、nが2以上の時、2以上の{(B1p−(Q1q−(B2r}は、それぞれ、同一でも異なっていてもよい。
好ましいp、q、r及びnの組合せを以下に記す。
(i) p=3、q=0、r=0、n=1
(ii) p=4、q=0、r=0、n=1
(iii) p=5、q=0、r=0、n=1
(iv) p=2、q=0、r=1、n=1
(v) p=2、q=1、r=1、n=1
(vi) p=1、q=1、r=2、n=1
(vii) p=3、q=1、r=1、n=1
(viii) p=2、q=0、r=2、n=1
(ix) p=1、q=1、r=1、n=2
(x) p=2、q=1、r=1、n=2
特に好ましくは、(i)p=3、q=0、r=0、n=1;(iv)p=2、q=0、r=1、n=1;及び(v)p=2、q=1、r=1、n=1;の組合せである。
さらに、−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1は、液晶性を示す部分構造を含むことが好ましい。ここでいう液晶とは、いかなるフェーズであってもよいが、好ましくはネマチック液晶、スメクチック液晶、ディスコティック液晶であり、特に好ましくは、ネマチック液晶あるいはスメクチック液晶である。
−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1の具体例を以下に示すが、本発明はこれに限定されるものではない(図中、波線は連結位置を表す)。
Figure 2006316138
Figure 2006316138
本発明に用いられる二色性色素は、−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1で表される置換基を1以上有しているのが好ましく、1〜8個有しているのがより好ましく、1〜4個有しているのがさらに好ましく、特に好ましくは1又は2個有している場合である。
前記一般式(1)で表される置換基の好ましい構造は、下記の組み合わせである。
〔1〕 Hetが硫黄原子であり、B1がアリール基又はヘテロアリール基を表し、B2がシクロヘキサン−1,4−ジイル基を表し、C1がアルキル基を表し、j=1、p=2、q=0、r=1及びn=1を表す構造。
〔2〕 Hetが硫黄原子であり、B1がアリール基又はヘテロアリール基を表し、B2がシクロヘキサン−1,4−ジイル基を表し、C1がアルキル基を表し、j=1、p=1、q=0、r=2及びn=1を表す構造。
特に好ましい構造は、
〔1〕 Hetが硫黄原子を表し、B1が1,4−フェニレン基を表し、B2がトランス−シクロヘキシル基を表し、C1がアルキル基(好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基又はヘキシル基)を表し、j=1、p=2、q=0、r=1及びn=1である下記一般式(a−1)で表される構造、
〔2〕 Hetが硫黄原子を表し、B1が1,4−フェニレン基を表し、B2がトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル基を表し、C1がアルキル基(好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基又はヘキシル基)を表し、j=1、p=1、q=0、r=2及びn=1である下記一般式(a−2)で表される構造、である。
Figure 2006316138
前記一般式(a−1)及び(a−2)中、Ra1〜Ra12は、各々独立に、水素原子又は置換基を表す。該置換基としては、前述の置換基群Vから選ばれる置換基が挙げられる。
a1〜Ra12は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子(特にフッ素原子)、アルキル基、アリール基、アルコキシ基であるのが好ましい。Ra1〜Ra12で表されるアルキル基、アリール基及びアルコキシ基のうち、好ましいものは、前述の置換基群Vに記載のアルキル基、アリール基、及びアルコキシ基と同義である。
前記一般式(a−1)及び(a−2)中、Ca1及びCa2は、それぞれ、アルキル基を表し、好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜10のアルキル基である。とくに好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基又はヘキシル基を表す。
アゾ色素はモノアゾ色素、ビスアゾ色素、トリスアゾ色素、テトラキスアゾ色素、ペンタキスアゾ色素などいかなるものであってもよいが、好ましくはモノアゾ色素、ビスアゾ色素、トリスアゾ色素である。
