JP2008218012A - 燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料電池の小型化等を損なうことなく、燃料電池セルに対する燃料供給量を安定化することにより発電反応の効率化を図り、出力特性に優れた燃料電池を提供すること
【解決手段】燃料極と、空気極と、前記燃料極と前記空気極とに挟持された電解質膜とを有する膜電極接合体と、前記膜電極接合体の前記燃料極側に配置された燃料分配機構にポンプを有する流路を介して接続された燃料収容部を有する燃料供給機構と、前記燃料供給機構の少なくとも前記ポンプよりも前記燃料収容部側の部分に設けられ、前記燃料収容部の内圧が低下したときに外気を導入する内圧調整機構とを有する燃料電池。
【選択図】図1
【解決手段】燃料極と、空気極と、前記燃料極と前記空気極とに挟持された電解質膜とを有する膜電極接合体と、前記膜電極接合体の前記燃料極側に配置された燃料分配機構にポンプを有する流路を介して接続された燃料収容部を有する燃料供給機構と、前記燃料供給機構の少なくとも前記ポンプよりも前記燃料収容部側の部分に設けられ、前記燃料収容部の内圧が低下したときに外気を導入する内圧調整機構とを有する燃料電池。
【選択図】図1
Description
本発明は液体燃料を用いた燃料電池に関する。
近年、ノートパソコンや携帯電話等の各種携帯用電子機器を長時間充電なしで使用可能とするために、これら携帯用電子機器の電源に燃料電池を用いる試みがなされている。燃料電池は燃料と空気を供給するだけで発電することができ、燃料を補給すれば連続して長時間発電することが可能であるという特徴を有している。このため、燃料電池を小型化できれば、携帯用電子機器の電源として極めて有利なシステムといえる。
直接メタノール型燃料電池(Direct Methanol Fuel Cell:DMFC)は小型化が可能であり、さらに燃料の取り扱いも容易であるため、携帯用電子機器の電源として有望視されている。DMFCにおける液体燃料の供給方式としては、気体供給型や液体供給型等のアクティブ方式、また燃料収容部内の液体燃料を電池内部で気化させて燃料極に供給する内部気化型等のパッシブ方式が知られている。
これらのうち、内部気化型等のパッシブ方式はDMFCの小型化に対して特に有利である。パッシブ型DMFCにおいては、例えば燃料極、電解質膜および空気極を有する膜電極接合体(燃料電池セル)を、樹脂製の箱状容器からなる燃料収容部上に配置した構造が提案されている(例えば特許文献1参照)。燃料収容部から気化した燃料を直接燃料電池セルに供給する場合、燃料電池の出力の制御性を高めることが重要となるが、現状のパッシブ型DMFCでは必ずしも十分な出力制御性は得られていない。
一方、DMFCの燃料電池セルと燃料収容部とを流路を介して接続することが検討されている(特許文献2〜4参照)。燃料収容部から供給された液体燃料を燃料電池セルに流路を介して供給することによって、流路の形状や径等に基づいて液体燃料の供給量を調整することができる。また、特許文献3では燃料収容部から流路にポンプで液体燃料を供給している。特許文献3にはポンプに代えて、流路に電気浸透流を形成する電界形成手段を用いることも記載されている。特許文献4には電気浸透流ポンプを用いて液体燃料等を供給することが記載されている。
国際公開第2005/112172号パンフレット
特表2005−518646号公報
特開2006−085952号公報
米国特許公開第2006/0029851号公報
しかしながら、燃料の循環構造を適用した燃料電池ではポンプが有効であるものの、パッシブ型DMFCのように燃料を循環させない場合には単にポンプを適用しても燃料消費量が増大するだけで、必ずしも十分な出力が得られない場合がある。
すなわち、燃料収容部内の液体燃料をポンプによって燃料電池セルに供給するものの場合、発電に伴う燃料収容部内の液体燃料の減少により該燃料収容部の内圧が低下する。燃料収容部の内圧が低下すると、燃料電池セル側がほぼ大気圧となっているため、ポンプの実質的な送液能力が低下する。このため、燃料電池セルへの燃料供給量が減少し、必ずしも十分な出力が得られなくなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、燃料電池の小型化等を損なうことなく、燃料電池セルに対する燃料供給量を安定化することにより発電反応の効率化を図り、出力特性に優れた燃料電池を提供することを目的としている。
本発明の燃料電池は、燃料極と、空気極と、これら燃料極と空気極とに挟持された電解質膜とを有する膜電極接合体と、この膜電極接合体の燃料極側に配置された燃料分配機構にポンプを有する流路を介して接続された燃料収容部を有する燃料供給機構と、この燃料供給機構の少なくともポンプよりも燃料収容部側の部分に設けられ、燃料収容部の内圧が低下したときに外気を導入する内圧調整機構とを有することを特徴としている。
このような内圧調整機構は、その作動圧として大気圧よりも0.02MPa以上低くなったときに作動することが好ましい。また、このような内圧調整機構は、燃料供給機構側に設けられた燃料供給機構側孔部および燃料供給機構側とは反対側の部分に設けられた外気側孔部を有する略筒状のケースと、外気側孔部を遮断するようにケース内に配置され、燃料収容部の内圧低下を利用して外気側孔部を開放するように移動する弁体とを有するものであることが好ましい。
本発明における内圧調整機構は燃料収容部の内圧が上昇したときにその圧力を逃す圧力解放機構を有することが好ましい。このような圧力解放機構は、その作動圧として0.3MPa以上となったときに作動することが好ましい。このような圧力解放機構を有する内圧調整機構は、燃料供給機構側に設けられた燃料供給機構側孔部および燃料供給機構側とは反対側の部分に設けられた外気側孔部を有する略筒状のケースと、このケース内にその軸心に沿って配置された一対の弁体とを有するものが好ましい。
圧力解放機構を有する内圧調整機構としては、例えばケース内に配置される一対の弁体のうち燃料供給機構側とは反対側に配置される第1の弁体がその軸心に沿った貫通孔を有するものであり、燃料供給機構側に配置される第2の弁体が第1の弁体の貫通孔の燃料供給機構側の開口部を塞ぐように配置されているものが挙げられる。このような第1の弁体の貫通孔における燃料供給機構側とは反対側の開口部にはこの貫通孔内への異物の混入を抑制するためのフィルターが配置されていることが好ましい。
