JP2006315819A - エレベータの収納式作業足場装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】展望用エレベータなどの外部から昇降路内が見えるエレベータに用いても美観を損うことなく、また設置が容易で既存の建物にも用いることができるエレベータの収納式作業足場装置を得る。
【解決手段】昇降路内の乗場敷居2の下部に設けられたトーガード5及び昇降路の乗場側壁面部12の間に畳み込まれた足場プレート8と、所定時にこの足場プレートを展開し該足場プレートの踏み面8aを略水平方向に保持する展開手段9とを備える。
【選択図】図6
【解決手段】昇降路内の乗場敷居2の下部に設けられたトーガード5及び昇降路の乗場側壁面部12の間に畳み込まれた足場プレート8と、所定時にこの足場プレートを展開し該足場プレートの踏み面8aを略水平方向に保持する展開手段9とを備える。
【選択図】図6
Description
この発明は、保守作業時にエレベータ昇降路内で使用するためのエレベータの収納式作業足場装置に関する。
従来、昇降路内に設置された乗場操作盤などの保守点検作業は、作業員がカゴ上から実施する場合があった。しかし足場が悪く活動範囲も制限されるため、実施できる作業は簡単なものに限定されていた。これに対し、昇降路内に可動式の作業足場を設置し、作業時に展開して使用する方式が提案されている(例えば特許文献1参照。)。また、昇降路内部の美観を損なわないように乗場の床下に収納する方式も提案されている(例えば特許文献2参照。)。
しかし上記従来の特許文献1に示された方式では、昇降路内部が煩雑になり美観を損なうことから、展望用エレベータのように外部から昇降路内部が見える場合には適用が難しいという課題があった。また、特許文献2に開示された方式では、トーガード本体および駆動装置などの複雑な機器を乗場床下に内蔵する必要があるため、設置が必ずしも容易ではないという課題があった。
この発明は、上記のような従来技術の課題を解消するためになされたもので、展望用エレベータなどの昇降路が外から見えるエレベータに用いても昇降路の美観を損うことなく、また設置が容易で既存の建物にも用いることができるエレベータの収納式作業足場装置を得ることを目的としている。
この発明によるエレベータの収納式作業足場装置は、昇降路内の乗場敷居の下部に設けられたトーガード及び昇降路の乗場側壁面部の間に畳み込まれた足場プレートと、所定時にこの足場プレートを展開し該足場プレートの踏み面を略水平方向に保持する展開手段とを備えるようにしたものである。
この発明においては、トーガードと昇降路の乗場側壁面部の間に足場プレートを畳み込み、所定時、即ち使用するときのみ展開するようにしたことにより、常時は足場プレートがトーガードの背面側にあるため、美観を損なうことがなく必要なときに簡単に作業足場を確保できる。また、トーガードと昇降路の乗場側壁面部の間という既存のスペースを利用するので取り付けも容易である。
実施の形態1.
図1〜図6はこの発明の実施の形態1によるエレベータの収納式作業足場装置の要部を概念的に説明するもので、図1は作業足場を収納したときの昇降路側から見た外観を全体構成で示す斜視図、図2は図1の足場プレートを背面側から見たときの収納状態を示す斜視図、図3、図4、及び図5は図2の足場プレートを展開するときの第1、第2、及び第3の過程をそれぞれ示す斜視図、図6は収納状態から展開完了までの動作を説明する側面図である。なお、各図を通じて同一符号は同一部分を示すものとする。図において、昇降路の乗場13に対応する位置には、乗場ドア1、乗場敷居2、戸開閉装置3が設けられ、さらに乗場ドア1の横側部には乗場操作盤4が設けられ、乗場敷居2の下部にはトーガード5、及びフェッシャープレート6が設けられている。
図1〜図6はこの発明の実施の形態1によるエレベータの収納式作業足場装置の要部を概念的に説明するもので、図1は作業足場を収納したときの昇降路側から見た外観を全体構成で示す斜視図、図2は図1の足場プレートを背面側から見たときの収納状態を示す斜視図、図3、図4、及び図5は図2の足場プレートを展開するときの第1、第2、及び第3の過程をそれぞれ示す斜視図、図6は収納状態から展開完了までの動作を説明する側面図である。なお、各図を通じて同一符号は同一部分を示すものとする。図において、昇降路の乗場13に対応する位置には、乗場ドア1、乗場敷居2、戸開閉装置3が設けられ、さらに乗場ドア1の横側部には乗場操作盤4が設けられ、乗場敷居2の下部にはトーガード5、及びフェッシャープレート6が設けられている。
収納式作業足場装置7は、通常のエレベータのサービス時には上記トーガード5と昇降路の乗場側壁面部12との間に図2及び図6(a)に示すように畳み込まれており、図1の斜視図のような角度からは本体部分が表に表われず、後述する安全柵を兼ねているトーガード5の表面部のみが見えている状態となる。収納式作業足場装置7は、足場プレート8と、この足場プレート8の展開手段9と、安全柵を兼ねているトーガード5と、側方部の安全柵であるサイドパネル10、11からなっている。
上記展開手段9は、油圧シリンダからなる駆動装置91と、詳細図示を省略している建物側の固定部に対し足場プレート8を乗場側端部で回動可能に支持するヒンジ92aと、駆動装置91の一端部を乗場側壁面部12に対して回動可能に支持する支軸92bと、駆動装置91の他端部を足場プレート8の側面部で枢支する枢軸92cと、足場プレート8の使用時昇降路の奥壁側端部に奥壁側の安全柵を兼ねるトーガード5を起立させるためのヒンジ92dと、トーガード5の両サイドに側方部の安全柵であるサイドパネル10、11をそれぞれ回動可能に固定するヒンジ92eからなっている。なお、91aは駆動装置91を構成するピストンである。また、上記のほか駆動装置91としての油圧シリンダの駆動系やその制御装置などを備えているが、これらは公知の従来技術を適宜選択して用いることができる部分であるので図示を省略している。