アゾ色素に含まれる環構造としては芳香族環(ベンゼン環、ナフタレン環など)のほかヘテロ環(キノリン環、ピリジン環、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、オキサゾール環、ベンゾオキサゾール環、イミダゾール環、ベンゾイミダゾール環、ピリミジン環など)であってもよい。
アントラキノン色素の置換基としては、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を含むものが好ましく、例えば、アルコキシ基、アリーロキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基である。該置換基の置換数はいかなる数であってもよいが、ジ置換、トリ置換、テトラキス置換が好ましく、特に好ましくはジ置換、トリ置換である。該置換基の置換位置はいかなる場所であってもよいが、好ましくは1,4位ジ置換、1,5位ジ置換、1,4,5位トリ置換、1,2,4位トリ置換、1,2,5位トリ置換、1,2,4,5位テトラ置換、1,2,5,6位テトラ置換構造である。
アントラキノン系色素としては、より好ましくは、下記一般式(2)で表される化合物である。
Figure 2006316138
一般式(2)中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8の少なくとも一つは、−(Het)j−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1であり、他は各々独立に、水素原子又は置換基である。
−(Het)j−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1において、Hetは酸素原子又は硫黄原子であり、B1及びB2は、各々独立に、アリーレン基、ヘテロアリーレン基又は2価の環状脂肪族炭化水素基を表し、Q1は2価の連結基を表し、C1はアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシル基又はアシルオキシ基を表し、jは0又は1を表し、p、q及びrはそれぞれ0〜5の整数を表し、nは1〜3の整数を表す。(p+r)×nは3〜10の整数を表し、より好ましくは、3〜6の整数である。p、q及びrがそれぞれ2以上の時、2以上のB1、Q1及びB2はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、nが2以上の時、2以上の{(B1p−(Q1q−(B2r}は同一でも異なっていてもよい。
ここで、Het,B1、B2、Q1、C1、j、p、q、r、及びnの好ましい範囲は、それぞれ前記一般式(1)で記載したHet、B1、B2、Q1、C1、j、p、q、r、及びnの好ましい範囲と同様である。
一般式(2)における前記置換基としては、前記置換基群Vを挙げることができ、好ましくは、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子)、アルキル基(メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等)、アリール基(フェニル基等)、アルコキシ基(メトキシ基等)、アリールオキシ基(フェノキシ基等)であり、より好ましくは、ハロゲン原子(特にフッ素原子)、アルキル基(特に、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基)である。
また、更に好ましくは、一般式(2)において、R1、R4、R5、及びR8の少なくとも一つが、−(Het)j−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1の場合である。
フェノキサゾン色素(フェノキサジン−3−オン)の置換基としては、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を含むものが好ましく、アルコキシ基、アリーロキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基が好ましい例として挙げられる。
フェノキサゾン色素として、より好ましくは、下記一般式(3)で表される化合物である。
Figure 2006316138
一般式(3)中、R11、R12、R13、R14、R15、R16及びR17の少なくとも一つ以上は、−(Het)j−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1であり、他はそれぞれ水素原子又は置換基である。
