JP2006313323A - キャリア及び二成分現像剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、耐久性が良好で、キャリア付着を抑制することが可能なキャリア、該キャリアを含有する二成分現像剤、該二成分現像剤を有する現像剤入り容器、該二成分現像剤を用いて画像を形成する画像形成方法及び該二成分現像剤を有するプロセスカートリッジを提供することを目的とする。
【解決手段】キャリアは、芯材及び芯材を被覆する被覆膜を有し、被覆膜は、結着樹脂及び粒子を含有し、被覆膜の平均膜厚に対する粒子の平均粒子径の比は、0.01以上1以下であり、表面に平均高低差が0.05μm以上2.0μm以下の凹凸を有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、キャリア、二成分現像剤、現像剤入り容器、画像形成方法及びプロセスカートリッジに関する。
電子写真方式による画像形成では、光導電性物質等の像担持体上に静電荷による潜像を形成し、この静電潜像に対して、帯電したトナーを付着させて可視像(トナー像)を形成した後、トナー像を紙等の記録媒体に転写し、定着することにより、出力画像となる。近年、電子写真方式を用いたコピアやプリンターの技術は、モノクロからフルカラーへの展開が急速になりつつあり、フルカラーの市場は拡大する傾向にある。
フルカラー電子写真法によるカラー画像形成は、一般に三原色であるイエロー、マゼンタ及びシアンの三色のカラートナー又はこれらにブラックを加えた四色のカラートナーを積層させて全ての色の再現を行うものである。したがって、色再現性に優れ、鮮明なフルカラー画像を得るためには、定着されたトナー像の表面をある程度平滑にして光散乱を減少させる必要がある。このような理由から、従来のフルカラー複写機等の画像光沢は、10〜50%の中〜高光沢のものが多い。
一般に、乾式のトナー像を記録媒体に定着する方法としては、表面が平滑なローラーやベルトを加熱して、トナーを圧着させる接触加熱定着方法が多用されている。この方法は、熱効率が高く、高速定着が可能であり、カラートナーに光沢や透明性を与えることが可能であるという利点がある反面、加熱定着部材の表面と溶融状態のトナーとを加圧下で接触させた後に剥離するために、トナー像の一部が定着ローラーの表面に付着して別の画像上に転移する、いわゆるオフセット現象が生じる。
このオフセット現象を防止することを目的として、定着ローラーの表面を、離型性に優れたシリコーンゴムやフッ素樹脂で形成し、さらにその定着ローラー表面にシリコーンオイル等の離型オイルを塗布する方法が一般に採用されていた。しかし、この方法は、トナーのオフセットを防止する点では極めて有効であるが、離型オイルを供給するための装置が必要であり、定着装置が大型化するという問題がある。このため、モノクロトナーでは、溶融したトナーが内部破断しないように結着樹脂の分子量分布の調整等でトナーの溶融時の粘弾性を高め、さらにワックス等の離型剤を含有するトナーを用いることにより、定着ローラーに離型オイルを塗布しない(オイルレス化)又はオイルの塗布量を微量にする方法が採用される傾向にある。
一方、カラートナーにおいても、モノクロトナーの場合と同様に、マシンの小型化、構成の簡素化を目的として、オイルレス化の傾向が見られている。しかし、前述したように、カラートナーでは色再現性を向上させるために定着画像の表面を平滑にする必要があるため、溶融時の粘弾性を低下させる必要があり、光沢のないモノクロトナーよりオフセットが発生しやすく、定着装置のオイルレス化やオイルの塗布量を微量にすることがより困難となる。また、離型剤を含有するトナーを用いると、トナーの像担持体への付着性が高まり、転写紙への転写性が低下する。さらに、トナー中の離型剤がキャリア等の摩擦帯電部材を汚染し、帯電性を低下させることにより、耐久性が低下するという問題を生じる。
一方、キャリアに関しては、表面へのトナー成分のフィルミングの防止、表面の均一化、表面の酸化防止、感湿性低下の防止、現像剤の寿命の延長、感光体の表面へのキャリアの付着防止、キャリアによる感光体のキズ又は摩耗からの保護、帯電極性の制御、帯電量の調節等の目的で、通常、適当な樹脂材料で被覆等を施すことにより、固く高強度の被覆層を設けることが行われている。例えば、特定の樹脂材料で被覆されたもの(特許文献1参照)、さらに被覆層に種々の添加剤を添加するもの(特許文献2〜8参照)、さらにキャリアの表面に添加剤を付着させたもの(特許文献9参照)、さらに被覆層の膜厚よりも直径が大きい導電性粒子を被覆層に含有するもの(特許文献10参照)、さらに被覆層の膜厚と粒子の直径の大小関係を規定したもの(特許文献11参照)、粒子を表面処理したもの(特許文献12参照)等が開示されている。また、特許文献13には、ベンゾグアナミン−n−ブチルアルコール−ホルムアルデヒド共重合体を主成分としてキャリアの被覆材に用いる方法が開示され、特許文献14には、メラミン樹脂とアクリル樹脂の架橋物をキャリア被覆材として用いる方法が開示されている。
しかしながら、耐久性、キャリア付着の抑制が不十分である。耐久性に関しては、トナーのキャリア表面へのスペント、それに伴う帯電量の不安定化、被覆樹脂の磨耗による被覆層の減少、芯材の露出及びそれに伴う抵抗低下等が問題であり、初期は、良好な画像を得ることができるが、コピー枚数が増加するに連れ、複写画像の画質が低下するという問題がある。
また、特許文献15には、表面に凹凸を設けた薄膜コートを設ける構成が開示されているが、この手法では、現在要求されているような長寿命に対しては、コート層の削れにより抵抗が低下することから不十分である。さらに、この手法で単純にコート層を厚くすると、キャリアの表面に十分な凹凸を設けることができず、トナーからのスペントを防止するためには不十分である。
さらに、より速く、より美しくという要望は高まる一方で、近年のマシンの高速化は著しい。これに伴い、現像剤が受けるストレスも飛躍的に増大しており、従来、高寿命とされたキャリアにおいても充分な寿命が得られなくなってきている。また、従来から、キャリアの抵抗調整剤として、カーボンブラックを多く用いられているが、カーボンブラックの脱離に起因する色汚れが懸念される。
特開昭58−108548号公報 特開昭54−155048号公報 特開昭57−40267号公報 特開昭58−108549号公報 特開昭59−166968号公報 特公平1−19584号公報 特公平3−628号公報 特開平6−202381号公報 特開平5−273789号公報 特開平9−160304号公報 特開2001−188388号公報 特開2005−024809号公報 特開平8−6307号公報 特許第2683624号公報 特開2001−188388号公報
本発明は、上記の従来技術が有する問題に鑑み、耐久性が良好で、キャリア付着を抑制することが可能なキャリア、該キャリアを含有する二成分現像剤、該二成分現像剤を有する現像剤入り容器、該二成分現像剤を用いて画像を形成する画像形成方法及び該二成分現像剤を有するプロセスカートリッジを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、芯材及び該芯材を被覆する被覆膜を有するキャリアにおいて、該被覆膜は、結着樹脂及び粒子を含有し、該被覆膜の平均膜厚に対する該粒子の平均粒子径の比は、0.01以上1以下であり、表面に平均高低差が0.05μm以上2.0μm以下の凹凸を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のキャリアにおいて、前記結着樹脂及び前記粒子の重量の和に対する前記粒子の重量の比は、10%以上80%以下であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のキャリアにおいて、前記結着樹脂及び前記粒子の総重量に対する前記粒子の重量の比は、40%以上70%以下であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のキャリアにおいて、前記芯材の表面積と前記芯材の個数の積に対する前記粒子の断面積と前記粒子の個数の積の比は、0.3以上30以下であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のキャリアにおいて、体