JP2006311800A - 配線用ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】バー材によりボックス本体の側壁を補強して外力によるボックス本体の変形を防止することができる配線用ボックスを提供する。
【解決手段】配線用ボックス11は開口を有する有底四角箱状に形成されたボックス本体17を備え、そのボックス本体17の相対向する側壁16にはバー材挿通部13が形成されている。バー材挿通部13には、各側壁16を貫通する挿通孔20が形成されている。前記挿通孔20の両端側には保持溝21が開口形成されている。挿通孔20内に挿通されたバー材12を保持溝21内で折り曲げることにより、保持溝21内にバー材12の折り曲げ箇所が保持されてバー材12の周方向への回転が防止される。それと同時に、バー材12により配線用ボックス11の相対向する側壁16の底壁15側が補強される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば建築物内のコンクリート壁の支骨をなす鉄筋に支持、固定される配線用ボックスに関するものである。
従来より、例えば建築物内のコンクリート壁面にコンセント等の配線器具を取り付けるために、コンクリート壁内には配線用ボックスが埋設されている。この配線用ボックスは、コンクリート打設前に、コンクリート壁形成のために構築された鉄筋にバー材により支持されて位置決めされている。上記のように使用される配線用ボックスとしては例えば特許文献1に開示される構成のものが知られている。
この配線用ボックスは、四角板状をなす底壁とその底壁の側縁に立設された側壁とにより前面に開口を有する有底四角箱状に形成されたボックス本体を備えている。そのボックス本体の相対向する左右両側壁の外面両側部の相対向する位置にはそれぞれ略直方体状をなす突出部が突設されている。同一側壁で前記相対向する突出部において、それら突出部の相対向する位置にはそれぞれ金属棒製のバー材を挿通可能とする挿通孔が貫通形成されている。また、各突出部の外端面には前記挿通孔に連通し、同突出部の隣接する2面に跨って開口する溝部が形成されている。前記バー材は断面円形状をなし、手により三次元方向に自在に曲げ変形可能であるとともに、所要の突っ張り強度を有している。
さて、上記配線用ボックスを一対のバー材を使用して鉄筋に支持させるには、まず、各バー材をそれぞれ相対向する突出部の挿通孔に挿通し、さらに、各バー材の両端側を前記溝部に沿って外方へ折り曲げる。そして、一対のバー材を配線用ボックスに取り付けた後、それらバー材の両端側をそれぞれ鉄筋側へ折り曲げ、同鉄筋に固定することにより、配線用ボックスを鉄筋に対して所望する位置に位置決めして支持させることができる。
特許第2829358号公報
ところが、上記従来の配線用ボックスは、挿通孔が形成された突出部が側壁の両端側外面から外方へ突設されている。そのため、突出部に挿通されて配線用ボックスに取り付けられたバー材はボックス本体の側壁外面に沿って取り付けられ、突出部を貫通している部分以外はボックス本体の外側に露出している。従って、コンクリートが打設されたとき、側壁にはコンクリート打設圧が直接的に作用し、その側壁が変形してしまうおそれがあるという問題があった。
また、複数個の配線用ボックスの保管、運搬時に、隣接するボックス本体同士の間で突出部が障害となるため、ボックス本体同士を密接させることができず、配線用ボックスの保管、運搬スペースを広く取らなければならず非常に不便であるという問題があった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、バー材によりボックス本体の側壁を補強して外力によるボックス本体の変形を防止することができる配線用ボックスを提供することにある。その他の目的としては、保管、運搬時に複数個のボックス本体同士を密接させることができ、狭いスペースで保管、運搬を行うことができる配線用ボックスを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、バー材が挿通されるバー材挿通部を備え、同バー材挿通部に挿通されたバー材の両端側を建築物内の構築物に固定することにより当該構築物に支持される配線用ボックスであって、開口を有する有底四角箱状をなすボックス本体備え、当該ボックス本体の相対向する側壁の底壁側に前記バー材挿通部を一体形成するとともに、当該バー材挿通部に前記側壁内を貫通する挿通孔を形成し、同挿通孔に挿通されたバー材により前記側壁を補強するように形成し、前記挿通孔の両端側にボックス本体のコーナ部を形成する隣接する2つの側壁に繋がる保持溝を凹設し、前記挿通孔内に挿通されたバー材の両端側を保持溝内で折り曲げることによりそのバー材の折り曲げ箇所を保持溝内で保持可能に形成したことを要旨とする。