Hetは硫黄原子又は酸素原子であり、B1及びB2は、各々独立にアリーレン基、ヘテロアリーレン基又は2価の環状脂肪族炭化水素基を表し、Q1は2価の連結基を表し、C1はアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシル基又はアシルオキシ基を表し、jは0又は1を表し、p、q及びrはそれぞれ0〜5の整数を表し、nは1〜3の整数を表す。(p+r)×nは3〜10の整数であり、より好ましくは、3〜6の整数である。p、q及びrがそれぞれ2以上の時、2以上のB1、Q1及びB2はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、nが2以上の時、2以上の{(B1p−(Q1q−(B2r}は同一でも異なっていてもよい。
ここで、B1、B2、Q1、C1、p、q、r、及びnの好ましい範囲は、それぞれ前記一般式(1)で記載したB1、B2、Q1、C1、p、q、r、及びnの好ましい範囲と同様である。
一般式(3)における前記置換基としては、前記置換基群Vを挙げることができ、好ましくは、アリールカルバモイル基、アミノ基、ハロゲン原子(特に、フッ素原子)、アルキル基(メチル基、エチル基等)、アルコキシ基(メトキシ基等)、アリールオキシ基(フェノキシ基等)、アリール基(フェニル基等)であり、より好ましくは、アリールカルバモイル基、アミノ基、である。
また、更に好ましくは、一般式(3)において、R11、R14、R16の少なくとも一つが、−(Het)j−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1の場合である。
以下に、本発明に使用可能なアントラキノン色素及び/又はフェノキサゾン色素の二色性色素の具体例を示すが、本発明は以下の具体例によってなんら限定されるものではない。
Figure 2006316138
Figure 2006316138
Figure 2006316138
Figure 2006316138
以下に、本発明に使用可能なアゾ系二色性色素の具体例を示すが、本発明は以下の具体例によってなんら限定されるものではない。
Figure 2006316138
以下に本発明に使用可能なジオキサジン系二色性色素ならびにメロシアニン系二色性色素の具体例を示すが、本発明は以下の具体例によってなんら限定されるものではない。
Figure 2006316138
前記一般式(1)で表される置換基を有する二色性色素は、公知の方法を組み合わせて合成することができる。例えば、特開2003−192664号公報等の記載の方法に従い合成することができる。
<ホスト液晶>
本発明の液晶組成物に使用可能なホスト液晶は、本発明の化合物と共存し得るものであれば特に制限はないが、例えば、ネマチック相あるいはスメクチック相を示す液晶化合物が利用できる。その具体例としては、アゾメチン化合物、シアノビフェニル化合物、シアノフェニルエステル、フッ素置換フェニルエステル、シクロヘキサンカルボン酸フェニルエステル、フッ素置換シクロヘキサンカルボン酸フェニルエステル、シアノフェニルシクロヘキサン、フッ素置換フェニルシクロヘキサン、シアノ置換フェニルピリミジン、フッ素置換フェニルピリミジン、アルコキシ置換フェニルピリミジン、フッ素置換アルコキシ置換フェニルピリミジン、フェニルジオキサン、トラン系化合物、フッ素置換トラン系化合物、アルケニルシクロヘキシルベンゾニトリルなどが挙げられる。「液晶デバイスハンドブック」(日本学術振興会第142委員会編、日刊工業新聞社、1989年)の第154〜192頁及び第715〜722頁に記載の液晶化合物を用いることができる。TFT駆動に適したフッ素置換されたホスト液晶を使用することもできる。例えば、Merck社の液晶(ZLI−4692、MLC−6267、6284、6287、6288、6406、6422、6423、6425、6435、6437、7700、7800、9000、9100、9200、9300、10000など)、チッソ社の液晶(LIXON5036xx、5037xx、5039xx、5040xx、5041xxなど)が挙げられる。
本発明に使用するホスト液晶の誘電率異方性は、正であっても負であってもよい。誘電率異方性が正のホスト液晶を水平配向させた場合には、電圧無印加時には液晶は水平に配向しているために二色性色素も水平となり光を吸収する。一方、電圧印加時に液晶分子が垂直に傾いてくるため二色性色素も垂直に傾き、その結果光を透過するようになる。すなわち、電圧印加時には白表示、電圧無印加時には黒表示を行うモードとなる。誘電率異方性が負のホスト液晶を垂直配向させる場合には、電圧無印加時には液晶は垂直に配向しているために二色性色素も垂直となり光を吸収することなく透過する。一方、電圧印加時に液晶分子が水平に傾いてくるため二色性色素も水平に傾き、その結果光を吸収するようになる。すなわち、電圧無印加時には白表示、電圧印加時には黒表示を行うモードとなる。誘電率異方性が負の液晶となるためには、液晶分子の短軸に誘電率異方性が大きななるような構造にする必要があるが、例えば、「月刊デイスプレイ」(2000年、4月号)の第4頁〜9頁に記載のもの、Synlett.,第4巻、第389頁〜396頁、1999年に記載のものが挙げられる。なかでも、電圧保持率の観点から、フッ素系置換基を有する誘電率異方性が負の液晶が好ましい。例えば、Merck社の液晶(MLC−6608、6609、6610など)が挙げられる。