また、他の圧力解放機構を有する内圧調整機構としては、例えばケース内に配置される一対の弁体のうち燃料供給機構側に配置される第1の弁体が燃料供給機構側とは反対側に開口すると共に側面部に開口する貫通孔を有するものであり、燃料供給機構側とは反対側に配置される第2の弁体がその貫通孔の燃料供給機構側とは反対側に開口された開口部に嵌め込まれているものが挙げられる。
本発明における圧力解放機構を有する内圧調整機構については、ケース内にその外気側孔部を覆うように、液体燃料のケース外への流出を抑制するためのフィルターが設けられていることが好ましい。
本発明によれば、燃料供給機構における少なくともポンプよりも燃料収容部側の部分に燃料収容部の内圧が低下したときに外気を導入する内圧調整機構を設けることで、膜電極接合体への燃料供給を安定化させ、発電反応の効率化を図り、出力特性に優れた燃料電池とすることができる。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の燃料電池の一例を示す断面図である。図1に示す燃料電池1は、起電部を構成する燃料電池セル2と、この燃料電池セル2に燃料を供給する燃料供給機構3と、この燃料供給機構3に設けられた内圧調整機構4とから主として構成されている。また、燃料供給機構3は、燃料分配機構5と、液体燃料を収容する燃料収容部6と、これら燃料分配機構5と燃料収容部6とを接続する流路7と、この流路7中に配置されたポンプ8とから構成されている。内圧調整機構4はこのような燃料供給機構3のうち例えば燃料収容部6に設けられている。
燃料電池セル2は、アノード触媒層11とアノードガス拡散層12とを有するアノード(燃料極)13と、カソード触媒層14とカソードガス拡散層15とを有するカソード(空気極/酸化剤極)16と、アノード触媒層11とカソード触媒層14とで挟持されたプロトン(水素イオン)伝導性の電解質膜17とから構成される膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly:MEA)を有している。
アノード触媒層11やカソード触媒層14に含有される触媒としては、例えばPt、Ru、Rh、Ir、Os、Pd等の白金族元素の単体、白金族元素を含有する合金等が挙げられる。アノード触媒層11にはメタノールや一酸化炭素等に対して強い耐性を有するPt−RuやPt−Mo等を用いることが好ましい。カソード触媒層14にはPtやPt−Ni等を用いることが好ましい。ただし、触媒はこれらに限定されるものではなく、触媒活性を有する各種の物質を使用することができる。触媒は炭素材料のような導電性担持体を使用した担持触媒、あるいは無担持触媒のいずれであってもよい。
電解質膜17を構成するプロトン伝導性材料としては、例えばスルホン酸基を有するパーフルオロスルホン酸重合体のようなフッ素系樹脂(ナフィオン(商品名、デュポン社製)やフレミオン(商品名、旭硝子社製)等)、スルホン酸基を有する炭化水素系樹脂等の有機系材料、あるいはタングステン酸やリンタングステン酸等の無機系材料が挙げられる。ただし、プロトン伝導性の電解質膜17はこれらに限られるものではない。
アノード触媒層11に積層されるアノードガス拡散層12は、アノード触媒層11に燃料を均一に供給する役割を果たすと同時に、アノード触媒層11の集電体も兼ねている。カソード触媒層14に積層されるカソードガス拡散層15は、カソード触媒層14に酸化剤を均一に供給する役割を果たすと同時に、カソード触媒層14の集電体も兼ねている。アノードガス拡散層12およびカソードガス拡散層15は多孔質基材で構成されている。
アノードガス拡散層12やカソードガス拡散層15には、必要に応じて導電層が積層される。これら導電層としては、例えばAuのような導電性金属材料からなるメッシュ、多孔質膜、薄膜等が用いられる。電解質膜17と燃料分配機構5およびカバープレート18との間には、それぞれゴム製のOリング19が介在されており、これらによって燃料電池セル(MEA)2からの燃料漏れや酸化剤漏れを防止している。
図示を省略したが、カバープレート18は酸化剤である空気を取入れるための開口を有している。カバープレート18とカソード16との間には、必要に応じて保湿層や表面層が配置される。保湿層はカソード触媒層14で生成された水の一部が含浸されて、水の蒸散を抑制すると共に、カソード触媒層14への空気の均一拡散を促進するものである。表面層は空気の取入れ量を調整するものであり、空気の取入れ量に応じて個数や大きさ等が調整された複数の空気導入口を有している。
燃料収容部6には、燃料電池セル2に対応した液体燃料が収容されている。液体燃料としては、各種濃度のメタノール水溶液や純メタノール等のメタノール燃料が挙げられる。液体燃料は必ずしもメタノール燃料に限られるものではない。液体燃料は、例えばエタノール水溶液や純エタノール等のエタノール燃料、プロパノール水溶液や純プロパノール等のプロパノール燃料、グリコール水溶液や純グリコール等のグリコール燃料、ジメチルエーテル、ギ酸、その他の液体燃料であってもよい。いずれにしても、燃料収容部6には燃料電池セル2に応じた液体燃料が収容される。
燃料電池セル2のアノード(燃料極)13側には、燃料分配機構5が配置されている。燃料分配機構5は途中にポンプ8が設けられた配管のような液体燃料の流路7を介して燃料収容部6と接続されている。燃料分配機構5にはこのような流路7を通して液体燃料が燃料収容部6から導入される。流路7は燃料分配機構5や燃料収容部6と独立した配管に限られるものではない。例えば、燃料分配機構5と燃料収容部6とを積層して一体化する場合、これらを繋ぐ液体燃料の流路であってもよい。燃料分配機構5は流路7を介して燃料収容部6と接続されていればよい。
燃料分配機構5は、例えば図2に示すように液体燃料が流路7を介して流入する少なくとも1個の燃料注入口5aと、液体燃料やその気化成分を排出する複数個の燃料排出口5bとを有する燃料分配板5cである。燃料分配板5cの内部には図1に示すように燃料注入口5aから導かれた液体燃料の通路となる空隙部5eが設けられている。複数の燃料排出口5bは燃料通路として機能する空隙部5eにそれぞれ直接接続されている。