本発明によれば、バー材によりボックス本体の側壁を補強して外力によるボックス本体の変形を防止することができる。また、保管、運搬時に複数個のボックス本体同士を密接させることができ、狭いスペースで保管、運搬を行うことができる。
また、挿通孔内におけるバー材の周方向への回転を防止することができる。従って、バー材の回転によるボックス本体の傾きや位置ずれを防止して、ボックス本体を建築物内の構築物の所望する位置に固定することができ、そのボックス本体に取り付けられる配線器具を建築物内の所望する位置に取り付けることができる。
以下、本発明を具体化した配線用ボックスの一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1に示すように、配線用ボックス11は、バー材12を挿通可能なバー材挿通部13を備え、当該バー材挿通部13に挿通されたバー材12の両端側を建築物内の構築物としてのコンクリート壁の支骨をなす鉄筋14に固定することにより、当該鉄筋14に支持されるものである。前記バー材12は断面円形状に延びて手により三次元方向に折り曲げ可能に形成され、所要の突っ張り強度を有している。
前記配線用ボックス11について具体的に説明する。なお、本実施形態の配線用ボックス11の上下及び左右は図2における配線用ボックス11の上下及び左右に対応する。
図1及び図2に示すように、合成樹脂材料製の配線用ボックス11は、正面正方形状の底壁15及びその底壁15の周縁に立設された平板状をなす側壁16より開口を有する有底四角箱状に形成されたボックス本体17を備えている。図2に示すように、ボックス本体17の上下に相対向する側壁16にはそれぞれ配線器具、配線器具保持枠又はボックスカバー(いずれも図示せず)を取り付けるための取付孔18が設けられている。また、図1、図3及び図4に示すように、各側壁16にはそれぞれ配線、配管を挿通可能とするノック19が2箇所ずつ形成されている。
図2に示すように、ボックス本体17の相対向する左右各側壁16の底壁15側には、左右各側壁16の長さ方向に延びるバー材挿通部13が底壁15及び左右各側壁16に一体形成されている。図2に破線に示すように、前記バー材挿通部13には、左右各側壁16の長さ方向に沿って延びる挿通孔20が貫通形成されている。そして、図5に破線に示すように、各挿通孔20内にバー材12が挿通されることにより、バー材挿通部13が一体形成された前記左右各側壁16内にバー材12を貫通させることができる。
図2に破線、図3及び図4に示すように、ボックス本体17の4箇所のコーナ部には、それら各コーナ部を形成する隣接する側壁16(左側壁16と上側壁16、左側壁16と下側壁16、右側壁16と上側壁16、右側壁16と下側壁16)に繋がる保持溝21が開口形成されている。図4に示すように、各保持溝21は前記挿通孔20の両端側に形成され、挿通孔20の延長線上に位置する上下各側壁16から隣接する左右各側壁16に延びるように凹設されている。また、各保持溝21の幅は前記バー材12の直径より若干長く形成され、図5に二点鎖線に示すように、前記上下各側壁16の外方から保持溝21を介して挿通孔20内へバー材12を挿通することができる。配線用ボックス11にバー材12が取り付けられることにより、それら配線用ボックス11及びバー材12よりなる配線用装置としての配線用ボックス装置が形成されるようになっている。
図6に示すように、配線用ボックス11に取り付けられたバー材12の両端部はそれぞれ建築物内に設置された鉄筋14にバインド線25等により結束、固定される。そして、バー材12が鉄筋14に固定されることにより鉄筋14に対して配線用ボックス11が支持されるとともに、鉄筋14に位置決め固定される。
次に、上記構成の配線用ボックス11の使用方法を作用とともに説明する。
まず、複数個の配線用ボックス11が保管又は運搬されている状況において、配線用ボックス11の底壁15及び各側壁16の外面は平面状に形成されているため、隣接するボックス本体17同士は密接可能となる。そのため、配線用ボックス11の保管スペース又は運搬スペースの省スペース化が図られる。
さて、図5に2点鎖線に示すように、一対のバー材12をそれぞれ一方の保持溝21から挿通孔20内を通過させて他方の保持溝21から突出させる。すると、各バー材挿通部13内にバー材12がそれぞれ挿通されるとともに、ボックス本体17の左右各側壁16内をバー材12が貫通する。