ゲストホスト方式の表示素子とは、ネマチック液晶中に二色性色素を溶解させた液晶組成物をセル中に封入し、これに電場を与え、電場による液晶の動きに合わせて、二色性色素の配向を変化させ、セルの吸光状態を変化させることによって表示する方式である。このゲストホスト方式の素子では、従来の液晶表示方式と比較して、偏光板を用いない駆動方式が可能であるため、より明るい表示となる。
また、本発明のゲストホスト方式の表示素子には、二周波駆動液晶を用いることができる。本発明の画像表示装置において、二波長駆動液層を用いることにより、配向膜を用いなくても配向を変化を可逆的に行えるという効果が認められる。二周波駆動液晶とは、該液晶に印加される電場の周波数が低周波数領域の場合に正の誘電率異方性を示し、高周波数領域の場合に誘電率異方性の符号が負に逆転する液晶である。日本学術振興会第142委員会編、液晶デバイスハンドブック、日刊工業新聞社、1989年、第189〜192頁に詳しい。その具体例として、イーストマン・コダック社の二周波駆動液晶を示す。
Figure 2006316138
この他にも、市販の二周波駆動液晶材料として、チッソ社製DF−02XX、DF−05XX、FX−1001、FX−1002、メルク社製MLC−2048などを挙げることができる。
本発明で用いられる二周波駆動液晶は、複数の液晶化合物の混合物であってもよい。さらに、印加される電場の低周波数領域と高周波数領域で誘電率異方性の符号が逆転しない液晶化合物を含んでもよい。
液晶層に印加される電圧の周波数領域の好ましい範囲は、用いる液晶組成物の種類、該液晶組成物のクロスオーバー周波数等によって異なるが、一般的には該液晶組成物に印加される電場の周波数領域は、0.1Hz〜10MHzであるのが好ましく、1Hz〜1MHzであるのがより好ましい。
二周波駆動液晶の場合には、低周波領域及び高周波領域の電圧が用いられる。低周波数領域として用いられるのは、一般的には0.1Hz〜100kHzであることが好ましく、1Hz〜10kHzであることがより好ましく、10Hz〜10kHzであることがさらに好ましい。また、高周波数領域としては、一般的には100Hz〜10MHzであることが好ましく、100Hz〜1MHzであることがより好ましく、1kHz〜1MHzであることがさらに好ましい。
本発明では、ホスト液晶の物性を所望の範囲に変化させることを目的として(例えば、液晶相の温度範囲を所望の範囲にすることを目的として)、液晶性を示さない化合物を添加してもよい。また、カイラル化合物、紫外線吸収剤、酸化防止剤などの化合物を含有させてもよい。そのような添加剤は、たとえば、「液晶デバイスハンドブック」(日本学術振興会第142委員会編、日刊工業新聞社、1989年)の第199〜202頁に記載のTN、STN用カイラル剤が挙げられる。
本発明として、好ましい形態のひとつは、カイラル化合物を添加したカイラルネマチック液晶相を利用したモードである。カイラル化合物としては、たとえば、メルク社製のR−811、S−811、R−1082、S−1082などが利用できる。カイラル化合物の比率は、0.01〜15質量%が好ましく、0.5〜6質量%が特に好ましい。
本発明の液晶素子における、ホスト液晶及び二色性色素の含有量については特に制限はないが、二色性色素の含有量はホスト液晶の含有量に対して0.1〜15質量%であることが好ましく、0.5〜6質量%であることが特に好ましい。
また、二色性色素の含有量は、液晶組成物を調整し、その液晶組成物を封入した液晶セルの吸収スペクトルをそれぞれ測定して、液晶セルとして所望の光学濃度を示すのに必要な色素濃度を決定することが望ましい。
本発明の液晶素子における、1nm〜10μmの粒径を有する固形物とホスト液晶との含有量については特に制限はないが、1nm〜10μmのサイズである固形物の含有量はホスト液晶の含有量に対して1〜95質量%であることが好ましく、5〜70質量%であることが特に好ましい。さらに好ましくは5〜30質量%である。
1質量%未満では、ホスト液晶を三次元的に配列させる効果が小さくなり、95質量%を超えて存在すると、所望の液晶層を形成することが困難となる場合がある。