次に、上記のように構成された実施の形態1の動作について説明する。先ず、図2及び図6(a)に示す収納状態から作業足場を展開させるときは、駆動装置91に油圧を作用させてピストン91aを矢印A(図3)の方向に伸長させて、足場プレート8をヒンジ92aを支点に図3及び図6(b)に示すように矢印Bのように回動させ、足場プレート8の踏み面8aが略水平になるように保持する。このとき、トーガード5も足場プレート8と共に回動して足場プレート8の上面を覆う格好となる。次に図4及び図6(c)に示すようにトーガード5をヒンジ92dを支点に矢印Cのように手動で回動させ、略垂直に起立させる。そして、図5及び図6(d)に示すように、サイドパネル10、11を矢印D、Eのように同じく手動で回動させ、図示省略しているロック機構でロックさせて、展開を完了する。
なお、展開時の安全性を高めるために、展開した上記足場プレート8の回動方向に対するロック機構、安全柵を兼ねるトーガード5の起立位置でのロック機構を付加することは望ましい。また、乗場敷居2と足場プレート8の踏み面8aとの間で段差があるように図示しているが、ヒンジ92aの構造や位置を変更することで、上記段差を無くし、あるいは所望の段差を形成するように構成することができることは自明である。上記のように収納式作業足場装置7を展開することにより、乗場ドア1、戸開閉装置3、乗場操作盤4などの保守点検作業を容易に行なうことができる。なお、展開した足場プレート8を畳み込むときは、上記展開時と全く逆の動作で収容することができる。
上記説明したように、この発明の実施の形態1によれば、トーガード5と昇降路の乗場側壁面部12との間に足場プレート8を畳み込み、所定時、即ち使用するときのみ展開手段9によって展開するようにしたことにより、常時は足場プレート8がトーガード5の背面側にあるため、美観を損なうことがなく必要なときに簡単に作業足場を確保できる。また、トーガード5と昇降路の乗場側壁面部12との間という既存のスペースを利用するので取り付けも容易である。さらにトーガード5を安全柵として機能させているので、有効に活用できる。このため、展望用エレベータのように外部から昇降路の内部が透視できるエレベータに用いても美観を損なうことがない。
なお、上記実施の形態1では駆動装置5として油圧シリンダを用いたが、もとよりこれに限定されるものではない。例えば、空気圧シリンダは勿論のこと、ボールネジ、歯車、ベルト、チェーン、各種リンク機構などを用いた電動式のアクチュエータなど公知の各種駆動手段を用いて構成してもよい。その他、この発明の精神の範囲内で種々の変形や変更が可能であることは言うまでもない。
1 乗場ドア、 2 乗場敷居、 3 戸開閉装置、 4 乗場操作盤、 5 トーガード、 6 フェッシャープレート、 7 収納式作業足場装置、 8 足場プレート、 8a 踏み面、 9 展開手段、 10、11 サイドパネル、 12 乗場側壁面部、 13 乗場、 91 駆動装置、 91a ピストン、 92a ヒンジ、 92b 支軸、 92c 枢軸、 92d、92e ヒンジ。
Claims (3)
- 昇降路内の乗場敷居の下部に設けられたトーガード及び昇降路の乗場側壁面部の間に畳み込まれた足場プレートと、所定時にこの足場プレートを展開し該足場プレートの踏み面を略水平方向に保持する展開手段と、を備えてなることを特徴とするエレベータの収納式作業足場装置。
- 上記トーガードは、上記足場プレートを展開したときに該足場プレートの昇降路奥壁側端部に起立されて安全柵として用いるようにしてなることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの収納式作業足場装置。
- 上記足場プレートは、上記トーガード及び昇降路の乗場側壁面部の間に畳み込まれたときに上記トーガードでカバーされてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータの収納式作業足場装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005141094A JP2006315819A (ja) | 2005-05-13 | 2005-05-13 | エレベータの収納式作業足場装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005141094A JP2006315819A (ja) | 2005-05-13 | 2005-05-13 | エレベータの収納式作業足場装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006315819A true JP2006315819A (ja) | 2006-11-24 |
Family
ID=37536833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005141094A Pending JP2006315819A (ja) | 2005-05-13 | 2005-05-13 | エレベータの収納式作業足場装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006315819A (ja) |
-
2005
- 2005-05-13 JP JP2005141094A patent/JP2006315819A/ja active Pending
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