積固有抵抗は、1×1010Ω・cm以上1×1017Ω・cm以下であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のキャリアにおいて、前記粒子は、アルミナ、シリカ及びチタンのいずれかを含有することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のキャリアにおいて、前記被覆膜の平均膜厚は、0.05μm以上4.00μm以下であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のキャリアにおいて、前記被覆膜の平均膜厚は、0.05μm以上1.00μm以下であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のキャリアにおいて、前記結着樹脂のガラス転移温度は、20℃以上100℃以下であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のキャリアにおいて、重量平均粒子径が20μm以上65μm以下であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のキャリアにおいて、前記結着樹脂は、シリコーン樹脂を含有することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11のいずれか一項に記載のキャリアにおいて、前記結着樹脂は、アクリル樹脂を含有することを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項1乃至12のいずれか一項に記載のキャリアにおいて、前記結着樹脂は、シリコーン樹脂及びアクリル樹脂を含有することを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項1乃至13のいずれか一項に記載のキャリアにおいて、1kOeの磁場における磁化が40Am/kg以上90Am/kg以下であることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、二成分現像剤において、請求項1乃至14のいずれか一項に記載のキャリア及びトナーを含有することを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の二成分現像剤において、前記トナーは、カラートナーであることを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、現像剤入り容器において、請求項15又は16に記載の二成分現像剤を有することを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、画像形成方法において、請求項15又は16に記載の二成分現像剤を用いて画像を形成することを特徴とする。
請求項19に記載の発明は、プロセスカートリッジにおいて、少なくとも、請求項15又は16に記載の二成分現像剤を有する現像手段と感光体が一体に支持されていることを特徴とする。
本発明によれば、耐久性が良好で、キャリア付着を抑制することが可能なキャリア、該キャリアを含有する二成分現像剤、該二成分現像剤を有する現像剤入り容器、該二成分現像剤を用いて画像を形成する画像形成方法及び該二成分現像剤を有するプロセスカートリッジを提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に説明する。
本発明のキャリアは、芯材及び芯材を被覆する被覆膜を有し、被覆膜は、結着樹脂及び粒子を含有し、被覆膜の平均膜厚hに対する粒子の平均粒子径Dの比(D/h)は、0.01以上1以下であり、0.1以上1以下が好ましい。これにより、耐久性が良好で、キャリア付着を抑制することが可能なキャリアが得られる。D/hが1より大きい場合、低画像面積でのランニングを行うと、被覆膜の粒子に起因する凸部が削れることによる抵抗の低下等が発生し、画像品質が低下する。また、D/hが0.01より小さい場合、粒子に起因する凹凸は、ほとんど見られず、被覆膜の表面が平らになり、トナーの固着による帯電性能の低下等が発生し、画像品質が低下する。
なお、被覆膜の平均膜厚hは、透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて、キャリアの断面を観察し、キャリアの表面を覆う被覆膜の樹脂部の膜厚を測定し、その平均値からを求められる。具体的には、キャリアの断面から、任意の50点の芯材の表面から被覆膜の表面までの距離を測定し、測定値の平均を求め、平均膜厚h(μm)とする。
被覆膜中の粒子の平均粒子径Dは、以下のようにして、測定される。ジューサーミキサーにアミノシランSH6020(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)30mlと、トルエン300mlを入れる。次に、試料6.0gを加え、ミキサーの回転速度をlowにセットし、3分間分散する。1000mlビーカーに、予め用意されたトルエン500mlの中に、分散液を適量加えて希釈する。なお、希釈液は、ホモジナイザーで常に攪拌を続ける。この希釈液を用いて、超遠心式自動粒度分布測定装置CAPA−700(堀場製作所社製)で体積平均粒径を測定することにより、平均粒子径Dが得られる。具体的な測定条件を以下に示す。
回転速度:2000rpm
最大粒度:2.0μm
最小粒度:0.1μm
粒度間隔:0.1μm
分散媒の粘度:0.59mPa・秒
分散媒の密度:0.87g/cm
粒子密度:乾式自動嵩密度計アキュピック1330(島津製作所社製)を用いて測定した真比重を入力
本発明のキャリアの表面における凹凸の平均高低差は、0.05〜2.0μmである。平均高低差が2.0μmより大きくなると、凹部でトナーが固着しやすくなり、帯電性能が低下しやすくなる。また、凸部を形成する粒子が剥離して、抵抗が低下することがある。また、平均高低差が0.05μmよりも小さくなると、トナーのかき取り効果が減少するため、トナーが固着し帯電性能が低下しやすくなる。
平均高低差は、透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて、キャリアの断面を観察し、キャリアの表面を覆う被覆層の樹脂部の膜厚を測定することにより求められる。具体的には、キャリアの断面から、任意の50点の芯材の表面から被覆膜の表面までの距離を測定し、測定値の数値の大きい値から5点の平均値と数値の小さい値から5点の平均値との差とした。
本発明のキャリアをSEM観察すると、表面に凹凸を確認することができ、被覆膜内に粒子が含まれていることがわかる。この場合、D/hが1より大きい場合と比較して、粒子に起因する凸部の個数が少なくなり、凹凸の平均高低差が小さくなるが、被覆膜の平均膜厚が厚いため、低画像面積でのランニングの際にも、凸部が削れにくく、抵抗の低下を抑制することができる。
本発明のキャリアにおいて、芯材は、公知のものであれば特に限定されず、フェライト、Cu−Znフェライト、Mnフェライト、Mn−Mgフェライト、Mn−Mg−Srフェライト、マグネタイト、鉄、ニッケル等が挙げられ、キャリアの用途、使用目的に合わせ適宜選択して用いることができる。また、芯材の平均粒子径は、15〜100μmであることが好ましい。平均粒子径が15μm未満である場合は、静電潜像担持体へのキャリア付着が発生しやすくなる。また、平均粒子径が100μmを超える場合は、キャリアスジ等が発生し、画質が低下しやすい。
本発明のキャリアにおいて、結着樹脂及び粒子の総重量に対する粒子の重量の比(以下、粒子の含有率という)は、10〜80%であることが好ましく、さらに好ましくは、40〜70%である。粒子の含有率が10%よりも少ない場合は、キャリアの表面における粒子の割合が少ないため、結着樹脂への強い衝撃を伴う接触を緩和する効果が小さくなる。一方、粒子の含有率が80%よりも多い場合には、キャリアの表面における結着樹脂の割合が少ないため、帯電性能が低下する。また、結着樹脂による粒子の保持能力が不十分となることがある。