燃料注入口5aから燃料分配板5cに導入された液体燃料は空隙部5eに入り、この燃料通路として機能する空隙部5eを介して複数の燃料排出口5bにそれぞれ導かれる。複数の燃料排出口5bには、例えば液体燃料の気化成分のみを透過し、液体成分は透過させない気液分離体(図示せず)を配置してもよい。これによって、燃料電池セル2のアノード(燃料極)13には液体燃料の気化成分が供給される。なお、気液分離体は燃料分配機構5とアノード13との間に気液分離膜等として設置してもよい。液体燃料の気化成分は複数の燃料排出口5bからアノード13の複数個所に向けて排出される。
燃料排出口5bは燃料電池セル2の全体に燃料を供給することが可能なように、燃料分配板5cのアノード13と接する面に複数設けられている。燃料排出口5bの個数は1個以上であればよいが、燃料電池セル2の面内における燃料供給量を均一化する上で、0.1〜10個/cm2の燃料排出口5bが存在するように形成することが好ましい。燃料排出口5bの個数が0.1個/cm2未満であると、燃料電池セル2に対する燃料供給量を十分に均一化することができない。燃料排出口5bの個数を10個/cm2を超えて形成しても、それ以上の効果が得られない。
燃料分配機構5から放出された燃料は、上述したように燃料電池セル2のアノード(燃料極)13に供給される。燃料電池セル2内において、燃料はアノードガス拡散層12を拡散してアノード触媒層11に供給される。液体燃料としてメタノール燃料を用いた場合、アノード触媒層11で下記の(1)式に示すメタノールの内部改質反応が生じる。なお、メタノール燃料として純メタノールを使用した場合には、カソード触媒層14で生成した水や電解質膜17中の水をメタノールと反応させて(1)式の内部改質反応を生起させる。あるいは、水を必要としない他の反応機構により内部改質反応を生じさせる。
CH3OH+H2O → CO2+6H++6e− …(1)
CH3OH+H2O → CO2+6H++6e− …(1)
この反応で生成した電子(e−)は集電体を経由して外部に導かれ、いわゆる電気として携帯用電子機器等を動作させた後、カソード(空気極)16に導かれる。また、(1)式の内部改質反応で生成したプロトン(H+)は電解質膜17を経てカソード16に導かれる。カソード16には酸化剤として空気が供給される。カソード16に到達した電子(e−)とプロトン(H+)は、カソード触媒層14で空気中の酸素と下記の(2)式にしたがって反応し、この反応に伴って水が生成する。
6e−+6H++(3/2)O2 → 3H2O …(2)
6e−+6H++(3/2)O2 → 3H2O …(2)
ポンプ8は燃料を循環させる循環ポンプではなく、あくまでも燃料収容部6から燃料分配機構5に液体燃料を送液する燃料供給ポンプである。このようなポンプ8で必要時に液体燃料を送液することによって、燃料供給量の制御性を高めることができる。燃料分配機構5から燃料電池セル2に供給された燃料は発電反応に使用され、その後に循環して燃料収容部6に戻されることはない。図1に示す燃料電池1は燃料を循環させないことから、従来のアクティブ方式とは異なるものであり、装置の小型化等を損なうものではない。また、液体燃料の供給にポンプ8を使用しており、従来の内部気化型のような純パッシブ方式とも異なるため、例えばセミパッシブ方式と呼称されるものである。
ポンプ8の種類は特に限定されるものではないが、少量の液体燃料を制御性よく送液することができ、さらに小型軽量化が可能という観点から、ロータリーベーンポンプ、電気浸透流ポンプ、ダイアフラムポンプ、しごきポンプ等を使用することが好ましい。ロータリーベーンポンプはモータで羽を回転させて送液するものである。電気浸透流ポンプは電気浸透流現象を起こすシリカ等の焼結多孔体を用いたものである。ダイアフラムポンプは電磁石や圧電セラミックスによりダイアフラムを駆動して送液するものである。しごきポンプは柔軟性を有する燃料流路の一部を圧迫し、燃料をしごき送るものである。これらのうち、駆動電力や大きさ等の観点から、電気浸透流ポンプや圧電セラミックスを有するダイアフラムポンプを使用することがより好ましい。
ポンプ8の送液能力は燃料電池1の主たる対象物が小型電子機器であることから、10μL/分〜1mL/分の範囲とすることが好ましい。送液能力が1mL/分を超えると一度に送液される液体燃料の量が多くなりすぎて、全運転期間に占めるポンプ8の停止時間が長くなる。このため、燃料電池セル(MEA)2への燃料の供給量の変動が大きくなり、その結果として出力の変動が大きくなる。これを防止するためのリザーバをポンプ8と燃料分配機構5との間に設けてもよいが、そのような構成を適用しても燃料供給量の変動を十分に抑制することはできず、さらに装置サイズの大型化等を招いてしまう。
一方、ポンプ8の送液能力が10μL/分未満であると、装置立ち上げ時のように燃料の消費量が増える際に供給能力不足を招くおそれがある。これによって、燃料電池1の起動特性等が低下する。このような点から、10μL/分〜1mL/分の範囲の送液能力を有するポンプ8を使用することが好ましい。ポンプ8の送液能力は10〜200μL/分の範囲とすることがより好ましい。このような送液量を安定して実現する上でも、ポンプ8には電気浸透流ポンプやダイアフラムポンプを適用することが好ましい。また、燃料分配機構5から燃料電池セル2への燃料供給が行われる構成であればポンプ8に代えて燃料遮断バルブを配置する構成とすることも可能である。この場合には、燃料遮断バルブは、流路による液体燃料の供給を制御するために設けられるものである。
内圧調整機構4は、例えば燃料収容部6に設けられている。内圧調整機構4は、燃料収容部6の内圧が低下したときに、外気を導入することによってその内圧を大気圧程度まで上昇させるために設けられている。従来、燃料収容部内の液体燃料をポンプによって燃料電池セルに供給した場合、発電に伴う燃料収容部内の液体燃料の減少に伴って内圧が低下し、一方で燃料電池セル側はほぼ大気圧となっていることから、ポンプの実質的な送液能力が低下する。このため、燃料電池セルへの燃料供給量が減少し、必ずしも十分な出力が得られないことがある。
本発明に係る燃料電池1では内圧調整機構4を設けることで、燃料収容部6の内圧が低下したときに外気を導入してその内圧を大気圧程度に戻すことができ、ポンプ8の実質的な送液能力を回復させることができる。このため、燃料電池セル2への燃料供給量を安定化させることができ、安定した出力特性を得ることができる。なお、図1に示す燃料電池1では燃料収容部6に内圧調整機構4を設けたが、内圧調整機構4は少なくともポンプ8よりも燃料収容部6側、すなわちポンプ8の燃料収容部6側の流路7または燃料収容部6に設けられていればよい。
