JP2006313702A - 燃料電池用燃料カートリッジ及び燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料容器部13と、前記燃料容器部13内に収容される液体燃料とを具備する燃料電池用燃料カートリッジであって、前記液体燃料は、有機物燃料成分を含み、蒸発乾固により生成する固形成分量が0.01μg/cc以上、30μg/cc以下であることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
前記液体燃料は、有機物燃料成分を含み、蒸発乾固により生成する固形成分量が0.01μg/cc以上、30μg/cc以下であることを特徴とするものである。
前記液体燃料は、蒸発乾固により生成する固形成分量が0.01μg/cc以上、30μg/cc以下であることを特徴とするものである。
以下、実施例を示して本発明をさらに詳細に説明する。
純度99.999%(残部水)の純メタノールを、純メタノールが接触する部分が主としてフッ素系樹脂のPFAで構成されたカートリッジ内に充填して、直接型メタノール燃料電池(DMFC)用燃料カートリッジ(100cc)を200個作製した。このカートリッジを作製後、1ヶ月後、燃料電池起電部としてのDMFCユニット(15W)に直結して、1年間、約2000h(1個あたり約10h)作動させた。作動させた1年間の発電特性は5〜10%の間で変動する場合があったが、平均して7%以内の変動幅で良好に保たれていた。
実施例1において、PFAの代わりに予め酸水溶液処理(使用した水溶液の種類は1wt%蟻酸水溶液で、酸処理条件は80℃で3時間)によって溶出性の無機成分や有機成分を除去したポリカーボネートを主としたカートリッジを用いる以外は同じ手法で燃料カートリッジ内に純メタノールを充填して、同じDMFCユニットで1年間発電を行った。
純度99.999%(残部水)の純メタノールと純水を用いて作製された30%メタノール水溶液に、同水溶液1ccに対して0.01μgの界面活性剤を添加し、液体燃料を得た。液体燃料が接触する部分が主として予め酸処理(使用した水溶液の種類は1wt%蟻酸水溶液で、酸処理条件は80℃で3時間)をして溶解成分を除去したフッ素系樹脂のPFAで構成されたカートリッジ内に液体燃料を充填して、DMFC用燃料カートリッジ(100cc)を200個作製した。このカートリッジを作製後、1ヶ月後DMFCユニット(15W)に直結して、1年間、約2000h(1個あたり約10h)作動させた。作動させた1年間の発電特性は5〜10%の間で変動する場合があったが、平均して8%以内の変動幅で良好に保たれていた。
ポリエチレン製燃料カートリッジの液体燃料と接する部分の溶出成分を酸処理(使用した水溶液の種類は1wt%蟻酸水溶液で、酸処理条件は80℃で3時間)により除去した後、この部分にSiO2からなる充填材層を形成した。純度99.999%(残部水)の純メタノールを燃料カートリッジ内に充填して、DMFC用燃料カートリッジ(100cc)を200個作製した。このカートリッジを作製後、1ヶ月後DMFCユニット(15W)に直結して、1年間、約2000h(1個あたり約10h)作動させた。作動させた1年間の発電特性は4〜8%の間で変動する場合があったが、平均して6%以内の変動幅で良好に保たれていた。またこれらのカートリッジは使用中に破壊して、燃料が外部に漏れることはなかった。
実施例1において、純度99.9999%の純メタノールを使用する代わりに、純度95%残部がエタノールとアセトン等の揮発性有機物質を含むメタノールを用いる以外は同じ手法で燃料カートリッジ内に純メタノールを充填して、同じDMFCユニットで1年間発電を行った。
純度99.999%(残部水)の純メタノールを、純メタノールが接触する部分が主として有機ポリシロキサンで構成されたカートリッジ内に充填して、直接型メタノール燃料電池(DMFC)用燃料カートリッジ(100cc)を200個作製した。このカートリッジを作製後、1ヶ月後、燃料電池起電部としてのDMFCユニット(15W)に直結して、1年間、約2000h(1個あたり約10h)作動させた。作動させた1年間の発電特性は10〜15%の間で変動する場合があったが、平均して13%以内の変動幅で良好に保たれていた。