本発明のキャリアにおいて、芯材の表面積と芯材の個数の積に対する粒子の断面積と粒子の個数の積の比(以下、粒子の被覆率という)は、0.3以上30以下であることが好ましい。これにより、粒子が被覆膜の内部で適度に積み重なり、被覆膜の強度を高めることができる。この結果、長期間のランニングにおいても、被覆膜の剥離、磨耗が少なくなり、安定した品質を維持することができる。粒子の被覆率が0.3未満である場合には、粒子の占める割合が少なくなり、粒子の凸凹により、トナーの固着を抑制する効果が低下する。また、粒子の被覆率が30を超える場合には、結着樹脂の占める割合が少なくなり、帯電性能が低下する。さらに、結着樹脂による粒子の保持能力が不十分となることがある。
なお、粒子の被覆率は、式
粒子の被覆率=(Ds×ρs×W)/(4×Df×ρf)
から求められる。ここで、Dsは、芯材の平均粒子径、ρsは、芯材の真比重、Wは、芯材の重量に対する粒子の重量の比、Dfは、粒子の平均粒子径、ρfは、粒子の真比重である。すなわち、芯材の表面積は、直径がDsの球の表面積、芯材の個数は、直径がDs、真比重がρsの球の重量に対する芯材の重量の比、粒子の断面積は、直径がDfの円の面積、粒子の個数は、直径がDf、真比重がρfの球の重量に対する芯材の重量の比である。なお、なお、芯材の平均粒子径は、前述の粒子の平均粒子径と同様に測定される。
本発明のキャリアの体積固有抵抗は、1×1010Ω・cm以上1×1017Ω・cm以下であることが好ましい。体積固有抵抗が1×1010Ω・cm未満である場合、非画像部でのキャリア付着が発生しやすくなる。一方、体積固有抵抗が1×1017Ω・cmを超える場合、エッジ効果が低下する。なお、ハイレジスト計の測定可能下限を下回った場合には、実質的には体積固有抵抗値は得られず、ブレークダウンしたものとして扱うことにする。
体積固有抵抗は、以下のようにして測定される。図1に示すように、電極間距離2mm、表面積2×4cmの電極32a、電極32bを収容したフッ素樹脂製容器からなるセル31にキャリア33を充填し、タッピングマシンPTM−1型(三協パイオテク社製)を用いて、タッピングスピード30回/分で1分間タッピング操作を行う。両極間に1000Vの直流電圧を印加し、ハイレジスタンスメーター4329A(4329A+LJK 5HVLVWDQFH OHWHU;横川ヒューレットパッカード社製)により直流抵抗を測定して体積固有抵抗R[Ω・cm]を求め、LogRを算出する
本発明において、粒子は、特に限定されないが、亜鉛、バリウム等の無機粒子が挙げられる。中でも、アルミナ、シリカ及びチタンのいずれかを含有することが好ましい。
本発明のキャリアにおいて、被覆膜の平均膜厚は、0.05〜4.00μm以下であることが好ましく、さらに好ましくは、0.05〜1.00μmである。平均膜厚が0.05μm未満である場合には、粒子に起因する凸部を覆う被覆膜の平均膜厚が十分にないために、凸部が削れたり、芯材が露出したりすることにより、抵抗が低下しやすい。また、平均膜厚が4.00μmを超える場合には、キャリアの大型化に伴い、帯電性能が低下し、画像精細性の低下が発生しやすくなる。
本発明のキャリアにおいて、結着樹脂のガラス転移温度は、20〜100℃であることが好ましい。これにより、結着樹脂は、適度な弾性を有し、現像剤を摩擦帯電させるための攪拌における、トナーとキャリア又はキャリア同士が接触する際の衝撃を吸収することができる。この結果、被覆膜の磨耗を抑制することができる。ガラス転移温度が20℃を下回る場合は、ブロッキングが発生しやすくなる。一方、ガラス転移温度が100℃を上回る場合は、結着樹脂は、衝撃を吸収する能力が低下すると共に、磨耗しやすくなる。
ガラス転移温度(Tg)は、具体的には、次のような手順で測定される。測定装置としては、TA−60WS及びDSC−60(島津製作所社製)を用い、以下の測定条件で測定される。
サンプル容器:アルミニウム製サンプルパン(フタあり)
サンプル量:5mg
リファレンス:アルミニウム製サンプルパン(アルミナ10mg)
雰囲気:窒素(流量50ml/分)
温度条件
開始温度:20℃
昇温速度:10℃/分
終了温度:150℃
保持時間:なし
降温温度:10℃/分
終了温度:20℃
保持時間:なし
昇温速度:10℃/分
終了温度:150℃
測定した結果は、データ解析ソフトTA−60、バージョン1.52(島津製作所社製)を用いて解析する。解析方法は、2度目の昇温のDSC微分曲線であるDrDSC曲線の最も低温側に最大ピークを示す点を中心として±5℃の範囲を指定し、解析ソフトのピーク解析機能を用いて、ピーク温度を求める。次に、DSC曲線で、ピーク温度+5℃及び−5℃の範囲で解析ソフトのピーク解析機能を用いて、DSC曲線の最大吸熱温度を求める。ここで示された温度がTgに相当する。
本発明のキャリアの重量平均粒子径は、20〜65μmであることが好ましい。重量平均粒子径が20μm未満である場合は、粒子の均一性が低下し、キャリア付着が発生しやすくなる。一方、重量平均粒子径が65μmを越える場合には、画像細部の再現性が低下し、精細な画像が得られにくい。なお、キャリアの重量平均粒子径は、マイクロトラック粒度分析計(日機装社製)のSRAタイプを用いて、0.7μm以上125μm以下のレンジ設定で測定することができる。このとき、分散液の溶媒にはメタノールを使用し、屈折率1.33、キャリアおよび芯材の屈折率は2.42に設定する。
本発明のキャリアにおいて、結着樹脂は、シリコーン樹脂を含有することが好ましい。シリコーン樹脂は、表面エネルギーが低いため、トナーの固着を抑制することができる。
シリコーン樹脂としては、公知のものを用いることができ、オルガノシロサン結合のみからなるストレートシリコーン樹脂や、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等で変性したシリコーン樹脂等が挙げられる。市販品のストレートシリコーン樹脂としては、KR271、KR255、KR152(以上、信越化学工業社製)、SR2400、SR2406、SR2410(以上、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等が挙げられる。この場合、シリコーン樹脂単体で用いることも可能であるが、架橋反応する他成分、帯電量を調整する成分等を同時に用いることもできる。さらに、変性シリコーン樹脂としては、KR206(アルキド変性)、KR5208(アクリル変性)、ES1001N(エポキシ変性)、KR305(ウレタン変性)(以上、信越化学工業社製)、SR2115(エポキシ変性)、SR2110(アルキド変性)(以上、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等が挙げられる。
本発明のキャリアにおいて、結着樹脂は、アクリル樹脂を含有することが好ましい。アクリル樹脂は、接着性が強く、脆性が低いので、被覆膜の磨耗や剥離が発生しにくく、被覆膜を安定的に維持することができる。さらに、被覆層中に含まれる粒子を強固に保持することができる。特に、被覆膜の平均膜厚よりも大きな粒子径を有する粒子を保持する場合には、効果的である。
アクリル樹脂としては、公知のものを用いることができ、特に限定されない。また、アクリル樹脂は、単体で用いることも可能であるが、架橋反応する成分を同時に用いることもできる。架橋反応する成分としては、グアナミン、メラミン樹脂等のアミノ樹脂、酸性触媒等が挙げられる。酸性触媒としては、触媒作用を持つものであれば特に限定されないが、完全アルキル化型、メチロール基型、イミノ基型、メチロール/イミノ基型等の反応性官能基を有するものを用いることができる。
本発明において、結着樹脂は、アクリル樹脂及びシリコーン樹脂を含有することが好ましい。アクリル樹脂は、表面エネルギーが高いため、固着しやすいトナーを用いる場合に、固着されたトナーが蓄積することによる帯電量の低下等の不具合が発生することがある。この場合、表面エネルギーが低いシリコーン樹脂を併用することで、この問題を解消することができる。しかしながら、シリコーン樹脂は、接着性が弱く、脆性が高いので、この二種の樹脂の特性をバランス良く得ることが重要である。これにより、トナーの固着が発生しにくく、耐摩耗性に優れる被覆膜を得ることができる。
本発明のキャリアにおいて、結着樹脂及び芯材の重量の和に対する結着樹脂の重量の比は、0.1重量%以上1.5重量%以下であることが好ましい。この比が0.1重量%未満である場合、被覆膜の効果が充分に発揮されない。一方、1.5重量%を超える場合、被覆膜の磨耗量が増加する。