<表示素子>
本発明の表示素子は、少なくとも一方が透明電極である一対の電極と、該一対の電極間に液晶層とを有する表示素子であって、該液晶層が上記液晶組成物を含有してなる。
本発明の液晶素子に用いられる基板としては、通常、ガラスあるいはプラスチック基板が用いられ、プラスチック基板が好ましい。本発明に用いられるプラスチック基板としては、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂などが挙げられ、例えば、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、シンジオタクチックポリスチレンン(SPS)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリカーボネート(PC)、ポリアリレート(PAr)、ポリスルホン(PSF)、ポリエステルスルホン(PES)、ポリエーテルイミド(PEI)、環状ポリオレフィン、ポリイミド(PI)などが挙げられる。好ましくは、ポリエチレンテレフタレート(PET)である。
プラスチック基板の厚みは、特に規定されないが30μm〜700μmが好ましく、より好ましくは40μm〜200μm、さらに好ましくは50μm〜150μmである。さらにいずれの場合もヘイズは3%以下が好ましく、より好ましくは2%以下、さらに好ましくは1%以下、全光透過率は70%以上が好ましく、より好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上である。
プラスチック基板には、必要により本発明の効果を損なわない範囲で、可塑剤、染顔料、帯電防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、無機微粒子、剥離促進剤、レベリング剤及び潤滑剤などの樹脂改質剤を添加しても良い。
前記プラスチック基板は光透過性及び非光透過性のいずれであってもよい。前記支持体として、非光透過性支持体を用いる場合には、光反射性を有する白色の支持体を用いることができる。白色支持体としては、酸化チタン、酸化亜鉛などの無機顔料を添加したプラスチック基板が挙げられる。なお、前記支持体が表示面を構成する場合は、少なくとも可視域の光に対して光透過性を有することが必要である。
基板については、たとえば、日本学術振興会第142委員会編、液晶デバイスハンドブック、日刊工業新聞社、1989年、第218〜231頁に詳しい。
基板上には、電極層が形成され、該電極層は好ましくは透明電極である。透明電極層としては、例えば、酸化インジウム、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化スズ等から形成することができる。透明電極については、たとえば、「液晶デバイスハンドブック」(日本学術振興会第142委員会編、日刊工業新聞社、1989年)の第232〜239頁に記載のものが用いられる。透明電極は、スパッタ法、ゾルゲル法、印刷法により形成することができる。
本発明の液晶素子は、単純マトリックス駆動方式あるいは薄膜トランジスタ(TFT)などを用いたアクテイブマトリックス駆動方式を用いて駆動することができる。駆動方式については、たとえば、「液晶デバイスハンドブック」(日本学術振興会第142委員会編、日刊工業新聞社、1989年)の第387〜460頁に詳細が記載され、本発明の液晶素子の駆動方法として利用できる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜、変更することができる。従って、本発明の範囲は以下に示す具体例に限定されるものではない。
(実施例1)
<表示素子の作製>
1.二色性色素とホスト液晶の調製
前記二色性色素の具体例化合物(1−2)、(1−8)、(1−13)、(1−14)は、特開2003−192664号、及び特願2004−050265号記載の方法に従い合成した。
液晶として、前記二周波駆動ネマチック液晶1(アルドリッチ製)を使用した。
なお、比較の二色性色素としては、以下のものを使用した。
Figure 2006316138
2.粘土化合物の調製
モンモリロナイトは、クニミネ化学製(クニピアF)を使用し、特開平7−318982号公報記載の方法に準じて、4−(11−アミノウンデシルオキシ)−4’−シアノビフェニルを表面修飾剤として、表面修飾を行った。
得られた粘土化合物の長径の平均値を電子顕微鏡写真から測定したところ、0.4μmであった。
以下、粒径調整のためにクニミネ化学製(スメクトン)を使用した以外は同様の方法で、表1に記載の粘土化合物を調製した。表1中、粘土化合物の平均粒径は、電子顕微鏡写真から測定した長径の数平均値であり、アスペクト比は、粒子の電子顕微鏡写真から測定した長径及び厚みから算出した。