次いで、図5に実線に示すように、挿通孔20に挿通されたバー材12の両端側の上下各側壁16からの突出長さが同じとなるように挿通孔20内でのバー材12の位置を調整する。次に、各バー材12の両端側をそれぞれ挿通孔20の開口内周縁に当接した位置を支点として折り曲げる。このとき、保持溝21の開口を形成する相対向する内面に沿って各バー材12の両端側を折り曲げることができ、各バー材12の端部を、同バー材12の軸線上に位置するように折り曲げることができる。そして、各バー材12の両端側はそれぞれ配線用ボックス11の外方へ折り曲げられる。
折り曲げられた各バー材12の端部側外面が保持溝21の内面に当接すると、バー材12は同バー材12の軸方向に対して約90度をなすように折り曲げられる。図1及び図5に示すように、バー材12が保持溝21内で折り曲げられた状態において、そのバー材12の折り曲げ箇所の相対向する外面は保持溝21の相対向する内面に当接する。
そのため、そのバー材12の折り曲げ箇所は保持溝21内で保持され、挿通孔20内におけるバー材12の周方向への回転が防止可能となる。また、バー材12の両端側はそれぞれ折り曲げられているため、その折り曲げ箇所か保持溝21内面に当接することによりバー材12の挿通孔20内からの抜脱が防止される。
その結果、一対のバー材12がそれぞれバー材挿通部13に挿通された状態で配線用ボックス11に取り付けられ、配線用ボックス装置が形成される。バー材12の配線用ボックス11に対する取付状態において、各バー材12は左右各側壁16内を同左右各側壁16の長さ方向に沿って貫通しているため、そのバー材12により左右各側壁16が補強される。また、各バー材12の中央部は左右各側壁16により保護される。
続いて、図6に示すように、各バー材12の両端部をそれぞれ鉄筋14方向へ折り曲げ、各バー材12の両端部をそれぞれ鉄筋14に沿ってバインド線25で結束する。このとき、各バー材12の両端側は折り曲げられているため、配線用ボックス11からバー材12が抜け落ちることがなく、バー材12を鉄筋14に取付ける作業が速やかに行われる。その結果、鉄筋14に対して配線用ボックス11が支持され、配線用ボックス装置が鉄筋14に支持される。
さて、配線用ボックス11が鉄筋14に支持された状態において、配線用ボックス11を挟むように一対の型枠23を立設し、一方の型枠23を配線用ボックス11の開口側端面に当接させる。さらに、その型枠23により配線用ボックス11を鉄筋14方向へ押圧すると、各バー材12は鉄筋14までの間隔が短くなる方向に力が加わって撓み変形し、配線用ボックス11は鉄筋14方向へ後退するとともに、バー材12の弾性力により配線用ボックス11を型枠23方向へ押圧する。その結果、型枠23に対して配線用ボックス11の開口側端面が密接される。
このとき、前記押圧により各バー材12を周方向へ回転させる力が作用しても、各バー材12の折り曲げ箇所がそれぞれ保持溝21内に保持されているため、各バー材12のバー材挿通部13内における周方向への回転が防止される。従って、配線用ボックス11の型枠23への密接状態が維持される。
続いて、一対の型枠23間にコンクリート(図示せず)を打設する。このとき、バー材12により左右各側壁16が補強されているため、外力としてのコンクリート打設圧によりボックス本体17の底壁15の左右両側部及び左右各側壁16が変形するのが防止される。
また、コンクリート打設圧により各バー材12を周方向へ回転させる力が作用しても、各バー材12の折り曲げ箇所外面の保持溝21内面への当接によりバー材12が周方向へ回転するのが防止される。加えて、打設圧によりバー材12を下方へ移動させる力が作用しても、各バー材12の保持溝21内面への係止によりバー材12がバー材挿通部13内から抜脱するのが防止される。その結果、配線用ボックス11の型枠23への密接状態が維持されるとともに、バー材12の回転及び移動に伴う配線用ボックス11の位置ずれや傾きが防止される。
そして、コンクリート硬化後、型枠23を除去することによりコンクリート壁(図示せず)が構築されるとともに、そのコンクリート壁に配線用ボックス11が配設される。その後、配線用ボックス11に配線器具(図示せず)が取り付けられる。配線用ボックス11はコンクリート壁の所望する位置に配設されているため、その配線用ボックス11に取り付けられた配線器具はコンクリート壁の所望する位置に設置される。
上記実施形態の配線用ボックス11によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)各バー材挿通部13の挿通孔20にそれぞれバー材12が挿通されることにより配線用ボックス11の左右各側壁16の底壁15側内をバー材12が貫通するため、それらバー材12により左右各側壁16を補強することができる。従って、バー材12が配線用ボックス11の側壁16外側に配設されていた従来と異なり、コンクリート打設圧による側壁16の変形を防止することができる。