本発明のキャリアは、1kOeにおける磁化が40Am/kg以上90Am/kg以下であることが好ましい。これにより、キャリア粒子間の保持力が適正に保たれるので、キャリア又は現像剤中でトナーが分散しやすくなる。1kOeにおける磁化が40Am/kg未満である場合は、キャリア付着が発生しやすくなる。一方、1kOeにおける磁化が90Am/kgを超える場合には、現像時に形成する現像剤の穂立ち(磁気ブラシ)が硬くなり、画像細部の再現性が低下し、精細な画像が得られにくい。なお、磁化は、以下のようにして測定することができる。B−HトレーサーBHU−60(理研電子社製)を使用し、円筒セル(内径7mm、高さ10mm)にキャリア1.0gを詰めて装置にセットする。磁場を徐々に大きくし3kOeまで変化させ、次に徐々に小さくして0Oeにした後、反対向きの磁場を徐々に大きくし3kOeとする。さらに、徐々に磁場を小さくして0Oeにした後、最初と同じ方向に磁場をかける。このようにして、B−Hカーブを図示し、その図より1kOeの磁化を算出する。
本発明の二成分現像剤(以下、現像剤という)は、本発明のキャリア及びトナーを含有する。本発明の現像剤を用いて画像を形成すると、優れた画像品質を得ることができる。
トナーは、公知のものであれば特に限定されず、モノクロトナー、カラートナー、フルカラートナー等が挙げられる。トナーは、結着樹脂及び着色剤を含有するが、さらに、離型剤を含有する、いわゆるオイルレストナーであってもよい。オイルレストナーは、定着ロールにトナー固着防止用オイルを塗布しない定着システムにおいても用いることができる。一般的に、オイルレストナーは、離型剤がキャリアの表面に移行するいわゆるスペントが生じやすいが、本発明のキャリアは、耐スペント性が優れているため、長期にわたり良好な品質を維持することができる。特に、オイルレスフルカラートナーにおいては、ガラス転移温度の低い結着樹脂を用いることがあるため、一般的にスペントしやすいが、本発明のキャリアを用いることにより、この問題を解決することができる。
本発明の現像剤において、トナーは、カラートナーであることが好ましい。本発明のキャリアは、被覆膜にカーボンブラックを含有しないので、磨耗等に伴うカーボンブラックによる画像の色汚れを生じない。したがって、色再現性が重要視されたカラー現像剤に用いることが好ましい。なお、カラートナーとしては、一般的にカラー単色で用いられるトナーの他に、フルカラー用として用いられるイエロー、マゼンダ、シアン、レッド、グリーン、ブルー等のトナーが挙げられる。
トナーに用いられる結着樹脂としては、公知のものを用いることができる。具体的には、ポリスチレン、ポリ(p−クロロスチレン)、ポリビニルトルエン等のスチレン及びその誘導体の単独重合体、スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロロメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体等のスチレン系共重合体、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸ブチル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は芳香族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂等を単独又は二種以上混合して用いることができる。また、圧力定着用結着樹脂としては、公知のものを混合して用いることができる。具体的には、低分子量のポリエチレン、低分子量のポリプロピレン等のポリオレフィン、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂等のオレフィン共重合体、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリビニルピロリドン、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体、マレイン酸変性フェノール樹脂、フェノール変性テルペン樹脂等を単独又は二種以上混合して用いることができる。
トナーに用いられる着色剤としては、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナーを得ることができる公知の顔料又は染料であれば、特に限定されない。
黄色顔料としては、カドミウムイエロー、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキが挙げられる。
橙色顔料としては、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGKが挙げられる。
赤色顔料としては、ベンガラ、カドミウムレッド、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3Bが挙げられる。
紫色顔料としては、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキが挙げられる。
青色顔料としては、コバルトブルー、アルカリブルー、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBCが挙げられる。
緑色顔料としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ等がある。
黒色顔料としては、カーボンブラック、オイルファーネスブラック、チャンネルブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、アニリンブラック等のアジン系色素、金属塩アゾ色素、金属酸化物、複合金属酸化物が挙げられる。
また、これら着色剤は、単独又は二種以上混合して用いることができる。
トナーに用いられる離型剤としては、公知のものを用いることができる。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、パラフィンワックス、アミド系ワックス、多価アルコールワックス、シリコーンワニス、カルナバワックス、エステルワックス等が挙げられる。
トナーは、必要に応じて、帯電制御剤を含有することができる。具体的には、ニグロシン、炭素数が2〜16のアルキル基を含むアジン系染料(特公昭42−1627号公報参照)、C.I.Basic Yellow 2(C.I.41000)、C.I.Basic Yellow 3、C.I.Basic Red 1(C.I.45160)、C.I.Basic Red 9(C.I.42500)、C.I.Basic Violet 1(C.I.42535)、C.I.Basic Violet 3(C.I.42555)、C.I.Basic Violet 10(C.I.45170)、C.I.Basic Violet 14(C.I.42510)、C.I.Basic Blue 1(C.I.42025)、C.I.Basic Blue 3(C.I.51005)、C.I.Basic Blue 5(C.I.42140)、C.I.Basic Blue 7(C.I.42595)、C.I.Basic Blue 9(C.I.52015)、C.I.Basic Blue 24(C.I.52030)、C.I.Basic Blue 25(C.I.52025)、C.I.Basic Blue 26(C.I.44045)、C.I.Basic Green 1(C.I.42040)、C.I.Basic Green 4(C.I.42000)等の塩基性染料、これらの塩基性染料のレーキ顔料、C.I.Solvent Black 8(C.I.26150)、ベンゾイルメチルヘキサデシルアンモニウムクロリド、デシルトリメチルアンモニウムクロリド等の四級アンモニウム塩、ジブチル、ジオクチル等のジアルキルスズ化合物、ジアルキルスズボレート化合物、グアニジン誘導体、アミノ基を有するビニル系ポリマー、アミノ基を有する縮合系ポリマー等のポリアミン樹脂、モノアゾ染料の金属錯塩(特公昭41−20153号公報、特公昭43−27596号公報、特公昭44−6397号公報及び特公昭45−26478号公報参照)、サルチル酸(特公昭55−42752号公報及び特公昭59−7385号公報参照)、ジアルキルサルチル酸、ナフトエ酸、ジカルボン酸の亜鉛、アルミニウム、コバルト、クロム、鉄等の金属錯体、スルホン化した銅フタロシアニン顔料、有機ホウ素塩類、フッ素を含有する四級アンモニウム塩、カリックスアレン系化合物等が挙げられる。なお、ブラック以外のカラートナーにおいては、色を損なう帯電制御剤を用いることは好ましくなく、白色のサリチル酸誘導体の金属塩等が好適に用いられる。