内圧調整機構4は、燃料収容部6の内圧が大気圧より低くなった場合に作動することが好ましく、遅くとも大気圧より0.02MPa低くなったときに作動することが好ましい。燃料収容部6の内圧が大気圧より低くなるにつれてポンプの実質的な送液能力が低下している。このため、遅くとも燃料収容部6の内圧が大気圧より0.02MPa低くなったときに内圧調整機構4が作動するものとすることで、ポンプの実質的な送液能力の低下を抑制し、燃料電池1の出力を安定化させることができる。以下、内圧調整機構4が作動するときの燃料収容部6の内圧を内圧下限値と呼ぶ。なお、この内圧下限値は大気圧よりも低い圧力で、より好ましくは大気圧よりも0.01MPa低い圧力以上の範囲でポンプ8の送液能力等に応じて適宜設定することができる。
以下、内圧調整機構4について具体的に説明する。なお、以下の内圧調整機構4を示す各図については、いずれも図中右側に燃料供給機構3(ここでは燃料収容部6)が配置されている。また、以下では、燃料供給機構3側(図中、右側)を燃料側と呼び、この反対側(図中、左側)を非燃料側と呼んで説明している。さらに、異なる内圧調整機構4間であっても、略同様な機能あるいは構造を有するものについては同じ符号を付して説明している。
図3、4は内圧調整機構4の一例を示す断面図であり、図3は燃料収容部6の内圧が内圧下限値よりも高い場合で、内圧調整機能が作動していないときの状態を示したものであり、図4は燃料収容部6の内圧が内圧下限値以下となり、内圧調整機能が作動したときの状態を示したものである。
まず、図3に示すように、内圧調整機構4は、略筒状のケース40内に、略軸状の弁体41が配置されたものである。略筒状のケース40は、例えば非燃料側の第1ケース部40aと、この第1ケース部40aの燃料側の内径側に一部が嵌め込まれた第2ケース部40bとから構成されている。第1ケース部40aの内径側であって第2ケース部40bの非燃料側には、第1ケース部40aと第2ケース部40bとの繋ぎ目部分からの液体燃料の漏れを抑制するための例えばゴム製のOリング42が設けられている。また、ケース40の非燃料側および燃料側の軸心部分には、それぞれ外気側孔部40c、燃料供給機構側孔部40dが設けられている。なお、ケース40は、上記ゴム製Oリング42を繋ぎ目部分に介在させる方式のほかに、超音波溶着などを用いて繋ぎ目部分を気密シールする方法も好適に用いることができる。
弁体41は、非燃料側に配置される非燃料側軸部41aと、燃料側に配置される燃料供給機構側軸部41cと、それらの間の大径部41bとから主として構成されており、大径部41bの非燃料側の外周部分には鍔部41dが設けられている。非燃料側軸部41aは外気側孔部40c内に挿入されており、同様に燃料供給機構側軸部41cは燃料供給機構側孔部40d内に挿入されている。非燃料側軸部41aの外径は外気側孔部40cの内径よりも小径とされており、外気側孔部40cと非燃料側軸部41aとの間は外気が流入できるように隙間が形成されている。同様に、燃料供給機構側軸部41cの外径は燃料供給機構側孔部40dの内径よりも小径とされており、燃料供給機構側孔部40dと燃料供給機構側軸部41cとの間は外気が流入できるように隙間が形成されている。特に、燃料供給機構側軸部41cに関しては、その断面形状が略十字形状を有しており、十分に外気が流入できるように構成されており、また軸方向に対してセンタリング(芯だし)ができるように構成されている。
大径部41bの非燃料側であって、非燃料側軸部41aの周囲には例えばゴム製のOリング43が設けられている。また、鍔部41dの燃料側であって、大径部41bおよび燃料供給機構側軸部41cの周囲にはスプリング44が設けられている。このスプリング44によって、弁体41は非燃料側へと押圧されている。これにより、ケース40の内壁と大径部41bの非燃料側とによってOリング43が押圧されている。このようにOリング43が押圧されていることで、内圧調整機能が作動していないときはケース40内から外気側孔部40cを通しての液体燃料の漏れが抑制されている。
一方、燃料収容部6の内圧が内圧下限値以下となった場合、図4に示すように燃料収容部6の内圧の低下により弁体41が燃料側へと引き込まれる。ここで、スプリング44の反発力は、燃料収容部6の内圧が内圧下限値以下となったときに弁体41が燃料側へと引き込まれる程度に調整されている。なお、弁体41が燃料側へと引き込まれる際の燃料収容部6の内圧(内圧下限値)は適宜設定することができ、具体的にはスプリング44の反発力を弱くするほど該内圧を高くすることができ、反発力を強くするほど該内圧を低くすることができる。
図4に示されるように、弁体41が燃料側へと移動することによって、Oリング43も燃料側へと移動し、ケース40の内壁とOリング43との間に隙間が形成される。このとき、非燃料側に比べ燃料側の圧力が低くなっているため、外気側孔部40cからケース40内へと外気が導入される。外気側孔部40cから導入された外気は、ケース40の内壁とOリング43との隙間を通り、さらに、ケース40内における鍔部41dおよび大径部41bの外径側を通り、最終的に燃料供給機構側孔部40dと燃料供給機構側軸部41cとの間を通って燃料収容部6へと導入される。そして、燃料収容部6に外気が導入された結果、燃料収容部6の内圧が上昇し、内圧下限値を超える。
燃料収容部6の内圧が内圧下限値を超えた後は、弁体41を燃料側へと引き込む強さが弱まるため、図3に示されるように再びスプリング44の反発力によって弁体41は非燃料側へと押圧され、ケース40内から外気側孔部40cを通しての液体燃料の漏れが抑制される。
次に、内圧調整機構4の他の例について説明する。図5、6は内圧調整機構4の他の例を示す断面図であり、図5は燃料収容部6の内圧が内圧下限値よりも高い場合で、内圧調整機能が作動していないときの状態を示したものであり、図6は燃料収容部6の内圧が内圧下限値以下となり、内圧調整機能が作動したときの状態を示したものである。
この内圧調整機構4は、略筒状のケース40内に、略軸状の弁体45が配置されたものである。ケース40は、例えば非燃料側の第1ケース部40aと、この第1ケース部40aの燃料側の内径側に一部が嵌め込まれた第2ケース部40bとから構成されている。ケース40の非燃料側および燃料側の軸心部分には、それぞれ外気側孔部40c、燃料供給機構側孔部40dが設けられている。外気側孔部40cの燃料側の開口部は半球状の凹部40eとされている。