(2)コンクリート打設圧による配線用ボックス11の変形を防止することができるため、配線用ボックス11への配線器具の取付が不可能になったり、配線用ボックス11に取り付けられた配線器具が傾いたり、がたついたりするといった不具合を防止することができる。
(3)バー材12を保持溝21内で折り曲げることにより、ボックス本体17の各コーナ部を形成する隣接する側壁16間に跨るようにバー材12を配線用ボックス11に取り付けることができる。そのため、バー材12により配線用ボックス11のコーナ部を補強することができ、コンクリート打設圧によるコーナ部の変形を防止することができる。
(4)配線用ボックス11の底壁15及び側壁16外面は平面状に形成されているため、複数個の配線用ボックス11を保管又は運搬したとき、隣接するボックス本体17同士を密接させることができる。そのため、配線用ボックス11の外面に突出部が突設されていた従来と異なり、配線用ボックス11の保管又は運搬スペースの省スペース化を図ることができる。
(5)また、配線用ボックス11の外面に突出部が突設されていた従来と異なり、配線用ボックス11の材料の節約を図ることができる。
(6)挿通孔20は左右各側壁16の長さ方向全体に貫通形成されているため、バー材12は挿通孔20に案内されてバー材挿通部13内に挿通される。そのため、配線用ボックス11の外面の相対向する位置に突設された突出部の相対向する位置にバー材12を挿通していた従来と異なり、バー材12をバー材挿通部13に挿通して配線用ボックス11に取付ける作業を容易に行うことができる。
(7)バー材12の中央部全体が左右各側壁16内を貫通するため、バー材12の中央部は側壁16により保護されている。そのため、バー材12の両端部のみが突出部に保護されていた従来と異なり、コンクリート打設圧がバー材12の中央部に直接的に作用することがなくバー材12の中央部の変形を防止することができる。従って、バー材12の中央部の変形によるバー材12の両端側の突出長さのずれ等を防止して配線用ボックス11の位置ずれや傾きを防止することができる。
(8)バー材12の折り曲げ箇所が保持溝21内に保持されるため、挿通孔20内におけるバー材12の周方向への回転を防止することができる。従って、バー材12の回転による配線用ボックス11の傾きや位置ずれを防止して、配線用ボックス11をコンクリート壁の所望する位置に埋設することができるとともに、その配線用ボックス11に取り付けられる配線器具をコンクリート壁の所望する位置に取り付けることができる。また、配線用ボックス11の開口側端面と型枠23との間に隙間が形成されるのを防止することができ、その隙間から配線用ボックス11内にコンクリートが侵入するといった不具合を防止することができる。
(9)また、バー材12の両端側の折り曲げ箇所の保持溝21外面に対する係止によりバー材12の挿通孔20内からの抜脱を防止することができる。従って、鉄筋14に取り付けられた配線用ボックス11の位置ずれや傾きを防止することができ、その配線用ボックス11に取り付けられる配線器具をコンクリート壁の所望する位置に配置することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・保持溝21を省略し、バー材挿通部13に挿通されたバー材12を側壁16外面に沿って折り曲げて、側壁16外面とバー材12の折り曲げ箇所外面との係止によりバー材12のバー材挿通部13からの抜脱を防止してもよい。
・底壁15と側壁16とにより形成されるボックス本体17のコーナ部に繋がるように保持溝21を形成し、バー材挿通部13に挿通されたバー材12を底壁15側へ折り曲げ可能に形成してもよい。例えば、上下各側壁16から底壁15へ繋がるように保持溝21を形成してもよい。
・保持溝21を省略するとともに、側壁16外面に同側壁16を切り起こして一対の突片を形成する。そして、バー材挿通部13に挿通されたバー材12の両端側を折り曲げた後、そのバー材12の折り曲げ箇所を一対の突片間に挿通し、前記突片をかしめて配線用ボックス11にバー材12を回転を防止した状態で取り付けてもよい。
・また、保持溝21を省略するとともに、側壁16にバー材12が嵌合可能な凹部を形成する。そして、バー材挿通部13に挿通されたバー材12の両端側を折り曲げた後、そのバー材12の折り曲げ箇所を凹部に嵌め込み、そのバー材12を固定ビスの頭部と側壁16とで挟持するように同固定ビスを側壁16にねじ込んでバー材12を回転を防止した状態に取り付けてもよい。