トナーは、必要に応じて、外添剤を添加することができる。外添剤としては、シリカ、酸化チタン、アルミナ、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化ホウ素等の無機微粒子や樹脂微粒子を用いることができる。これらを母体トナー粒子に外添することにより、転写性、耐久性をさらに向上させることができる。トナーの表面が微粒子で覆われることにより、転写性や耐久性を低下させる離型剤を覆うことができると共に、接触面積が低下する。これらの無機微粒子は、表面が疎水化処理されていることが好ましく、疎水化処理されたシリカ、酸化チタン等の金属酸化物微粒子が好適に用いられる。
樹脂微粒子としては、ソープフリー乳化重合法を用いて得られる平均粒子径が0.05〜1μm程度のポリメタクリル酸メチルやポリスチレンの微粒子が好適に用いられる。さらに、疎水化処理されたシリカ及び酸化チタンを併用し、疎水化処理されたシリカの添加量より疎水化処理された酸化チタンの添加量を多くすることにより、湿度に対する帯電安定性にも優れたトナーを得ることができる。
無機微粒子と併用して、比表面積が20〜50m/gのシリカや平均粒子径がトナーの平均粒子径の1/100〜1/8である樹脂微粒子のような粒子径が大きい外添剤をトナーに外添することにより、耐久性を向上させることができる。これは、トナーが現像装置内でキャリアと混合・攪拌されることにより帯電し、現像に用いられる過程で、トナーに外添された金属酸化物微粒子は、母体トナー粒子内に埋め込まれる傾向にあるが、これらの金属酸化物微粒子より大きな粒子径の外添剤をトナーに外添することにより、金属酸化物微粒子が埋め込まれることを抑制するためである。無機微粒子や樹脂微粒子は、トナー中に含有(内添)されることにより、外添した場合より効果は減少するが、転写性や耐久性を向上させることができると共に、トナーの粉砕性を向上させることができる。また、外添と内添を併用することにより、外添した微粒子が埋め込まれることを抑制することができるため、優れた転写性が安定して得られると共に、耐久性も向上する。
なお、疎水化処理剤としては、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン、メチルトリクロロシラン、アリルジメチルジクロロシラン、アリルフェニルジクロロシラン、ベンジルジメチルクロロシラン、ブロモメチルジメチルクロロシラン、α−クロロエチルトリクロロシラン、p−クロロエチルトリクロロシラン、クロロメチルジメチルクロロシラン、クロロメチルトリクロロシラン、p−クロロフェニルトリクロロシラン、3−クロロプロピルトリクロロシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルメトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ジビニルジクロロシラン、ジメチルビニルクロロシラン、オクチルトリクロロシラン、デシルトリクロロシラン、ノニルトリクロロシラン、(4−イソプロピルフェニル)−トリクロロシラン、(4−t−ブチルフェニル)−トリクロロシラン、ジベンジルジクロロシラン、ジヘキシルジクロロシラン、ジオクチルジクロロシラン、ジノニルジクロロシラン、ジデシルジクロロシラン、ジドデシルジクロロシラン、ジヘキサデシルジクロロシラン、(4−t−ブチルフェニル)オクチルジクロロシラン、ジオクチルジクロロシラン、ジデセニルジクロロシラン、ジノネニルジクロロシラン、ジ−2−エチルヘキシルジクロロシラン、ジ(3,3’−ジメチルベンジル)ジクロロシラン、トリヘキシルクロロシラン、トリオクチルクロロシラン、トリデシルクロロシラン、ジオクチルメチルクロロシラン、オクチルジメチルクロロシラン、4−イソプロピルフェニルジエチルクロロシラン、オクチルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、ヘキサエチルジシラザン、ジエチルテトラメチルジシラザン、ヘキサフェニルジシラザン、ヘキサトリルジシラザン等が挙げられる。これらの他に、チタネート系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤も用いることができる。また、クリーニング性の向上等を目的とする外添剤として、脂肪酸の金属塩、ポリフッ化ビニリデンの微粒子等の滑剤等も併用することができる。
トナーの製造方法は、粉砕法、重合法等の公知の方法を用いることができる。
粉砕法を用いる場合、トナーを混練する装置としては、バッチ式の2本ロール、バンバリーミキサー、KTK型2軸押出し機(神戸製鋼所社製)、TEM型2軸押出し機(東芝機械社製)、2軸押出し機(KCK社製)、PCM型2軸押出し機(池貝鉄工社製)、KEX型2軸押出し機(栗本鉄工所社製)等の連続式の2軸押出し機、コ・ニーダ(ブッス社製)等の連続式の1軸混練機が好適に用いられる。これらを用いて得られた溶融混練物は、冷却した後、粉砕される。なお、粉砕は、ハンマーミル、ロートプレックス等を用いて粗粉砕した後、ジェット気流を用いた微粉砕機、機械式の微粉砕機等を用いて微粉砕することができる。なお、粉砕は、平均粒子径が3〜15μmになるように行うことが好ましい。さらに、粉砕物は、風力式分級機等を用いて、平均粒子径が5〜20μmになるように分級されることが好ましい。次に、母体トナー粒子へ外添剤の添加が行われることが好ましい。このとき、母体トナー粒子と外添剤を、ミキサー類を用いて混合・攪拌することにより、外添剤が解砕されながら、トナーの表面に被覆される。なお、無機微粒子、樹脂微粒子等の外添剤を均一かつ強固に母体トナー粒子に付着させることにより、耐久性を向上させることができる。
本発明の現像剤入り容器は、本発明の現像剤を有する。
現像剤入り容器の容器は、公知のものの中から適宜選択することができ、容器本体とキャップを有するもの等が好適に用いられる。
容器本体の大きさ、形状、構造、材質等は、目的に応じて適宜選択することができる。形状は、円筒状等であることが好ましく、内周面にスパイラル状の凹凸が形成され、スパイラル部の一部又は全てが蛇腹機能を有しているもの等が好ましい。このような容器本体は、回転させることにより内容物である現像剤を排出口側に移行させることができる。
容器本体の材質は、寸法精度がよい材料であることが好ましく、ポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリル酸、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、ポリアセタール樹脂等の樹脂が挙げられる。
本発明の現像剤入り容器は、保存、搬送等が容易であり、取り扱い性に優れ、プロセスカートリッジ、画像形成装置等に、着脱可能に取り付けて現像剤を補給することができる。
本発明のプロセスカートリッジは、本発明の現像剤を有する現像手段と感光体が一体に支持されており、帯電手段、クリーニング手段等の手段がさらに一体に支持されていてもよい。なお、プロセスカートリッジは、複写機、プリンター等の画像形成装置本体に着脱自在に構成されている。
図2に、本発明のプロセスカートリッジを備えた画像形成装置の一例を示す。このプロセスカートリッジは、感光体10、帯電手段20、現像手段40、クリーニング手段60を備えている。この画像形成装置を用いて、本発明の画像形成方法の一例を説明すると、感光体10が所定の周速度で回転駆動される。感光体10は、回転過程において、帯電手段20により、その周面に正又は負の所定電位の均一帯電を受ける。次に、スリット露光、レーザービーム走査露光等の露光手段30からの画像露光光を受け、感光体10の周面に静電潜像が順次形成される。形成された静電潜像は、現像手段40により現像される。現像されたトナー像は、給紙部から感光体10と転写手段50の間に、感光体10の回転と同期されて給送された転写材90に、転写手段50により順次転写される。転写を受けた転写材90は、定着手段80へ導入されて定着され、複写物(コピ−)として装置外へプリントアウトされる。転写後の感光体10の表面は、クリーニング手段60により転写残トナーが除去されて清浄化され、除電手段70により除電された後、繰り返し画像形成に使用される。