弁体45は、非燃料側に設けられ、非燃料側に向かって半球状とされた半球状軸部45aと、半球状軸部45aの燃料側に配置された半球状軸部45aよりも大径な鍔部45dと、鍔部45dの燃料側に向かって延ばされた燃料供給機構側軸部45cとからなる。半球状軸部45aは凹部40eに嵌め合わされている。燃料供給機構側軸部45cは燃料供給機構側孔部40dに挿入されている。燃料供給機構側軸部45cの外径は燃料供給機構側孔部40dの内径よりも小径とされており、燃料供給機構側孔部40dと燃料供給機構側軸部45cとの間は外気が通過できるように隙間が形成されている。
鍔部45dの燃料側であって、燃料供給機構側軸部45cの周囲にはスプリング44が設けられており、このスプリング44によって弁体45は非燃料側へと押圧され、その半球状軸部45aが凹部40eに嵌め合わされている。このように半球状軸部45aが凹部40eに嵌め合わされていることで、内圧調整機能が作動していないときはケース40内から外気側孔部40cを通しての液体燃料の漏れが抑制されている。
一方、燃料収容部6の内圧が内圧下限値以下となった場合、図6に示すように燃料収容部6の内圧の低下により弁体45が燃料側へと引き込まれる。弁体45が燃料側へと移動することによって、凹部40eから半球状軸部45aが離れ、それらの間に隙間が形成される。このとき、非燃料側に比べ燃料側の圧力が低くなっているため、外気側孔部40cからケース40内へと外気が導入される。外気側孔部40cから導入された外気は凹部40eと半球状軸部45aとの隙間を通り、さらにケース40内における鍔部45dおよび燃料供給機構側軸部45cの外径側を通り、最終的に燃料供給機構側孔部40dと燃料供給機構側軸部45cとの間を通って燃料収容部6へと導入される。そして、燃料収容部6に外気が導入された結果、燃料収容部6の内圧が上昇し、内圧下限値を超える。
燃料収容部6の内圧が内圧下限値を超えた後は、弁体45を燃料側へと引き込む強さが弱まるため、図5に示されるように再びスプリング44の反発力によって弁体45は燃料側から非燃料側へと押圧され、ケース40内から外気側孔部40cを通しての液体燃料の漏れが抑制される。
次に、圧力解放機構を有する内圧調整機構4について説明する。圧力解放機構は燃料収容部6の内圧の上昇による破損を防止するために、その内圧を逃すものである。圧力解放機構は、その作動圧として燃料収容部6の内圧が大気圧よりも高くなったときに作動することが好ましく、遅くとも0.3MPaとなったときに作動することが好ましい。燃料収容部6の内圧が0.3MPaとなったときに圧力解放機構が作動することで、燃料収容部6等の破損が有効に抑制される。以下、圧力解放機構が作動するときの燃料収容部6の内圧を内圧上限値と呼ぶ。なお、この内圧上限値は大気圧を超える圧力で、好ましくは0.3MPa以下の範囲で燃料収容部6の強度等に応じて適宜変更することができる。
図7〜9は圧力解放機構を有する内圧調整機構4(以下、単に内圧調整機構4とも呼ぶ)の一例を示したものであり、一対の弁体を有し、その一方の弁体に軸心に沿った貫通孔が設けられたものである。図7は燃料収容部6の内圧が内圧下限値よりも高くかつ内圧上限値よりも低く、内圧調整機能および圧力解放機能のいずれも作動していないときの状態を示したものである。図8は燃料収容部6の内圧が内圧下限値以下となり、内圧調整機能が作動したときの状態を示したものである。図9は燃料収容部6の内圧が内圧上限値以上となり、圧力解放機能が作動したときの状態を示したものである。
図7に示すように、内圧調整機構4は、略筒状のケース40内の非燃料側に軸心に沿って配置された第1の弁体である弁体46およびケース40内の燃料側に軸心に沿って配置された第2の弁体である弁体41を有している。ケース40は、例えば非燃料側の第1ケース部40aと、この第1ケース部40aの燃料側の内径側に一部が嵌め込まれた第2ケース部40bと、第1ケース部40aの内径側であって、第2ケース部40bの非燃料側に配置された略筒状の第3ケース部40fとから構成されている。第3ケース部40fの燃料側と第2ケース部40bの非燃料側との間にはその繋ぎ目部分からの液体燃料の漏れを抑制するための例えばゴム製のOリング42が設けられている。第3ケース部40fの非燃料側は小径とされた係合部40gとされている。ケース40の非燃料側および燃料側には、それぞれ外気側孔部40c、40h、燃料供給機構側孔部40dが設けられている。
弁体46は非燃料側軸部46aおよび燃料供給機構側軸部46bを有し、外径側に大径な係合部46cが設けられている。また、弁体46の内部にはその軸心に沿って貫通孔46dが設けられている。貫通孔46dは、非燃料側に設けられ、非燃料側からの異物の混入を防止するためのフィルター47が嵌め込まれる非燃料側開口部46eと、燃料側に設けられ弁体41の非燃料側軸部41aが挿入される燃料供給機構側開口部46gと、これらの間に設けられる接続孔46fとからなる。燃料供給機構側開口部46gの内径は非燃料側軸部41aの外径よりも大径とされており、これらの間には隙間が形成されている。なお、非燃料側開口部46eには必ずしもフィルター47が嵌め込まれている必要はなく、非燃料側開口部46eの内径は接続孔46fの内径と同様なものであってもよい。
非燃料側軸部46aは外気側孔部40cに挿入され、燃料供給機構側軸部46bは係合部40gに挿入されている。燃料供給機構側軸部46bの外径は係合部40gの内径よりも小さく、係合部40gと燃料供給機構側軸部46bとの間には隙間が形成されている。
係合部46cの非燃料側であって非燃料側軸部46aの周囲にはスプリング48が設けられており、このスプリング48の反発力によって弁体46は燃料側へと押圧されている。係合部46cの燃料側であって燃料供給機構側軸部46bの周囲には例えばゴム製のOリング49が設けられており、このOリング49は係合部46cと係合部40gとによって押圧されている。このように係合部46cと係合部40gとによってOリング49が押圧されていることで、係合部40gと燃料供給機構側軸部46bとの間を通っての非燃料側への液体燃料の流出が抑制されている。
弁体41は、図3、4に示されるものと同様のものである。図3、4に示されるものと異なり、非燃料側軸部41aは燃料供給機構側開口部46gに挿入されている。また、Oリング43は燃料供給機構側軸部46bと大径部41bとによって押圧されている。このように燃料供給機構側軸部46bと大径部41bとによってOリング43が押圧されていることで、燃料供給機構側開口部46gを通しての非燃料側への液体燃料の流出が抑制されている。