3.液晶組成物の調整
モンモリロナイトと液晶の複合化は、特開平7−318982号公報記載の方法に従い表面修飾を行った。
下表に示した組合せの二色性色素3.0mg及び液晶1.0gを加熱して溶解させた後、室温下1日放置させた。得られた液晶組成物とモンモリロナイトの複合化は、特開平7−318982号公報記載の方法に準じて行った。
得られた液晶組成物を、透明電極(ITO)付きのガラス基板上に塗布をして、10μmのスペーサーを入れて、透明電極(ITO)付きのガラス基板で挟んで固定させた。
<二周波駆動適性の評価>
上記で得られた液晶素子に関して、二周波駆動適性を評価するため、低周波数の電圧として60Hz、100Vの交流電圧を、高周波数の電圧として100kHz、100Vの交流電圧を印加させた。
低周波数の電圧を印加させた場合における光が透過する状態、並びに高周波数の電圧を印加させた場合における光を吸収する状態において、コントラスト比を各々の試料で測定した。結果を下表に示す。
Figure 2006316138
表1に示すように、本発明の液晶素子は、コントラスト比が高くなることがわかった。これは、本発明の二色性色素を用いた場合には、光の吸収状態で偏光に依存しない吸収状態が実現できているためであること、さらに、低周波数の電圧を印加した光が透過する状態における吸収が小さいことに基づく。すなわち、本発明の液晶素子は二周波駆動に基づいた光シャッターとして有効に作用することがわかった。また、本発明の液晶組成物は、電圧印加を止めたのちも、電圧印加時の状態を保持する性質、いわゆるメモリー性を有することが確認された。
なお、平均粒径が1nm未満の粘土化合物は、調製することや液晶中に安定に分散させることが困難であった。
(実施例2)
<液晶組成物の調整及び液晶素子の作製>
粒子サイズ13nmのシリカゲル粒子(扶桑化学製)のトルエン溶液分散液(固形分:40質量%)100mgと表2に示す二色性色素3.0mg及び液晶1.0gを加熱して溶解させた後、室温下1日放置させた。得られた液晶組成物を、透明電極(ITO)付きのガラス基板上に塗布をして、10μmのスペーサーを入れて、透明電極(ITO)付きのガラス基板ではさんで固定させた。
同様に、粒子サイズの異なるシリカゲル粒子(扶桑化学製)を用いて、表2に示す組み合わせで液晶素子を作製した。
<二周波駆動適性の評価>
上記で得られた液晶素子に関して、二周波駆動適性を評価するため、低周波数の電圧として60Hz、100Vの交流電圧を、高周波数の電圧として100kHz、100Vの交流電圧を印加させた。
低周波数の電圧を印加させた場合における光が透過する状態、並びに高周波数の電圧を印加させた場合における光を吸収する状態におけるコントラスト比を各々の試料で測定した。結果を下表に示す。
Figure 2006316138
表2に示すように、平均粒径1nm〜10μmの固形物としてシリカゲル粒子を用いた場合であっても、本発明の液晶素子はコントラスト比が高くなることがわかった。これは、本発明の二色性色素を用いた場合には、光の吸収状態で偏光に依存しない吸収状態が実現できているためであること、さらに、低周波数の電圧を印加した光が透過する状態における吸収が小さいことに基づく。すなわち、本発明の液晶素子は二周波駆動に基づいた光シャッターとして有効に作用することがわかった。
なお、平均粒径が1nm未満のシリカゲル粒子は、液晶中に安定に分散させることが困難であった。
(実施例3)
実施例1の液晶素子1において、ホスト液晶に対する粘土化合物の含有率を、表3に示すように変更した以外は同様にして液晶素子を作製し、実施例1と同様の評価を行った。結果を下表に示す。
Figure 2006316138
表3に示すように、本発明の液晶素子は、いずれもコントラスト比が高くなったが、このなかでも特に、ホスト液晶に対する粘土化合物の含有率が、10〜20%のときに、コントラスト比が高くなることが判明した。

Claims (9)

  1. 少なくとも、二色性色素とホスト液晶とを含有する液晶組成物であって、
    更に、平均粒径が1nm〜10μmである少なくとも1種の固形物を含有し、
    前記二色性色素が、下記一般式(1)で表される置換基を有することを特徴とする液晶組成物。
    一般式(1): −(Het)j−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1