図3に、本発明で用いられる現像手段の一例を示す。感光体10に対向して配設された現像手段40は、現像剤担持体としての現像スリーブ41、現像剤収容部材42、規制部材としてのドクターブレード43、支持ケース44等から主に構成されている。
感光体10側に開口を有する支持ケース44には、内部にトナー100を収容するトナー収容部としてのトナーホッパー45が接合されている。トナーホッパー45に隣接した、トナー100とキャリア110からなる現像剤を収容する現像剤収容部46には、トナー100とキャリア110を撹拌し、トナー100に摩擦/剥離電荷を付与するための、現像剤撹拌機構47が設けられている。
トナーホッパー45の内部には、図示しない駆動手段によって回動されるトナー供給手段としてのトナーアジテータ48及びトナー補給機構49が配設されている。トナーアジテータ48及びトナー補給機構49は、トナーホッパー45内のトナー100を現像剤収容部46に撹拌しながら供給する。
感光体10と現像剤収容部46の間の空間には、現像スリーブ41が配設されている。図示しない駆動手段で図の矢印方向に回転駆動される現像スリーブ41は、キャリア110による磁気ブラシを形成するために、その内部に現像手段40に対して相対位置不変に配設された、磁界発生手段としての磁石を有する。
現像剤収容部材42の、支持ケース44に取り付けられた側と対向する側には、ドクターブレード43が一体的に取り付けられている。ドクターブレード43は、この例では、その先端と現像スリーブ41の外周面との間に一定の隙間を保った状態で配設されている。
本発明の画像形成方法においては、このような現像手段を用いて現像することができる。トナーホッパー45の内部からトナーアジテータ48及びトナー補給機構49により、トナー10は、現像剤収容部46へ供給され、現像剤撹拌機構47で撹拌されることによって、所望の摩擦/剥離電荷が付与され、キャリア110と共に現像剤として、現像スリーブ41に担持されて感光体1の外周面と対向する位置まで搬送され、トナー100が感光体10上に形成された静電潜像と静電的に結合することにより、感光体10上にトナー像が形成される。
図4に、本発明で用いられる現像手段の他の例を示す。この現像手段40は、本発明の現像剤入り容器130を有し、現像剤送流手段140を介して現像剤120を供給すること以外は、図3の現像手段と同様にして、現像することができる。
次に、実施例及び比較例をあげて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、これらに限定されるものではない。なお、部は、重量部である。
(実施例1)
20重量%のシリコーン樹脂溶液SR2410(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)425部、アミノシランSH6020(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)0.858部、非導電性粒子として、平均粒子径Dが0.3μmのアルミナ85.4部及びトルエン300部を、ホモミキサーを用いて15分間分散させることにより、被覆膜形成液を得た。芯材として、重量平均粒子径が35μmの焼成フェライト粉を用い、被覆膜の平均膜厚hが0.5μmになるように、スピラコーター(岡田精工社製)を用いて、コーター内温度40℃で被覆膜形成液を芯材の表面に塗布し、乾燥した。得られたキャリアを電気炉中に、300℃で1時間放置して焼成した。冷却後、目開きが63μmの篩を用いて解砕し、アルミナ粒子の含有率が50%、D/hが0.6、凹凸の平均高低差が0.08μm、体積固有抵抗が1014.2Ω・cm、磁化が68Am/kgのキャリアを得た。
ポリエステル樹脂100部、5部のC.I.ピグメントイエロー180、サリチル酸亜鉛2部及びカルナバワックス3部を、ヘンシェルミキサーを用いて混合し、2本ロールを用いて120℃で40分間溶融混練した。冷却後、ハンマーミルを用いて粗粉砕し、エアージェット粉砕機を用いて微粉砕した。得られた微粉末を分級して、重量平均粒子径が5μmの母体トナー粒子を作った。さらに、この母体トナー粒子100部に、表面を疎水化処理したシリカ1部及び表面を疎水化処理した酸化チタン1部を添加し、ヘンシェルミキサーを用いて混合することにより、トナーを得た。なお、ポリエステル樹脂としては、数平均分子量3800、重量均分子量20000、ガラス転移温度60℃、軟化点122℃のものを用いた。
トナー7部とキャリア93部を混合攪拌することにより、現像剤を得た。
(実施例2)
118.69部の50重量%のアクリル樹脂溶液ヒタロイド3001、37.18部の70重量%のグアナミン溶液マイコート106、0.68部の40重量%の酸性触媒キャタリスト4040、平均粒子径Dが0.3μmのアルミナ85.4部及びトルエン800部を、ホモミキサーを用いて15分間分散させることにより、被覆膜形成液を得た。芯材として、重量平均粒子径が35μmの焼成フェライト粉を用い、被覆膜の平均膜厚hが0.5μmになるように、スピラコーターを用いて、コーター内温度40℃で被覆膜形成液を芯材表面に塗布し、乾燥した。得られたキャリアを電気炉中、150℃で1時間放置して焼成した。冷却後、目開き63μmの篩を用いて解砕し、アルミナ粒子の含有率が50%、D/hが0.6、凹凸の平均高低差が0.08μm、体積固有抵抗が1014.4Ω・cm、磁化が68Am/kgのキャリアを得た。
このようなキャリアを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、現像剤を得た。
(実施例3)
51.61部のヒタロイド3001、16.12部のマイコート106、0.28部のキャタリスト4040、241.5部のSR2410、0.55部のSH6020、平均粒子径Dが0.3μmのアルミナ86.1部及びトルエン800部を、ホモミキサーを用いて15分間分散させることにより、被覆膜形成液を得た。
このような被覆膜形成液を用いたこと以外は、実施例2と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が50%、D/hが0.55、凹凸の平均高低差が0.08μm、体積固有抵抗が1015.2Ω・cm、磁化が68Am/kgであった。
(実施例4)
平均粒子径Dが0.3μmのアルミナの添加量を8.6部に変更したこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が9%、D/hが0.7、凹凸の平均高低差が1.5μm、体積固有抵抗が1012.2Ω・cm、磁化が68Am/kgであった。
(実施例5)
平均粒子径Dが0.3μmのアルミナの添加量を344.4部に変更したこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が80.1%、D/hが0.3、凹凸の平均高低差が1.8μm、体積固有抵抗が1016.6Ω・cm、磁化が68Am/kgであった。
(実施例6)
平均粒子径Dが0.3μmのアルミナの添加量を50部に変更したこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が37%、被覆率が25、D/hが0.66、凹凸の平均高低差が1.3μm、体積固有抵抗が1012.3Ω・cm、磁化が68Am/kgであった。
(実施例7)
平均粒子径Dが0.3μmのアルミナの添加量を250部に変更したこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が74.5%、D/hが0.33、凹凸の平均高低差が1.5μm、体積固有抵抗が1016.6Ω・cm、磁化が68Am/kgであった。
(実施例8)
平均粒子径Dが0.3μmのアルミナの添加量を29部に変更したこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が25.2%、被覆率が19.9、D/hが0.65、凹凸の平均高低差が1.1μm、体積固有抵抗が1013.0Ω・cm、磁化が68Am/kgであった。