燃料収容部6の内圧が内圧下限値以下となった場合、図8に示すように燃料収容部6の内圧の低下により弁体41が燃料側へと引き込まれる。なお、弁体41が燃料収容部6の内圧の低下により燃料側へと引き込まれる原理については、図3、4で説明した原理と同様である。弁体41が燃料側へと移動することによってOリング43も燃料側へと移動し、燃料供給機構側軸部46bとOリング43との間に隙間が形成される。このとき、非燃料側に比べ燃料側の圧力が低くなっているため、フィルター47を通して非燃料側開口部46e内へと外気が導入される。非燃料側開口部46e内へと導入された外気は燃料供給機構側開口部46gと非燃料側軸部41aとの隙間を通り、さらに燃料供給機構側軸部46bとOリング43との隙間を通る。最終的に、外気は鍔部41dおよび大径部41bの外径部分を通って、燃料供給機構側孔部40dと燃料供給機構側軸部41cとの隙間から燃料収容部6へと導入される。その結果、燃料収容部6の内圧が上昇し、内圧下限値よりも高くなる。
燃料収容部6の内圧が内圧下限値よりも高くなると、弁体41を燃料側へと引き込む強さに比べスプリング44の反発力が強くなるため、図7に示されるように弁体41は再び非燃料側へと押圧され、貫通孔46dを通しての液体燃料の漏れが抑制される。
一方、燃料収容部6の内圧が内圧上限値以上となった場合、図9に示すように燃料収容部6の内圧の上昇により弁体46が非燃料側へと押圧され、Oリング49と係合部40gとの間に隙間が形成される。ここで、スプリング48の反発力は、燃料収容部6の内圧が内圧上限値以上となったときに弁体46が非燃料側へと移動できるように調整されている。なお、弁体46が非燃料側へと移動する際の燃料収容部6の内圧(内圧上限値)は適宜設定することができ、具体的にはスプリング48の反発力を弱くすることにより該内圧を低くすることができ、反発力を強くすることにより該内圧を高くすることができる。
Oリング49と係合部40gとの間に隙間が形成されることで、燃料収容部6内の内圧は順に、燃料供給機構側孔部40dと燃料供給機構側軸部41cとの隙間、鍔部41dの外径側、係合部40gと燃料供給機構側軸部46bとの間、係合部46cの外径側等を通して、最終的に外気側孔部40cと非燃料側軸部46aとの隙間、あるいは外気側孔部40hからその非燃料側へと逃される。その結果、燃料収容部6の内圧が内圧上限値よりも低くなる。
燃料収容部6の内圧が内圧上限値よりも低くなると、弁体46を非燃料側へと押圧する強さに比べスプリング48の反発力が強くなるため、このスプリング48の反発力によって弁体46は燃料側へと押圧される。その結果、図7に示されるようにOリング49が係合部46cと係合部40gとによって押圧され、それらの間からの非燃料側への液体燃料の流出が抑制される。
図10〜12は圧力解放機構を有する内圧調整機構4の他の例を示したものであり、一対の弁体を有し、その一方の弁体に軸心に沿った貫通孔が設けられたものの他の例を示したものである。図10は燃料収容部6の内圧が内圧下限値よりも高くかつ内圧上限値よりも低く、内圧調整機能および圧力解放機能のいずれも作動していないときの状態を示したものである。図11は燃料収容部6の内圧が内圧下限値以下となり、内圧調整機能が作動したときの状態を示したものである。図12は燃料収容部6の内圧が内圧上限値以上となり、圧力解放機能が作動したときの状態を示したものである。
図10に示すように、内圧調整機構4は、略筒状のケース40内の非燃料側に軸心に沿って配置された第1の弁体である弁体46およびケース40内の燃料側に軸心に沿って配置された第2の弁体である弁体45を有している。ケース40は、例えば非燃料側の第1ケース部40aと、この第1ケース部40aの燃料側の内径側に一部が嵌め込まれた第2ケース部40bとから構成されている。この第2ケース部40bの内径は第1ケース部40aの内径よりも小径とされており、この第2ケース部40bが係合部40gを兼ねている。略筒状のケース40の非燃料側および燃料側には、それぞれ外気側孔部40c、40h、燃料供給機構側孔部40d、40iが設けられている。
弁体46は非燃料側軸部46aおよび燃料供給機構側軸部46bを有し、外径側に大径な係合部46cが設けられている。また、弁体46の内部には軸心に沿って貫通孔46dが設けられている。貫通孔46dは、非燃料側に設けられ、非燃料側からの異物の混入を防止するためのフィルター47が嵌め込まれる非燃料側開口部46eと、燃料側に設けられ、弁体45の半球状軸部45aが挿入される半球状の凹部である燃料供給機構側開口部46gと、これらの間に設けられる接続孔46fとからなる。
フィルター47は外気側孔部40cに挿入されており、燃料供給機構側軸部46bは係合部40gに挿入されている。燃料供給機構側軸部46bの外径は係合部40gの内径よりも小さく、係合部40gと燃料供給機構側軸部46bとの間には隙間が形成されている。
係合部46cの非燃料側であって非燃料側軸部46aの周囲にはスプリング48が設けられており、このスプリング48の反発力によって弁体46は燃料側へと押圧されている。係合部46cの燃料側であって燃料供給機構側軸部46bの周囲には例えばゴム製のOリング49が設けられており、このOリング49は係合部46cと係合部40gとによって押圧されている。このように係合部46cと係合部40gとによってOリング49が押圧されていることで、係合部46cと係合部40gとの間を通っての非燃料側への液体燃料の流出が抑制されている。
弁体45は、図5、6に示されるものと同様のものである。図5、6に示されるものと異なり、半球状軸部45aは燃料供給機構側開口部46gの半球状の凹部に嵌め合わされるようにして挿入されている。このように燃料供給機構側開口部46gの半球状の凹部に半球状軸部45aが嵌め合わされるようにして挿入されていることで、燃料供給機構側開口部46gからの非燃料側への液体燃料の流出が抑制されている。