    〔一般式(1)中、Hetは酸素原子又は硫黄原子であり、B1及びB2は、各々独立にアリーレン基、ヘテロアリーレン基又は2価の環状脂肪族炭化水素基を表し、Q1は2価の連結基を表し、C1はアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシル基又はアシルオキシ基を表し、jは0又は1を表し、p、q及びrはそれぞれ0〜5の整数を表し、nは1〜3の整数を表し、B1とB2で表される基の総数が3〜10の整数であり、p、q及びおよrがそれぞれ2以上の時、2以上のB1、Q1及びB2はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、nが2以上の時、2以上の{(B1p−(Q1q−(B2r}は、それぞれ、同一でも異なっていてもよい。〕
  2. 前記固形物を、前記ホスト液晶の含有量に対して1〜95質量%含有することを特徴とする請求項1に記載の液晶組成物。
  3. 前記二色性色素の少なくとも1種が、下記一般式(2)で表される化合物であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶組成物。
    Figure 2006316138
    〔一般式(2)中、式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8の少なくとも一つは、−(Het)j−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1であり、他は各々独立に水素原子又は置換基である。Hetは酸素原子又は硫黄原子であり、B1及びB2は、各々独立に、アリーレン基、ヘテロアリーレン基又は2価の環状脂肪族炭化水素基を表し、Q1は2価の連結基を表し、C1はアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシル基又はアシルオキシ基を表し、jは0又は1を表し、p、q及びrは、各々独立に0〜5の整数を表し、nは1〜3の整数を表し、B1とB2の個数の和が3〜10の整数を表し、p、q及びrがそれぞれ2以上の時、2以上のB1、Q1及びB2はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、nが2以上の時、2以上の{(B1p−(Q1q−(B2r}は同一でも異なっていてもよい。〕
  4. 前記二色性色素の少なくとも1種が、下記一般式(3)で表される化合物であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の液晶組成物。
    Figure 2006316138
    〔一般式(3)中、R11、R12、R13、R14、R15、R16及びR17の少なくとも一つ以上は、−(Het)j−{(B1p−(Q1q−(B2rn−C1であり、他は各々独立に水素原子又は置換基である。Hetは酸素原子又は硫黄原子であり、B1及びB2は各々独立にアリーレン基、ヘテロアリーレン基又は2価の環状脂肪族炭化水素基を表し、Q1は2価の連結基を表し、C1はアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシル基又はアシルオキシ基を表し、jは0又は1を表し、p、q及びrは、各々独立に0〜5の整数を表し、nは1〜3の整数を表し、B1とB2の個数の和が3〜10の整数であり、p、q及びrがそれぞれ2以上の時、2以上のB1、Q1及びB2はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、nが2以上の時、2以上の{(B1p−(Q1q−(B2r}は同一でも異なっていてもよい。〕
  5. 前記ホスト液晶がネマチック液晶又はスメクチック液晶であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  6. 前記ホスト液晶が二周波駆動液晶であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  7. 前記固形物が、層状粘土化合物、モンモリロナイト、シリカゲル、及びポリマー粒子からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  8. 前記固形物の表面が、液晶の部分構造を有することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  9. 少なくとも一方が透明電極である一対の電極と、該一対の電極間に液晶層とを有する表示素子であって、
    該液晶層が請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の液晶組成物を含有する表示素子。
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