(実施例9)
非導電性粒子を平均粒子径Dが0.02μmの酸化チタンに変更し、添加量を15部としたこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、酸化チタン粒子の含有率が14.9%、被覆率が32.8、D/hが0.05、凹凸の平均高低差が0.08μm、体積固有抵抗が1014.4Ω・cm、磁化が66Am/kgであった。
(実施例10)
非導電性粒子の代わりに導電性粒子として、平均粒子径Dが0.35μm、体積固有抵抗が3.5Ω・cmの表面処理アルミナを用い、添加量を86.1部としたこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。ここで、表面処理層は、二酸化スズを下層、二酸化スズを含有する酸化インジウムを上層とする二層構造からなる。なお、キャリアは、表面処理アルミナ粒子の含有率が50%、D/hが0.63、凹凸の平均高低差が0.08μm、体積固有抵抗が109.8Ω・cmであった。
(実施例11)
SR2410の添加量を350.5部、平均粒子径Dが0.3μmのアルミナの添加量を360.4部に変更したこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が77%、D/hが0.38、凹凸の平均高低差が1.8μm、体積固有抵抗が1017.2Ω・cm、磁化が68Am/kgであった。
(実施例12)
ヒタロイド3001の添加量を5.2部、マイコート106の添加量を1.6部、キャタリスト4040の添加量を0.14部、SR2410の添加量を24.15部、非導電性粒子を平均粒子径Dが0.02μmの酸化チタンに変更し、添加量を8.5部としたこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、酸化チタン粒子の含有率が50%、D/hが0.5、凹凸の平均高低差が0.05μm、体積固有抵抗が1013.0Ω・cmであった。
(実施例13)
ヒタロイド3001の添加量を206.4部、マイコート106の添加量を64.4部、SR2410の添加量を966部に変更したこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が50%、D/hが0.07、凹凸の平均高低差が0.09μm、体積固有抵抗が1016.9Ω・cm、磁化が68Am/kgであった。
(実施例14)
ヒタロイド3001の添加量を103.2部、マイコート106の添加量を32.2部、SR2410の添加量を483部に変更したこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が33.5%、D/hが0.07、凹凸の平均高低差が0.06μm、体積固有抵抗が1016.8Ω・cm、磁化が68Am/kgであった。
(実施例15)
芯材として、磁化の低い重量平均粒子径が35μm焼成フェライトを用いたこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が50%、D/hが0.55、凹凸の平均高低差が0.08μm、体積固有抵抗が1015.2Ω・cm、磁化が36Am/kgであった。
(実施例16)
芯材として、磁化の高い重量平均粒子径が35μm焼成フェライトを用いたこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が50%、D/hが0.55、凹凸の平均高低差が0.08μm、体積固有抵抗が1015.3Ω・cm、磁化が94Am/kgであった。
(実施例17)
キャリアの重量平均粒子径を19μmに変更し、ヒタロイド3001の添加量を206.4部、マイコート106の添加量を64.4部、SR2410の添加量を966部、アルミナの添加量を172.2部に変更したこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が53%、D/hが0.52、凹凸の平均高低差が1.1μm、体積固有抵抗が1015.0Ω・cm、磁化が66Am/kgであった。
(実施例18)
キャリアの重量平均粒子径を67μmに変更したこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が49%、D/hが0.27、凹凸の平均高低差が0.055μm、体積固有抵抗が1012.5Ω・cm、磁化が69Am/kgであった。
(比較例1)
ヒタロイド3001の添加量を25部、マイコート106の添加量を8部、キャタリスト4040の添加量を0.14部、SR2410の添加量を120.5部、平均粒子径Dが0.3μmのアルミナの添加量を28.7部に変更したこと以外は、実施例3と同様に
して、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が40.5%、D/hが1.13、凹凸の平均高低差が1.95μm、体積固有抵抗が1013.2Ω・cm、磁化が68Am/kgであった。
(比較例2)
キャリアの重量平均粒子径を19μmに変更し、ヒタロイド3001の添加量を206.4部、マイコート106の添加量を64.4部、SR2410の添加量を966部、非導電性粒子を平均粒子径Dが0.02μmの酸化チタンに変更し、添加量を430部にしたこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、酸化チタン粒子の含有率が71.6%、D/hが0.009、凹凸の平均高低差が0.055μm、体積固有抵抗が1016.5Ω・cm、磁化が68Am/kgであった。
(比較例3)
固形分が50重量%のアクリル樹脂溶液56.0部、固形分が77重量%のグアナミン溶液15.6部、平均粒子径Dが0.3μm、体積固有抵抗が1014Ω・cmのアルミナ粒子160.0部、トルエン900部及びブチルセロソルブ900部を、ホモミキサーで10分間分散して被覆膜形成液を調合し、膜厚0.15μmになるようにスピラコーター(岡田精工社製)により塗布し、乾燥したこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が80%、D/hが2.0、凹凸の平均高低差が0.01μm、体積固有抵抗が1015.1Ω・cm、磁化が68Am/kgであった。
(比較例4)
固形分が50重量%のアクリル樹脂溶液56.0部、固形分が77重量%のグアナミン溶液15.6部、固形分が20重量%のシリコーン樹脂溶液SR2410(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)241.5部、平均粒子径Dが0.3μm、体積固有抵抗が1014Ω・cmのアルミナ粒子88.3部及びトルエン900部を、ホモミキサーで10分間分散して被覆膜形成液を調合し、膜厚0.55μmになるようにスピラコーター(岡田精工社製)により塗布し、乾燥したこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が50%、D/hが0.55、凹凸の平均高低差が0.008μm、体積固有抵抗が1015.1Ω・cm、磁化が68Am/kgであった。
(比較例5)
アルミナの添加量を258.1部に変更し、ホモミキサーで10分間分散したこと以外は、実施例3と同様にして、現像剤を得た。なお、キャリアは、アルミナ粒子の含有率が68%、D/hが0.41、凹凸の平均高低差が2.2μm、体積固有抵抗が1015.2Ω・cm、磁化が68Am/kgであった。
(評価方法及び評価結果)
実施例及び比較例で得られた現像剤を用いて、色汚れ、キャリア付着、エッジ効果、画像の精細性及び耐久性(帯電低下量、抵抗変化量)を評価した。この結果を表1に示す。
Figure 2006313323
以下に、評価方法及び評価条件を示す。
キャリア付着は、デジタルフルカラープリンターIPSiO CX8200改造機(リコー社製)に現像剤をセットし、地肌ポテンシャルを150Vに固定して無画像チャートを現像した後、感光体の表面に付着しているキャリアの個数をルーペで5箇所計測し、100cm当たりのキャリアの付着個数の平均値を求めた。この値が20個以下のものを◎、21個以上60個以下のものを○、61個以上80個以下のものを△、81個以上のものを×として判定し、◎、○及び△を合格とし、×を不合格とした。