燃料収容部6の内圧が内圧下限値以下となった場合、図11に示すように燃料収容部6の内圧の低下により弁体45が燃料側へと引き込まれる。弁体45が燃料側へと移動することによって、燃料供給機構側開口部46gと半球状軸部45aとの間に隙間が形成される。このとき、非燃料側に比べ燃料側の圧力が低くなっているため、フィルター47を通して非燃料側開口部46e内へと外気が導入される。非燃料側開口部46e内へと導入された外気は、燃料供給機構側開口部46gと半球状軸部45aとの隙間、大径部45bの外径側を通り、最終的に燃料供給機構側孔部40dと燃料供給機構側軸部45cとの隙間、あるいは燃料供給機構側孔部40iから燃料収容部6へと導入される。その結果、燃料収容部6の内圧が上昇し、内圧下限値よりも高くなる。
燃料収容部6の内圧が内圧下限値よりも高くなると、弁体45を燃料側へと引き込む強さに比べスプリング44の反発力が強くなるため、図10に示されるように弁体45は再び非燃料側へと押圧され、貫通孔46dを通しての非燃料側への液体燃料の漏れが抑制される。
一方、燃料収容部6の内圧が内圧上限値以上となった場合、図12に示すように燃料収容部6の内圧の上昇により弁体46が非燃料側へと押圧され、Oリング49と係合部40gとの間に隙間が形成される。Oリング49と係合部40gとの間に隙間が形成されることで、燃料収容部6の内圧は順に、燃料供給機構側孔部40dと燃料供給機構側軸部45cとの隙間あるいは燃料供給機構側孔部40i、大径部45bの外径側、Oリング49と係合部40gとの間、係合部46cの外径側等を通して、最終的に外気側孔部40c、40hからその非燃料側へと逃される。その結果、燃料収容部6の内圧が内圧上限値よりも低くなる。
燃料収容部6の内圧が内圧上限値よりも低くなると、弁体46を非燃料側へと押圧する強さに比べスプリング48の反発力が強くなるため、このスプリング48の反発力によって弁体46は燃料側へと押圧される。その結果、図10に示されるように係合部46cと係合部40gとの間がOリング49によって塞がれ、これらの間からの非燃料側への液体燃料の流出が抑制される。
次に、圧力解放機構を有する内圧調整機構4の他の例について説明する。図13〜15は圧力解放機構を有する内圧調整機構4の他の例を示したものであり、非燃料側に開口すると共に側面部に開口する貫通孔を有する第1の弁体の該非燃料側の開口部に第2の弁体が嵌め込まれたものの例を示したものである。図13は燃料収容部6の内圧が内圧下限値よりも高くかつ内圧上限値よりも低く、内圧調整機能および圧力解放機能のいずれも作動していないときの状態を示したものである。図14は燃料収容部6の内圧が内圧下限値以下となり、内圧調整機能が作動したときの状態を示したものである。図15は燃料収容部6の内圧が内圧上限値以上となり、圧力解放機能が作動したときの状態を示したものである。
図13に示すように、この内圧調整機構4は略筒状のケース40内に第1の弁体である弁体50および第2の弁体である弁体51が軸心に沿って配置されたものである。ケース40は非燃料側の第1ケース部40aと、この第1ケース部40aの燃料側の外径側に一部が嵌め込まれた第2ケース部40bとからなるものである。そして、第1ケース部40aの燃料側であって、第2ケース部40bの内径側には仕切材40jが設けられている。ケース40の非燃料側には外気側孔部40hが設けられており、燃料側には燃料供給機構側孔部40d、40iが設けられている。また、仕切材40jの軸心部分には軸孔40kが設けられている。
外気側孔部40hの燃料側には外気導入の際に異物の混入を防止し、また内圧を逃す際に液体燃料の流出を防止するためのフィルター52が設けられている。フィルター52は必ずしも限定されるものではないが、例えば気体のみを透過させ、液体は透過させない気液分離体等が好適に用いられる。フィルター52の材質としてはLDPE(低密度ポリエチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)PP(ポリプロピレン)などのオレフィン系樹脂の焼結体や多孔体、PET(ポリエチレンテレフタレート)などのポリエステル系樹脂の多孔体、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などのフッ素系樹脂の多孔体や膜、ポリウレタンなどのウレタン系樹脂の多孔体や発泡体などが好適に用いられる。また、軸孔40kの非燃料側に対向する位置には弁体51の突出を検知する検出装置53が設けられている。検出装置53としては、例えば弁体51の衝突によりその突出を検知することができる圧電素子等が好適なものとして挙げられる。
弁体50は非燃料側軸部50aおよび燃料供給機構側軸部50cを有し、その非燃料側の外径側には大径な大径部50bが設けられている。弁体50の内部には貫通孔50dが設けられており、この貫通孔50dは非燃料側へと開口された非燃料側開口部50eと、側面側に開口された側面側開口部50fとを有している。
非燃料側開口部50eには、燃料収容部6の内圧が内圧上限値以上となった場合に外れることによって内圧を逃す弁体51が嵌め合わされている。このように非燃料側開口部50eに弁体51が嵌め合わされていることで、通常は非燃料側開口部50eからの非燃料側への液体燃料の流出が抑制されている。なお、内圧上限値の調整は、非燃料側開口部50eに対する弁体51を嵌め合わせる強さを調整することで行うことができる。
また、弁体51はその非燃料側の端部が仕切材40jの軸孔40k内へと挿入されている。弁体51の外径(最大の外径)は軸孔40kの内径(最小の内径)よりも小径とされている。弁体51の外径が軸孔40kの内径よりも小さくされていることで、軸孔40k内を弁体51が移動することができ、またこれらの間から外気を導入し、あるいは内圧を逃すことができる。なお、軸孔40k内を弁体51が摺動できる限りにおいて、弁体51の外径を軸孔40kの内径と略同様なものとすることができる。この場合には、弁体51の外表面のうち非燃料側開口部50eに嵌め込まれる部分を除いた部分には、軸方向と平行な溝部が設けられていることが好ましい。このように弁体51の外表面に軸方向と平行な溝部が設けられていることで、弁体51の外径と軸孔40kの内径とが略同様であってもこの溝部を通して外気を導入し、あるいは内圧を逃すことができる。
大径部50bの燃料側には弁体50の周囲を囲むようにスプリング44が設けられており、このスプリング44の反発力によって弁体50は非燃料側へと押圧されている。仕切材40jと弁体50との間であって弁体51の周囲には例えばゴム製のOリング55が設けられている。このようにOリング55が仕切材40jと弁体50とによって押圧されていることで、弁体50の外径側を通って軸孔40kへと液体燃料が浸入することが抑制されている。