・実施形態では、バー材12を手により三次元方向に折り曲げ可能なものを使用したが、折り曲げ不能なバー材12を使用し、バー材12を折り曲げずに鉄筋14に固定してもよい。
・実施形態では、建築物内の構築物としてコンクリート壁の支骨をなす鉄筋14に配線用ボックス11を固定したが、構築物としてコンクリート柱、コンクリート床等の支骨をなす鉄筋14に配線用ボックス11を固定してもよい。また、建築物内に立設されたC型鋼、H型鋼等間に架設された構築物としての支持バーに配線用ボックス11に挿通されたバー材12を固定して配線用ボックス11を取り付けてもよい。このように構成した場合、外力等が配線用ボックス11に作用しても左右各側壁16に挿通されたバー材12によりそれら側壁16の変形を防止することができる。
・実施形態では、一個の配線用ボックス11の左右各側壁16にバー材12を挿通したが、二個以上の配線用ボックス11の相対向する側壁16にバー材12を挿通し、それらバー材12を鉄筋14に固定して二本のバー材12に二個以上の配線用ボックス11を支持させてもよい。このように構成した場合、配線用ボックス11の側壁16外面は平面状に形成されているため、隣接するボックス本体17同士を密接させることができる。そのため、配線用ボックス11の外面に突出部が突設されていた従来と異なり、配線用ボックス11に取り付けられる配線器具を近づけて設置することができる。
次に上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)バー材と、同バー材が挿通されるバー材挿通部を備え、同バー材挿通部に挿通されたバー材の両端側を建築物内の構築物に固定することにより当該構築物に支持される配線用ボックスとよりなる配線用装置であって、前記配線用ボックスは開口を有する有底四角箱状をなすボックス本体を備え、同ボックス本体の相対向する側壁の底壁側に前記バー材挿通部が一体形成されているとともに、当該バー材挿通部に前記側壁内を貫通する挿通孔が形成され、同挿通孔に挿通されたバー材により前記側壁を補強するように形成したことを特徴とする配線用装置。このように構成した場合、バー材により配線用ボックスの側壁を補強して外力による配線用ボックスの変形を防止することができる。 従って、配線用ボックスへの配線器具の取付が不可能になったり、配線用ボックスに取り付けられた配線器具が傾いたり、がたついたりするといった不具合を防止することができる。
(2)前記挿通孔の両端側にボックス本体のコーナ部を形成する隣接する2つの側壁に繋がる保持溝を凹設し、前記挿通孔内に挿通されたバー材の両端側を保持溝内で折り曲げることによりそのバー材の折り曲げ箇所を保持溝内で保持可能に形成したことを特徴とする前記技術的思想(1)に記載の配線用装置。このように構成した場合、挿通孔内におけるバー材の周方向への回転を防止することができる。従って、配線用ボックスを構築物の所望する位置に設置することができる。
(3)前記バー材の折り曲げ箇所外面と保持溝内面との係止によりバー材挿通部からのバー材の抜脱を防止可能に形成したことを特徴とする配線用ボックス。このように構成した場合、建築物内の構築物に取り付けられたボックス本体の位置ずれや傾きを防止することができ、配線器具を建築物内の所望する位置に配置することができる。
実施形態の配線用ボックスの設置状態を示す斜視図。 実施形態の配線用ボックスを示す正面図。 実施形態の配線用ボックスを示す側面図。 実施形態の配線用ボックスを示す底面図。 バー材挿通部にバー材を挿通した状態を示す斜視図。 型枠間に設置された配線用ボックスを示す側断面図。
符号の説明
11…配線用ボックス、12…バー材、13…バー材挿通部、14…建築物内の構築物としての鉄筋、15…底壁、16…側壁、17…ボックス本体、20…挿通孔、21…保持溝。

Claims (1)

  1. バー材が挿通されるバー材挿通部を備え、同バー材挿通部に挿通されたバー材の両端側を建築物内の構築物に固定することにより当該構築物に支持される配線用ボックスであって、
    開口を有する有底四角箱状をなすボックス本体備え、当該ボックス本体の相対向する側壁の底壁側に前記バー材挿通部を一体形成するとともに、当該バー材挿通部に前記側壁内を貫通する挿通孔を形成し、同挿通孔に挿通されたバー材により前記側壁を補強するように形成し、
    前記挿通孔の両端側にボックス本体のコーナ部を形成する隣接する2つの側壁に繋がる保持溝を凹設し、前記挿通孔内に挿通されたバー材の両端側を保持溝内で折り曲げることによりそのバー材の折り曲げ箇所を保持溝内で保持可能に形成したことを特徴とする配線用ボックス。
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