エッジ効果は、デジタルフルカラープリンターIPSiO CX8200改造機(リコー社製)に現像剤をセットし、大面積の画像を有するテストパターンを出力し、得られた画像パターンの中央部の画像濃度の薄さ具合と、端部の画像濃度の濃さ具合の差を評価した。差がないものを◎、若干差があるものを○、差はあるが許容できるものを△、許容できない差があるものを×として判定し、◎、○及び△を合格とし、×を不合格とした。
画像の精細性は、デジタルフルカラープリンターIPSiO CX8200改造機(リコー社製)に現像剤をセットし、画像面積が5%、1文字の大きさが2mm×2mm程度の文字チャートを出力し、再現性を評価した。再現性が非常に良好なものを◎、良好なものを○、実用上使用できるものを△、実用上使用できないものを×として判定し、◎、○及び△を合格とし、×を不合格とした。
耐久性は、デジタルフルカラープリンターIPSiO CX8200改造機(リコー社製)に現像剤をセットし、単色による10万枚のランニングを行い、ランニング後のキャリアの帯電低下量、抵抗低下量を評価した。
帯電量低下量は、初期のキャリア95部に、トナー5部の割合で混合し摩擦帯電させたサンプル及びブローオフ装置TB−200(東芝ケミカル社製)を用いてランニング後の現像剤からトナーを除去することにより得られたキャリア95部に、トナー5部の割合で混合し摩擦帯電させたサンプルを、それぞれTB−200を用いて測定することにより得られる帯電量Q1及びQ2の差(Q1−Q2)であり、目標値は、10.0μC/g以下である。また、帯電量が低下する原因は、キャリアへのトナーのスペントであるため、このトナースペントを減らすことで、帯電量の低下を抑制することができる。
抵抗変化量は、初期のキャリア及びTB−200を用いてランニング後の現像剤からトナーを除去することにより得られたキャリアを、それぞれギャップ2mmの抵抗計測平行電極の電極間に投入した後、直流電圧250Vを印加して30秒後の抵抗値を、ハイレジスト計を用いて計測し、得られた抵抗値を体積固有抵抗に変換した値R1及びR2の常用対数の差の絶対値(|LogR1−LogR2|)であり、目標値は、3.0[Log(Ω・cm)]以下である。また、抵抗が変化する原因は、キャリアの被覆膜の磨耗、キャリアへのトナーのスペント、キャリアの被覆膜からの粒子の脱離等であるため、これらを減らすことで、抵抗の変化を抑制することができる。
表1より、実施例1〜17は、エッジ効果、キャリア付着、画像の精細性、帯電低下量及び抵抗変化量において、良好な結果が得られることがわかる。比較例1は、被覆膜の十分な膜厚が得られず、キャリアの耐磨耗性に問題がある。比較例2は、被覆膜の表面に十分な凹凸を設けることができず、トナースペントのかき取り効果が不十分であり、帯電低下量が大きい。比較例3は、被覆膜形成液の攪拌が不十分であり、粒子の分散が不十分であるため、被覆膜の表面の凹凸が不十分である。その結果、トナースペントのかき取り効果が不十分であり、帯電低下量が大きい。また、分散が不十分なために、局所的に被覆膜の削れが起こりやすく、抵抗変化量も大きい。比較例4は、被覆膜形成液の攪拌が不十分であり、粒子の分散が不十分であるため、被覆膜の表面の凹凸が不十分である。その結果、トナースペントのかき取り効果が不十分であり、帯電低下量が大きい。比較例5は、被覆膜形成液の攪拌が不十分であり、粒子の分散が不十分であるため、粒子は、大きな凝集を形成して被覆膜中に存在する。被覆膜の表面の凹凸は大きく、トナースペントのかき取り効果はあるが、凹凸の溝にスペント物が溜まりやすく、また、ストレスにより被覆膜が剥れる際に、大きな塊として剥れ、芯材部が露出してしまった。
キャリアの体積抵抗率の測定に用いられるセルを示す図である。 本発明で用いられる画像形成装置の一例を示す図である。 本発明で用いられる現像手段の一例を示す図である。 本発明で用いられる現像手段の他の例を示す図である。
符号の説明
10 感光体
20 帯電手段
30 露光手段
40 現像手段
41 現像スリーブ
42 現像剤収容部材
43 ドクターブレード
44 支持ケース
45 トナーホッパー
46 現像剤収容部
47 現像剤攪拌機構
48 トナーアジテータ
49 トナー補給機構
50 転写手段
51 転写部材
52 除電機構
60 クリーニング手段
61 クリーニング部材
62 トナー回収室
70 除電手段
80 定着手段
90 転写材
100 トナー
110 キャリア
120 現像剤
130 現像剤入り容器
140 現像剤送流手段

Claims (19)

  1. 芯材及び該芯材を被覆する被覆膜を有するキャリアにおいて、
    該被覆膜は、結着樹脂及び粒子を含有し、
    該被覆膜の平均膜厚に対する該粒子の平均粒子径の比は、0.01以上1以下であり、
    表面に平均高低差が0.05μm以上2.0μm以下の凹凸を有することを特徴とするキャリア。
  2. 前記結着樹脂及び前記粒子の重量の和に対する前記粒子の重量の比は、10%以上80%以下であることを特徴とする請求項1に記載のキャリア。
  3. 前記結着樹脂及び前記粒子の総重量に対する前記粒子の重量の比は、40%以上70%以下であることを特徴とする請求項2に記載のキャリア。
  4. 前記芯材の表面積と前記芯材の個数の積に対する前記粒子の断面積と前記粒子の個数の積の比は、0.3以上30以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のキャリア。
  5. 体積固有抵抗は、1×1010Ω・cm以上1×1017Ω・cm以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のキャリア。
  6. 前記粒子は、アルミナ、シリカ及びチタンのいずれかを含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のキャリア。
  7. 前記被覆膜の平均膜厚は、0.05μm以上4.00μm以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のキャリア。
  8. 前記被覆膜の平均膜厚は、0.05μm以上1.00μm以下であることを特徴とする請求項7に記載のキャリア。
  9. 前記結着樹脂のガラス転移温度は、20℃以上100℃以下であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のキャリア。
  10. 重量平均粒子径が20μm以上65μm以下であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のキャリア。
  11. 前記結着樹脂は、シリコーン樹脂を含有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のキャリア。
  12. 前記結着樹脂は、アクリル樹脂を含有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のキャリア。
  13. 前記結着樹脂は、シリコーン樹脂及びアクリル樹脂を含有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のキャリア。
  14. 1kOeの磁場における磁化が40Am/kg以上90Am/kg以下であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載のキャリア。
  15. 請求項1乃至14のいずれか一項に記載のキャリア及びトナーを含有することを特徴とする二成分現像剤。
  16. 前記トナーは、カラートナーであることを特徴とする請求項15に記載の現像剤。
  17. 請求項15又は16に記載の二成分現像剤を有することを特徴とする現像剤入り容器。
  18. 請求項15又は16に記載の二成分現像剤を用いて画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
  19. 少なくとも、請求項15又は16に記載の現像剤を有する現像手段と感光体が一体に支持されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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