燃料収容部6の内圧が内圧下限値以下となった場合、図14に示すように燃料収容部6の内圧の低下により弁体50が燃料側へと引き込まれる。弁体50が燃料側へと移動することによって、仕切材40jとOリング55との間に隙間が形成される。このとき、非燃料側に比べ燃料側の方が圧力が低くなっているため、外気側孔部40hからケース40内へと外気が導入され、この導入された外気は軸孔40k、仕切材40jとOリング55との間、弁体50の外径側を通り、最終的に燃料供給機構側孔部40dと燃料供給機構側軸部50cとの間、あるいは燃料供給機構側孔部40iから燃料収容部6へと導入される。その結果、燃料収容部6の内圧が上昇し、内圧下限値よりも高くなる。このとき外気側孔部40hの燃料側にフィルター52が設けられているため、燃料収容部6への異物の混入が抑制される。
燃料収容部6の内圧が内圧下限値よりも高くなると、弁体50を燃料側へと引き込む強さに比べてスプリング44の反発力が強くなるため、図13に示されるように弁体50は再び非燃料側へと押圧され、軸孔40kを通しての液体燃料の漏れが抑制される。
一方、燃料収容部6の内圧が内圧上限値以上となった場合、図15に示すように燃料収容部6の内圧の上昇により非燃料側開口部50eから弁体51が外れ、貫通孔50dから順に、軸孔40k、フィルター52、外気側孔部40hを通して内圧が逃される。このときフィルター52が気液分離体からなるものであれば外気側孔部40hから内圧のみが逃され、液体燃料の漏れは抑制されるため好ましい。なお、この内圧調整機構4については一旦外れた弁体51は自動的には元の位置に戻らない。このため検出装置53により弁体51の外れを検出することが好ましい。
以上、本発明の燃料電池1について説明したが、内圧調整機構4が配置される位置は燃料収容部6に限られるものではない。例えば、燃料分配機構5と燃料収容部6との間の流路7であってもよい。なお、流路7に内圧調整機構4を配置する場合、ポンプ8の実質的な送液能力の低下を抑制する観点から、ポンプ8の燃料収容部6側の流路7に配置される。また、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、燃料電池セルへ供給される液体燃料においても、全て液体燃料の蒸気を供給してもよいが、一部が液体状態で供給される場合であっても本発明を適用することができる。
1…燃料電池、2…燃料電池セル、3…燃料供給機構、4…内圧調整機構、5…燃料分配機構、6…燃料収容部、7…流路、8…ポンプ、11…アノード触媒層、12…アノードガス拡散層、13…アノード(燃料極)、14…カソード触媒層、15…カソードガス拡散層、16…カソード(空気極/酸化剤極)、17…プロトン(水素イオン)伝導性の電解質膜、40…ケース、40c…外気側孔部、40d…燃料供給機構側孔部、40h…外気側孔部、40i…燃料供給機構側孔部、41…弁体、45…弁体、46…弁体、46d…貫通孔、46e…非燃料側開口部(非燃料機構側開口部)、46g…燃料供給機構側開口部、47…フィルター、50…弁体、50d…貫通孔、50e…非燃料側開口部(非燃料機構側開口部)、50f…側面側開口部、51…弁体
Claims (10)
- 燃料極と、空気極と、前記燃料極と前記空気極とに挟持された電解質膜とを有する膜電極接合体と、
前記膜電極接合体の前記燃料極側に配置された燃料分配機構にポンプを有する流路を介して接続された燃料収容部を有する燃料供給機構と、
前記燃料供給機構の少なくとも前記ポンプよりも前記燃料収容部側の部分に設けられ、前記燃料収容部の内圧が低下したときに外気を導入する内圧調整機構と
を有することを特徴とする燃料電池。 - 前記内圧調整機構は、その作動圧として大気圧よりも0.02MPa以上低くなったときに作動することを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
- 前記内圧調整機構は、前記燃料供給機構側に設けられた燃料供給機構側孔部および前記燃料供給機構側とは反対側の部分に設けられた外気側孔部を有する略筒状のケースと、前記外気側孔部を遮断するように前記ケース内に配置され、前記燃料収容部の内圧低下を利用して前記外気側孔部を開放するように移動する弁体とを有することを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池。
- 前記内圧調整機構は、前記燃料収容部の内圧が上昇したときにその圧力を逃す圧力解放機構を有することを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池。
- 前記圧力解放機構は、その作動圧として0.3MPa以上となったときに作動することを特徴とする請求項4記載の燃料電池。
- 前記圧力解放機構を有する内圧調整機構は、前記燃料供給機構側に設けられた燃料供給機構側孔部および前記燃料供給機構側とは反対側の部分に設けられた外気側孔部を有する略筒状のケースと、前記ケース内にその軸心に沿って配置された一対の弁体とを有することを特徴とする請求項4または5記載の燃料電池。
- 前記一対の弁体のうち前記燃料供給機構側とは反対側に配置された第1の弁体はその軸心に沿った貫通孔を有するものであり、前記燃料供給機構側に配置された第2の弁体は前記貫通孔の前記燃料供給機構側の開口部を塞ぐように配置されていることを特徴とする請求項6記載の燃料電池。
- 前記第1の弁体の前記貫通孔における前記燃料供給機構側とは反対側の開口部には前記貫通孔内への異物の混入を抑制するためのフィルターが配置されていることを特徴とする請求項7記載の燃料電池。
- 前記一対の弁体のうち前記燃料供給機構側に配置された第1の弁体は前記燃料供給機構側とは反対側に開口すると共に側面部に開口する貫通孔を有するものであり、前記燃料供給機構側とは反対側に配置された第2の弁体は前記貫通孔の前記燃料供給機構側とは反対側に開口された開口部に嵌め込まれていることを特徴とする請求項6記載の燃料電池。
- 前記ケース内には前記外気側孔部を覆うように前記液体燃料のケース外への流出を抑制するためのフィルターが設けられていることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項記載の燃料電池。
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