純度99.999%(残部水)の純メタノールを、純メタノールが接触する部分が主としてポリプロピレンで構成されたカートリッジ内に充填して、直接型メタノール燃料電池(DMFC)用燃料カートリッジ(100cc)を200個作製した。このカートリッジを作製後、1ヶ月後、燃料電池起電部としてのDMFCユニット(15W)に直結して、1年間、約2000h(1個あたり約10h)作動させた。作動させた1年間の発電特性は8〜15%の間で変動する場合があったが、平均して10%以内の変動幅で良好に保たれていた。
純度99.999%(残部水)の純メタノールを、純メタノールが接触する部分が主としてポリカーボネートで構成されたカートリッジ内に充填して、直接型メタノール燃料電池(DMFC)用燃料カートリッジ(100cc)を200個作製した。このカートリッジを作製後、1ヶ月後、燃料電池起電部としてのDMFCユニット(15W)に直結して、1年間、約2000h(1個あたり約10h)作動させた。作動させた1年間の発電特性は5〜13%の間で変動する場合があったが、平均して7%以内の変動幅で良好に保たれていた。
実施例1において、PFAの代わりにシリコンチューブを主としたカートリッジを用いる以外は同じ手法で燃料カートリッジ内に純メタノールを充填して、同じDMFCユニットで1年間発電を行った。
純度99.999%(残部水)の純メタノールと純水を用いて作製された30%メタノール水溶液に、同水溶液1ccに対して0.005μgの界面活性剤を添加し、液体燃料を得た。予め酸処理(使用した水溶液の種類は1wt%蟻酸水溶液で、酸処理条件は80℃で3時間)をして溶解成分を除去したフッ素系樹脂のPFAによって、液体燃料が接触する部分が主として構成されたカートリッジ内に充填して、DMFC用燃料カートリッジ(100cc)を200個作製した。このカートリッジを作製後、1ヶ月後DMFCユニット(15W)に直結して、1年間、約2000h(1個あたり約10h)作動させた。作動させた当初3ヶ月間の発電特性は5〜10%の間で変動する場合があったが、半年付近から出力の低下が起こり、1年後には出力が25%も低下してしまった。原因を調べたところ、DMFCユニット内の液体燃料の配流が経時的に不均一になっていることが判明した。
純度99.999%(残部水)の純メタノールを、純メタノールが接触する部分が主として予め溶出成分を酸処理(使用した水溶液の種類は1wt%蟻酸水溶液で、酸処理条件は80℃で3時間)により除去したポリエチレンで構成されたカートリッジ内に充填して、DMFC用燃料カートリッジ(100cc)を200個作製した。このカートリッジを作製後、1ヶ月後DMFCユニット(15W)に直結して、1年間、約2000h(1個あたり約10h)作動させた。作動させた半年間の発電特性は5〜10%の間で変動する場合があったが、平均して7%以内の変動幅で良好に保たれていた。ところが、半年を経過するとカートリッジ内から液体が漏れるものが多数見受けられるようになり、発電を連続的におこなうことが困難になった。
Claims (4)
- 燃料容器部と、前記燃料容器部内に収容される液体燃料とを具備する燃料電池用燃料カートリッジであって、
前記液体燃料は、有機物燃料成分を含み、蒸発乾固により生成する固形成分量が0.01μg/cc以上、30μg/cc以下であることを特徴とする燃料電池用燃料カートリッジ。 - 前記固形成分中に含まれる不水溶成分の量が0.01μg/cc以上、20μg/cc以下であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池用燃料カートリッジ。
- 前記液体燃料中の有機成分濃度(前記有機物燃料成分を除く)は、20ppm以下であることを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池用燃料カートリッジ。
- 燃料容器部及び前記燃料容器部内に収容される液体燃料を備えた燃料カートリッジと、前記燃料カートリッジが接続される燃料電池起電部とを具備する燃料電池であって、
前記液体燃料は、蒸発乾固により生成する固形成分量が0.01μg/cc以上、30μg/cc以下であることを特徴とする燃料電池。
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